２００７年

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ブット元首相暗殺について．．．２００７年１２月２９日

　２７日、パキスタンの元首相ブット氏が暗殺されました。日経ネットから抜粋します。

　・・・＜日経ネットから抜粋＞・・・

ブット元首相が死亡、パキスタンでテロ

　【ニューデリー＝小谷洋司】パキスタンの首都イスラマバード郊外にあるラワルピンディで27日、野党指導者ブット元首相の選挙集会を狙ったテロ事件があり、ブット氏は死亡した。爆発などによる死者は少なくとも20人に達したもよう。野党指導者の暗殺でパキスタンの政情は一気に緊迫しそうだ。

　・・・＜抜粋終了＞・・・


　私はジュセリーノ氏の本に、このブット氏暗殺が記述があったような気がして、さっそく本を調べてみました。すると確かにありました。『未来予知ノート』から抜粋します。


　・・・＜『未来予知ノート』ｐ１０１から抜粋＞・・・

　２００７年１０月１６日から１８日のあいだに、パキスタンでベナジル・ブット元首相に対するテロ攻撃が起き、百人以上の死者が出るでしょう。

　・・・＜抜粋終了＞・・・

　ジュセリーノ氏が、地元ブラジルのテレビ司会者（アンナ・マリア・ブラガ氏）宛に送った手紙の一部にこの預言があり、場所はアグデス・デ・リヤード市で２００７年７月２０日に執筆となっているようです。

　実際に起きたのは１２月２７日ですから、２ヶ月以上の開きがあります。また１００人以上の死者とありますが、実際にテロの現場では、少なくとも２０名の死者とあります。とはいえ、実際にジュセリーノ氏の預言のとおりのことが起きると、震撼としてしまいます。
　なぜならこれから起こるであろうジュセリーノ氏の預言の内容を知ったら、人類の悲惨以外のなにものでもないと思うからです。

　話題をもう一つ。
　もうあと１年をきった、米大統領選挙に関してです。ジュセリーノ氏は『未来予知ノート』で、２００８年の大統領選挙で勝利するのはアル・ゴア元副大統領だと預言しています。しかしゴア氏は今年の２月１７日の時点で、大統領選挙には出馬しないと明言しています。１月３日のアイオワ州の党員集会での投票と、８日のニューハンプシャー州での予備選挙で、共和党と民主党の候補が決まるようです。ですからゴア氏が出馬することがあっても民主党から出馬することはありえないことになります。以前のロス・ペロー氏のように、無党派層の支持を頼みに出馬するということでしょうか。もしそうだとしたら、極めて不利な状態だといえます。これは大いに注目していきたいところです。

（２００７年１２月２９日）

　　ブット元首相暗殺についての訂正


　昨日PeerGyntさんからメールをいただき、ジュセリーノ氏の預言は的中していたという指摘を受けました。
　ブット元首相は、１０月１８日にパキスタンに帰国し、その直後に南部カラチで自爆テロに遭い、１３０人を超える死者が出ていたとのことです。
　私はてっきりジュセリーノ氏の預言は、１２月２７日のブット元首相の暗殺のことだと思っていたのですが、早とちりでした。
　その辺の様子を asashi.com から抜粋します。


　・・・＜asashi.comから抜粋＞・・・

　政権復帰を狙うブット氏は総選挙に向けて１０月に帰国を強行したが、その直後、カラチで同氏を狙った連続爆弾テロが発生。１３０人以上が死亡したが、その後もブット氏は活動を続けていた。

　・・・＜抜粋終了＞・・・


　つまりブット氏がテロに襲われるという預言はすでに現実のものとなっていて、私がそれを知らずに１２月２７日のブット氏暗殺事件のことだと思ってしまったわけです。ジュセリーノ氏の預言をよく読むと、ブット氏がテロに遭うと書いてありますが、そこで死亡するとは書いていません。私の勘違いでした。どうもすみませんでした。

　それにしても、ジュセリーノ氏の預言は、また当たってしまったようです・・・

ジュセリーノ氏の講演会．．．２００７年１２月２１日

　１８日、東京多摩市で行なわれたジュセリーノ氏の講演会に行ってきました。
　講演で、『ジュセリーノ預言集�T』に載っていないような情報があったら、ここにアップしようと思っていたのですが、残念ながら新しい預言はありませんでした。講演会場で渡邊延朗さんの姿を見たのですが、その渡邊さんから２０日に届いたメルマガにも、特段新しいものはないと書いてありました。
　じゃあ何も書かないとなると、せっかく講演会に行った甲斐がないので、２つほど話題を書こうと思います。
　１つはカナリア諸島の火山の爆発です。まず新しく出版された『未来予知ノート』と『ジュセリーノ預言集�T』から、それに関する預言を抜粋します。


　・・・＜『未来予知ノート』、『ジュセリーノ預言集�T』から抜粋＞・・・

　・２０１３年１１月１日から２５日のあいだに、カナリア諸島でクンブレ・ビエハ火山が噴火し、連鎖反応で大津波を引き起こして、数百万人の死者が出る。

　・カナリア諸島で１１月１日から２５日の間に、ラ・パルマ島で火山が噴火して地震が発生する。その直後に１５０メートルの巨大津波が発生する。この津波は大西洋のすべての海岸へ７時間以上かかって到達し、カリブ、ヨーロッパ、アメリカ、ブラジルには８０メートルの津波が１５キロから２０キロメートルほど内陸まで侵入する。

　・・・＜抜粋終了＞・・・


　ジュセリーノ氏は、このクンブレ・ビエハ火山の航空写真のスライドを使って説明していました。海岸に面した火山が大爆発を起こし、海に崩れ落ちると言っていました。私がこの話題を取り上げる気になったのは、ジュセリーノ氏がこの自然災害は、地球上で最大の惨事をもたらすと表現したからです。近いところでは、２００８年９月１３日に日本の東海地方にＭ８．６の巨大地震が起こると言っています（その場合、３万人の被災者に、６００人の死者と言っています）。ただしこの地震は、日本でなく中国で起こる可能性もあり、その場合はＭ９．１で１００万人を超える犠牲者と言っています。仮に中国で起こったとしても、クンブレ・ビエハ火山が爆発したら数百万人の死者と言っているので、この被害をかるく超えています。まさに人類史上最大の惨事となることでしょう。
　私が気になるのは、２０１３年となると、もうあと６年後の近未来であることと、ジュセリーノ氏が、この火山の爆発は抑えられないと言ったことです。ジュセリーノ氏はよく９０％の確率で当たる預言者と表現されていますが、ジュセリーノ氏自らが、“必ず起こる”と言ったわけです。これは大いに注目したいところです。
　私はさっそくカナリア諸島を地図で探したのですが、アフリカ大陸の北西部にあります。スペインとは離れていますが、スペイン領だそうです。位置的には、被害を受けるのは大西洋に面した諸国となりそうで、幸いなことに日本には影響が少ないように見えます（これは私の勝手な印象ですが）。

　もう一つは、やはり地球に激突する可能性のある小惑星、２００２ＮＴ７です。
　この話題は当ＨＰで、すでに何度もしています。ジュセリーノ氏はこの惑星が地球に激突する可能性を６０％と言っています。私が驚いたのは、ジュセリーノ氏が、この６０％という確率をＮＡＳＡも認めていると言ったことです。本当でしょうか！　私は当ＨＰでこの小惑星が発見された２００２年に、新聞記事を紹介していますが、そこではＮＡＳＡは地球に衝突する可能性は１００万分の１と言っていたのです。もし本当にＮＡＳＡが６０％の確率と言ったのなら、パニックというか大騒ぎになってしかるべきだと思うのですが、そんな話は聞きません。通訳の間違いでしょうか。あるいは私の聞き違いでしょうか。誰か知っている人がいたら、教えて下さい。
　ジュセリーノ氏によれば、もし直径２キロメートルのこの小惑星が地球に激突としたら、一つの大陸が破壊されるほどの衝撃があるといいます。激突の衝撃で舞い上がった塵が空を覆って日の光を遮り、２年間は植物が育たないそうです。その結果、人類の３分の１は死滅するといいます。
　さらに次の小惑星アポフィスですが、本では２０２９年に地球への衝突起動に入り、２０３６年に８０％の確率で激突するとあります。この２０２９年の衝突起動ですが、講演では２０２９年に地球の周りを回っていくと言っていました。つまり２０２９年に地球の近傍の起動を回って通過し、地球に激突する軌道に入るということのようです。


　＊　＊　＊　＊　＊


　私が講演会にわざわざ行くのは、情報だけでなく、その人となりの姿を見たいということもあります。私はジュセリーノ氏が、どのような人物か見てみたいと思っていました。渡邊氏はジュセリーノ氏を長身と言っていますが、私は特にそうとは見えませんでした。ただ身体はがっちりしていて、声も力強くとおっていました。母国ブラジルでは子煩悩な父親と紹介されていたので、やさしい声と雰囲気を持った人を思い描いていたのですが、少しイメージが違いました。会場で知り合いの方に会ったのですが、その方は、ジュセリーノ氏を政治家みたいだと言っていました。政治家のように、講演も上手く、声も張りがあって聴衆に語りかけてくる感じなのです。

　昨日（２０日）テレビでジュセリーノ氏の番組が放映されましたが、色々と面白かったです。ジュセリーノ氏が、事件や事故の起こっている場面を、どのように観察しているかがわかりました。さらにジュセリーノ氏が眠っているときの脳波の突然の乱れとか、来年の１月末に、東京で大雪が降るとか目新しい話がありました。大地震とか大規模テロなどが注目を集めますが、私は大雪といったそれほど重要でないこの預言に注目しています。
　『ジュセリーノの未来予知ノート』もさっそく買って読んでみましたが、講演と違いこちらの方は、色々新しい情報がたくさん載っていました。日本で安全なところとして北海道が紹介されていて、興味深いです。

　これはたいしたことではないのですが、テレビを観て一つ気になることがありました。２０１０年のＦＩＦＡワールドカップ、南アフリカ大会の予想です。テレビでは、

　１位．．．ブラジル
　２位．．．ドイツ
　３位．．．フランス
　４位．．．イングランド

　と放送されていました。でも『ジュセリーノの未来予知ノート』のｐ１９３には以下のように書かれています。

　１位．．．ドイツ
　２位．．．フランス
　３位．．．イタリア
　４位．．．ブラジル


　まあ、どうでもいい話ですが、サッカー好きの私としては気になるところです。本の方が間違っているということでしょう。
　『ジュセリーノの未来予知ノート』をまだ買って読んでない方の為に、気になる２００８年の日本の地震預言を紹介します。

・２００８年２月１５〜２８日　　　Ｍ６．３　（川崎）
・２００８年４月または５月１４日　Ｍ６．７　（千葉）
・２００８年８月６日　　　　　　　Ｍ６．５　（東京）
・２００８年９月１３日　　　　　　Ｍ８．６　（東海、ただし中国で起きる可能性もある）

　日本ではないのですが、２００８年１月１５日にインドネシアのバリ島でＭ７．５の地震で、死者５０００人を超える可能性と預言されています。これから１ヶ月もしないうちの預言ですので、注目しておこうと思います。
　その他、２０１０年までの日本の消費税が３５％にも達する可能性があると書かれています。これは、さすがの私も信じがたいところです。とはいえ『ジュセリーノの未来予知ノート』にはとても興味深い預言が満載で、興味のある方は、ぜひ読んでみて下さい。

断食日記．．．２００７年１１月１３日〜２３日

　２００７年１１月１３日（火）．．．[断食前日]

　明日から１週間の断食修行に入ります。
　思えばこれまでの人生で、１日の断食すらやっとことがありませんでした。１食抜くというのは、けっこうありました。忙しくて朝食や昼食を抜くということは、私でなくても誰しも経験のあることだと思います。
　人に話を聞くと、けっこう断食の経験がある人はいるようです。
　今回知り合いになったＨさんから色々な情報を聞くことが出来ました。彼はすでに２週間の断食経験があり、先月（１０月）には３週間の断食に挑戦し、軽々（？）とクリアーしたばかりの剛の者です。Ｈさんによると、断食で唯一問題なのは、食べないことによる恐怖心だと言います。食べなくても身体は平気なんだそうです。しかし食べないと身体に悪いとか、体力がもたないんじゃないかという固定観念が、人々を不安にするのだそうです。それさえ乗り切れば、大丈夫だと言います。

　Ｈさんの言うことは、私も頭では理解できます。
　しかし身体が、言うことを聞くのかというと、正直なところちょっと不安もあります。こうしてネットで断食をやると華々しく宣言したはいいが、結局途中で断念なんて、かっこ悪いことになるかもしれません。意志は固くても、体力が極端に衰えて病院のお世話になる可能性だって、ゼロではありません。身体を壊してしまっては元も子もないわけですから、その場合は思い切って止めようと思っています。

　断食の準備として、今日寝る前に、タケダ漢方便秘薬の錠剤４粒を粉状にすりつぶして飲みました。もちろん断食に合わせて、排泄を促すためです。私は胃腸が弱く下痢体質なので便秘薬を飲むのは、たぶん生まれて初めてだと思います。さらに私は現在、薬をというものを一切摂らない方針なので、胃腸薬を飲むのは１５年ぶり（２０年かもしれない）ぐらいです。さぞかし効くことでしょう。
　もちろん、断食を始める前の体重と胴周りの測定を行いました。これから毎日、それがどのくらい減ったか、計測していくつもりです。

　体重の増減．．．０ｇ
　胴周りの増減．．０ｃｍ


　２００７年１１月１４日（水）．．．[断食１日目（初日）］

　現代人の不健康の大きな原因の一つは食べ過ぎである・・・、これをどの本で読んだか、テレビで見たか、ネットで見たか忘れてしまったのですが、確かにそのとおりじゃないかと直感的に感じたのを覚えています。
　とはいえ今は、食べ過ぎだけでなく食物に含まれてる様々な防腐剤のような食品添加物や農薬の残留物、はたまた浅井敏雄さんが言うような魚貝類に含まれる除草剤から流れ出たダイオキシン様の毒物が、もっと大きな原因ではないかと思うようになりました。とはいえ、いっぱい食べる人間は、それだけいっぱい毒物を身体に入れるわけですから、やはり大食いは危険だと言えそうな気がします。今テレビで人気のギャル曽根ちゃんは、長生きできないんじゃないかと思ったりします。でも彼女の場合は、いっぱい食べるけど、いっぱい出すということなので、あまり身体に毒物が溜まらない体質なのかもしれません。

　そういった考えもあって、私はこのところずっと１日２食です。正確に言うと、昼食の１食と、ビール＋夕食をかねたつまみです。ですからたぶん一般の現代人より、食は少なめだと思います。以前ゲリーさんの個人セッションで、私の食生活について聞いたことがあったのですが、「食べる量が少ない」と指摘されて複雑な思いをしたことがあります。断食の準備として、断食開始の数日前から食の量を減らすということをやるようですが、私の場合年中やっていたわけで、準備だけは整っていたというところでしょう。

　今日の昼食は１杯の水でした。それを少しづつ口に含み、ひたすら噛みます。断食期間中は、水は“飲む”ものではなく、“食べる”ものというわけです。そうすると１杯の水を“食べた”後は自然と、ごちそうさまの一言が出てきます。
　１食を抜くぐらいは、普通にやっていたので今日の昼過ぎまでは平気でした。しかし夕食の（というかビールを飲む）時間が近づくと、やっぱり腹が空いたという実感が湧いてきました。夕方、仕事場から自転車で家に帰る途中で、家々の食事の仕度の匂いがただよってきました。普段は、そんな匂いなど気にならないのですが、ただよってきた美味そうなカレーライスの匂いに、「ああ、カレーが食べたい・・」と思ってしまったのでした。
　興味があるのは、こういった空腹感が常時続くのか、それとも周期的に来るのかです。あるいは、全く空腹感がなくなるのかです。Ｈさんによると、ある時期を過ぎると、食べないのが当たり前になっていくといいます。そうなったら、たぶん空腹感もなくなるのでしょう。ううっ、まだまだ先は長そうです・・・

　体重の増減．．．−２．０ｋｇ
　胴周りの増減．．−０．６ｃｍ


　２００７年１１月１５日（木）．．．[断食２日目］

　昨日の夜、寝る前に『今村式　断食療法のすすめ』（今村基雄著、ミネルヴァ書房）をパラパラとめくってみたのですが、これが実に面白くて、夢中になって読んでしまいました。そして私のやり方の間違いを発見してしまいました。
　断食初日の昨日は、水しか飲まなかったのです。断食とは本来、そんなものだろうという先入観があってそうしたのですが、どうやら違うようです。
　『今村式　断食療法のすすめ』、５５ページから今村氏の断食のやり方を紹介します。

（Ａ法）
　絶食第一日目から数種類の野菜とフルーツのジュースを午前１０時と午後３時にコップ１杯（２００ｍｌ）ずつ与え、絶食期間毎日続ける。
　水は１日量１５００〜２０００ｍｌをちびちび飲む。このＡ法は一番厳しい方法で若くて、充分体力がある人にやる。

（Ｂ法）
　腎炎、肝炎、糖尿病、または老人、虚弱者には、絶食の第一日目から絶食期間中ジュースの他に牛乳または豆乳を朝夕２００ｍｌずつ与える。これを５日、７日、１０日と続ける。

（Ｃ法）
　Ｂ法の絶食でも、体力上無理と思われる人には、始めからまたは４，５日目頃から、牛乳とジュースの他にさらに正午に豆腐３分の１丁を与える。少量のカツオブシと醤油をかける。

　もちろん私も本を読むまでは今村基雄氏を知らなかったのですが、日本での絶食療法の草分け的な存在の人のようです。もちろん医師で、昭和４７年には、カネミ油症の治療法として今村式絶食療法が厚生省に採用され、医学奨励賞を受けたとあるので、その道ではけっこう有名な人のようです。
　断食初日は水しか飲みませんでしたから、上記のＡ法より厳しいやり方をしていたわけです。Ａ法は一番厳しくて若くて体力のある人向きというのですから、中年のおっさんの私が、それ以上のものをやるのは危険なような気がします。こりゃあ、言うことを聞いた方がいいなと思い、１日に２〜３回は２００ｍｌの野菜ジュースを飲むことにしました。スーパーで塩分の入っていない野菜ジュースを探したら、けっこうありました（カゴメの野菜生活１００というのがあって、塩も砂糖も加えていないと書いてあったので買いました）。さらに初日は１リットル程度の水しか飲まなかったのですが、１〜１．５リットルを飲むように書いてあります。私は身長１８０ｃｍで、日本人としては大柄の方なので、１．５リットルぐらいはを飲んだほうがよさそうです。
　昼食に野菜ジュースを飲んだのですが、これが身体に染み入るような感じでした。Ｈさんによると、断食明けで最初に口にした食事は、本当に身体に染み入るように感じるそうです。約１日半ぶりの野菜ジュースは、本当に身体に染みていくようでした。そして１日半ぶりの栄養分に胃が驚いたのか、やたらとゲップが出ました。
　いやあ、今日はいっぱい“食べちゃった”ようです。満腹、満腹、アハハハハ・・・。

　体重の増減．．．−３．０ｋｇ
　胴周りの増減．．−１．４ｃｍ


　２００７年１１月１６日（金）．．．[断食３日目］

　前日紹介した『今村式　断食療法のすすめ』ですが、私にとって、とてもショックなことが書いてありました。
　それは断食が有効な病気と、むしろ断食が悪い影響を及ぼす病気があるというのです。その辺を、７５〜７６ページから紹介します。

　適応症

（１）消火器疾患
　慢性胃腸炎、過敏性大腸症候群、胃神経症、特に神経性嘔吐
　胃アトニー、脂肪肝、肥満型の慢性肝炎、慢性膵炎

（２）循環器疾患
　本態性高血圧

（３）呼吸器疾患
　気管支喘息、慢性気管支炎（やせ型、老人は不可）

（４）代謝、栄養疾患
　肥満症、高脂血症、肥満型の糖尿病、肥満型の通風

（５）腎、尿路疾患
　急性腎炎、慢性腎炎

（６）精神、神経疾患
　心身症、神経症、登校拒否、慢性頭痛、ＰＣＢ中毒による頭痛

（７）運動器疾患

（８）婦人科疾患
　更年期障害、冷え性、マダム症候群、不感症

（９）皮膚疾患
　尋常性座瘡（ニキビ）、アトピー性皮膚炎、長年月の化粧品まけ、慢性蕁麻疹
　薬疹その他の中毒疹、青年性疣贅、尋常性疣贅（イボ）

（１０）中毒症
　ＰＣＢ中毒その他農薬、食品添加物による慢性中毒


　禁忌症

（１）何病によらず、すでに重症に陥った者、衰弱の著しい者、やせ型の老人

（２）活動性結核、やせ型の糖尿病、インシュリン依存の糖尿病、やせ型の肝炎、肝硬変、胃、十二指腸潰瘍、精神病、テンカン、過去に心筋梗塞・脳卒中を起こした人。狭心症、不整脈。

（３）副腎皮質ホルモン剤投与中の者や、中止直後は反応が強くてやれない。中止後１ヶ月以上経過してからやること。

（４）原則として中学１年以下と６５歳以上の老人はやらない。肥満児は付き添いがあれば小学４年以上ならやれる。未成年は両親の同意を得ること。


　本山です。
　総じて言えることは、断食は肥満型に向いていて、やせ型は逆に向いていないということのようです。
　私は身長１８０ｃｍ、体重が６０ｋｇ以下なので、かなりのやせ型です。今村式によれば、断食に向いていないということになります。一瞬大丈夫かなと思ったのですが、とりあえず今までは何とかやってきました。しかし一番引っかかるのは、禁忌症の中に、不整脈があることです。私は以前（といっても、もうだいぶ前ですが）健康診断をしたとき、病気とまでは言えないが不整脈があると言われたことがあります。その頃に比べて、最近はだいぶ症状が進んでいるように感じるのです。時々ですが、脈が乱れたことがわかります（あの感触は嫌なものです）。断食初日にも、けっこう大きいやつを感じました。
　私にとって、これが一番やっかいな問題のようです。

　体重の増減．．．−４．０ｋｇ
　胴周りの増減．．−２．０ｃｍ


　２００７年１１月１７日（土）．．．[断食４日目］

　『今村式　断食療法のすすめ』によると断食の禁断症状、つまり腹が減ってしかたがないという時期は、断食開始後２日目の朝か、３日目の朝なんだそうです。
　私の場合は、２日目の朝も３日目の朝も平気でした。食べたいという欲求は、それほどありません。腹は常に減っている感覚があります。それでも食べたいという強い思いは、湧いてきません。しかし体の倦怠感は常に感じます。
　断食１日目と２日目はそれほどでもなかったのですが、３日目（昨日）は、かなり倦怠感がきました。体がだるくて、何かをする気力が湧かないという感じです。当然体力もなく、自転車で坂道を登るときは、ハアハアという状態でかなり疲労感を感じました。

　今日は４日目ですが、これから１日３杯の野菜ジュースに代わり、コップ１杯の水に、蜂蜜をスプーン１杯を加えたものに替えます。
　数年前に観たテレビで、食べなくても普通に生活している人が紹介されていました。
　一人は初老の女性で、一人は中年の男性です。どちらもロシアだったか東欧に人だったと記憶しています。初老の女性は息子か娘さんを亡くされて、もう生きる気力をなくされたそうで、ベットに臥して何も食べなくなったそうです。通常はそのまま死を迎えるのでしょうが、その女性はいったんは死線をさ迷った後、劇的に回復したというのです。もちろんその間、水も食料もいっさい口にしていません。それから水も飲まず、何も食べないで普通に生活できるようになったといいます。水を飲まなければ人間は確実に死ぬと言われていますが、その女性の肺はレントゲン写真を撮ってみると、異常に大きくなっていたそうです。おそらく、広くなった肺で生命の維持に必要なだけの水分を空気中から摂取しているのだろうということでした。じゃあ食べなくても平気なのはなぜ？　という疑問が残ります。その女性の悩みは、食事をいっさいしなくなった為に、友人とお茶を飲んだり、食事を楽しむ習慣がなくなり、友達がいなくなってしまったことだそうです。
　もう一人は、がっちりした体躯の男性で、彼は全く何も摂らないのではなく、水に蜂蜜を溶かしたものを摂っています。テレビでその男性の家族の食事風景が映されていたのですが、家族が食事をする中、彼だけはコップの蜂蜜入りの水を飲んでいるだけです。彼は、食事そのものがしたくないのだといいます。彼は１日に３時間ぐらい上半身裸になり、太陽に向かって立って、日の光を浴び続けます。おそらくそれが彼のエネルギー源なのでしょう。太陽の光を浴びることによって生命エネルギーを得ることができるというのは、精神世界の本で読んだ記憶があります。それにしても彼の体格は見事で、片手で腕立て伏せをやっていました。そういう生活が、もう何年も続いているそうです。

　私は彼の真似というわけではないのですが、今日から野菜ジュースの替わりに蜂蜜入り水を摂っています。とはいえ、上半身裸で太陽の光を浴びようとは思いません。もう１１月半ばで、外でそんなことをやったら風邪をひいてしまいます。でも蜂蜜入りが効いたのか、倦怠感がいっぱいだった昨日（３日目）よりは、少しは元気になった気がします。

　体重の増減．．．−４．５ｋｇ
　胴周りの増減．．−２．２ｃｍ


　２００７年１１月１８日（日）．．．[断食５日目］

　Ｈさんが言っていたことですが、断食していると睡眠時間が少なくてすむようになるそうです。『今村式　断食療法のすすめ』によると断食１日目はそうならないが、２日目以降は、１日平均５時間の睡眠で足りるようになるそうです。
　実際私はどうかというと、全然そうなりません。断食３日目なんか１０時間ぐらい寝ました。今朝も８時間程度は寝ていると思います。腹が減ったという感覚はあるのですが、じゃあ飯を食べたいかというとそうでもなく、ただけだるい感じです。今したいことは何かと聞かれると、食べることよりゆっくり眠ることです。でも昼間寝てしまうと（今日は日曜日なので寝るのは可能なのですが）、夜眠れなくなるので我慢しています。
　これは食べないから身体に運動エネルギーがなく、動けないという面がありますが、もう一つ重要な面があると思うのです。それが身体の毒出しです。断食していると身体のあらゆる器官から毒が排出されるといいます。食物を身体に取り入れると、その処理に追われて、毒は各臓器に溜められていくといいます。断食すると、この逆の流れが起きてくるそうです。
　これには体感できる証拠があります。
　おしっこですが、薬品臭い匂いがするのです。これはＨさんから聞いたのですが、自分でも体感しました。おそらく身体の中でさかんに排毒作用が起こっていて、体内に溜まった薬物を処理しているのだと思います。私は市販の薬はいっさい飲みませんが、食べ物にはいっぱい添加物（化学合成物）がはいっているのですから、それが出ているのだと思います。身体がけだると理由の一つは、その作用だと思うのです。なんとなく微熱があるような、風邪の初期症状のような感じです（でも体温を計ってみると３６．５分で平熱です）。私の場合、その作用による症状が人より強いのかもしれません。それで夜も普通の睡眠時間なのではないかと想像しています。

　断食５日間のあいだ、爪もヒゲもちゃんと伸びていました。
　食べてないのだから、どこから栄養もらってんの、と聞きたくなります。その伸び具合ですが、特段普段と変わらない気がします。注意深く見ていれば、多少は成長が遅くなっていることを発見できるのかもしれません。

　体重の増減．．．−５．０ｋｇ
　胴周りの増減．．−２．６ｃｍ


　２００７年１１月１９日（月）．．．[断食６日目］

　昼過ぎに下っ腹が痛くなってきて、これはひょっとすると宿便が出るんじゃないかと大いに期待してトイレに入ったのですが、出た便はなんの変哲もない普通の便でした。がっかりでした。
　『今村式　断食療法のすすめ』に宿便とは何かといった簡潔な説明があったので抜粋します。


　・・・＜『今村式　断食療法のすすめ』、８７ページより抜粋＞・・・

　結局、宿便とは、普通便のように食物残渣はまったく含まれず、腸の上皮細胞と大腸菌、雑菌、微量の赤血球、白血球が見られ、それに胆汁成分が混じり脂肪、蛋白質から成り、黒褐色、泥状の特殊の臭気を発する便で、腸のひだに付着していたものが、絶食中に起こる強いゼンドウで腸壁から剥離して排出される便と言えるだろう。
　したがって宿便の排泄は、平常の生活では見られない体内の汚物が、排泄されるのだから、排泄後は気分爽快になるのも当然であり、慢性諸病の治癒の一因をなしていることも充分考えられる。
　ただし、慢性諸病に対する絶食の効果、成人病の予防、治癒に対する効果、健康増進若返りに対する効果、体外から侵入した毒物（ＰＣＢ，ＢＨＣ，ＤＤＴその他農薬、食品添加物等々）の排除、体内で生じた老廃物の排除等には宿便の排除だけが主役を演じているように信じこんでいる人があるが、これは間違いである。絶食が広範囲の疾患に奏功し、健康、若返りに効果があるのは、宿便の排除だけではなく、さまざまな機序が総合的に働いて奏功しているのである。しかしまだ不明な点も多い。

　・・・＜抜粋終了＞・・・


　なんだそうです。
　宿便が出る時期は、人によって様々だそうで、断食後３日後に出たこともあったそうです。Ｈさんは、３週間目に出たと言っていました。面白いことに断食が終わって、復食期に入って出ることもあるそうです。
　今回の断食で、私は宿便は出なかったようです。
　断食という辛い体験をする中で、唯一私が楽しみにしていたのが宿便だったので残念です。でも宿便が出ることがイコール、毒素の排出ではないということなので、まあ良しとしましょう。おしっこから、いっぱい薬品（化学合成物）は出たと思うので。

　断食中の運動ですが、今村式では１日に１時間程度の散歩をやらせるそうです。私も仕事がある日は、自転車で往復１時間の運動でしたし、休日は１時間をめどに散歩に出掛けるようにしました。鉄アレーやハンドグリップを使ったウェイトトレーニングを毎日やっていたのですが、さすがに断食中は激しい運動は厳禁ということなので止めていました。やはり断食は体力を奪うので、ウェイトトレーニングはさすがに無理という気がします。
　その体力ですが、今日で断食６日目ですが、日に日に落ちていくようです。もう階段を登ることがおっくうで、登りきるとハアハアしてしまいます。自転車でもちょっとした坂道は登れなくなってしまい、降りて自転車を押していくようになりました。
　では猛烈な飢餓に襲われているかというと、そうでもないのです。腹が減っているかと聞かれると、もちろん減っていると答えます。じゃあ今すぐ食べたいかというと、体力が落ちて、食べるのもおっくうという感じです。
　昨日の夜ですが、寝床について、復食のためのメニューを考えていました。そろそろそういう時期です。おかゆは当然としても、それに岩のりをのせようとか、梅干を入れようとか考えていると、猛烈に腹が減ってきました。さらに豆腐は生でなく、湯豆腐にしようなどと考えたら、もうたまりません。強烈な飢餓感に襲われました。頭で食べ物のことを考えると腹が減ってくるわけです。空腹感というのは、頭で作りだしているということなのでしょうか。

　体重の増減．．．−５．５ｋｇ
　胴周りの増減．．−３．０ｃｍ


　２００７年１１月２０日（火）．．．[断食７日目（最終日）］

　今日で断食は終りです。
　よく昔の映画のタイトルで、「・・・の長い一日」といったものがありました。激動の１日を、“長い”という言葉で表現しているわけです。私のこの７日間は、まさに「本山功二の長い７日間」となりました。長い人生で初めての断食であることはもちろん、結果として、社会に出て晩酌をするようになって初めての７日間の断酒となりました。
　断食を始める前、食べ物を食べれないのなら、酒を飲んでエネルギー源を補給すればいいじゃないかと安易に考え、Ｈさんに聞いたことがありました。Ｈさんの答えは、「それは自殺行為です」でした。断食すると体中えらく敏感になっていて、アルコールが突然身体に入ってきたら、ぶったおれてしまうといいます。そう言われてみると試したくなりますが、やはり止めることにしました。体力が極端に落ちている現在、無理をしてはいけないと思ったのです。おかげで私の肝臓とすい臓は、たっぷりの休暇をとれたことでしょう（ある人から、アルコールの害は女性は肝臓、男性はすい臓にくると聞いたことがあります）。

　断食中、Ｈさんは頭がクリアーになると言っていました。でも私は、頭がクリアーになるどころか脳に充分なエネルギーが行かないようで、思考する気力もないといった、ていたらくでした。断食中の症状は、人それぞれなんだろうと思います。ただし聴覚は、とても鋭くなった気がしました。今まで聞こえなかった音が聞こえてきて、へぇーという感覚を何度も味わいました。以前、おしっこが薬品臭い匂いがすると書きました。その匂いですが、日に日に強くなっている気がするのです。それは排出される薬品の量が増えたというより、臭覚がより敏感になっていった度合いの方が強い気がするのです。このように五感は確かに鋭くなっているように感じます。

　断食は、人間の身体が食物だけからエネルギーを得ているのではないということを実感するためという考え方もありますが、それだけではないことがわかりました。食べ物の大切さです。日々衰えていく体力の中、食べ物がいかに我々の活動のエネルギー源になっているかを体感しました。私は断食終了後、今まで以上に食べ物を大切にするようになると思います。

　断食は確かに辛い体験です。誰しも腹が減って仕方がないと想像するでしょうが、意外とそうでもありません。私にとって辛かったのは、日に日に体力が衰えていって、思考する気力もなくなることでした。しかし断食は、恩恵もあるのです。『今村式　断食療法のすすめ』を読んで、断食が病気療養の１つの手段として行なわれていることを知りました。同書によると、断食して身体から毒を出した効果は、断食後普通の生活に戻ってから実感するようになるそうです。楽しみにしたいと思います。

　さらに私にとってとてもうれしいことがありました。
　私のビール腹が劇的に改善したことです。
　数年前まで私はテニスをしていました。テニスというと多くの方は軟弱なスポーツと思われるでしょうが、厳しいトレーニングをする、かなり本格的な運動をしていました。それを止めた数年前から、以前と変わらぬビールの量を飲んでいたため、見事なビール腹となってしまったのです。運動しなくなった報いを存分に受けました。しかし断食で、そのビール腹が見事に凹んでいったのです。数値は４．２ｃｍマイナスで、たいしたことないようですが、見た目は全然違います。これからテニス合宿で風呂の入ったとき、仲間から「本山さん、腹でてますねえ」とは言われないと思います。それぐらい見事に凹みました。
　とはいえ、断食はダイエットの為にやってはいけないそうです。あくまでも身体から毒を出すという意味合いでやるべきなんだそうです。
　明日から食事が始まります。ビール腹が元に戻らないように、毎日腹筋しようかと考えています。

　とにかく普通の人があまりしない、面白い体験をした７日間でした。

　体重の増減．．．−６．５ｋｇ
　胴周りの増減．．−４．２ｃｍ


　２００７年１１月２３日（金）．．．[復食期１〜３日目］

　断食最終日のことですが、夕方から胃が痛くなり始めました。シクシクと痛むのですが、断食をやっている最中で何の手当てもできません。仕方なく唯一口にできる水を含んでみると、少し痛みが和らぎました。それで誤魔化していたのですが、断食終了まであと３時間とせまった夜９時になって、ついに吐いてしまいました。出てきたのは、痛み止めに飲んだ水と黄色い胃液です。７日間の断食で体力は極端に落ちている上、嘔吐の苦しさで、まとも歩けないような状態でした。しかし本格的な苦しみは、それからでした。
　２時間程度の間隔をおいて、嘔吐が襲ってくるのです。出てくるのは胃液のみです。夜なか中、吐き続きました。その苦しみで、ろくろく眠ることもできませんでした。次の日の朝８時に嘔吐（これが６回目の嘔吐でした）したとき、もし次に嘔吐したら病院に駆け込むことにしました。もうふらふらの状態で、大げさと言われるかもしれませんが、命の危険すらあると思ったのです。病院で点滴を打ってもらおうと思ったのです。
　するとムカムカして吐きそうな感じは残っているのですが、なんとか嘔吐まではいきませんでした。そんな状態だから、復食期なので食べなければいけないのに全く食欲がありません。何か食べたらすぐに吐きそうです。それでも７日間も断食していたのだから食べなければ本当にやばいと考えて、消化によく、すぐにエネルギーになるバナナを食べることにしました。ふらふらの状態ですが、なんとかスーパーに行ってバナナを買ってきて食べてみたのですが、オエッとはきませんでした。それでも食欲は全くなく、１本食べるのがやっとでした。夕方になるにつれて、気持ち悪くて吐きそうな感覚は徐々になくなっていきました。
　さらに不思議なことに、手や足が攣（つ）りはじめたのです。これがしつこくてなかなか止まりません。一度攣った箇所が、また攣るのです。これまでは痛さを我慢していれば、一度攣った箇所は、すぐには攣らないのですが、今回は違いました。

　夕方には、食欲はないのですが普通の身体に戻るために予定していた、おかゆを作り食べました。もちろんおかゆは、米（コメ）の形状が残らないほど、ドロドロにしたものです。そのおかゆを食べると、ふらふらで歩くのもままならないような状態が、かなり変りました。おかゆ自体はおいしいとは感じなかったのですが、身体にエネルギーが湧いてくるのを感じるのです。そのときつくづく日本人は米だなと思いました。やっと、ふらふらがなくなってきました。
　翌日の昼、またおかゆを食べたのですが、すると今後は本当に普通体に近づいた感じがしました。元気が出て、散歩に行こうかと考える余裕が湧いてきました。昨日の夜は、あれほど苦しんでふらふらの状態だったのに、今日はだいぶ元気なのです。これほど変わるものなんだなあと、不思議な思いがしました。
　『今村式　断食療法のすすめ』は全部読んでいませんが、嘔吐する例は書いてありませんでした。嘔吐するということは、緊急的に胃に入った悪いものを外に出すことですが、私の身体から出た毒物を外に出したということでしょうか。断食中なので、何も食べていないのですから、外から悪いものが入ってきているわけではありません。とはいえ身体の中にある悪いものが、胃液の中に２時間で注入されたと考えるのは無理がありそうです。この疑問をいつか専門家に聞いてみたいと思っています。
　断食という体験の上に、さらに変わった体験をしてしまいました。

　断食明け３日目となると、もうかなり普通体に戻った気がします。体重は最大−７．０ｋｇまで減ったのですが、−５．０ｋｇまで戻りました。さらに感じるのは、体重が軽いというだけでなく、身体全体がリフレッシュしたような感じです。断食の間中に感じていた倦怠感と全く逆の感じです。身体全体がさわやかで軽いといった感覚です。今村医師は、断食を、身体のオーバーホールと呼んでいます。私はその意味が少しわかったような気がします。

クリス・リアグノさんの個人セッション．．．２００７年１１月１３日

　１１月１日にクリス・リアグノさんのアカシック・リーディングの個人セッションを受けて来ました。
　私にとって、とても興味深いセッションとなりました。

　精神世界に興味のある方でもクリスさんの名を知っている人は、ほとんどいないと思います。クリスさんは今年開校したゲリースクールの講師の一人です。ゲリーさんは弟子を持たない方針なので、クリスさんをゲリーさんの弟子として紹介するのは不適切だと思います。ゲリーさんのＷＳ（ワークショップ）にクリスさんが参加したことが最初の出会いだったそうです。ゲリーさんはクリスさんを長い付き合いの友人として、紹介していました。

　さてそのクリスさんのアカシック・リーディングです。
　セッションが始まると、クリスさんは少し瞑想する必要があるということでしばらく目を閉じて瞑想していました。ゲリーさんはすぐにアカシックに入ってしまうですが、やはりアカシックに入るのに慣れがあるのでしょうか。内心、セッションの時間が無くなってしまうと心配したのですが、瞑想の時間はわずか１〜２分でした。
　ゲリーさんと同じように、最初に自分の名前と生年月日を告げます。それから質問を受け付けます。まず私が聞いたのは、私がどこの天体から来たかということです。以前、林さんという霊能者から、私はシリウスから来たと言われたことがありました。この話は本当か確かめたかったのです。
　クリスさんによると、私の元々の出身はプレアデスなんだそうです。プレアデスからシリウスを経由して地球に来たといいます。プレアデスと聞いて私が最初に思い浮かべるのは、ＵＦＯコンタクティーのスイス人、ビリーマイヤー氏です。マイヤー氏は、自身がＵＦＯに乗って宇宙を旅した話や、プレアデスから来たという女性宇宙飛行士セムヤーゼとの交信録を残しています。その量は膨大なものですが、私は若い頃それを夢中になって読んでいました。私が夢中になったということは、私がプレアデス出身ということに関係があったのかもしれません。林さんからシリウスと言われたとき、私は以前はイルカやクジラのような存在だったのかな、と思っていたのですがプレアデスと聞いて、やっぱり人類系に近かったのかなと思いました（『フラワー・オブ・ライフ』にはシリウスＢをめぐる惑星は水の惑星との記述があります）。プレアデスやシリウスの霊的次元に存在していたという可能性もあると思ったので、念のためにクリスさんに、プレアデスやシリウスで、実際に肉体に転生していたか聞いてみました。すると、やはり肉体を持っていたとのこと。ただし今の人類とは、風貌は相当に違っていたとのことです。やっぱりイルカやクジラも経験していたのでしょう。

　次に、私が地球に来て、何回転生しているか聞いてみました。
　これに対するクリスさんの返事に、本当に驚いてしまいました。なんと私はこの地球に、６７８回も転生しているというのです！　今から４年前になりますが、私が初めて参加したのは、ゲリーさんのアカシック・リーディングのＷＳでした。そのときの誘導瞑想で、自分がこの地球で何回転生しているかアカシックに聞くというものがあったのです。そのとき、十の位が８で、１の位がよく見えない映像が見えました。それで、８０数回の転生なんだろうと漠然と思っていたのです。さらにその頃、福島大学の飯田史彦氏の本をよく読んでいたのですが、飯田氏の本には転生が２桁程度の回数の例が多くあったのです。その影響もあったと思うのですが、自分もそんなものだろうと思っていたのです。
　そういうわけで６７８回という数字に、大いに驚くことになりました。私は、この地球では相当な古参兵らしいです。比較的新しい時期にこの地球に来たと思っていたのは、まったくの間違いだったようです。そうだとするとアトランティスの時代にも生きていたのではないかと思い、聞いてみました。するとやはりアトランティスの時代に生きていたそうです。そう言われてみると一つ思いつくことがあります。『アトランティスの叡智』の１０章にアトランティス時代の人々が行っていたとされる呼吸法が載っています。面白いことに、私はこの呼吸法をゲリーさんから教えてもらった３年前からずっと続けています。『アトランティスの叡智』が発売されるまで、それがアトランティスの呼吸法だとは知らなかったのです。私自身も不思議なのですが、私のような怠け者がよくまあ３年ものあいだ、毎日続けてこれたものです。ひょっとすると、私は当時その呼吸法をやっていたのかもしれません。

　次に聞いたのは、スペース・シードの宇田さんから５次元の宇宙人と言われた件です。ちょうど同じ時期に七空さんのチャネリングセッションで、私のガイドが５次元だと聞かされていたので、５次元の存在なのかと思ってしまっていたのでした。これをクリスさんに質問すると、何の意味だと逆に訊ねられてしまいました。クリスさんによれば、魂とはそもそも多次元の存在なので、特定の次元の存在とすること自体が間違いなんだそうです。私は、ハッとなりました。言われてみれば、その通りです。要するに私の場合、他の次元より５次元との繋がりが強いというだけのことなのでしょう。

　次に聞いたのは、以前ゲリーさんのアカシック・リーディングを受けたとき、私が将来、神聖幾何学の理論を使った施設を作ると言われた件です。そのときは話の内容に圧倒されてしまって肝心な点を聞くのを忘れてしまいました。それは、その施設を、“何の目的”で作るのかということです。その後、チャネリング・セッションを受けて、私の役目は、地球のアセンションを手助けすることだと言われて、ゲリーさんから言われたその施設の目的はその為のものと思うようになったのです。
　しかしクリスさんから言われた一言は、私には衝撃でした。クリスさんは、地球は勝手にアセンションしていくので、地球のアセンションを手助けする必要はないと言うのです。援助が必要なのは人類の方だといいます。つまり私の役目は（地球ではなく）人類のアセンションを手助けすることなんだそうです。クリスさんは、私が戻ってきた（つまりまた人間として生を得た）目的は、人々に奉仕することだと言います。これは林さんからも同じことを言われていました。そして私はこれから、人々を癒したり、アセンションの手助けをする仕事をすることになるんだそうです。
　しかしこのクリスさんの言葉は、私にとって有り難いものでした。
　なぜなら地球のアセンションを手助けすると言われても、私には何から勉強していいかさっぱりわからず途方にくれていたからです。人類のアセンションなら、やはり『フラワー・オブ・ライフ』から神聖幾何学を勉強していけばいいので、気が楽になりました。クリスさんからは、シュリ・ヤントラ（？）というものを勉強するようにアドバイスされました。その模様にも神聖幾何学の理論と同じものが見つかるそうです。

　最後に、私に最も起こりえる未来の出来事を聞いてみました。
　するとクリスさんは、センターが見えると言います。センターというのは、ゲリーさんも預言した、私が作るであろう神聖幾何学の理論を使った施設のことです。どうやらクリスさんには、その施設の姿が見えているようなので、その場所についての情報をもらおうと考えました。まず施設の周りの風景を聞いてみました。すると田舎だが、都会からの交通手段のある田舎だそうです。この説明には大いに納得しました。地球のアセンションを手助けする施設なら、人跡未踏のド田舎になるだろうと考えていたのですが、人の為の施設となると交通手段がない所には作れません。さらにクリスさんは、大変興味深いことを言ってくれました。私に協力者が現れると言うのです。今通っているゲリースクールから２名、さらに別のところから２名現れるというのです。ゲリースクールでそういう人がいないか、目を光らせろといいます。さらにネットでウェブサイトを立ち上げると良いと言っていました（言われなくても、もうすでにこうしてやっているのですが・・・）。そのウェブサイトを見て、興味を持った人が２名、その施設の運営に参加するのだそうです。計４名の協力者が現れるというわけです。この４名という、けっこうリアルな数字が面白いです。
　以前リーディングを受けたとき、将来私の仕事を手伝う人間が数名出てくると言われたことを思い出しました。そのときは何の仕事をするかさえわかっていなかったので、雲を掴むような話でした。以前ゲリーさんの個人セッションで、将来私がヒーラーになると言われて、大いに反発したことがありました。誰がヒーラーなんぞになるものか、という思いでしたが、それは今でも変わりません。しかしヒーリングする施設を作るとなると話は別です。それも神聖幾何学の理論を使うなんてわくわくする話です。まだ理論の枠組みさえ見えない状態なので、まだまだ先は長いと思いますし、人材募集をする段階ではありません。しかし私は、かなりその気になっています。もしかしたら私は、これからの仕事の方向性を見付けたのかもしれません。

　クリスさんは、私の印象として、いろいろ知りたいと思う気持ちが強いので、とても忙しい人だと言っていました。好奇心が強く、かつ知った情報を分析し過ぎというのが私の特徴のようです。しかしその分析し過ぎるところが私のスピリチュアルな能力の進歩を阻んでいるわけで、痛し痒しといったところでもあります。

ジュセリーノ氏の預言について．．．２００７年１１月５日

　１１月２日付けで、ジュセリーノ氏の台風の預言の顛末を紹介しました。
　ジュセリーノ氏が１０月２６日に台風が来ると預言したが、結果は微妙なところでなんとも言えないという内容の記事でした。
　ですがその直後、たま出版の韮崎潤一郎氏のコラムでジュセリーノ氏の預言びその後について詳しい内容が記述されており、１０月２６日の台風預言も『未来からの警告』の記述と違うことを指摘してくださる方がいました（有難うございます）。
　私も以前は、韮崎氏のコラムを読んでいたのですが、なかなか更新されないので見るのを止めてしまっていました。それで１１月２日の記事を書くときには、コラムの内容を知らずに書いていたのです。
　まず、１１月２日付けで私が書いた記事を載せます。


　・・・＜１１月２日付けの「よろず屋寸話録」の記事＞・・・

　「よろず屋寸話録　２００７年」の「ゴア氏のノーベル平和賞に思う」の記事で、ジュセリーノ氏がゴア元米国副大統領が今年の秋にノーベル平和賞を受賞すると預言し、それが当たったという話を紹介しました。
　そのときには、取り上げなかった話題ですが、『未来からの警告』には、２００７年１０月２６日に、日本に巨大な台風が来るという預言があったのです（ｐ２０６）。なぜこの預言を取り上げなかったかというと、“巨大な”という表現が曖昧なので、預言が的中したかどうか判定が難しいと考えたのです。何をもって“巨大”というのかはっきりしません。台風が日本に上陸するとか、台風の被害で被災者がどのくらい出るかといった数字が提示されていれば、検証できます。それがないので記事にしませんでした。
　とはいえ私は、この台風預言がどうなるかは、個人的には注目していました。ですが２６日の前日の２５日になっても、天気予報には台風のタの字も出てきませんでした。この預言は間違いなく外れたなと思っていたのですが、２６日の当日になって、熱帯低気圧から台風２０号が発生したというニュースが流れました。そして日本に向かっているといいます。ひょっとしてジュセリーノ氏の預言は、当たるのかと思っていましたが、２７日に関東の南端の千葉県の房総半島沖をかすめた程度でした。中心気圧は９８５ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は３０メートル、瞬間最大風速は４０メートルでした。我々日本人の感覚からすれば、別段たしこともない台風です。結果として、台風２０号は“巨大”とは言えないし、日本本土に最接近したのは２６日ではなく、２７日でした。これって当たったとはとても言えないと思うのですが、実際台風は日本に向かって１日違いで来たわけですし、全く外れたとも言えない気がします。まあ、微妙といったところです。
　今年中に起こるジュセリーノ氏の預言の一つを紹介すると、今年の１２月１７日にアメリカでテロが起こると言っています。私はジュセリーノ氏の預言とは別の話で、今アメリカでテロが起こる可能性は極めて高いと読んでいます。それは、今のアメリカの政治情勢から推測したことです。
　このＨＰを２００１年の頃から読まれている方はご存じだと思いますが、私は９．１１テロがアメリカ政府が公式発表したような、アルカイダのようなテロ組織が行なった犯行だとは思っていません。アメリカの最近の社会情勢を見ていると、どうも９．１１テロを行なった者達は、アメリカ国内でも相当に追い込まれているように見えます。そんな現状を打開するため、９．１１の犯行を行なった者達が、さらなるテロを計画していることは（私には）大いにありえると思うのです。むしろ１２月１７日では、遅すぎるぐらいです。ジュセリーノ氏の預言が当たるかどうかは別にして、今アメリカではいつテロが起きてもおかしくない社会情勢になっていると見ています。ですから個人的に、１２月１７日には、注目していくつもりです。

　・・・＜記事終了＞・・・


　ジュセリーノ氏の預言に興味がある方は、ぜひ韮崎氏のコラムを読むことをお勧めします。
　コラムによれば、ジュセリーノ氏の台風預言は、正確には以下が正しいようです。

・「一つの大きな台風が、２００７年の３月から１０月２６日の間に、日本に襲来するに違いありません」

　そうすると、韮崎氏が言うように台風９号がそれに当たりそうです。
　それゆえ私が１０月２６日の台風に注目していたのは、見当違いだったようです。

　その韮崎氏のコラムですが、ジュセリーノ氏の新しい預言がいろいろ載っています。気になるところを紹介します。

・「２００７年１０月と１１月の間に、大阪で地震が起きる」

　この地震に関しては、「これは、それほど強いものではないでしょう・・・」とのことです。韮崎氏はマグニチュード６クラスと予測していますが、現時点がその真っ只中なので、注目したいところです。


・「２００７年１１月２５日に、海の近くの船橋(千葉県)で、マグニチュード７・３の地震が起き、１２５人ほどの死者が出るでしょう・・・」

　この預言に関しては、「これは起きないかもしれない」とのことです。しかし１１月にジュセリーノ氏が来日する予定が流れたのは、この地震預言が関係する可能性があるようです。


・「２００８年９月１３日に起きる中国の地震(『未来からの警告』Ｐ１４５参照)は、日本の東海地震となる可能性があります」


　これは来年の話ですが、大変気になるところです。
　元々の預言は、２００８年９月１３日に中国でマグニチュード９．１の地震が起きて、百万人にのぼる犠牲者が出るというものでした。中国で起きると日本で起きないし、日本で起きると中国で起きないという不思議な話になっています。


　いくつか韮崎氏のコラムからジュセリーノ氏の預言を紹介してきましたが、コラムに注目すべき、韮崎氏のコメントがあったので抜粋します。

「すでに出されている予言でも、今年の月別予言に出ている世界各地で起きるとされる地震で、いくつかは発生しなかったと思われるものもあり、・・・」

　これは重要だと思うのです。
　出版社という性格上、どうしても本を一冊でも多く売って利益を出さなければならないので、“的中率９０％の予言者”といったセンセーショナルな宣伝文句が前面に出てきてしまいます。それゆえ、発売予定の『予言集�U』では、当たらなかった預言は載せられないと予想されます。しかし当たらなかった預言を本に載せて検討する姿勢があれば、信頼性は逆に高まるのではないかと思うのです。当たらなかった預言を載せても、これまでのジュセリーノ氏の実績の評価が、損なわれるとは私は思いません。読者の立場からすれば、ジュセリーノ氏の預言の本当の確率を知ることによって、預言に対する的確な評価が出来るようになります。それによって、ジュセリーノ氏へ対する評価が上がるような気さえします。それほどジュセリーノ氏の預言は、群を抜いてすばらしいものがあると思うのです。

　『予言集�U』の発売を待ちつつ、ジュセリーノ氏の日本に関する地震の預言がどうなるか注目したいと思います。

ゴア氏のノーベル平和賞受賞に思う．．．２００７年１０月１５日

　１２日、ゴア氏がノーベル平和賞を受賞しました。
　私はニュースを聞いて、２点思いつくことがありました。
　一つは、地球温暖化をＣＯ２犯人説にしたいと思う勢力がいて、今や世界中で多くの人がそう信じるようになってしまったことです。当ＨＰではこれまで、ＣＯ２が地球温暖化の原因であるという説に疑問を呈する記事を何回か書いてきました。それゆえ、ここでそれを繰り返しません。私が主張したいことは、ＣＯ２温暖化説を流布することで、大儲けを企んでいる勢力がいる可能性があるということです。
　今回の件で思い出すのは、フロン問題です。
　フロンはオゾン層破壊の原因として、生産が順次停止されることが決まりました（先進国では２０２０年、発展途上国では２０４０年に全廃）。しかし（当ＨＰの以前の記事にも書きましたが）、彗星研究家の木内鶴彦さんによると、筑波大学の実験でフロンに自然界には存在しないような強烈な放射線を当てても、分解しないという結果が出たそうです。フロンがオゾン層を破壊するというのは一部の学者の全くの仮説に過ぎず、実験ではそれを否定する結果が出ているのです。もちろんこれが一般のニュースメディアにのることはありません。ですから当時も今も、フロンがオゾン層破壊の原因であると、世界のほとんどの人が信じています。
　さらに米国の化学会社でフロンの代替物を開発していて、開発終了を待って、世界に大々的にフロンがオゾン層を破壊するというキャンペーンをはったという話を聞いたことがあります。これはさもありなんという気がします。プロパガンダを言って、大儲けをしようという勢力が存在する可能性があるのです。
　今回のＣＯ２温暖化説にも私は同じ臭いを感じるのです。

　中丸薫氏のレポートから一部抜粋します。


　・・・＜中丸薫氏のレポートから抜粋＞・・・

　本紙でもたびたび取り上げてきた総合エンジニアリング会社ベクテル社は、原発建設においても大いに儲けている。地球温暖化に多くの人々が関心を持つのは大変結構なことだが、その背後には、地球温暖化を利用して、原発建設を推進しようとしている勢力がいることも忘れてはならない。多くの専門家が指摘しているように、温暖化にはＣＯ２だけでなく、太陽の地場変動や他のさまざまな要因がからみあっていると考えられる。また、「地球は温暖化などしていない」という学説もある。だが、それらの意見は押しやられ、国連の「気候変動に関する国際パネル」（ＩＰＣＣ）などが発表する「地球温暖化」論が世界を牽引し、人々を脱石油へと駆り立てている。それが果たして人類にとって本当に有益な道なのかどうか、私たちは酷暑と原発事故から学ばなければなるまい。

　・・・＜抜粋終了＞・・・


　本山です。
　私も中丸氏と同じように、世界の環境問題に取り組むゴア氏の姿勢は評価に値すると思います。しかしマスコミから流される表の情報とは別に、裏の仕組みがあることを忘れてはならないと思うのです。私は特にそうだという確証を掴んでいるわけではありませんが、ゴア氏の背後にベクテル社のような原発で潤う企業がいるのではないかと疑っているのです。
　急速な経済発展で慢性的な電力不足に悩む中国は、これから５００基の原発を作るという話を聞いたことがあります。ＣＯ２温暖化説を流布することで、莫大な利益をあげている存在がいることを我々は忘れてはならないと思うのです。


　では話題をがらりと変えて、私がゴア氏のノーベル平和賞の受賞に関して思った２点目です。
　実は私は、今年の秋にゴア氏がノーベル平和賞を受賞するかどうか、重大な関心を持っていました。というのも今年の月間ムーという雑誌の６月号に、ジュセリーノ氏の預言で、今年の秋、ゴア氏がノーベル平和賞を受賞するというのがあったからです。『未来からの警告』（たま出版）を発売した韮澤潤一郎氏は、ジュセリーノ氏の預言が目の前で的中するの見ているのでしょうが、私は本を読んだ一読者にすぎません。それゆえ私自身がジュセリーノ氏の預言が本当に当たるのかを確認する試金石として、ゴア氏のノーベル賞受賞に注目していたのです。
　それゆえこのニュースを聞いたときは、本当に震撼としてしまいました。
　この震撼としたという表現を、『未来からの警告』を読んだ方は理解されると思います。なぜならこれから未来のジュセリーノ氏の預言は、人類の不幸としかいえないほど苦難に満ちたものだからです。
　それでもジュセリーノ氏は、今年の１２月３１日までは猶予期間があるといいます。それまでに人々が物質に偏重する考えから、精神的な部分に目覚めれば、人類の不幸を回避できる可能性があるといいます。もしそれが出来なければ、１２月に入り、世界中の空に黒い影が広がっていくのが観測されるというのです。
　１２月は、あとたった１ヶ月半後です。
　はたして今人類に、ジュセリーノ氏がいうような目覚めが起きているのでしょうか。
　１２月に入り、ニュースその他で空に黒い影が出ていると報道される事態になったら、私は、今後予定していた人生計画を根本から練り直そうと考えています。

地球に注ぐエネルギー．．．２００７年１０月１４日

　以前、フォトンベルトなる言葉が流行っていました。
　いや今でも、このフォトンベルトが存在すると信じている人はいるようです。本屋で見かけた中丸薫氏の本のサブタイトルに、フォトンベルトという文字が躍っていました。

　フォトンベルトが騒がれ始めた頃、私も興味を持って、渡邊延朗氏の本を読んだりしていました。しかし昨年１０月に行なわれたドランヴァロ・メルキゼデクさんのＷＳ（ワークショップ）で、フォトンベルトなる言葉がいかにして世間に普及したかという裏話を聞きました。その話はすでにこのＨＰに載せましたが、ＣＩＡ（アメリカ中央情報局）が発信源で、この手の噂が世間にどの程度の時間で広まるか実験したというのです。
　ＣＩＡは困惑したかもしれません。フォトンベルトはあっという間に世界中に広まっただけでなく、数年経った今でも信じている人がいるからです。科学的には、光子がある一定の空間に円環状にプカプカ浮かんでいるなんてことはあり得ないことです。それゆえ最近、精神世界に関する著作の多い船井幸雄氏でも、さすがにフォトンベルトの存在は否定しています。
　もちろんわたしも否定派です。科学的にあり得ないのですから。
　しかし私は密かに、フォトンベルトではない、我々にとって未知のエネルギーが、この地球に流れ込み始めているのではないかという考えを持っていました。というのも精神世界や異性人とのコンタクトの本を読むと、フォトンベルトという言葉を使っていなくても、あるエネルギーが地球に降り注いでくるという記述を多く見かけるからです。世界中でフォトンベルトの存在を信じている人達は、そういった記述とフォトンベルトという言葉を、頭の中で強固に繋ぎ合わせているのかもしれません。

　今回、その未知のエネルギーに関する興味深い記述を『死後探索　３』（ハート出版、ブルース・モーエン著）に見つけたので紹介したいと思います。
　この本は、よろず屋瓦版のページの９月１９日の記事「地球に向かう小惑星」で紹介しました。その記事の中でモーエンさんがヘミシンクにより変性意識状態となって、異性人とコンタクトし、地球に向かってくる小惑星の映像を見せられた話を紹介しました。今回は、地球の内部に地軸に沿った核のクリスタルが存在し、そのクリスタルの方向が宇宙の遠くのある物体と整列するという話です。
　では抜粋します。

　・・・＜『死後探索　３』　ｐ２４０から抜粋＞・・・

　次に私は、何かとても遠く、何百万光年、何十億光年も離れたところにあるものの印象を感じた。何なのかわからないが、これが地球の地軸の北極側と整列するのだ。この整列によって、何らかの形のエネルギーとのつながりが生まれ、そのエネルギーが地球のエネルギー系に進入してくるだろう。

　・・・＜抜粋終了＞・・・


　さらにもう一つ抜粋します。


　・・・＜『死後探索　３』　ｐ２８４から抜粋＞・・・

　このことから、私は「アース・チェインジズ」について考え始めた。ギャザリングでの最初のコンタクトで得た情報によれば、ボブ・モンローの言うところの「ビッグ・ショー」とは、「地球の核のクリスタル」が、何か非常に遠くにある物体と整列することだ。この銀河を超えた規模の整列によって、この遠くの物体のエネルギーを地球の非物質的な環境にもたらすような接続が生じるのだろう、と私は理解した。

　・・・＜抜粋終了＞・・・


　本山です。
　私がこの話に興味を持つのは、地球の地軸の傾きと関係が多いにありそうに思えるからです。地球の地軸は、太陽面に対し、２３〜２６度傾いています。その傾き自体がある一定の周期で回転しており、これを歳差運動といいます。その周期は２万６０００年（正確には２５９２０年）だといいます。その辺の様子を『フラワー・オブ・ライフ　�T』（ナチュラルスピリット刊、ドランヴァロ・メルキゼデク著）から図をコピーします。





　『フラワー・オブ・ライフ　�T』によると、古代のサンスクリット語で書かれた書物に、こうした歳差（さいさ）運動は、惑星上の意識を根本から揺るがす重要なものだと書かれているそうです。
　さらに下図は、現在の地球の地軸の歳差運動が、どの時点かを示すものです。その書物によると、一番大きな変化は、楕円軌道の両極点の上ではなく、それらの極点のちょっと過ぎたところで起きると書いてあるそうです。そうです。つまり今がその時期というわけです。





　『アトランティスの叡智』（徳間書店、ゲリー・ボーネル著）には、地球は１万３０００年の合一（ユニティ）のサイクルと、１万３０００年の分離と二元性のサイクルを交互に繰り返していると書かれています。アトランティス文明は今から２万６０００年前から１万３０００年前まで栄え、分離と二元性のサイクルが始まる１万３０００年前に滅亡したと言っています。そして今まさに、合一（ユニティ）のサイクルが始まろうとしているといいます。
　『アトランティスの叡智』には地軸の歳差運動についての記述はありません。しかしゲリーさんのいうサイクルと、地軸の歳差運動のサイクルが連動していることは疑いようもないことだと思います。
　さらに『フラワー・オブ・ライフ』によると、太陽系は銀河の中心を回っているのではなく、シリウスＡとシリウスＢと結びついた中心点を回っているというのです。
　その記述を『フラワー・オブ・ライフ　�T』から抜粋します。

　・・・＜『フラワー・オブ・ライフ　�T』　ｐ９４から抜粋＞・・・

そして太陽系全体が同じように宇宙空間を螺旋状に動いているのであれば、太陽系そのものが何かしらより大きな天体と重力的に結びついていなければなりません。
　そこで天文学者たちは、私たちの太陽系を引っ張っている天体を探しはじめました。まず天空のなかで私たちがつながっている一定の範囲を絞り、それに関連する範囲をもっとせばめていって、ほんの数年前についに特定の太陽系にまで絞り込みました。私たちはシリウス星−−シリウスＡとシリウスＢ−−とつながっていたのです。私たちの太陽系とシリウス系は重力によって親密に結びついているのです。お互いが同じ１つの中心点を共有して、それを中心に螺旋状にめぐり、宇宙空間のなかを一緒に動いています。私たちの運命とシリウスの運命はとても深い関係にあります。私達は１つの星系なのです！

　・・・＜抜粋終了＞・・・


　本山です。
　ここからは私の勝手な推論です。
　モーエンさんが遠くにある、“あるもの”と地球の地軸が整列したときエネルギーが降り注ぐという“あるもの”とは、シリウス系に存在するのではないかと思ったのです。
　地球の地軸は２万６０００年周期で動いているので、モーエンさんが言う地軸が“ある角度”と同じになるというのは、同じ系ではないかと思ったのです。同じ系であるからこそ、２万６０００年という決まった周期に起こると思えるのです。
　とはいえ、モーエンさんは「何かとても遠く、何百万光年、何十億光年も離れた」と言っています。実施は、シリウスは太陽系から８．５８光年と実に近いのです。この点は、一致しません。
　『アトランティスの叡智』によれば、２０１１年の冬至とともに合一（ユニティ）の時代が始まるといいます。そして人類の意識を変容させるエネルギーが創造の源から、地球に注いでいるといいます。創造の源と言われても、私には、何のことかさっぱりわかりませんが、地球の地軸の傾きとシリウス系の“あるもの”の傾きが一致したときがきっかけではないかと推論してみたのです。

副島隆彦氏の講演会から．．．２００７年１０月６日

　９月８日に東京、新宿区で行なわれた、副島隆彦氏の講演会に行ってきました。

　副島氏というと、このところ『ドル覇権の崩壊』（徳間書店）、『守り抜け個人資産』（祥伝社）と立て続けに２冊の金融本を出しています。
　金融に興味のある方はすでにこれらの２冊は読まれているかもしれません。私が講演会に行くのは、そういった本には書いていない、生の情報があるかもしれないと期待してのことです。
　でも残念ながら、今回の講演会では特に興味を引く情報はありませんでした。中国の人民元が日本で買えるという情報くらいでした。旅行者相手に為替取引きのサービスをしている所があって、そこへ行けば１日に日本円で３０万円ほどの人民元が買えるそうです。しかし旅行者相手なので、為替手数料は高いでしょうし、１回行って３０万円くらいしか買えないのなら、あまり意味がないかなという気もします。副島氏は人民元は日本円に対して（ここ２、３年のうちに）２倍になると言っていますが、２倍という予測に魅力を感じるかどうかは、人それぞれだと思います（私なら金（キン）の現物の方が良いと言いたくなるところですが）。
　特にこれといった情報がないので、ここに記事を書くのは止めようと思ったのですが、せっかく行って来たのですから、何かしら金融に関することを書くことにします。

　上記の２冊の本で副島氏が予測していることは、世界は金融恐慌に雪崩れ込むということです。ドルの覇権は崩壊し、ドルは暴落、ＮＹダウも暴落していくと予測しています。その時期ですが、本だと２００８年の末頃を予測しているようです。
　本でもそうですが講演会でも副島氏は、昨今の市場動向に対し「俺の言った通り（予測通りに）になっただろう！」と鼻の穴を膨らませて豪語していました。この辺が、この人物の面白いところで、実を言うと細かいところでは副島氏は予測を外しているのが結構あります。ＮＹダウが１１７００ドルを付けた後、副島氏は、今後この水準を超えることはないと断言しました。もちろん皆さんがご存じのように、その後ＮＹダウは１１７００ドルを楽々突破して上昇していきました。副島氏は、この様子を複雑な思いで見ていたことでしょう。
　さらに１２０００ドルを超えたとき、またこの水準を超えることはないと言っていた記憶があります。７月１７日に１４０２１ドルと史上最高値をつけたのですが、９月８日の講演会でも副島氏は、今後この水準を超えることはないと断言していました。しかしご存じのように１０月２日にＮＹダウは、１４０８７ドルとさらに最高値を更新しました。副島氏は、毎回毎回、実に複雑な思いをしてきたことでしょう。これからの講演会で１０月２日の１４０８７ドルを、副島氏が今後突破することはないということを言うかどうか楽しみです。副島氏は、自分の言動をじっと忘れずに憶えている人間がいることを、すぱっと忘れているのかもしれません。
　とはいえ、こんな枝葉末節な突っ込みなど大して意味がありません。要は、市場の流れをいかに的確に掴んでいるかです。私は副島氏の予測は、私も大筋その通りではないかと思っています。ただしその時期が問題なのですが・・・

　ゲリーさんから聞いた預言で、ドルが暴落する話は以前記事に書きました。
　その預言を彷彿とさせるような現象が今起きています。

　ことの発端は、昨今新聞やニュースを騒がしているサブプライム問題です。
　フランスの大手ＢＮＰバリバ銀行傘下の３つの信託銀行が債務不履行を起こしました。親会社のＢＮＰバリバ銀行ですら、その穴埋めが出来ず、ついにヨーロッパ中央銀行（ＥＣＢ）が一気に、９５０億ユーロ（１６兆円）という資金を出して救済しました。それが８月９日です。さらに時を同じくしてイギリス最大の銀行であるバークレイズ銀行が不渡りを２回起こし、ドイツの地方銀行が、ドイツ連邦銀行に救済されました。そして９月半ばに、とうとうイギリスのノーザン・ロック銀行で取り付け騒ぎが起きました。
　これらの銀行に共通するのは、アメリカのサブプライムを組み込んだ債権を所有していて、それらが一気に焦げ付いたことです。驚きべきことは、あのムーディーズやＳ＆Ｐなどの格付け会社が、それらの債権をＡＡＡ（トリプルＡ）を格付けしていたことです。いかにこういった格付け会社がいい加減な評価をしているかを如実に物語るものです。サブプライムローンは、信用度の低い低所得者層への貸し出しなので、焦げ付く危険性は誰しも予測できるはずです。しかし自分達はプロと称する、こうしたヨーロッパの大手銀行の運用担当者は、ＡＡＡの評価に目がくらんだのか、サブプライムを組み込んだ債権を大量に購入していました。

　このサブプライム問題は、アメリカで起こったことなので、当然ながら被害を一番受けるのはアメリカです。
　信用不安が広がった８月以降、当然アメリカでも大量の資金投入が行なわれています。まず８月１０日にＦＲＢは米金融市場に総額２４０億ドル（約２兆８０００億円）の資金を投入しました。さらに９月２７日にも追加投入しました。その辺の様子を日経ネットの記事から抜粋します。

　・・・＜日経ネットから抜粋（９月２７日）＞・・・

米ＦＲＢ、４兆円超す資金供給・８月上旬以来の規模

　【ワシントン＝小竹洋之】米連邦準備理事会（ＦＲＢ）は２７日、傘下のニューヨーク連銀を通じ、４回に分けて合計３８０億ドル（約４兆４０００億円）の資金を短期金融市場に供給した。サブプライム問題を発端とする金融不安が広がった８月１０日の規模に並び、米同時テロ発生直後に当たる２００１年９月１９日の５０３億５０００万ドル以来の大量供給となった。

　ＦＲＢは１４日物で６０億ドル、７日物で２００億ドル、４日物で７０億ドル、翌日物で５０億ドルの資金を供給する公開市場操作に踏み切った。週末用の資金需要が増える木曜日は大きめの市場操作を実施するケースが多いが、短期市場の資金需給が通常より逼迫（ひっぱく）したとみられる。

　ＦＲＢは金融不安が世界中に連鎖した８月９日以降、必要に応じて潤沢な資金供給を続けている。

　・・・＜抜粋終了＞・・・

　ブッシュ大統領は、銀行がローンが払えなくなった低所得者の住宅を差し押さえることを止めさせようと言っていますし、民主党の大統領候補のヒラリー氏やオバマ氏も、サブプライムの救済を訴えています。もしそれをするなら、アメリカは大量のドルを刷ってばら撒かねばなりません。
　アメリカ全体の住宅ローン残高は１６兆ドル（１８００兆円）ぐらいだと言われています。そのうちサブプライムの残高は１割程度で、１７０〜１８０兆円ぐらいだと言われています。それゆえ上記の４兆４０００億円の比でない金額がこれから投入されることが予想されます。

　さらにＦＲＢは９月１８日に０．５％の短期金利（ＦＦレート）の引き下げを実施しました。これに関し田中宇氏のブログに、ジム・ロジャース氏が利下げは大変危険であるという記事（１０月２日）が載っていたので興味のある方は読んでみて下さい。

　こういったことから、ヘリコプターベンの異名をとるバーナンキＦＲＢ議長が、大量のドルを投入するのは確実と思われます（もちろんヘリコプターから本当に札束を撒くわけではなく、比喩です）。市場では、こうしたサブプライムから発した世界的な信用不安から、資金の一部が株や金（キン）に流れているようです。ＮＹダウは史上最高値を更新しましたし、金も異常な値上がりをみせています。以下にチャートを載せます。







　このように世界に信用不安が広がった８月半ばから、金は半端でない上昇を続けています。
　緊急時に一時的に金に資金が逃げることは、よく知られています。しかし本来は、ドルの下落のヘッジという意味合いで金相場は動きます。その理由は、金価格の決定権を持っているのが、以前はロンドンでしたが、今はＮＹだからです。それゆえドルの下落が金の価格を上げていきます。以下にユーロ・ドル相場のチャートを紹介します。







　このように９．１１テロから、ドルは一貫してユーロに対して下落を続けています。（私の曖昧な記憶ですが）金は９０年代後半に１トロイオンスで２２０ドル台、日本では１グラム９００円台まで落ちたのですが、今や７４０ドルを突破し、２７００円台まで上がってきました。

　これは私がゲリーさんから聞いた預言どおりの動きです。
　以前にも書きましたが、ゲリーさんは、ドルがユーロに対してなだらかに下落していくので、それにつれて金も上昇すると言っていました。そして（これが大事なところですが）あるときに、急激にドルがユーロに対して暴落し、金は暴騰して２０００ドルに達するだろうとのことです。

　今まさに、ＦＲＢのバーナンキ議長によって、大量のドルが撒かれようとしています。今回の金の上昇は、そういった動きを察した市場が、金の相場を押し上げた面があるように思えるのです。私はゲリーさんの言う“あるとき”が近づいているように感じるのですが、私の思い過ごしでしょうか。

スペースシード体験記（その３）．．．２００７年９月７日

　９月３日にスペースシードに行ってきました。
　“その３”と銘打っていますが、実際は４回目です。前回のとき、宇田さんは、大幅に機器をパワーアップすると言っていました。クライアントの伸びと要求が強いので、パワーアップせざるを得なくなったそうです。

　ではまず、私の基本的な各チャクラの数値を紹介します。左が調整前の現在値で、右が調整前の最大値です。（）内は第１回目の数値との差です。「」内はその内容です。


第７チャクラ　．．．　１０６（＋４６）　／　１３３（＋４８）　「精神、思考」
第６チャクラ　．．．　１１０（＋５０）　／　１３８（＋５３）　「直感、超感覚、スピリチュアル能力」
第５チャクラ　．．．　８０　（＋５３）　／　１１４（＋６０）　「コミュニケーション」
第４チャクラ　．．．　９８　（＋２２）　／　１２３（＋２８）　「愛と慈悲」
第３チャクラ　．．．　９７　（＋３８）　／　１２１（＋３７）　「感情、ストレス」
第２チャクラ　．．．　８９　（＋２１）　／　１２７（＋３０）　「創造性、オリジナリティー」
第１チャクラ　．．．　１０６（＋３７）　／　１３２（＋４６）　「現実世界に生きる力」


　宇田さんは総じてバランスが取れているといいます。しかし私の場合、どういうわけか、第５チャクラが低いのが気になります（平たく言えば、私はコミュニケーションが苦手なのです）。
　宇田さんのセッションは、２ヶ月毎に来るように言われます。それを私流に解釈すると、今の自分より高い波動エネルギーを体に入れるので、それが体に馴染む期間が２ヶ月程度ではないかと思えるのです。（）内に第一回目の数値との比較を入れたのは、４回目でどのくらいチャクラのエネルギーがアップしたのか見るためです。私は他の人の数値は知りませんが、４回通った場合、だいたい同じくらいアップしているのではないかと想像しています。

　さてここで、機器がパワーアップした証拠をお見せしましょう。今回からチャクラの測定項目が７個から１５個に増えたのです。
　増えた部分を紹介します。
　左が現在値で、右が最大値です。「」内はその内容です。

第８チャクラ　　　．．．　２４　／　１１８　「魂の源泉、ギフト」
第７．５チャクラ　．．．　７５　／　　９４　「高次元との架け橋」
第４．５チャクラ　．．．　２５　／　１２７　「シェアリング、創造性の共有」
第３．５チャクラ　．．．　１１　／　１０６　「感情の浄化、整理整頓」
第２．５チャクラ　．．．　３７　／　１２４　「豊かさ、智恵、富」
第１．５チャクラ　．．．　８２　／　１０３　「集団、依存、共存」
アーススター　　　．．．　６６　／　１３２　「グラウンディング、人生の目的」


　ゲリーさんによると人間のエネルギースポットは３０００余りあるとのことです。
　その中で、主要なエネルギースポットを第１〜７チャクラと名付けたのだそうです。それゆえチャクラの数が増えていますが、チャクラとチャクラの中間点のエネルギーまで測れるようになったというわけです。
　まず宇田さんが指摘したのは、第８チャクラの２４です。全体が１２４あるので２割くらいです。つまり現状私は、上の次元からのギフトを２割しか貰っていないわけです。もったいないと言われました。
　私が笑ってしまったのは、第３．５チャクラの１１です。整理整頓の項目には大笑いでした。今私は、すぐ引越しできるように、家中の荷物を分類し、整理しようとしています。その途中で忙しくなってしまい現在ほったらかしです。つまり整理されない物が部屋中に溢れてしまっているわけです。ちょっとしたゴミ屋敷状態です。そんな状態が、見事に数値に現れたようです。
　第１．５チャクラですが、８２と高い数値です。宇田さんは、これは人間関係で、特定の人に依存しているわけでもないし、人間関係で悩んでいるわけでもない良好な数値だと言っていました。その通りで、少なくても現在の私は、煩わしい人間関係からは開放されています。でもこれからは、そうもいかなくなると覚悟していますが・・・

　次にチャクラ以外の項目ですが、以前と比べて削除されたものもありますが、増えた項目もあります。参考までに紹介します。
　左が調整前最大値、右が調整後最大値です。

霊的活力　　　　　　　．．．　１５３　→　２８５
精神的活力　　　　　　．．．　２８３　→　３８２
感情的活力　　　　　　．．．　１８４　→　２６１
肉体的活力　　　　　　．．．　１３４　→　２３３

スピリチュアルライン　．．．　１２３　→　２６６
シャーマン力　　　　　．．．　４０３　→　５６８
愛のちから　　　　　　．．．　１５１　→　２２８
創造・芸術力　　　　　．．．　１８３　→　３０４
行動力　　　　　　　　．．．　１０２　→　２０１
現実化力　　　　　　　．．．　１６２　→　２７２
防御力　　　　　　　　．．．　１３６　→　１９１
幸運力　　　　　　　　．．．　１７３　→　３０５
叡智・智恵　　　　　　．．．　１９８　→　３５２
ＴＡＯ力　　　　　　　．．．　１８２　→　２９２
平均値　　　　　　　　．．．　１８３　→　２９６
スピリチュアルマスター．．．２７５０　→４３９２
レベル　　　　　　　　．．．　　５９　→　　９７


　これを見て気付くのは、私はコテコテのシャーマンということです。そろそろ魔術でも習わなければならないのでしょうか（笑）。
　宇田さんが言うには、私はもうＷＳ（ワークショップ）に参加する必要はないそうです。下手をするとＷＳをやっている人間より、数値は高くなりかねないそうです。そこでゲリースクールに通うのは大丈夫か尋ねたのですが、ゲリースクールのように本格的なものだったら、良いそうです。
　私は今回、確実に上がっている項目があると考えていました。それがＴＡＯ力です。ＴＡＯ力は人生の道で、自分が進む本来の方向に向かっているかという数値です。最初測ったときの数値は、なんと４５でした。それが今１８２になっています。七空さんのチャネリングセッションを受けたことで、私は自分の進む方向性に、ある程度踏ん切りがついていました。これは絶対に数値に現れてくるだろうと思っていたのですが、その通りでした。
　気になるのは最後のレベルです。宇田さんは第一回目のセッションのとき、６０程度で、この世界は卒業だと言っていました。私はもう５９です。別に、この世界を卒業したいとは思わないのですが、どこに行けということでしょうか。


　今回の私のセッションはデータリンクでした。
　そのデータリンクの結果です。ＢＰはブループリントのことで、人生の設計図という意味です。左が調整前の現在値、右が調整前の最大値です。

ＢＰ容量　　　　　２０／　１０２　「書き込み可能エリアの残量」
ＢＰ純度　　　　　３１／　１０４　「設計図の線の鮮明度」
メビウスライン　　５３／　１３３　「物質界と非物質界を繋ぐパイプ」
現実構築度　　　　３２／　１０７　「現実で具体的に実行できているか」
現実精度　　　　１１９／　１３２　「ＢＰ通りの世界を構築できているか」

　ＢＰ容量ですが、ブループリントには、絶対に書き換えられない部分と、後で書き換えが可能な部分があるといいます。その書き換えられる部分に、色々なゴミが入っているそうです。そのゴミの掃除をしてくれるわけです。メビウスラインの数値は、砂時計をイメージするといいそうです。砂時計の上半分が非物質界で、下半分が物質界というわけです。その間の細くなっている通路がメビウスラインというわけです。私の場合、数値的にはけっこう詰まっていましたが、そこの掃除をしてみると意外とすんなり通りました。宇田さんは、詰まっていたのは柔らかい土のようで、簡単に取れたと言っていました。
　しかし問題があります。現実構築度の３２という数字です。宇田さんは、建築資材も整って、設計図もあるのに、現場の職人達が全くやる気がない状態ですねと言っていました。まあ、その通りだと思います。宇田さんからは、これだけ数値が高いのだから、どんどんやるべきとハッパをかけられるのですが、なんせ、怠け者なもんで・・・。
　最後の現実精度の１１９ですが、これはとても高いそうです。これはいい加減に家を建てると、ドアが閉まらなかったり、窓がしまらなかったりしますが、そういった建て付けの具合だそうです。私の場合、大変綿密に仕事をするタイプなんだそうです（ただ、やる気がないのが問題ですが・・・）。

　今回、機器がパワーアップしたことで、新しいメニューが増えました。その一つがクロスフュージョンと言われるものです。
　今回、特別に受けさせてもらいました。

ゴールドクロス　．．．　０　→　１６３　「並行世界への移動能力」
シルバークロス　．．．　０　→　１６３　「エネルギー的分身を作れる力」
ブルークロス　　．．．　０　→　１６３　「繊細な波動になり、次元の深海に進めます」
イエロークロス　．．．　０　→　１６３　「他の生命体との繋がりを強めます」
レッドクロス　　．．．　０　→　１６３　「古代文明との繋がりを強めます」

　左はもちろん０です。普通の人間には、そんな能力は備わっていないでしょう。そして右の１６３という数値ですが、これは宇田さんが、その人間に入れてよいエネルギーを測定して決めたものです。
　今回、機器がパワーアップした最大の目玉は、私はこれではないかと思えます。
　一番最初に紹介したチャクラバランスですが、今回、調整後の数値は書いていません。それらは一様に、３４づつアップしています。この３４という数字は、宇田さんが測定して求めたものです。その人間にどのくらいのエネルギーを入れるかは、重要な点だと思うのですが、これまでは、宇田さんの直感と経験で決めていたようです。それが今回から、数値として測れるようになったわけです。宇田さんは、３４という数値を見て、「やる気満々ですねえ」と言っていました。３４がやる気満々なのかどうかは、私にはわかりませんが、私も少しは気合いが入ってきたということでしょうか。

　総じて、とても面白いセッションとなりました。
　ただ私として非常に残念なのは、宇田さんが言うには、もう私が受けるメニューはなくなってしまったというのです。今新しいメニューを考えていて、１０月末あたりに出来る予定なんだそうです。それが出来たら、連絡をしてくれるそうです。

　私としては、なんとか宇田さんにがんばってもらいたいところです。

亡くなった人に会いに行くワークをした方からのメール．．．２００７年８月２４日

　「よろず屋瓦版　２００６〜２００７年」の８月１１日の記事、「魂の救出」で、ブルース・モーエンさんのＷＳでの私の体験を紹介しました。そのとき、亡くなった人に会いに行くワークの様子も紹介しました。

　そのワークを一緒に行なったご婦人の方から、メールをいただきました。

　まず最初にお詫びしなければならないのは、故人の生前の職業を牧師と思っていたのですが、正確には故人の父君の職業でした。私の勘違いで、申し訳ありませんでした。
　メールでは、リーディングのさらに詳しい情報が載っており、ご本人に当ＨＰの掲載をお願いしたところ、快く了解していただきました。

　私としては、とにかく生まれて初めてのリーディングであり、なかなか上手くいかなかった面もありました。それでも、こうしてご本人からメールをいただき、その様子をシェアさせてもらえるのは光栄なことだと思っています。
　では、いただいたメールを掲載します。


・・・＜亡くなった人に会いに行くワークをした方からのメール＞・・・


本山様

　ブルース・モーエンのワークショップ（ベーシック）でご一緒させていただいた＊＊＊＊です。

その節、特に故人に会いにいくエクササイズで、私の祖父（＊＊＊）に会いにいっていただき、深く感謝しております。　　（...これで私のことも思い出していただけたと思います...そういえば、牧師だったのは、祖父の父でした。。祖父はそのような環境で育ち、苦学して帝大に進み、財閥系の大企業の役員にまでなった人でしたが、生涯、清廉潔白であることを望み、退職後は教会奉仕活動を生活の中心においておりました...晩年は「自分は清濁あわせもつことができず不器用だった」とも申しておりましたが。。）

　実は、本山さんのHPは、WS終了後すぐに見にいって、様々な貴重な情報に感銘して、今後の参考にさせていただこうと思っています（これについても、ありがとうございます！）

　祖父の件で見ていただいたことを、その後、母に確認しようと思っているのですが、中々その機会がありません。。。　報告はそれからにしようと思っていたのですが一点だけ、WS当日には思いいたらなかったことで、後で腑に落ちたことがありましたので、メールでご報告させていただきます。

　それは、「故人と（紙に名前を書いた）本人との間でしか分からないものを見せてもらう」ところで確か、本山さんは長い棒かスティックのようなもの、（竹のように）節がついているものをご覧になったと仰いましたね。　どうもぴんとこなかったのですが、先日娘にその話しをしたところ彼女がそれはガーデニングの支え棒ではないかというのです。ご存知でしょうか、色はグリーンで直径は約1センチぐらい、すべりどめとして竹の節を模しています。

　なぜこれが思い当たったかと言いますと、亡くなった祖父の唯一の趣味がガーデニングで、私が小さい頃はそんな庭仕事をしている祖父の脇をちょろちょろしたり、たまに作業を手伝った思い出があるからです。
　この6年ほど前から、私も自分の庭が持てたので、そこに薔薇を植えて手入れをしています。そのときにはいつも祖父の姿を思い出し、同じようなことをしていると思わず一人で微笑んでいます。それで、もしかしたら。。。！　という娘の指摘に、私もそう思ったのです。

　母に確認しようと思っていることは、「故人が生前好きだったこと」で本山さんがご覧になった『壁一面にきらきらしているもの』です。本山さんが最初に仰った『パチンコのような』という言葉でしたら、むしろ納得するのですが。
　というのは、子供の頃、私たち孫が祖父の家に集まると、「コリントゲーム」で遊んだからです。これは、釘の出たパチンコの台を横にした木の玩具で、銀色のパチンコ玉を小さな棒で押し出して点数の高い穴に入れるというゲームです。
　でも、「本人であることを証明すること」ならばそれでヒットしますが、「生前好きだったこと」となると...
　う〜ん、、やはり母に確認してみます。

　HPを拝見し、改めてすごい方に私の紙片を選び取っていただいたものだと感激しております。あらためて御礼申し上げます。　祖父が私に伝えるために、本山さんに依頼したのだと確信しています。

　私の方は、今、アメリカでのモンロー研のプログラムに参加することを検討中です。
　個人で参加するつもりですので、調べてみると、バージニア州の本拠地以外に一箇所だけカリフォルニア州のPetalumaという場所で、アソシエイツのような団体の施設を借りて開催するプログラムがありました。こちらの方が日本に近いし（飛行機代も安い？）、昔すんでいた場所（サンフランシスコ）に近いので親近感もあるけど、でもヘミシンク環境はどうだろうか、、
　空港から時差ぼけで3時間ぐらいの運転もできれば避けたい、、などと迷いまくっています。
　（そういえば、HPで知ったのですが、本山さんもカリフォルニアで仕事をされていたことがあったのですね）


　長々と書かせていただきました。　簡単にご報告と思っていたら、思わず次から次へと話し続いてしまいます。

　最後になりましたが、今後のご健康とご活躍をお祈り申し上げます。


・・・＜メール終了＞・・・

ゲリースクール（The School for Mystical Knowing）．．．２００７年７月２７日

　ゲリーさん主催のスピリチュアルな教えを学ぶ学校が、今年日本で開校しました。期間は今年の７月から来年の７月までの１年間です。その第一期生として私も参加しています。

　私は、この学校に参加するかどうか大いに迷っていました。何しろ学費は１３５万円です。さらに５０にだいぶ近い４０代後半という歳で、いまさら学校か、という思いもありました。私は３０代で、大学の研究室に入ったことがあります。卒業する際、自分の人生で学校に行くのは、これが最後だろうなと、しみじみ思ったものです。
　学費の問題だけでなく、学校ですから拘束時間も長くなります。今は自分の考えたことに、時間を使うべきではないかという思いもありました。私はこれまで何度もゲリーさんのＷＳ（ワークショップ）に参加しています。おかげで色々と知識だけはついてきました。あとは実践あるのみで、学校に行く必要性は低いだろうと考えたのです。

　そういう迷いを、ゲリーさんの個人セッションで言ってみました。
　するとゲリーさんは、学校に来いとも、来るなとも言わず、こう言ったのです。

　「スクールに参加する場合は、以前の自分と全く変わってしまうことを覚悟して来るように」

　上手いこと言うなあと思います。
　私はこれを、「スクールに参加したら、確実に変容できる」というふうに解釈しました。こうなると参加しないわけにはいかないと思ったのです。
　とはいえ、それでもウジウジしていた私は、生徒募集開始から３日ほど経ったとき、（ゲリースクールを主宰している）ＪＭＡに電話してみたのです。すると、なんと定員４０名のところ、すでに４６名の申し込みがあったというのです！　私は驚きました。世の中は、私が感じている以上のスピードで進んでいるようです。とりあえずキャンセル待ちということで４７番目に登録してもらいました。ゲリーさんが定員を増やすことを認めなければ、諦めもつくので気が楽になりました。そして結局のところゲリーさんが定員憎を認めたため、最終的には７０名が参加することになったのです。私は、何か波に飲み込まれた形で、ゲリースクールの第一期生となりました。

　さてそのゲリースクールの最初の授業が７月１４日〜１６日に行われました。
　まず集まってきた人々が、どうも普通の人ではなさそうだとわかってきました。私が話しただけでも２人のプロのヒーラー（及びリーディングをする人）がいました。ある男性は、「僕がわかっただけでも３人のプロがいます」と言っていました。相当に、そういう職業の人が集まってきたみたいです。

　ゲリーさんも、今回参加した人々は、将来人類を先導する人々だと言っていました。どうやら私は、相当に濃い集団の中に参加してしまったようです。

　今回の授業で、ゲリーさんが話した興味深い話を一つ紹介します。

　ある修行者が、山にこもるグルの元を訪ねます。そこにはグルの弟子達がひたすらマントラを唱えている姿がありました。修行者はグルに向かって、こう言います。

　修行者：「あなたに叶えてほしい望みがあります」
　グル　：「望みとはなんだ」
　修行者：「覚醒することです」
　グル　：「では、そこの崖から飛び降りろ」

　それを聞いた修行僧は、全く躊躇せず、あっという間に崖から飛び降ります。グルは弟子達に修行者の死体を、グルの元まで運んでくるように言います。グルは、修行者を生き返らせます。すると、修行者はその時点で覚醒し、彼もまたグルになったといいます。
　そして修行者を生き返らせたグルは、弟子達に向かって言います。お前達は崖から飛び降りることができないだろう。だからグルになれないのだ、と。

　さてここでゲリーさんが、ビルの３階の会場にいる我々に向かって、こう言ったのです。
　「そこの窓から飛び降りたら覚醒させます。飛び降りてもいいと思う人は手を上げてください」

　信じ難いことに、二人の女性が、躊躇なくさっと手を上げました。いやはや、私は、かなり普通でない人々の中にいることになったようです。

　さて問題は、これはスクールであって、通常のＷＳではないということです。一つの課程が終了するごとに、試験があるのです。その試験に不合格だったら、どうなるかわかりませんが、不合格でも取りあえず次の授業は受けることは出来るようです。もしかしたら不合格の場合、卒業証書はもらえないが、受講認定書はもらえるのかもしれません（よくわかりません）。
　帰りの電車の中で、スクールで知り合った人と話していたら、その人が、「課程ごとの試験のほかに、小論文を書く試験もあるらしいですよ」と言ってきました。私はその言葉を聞いて、ギョッとなりました。まるで本当の学校じゃん！・・・です。その日の授業が終わってほっとした気分が、いっぺんに吹っ飛んでしまいました。
　さらに今年の秋になりそうですが、７日間の断食が課せられることがわかりました。これが発表されたとたん、会場に異様な空気が流れました。ゲリーさんは１４日間を予定していたのですが、（講師かつ通訳の）大野百合子さんが、あまりに厳しすぎるというので７日間になったそうです。断食があるとわかっていたら、７０名もの参加者があったかな、と思ってしまいました。ゲリーさんが断食をカリキュラムに取り入れたのは２つの理由があって、一つは、よく言われることですが身体の浄化です。もう一つは、人間は食によってのみ生命活動をしているのではないことを実感する為だそうです。ゲリーさんは毎年、１２月１日から２１日までの３週間断食するそうです。ある年の断食では、３週間の間に減った体重は２５０グラムだけだったそうです。しかもその年は、マラソンをやっていたといいます。ただし３週間以上はやってはいけないそうです。２ヶ月もやると、だいたい死ぬそうです。

　さすがに私も断食のカリキュラムを聞いたときは、絶句しました。しかしながらスクールで知り合った男性は、すでに３週間の断食の経験があるというのです。私は大いに驚いたのですが、彼はさらに不満そうに、こんなことを言っていました。

　「やるんなら、ちゃんとやってほしいですよ。７日間じゃ短すぎますよ。せめて１４日間にしてほしいですよねえ」

　私が、「そうですよねえ」と言えず、「・・・」の答えになったのは、ゆーまでもありません。いやはや、カリキュラムも生徒もとても普通じゃありません。私は、こういったことはある程度は覚悟していたのですが、どうやら私の想像をとっくに超えていたようです。

　ではゲリースクールで、我々はどのようなことを習っているかですが、それらはいずれ機会を見つけて記事にしようと思います。

yonさんの「七空さんのセッション」体験記．．．２００７年７月２０日

　yonさんから初めてメールをもらったのは、今から３年ほど前です。私は訪問者の方から色々メールをもらうのですが、yonさんのメールは、最初から深い洞察がにじみ出ているような感覚がありましました。私でなくても、「どうもこの方は普通じゃないぞ」と思うことでしょう。
　その後何度もメールのやり取りをさせて頂いたのですが、昨年末のゲリーさんのＷＳ（ワークショップ）で初めてお会いすることになりました。それ以降も、精神世界に関するたくさんの情報をいただいています。スペース・シードの宇田さんを紹介していただいたのもyonさんです。
　当ＨＰの以前の記事を読んでいただければわかりますが、私は宇田さんのセッションを受け始めてから、方向性が転換し始めました。宇田さんから七空さんや林さんを紹介してもらい、これから自分の進むべき道が見え始めた気がします。そういう意味で、yonさんには、大変感謝しています。

　これから紹介するのは、yonさんの七空さんのセッション体験記です。とても興味深いので、yonさんに掲載のお願いをしました。文中にも書かれていますが、yonさんは本を出す可能性があるので、掲載は難しいかなと思ったのですが、快く承諾していただきました。
　ではyonさんの「七空さんのセッション」体験記です。


　・・・＜yonさんの「七空さんのセッション」体験記、開始＞・・・


２００７年７月１３日（金）午後６時〜７時３０分　七空さんのチャネリングセッション



まずはつながっている次元について聞くと、なんと１２次元と言われ…最初意味が分からず…？でした。

１２次元、宇宙意識、つまりオオモトである根源とまっすぐにつながっていると言われました。つながっているがそんなに太くはないと言っていました。

ハイヴァイヴレーションとつながっているので、聞えたり見えたりという次元とはつながっていないということです。

またハイヤーセルフやガイドについて聞くと、ハイヤーセルフというか…自分自身がハイヤーセルフになるので、あなたがあなたを導いてくのですと言われました。

どういうことかと言うと、１２次元と直通、つまり、へその緒と胎盤のような関係だから自分が成長してハイヤーセルフになるのだと言われました。

１２次元とはただ存在するだけですから、今後の活動を一緒にやっていく２人の天使が右と左にいると言われました。通常は薄い光をはなっていることが多いそうですが、私の場合とても濃くてごついそうです。これは重要なことを一緒にやっていくからだと言われました。そういえば、宇田さんのディメンションシフトのセッションでも、天使とのつながりが強いと言われたことを思い出しました。

一方はマジェンダ/オレンジで一緒に何かをやっていく天使で、もう一方のブルーの天使がそれを守ってくれるそうです。天使の名前を聞くと七空さんはわからないと言っていましたが、私の知識だと

ブルーのほうはたぶん大天使ミカエル、もう一方のマジェンダ/オレンジは思い当らなかったのですが、林さんのＷＳで「大天使ガブリエルが直接話したがっているよ」という話を思い出して七空さんにしたら、多分ガブリエルかもしれないと言われました。

家に帰ってさっそくガブリエルを検索したらなんと！でてきました。オーラソーマはアドバンスまで勉強していたのに度忘れしていました。トホホ…

Ｂ９５：大天使　ガブリエル（希望の天使、受胎告知）

神の意思を伝えるメッセンジャー　[マジェンダ/ゴールド]

些細なことに気遣うことや、それにつながる知恵。。。

　　　　神聖な愛を自分の内側にある意思、知恵と繋げることにより恐れを解き放つ。。。　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　「より高いレベルからの愛が、内なる星を満たす。」

マジェンダ/ゴールドのゴールドはオーラソーマではオレンジにも見えるのでこれに間違いないと思います。

この２人の大天使が何を達成するためにサポートしてくれるのか聞いてみると、ブルーとマジェンダ/ゴールドを混ぜ合わせると、ちょうど今日yonさんが着ているような服の色よ。自分でちゃんと役割を分かっていてその色を着ているのねと言われました。その時に来ていた色は深いヴァイオレットです。この色はヒーリングと変容の色と言われています。

七空さんは、特に変容の意味が強いと言われました。人を変容させ、具現化させていく。つまり一般社会の人々の意識を変容させることが大きな目的の一つのようです。そこにスピリチュアル的なヒーリングを取り入れて、社会に真のスピリチュアルをもたらす、一般社会に根付かせていくことが使命だと言われました。

また、何次元から来た存在なのか聞くと、何次元から来たのかわからないけど人間をたくさんやってきて、たくさん学んだし、いろいろなヴァージョンの人生を歩んできたので、人を理解することが得意だそうです。人間の達人なのでどんな人でも理解することができるでしょうと言われました。

友人のモトさんと、ブログで読んだ児玉さんという人は宇宙人で、私はコテコテの地球人いっぱい経験者だそうです〜。

またモトさんと児玉さんはエネルギーのすごさ、大きさは似ているけれど、役割はそれぞれ違うようなことを言っていました。

モトさんのようなテクノロジーを使って地球のアセンションの手助けをする宇宙人と、地球人一人一人を変容させていく地球人、両方が必要だと言っていました。

私は見えないものが見えたり聞えたりしたほうが楽だと言ったら、見えない、聞えないというのは１２次元からのギフトだと言われました。

苦労して考えて３次元の中で答えを見つけていく、それは、目についた文字や数字や絵などから求めているメッセージを読み取る体験がとても大切で、これが普通の人を変容させるためのツールとなる大きなギフトなのだと言われました。

エンジェルカードやオーラソーマを使ってどんどん人と接することはよいと言われました。

また、私と同じように１２次元と直につながっている人をチャネリングしたのは初めてだと言われました。

他にもいるだろうけれど、そんなにはいないのでは〜と言っていました。なぜかというと１２次元のエネルギーのエッセンスは少しだけあればよいそうです。だからひとつの団体に１人いればそこの団体が生命体・生命そのものになれるということだそうです。私は地球に１２次元のエッセンスをもたらすパイプ役なのだそうです。

現在のホームヘルパー（在宅介護）の仕事は私にとってとてもよい学びになっていると言われ、今後もやめずにスピリチュアル的なことと平行してやっていったほうがいいと言われました。

今かかわっている老人も大切ですが、ダウン症や自閉症の子どもたちと関わっているという意味も大きく、素晴らしい体験をしていると言われました。そのような障害を持った子どもたちは、光が強い（大き）過ぎて、三次元では、表現できないだけだそうです。地球にとってこの子たちはエネルギーの蓄電池のようなものだから、この子たちが癒されなければ地球も癒されにくいそうです。私が関わっている子は２人だけでも、その２人が癒されれば同じ障害児は横でつながっているので、全ての障害児の存在変容へのきっかけとなり、地球もとても癒されるそうです。

また、そろそろ自分の本当にやるべきことへの行動を起こすときのようだと言われましたが、何をやっていいのかわからないと言うと、何をやってもいいし、ピンと来たことはやっていくほうがいいと言われました。

私は４・５年前までホールイベントを主催していたこと、でも疲れてしまってやめてしまったことなども話すと、七空さんは今は何をやるにしても、自分がやるということで地球に何をもたらすのかがはっきりわかったから大きなイベントやってもよいし、その他何をやってもよいと言われました。

また、私の性質上、１対１がとても合っているから、カードリーディングなんかをやるのはとてもよいと言われました。家に帰って宇田さんの波動測定の数値を確認すると、霊的活力と感情的活力が高い数値だったので更に納得しました。

そんな話からふと思い出したのが一年半前に書いた本のことで、その話をしようとしたら、ちょうど七空さんも本も良いのでは〜と言おうとしたとびっくりしていました。原稿はあるが出版社が決まらないまま保留となっていると言うと、今感じていることを入れて再編集するといいと言われました。また、前に書いた時も光の器を大きくしたので無駄ではなかったし、また今回も現在の気持ちを原稿に入れることで光の器がもっと大きくなるから自分で納得いく原稿が出来たら、どんどんコネがある出版社を紹介してもらって持っていったほうが絶対に良いと言われました。出版されることが大切なのではなくて、その持っていくという行動が大切だと言われ、出版されるかどうかは二の次だと言われました。



最後に、自分がハイヤーセルフやマスターになるということがアセンションするということで、それは自分で自分を連れていける人、自分で自分を導ける人であり、私はその入り口に来ていると言われました。

私と同じような場所にいる人が近くにいないのか聞いてみました。いれば会いたいと思ったからです。すると、私が先にアセンション・つまりハイヤーセルフそのもの、自分で自分を導く人になることによって、後から来る人がそれを見てアセンションしやすくなると言われました。なぜ私のような存在が・・・？と聞くと、テレビや雑誌に出ているような人は先生扱いされていて、自分とは違う世界の人だから自分にできるはずがないと思ってしまう。だから私のような普通の人がアセンションすることが大切だと言っていました。先生という存在ではなく友人でもできたのだから私にもできる！という勇気がわいてくるからだそうです。

また、アセンションと聞くと、勘違いして地に足がつかないままアセンションしてしようとしている人が多すぎるとも言っていました。大事なのは地球を癒すことで、ということは一般社会の人々に真のスピリチュアリティをもたらす、つまり、意識を変える、変容させることが大切であり、その大きな役割が私にあるそうです。

後の人がアセンションしやすくなるための存在というのを聞いて思ったのは、やはり私は土台、踏み台？基盤作り（数秘も４）なのだと納得しました

後から来る人たちのために道を創っていく人…これはアカシックレコードのＭさんに２年くらい前に言われたことですが、まさにこのことだと思いました。

これから大きなことをやってくのだからね・・・と最後に七空さんに言われ、背中をポンと押された気分になりました。

今回のセッションでは、メルギゼデグからのメッセージは少なく、ほとんどが映像でバンと来たと言っていました。



私はモトさんとは３年くらい前にモトさんにメールを送ったことがきっかけで、メル友になっていただきました。

昨年のゲリーさんのＷＳでたまたま一緒になり、その時から飲み友達（私は飲みませんが）になり、毎度スピリチュアルな深い話をさせていただいています。

宇田さんとは２０００年くらいにあるＷＳを一緒に受けた仲間です。昨年、偶然にも波動測定のセッションを受けに行って顔を見てお互いビックリ！し、再開となりました。

このようなつながりで、今回、七空さんのチャネリングや林さんのＷＳを受けました。

今まであらゆる方のセッションを受けてきましたが、いろいろと信じられないような話を聞いていたことが全て真実であり、もう私は行くしかない、という所まで来たようです。

七空さん曰く、モトさんに出会ったこと、宇田さんと再会したことの意味は、それぞれが自分の柱をしっかりと立てた上で、何か大きなことを一緒にやる時が来るかもしれないということでした。

わたしにもわかりませんが、とても強い光のようなものを感じています。



Yon~


　・・・＜体験記、終了＞・・・

林さんのＷＳ．．．２００７年７月１３日

　スペース・シードの宇田さんのセッションは、だいたい２ヶ月の間隔を開けて受けるよう言われます。私の場合、前回が２月で、今回は６月となり、４ヶ月ほど開いてしまいました。
　最初の宇田さんの一言、「どうですか調子は？」の質問に対する私の答えは、「なんとも、さえないです・・・」でした。前回のセッションで、私は願望を現実化する力が強いので、ぜひポジティブ・シンキング（積極的な前向きの思考）をするように言われたのですが、これが簡単そうで、意外と難しいのです。
　世俗の我々の思考は雑念の渦で、明るい未来を考えろと言われても、ついつい昔の悔いの残る過去を思い出しては、ウジウジとしてしまいます。私の状態もまさにそうで、もう過ぎ去ったことで、今さら考えても仕方がないとわかっているのに、思い出しては暗ーーくなってしまうのでした。
　そんな私に、宇田さんが勧めたのが七空さんのチャネリングセッションと林さんのＷＳ（ワークショップ）です。七空さんのセッションは以前紹介しました。今回は林さんのＷＳの体験談です。

　宇田さんによると林さんの霊的な能力は、桁違いだそうです。その霊能力のすごさから、噂を聞きつけたテレビ局の人間が来たそうです。そこで林さんが実演してみせたのですが、林さんだと除霊に２秒しかかからないのです。指を２回鳴らす間に、除霊がすんでしまうので、これでは番組にならないと諦めて帰ったそうです。
　何年か前ですが、テレビで陰陽師だったか、下ヨシ子さんだったか、映画のエクソシスト並みの迫力で、とり憑いた悪霊を除霊する番組が放送されていました。そういう番組だと、まずとり憑いた悪霊の（意外な）正体が明らかになって、そして罵詈雑言を吐きながら抵抗の限りをつくすが、最後に除霊されて、めでたしめでたしとなります。ですからそれが２秒で終わってしまったら、番組にならないのは当然かもしれません。

　ただ除霊という言葉に、ひく訪問者の方もいるかもしれません。新興宗教の信者勧誘の手口で、あなたに悪霊が憑いていると脅して、入信すれば除霊すると言って引っ張り込むことがあるといいます。そして、除霊の為といって法外な金を要求したりするようです（また運気向上の為といって壺を売りつけるという話も聞きます）。そこまで露骨でなくても、一般の人が霊を見えないことをいいことに、教祖様は大変霊格が高い人だとか、霊格の高い存在と繋がっているということが売り文句になったりするようです。我々は一寸先はわからないし、医者に見離された重い病気の人などが救いを求めて、ついふらふらとそういったものに手を出すのは、判らなくもない気もします。でもそういったものを冷静に眺めている人なら、それらは結局のところ、宗教を道具にした金儲けに過ぎないことを見抜いていると思います。それゆえ、除霊という言葉を聞くと、多くの人が何か胡散臭いものを感じてしまうのは仕方のないことだと思います。

　とはいえ私は、大勢の偽物の中に、数少ない本物はいると思っています。
　林さんは、そんな数少ない本物だという気がします。

　林さんの公開除霊のＷＳでは、まず右手を出して、林さんの右手でリーディングします（このやり方は今は少し変わりました）。そこで林さんが、リーディングした内容を二言、三言、言うのですが、私の場合、いきなり面食らうことを言われました。
　私は、人生のブループリント（青写真）どおりに生きていないと言うのです。人生のブループリントどおり生きさせないようにする悪がいっぱいいて、邪魔していると言うのです。これには後日談があります。その数日後に七空さんのチャネリング・セッションがあったので、さっそく、林さんから言われた私のブループリントとは何かと聞いてみたのです。
　すると返ってきた言葉は、あなたのブループリントは地球の概念ではないので、説明できないというのです。そんな、殺生な・・・ですよねぇ。せっかくセッションを受けに来ているのだから、何かヒントでも教えてよ、と言いたいところです。さらに私には、地球人が持っていない、ある種の感性や特性があるというのです。これも地球の概念ではないので、説明できないでした。これらの話を聞くと、宇田さんが私を宇宙人だと言ったことは、本当かもしれないなという気がしてきます。

　さて林さんのＷＳに戻ります。
　林さんの除霊は、その人に憑いた霊を取り払ったあとに、その人間に高いエネルギーを入れて、二度と同じ霊が憑かないようにするとのことです。もちろん取り除いた霊はすべて、成仏させると言っていました。さらに先祖供養も行います。父方と母方の先祖の両方を行います。一般のお寺では、先祖供養を頼んでも、父方か母方の一方しかやらないのがほとんどだそうです。
　私の場合、母方に一人、成仏してない強力な霊がいたそうです。私はこの話を聞いて、ピンとくるものがありました。ドンピシャで思い当たる人物がいたのです。さっそく母に、成仏していない親族の心当たりがないか聞いたところ、母も全く同じ人物を指摘しました。私はひそかに、ここ数年、母の体調が大きく悪くなったのは、それが原因の可能性もあると思ったのです。とすれば、母の体調はこれから回復していくことが予想され、見守りたいと思っています。

　これは公開除霊ではなく、スピリチュアル・マーケティングというＷＳですが、その辺にうろうろしている浮遊霊に協力してもらって、霊に憑かれることを体験するというコーナーがあります。宇田さんも体験したとのことで、左の二の腕に、狐の霊を憑けられたそうです。するとその部分に筋肉が攣（つ）ったような、とんでもない違和感が走ったそうです。
　この話を聞いて、私もぜひ体験したいと思って、スピリチュアル・マーケティングのＷＳに参加しました。ですが、参加者がみな心霊治療を受けることを希望したため、このコーナーはなくなってしまいました。私としては、残念なので、もう一度スピリチュアル・マーケティングを受けようか、考えているところです。

　さて問題は、林さんの公開除霊のＷＳは効果があるかどうかです。
　私の場合ですが、翌日から見事にネガティブ・シンキングがなくなりました。とはいえ完全になくなったわけではなく、今でも時々そういったネガティブなものが湧くことがあります。でもそれは過去の記憶として湧くようなもので、くよくよするということは一応なくなりました。林さんによると、狐の霊が憑くなどかわいいもので、一番たちが悪いのは、隠れて人の意識に働きかけて思考を操作する霊なんだそうです。私の場合、そういった霊で、強力なやつが憑いていたのではないかという気がします。
　先日２度目の公開除霊のＷＳに参加してきたのですが、林さんからずいぶん良くなっていると言われました。エネルギーがスムーズに流れてきたといいます。それは自分でも感じていて、お腹から頭にかけて重石のようなものがとれて、スーッと通って軽くなったような気がするのです。もちろん私に霊能力はないので、林さんのＷＳのおかげだと言いきることはできません。でも直感で、林さんは本物と感じるのです。

　林さんの公開除霊のＷＳですが、１時間で料金は１万５千円です。
　騙されても、まあ惜しくもない程度の金額です。この記事を読んで何か感じる方がおられましたら、受けてみられたらと思います。


http://neverfeel.accela.jp/

惚れ惚れウ○コ物語．．．２００７年６月３０日

　もう４〜５年前になりますが、訪問者の方から「惚れ惚れウ○コ物語」なるサイトを教えていただきました。刺激的なサイト名ですが、管理人の岡田さんが言うのは、腸内環境を整えれば、惚れ惚れするようなウ○コが出るということのようです。
　健康に興味のある方は、このサイトを読んでみて下さい。なかなか説得力があって、面白いです。その時、私も岡田さんの意見に賛同し、“惚れ惚れウ○コの素”と“カワイ株”の２つを買いました。２つで５万円ほどでした。
　４〜５年前に買ったものを、なぜ今話題にしているかというと、冷蔵庫の奥深くに仕舞い込んだ“惚れ惚れウ○コの素”の賞味期限を見て、ギョッとなったからです。あと３週間ほどで賞味期限切れとなっています。このままいけば、５万円をドブに捨てたことになってしまいます。
　ではなぜ、賞味期限切れぎりぎりになってしまったかというと、“惚れ惚れウ○コの素”の服用の仕方ですが、１日２袋を水に溶いて飲むこと。それを２週間続けること。さらに、（ここが問題なのですが）、その期間中は、乳製品及び動物性タンパク質は一切摂ってはならないと書いてあるのです。これが辛いのです。それがあるので、ずるずると実行を先延ばしして、数年経ってしまったというわけです。
　私は牛乳はここ１５年間程、一切飲んでいません。しかし、たまにピザを食べることがあるので、チーズは食べています。でも一般の人の乳製品の摂取量と比べると、ほとんど０に近いものがあると思います。それゆえ乳製品を２週間摂らなくても、何の苦痛もありません。
　また肉の摂取量もかなり低いです。まず牛肉は、基本的に食べません。基本的と断ったのは、和牛であれば１年に１回くらい食べてもいいかなと思っているからです。今アメリカ産牛肉が輸入解禁となり、どんどん日本に入ってきています。吉野家の牛丼も復活し、日本人はどんどんアメリカ産牛肉を食べるようになってきました。私は以前この欄で、これを恐怖のロシアン・ルーレットと言いました。私は単純に、毎日する食事なのに、なぜ命を掛けなければならないのかと思ってしまうのです。政府は輸入しているのは、生後２０ヶ月以内の牛に限定しているといいます。なぜ２０ヶ月かというと、これまで生後３０ヶ月以内の牛では、狂牛病（ＢＳＥ）の発症例がほとんどなかったからだといいます。
　つまり生後２０ヶ月以下の牛が安全と確認されたわけではなくて、発症した例がなかった（プリオン（タンパク質が奇形化したもの）が発見しにくい）というだけで、“安全”としてしまったのです。平たく言えば、安全が確認されたのではなく、確認する方法がないと開き直ったというわけです。こんな詐欺的な説明に納得する人がいるのだろうかと思いますが、アメリカ産牛肉を食べている人は、みんな納得しているのでしょう。狂牛病の原因がウイルスではないかという説もあり、もしそうなら、発症してなくても、病原菌をたっぷり体内に蓄積している牛を人間が食べていることになります。日本人の多くが、こんな恐ろしいをことを平気でやっているということに、驚きさえ感じます。でもまあ、何を食べようが本人の勝手で、私がとやかく言っても仕方がないことです。１０年後、２０年後に、ぞろぞろと狂牛病発症者が出てくる可能性はあると思います。

　さて話は脱線しましたが、そんなわけで私は牛は食べません。定食のメニューで牛と豚があったら、当然豚を食べます。豚と鳥だったら鳥を食べると決めています。でも普段は、鳥もあまり食べず、魚介類が主です。
　しかし“惚れ惚れウ○コの素”を服用するさいには、この魚介類一切も食べられないのです。最初の１週間は、なんとか我慢できました。動物性タンパク質を一切摂らないと、油分が恋しくなります。そこで肉の入っていない、餃子を食べようと思ったのです。３つスーパーを廻ってやっと、野菜餃子なるものを探しだしました。しかし裏の説明書きを見て、がっかりすることになりました。なんと野菜餃子と銘打っているのに、内容物に豚脂と書いてあるのです。野菜餃子なのに、しっかり肉成分が入っているのです。日本人の食は、徹底的に肉嗜好になってしまったということでしょうか。
　そこで健康食品店に行ってみることにしました。そこでやっと野菜だけの餃子を買うことができました。訪問者の方は、自分で作ればいいじゃないかと言うでしょうが、そこまでする気力はありませんでした。でも数日ぶりの油分（サラダ油）は旨かったです。健康食品店で売っているものは、たしかに健康には良いのでしょうが、難点は、たいてい不味いことです。でも葉っぱ、納豆、豆腐、海藻だけの食事にあきあきしていた私は、野菜だけの餃子を美味しく食べることができました。
　しかし１週間も経つと、さすがに動物性タンパク質がほしくなりました。人間本来の食事には、動物性タンパク質は必要ないのでしょうが、肉が充満している現代の日本人の食事にどっぷり浸かっている私には、精神的なストレスとなってきました。そこで妥協案を考えました。魚肉はダメだが、魚肉成分の入ったものを認めようというわけです。具体的には、蒲鉾（かまぼこ）と竹輪（ちくわ）です。これらは魚肉を使っているが、いろいろ混ぜものが入っているから、魚肉よりは罪が軽いだろうというわけです。そうして食べた蒲鉾は実に旨かったです。味というより、食べた感触です。ああ、やっと動物性タンパク質が食べられたという思いでしょうか。しかし、蒲鉾で感動するなんて、私は実に安い男だなあ、という気がします。

　こうして２週間がすぎて、今私は晴れて（豚、鳥の）肉が食べられるようになりました。でもなんとなく鶏肉すら食べる気になれません。今は、魚介類のみです。というのも肉を食べてしまうと、嗜好のリバウンドがありそうで怖いのです。いったん肉を食べたら、もう肉なしではいられないような・・・。

　今回学んだのは、人間の食の嗜好は簡単には変えられないということです。徐々に変えるしかないのだと思います。先日も、浅井敏雄さんのメルマガが来て、相変わらず、白いご飯と野菜と海藻だけで充分と書いてあります。仏門に入って修行憎にでもなれば、我慢して耐えられそうですが、この社会に生きている以上、それは難しいなと実感しました。
　でも、少なくても今回の体験で、牛はもちろん、豚や鳥肉は食べなくても平気になりました。少しは進歩したということでしょうか。
　将来世界的な食糧危機が起こって、穀物だけでなく、肉や乳製品などの値段が暴騰することがあっても、私は被害をだいぶ少なくする自信がちょっとだけついてきました。

スペースシード体験記（その２）．．．２００７年６月１９日

　６月１３日にスペースシードに行ってきました。その様子を紹介したいと思います。
　今回、“その２”と銘打っていますが、実際は３回目です。２回目はタイムリンクというセッションで、今回はディメンションシフト（次元調整）というセッションでした。
　まず気になる調整前の各チャクラの数値を紹介します。左が現在値で、右が最大値です。（）内は第１回目の数値との差です。


第７チャクラ　．．．　３７（−２７）　／　１２２（＋３７）
第６チャクラ　．．．　７１（＋１１）　／　１１９（＋３４）
第５チャクラ　．．．　６２（＋３５）　／　１０３（＋４９）
第４チャクラ　．．．　３７（−３９）　／　１２３（＋２８）
第３チャクラ　．．．　４５（−１４）　／　１１２（＋２８）
第２チャクラ　．．．　４９（−２９）　／　１２３（＋２６）
第１チャクラ　．．．　４９（−２０）　／　１２２（＋３６）


　まずわかることは、現在値は第５，６チャクラを除いて大きく下がっているのに、最大値は一様に上がっていることです。
　宇田さんも現在値が低いのに、最大値が上がっているので不思議そうでした。これには理由があります。この日の私の体調は最悪だったのです。前日の深酒がたたって（要するに二日酔いで）、しゃべるのも億劫で、セッションを早く終わらせて家に帰って横になりたいぐらいだったのです。現在値は現在のチャクラのエネルギー状態なので、日々変わります。この日は私の最悪の数値が出たようです。
　逆に最大値が上がっているのは、２つ理由が考えられます。一つは宇田さんのところで買った“アイテム”をかなりマメにかけていることです。もう一つはゲリーさんに教わったチャクラを活性化する呼吸法を毎日やっていることです。呼吸法はやっている本人には、効果があるのか、なかなかわからないのですが、宇田さんのところで測れば一発でわかるというのが本当に有難いです。

　さて次に本番のディメンションシフト（次元調整）の数値です。１次元から１２次元まで測ります。左が調整前の現在値、右が調整前の最大値です。


　１次元　．．．　１０５　／　１１７
　２次元　．．．　　３４　／　　４８
　３次元　．．．　　３０　／　　３８
　４次元　．．．　　５０　／　　６３
　５次元　．．．　　６９　／　　９８
　６次元　．．．　　４７　／　　６７
　７次元　．．．　　４４　／　　６３
　８次元　．．．　　３７　／　　９２
　９次元　．．．　　５１　／　　７３
１０次元　．．．　　５１　／　　７３
１１次元　．．．　　６９　／　　９８
１２次元　．．．　　６９　／　　９８


　１次元は鉱物界、２次元は動植物界、３次元は人間界。６次元から物質世界ではなくなり、６次元は先祖や守護霊、７〜８次元は天使界、９〜１０次元はマスターの領域、１１〜１２次元は人格のない宇宙意識といった具合なんだそうです。その次元の数値の高低によって、その人間がどこの次元と繋がっているのか、あるいは逆に繋がりが薄いのかがわかるそうです。例えば３次元の数値が高い人は、この世界に根を張って、活き活きと活動しているといった具合です。

　宇田さんは数値を測りながら私の方を見て、にやりと笑って、「正体がわかりましたよ」と言うのです。「はぁ？．．．」と私が答えると、宇田さんは、「どうやら本山さんは、宇宙人ですよ」と言うのです。
　宇田さんは、この地球系のシステムに来る前に、その魂がどこの世界に属していたか、この数値で判ると言うのです。私の場合、５次元の数値が高く、この次元から地球に来たのだというのです。５次元までは物質的な肉体を持った世界ですが、この３次元と違い、スーパーマンのような世界だといいます。ちょうど漫画のドラゴンボールのような世界だそうです。人間が空を飛んでみたり、自分で自分の体を再生させるようなものとか・・・。
　この話を聞いていて、私は思い当たることがありました。ゲリーさんの個人セッションで、私は小さい頃に宇宙に強い想いがあると指摘されたことがあったのです。そのとおりで、私は小さい頃、宇宙に強く惹かれていたのです。私が育った九州の、ドドドド田舎の家では、夜には天の川がはっきり見えました。その美しい光景は人々に畏怖の念を抱かせるような力があります。その星々を、私はいつまでも、あきもせず眺めていました。そして言葉に現せない、不思議な想いを感じていました。この話を宇田さんにすると、それは自分の故郷を懐かしむ想いではないかといいます。さらに宇田さんから、家庭や学校で、ここの世界に属していないという違和感を感じたことはないかと聞かれました。もちろんそれは感じています。しかしそれは、自分だけでなく多くの人が持っている感覚だと思っていたのです。

　さらに次元の話が出たので、私はゲリーさんから以前、８次元か９次元にアセンションすると言われたことがありますと宇田さんに言ってみました。すると宇田さんは、それはとても納得出来る話だといいます。なぜなら元々５次元の人間だから、アセンションするとしたら８次元とか９次元になるのは当然というわけです。この説明でもう一つ納得出来る話がありました。
　私はゲリーさんの個人セッションで、もう一回アセンションするか聞いてみたのですが、そのときはアセンションしないと言われたのです。私の場合、アセンション出来るのに、あえてアセンションすることを選ばないというのです。当初はなんとなく納得したのですが、最近私はこの答えを不思議に感じていました。たしかに私はこの世界に興味があるけれども、アセンションできるなら、する方を選ぶんじゃないかと思うのです。しかしこれも私が５次元の出身であれば納得できる話です。あえて地球という３次元の世界を体験するために来たのに、アセンションしたら逆戻りしてしまいます。それこそ、意味ないじゃん・・・です。

　さらに宇田さんによると１２次元はアカシックの世界とのことで、私は１２次元との繋がりも強く、もしかしたらすでに繋がっているかも、という（私にとって実に）嬉しいことを言ってくれました。でも最後に宇田さんから、「５次元から来たのですから、これから何もしないで過ごしてよいというのはないですよ。必ず何かしらの目的を持って生まれてきたのですから」、と釘を刺されてしまいました。私自身は、老後は田舎に引っ越して、のんびりと過ごそうと思っているのですが、こういうセッションを受けると、必ず逆のことを言われてしまうのです。

社会保険庁に行ってきました．．．２００７年６月１６日

　最近テレビや新聞で話題沸騰の年金問題ですが、私もこの機会に自分の年金記録を確かめに社会保険庁に行ってみることにしました。
　普通に会社に勤める人の場合は、厚生年金なのですが、私の場合国民年金のみです。というのも、私はサラリーマンが性に会わず、会社勤めはわずかに１年半ほどだったからです。会社を辞めてアメリカにいったり、テニス三昧の生活をしたりして、２０代の頃は本当にフラフラしていて、今風に言えばプータローというところでしょうか（当時はプータローという言葉はありませんでした）。国民年金は、もらえてもせいぜい月５万円程度ですから、金額は多くはないのですが、老後はひっそりと田舎で天涯孤独の死を迎える可能性の高い私には、大切な生活の糧になりそうな気がしているのです。
　当時から国民年金は罰則規定はないが、原則加入が前提ということは知っていたので、私の性格上、年金の振込み用紙が来たら、振り込んだだろうと思うのです。ただアメリカに行って、日本の住民登録を抜いたりしたことがあったりして、未納期間があることは確実でした。
　先日読んだ新聞では、宙に浮いた年金の振込み記録の５０００万件以外にも、社会保険庁の職員による横領もあるという話でした。その場合、記録にも残っておらず、本人が領収書を持っていなければ泣き寝入りしかありません。そもそも２０年前、３０年前の領収書を取っておく人の方が、めずらしいと思えます。当然私にも、領収書はありませんでした。
　数々の社会保険庁の杜撰な記録管理が明らかになるにつれて、私の記録も怪しいだろうという気がしてきました。日本の住民票を抜いたのが一回と、２回の就職と、６回の引越しです。横領を免れたとしても、記録漏れはありそうです。

　その私が住む八王子の社会保険事務所ですが、ちょうど夕方のテレビのニュースで取り上げられていて、２〜３時間待ちは当たり前と放送されていました。もうゲンナリです。先日母の検診に同行して、国立ガンセンターに行ってきたのですが、予約時間が決められているにも関わらず、予約時間からさらに３時間待たされて、診察はたったの３分でした。国が管理しているところのサービスの悪さには、呆れかえります。私は自分が３時間待てるかどうかが、心配でした。
　それゆえ私は八王子の社会保険事務所に行く際に、３時間程度で読めるくらいの本を持っていくことにしました。その社会保険事務所に着いてみると、廊下に税金や年金などで色分けされて区別されたテープが貼ってあって、目的の場所が実にわかりやすくなっていました。そのコースの１つが厚生年金で、これはニュースのとおりで、人がいっぱいでした。私は国民年金なので、テープに貼ってあるとおりの場所にたどっていくと、なんと人が数人待っているだけです。あれっ？　全然混んでないぞ、・・・です。番号札を取ってみると２人待ちでした。１０分ほど待っていると、もう自分の番がきました。
　受付の職員の方に年金手帳を渡して調べてもらうと、４年弱ほどの未納期間が見付かりました。最初私は、この記録に少々違和感を覚えました。アメリカから日本に帰ってきたとき、２年前までの未納分はさかのぼって振り込み可能と言われて払った分が、記録されていないように思われたのです。そこで職員の方に疑問をぶつけると、色々調べたり実に親身に相談にのってくれました。テレビで社会保険庁の職員の態度は横柄で、お役所仕事そのものだと非難が集中していますが、少なくとも今はとても誠実な対応をしてくれるようです。私のあやふやな記憶と、職員の方のアドバイスを聞いているうちに、どうも社会保険庁の記録の方が正しいという気がしてきました。その後、家に帰って、アメリカの運転免許書などを照合したりして調べてみたのですが、たしかに職員の方の言うことが正しそうです。
　というわけで、私の年金記録は正しいという結論に達しました。社会保険庁に行く前は、大幅な記録漏れがあったら、当時の領収書がない以上、国民年金は清算する必要があるかなと考えていたので、とりあえず安心したというところです。


　ところで今は、年金を払っていない人が多いようです。
　私の記憶が正しければければ、国民の４割が支払っていないようです。私の兄は税理士をしていますが、国民年金を払っていません。その理由は、年金財政は間違いなく破綻するからというものでした。このＨＰで度々取り上げている経済ジャーナリストの浅井隆さんも、払っていない可能性が高そうです。何しろ浅井さんは、「自分年金クラブ」という組織を作って、国に頼らず自分で老後の為の資産形成をするサービスを提供しているくらいです（ちなみに私も以前は、「自分年金クラブ」やその上のクラスの「ロイヤル資産クラブ」の会員でした）。その浅井さんは最近の講演会で、「私は、全く国に期待していません」と言っていました。それもそのはずで、浅井さんは今でも日本国政府は破産すると言っています。

　この辺は最終的には個人の判断ですが、たしかに日本政府の巨額の財政赤字はありますが、私は日本が破産するとは思っていません。もちろん浅井さんが指摘するように、経済原則に反したことは、どんな国でも起こらないというのは事実だと思います（日本だけが巨額の赤字を抱えても平気ということはないという意味）。いずれ日本は巨額の財政赤字を積み上げたツケを払う時が来ると思います。しかしそれは破産ではなく、円安（円安によるインフレ）だと思うのです。それも円はドルに連動したドルのサブ通貨のような性格を持っているので、ドルが落ちていくにつれて円も落ちていくというイメージです。ただしドルの落ちていく度合いの方が強いので、ドル円相場では円高ではないかと考えています。
　ただ私としては、浅井さんの日本政府には全く期待しないという考え方には、基本的に賛成です。今の政権が続く限り、日本の未来は相当に暗そうにみえます。しかし、さえない低空飛行を続けながらも日本政府はなんとかやっていくのではないかという見方をしています。その意味では、日本の将来にちょっとばかり期待しているのです。そういう考え方をしている私ですから、国民年金を掛けるくらいでちょうどいいのかもしれません。

原油価格高騰の背景．．．２００７年６月１０日

　原油の値段がじりじりと上がっています。

　以前原油が１バーレル７０ドルを超えたときは、マスコミで１バーレル１００ドル突破もありうると大騒ぎしたのに、今回は意外と静かです。マスコミの悪いクセで、一度話題になったものは、もう使えないと思っているのでしょうか。
　現在１バーレル６５ドル近辺まできています。３月２７日には６８ドルに達しました。キューピーマヨネーズが１割値上がりするそうですが、バイオ燃料による穀物相場の高騰で、いよいよ私たちの食卓に影響が目に見える形ではっきりと現れてきました。それに目を奪われて、原油の値上がりに人々の関心が向かないのかもしれません。

　ラビ・バトラ氏は、今の原油相場はバブルだと言います。需要と供給で値段が決まるはずなのに、供給が潤沢にもかかわらず値段が上がり続けているからです。ラビ・バトラ氏は、年金資金のみならずヘッジファンドなどの投機資金が大量に原油相場に流れていて、それが値段を押し上げていると言います。
　しかしその説明で一つ欠けている視点があります。現在の需要と供給しか注目されていませんが、将来の需給関係がどうかという点です。それに関し中丸薫氏のメルマガに、注目すべき情報があったので、それらを紹介していこうと思います。
　米エネルギー省の発表によれば、現在の世界の石油消費量は１日で８２００万バーレルで、２０２５年には５割増しの１億２５００万バーレルに達するといいます。同省は現在の石油会社だけで、増産可能と分析していますが、地質学者の中には、「現在の技術で産出できるのは１億バーレルが限度であり、１億２５００万バーレルを産出するには、さらなる技術革新と資金が必要だ」と警告する人も多いといいます。
　このように将来の需給が逼迫するのは必死であり、現在世界的に石油争奪戦が繰り広げてられている現実があります。もちろんその最大の主役は中国です。中丸氏のメルマガからその様子を拾ってみました。まず現在の中国の石油の消費事情です。


�@　中国は２００４年、日本を抜いて世界第２位の石油消費国となり、アメリカ、日本に次ぐ世界第３位の石油輸入国になった。現在、１日７００万バーレルを消費している。

�A　現在のアメリカの石油消費量は１日２０００万バーレルで、その差はまだ大きいように見えるが、あと５年もすれば中国は１日１４００万バーレル、さらに２０２５年には２８００万バーレルを消費すると予測されている。

�B　これまで中国はエネルギーの６６％を石炭に依存してきた。だが、急速な経済発展や公害問題により、今後は石油依存度を強めるため、国内だけでなく、海外から石油を安定的、長期的に確保することが重要な国家戦略となっている。


　こういった需要増を背景として、中国がどのような行動を起こしているか見てみます。


�C　中国は、１９９０年代末から２００１年にかけて、３つの国営石油会社を再編成し、それらを部分民営化して、ニューヨークや香港、ロンドンなどの株式市場に上場させた。政府上層部には、温家宝首相など石油業界出身者が多く、国策として石油会社の海外進出を後押ししている。

�D　そのうちの１社、中国海洋石油公司（ＣＮＯＯＣ）は、２００６年、米ユノカル社の買収に乗り出した。しかし、この買収は米議会が安全保障上の理由から阻止し、結局、ユノカル社はシェブロン・テキサコに売却された。このときＣＮＯＯＣはユノカル社に１８５億ドル（約２兆６００億円）という、欧米のオイルメジャーが太刀打ちできない買収額を提示した。

�E　サウジアラビアは、世界の石油埋蔵量の４分の１を保有し、政治的には親米国として知られる。だが、中国は１９９９年、サウジアラビアとともに石油協力体制をつくり、それ以来、サウジアラビアは中国にとって重要な原油供給国となった。

�F　また、国立石油企業サウジ・アラムコは、実質的にはアメリカ資本と言われてきたが、このサウジ・アラムコの株式を中国が２０パーセント取得し、共同でサウジアラビア国内に製油施設をつくることが２００５年、正式に決まった。サウジアラビアはアメリカからの同様の申し入れを保留にしたと伝えられており、ワシントンと距離を置きはじめているとも言われている。

�G　アメリカがイラク戦争の収拾に追われている隙をついて、イランと中国との関係も近年緊密さを増している。中国にとって、今やイランは最大の原油供給国であり、天然ガスの輸入先でもある。中国はイランに核技術などを輸出し、両国間の貿易額は年間１２０億ドルにも達する。両国間では石油パイプラインの設置に関する協議も行われており、１日６００万バーレルの石油をイランから中国に運び込む計画も進められている。

�H　その他にも、中国は反米色の強いベネズエラや、アンゴラ、ナイジェリア、カザフスタンなどの石油産出国に対して、政府要人による積極的なトップセールスをしかけている。２００６年１１月には、北京で中国とアフリカ諸国４８カ国首脳による「中国アフリカ協力フォーラム首脳会議」を開催し、胡錦濤総書記が「対アフリカ経済援助を３年以内に５０億ドルにまで増やす。また、２００５年までにアフリカが抱えこんだ約１００億ドルの債務を免除する」と述べた。国際社会は、「資源獲得を狙ってアフリカを援助することは、新植民地主義である」と非難したが、なりふり構わぬ中国の資源外交がその速度をゆるめる気配はない。

　本山です。
　このように現在の原油価格高騰の背景には、世界中で、なりふりかまわず石油獲得に邁進する中国の姿があるようです。そして現在のところ、この流れはしばらくは止まることはないと思われます。つまり原油価格の高騰は、当面続く可能性があります。

　さてここで、胡散臭いこのＨＰらしく預言の話をすると、ゲリーさんから最初に聞いた預言では、原油は１バーレル７２〜７３ドル程度で天井を打つというものでした。そして中国が主なエネルギー源を石油から水素に切り替えると発表したとたん、原油価格は下落を開始し（つまりバブルは弾けて）、１バーレル２０ドル程度に落ち着くというものでした。
　実際の価格は、１バーレル７７ドルまで上昇しましたが、その後下落に転じ、預言は当たったかのようでした。しかしゲリーさんの２００７年預言では、原油は１バーレル１００ドルを突破するというのです。いずれ石油バブルは弾けるとしても、その前に１００ドルという、人類が見たこともない高みに登りつめるということでしょうか。
　最近の中国の動きから、こうしたゲリーさんの預言に対し、あながち荒唐無稽と言えないものを感じています。

レスター・ブラウン氏の主張に思う．．．２００７年５月２７日

　今年５月に行なわれた国連のＩＰＣＣ（気候変動に関する政府間バネル）は、ここ１００年で地球気温が０．７４℃上昇し、近年それが加速していること。そういった気候変動に対し、これから２０〜３０年の人類の行動が重大な影響を持つという声明を発表しました。
　それに関し、５月２５日（金）にＮＨＫで放送された「クローズアップ現代」で、レスター・ブラウン氏（米アースポリシー研究所所長、以前はワールドウォッチ研究所でした）は、プランＡの限界を説いていました。
　レスター・ブラウン氏がいうプランＡとは、石油に依存したこれまでの経済活動のあり方です。プランＡの経済活動は、すでに地球が持つ自然の能力の限界を超えてしまった。このまま進めば、世界経済は衰退し、ついには崩壊するだろうと言います（レスター・ブラウン氏はプランＡに替わる、エコ・エコノミーというプランＢを提唱しているようです）。

　今こういった環境に対する配慮から、トウモロコシなど穀物を原料としたバイオ・エネルギーが注目されているようです。バイオ・エネルギーの燃焼によるＣＯ２の排出分は、作物が育つときに吸収する分と相殺されるので、環境に負荷をかけないと説明されています。日本でも減反によって放棄された水田を復活し、米（コメ）でバイオ・エネルギーを生産しようとする動きがあり、これも「クローズアップ現代」で放送されました。
　今米国ではブッシュ大統領の後押しもあって、トウモロコシによる空前のエタノールブームが起きているようです。しかし、レスター・ブラウン氏は、これは穀物と水不足の深刻な危機を招くと警鐘を鳴らしています。
　その辺の様子を２００７年４月１４日に載った、日本経済新聞から抜粋します。


　・・・＜日本経済新聞から抜粋＞・・・

　米「エタノールブーム」に警鐘　　　穀物・水の連鎖危機招く

　　　米アースポリシー研究所所長　レスター・ブラウン氏

　国連の「気候変動に関する政府間パネル（ＩＰＣＣ）」の作業部会は地球温暖化が水不足や深刻な飢餓を引き起こすと警告した。人類を支えるエネルギーと食糧の２つの不安が直結する異例の事態だ。米国では温暖化対策であるはずのエタノールの生産拡大が原料のトウモロコシの値上がりを招く副作用も目立っている。環境問題の草分けで、米国のアースポリシー研究所のレスター・ブラウン所長に課題と処方せんを聞いた。

　−−米国では「脱石油」を掲げたブッシュ大統領の方針を引き金にエタノールブームが起きています。
　「トウモロコシを使って自動車が走るのはすばらしいことだと米国人は以前から考えてきた。中東の石油に頼らなくて済むからだ。コーンベルト地帯の州政府を中心に、米国はエタノールの利用を後押しし、１９７８年の立法によって国はエタノールの生産１ガロン（約３．７８５リットル）あたり５１セントの実質的な補助金を出すようになった」
　「ただ、当初は生産の上昇率は極めてなだらかだった。今はほとんど垂直のこう配で伸び、工場への投資は熱狂と呼んでいい。このままだと来年、米国で収穫するトウモロコシの半分はエタノールに向かうだろう」
　−−どのような影響が出てくるのですか。
　「冷蔵庫のドアを開けてみればいい。肉、牛乳、卵、チーズ、ヨーグルトにアイスクリーム。みんな元をたどればトウモロコシを飼料にした動物から作る。これらの食品もトウモロコシ相場が上がれば、時間差があるにしても値上がりする。やがて小麦やコメのような穀物も上がる。最後は見たこともない高値がつくだろう。食糧安全保障にとって大きな懸念だ」
　−−ガソリンの代わりにエタノールを使う戦略が問題なのですか。
　「大型車のガソリンタンクをエタノールで満タンにするには、人間一人が一年に食べる穀物が必要だ。すべての穀物をエタノールに代えても米国の自動車の燃料需要の１６％程度しかカバーできない」
　「つい最近まで連邦政府はエタノール生産に実質的な補助金を出す財政当局として目を光らせていた。ただ工場の免許を出すのは連邦ではなく州だ。原油相場が１バレル６０−７０ドル、ガソリンが１ガロン３ドルに値上がりし、エタノール生産で短期的な利益を稼げるようになると、州は企業の攻勢に押され、コントロールがきかなくなった。私は新工場の免許停止を要求する」
　−−現状を放置すると、世界にはどのような影響が及びますか。
　「地球全体でみると、自動車に乗る８億人と、極めて貧しい生活をする２０億人が同じ穀物を巡って争っている。自動車を持つ人の年収は３万ドルぐらいあるのに、収入の半分を食費に使う貧しい層の年収は３千ドル以下だ。極めて不公平な競争だ。この争いへの対策を講じる国連機関はない。市場がただ機能しているだけだ。市場は人々の飢餓を心配しない」
　−−米国のエネルギー戦略が世界的な穀物の奪い合いを起こす恐れがあると。
　「それだけにとどまらない。水の問題も生じる。１トンの穀物をつくるには１千トンの水が必要だ。水をそのまま輸入するよりも穀物の形で買う方が効率的だ。豊かな国は穀物をどんどん買うようになり、貧しい国は買えなくなる。未来の戦争は石油よりも、穀物を通じて水の奪い合いになる可能性が高い。水を巡る戦争の力は軍事よりも資金だ。我々は農業、工業、都市のすべてのレベルで、水を効率的に使わなければならない」
　・・・（後略）・・・

　・・・＜抜粋終了＞・・・


　本山です。
　このように、皮肉なことに環境に配慮したバイオ・エネルギーは、人々に深刻な飢餓をもたらす可能性が高いようです。引用文中のレスター・ブラウン氏の言葉、

　「市場は人々の飢餓を心配しない」

　ですが、経済ジャーナリストの浅井隆氏はこれは名言だと言っていました。私もそう思います。「やがて小麦やコメのような穀物も上がる。最後は見たこともない高値がつくだろう」には、私は大いにリアリティを感じます。


　さてこれまでレスター・ブラウン氏の主張を紹介してきました。
　これから少し私の見解を述べてみたいと思います。
　こういった環境問題で耳にタコが出来るほど言われるＣＯ２ですが、私は大きな違和感を覚えるのです。レスター・ブラウン氏もそうですが、地球温暖化の原因はＣＯ２が原因だというのが当たり前になっています。果たしてこれは本当なのでしょうか。
　これまで何度も記事に書いてきたことですが、ＣＯ２の増加が地球温暖化の原因であることを科学的に実証した例を、今の人類は一つも持っていません。一部の科学者がそう主張しているだけです。それがあたかも普遍の真実のように、世界中の人々が信じています。
　ＣＯ２が空気中に占める割合は０．０３％に過ぎません。今はこの数字が上がっていて、これが地球温暖化の原因だと大騒ぎしている状態です。大気中には、酸素が２０％程度で、後はほとんどが窒素です（ほぼ８０％）。０．０３％が僅かに増えて、それが地球の平均気温を１００年間で０．７４℃上げたと言われても、私はリアリティーを感じないのです。もちろん私も科学的な裏付けのある説を持っていませんが、このところ太陽が大きく変化しており、それが各惑星に大きな気候変動をもたらしているという説にリアリティーを感じるのです（それゆえ私はＣＯ２の増加が地球温暖化に仮に関与することがあっても、その割合は低いとみています）。
　さらに言うと、地球は氷期と間氷期を繰り返しており、今地球は氷期に向かっています。ペンタゴンが発表したレポートがあって、それには地球はこれから温暖化するが、あるときを境に寒冷化すると言っているそうです（そのある時とは、そんな遠い未来でなく、我々が体験できる未来です）。私はこのレポートにもリアリティを感じます。ジュセリーノ氏が言うように、これから猛烈な温暖化がやってくると思いますが、ある時を境にして寒冷化に向かう可能性もあります。どちらにしろ、人類は気候変動による試練を受けるのだろうと思います。

　とはいえ環境問題が深刻であることに変わりはありません。ＣＯ２云々より、森林伐採によって森が消滅しかかっていたり、加速する大気や海の汚染の方が、はるかに重要ではないかと思うのです。環境問題というと、それがＣＯ２の話に集約されてしまい、ＣＯ２の対策をどうするかで議論が終わってしまうことの方が問題だと思うのです。その結果、本当に大切な自然環境の破壊と汚染の問題が、後回しにされているように感じてしまうのです。

『新たな黄金時代』．．．２００７年５月２０日

『新たな黄金時代』（ラビ・バトラ著、あ・うん）

　ラビ・バトラ氏というと今から１０年以上も前ですが、ラビ・バトラ氏が日本で講演を行なうというので、２万円というバカ高いチケット代を払って聞きに行ったことがあります。
　その後ラビ・バトラ氏は、私の記憶にあるだけでも４度、ＮＹダウの暴落から世界恐慌に陥ると言って、ことごとく外してきました。直近では、去年（２００６年）後半に、株の暴落から不況に陥ると言っていましたが、もちろん起きませんでした。私はこうしたラビ・バトラ氏の言動に慣れっこになってしまったようで、最近は「ああ、また言ってる・・・」という感慨しか湧いてきません。
　しかしどういうわけか、書店でラビ・バトラ氏の本を見付けると、ついつい買ってしまうのです。予測は外しまくりですが、ラビ・バトラ氏は私にとって不思議な魅力を持った人なのです。
　この『新たな黄金時代』でもまた、ラビ・バトラ氏は２００８年〜２０１２年に株式市場が崩壊すると言っています。少しは反省したようで、今度はだいぶアバウトな予測となっています。『未来からの警告』のジュセリーノ氏も２０１０年６月１５日にＮＹダウは崩壊すると言っているので、今回は当たりそうな気もします。それと２０１０年までにドルの崩壊があると言っています。ドル崩壊は私は以前から予想していたことで、私の関心はドルの崩壊が起きるかどうかではなくて、いつ起きるかです。その時期ですが、やはりＮＹダウの崩壊と連動して起こるとみるのが自然かもしれません。以前ゲリーさんにドル・ユーロ相場の行方を聞いたときは、なだらかにドル安・ユーロ高が続くが、ある時急激に進むと言っていました。そのある時が、ＮＹダウ崩壊のときではないかと、ついつい考えてしまいます。
　今回の『新たな黄金時代』の特色は、題名にもあるように黄金時代の幕開けを予想している点です。ドルやＮＹダウの崩壊や、アメリカ型の富裕者の資本主義が崩壊するという苦しい数年を乗り越えれば、新たな黄金時代が来るというのです。私などは、「ほんとかなあ〜」と思ってしまいますが、ゲリーさんも今という時期は、良い方向に向かっているので悲観すべきでないと言っていました。たしかに悲観的な未来よりも、楽観的な未来を予想した方が精神衛生上は良いのは間違いありません（とはいえ私は、悲惨な未来を数多く含んだジュセリーノ氏の預言にもリアリティを感じているのですが）。


　このところ日本でワーキング・プアが社会問題となっていて、テレビでも度々取り上げられています。先日ＮＨＫの「クローズアップ現代」で、アメリカのワーキング・プアの問題が取り上げられていました。
　それに関する記述が『新たな黄金時代』にあったので少し抜粋してみます。


　・・・＜『新たな黄金時代』から抜粋＞・・・

アメリカ市民のうち３９００万人が「貧困状態以下」


　１９８０年代初期以来、世界的に経済が成長を遂げているにも関わらず、貧困や極貧状態、そして場合によっては深刻な飢餓が、世界中の広大な地域に影響を与え続けてきました。
　アメリカにおいてでさえ、人々はギリギリの収入で厳しい生活を強いられ、一つのローンを返済したと思ったら次のローンを借りる、という状態にあります。
　アメリカンエキスプレスカードの「それなしで外出しないでください！」という宣伝文句は、実際にアメリカ人の生活そのものとなっています。人々は彼らの生活を維持するために、カードに絶望的に依存しているのです。
　最近の研究では、アメリカ市民の４３パーセントが、１ドルを稼ぐために１ドル２２セントを消費していると報告しています。
　アメリカ社会は事実上なにも資産を蓄積していないのです。一般家庭の貯蓄率はこの数年でゼロからマイナスに転じています。これはこれまでなかったことですが、３９００万人近くのアメリカ市民が「貧困ライン」以下の生活をしているのです。
　アメリカ政府による大企業優先の経済政策をはじめとする無情な猛攻撃のもとで、４５００万人近くの市民が健康保険をまったく持たず、最低賃金は、１９６８年に１時間あたり８ドルだったのに（インフレ調整をした数字で）、現在は５ドル１５セントに過ぎないのです。
　約５００万人ものホームレスが街中にあふれ、同じくらいの人口が、食費もままならない生活を送っています。
　実質賃金は労働人口の４分の３において１９７３年以来下がり続けています。比較的収入になる仕事を持っている人でさえ、負債で埋もれそうになっているのです。彼らの自動車や自宅、家電製品、家具などはローンのために、実質上、ほとんど銀行の担保となっています。


アメリカの革命はいかにして起こるか


　あなたは、このアメリカの悲惨な実態を、ＧＤＰ（国内総生産）の数値からは想像もできないでしょう。ＧＤＰの数値は、アメリカの歴史が始まって以来、人口の増加率より急速に成長してきたからです。
　アメリカの労働者が、コンピュータの進歩によって支えられることで、歴史上始まって以来の生産性を達成しているさなかに、中枢である都市部にもアメリカの貧困層が無数に存在しているという事実は、実に悲しむべき事態だと思います。
　生産性の成長は、貧困や飢えなどをとっくの昔に消し去っていたはずだったのですが、今日、その代わりに飢えと搾取が日毎に悪化しています。
　２００５年の「ハリケーン・カトリーナ」来襲の時に、貧しい市民が危険な地域から逃げ出そうとしていながら結局脱出することができなかったようすがテレビで詳細に報じられました。
　このようすは、それまで多くの人々が単なる統計の数字だと軽視していたことをまざまざと示しました。それは、何千万、何百万人ものアメリカ市民が貧困ライン以下の生活を送っていて、いざというときにも自らの家族を自力で救うこともできない状態にあるということでした。
　このハリケーンは、恐らく世界でいちばん豊かなこの国で、３９００万人の「貧困ライン」以下の人々が、まさに貧困であるために被害を被ったようすを、その素顔を白日の下に晒け出したといえるでしょう。
　あの時、何人かの共和党の議員は、被災した貧しい人たちに対して、非難の声をあびせていました。著名な議員たちは、「なぜ、ハリケーンの犠牲者は、被害を受ける前に自分の自動車で脱出しなかったのか？」と声高に発言していました。
　この発言は、彼らの無知からくる見識の無さと、官僚的な冷酷さ、そして、深刻な精神の腐敗ぶりを露呈しました。
　大企業からの豊富な資金を得て、毎週末のパーティなどぜいたくの中に浸りきっている「共和党議員＝立法屋さん」には、貧しい人たちが自動車を持っていなかったということを想像することもできなかったのです。
　共和党議員＝立法屋さん（否、法律破壊屋でしょうか）の「現実認識」の欠如の度合いは、まるでフランス革命前夜のフランス貴族のようなレベルでした。フランスの大衆は、１７８９年のフランス革命において、こういった「抑圧者」たちを打倒しました。それと同じ事がアメリカでも起こり得たのです。
　次にやってくるであろうアメリカの革命は、かつてのフランス革命ほどの「流血沙汰」にはならないでしょう。けれども、大衆の心理を変えていく力や、税制の改革、貧しさからの救済などにおいては、迅速でより切れ味のよいものとなるでしょう。
　古臭く、老朽化した時代遅れの政権は、華々しく新たな時代の夜明けの到来を告げながら永久に消えていくでしょう。


　・・・＜抜粋終了＞・・・

奥澤さんの運命観測．．．２００７年５月１３日

　５月初旬に、ある方から紹介していただいた奥澤さんの運命観測に行ってきました。
　奥澤さんを紹介していただいた方は、これまで５回も行かれたとのことで、すばらしいから私にも行くように勧められたのです。

　奥澤さんの名刺を見ると、四柱推命、気学、観相、姓名判断とあり、こういったものを組み合わせて、総合的に判断されるようです。私はこれまで、生年月日や姓名で判断する類のものが好きで、本を買ってきては当たったの当たらないのとやってきました。しかしふと気づいたのですが、これまで一度もプロの先生に診てもらったことはなかったのです。
　今回良い機会と考えて、千葉県浦安市まで奥澤さんの運命観測を受けに行ってきました。値段もリーズナブルで、鑑定時間は１時間で５千円です。

　以下に、私が言われたことを要約します。


　・・・＜私が受けた奥澤さんの運命観測の要約＞・・・


○あなたの人生の第２幕が始まろうとしている。２００７年〜２０１０年は、その転換点の時期。大きなカーブを曲がろうとしており、あせって先を急いではいけない。とはいえのんびりして何もしなくてよいというわけではない。蓄積する時期である。
　今年から来年前半までが、そのカーブのピークであり、来年後半からは良い兆候が現れてくるだろう。
　人生の第１幕で様々な経験を積んできた。その経験は無駄ではない。その経験があるから、第２幕のスピリチュアルな仕事は実を結ぶ。


○これまであなたが取り組んできたものは、ハード的なものであった。これからはソフト的なものが対象となる。ハード的なものは、あなたにとってすべて悪いとは言わない（良いこともあった）が逆風的なものであった。これからは、追い風的なものとなる。その流れは一生続く。そして徐々に流れは加速する。５０代で流れに乗り、６０代が一番充実したものとなる。７０代まで現役を続けるだろう。そのまま８０代、９０代を迎えるだろう（それまで寿命があれば）。つまり途中で、道を妨げるような星は見付からないし、健康面も問題ないだろう。
　最後は大変満足した死を迎えるだろう。やるべきことはすべてやった、もう思い残すことはないと納得して死を迎えるだろう。


○あなたは独立心が強く、自由を求める気持ちが強いため一般のサラリーマンにはむかない。自営業がむいている。これまで一人でやってきたが、これからは人の協力を得ることが大事になってくる。左右の手相を見ても、協力者が現れる強い線が出ている。大きな目的を達するためには、協力者の助力を得ることだ。
　これまでは、良いものは良い、悪いものはダメ、自分のやり方はこれだ！　というような２枚目的な性格だったが、これからは２枚目半のやり方をすべきである。悪かったら素直に謝り、良いことをした人を褒め、時として押し、時として引く（妥協する）、といったことをすべきである。つまり一本調子のやり方でなく、大きな目的を達するためには２枚目半のやり方をすべきである。


○あなたは、金や権力を望むよりも自分のやりたいことをやるタイプである。負けず嫌いなところもあるが、人と競争するより我が道を行くといったタイプである。これからも生活していくのに充分な金があれば満足し、金を儲けようとしないだろう。言いにくいことだが、あなたは金に縁がある星ではない。


○あなたがこれまで結婚しなかったことは、むしろ幸いだったかもしれない。これまでのあなたであれば、結婚しても自由が奪われることが苦痛になり離婚していたかもしれない。あなたには良縁の卦があるので、これから結婚する可能性は大いにある。しかし昔気質（むかしかたぎ）のように、俺について来い式の結婚にはむいていない。お互いに助け合うパートナーのような存在であれば、うまくいくだろう。そして相手の気持ちをよく理解するようにすべきである（あなたにはその努力が必要だ）。


○総じて、とても興味深い運命観測となった。第１幕と第２幕が逆転していたら、大変まずいことだが（ごくまれにそういう人がいる）、これから良くなるのだからよかったと言える。


　・・・＜奥澤さんの運命観測終了＞・・・


　本山です。
　奥澤さんには電話で予約した際に、名前と生年月日を伝えただけです。それと当日手相を診られました。それでこれほどのことを言い当てるということに驚愕しました。

　以前記事に書きましたが、私はゲリーさんから、「将来ヒーラーになる。マカバの施設を造る。人が集まってくる」と言われたことがあります。「将来ヒーラーになる」の部分には思わず、「将来ヒーラーになるつもりはありません！」と声を荒げて反発したものです（いまでも、「ヒーラーなんぞになってたまるか」という思いはあります）。それを聞いたゲリーさんは、やんわりと静かな声で、「将来、驚くことになるよ」と言ったものです。
　またスペース・シードの宇田さんも紹介してきましたが、個人セッションの際に宇田さんに、「いあや、これからは人里離れた田舎にでも引っ越して、のんびり過ごそうと思っているんですよ」と言ったことがあります。すると、「とんでもない。これから多くの人と関わる仕事をすることになります。田舎でのんびりなんかできません」と言われたのでした。
　これらと奥澤さんの運命観測の結果は、驚くほどシンクロしています。ほんとに驚きです。奥澤さんを紹介してくれた方は、「たいてい人生の転換期に、奥澤さんを訪れるようになる」と仰っていました。どうやら今回、私が訪れたのは、偶然でなかったのかもしれません。


　さてその奥澤さんの連絡先ですが、当初はこのＨＰに載せないつもりでした。
　というのも奥澤さんは、鑑定の宣伝もしておらず、人々の口コミのみで広まっていったからです。ネットで検索しても出てきません。奥澤さんの鑑定の部屋には、古びたＮＥＣのノートパソコンとＰＣ９８０１時代の昔懐かしいプリンターがあります。商売っ気が全くなさそうに見えます。私が連絡先を載せて、奥澤さんの予約を取りにくくしたら、紹介していただいた方にも悪いと思ったのです。
　ところが『運命の！　スピリチュアルヒーラー』（ＤＨＣ）の著者である、おおさきゆきさんのブログに、奥澤さんの連絡先が載っていると教えられました。その、おおさきゆきさんのブログを紹介する形で、奥澤さんの連絡先を紹介します（２００７年５月６日の日記に、奥澤さんの電話番号が載っています）
。
　私と同じように、人生の転換点に差し掛かっていると感じられる方にはお勧めです。

浅井隆氏、信長、秀吉、家康を語る（２）．．．２００７年５月６日

　１ヶ月ほど前になりますが、経済ジャーナリストの浅井隆氏が語った信長像を紹介しました。今回はその第２談で、秀吉像を紹介します。前回と同じように、浅井さんの講演の様子を私が書き起こしたものです。それゆえ講演で話された内容そのままではなく、文章として理解しやすいように編集してあります。
　今回興味深かったのは、秀吉の軍師である黒田官兵衛の話です。忙しい私たちは、目先のことに、つい追われがちです。たまには、こういった歴史を見るというのもいいかな、と思います。


・・・＜浅井さんの勉強会から抜粋＞・・・


　さて秀吉です。
　私は秀吉という人に本当に会ってみたいです。本当にどれほど面白い人間か。何しろ足軽でもない、本当の農民から身を起こして、天下を取ったのです。
　信長に仕える秀吉が、即戦力となるアイデアを次々と考え出したというところが大事です。私は早稲田の政経学部出身ですが、経済学の講義にも出ました。そこで驚愕したのです。こんなものを聞いても、世の中に出たら全く役に立たないのです。どうしてこんなものを大学で教えるのか。政治学もそうです。ほとんど役に立たない。私は大学を見限りました。ですから早稲田大学ですが、私はバカダ大学と呼んでいました。教授も大学もバカで、こんな授業を受けても仕方がないと思ったのです。

　私は実学で経済を勉強しました。そして歴史を死ぬほど勉強しました。今でも勉強しています。この即戦力というのが大事なのです。人生そんなに長くないのです。そして命を賭けて仕事をしているかどうかです。申し訳ないのですが、たいていの人はいい加減な気持ちでやっています。この会場の中にも社長がいると思いますが、中小企業の社長は命懸けです。会社が潰れたとき、自分が債務保証をしていますから、全財産失う。あるいは自分が首をくくらなければならなくなる。どんな小さな会社や商店でも同じです。トップは命が懸かっています。この２つです。即戦力となるアイデアと命を賭けているかです。
　命を賭けている人は気付くんです。
　気付くか気付かないかです。この前広島に講演に行ったとき、面白い話を聞きました。あるところで名刺をもらったのですが、その会社は卵焼きで上場したのです。単なる卵焼きですよ。世の中、ＩＴじゃなきゃだめだとか、アメリカから特殊なものを持ってこなきゃだめだとか言いますが、本当に美味しい卵焼きを作って上場したのです。それはある時、何かに気付いたのでしょう。気付くか気付かないか、それが人間力です。
　秀吉はある時、気付いたんだと思います。自分は武士でもなく槍も下手。だからそれ以外のことで、のし上ろうとしたのでしょう。
　さてその秀吉が天下を取れた理由ですが、２つあると思います。
　一つは、秀吉の本質を一言で表わした「人たらし」です。私も「人たらし」になってみたいですね。この人と３０分話したら、この人のために死んでもいいと思わせるものです。敵を味方にしてしまうんです。人をトロトロにして溶けさしてしまうんです。
　何回か本当にやったそうですが、敵と戦闘中に敵の城に一人で乗り込むのです。こんなこと、できるでしょうか。１日休戦させ、その間に誰も連れずに敵の城門まで行くのです。そして「藤吉郎じゃ〜」と叫ぶのです。敵は腰を抜かすほど驚きます。命を賭けて話をしにきたと訴えます。笑いながら鉄砲を打っちゃいかんと言って近づくのです。武器も持たず一人で来たのだから敵は城門を開けます。そして脇差をボンと下に置いて、大将にお会いしたいと言います。会わせてから斬っても遅くなかろうというわけです。
　そして大将に会います。このままいったら全滅じゃ、ならば信長殿の元で一緒に天下を取ろうじゃないかと説得するのです。そういって１，２時間で相手を味方につけてしまうのです。ものすごい人だったと思います。私は、秀吉にはぜひ会ってみたいと思っています。どんな人だったのか。
　本当に顔とか貧相な人だったそうです。身体も小さい。それゆえ秀吉が天下を取って大阪城を造ったときですが、スペイン、ポルトガルの宣教師を招いたときのことです。彼らは秀吉に会ったことを本国に報告するのですが、本当に貧相だったと書いてあるそうです。でも秀吉が持っていた人間力はすさまじいものだったと思います。
　秀吉が天下を取った要因のもう一つは軍師です。
　２人いました。最初は美濃の竹中半兵衛です。後半は黒田官兵衛です。
　竹中半兵衛はまだ美濃を攻略する前の、敵方の優秀な諸葛孔明みたいな人でした。それも敵方に乗り込んで説得しようとします。しかし何度いっても断られます。当時秀吉は足軽大将くらいのペイペイですが、竹中半兵衛は名の知れた軍師だったのです。大変な地位の差があった。しかしその頭の良い竹中半兵衛が、秀吉の人間力を見抜き、秀吉の軍師になることを最後は承諾したのです。
　そして黒田官兵衛です。黒田節の元となった人です。福岡の５０数万石の領主です。この人もすごい人です。秀吉が天下を取り絶頂期を迎えたときです。大阪城だったか、伏見城だったか忘れましたが、ある城の大広間で諸大名との宴会を開いてときのことです。上機嫌の秀吉が、諸大名に自分が死んだあと誰が天下を取るか、無礼講でよいから思ったことを言ってみよと言ったのです。みんなはしばらく考えて、内府（徳川家康）殿であろうと答えます。しかし秀吉は含み笑いをして、それは違うと答えます。黒田官兵衛だというのです。そのぐらいの智恵者なのです。
　実際、関が原では１日で決着がつきましたが、家康はあせっていたのです。１日で決着をつけないと、すでに黒田官兵衛が九州の３分の１を平定していました。黒田官兵衛は運が悪かったのです。関が原が１日で終わってなければ、黒田官兵衛が天下を取っていたかもしれません。それぐらいの爺さんです。
　さて問題はその秀吉の話を聞いた黒田官兵衛の行動です。本当の智恵者というか諸葛孔明に匹敵する才覚者です。普通の人なら関白（秀吉）が自分を大変評価してくれているということで喜ぶと思いますが、官兵衛は恐れおののいたのです。秀吉に殺される可能性があると。
　そこでどうしたか。まず自分の部下から欺くのです。徐々にボケたふりをして家督を息子に譲って引退してしまうのです。そしてボケただけでなく、異常な吝嗇（りんしょく、ケチなこと）をするのです。自分から率先して、食事は御飯と魚１匹だけの粗末な食事をとり、部下にもさせ、城の蔵に金銀財宝を貯めさせたのです。官兵衛は秀吉はそう長くは生きられないと読み、いずれ天下騒乱の事態になったときに備えて、天下取りのための軍資金を集めさせたのです。
　そして秀吉の死後、天下がおかしくなります。
　そうなるとボケてた爺さんが、突然元の元気な姿に戻るわけです。周りがびっくりしたそうです。そしてケチなはずだった爺さんが蔵を開け、いくらでも使えと言って浪人を集め、九州を３分の１ほど平定してしまったのです。ところが運悪く関が原が１日で終わってしまった。するとまたボケた爺さんになったのです。そしてせっかく取った領土を捨てて、城に閉じこもってしまうのです。
　もう一つ後日談があります。
　黒田官兵衛の息子の長政（ながまさ）ですが、家康についていました。長政は家康の天下取りのアドバイザーとして働いていました。山内一豊もなかなか働きましたが、実質的に家康の横について天下取りのために働いたのは長政だったのです。関が原が終わり、家康が天下をほぼ手中に収めたとき、ある城で、家康は大喜びして長政に礼を言うのです。普通は主君に寄れてもせいぜい２メートルくらいですが、家康は「近うよれ、近うよれ」と言って、長政の手を握りしめて、「お主のおかげで天下が取れた」と涙を流したのです。そして福岡５０数万石差し上げると言います。長政は、その家康の言葉を聞いて、大喜びで帰ってきたわけです。それを聞いた官兵衛は何と言ったと思いますか。激怒したのです。家康公は長政のどっちの手を握ったのかと聞いたのです。左手ですと答えると、お前の右手は何をしていたかというのです。つまり空いている右手で脇差を抜いて、家康をなぜ刺さなかったと怒ったのです。「天下を取る気がないのか、お前は！」と怒鳴りつけたのです。すごい爺さんですよねえ。この人はたぶん戦国時代で一番すごい人です。ですから秀吉が次の天下は官兵衛が取ると言ったのです。それぐらいの人物でした。

・・・＜抜粋終了＞・・・

　本山です。
　以下に勉強会で使われた、秀吉に関する記事資料を紹介します。毎日新聞社の楠戸義昭（くすどよしあき）氏によるものです。


　・・・＜豊臣秀吉　参考資料＞・・・

　豊臣秀吉は関白となって天下を自分のものにし、全国統一の最後の仕上げをするべく小田原に北条氏討伐の軍を進めるにあたり、諸大名に発した宣言布告の文章の中で、昔を回想して「信長公の幕下に属して、身を山野に捨て、骨を海岸に砕き、武器を枕として、夜半に寝、暁に起きて、軍忠をつくし、戦功に励んだ」と記して、己を滅して主君信長のために働いたことを誇り高く宣伝している。
　貧しい百姓の身に生まれ、盗賊あるいはならず者と見られた川並衆に身を置き、信長に拾われた秀吉は、武家社会の最下層の小者から身を起こし、馬飼い、草履取りと、下積みの階段を一歩づつのし上がっていった。秀吉に信長から死ねといわれれば、死ぬ覚悟は何時でもできていた。それが武家奉公を志した秀吉の、“覚悟”というものであった。
　秀吉は武家の子ではなかったから、剣も弓も鉄砲も下手であった。しかし「猿」とものごころついた時から呼ばれた秀吉は、身分ある者の子から、栗をもらえば、歯で皮をむいてわざと猿そっくりに栗を食べて喜ばせ、「人と思えば猿か、猿と思えば人か」と不思議がられる愛嬌をもっていた。秀吉を見れば人は二度とその猿顔を忘れなかった。しかも頭の回転が早く、人の心を読むのがうまかった。主君の心を読んで、その先を行く。ゴマをするのも上手だったが、単なるゴマすりではなく、これに行動力がともなっていた。だから同僚から妬みを買っても、秀吉は平然として、己が道を行けたのである。
　妬みをもろともせず、いま風にいえばアルバイトで事務補助員に雇われ、「こいつは見所がある」と社員に登用され、平社員の営業では、たくさんのお客を掴んで係長になり、ユニークなアイデアを連発して、幹部への階段を着実に上がっていったのが秀吉である。実際の秀吉は馬の手入れを入念にし、また早出遅帰りで信長の関心を引き、草履取りに昇進すれば、寒い日は体で草履を暖めた。台所奉行に抜擢されると、燃料に使う薪を安く手にいれ、前任者の三分の一の経費であげて、周囲を驚かせた。
　足軽になればなったで、槍を長くすれば未熟な足軽でも敵を打ち負かせると豪語し、それを信長の御前試合で実証してみせる。城の堀の修理では、人間の競争心を巧みに利用して、修理を分担させて競わせる割普請を考えた。そして武士の一員に抜擢されると、今度は信長のためにリスクを背おって仕事することを、むしろ楽しむようにして、「大飯早食い、憂い事無用」を信条に働いた。
　この秀吉が信長企業に採用されて二年たった永禄三年（１５６０）に、尾張の大ウツケ（大馬鹿）者と言われてきた信長が、桶狭間に今川義元を倒す大殊勲を立て、天下に名を馳せるようになる。この戦いの際、秀吉はすでにリスクをいとわぬ仕事に挺身していた。それは今川方を探る危険なスパイ活動だった。だがこの秀吉が、リスクをまったく斟酌せず一心不乱に働くようになるのは、足軽大将から士分に取り立てられた頃からだった。
　それは信長が天下制覇の夢を抱き、尾張の信長から隣国の美濃、伊勢の侵略を計る時と軌を一つにする。
　信長の尖兵となって、木曽川を渡河し、敵国に次々と橋頭堡を築いて行く命懸けの任務を、秀吉は臆することなくやり遂げるのである。
　秀吉は刀や弓では、他の信長家臣に一歩どころか、二歩も三歩もひけをとるが、“口”と“度胸”では誰にも負けなかった。信長が美濃攻略に本腰を入れる事になり、居城を清洲城から、小牧山城に移し、しかも木曽川に望む犬山城を掌中に収めた。これに答えて秀吉は、木曽川沿岸を支配する川並衆の懐柔に乗り出す。秀吉はかつて川並衆の仲間だったこともあって、この懐柔に成功する。するとこの川並衆の支援を受け、無謀にも信長に敵する木曽川対岸の鵜沼城に舟で渡り、城主の大沢基康に美濃衆からの離反を促した。この秀吉の敵を恐れず、単身乗り込んだ勇気に、基康は度肝を抜かれる。始めは秀吉の口車に乗らず、秀吉を軟禁するが、人懐っこく、誠実味あふれる秀吉の心意気に折れ、ついには自ら人質を秀吉に渡して、信長に味方するようになる。これが信長の東美濃攻略の第一歩となったのである。
　こうして秀吉は武力ではなく、調略でもって敵を屈伏させる事を得意とする、異質な武将となる。草の根の百姓魂が秀吉の本領であり、その魂を武士の世界に持ち込んで、死をも恐れずエネルギッシュに行動したのが、秀吉だったのである。
　秀吉を最も有名にした墨俣一夜城の築城もこうした秀吉の百姓魂から生まれたアイデアであり、敵地に陣地を構築する決死の作戦は、命をも信長に捧げた秀吉の心意気から生まれたものであった。コメは一夜のうちに実るものではない。春の田植え、夏の雑草取りなど百姓が手塩にかけて、実りの秋を迎えるのだ。
　秀吉は信長家臣が次々と失敗する敵地の陣地構築を見兼ねて、大ボラとも取れるアイデアを信長に披露した。家臣たちは嘲笑ったが、信長は笑わなかった。「猿、そいつは面白い」といって、秀吉にすぐ行動に移るように命じたのである。まさにコメを辛抱強く育てる百姓の心をもって、事前の準備は慎重の上にも慎重に進められた。
　木曽の山奥で伐採した木材をイカダにして流し、これを途中で引き揚げて、長材と短材に加工した。いまで言うプレハブ工法を秀吉は考え出したのである。事を成すには、慎重な準備と敵がどう出るかを予測してこれに対処する事前の策が大切である。
　城建設の資材が整うと、短材は陸路を墨俣の近くまで運んだ。決行の日、長材は百隻近い舟で木曽川から一気に下って、墨俣川に流し入れた。すでに敵地上陸とともに、一寸の猶予もおかず、役割分担によってすぐ工事に着工する手筈を整えて、墨俣に押出した。
　まず秀吉を総大将とする二千百余の軍勢は、上陸すると敵襲に備え、防御の馬柵の構築に取り掛かる。中に七十四人の鉄砲隊が加わって、これを守った。四十八人の舟方衆が、長材を積み、さらに川並衆がこれを護衛して、陸路の短材と合わせ、素早く材料を現場に搬入した。将兵は馬柵、掻き揚げ方式で堀を掘り、その土で土塁を築いた。そして夜を待って、二十六人の大工を中心に高櫓、平櫓の構築にかかった。櫓の建築は敵の標的に成りやすく、大事な大工に人的被害が出ると大変と、昼間の櫓造りは見送られたのだ。
　敵襲には決して、打って出ることを禁じ、馬柵内から応戦して、全員一丸となって、堀を結い、高塀をめぐらし、井戸も二つ掘って、三日三晩で五つの高櫓、三つの平櫓を完成させた。この間、敵も鉄砲、弓をいかけて、秀吉側にも多くの死傷者を出したが、墨俣城は見事に完成、美濃を支配する稲葉山城（後の岐阜城）の斎藤竜興（たつおき）を滅ぼす足掛かりを築いたのだった。
　秀吉はこうして信長の絶大な信頼を得た。しかし秀吉の本当の忠誠は、越前の朝倉氏を攻めた時、まさかの浅井（あざい）氏の裏切りに遭い、信長はわずかな近習と京都に逃げ帰るにあたり、殿（しんがり）の軍を自分から願い出て、引き受けたことだ。殿とは自軍の撤退をスムーズに行うために、敵地に踏み止まって、押し寄せる敵を阻止するもので、多くは生還することが非常に困難な戦いになる。
　秀吉は信長が残した多くの旗印を辺りの山野に押し立てて、まだ全軍がいるようにみせかけ、さらに押し寄せる朝倉軍に、鉄砲を三段に構えて、つぎつぎに撃ちかけ、死地を脱して、見事に役目を果たした。長篠の戦いで武田軍に信長が編み出したと言われる三段構えの鉄砲戦術は、実はそれより早く、秀吉によって考案されたことを、新史料の「武功夜話」は伝えていて、注目される。
　このように秀吉は、即戦力になるアイデアを次々に考え出し、命を掛けて主君信長に尽くし、その努力の末に、天下を掴んだのだった。


毎日新聞社　編集委員　楠戸義昭（くすどよしあき）


　・・・＜参考資料　終了＞・・・

狂牛病の話．．．２００７年４月２８日

　これまで当ＨＰで、折にふれて健康や食に関する話題に触れてきました。私は独身ゆえ、自分で自分の健康を守る必要があり、それなりに関心を持ってきました。
　そんな私ですが、現在外食中心です。「外食しているのに健康に気を使っていると言えるか」という当然の突っ込みは甘んじて受けますが、そんな私でも最優先事項として守っていることがあります。それは牛肉だけは絶対に食べないということです。
　それは当然ながら狂牛病があるからですが、外食だと割高な国産牛肉より、安いアメリカ産牛肉を使うことは目に見えています。アメリカ産牛肉の輸入再開問題は今でもホットな話題ですが、私は当初から日本がアメリカの圧力に押し切られて輸入を再開するものと見ていました。それゆえアメリカ産牛肉を食べる可能性のある外食をしている以上、いっさい牛肉を食べないと決めたのです。
　アメリカから輸入される牛肉がいかに危険であるか、以前調べたことがあります。テニスの知り合いですが、「牛肉を食べて狂牛病になる確率は数百万分の一で、交通事故に遭う確率より低いよ」といって、その人はパクパクと牛肉を旨そうに食べていました。それを私は横から、恐ろしい思いで見ていました。おそらく政府の御用学者が、政府に都合の良い見解を述べたのでしょう。世の中の多くの人は、それを疑うことなく鵜呑みにしてしまうんだと思います。

　今回紹介したいと思ったのは、藤原直哉氏が主催しているインターネット・ラジオの３月２８日放送で「環境と食」と題された「対談　青山学院大学教授　分子生物学者　福岡伸一　さん　vs経済アナリスト　藤原直哉」です（ページの中ごろにあります）。

　放送の前半は、分子レベルでの食の大切さを語ったもので、これも興味深いですが、後半に語られた狂牛病の話は、知らない人にはぜひ聞いてほしいと思います（特にお子さんを育てている親御さんには）。アメリカ産牛肉を食べるというのは、今の私の感覚ではロシアン・ルーレットと同じです。この私の感覚に違和感を覚えた方は、ぜひ聞いてみて下さい。

黒猫の花子ちゃんのお話．．．２００７年４月２７日

　石井清龍さんの本筮易を受けられた方から面白いメールをいただきましたので、紹介したいと思います。ハンドルネール、“ちゃらちゃん”さんからのメールから抜粋します。

　・・・＜“ちゃらちゃん”さんからのメールから抜粋＞・・・

石井先生の鑑定結果の面白い話ならあります。
１７年前に老衰でいなくなった黒猫の話は興味があるのかな・・？とおもいます。

黒猫の花子ちゃんは、言葉も話すし（４，５個でしたが、完全に話していました）、
人間の言葉を総て理解をしていました。
私達が日常的にやる行動をしっかり監視というか、見ていました。
私は時々花子ちゃんに「化け物ちゃん」などと呼んでいました、なんか普通の猫とは違うのです。
一番不思議だったのは、ふっと何気に花子ちゃんを見るとおじいさんの様な顔になっているのです、そしてニヤっと
笑ったのです・・・
凝視をしていると（数秒単位だとおもいます）いつもの花子ちゃんの顔になりました。

花子ちゃんが何者か占なってもらいました。
この黒猫の花子ちゃんは仙人に近い者と鑑定には出ていたそうです。（私のところに居た時から仙人の
ような猫だったそうです）
とても位の高い猫だそうです・・・
それと憑依をされていたこともあるそうです。
人間の言葉も話していたそうですし、こちらの言葉は全部理解出来たそうです。
とてもとても賢い猫だったそうです（確かにとてもとても賢い猫でした）

現在、花子ちゃんはどうしているのか尋ねたところ、神獣のような者に生まれ変わっているそうです。
私のところに居たときよりも、またまた位が上がっているそうです。
とても幸せに生きているそうです。
なんかこの世ではなくて、次元の違う世界で霊獣、神獣に生まれかわっているみたいです。
石井先生もどう表現したらいいのか困っていました・・・
狛犬さんみたいとも言われました。
今でも私の事を覚えているのかとお聞きしたところ、神獣の花子ちゃんは私の事は忘れているそうです・・

　・・・＜抜粋終了＞・・・

引き寄せの法則．．．２００７年４月２０日

　当ＨＰの「お気に入りリンク集」に精神世界の分類でSarahさんの「霊界道」を紹介させていただいています。
　そのSarahさんが、掲示板の４６６６番でコメディアンで有名なロージー・オドネル女史がテレビで、９．１１はアメリカが仕組んだと発言したという話を紹介されています。それに対し、私が４６７８番でレスを付けていますが、その後メールをいただきました。
　そのメールで「引き寄せの法則」というものが話題になっていると教えていただきました。私も２０分の日本語字幕を観てみましたが、なかなか面白いので、これは訪問者の方々にも見ていただきたいと思ったのです。そこでSarahさんにメールの掲載をお願いしたところ、快く了解していただきました。


　・・・＜Sarahさんのメールの紹介＞・・・

モト様

こんにちは。
貴サイトの運営お疲れさまです。
そして、いつも貴重な情報をありがとうございます。

お元気でしょうか。

9/11の件、ご丁寧にレスしていただき感謝です。
いつもロムってばかりで、みなさんに興味のある話題を提供できないのが心苦しく
思っています。
なので少しでもこの情報が読まれる方の興味をそそるものであればうれしく思いま
す。
ゲーリーさんの予言でそんなことがあったのですね。
ではこの運動がどんどん表面化していきているのはまさに納得です。
ロージーの発言はほんとうはもっとすごいことを連発していたんです。
アメリカのTV局はプロパガンダなので、この間違った国が何をしているのか
真実を知りたいなら、国外のメディアを見なさい、なんてすごい発言だったんです。

なので他局はプロパガンダ扱いされてカンカンで、ロージーを番組から降ろさないと

ABC（ロージーが出ている局）も許さない！ってその日のニュース番組はどこもこの
話題でした。
しかし、不思議なことにCNNだけはこの論争を完全に無視していました。
これもおかしいなと思いました。触れると墓穴掘りそうだからでしょうか。
そしてモトさんのおっしゃるように、今後もっと運動が大きくなっていくのだと思い
ます。
ハリウッド俳優ではチャーリー・シーンも賛同して活動を行っています。
また何か大きな動きがあればBBSに書き込みますね。

さて、今回メールをさせて頂いたのは、
今北米ですごい話題の映画のお話についてです。

本当はBBSに書いたらいいのですが、
モトさんが以前、今年はスピリチュアルなことより、情報を提供したいとおっしゃっ
ていたのと、
私のブログにリンクを張る事になるので、
自分で自分のブログをモトさんのBBSを使って宣伝しているようでちょっと失礼かな
と思い、
メールでモトさんに直接お話出来ればと思いました。

映画の説明、その映画の日本語字幕が出てきているので、
それも含めて、ブログに書いていますので、
興味があればぜひ読んでみてください。

スピリチュアルでは当然としての法則「引き寄せの法則」を
はじめて、分かり易く実際のインタビューを通して説明したすごい映画です。

見るだけでも幸運を引き寄せるパワーもあるのだそうです。

「The Secret」-人生を成功させる秘密の法則
http://blog.reikaido.com/?eid=520461

「The Secret」日本語字幕
http://blog.reikaido.com/?eid=532662

それではまた、サイトにおじゃまさせていただきます☆

Sarah★彡

　・・・＜メール終了＞・・・


　本山です。
　「引き寄せの法則」は私も事実だと思います。不幸を嘆いてばかりの人がいたら、実はそういった想いこそが自分に不幸を招きよせていることを教えてあげたいと思います。思考は波動の発信源であり、その波動が周囲に瞬時に伝わり、同調するものを呼び寄せるというのは大変納得できる話です。

　これに関して、２つほど気付いた話題があります。
　一つはゲリーさんが言ったことですが、自分が不幸であると嘆いているのは、それが大変居心地が良いからだというのです。本人にそのことを指摘したら、顔を真っ赤にして怒るでしょうが、実は深層心理では、自分が不幸であると人に喧伝し、かつ自分もそう思い込むことで、精神の安定を保つ人がいるというのです。そういう人は、幸福になるのが怖く、不幸だと嘆くことに安住しているのです。それゆえ、けっして幸福になる（現状を打破する）努力をしません（そういう人に限って、自分はがんばっているのにと、人に訴えるのかもしれません）。
　そういう人は「引き寄せの法則」のビデオを紹介しても、世の中にそんな上手い話はないと、けっして受け入れることはないと思います。肯定したら、本当に幸福になる努力をしなければならなくなるからです。慣れ親しんだ居心地の良い場を離れることは、勇気がいります。ゲリーさんから初めてこの話を聞いたとき、私は人間の持つ複雑な、そして深遠な一面を見た思いで震撼としました。

　もう一つは、「引き寄せの法則」を実践して、社会的な成功や金銭的な成功を思い描いても、その成果は人それぞれではないかと私は思うのです。
　「引き寄せの法則」を信じて実践したとしても、心の片隅に何処か疑っている部分があったら、それが効果を半減させるということもあると思います。しかしそれだけではなく、人それぞれ想いを現実化させる力が違うという点もあると思うのです。
　それで思い出したのが、以前紹介したスペース・シードです。スペース・シードの宇田さんは現実化の力を“３次元力”と表現していますが、これは人によって様々な数値が出てきます。興味のある方は、スペース・シードに行って自分の３次元力の数値を見られたらと思います。
　ちなみに私の３次元力の数値は、１回目は調整前が９６、調整後が１０４でした。そして２回目のタイムリンクというセッションで測ったときは、調整値が１２６で調整後が１３１でした。私はアイテムを使っているので少し伸びたようです。アイテムを使った最大値が２８５なので、現在は１３１から２８５の間のどれかだと思います。宇田さんによると、私の３次元力の数値は平均より高いとのことで、思ったことがどんどん現実化してくるというのです。それゆえ何度も言われたことは、「ぜひポジティブ　シンキングをして下さい！」でした。
　悪いことを考えればどんどん悪くなるし、良いことを考えればどんどん良くなるというのです。でもせっかく有り難いアドバイスをいただいたのに、今の私はこれを全く活かしていません。有名になりたいとも思わないし、金持ちになったらいいなあとは思いますが、今のレベルで充分という気もします。夜家に帰って、旨いビールが飲めたらそれでいいと言ってるくらいですから、何も起きないのは当然かもしれません。
　でも宇田さんがそこまで言うのだから、何か実験してみようかなあ、と思ったりします。何か面白い体験ができたら記事を書きたいと思います。

『未来からの警告』．．．２００７年４月１５日

『未来からの警告』（マリオ・エンジオ著、たま出版）


　ジュセリーノ氏に関しては、当ＨＰの掲示板でだいぶ前から話題になっていました。
　今回“べら”さんの推薦ということもあり、取り寄せて読んでみました。そして驚くことになりました。
　ジュセリーノ氏がこれまで世界各国に発信してきた予知警告文書は、８８４３０通（２００７年１月現在）もあり、かつ的中率９０％というのですから驚愕です。３０５ページから引用します。


　「このように、ジュセリーノ氏の場合は、これまでいわいる超能力者と称された人たちの基準をはるかに超えていると考えざるをえない。未来の出来事の豊富な予知件数、その内容の詳細さ、そして日付の正確さ、これらの一連の事実によって、私は彼の能力を証明する充分な資料がすでにあると信じている。」


　その通りで、本書を読めば、ジュセリーノ氏の予知能力に関して、その圧倒的な量の証拠資料に文句のつけようがなくなるでしょう。
　ジュセリーノ氏の意図は、未来の被害者となる本人や行政当局に警告を発することにより、その災難を避けてもらうことです。それゆえその警告を受け取った人が、警告に従い、災難を避けることが出来た場合は、予知は外れたということになります。ジュセリーノ氏はそれを望んでおり、予知が外れたことを喜ぶのです。それゆえ何パーセントとかは、そういったケースが含まれているのは間違いなく、それがなかったら的中率はさらに跳ね上がることになります。逆の言い方をすれば、ジュセリーノ氏の警告は、これまで９割がた無視されてきたということでしょう。

　そのジュセリーノ氏に予知を与えているのはどんな存在なのかと気になります。たま出版社長の韮崎潤一郎氏は、以下のように書いています。

「地球に危機が迫った現在、見るに見かねた宇宙からの警告がジュセリーノ氏を通じてなされているのだろうか。高度に進化した宇宙人であれば、正確なＳＲＶ（科学的遠隔透視）の手法が可能であろう。」

　そうかもしれませんが、それだと社会的に大きな事件だけに限られてきそうな気がします。実際はジュセリーノ氏の友人の不幸を予知するようなこともやっており、その可能性は低い気がするのです。ジュセリーノ氏は“助言者”と呼ぶ存在が予知を伝えてくると言っています。私にわかることは、アカシック預言ではないということです。アカシックには厳密なルールがあり、質問する意図がない限り、返事が返ってくることはありません。アカシックには意図も感情もなく、ただ質問した内容に答えるだけで、まさに図書館の機能そのものです。ジュセリーノ氏の場合は、本人が全く知らない人の未来予知情報が入ってくることもあり、明らかに“何らかの意図”を持った存在がいます。その“助言者”の意図は、警告することにより、危機を避けてほしいということのようです。地震のような自然災害であれば、場所と日時を特定することにより、そこに住む住民は難を逃れることが可能となります。

　ジュセリーノ氏の予知は世界中にわたっていますが、気になる日本やアジアに関するものを少しピックアップしてみます。


＜２００７年＞

　鳥インフルエンザは日本やアジア、ヨーロッパ各国に拡大する。２００７年あるいは２００８年の７月１３日に日本で地震が発生。１０月に日本で地震。１０月２６日に日本に巨大な台風が来て被害が出る。


＜２００８年＞

　２００８年９月１３日に、マグニチュード９．１の地震が中国で起き、３０メートル以上の津波が海岸を直撃。震源地は南寧と海南島。これによる死者は１００万人に上る。エイズとデング病に有効なワクチンが開発される。


＜２００９年＞

　１月２５日にマグニチュード８．２の地震が大阪や神戸を直撃し、数十万人の犠牲者が出る。１１月にも日本で大きな地震があり、数千人が死亡する。地球へと衝突の経路で向かっている小惑星が２００９年から２０１０年ごろに発見される。地球に衝突する確率は６０パーセント。


＜２０１０年＞

　ニューヨークの株式市場が６月１５日に崩壊し、世界中に影響を及ぼすため、世界経済が危機に陥る。


＜２０１１年＞

　癌の治療法が発見されるが、新しい病気が発生する。鳥インフルエンザ（Ｈ５Ｎ１型）が人間に感染し出し２０１３年までに７３００万人の死者が出る。新たな戦争が始まる。致命的な新ウイルスが出現する。エルスと名付けられ、免疫がなくなり、動けなくなって肺に感染し、４時間で死亡する。


＜２０１４年＞

　地球に近づいて衝突の可能性がある小惑星の存在が問題になる。この件はＮＡＳＡ（アメリカ航空宇宙局）へジュセリーノ氏が予知警告しており、その直後の２００２年６月３１日にＮＡＳＡは確認の発表をした（注）。


＜２０３８〜２０４０年＞

　カリフォルニアと日本からオーストラリアまでの太平洋の島々は、地震と火山噴火のために海中に沈む。



　本山です。
　これらはほんの一部であり、詳しい内容を知りたい人は本を買って読んで下さい。
　これらを読んだ後の私の率直な感想は、どうやら私は長生きできないようだ、というものでした。とにかく衝撃的というか、絶望的な未来が待っているようです。２０４３年には現在の人口の２０パーセントしか生き残っていないと言っています。
　しかし重要な点は、あくまでもこれらの予知には、

　　　このままいったら

　という枕詞（まくらことば）が付くのです。
　講演会での質疑応答で、ジュセリーノ氏はその辺のことを語っていますので紹介します。

−−　あなたは２０１１年に新しい戦争が起きることを予言しておられますが、それはどこで始まり、何が原因になるのですか？

ジュセリーノ氏　−−　戦争は水不足によって引き起こされます。そしてあるアラブの国から始まります。あのような大災害のすべては、私たちが地球の自然環境を破壊したために起きるのだと私は信じています。神様は２００７年１２月３１日まで、猶予期限をくださったに違いありません。それは私たちが自らの存続か破滅かを選ぶためです。ですから物質に偏重する考え方を改めて、もっと精神的な部分に価値を与えるべきです。そうすれば第三次世界大戦は起きませんし、人類滅亡も起きません。


　どうやら我々人類は今年の１２月３１日まで猶予期間があるようです。
　しかしこのままいったらどういう現象が現れてくるか、その辺を抜粋します。ジュセリーノ氏の言葉です。


「巨大な気候の変化が起きるまでに、私たちには少しですが、まだ時間が残されています。２００７年１２月以降から、黒い霧が世界中の空に広がります。ここにいる方々は見ることになるでしょう。
　２００８年１月以降から、人類の不幸が始まるのです。それが私を心配させていることです。」


　人類に残された時間は、なんと、あと８ヶ月間だけということのようです。
　みなさんもそうでしょうが、私も１２月以降に、空に黒い霧を見たくないな、と思います。


(注）
　６月に３１日は存在しないので、誤植か間違いだと思われます。２０１４年だけでなく２０２５年にも新たな小惑星が問題となるようです。

「予防接種の害」に関するある訪問者からのメール．．．２００７年４月１１日

　「よろず屋瓦版」３月３１日の記事「予防接種の害」に関して、ある訪問者の方から有益な情報をいただいたので、ここで紹介したいと思います。
　メールは２通いただいており、それらを編集して紹介します。

　・・・＜ある訪問者の方からのメールから抜粋＞・・・

本山さん

おひさしぶりです。＊＊＊です。

　・・・（略）・・・

今日、関西ローカルの番組ですが、その番組を見てから思い出して
投稿では無くてメールすることにしました。

関西の読売テレビで毎週日曜日に、「たかじんのそこまで言って委員会」
という番組が放映されています。政治、経済や時事関連についてテーマ
を元に８人の論客が色々意見を交わす番組なのですが結構本音が出たり
で視聴率も高い番組です。関東では放映されていないようですが、話題に
なったことで関東から西で放映される局が増えています。
実は４月１日(日曜日)放映の時なのですが、その時にタミフルがテーマに
なり、ゲストとしてＮＰＯ法人医薬ビジランスセンターの浜　六郎さんという
方が出演されました。この人は現役の医師であり、のんではいけない薬　「必要な薬と不要な薬」
という本も出版されていて薬に対する正しい知識を伝えている人のようです。
浜医師は、薬というものは死ぬか生きるかという大変な状態以外では
安易に服用すべきでは無いとはっきりと言っており、タミフルに関しても
厚生労働省と製薬会社との関係による弊害をはっきりテレビでも述べており
タミフルは飲む必要は無いとはっきり言っていました。
医者や製薬会社の現状についても医師の立場からはっきりと言っておりました。
下記サイトは、浜医師が活動するNPO法人のサイトですが、私達大人にとっても
薬に対する知識として大切と思います。

http://www.npojip.org/index.html　の中の
http://www.npojip.org/newspaper/asahi/asahiindex.htm　のページ

に書かれていることはなかなか面白いと思います。
「かぜ」と「解熱」の項目は、なるほどと思うことが書かれていると思います。
この番組の放映の影響で、浜医師の本「のんではいけない薬」が売り切れの書店
が続出していると今日の番組で言っていました。
本を買ってまで読まなくても、このサイトに書かれていることだけでもかなり
参考になると思います。


　・・・（２通目のメールへ）・・・


メールした後に、その時の放映で浜医師が話していたことで思い出した
ことがあります。これは医師と患者の立場として重要なことと思います
のでつけ加えます。

浜医師によると、薬による副作用や不要な投薬を認識している医者は
多いらしいです。金儲けを考える悪徳医師は別にして、多くの医者は
投薬については正しい認識を持っています。
では、何故医師達は不要な投薬を続けるのか？
一つは、患者側の意識の問題があるようです。医者に取っては投薬を
必要としない病気であっても、薬を出さないと患者が不安がるということ、
(患者側から薬を要求してくる)、また医者側としては薬を出さないと患者
から頼りにならない医者とレッテルを貼られるという不安があります。
安易に市販薬を買って飲む習慣がついている為、医者には診察+薬をもらう
ことが当たり前という固定観念があるようです。
番組のパネラーからは、最近の医者の質の低下(検査データのみに判断を
依存してしまう、すぐに投薬に頼ってしまう)という意見もありました。


　・・・＜メールから抜粋終了＞・・・

浅井隆氏、信長、秀吉、家康を語る（１）．．．２００７年４月８日

　経済ジャーナリストの浅井隆さんは、このＨＰで何度も紹介していますが、その浅井隆さんが語った信長、秀吉、家康像を紹介しようと思います。
　私は浅井さんが主催する「戦略サバイバル研究会」の会員なのですが、２ヶ月に一回勉強会が開かれます。たいていは経済の話で（浅井さんは今でも日本は国家破産すると言っていますが）、昨年の１１月の例会ではめずらしく歴史の話がでました。そこで浅井さんが語る戦国時代の雄である信長、秀吉、家康の話が大変面白かったので、ここで取り上げようと思います。浅井さんなりの独特の視点で語る３人の偉人の話は、私には大変新鮮で、示唆に富むものでした。
　初回は織田信長です。


　・・・＜浅井さんの勉強会から抜粋＞・・・

　日本の歴史を見渡して、一番面白い時代は戦国時代でしょう。
　まず織田信長です。みなさん結構知らないでしょうが、東京に有楽町という地名がありますが、それは信長に関係しているのです。信長の弟で織田有楽斎（おだうらくさい）という人がいて、あのあたりに屋敷があったのです。それで有楽町の地名になったそうです。歴史を知っていると面白いです。
　それから秀吉、家康です。不思議なのは３人とも今の名古屋あたりから出ていることです。まず信長から話を始めます。
　おそらく信長は日本人に一番人気があると思います。みなさん信長にどういうイメージをお持ちでしょうか。おそらく革命家とか、奇抜、天才といったものだと思います。その信長のイメージを決定づけた戦いがあります。なんの戦いでしょうか。桶狭間（おけはざま）の戦いです。今川義元の数万の軍勢を、奇襲戦法でわずか数千で打ち破ったものです。この印象が強いために、たいていの人は織田信長というと、奇抜なとか、大胆に思い切ったことをやる人物というイメージを持っています。もちろん信長は経済においても、楽市楽座という中世の古い伝統的なやり方を打ち壊すことをしました。しかし大抵の人は、織田信長の本質を全く間違えて理解しているのです。
　実は織田信長の本当の人格、人物像は全く違うのです。なんだと思いますか。信長は実は異常なほど慎重なのです。桶狭間のときは、一か八かやらざるをえなかったのです。でもそのときも秀吉その他を使って、ものすごい情報収集をしています。敵の本陣がどこにあるか、天候を見ながら相手に気付かれないように動いています。そして一点集中で敵を突いています。このときはやらざるを得なかったのです。
　ところがその後の戦いは、全く違っています。信長は、ほぼ１００％勝てるという見込みがないと戦争をしなかったのです。勝てるかもしれない程度の見込みでは、絶対に戦争をしません。信長の天才性がそこにあります。桶狭間のようなことは二度と無理だということを知っていたのです。みなさんは今川義元のことを滅びてしまったので、軟弱だとか京都の公家だとかと思っているかもしれませんが、違います。今川義元はたいへん強い武将だったのです。それが一瞬で滅んでしまった。信長はどれほど戦いというものが恐ろしいものか身にしみてわかったのです。それが信長の天才性だと言えます。それ以降の戦いは、準備万端を整えて、絶対に勝てるという以外は戦争しなかったのです。
　その良い例を挙げます。信長が岐阜城に入って天下布武という印鑑を作った頃ですが、浅井長政（あざいながまさ）という戦国でもなかなか由緒正しい武将がいました。今でいう滋賀県の北の上のほう、長浜の方にいました。信長は自分の妹で、たいへんな美人と言われた、お市の方を政略結婚させて同盟を結びます。そうしてさらに北の越前の朝倉義景（あさくらよしかげ）を討とうとします。
　そうして大軍を率いて北に上がっていきます。ところが浅井長政の裏切りに会い、北と南で挟み撃ちに遭ってしまったのです。当時の信長の軍勢は鉄砲の数も多いし強い軍隊でしたから、挟まれたといっても、戦えば勝つ可能性もけっこうあったのです。ところが信長は、裏切られたと知った瞬間、全軍を置き去りにして逃げ去ったのです。これはすごいことです。ほんの数騎の供回りだけを連れて、琵琶湖の西を一晩で駆け抜けたのです。琵琶湖の西は、今は湖西線が通っていて開けていますが、当時は朽木谷といって馬が通れるかどうかという道もないところでした。そうして逃げ帰り、体制を立て直したのです。このように信長は、絶対に勝てるという以外は戦争しなかったのです。信長はそれほど慎重で、戦争がどれほど恐いものかという本質を知っていたのです。まかり間違えば、一瞬で滅びるということを理解していたのです。自分が桶狭間でやったことを二度と踏襲しませんでした。それが信長の天才性です。その信長も本能寺で光秀に討たれてしまいました。自信過剰だったかもしれません。


　・・・（以後続く）

　・・・＜抜粋終了＞・・・


　本山です。
　桶狭間の戦いですが、吉川英治著の『太閤記』では、たしか今川義元の軍が狭い谷のようなところにいて、軍が長く伸びて本陣が手薄になったところに織田軍が突っ込んでいったという記述がされていると記憶しています（何しろ読んだのが３０年以上前なので、間違いがあったら誰か指摘して下さい）。
　これも浅井隆さんの情報ですが、この記述は正しくないそうです。というのも当時の古文書が見付かり、戦闘の様子が明らかになったからだそうです。今川義元は油断していたと多くの人は思っていて、それが敗因だと言われていますが一概にそうとも言えないようです。今川義元の本陣は小高い山の上にあって、周囲が良く見えるところに構えてあったそうです（今川義元は、織田軍をなめきって油断していたわけではなく、きちんとやることはやっていたようです）。織田軍はそこを駆け上がって本陣を攻めたのです。
　吉川英治氏や司馬遼太郎氏のような歴史小説家が書いた記述は、多くの人に読まれて、そういった小説家の歴史の解釈が一般の常識となってしまいます。しかしそれは所詮は小説であって、作家の見方を色濃く反映したものです。ＮＨＫの今年の大河ドラマの「風林火山」は私は大好きで観ていますが、所詮ドラマであって脚本家の様々な脚色があるようです。でも、それはそれと納得して観れば、それなりに楽しめます。
　次回は秀吉です。

訪問者の方の本筮易、スペース・シード体験記．．．２００７年３月２１日

　訪問者のＩさんから、石井さんの本筮易とスペース・シードの体験記のメールをいただきました。とても興味深く読みましたが、他の方へも読んでほしいと思い、ＩさんへＨＰへの掲載のお願いをしたところ快く了解していただきました。
　個人的な部分は割愛させていただき、編集して掲載します。



　・・・＜Ｉさんのメールから抜粋＞・・・


本山功ニさま

　こんばんは。いつもホームページを興味深く楽しく拝見させていただいています。
　以前、メールの返信をいただいたことがあり、まだアドレスが有効だといいのだけど・・・と思いながら書いています。

　今日、念願の石井先生の鑑定に初めて行って来ました。
　去年の６月でタリムを辞められたこともあって、受ける機会がありませんでしが。
　ご存知か分かりませんが、いまは日曜日に＊＊でやっていらっしゃいます。
　１時間２万円なので、タリムでたっぷり鑑定してもらった人はラッキーですね。

　この前、ホリエモンに実刑判決が出されましたが、石井先生は１年以上も前にこのことを当てていましたね。
　執行猶予付きという予想が大勢だったのに、すごいです。

　本山さんのＨＰに載っている３００人委員会などについても、サリーさんが以前みてもらったようです。

http://blog.livedoor.jp/sally_0624/archives/50205795.html#comments


　今日は個人的な質問ばかりしてきましたが、ほんの少し健康について聞いてきました。

　まず、塩のにがりの害について聞いたのですが、これはもう他の人が占ってもらった、ということで（本山さんかもしれませんが）、教えてもらえました。

　浅井さんの主張通り、にがりは身体の組織をかためてしまうので良くないそうです。
　海の塩ではなく、にがりの少ない岩塩がいいそうです。

　同じく、浅井さんの主張する玄米の害について聞きました。

　Ｑ１．グローバルクリーンの浅井さんが「玄米はミネラルを排出してしまうので良くない」と主張しているが、玄米は身体に良くないのか？

　Ａ．ミネラルを排出することは確かなようだが、他の食べ物で補えば問題がない程度のものである。玄米は血を綺麗にしてくれる。目に良い作用がある。ただ消化はあまり良くない。

　　↑浅井さんの意見と違い、玄米は身体に良いそうです。目に良いというのは初耳でした。消化が良くないというのは、私がいま個人的に胃腸を悪くしているので、石井先生がそれで付け加えられたのかもしれません。

　Ｑ２．酵素を取り入れるのが良いということで、手作り酵素・万田酵素・大高酵素といった消化酵素のサプリメントを積極的に摂っているが、これはどうか？

　Ａ．酵素の取りすぎで、胃腸がマヒしてしまっている。腸がかたくなっていて、このままでは却ってガンになる可能性がある。消化酵素など、酵素のサプリメントを体外から取り入れる必要は全く無い。そういったサプリメントは身体の機能を甘やかしておかしくしてしまうだけである。食物に含まれている酵素だけで充分。

　　↑ちょっとショックでしたが、聞いておいて良かったです。
　　　掘り下げて聞けませんでしたが、今度はビタミンなどのサプリについて聞いてこようと思います。

　石井先生のホームページに最近、「良い美容外科はいない」と載っていましたが、私は今回、歯医者についてみてもらいました。
　「本当に良い歯医者はいない」そうで、占ってもなかなか良い歯医者というのは出てこないそうです。私が占ってもらった歯医者も「根本的な解決にはならないけれど、まあ行かないよりいいでしょう」というようなものでした。

　また、先日はスペースシードにも行ってきました。

　・・・（略）・・・

　本山さんのスペースシードの体験記を読んで「面白そう」と思った私はすぐに予約を入れ、３月初旬にチャクラバランスのセッションを受けてきました。

　一面識も無いアカの他人の結果を知ったところで本山さんにとっては面白くもなんともないことは百も承知ですが、お付き合い下さいませ(^^;)。

　宇田さんの初めの説明で、やはり「満員電車に揺られて毎日会社に通うようなサラリーマンの数値は通常３０くらい」という話がありました。

　私が「逆に３０くらいの数値だったほうが、この現実世界では生き易いとか、順応しやすいということでもありますか？」と尋ねたところ、「その通り」だそうです。

左が調整前の現在値／最大値。右が調整後です。

第７　・・・　５９／８４　　→　８８／８８
第６　・・・　１４８／１８５→　１８９／１８９
第５　・・・　５８／８３　　→　８７／８７
第４　・・・　５９／８４　　→　８８／８８
第３　・・・　５８／８３　　→　８７／８７
第２　・・・　５１／７３　　→　７７／７７
第１　・・・　５９／８４　　→　８８／８８

　第６がずば抜けて高い以外は、すべてのチャクラが平均的に整っているそうですが、逆にこういうのは珍しいそうです。

　第６は第３の目とも言われ、直観力とかを司っているそうですが、「なにかトレーニングをしているのか」などと宇田さんに聞かれましたが、全く思い当たるフシがありませんでした。

　直観力が良いとか、それでトクをしているという自覚も無し。うっすらと「じゃあリモートビューイングでもやってみようかなぁ」と思いました。

　「直感力がなまじ良いばかりに、周囲の人には『頭が良い人』だと“誤解”されがち」というようなことを宇田さんが言っていましたが、これは本当にその通りで、これまでの職場で、自分の能力を過大評価されて困ったりすることもありました。

　「並行宇宙というものがあるとしたら、貴女はウォール街を、トップの会社のＣＥＯの秘書として颯爽と歩いているかもしれませんよ。」ということで、秘書などのポジションで能力を発揮しやすいと言うのを聞いてちょっと驚きました。

　・・・（略）・・・

次に基本力です。

　生命力　　　・・・　５９／８４　　→　８８／８８
　霊的活力　　・・・　５９／７４　　→　７８／７８
　精神的活力　・・・　８２／１１７　→　１２１／１２１
　感情的活力　・・・　６９／８６　　→　９０／９０
　肉体的活力　・・・　５５／７８　　→　８２／８２

　宇田さんがなんと言ったかちょっと忘れたのですが、私の第６チャクラの高さから、スピリチュアルな活動をしていると思ったらしいのですが、これを見てそうではないことが分かったそうです。霊的能力というよりは、智恵を生かして何かをする人というような。

　次に総合です。
　私はこの時、アイテム購入の意思はなかったので、アイテムの数値は無いです。

　トータル力　　・・・　８１　→　８５
　シャーマン力　・・・　７８　→　８１
　愛のちから　　・・・　７４　→　７７
　オーラ力　　　・・・　８７　→　９０
　行動力　　　　・・・　８４　→　８７
　プロテクト力　・・・　７５　→　７８
　３次元力　　　・・・　８４　→　８７
　防御力　　　　・・・　８４　→　８７
　幸運力　　　　・・・　８６　→　８９
　叡智・智恵　　・・・　１４４　→　１４７
　ＴＡＯ力　　　・・・４４　→　４７
　スピリチュアルマスター　１９５５　→２０３３
　レベル　　　　・・・　３４　→３６

　これについても、本山さんのときと違って、宇田さんからとくに何かを力説されたものはなかったのですが、宇田さんは、この数値から当人がいま置かれている状況がだいたい分かるようです。
　私については「いま現在、さしたる不満や不幸もなく毎日まあまあ平穏に暮らしている」という印象を受けたようです。
　これは、まあ当たっていなくもないのですが。幸運力や３次元力が自分の実感より高いのが意外でした。

　ＴＡＯ力についてです。
　本山さんの調整前が４５で、失礼ながら私とほぼ同じくらいの数値なのですが、これは確かに他の項目からみると「低い」です。
　私はいま、模索中どころかボーっとしている状況なので「あ〜、やっぱり低い！」と言いました。

　ですが宇田さんによると、一般のサラリーマンが自分が望んで入社した会社で、本当に自分がやりたいプロジェクトなどにうちこんでバリバリやっているような状況で、この４０あたりの数値なんだそうです。
　それを聞いてビックリしました。

　つぎに、愛のちからの数値。
　本山さんが“よく講演会などで、「皆さんに愛を贈ります」と演説している女性を計ってみると、実際は４０とか５０くらいがせいぜいなんてことがあるそうです。”とお書きになっていたので、自分はせいぜい２０くらいではないかと思っていました。

　それが意外にも７４もあったので、「わ〜７４もある」とワケもなく喜んじゃいました。でも宇田さんに「いえ、優しいというよりは愛の“ちから”ですから。パワーですから。いざという時の力強いものなんですよ。」とやんわりと牽制されちゃいましたが。

　レベル３４→３６というのは、
　「舞台でいえば、いま前半の盛り上がりが終わって一息ついたところ。
　これから第２幕でいよいよ、と言ったところです。」とのことでした。

　今日、本当は石井先生にアイテムを購入するかどうか鑑定してもらいたかったのですが、とても時間がなくて聞けませんでした。
　自分の“直感”で判断するしかなさそうです。

　そうそう、セッションでは土地の影響までみてもらえて良かったです。
　宇田さんがお話していたことは、前に本山さんが取り上げていた“ハートマンライン”のことだと思いました。
　私の場合は１０→９ということで、ほとんど悪い影響はないようです。

　面白いものを紹介していただき、ありがとうございました。

　前にお書きになっていた、“５年後にガンになりそうな細胞まで分かってしまうという温熱療法も使うある快医学”についての記事も楽しみにしております。

　・・・（略）・・・

　・・・＜Ｉさんのメール終了＞・・・

音楽ＣＤの紹介．．．２００７年３月４日

　以前、ゲリーさんのＷＳで、ゲリーさんお気に入りの音楽ＣＤが紹介されました。
　私自身は、気にしつつも購入はしていなかったのですが、昨年末に行なわれたＷＳで知り合った方からＣＤを進呈してもらいました。さっそく聞いてみたのですが、とても気に入ってしまいました。
　歌っているのはＤｅｖａ　Ｐｒｅｍａｌ（デヴァ　プレマール）という女性のシンガーで、ネットで検索すると、デビューアルバムのＴｈｅ　Ｅｓｓｅｎｃｅは、ニューエイジ界でベストセラーになったという記事がありました。
　またゲリーさんのＷＳで常連の、ホウホウ先生という方のブログでも紹介してあります。
　ちょっとその部分を拝借して紹介します。

　・・・＜「ホウホウ先生の開運ブログ」から抜粋＞・・・

もう一つは、スピリチュアルリーダーであるゲリーポーネルのお気に入りのＣＤです。私もゲリーのセミナーで繰り返しかかっていた曲が、好きで取り寄せました。とても霊性を高めるＣＤで癒しとパワーアップにはかかせないdevapremalのＣＤです。彼女の曲も天使の歌声として有名です。落ち着くような歌声です

　・・・＜抜粋終了＞・・・

　私はまだ本当の天使の歌声というのを聞いたことはありませんが（笑）、デヴァ　プレマールさんの歌声を聞くと、天使の歌声というのが本当にぴったりくるイメージなのです。
　ＣＤを２つ紹介します。


　�@『Ｔｈｅ　Ｅｓｓｅｎｃｅ』　... Ｄｅｖａ　Ｐｒｅｍａｌ
　�A『Ｅｍｂｒａｃｅ』　　　　　... Ｄｅｖａ　Ｐｒｅｍａｌ


　�@はデビュー作でニューエイジ界でベストセラーになったものです（ところでニューエイジ界って、なんなのでしょう？）。この中の「Ｇａｙａｔｒｉ　Ｍａｎｔｒａ」は、何度聴いても、心を打つ曲です。
　�Aの「Ｏｍ　Ｎａｍｏ　Ｂｈａｇａｖａｔｅ」も印象深い曲です。というのもゲリーさんのＷＳで、定刻前にいつも会場で流れていた曲だったからです。美しいメロディで、この曲は誰が歌っているのだろうと思っていたのですが、ＣＤを聴いて、「おおっ、これだったのか！」という発見がありました。
　精神世界の勉強をしていてデヴァ　プレマールさんの歌を聴いたことがない私の方がめずらしいのかもしれませんが、聴いてない方はぜひ聴いてみて下さい。お勧めです。


＜追記＞

　ホウホウ先生の記事に、クリムゾンＣＤというのが紹介されています。さっそく注文してみました。来るのが楽しみです。

ゲリーさんの２００７年、アカシック預言．．．２００７年２月２５日

　２月１７日（土）、東京の大田区産業プラザで行なわれたゲリー・ボーネルさんのイブニングレクチャーに行ってきました。そこで２００７年のアカシック預言を聞いてきたので、紹介したいと思います

　ここで最初にお断りしたいのですが、ゲリーさんの言ったことを通訳の大野さんが日本語に訳し、それを私が自分なりの理解レベルで記録したわけです。それゆえ伝わっていくうちに伝言ゲームのように、微妙な解釈の違いが出てくるのはやむを得ないところがあります。例えばタイトルは２００７年のアカシック預言ですが、ゲリーさんはその数年先のことを言っている場合が多々ありました。ゲリーさんが年代を明言したものはわかりますが、預言の内容が２００７年に収まらないものもあることをご理解下さい。
　ではゲリーさんの２００７年、アカシック預言です。各項目ごとにまとめました。


・・・＜ゲリーさんの２００７年、アカシック預言＞・・・

　　○地震

　３月に東京で巨大地震が起こるという噂がありますが、それは単なる噂で終わるでしょう。
　今年日本に地震は４回起こります。けっこう揺れますが、阪神淡路大震災のような死者が数千名に達するような大惨事とはならないでしょう。人々の財産が失われるようなことはなく、津波も起こりますがたいしたことはありません。
　総じて今年は静かなほうです。来年（２００８年）は９年前と似た（地震活動が）アクティブな状態となるでしょう。

・１つ目の地震
　５月１８日（１０時頃？）、震度４．８の揺れです。
　私（ゲリー）の地震に関する預言は、自分が現地にいないとあまり当たりませんでした。しかしこの時期に私は日本に来ています。
　（管理人注：ゲリーさんが阪神淡路大震災を預言したのは日本でした。またロサンゼルス大地震の預言のときも現地に居ました）

・２つ目の地震
　９月の後半、震度６、東京ではありません。北で内陸部方向。やや激しい地震。

・３つ目の地震
　１０月始めの頃。９月の余震ですがけっこう大きい。

・４つ目の地震
　１２月１９日。一回ではなくその後、何度も来ます。大きくはないのですが何度も揺れるので、人々に動揺を与えます。


　日本で地震が起こる５月の１ヶ月後、ＬＡで巨大地震が発生するでしょう。インドのポンペイでで夏頃に巨大地震。

　　○異常気象

・ヨーロッパ、アイルランド、イギリスは異常気象に襲われます。アメリカのフロリダは毎年ハリケーンに襲われていますが、今年の夏のハリケーンは面白いです（管理人注：どういう意味で面白いのかは不明）。

　　○経済

・日本経済にとって、今年はビッグな年となるでしょう。去年（２００６年）は５％ほど良くなりましたが、今年は１０％ほど良くなるでしょう。徐々にではなく、突然非常に良くなります。経済ではすばらしいチャンスがあります。
　日本が宇宙ステーションを持つという独自のスペース・プログラムを発表するでしょう。この宇宙ステーションは別の世界に旅行するという目的を持ったものです。

　　○世界の政治

・２００７年は世界的に悪い習慣が終わる年となります。アメリカは中東から手を引きます。アメリカはイランやシリアに戦争を仕掛ける寸前までいきました。これに対しアメリカ国民がＮＯと言ったのです。
　チェイニー副大統領が裁判にかけられるでしょう。次にブッシュ大統領の罪を問うことになるのですが、それには時間が掛かるでしょう。そういった経緯で、ブッシュ大統領は任期をまっとうすることが出来なくなります。
　ＣＩＡが拷問が許されている国に捉えた人間を輸送し、その国で拷問していたというスキャンダルが明るみに出るでしょう。こういったことに対しアメリカ国民が立ち上がり、アメリカをアメリカ国民の手に取り戻すようにするでしょう。

・日本は政治的には静かな年となるでしょう。

・北朝鮮は各国から資金を集めて、さらなる核実験を行います。しかし爆発を起こすタイミングがうまくいかず、北朝鮮自身がダメージを受けることになります。この実験によって日本がダメージを受けることはありません。

・中国は次の９年間（２００７〜２０１７年）で世界の３分の１を支配下に置くようになるでしょう。日本も中国の傘下に入りますが、日本がひどい目に遭うことはありません。中国の政治体制が、改革されるからです。中国は２００７年にネパールを援助します。中国人が平和的にネパールに大量に入ることになるでしょう。

・南アメリカでは色々なことが起こります。キューバのカストロ、ベネズエラのチャベスが亡くなるでしょう。メキシコは犯罪者をアメリカに送ります。国内に２千万人もの不法移民に悩むアメリカは、メキシコとの国境を閉じる措置をとります。これによりアメリカ国内のメキシコ人は、自国に帰れないようになってしまいます。

　　○医療

　今年は医療界のタイーニングポイントとなるでしょう。

・ＨＩＶのワクチンが開発されるでしょう。

・いくつかの癌の原因がウイルスによるものであることが発見され、ワクチンが開発されます。こういった研究はアメリカではなく、フランス、ドイツ、日本で行われます。体内に分子サイズの泡の中に薬を入れて、癌のところまで運び、外から特定の周波数を当てて、泡を弾けさせて治療する技術が開発されます。こういった人の体内に入るマイクロマシーンを開発するナノテクノロジーが発達するでしょう。

・ゲノム技術で精神疾患の原因を分離出来るようになります。体にパッチを張って、統合性失調症を治療する技術が開発されるでしょう。

・これから２５年以内に、折れた背骨を繋げる技術が開発されるでしょう。体に関するテクノロジーは大いに発達し、人々は長生きできるようになります。

　　○宗教

・ローマ法王が今年、謎の死をとげます。次の法王が最後の法王となるでしょう。この最後の法王は、バチカンが所蔵し封印してきた宝物を世に公開します。これにより古代の叡智が人々に知られるようになります。紀元３００年からのキリスト教の歩みがわかるようになります。マグダラのマリアがイエスの奥さんだったという説がありますが、肯定されるでしょう。こういったことは日本では影響が少ないのですが、人口の８５％をクリスチャンが占めるアメリカなどでは、影響は甚大となります。
　ユダヤ教が中東の問題の火種になっていることが人々に知られるようになります。これによりアメリカは、イスラエルをサポートすることに疑問を持つようになります。

　　○技術革新

・石油を使わない、ある液体を燃料として車を動かす技術が世に出ます。日本のあるグループがこれをすでに開発しています。これは現在の車のエンジン部分を取り替えるだけなので普及しやすく、大きな影響を経済に及ぼし、世界経済が変わります（注１）。

・波によって電力を作る技術により電力事情も変わります。

・海水から塩を効率的に取り出す技術が生まれます。

・今年の秋に、テラの単位のすばらしく速いコンピューターが発売されます。それゆえ新しいパソコンを買うなら、秋まで待ったほうがよいです。そのＣＰＵは爪の先の大きさです。家庭にスーパーコンピューターが入るようなものです。現在紹介されている量子コンピューターのような技術ではありません。夏頃までその技術は秘密にされます。
　コンピューターは２００９年に大飛躍します。脳の中にチップを埋め込む技術が開発されます。人口知能が研究されていますが、コンピューター自体が考え、創造する技術も生まれてきます。
　将来のコンピューターには、接続の為のワイヤがなくなります。それは球状で、赤外線のパルスで通信し、光がパッパと動くようなイメージです。このコンピューターは、分子が結合していない為に伝導率が素晴らしく良く、触っても濡れない液体が開発されることによって実現します（注１）。

　　○スピリチュアル

・今年は悪いものを止める年となります。止めないと来年になれば、それがさらに増幅することになります。葛藤を起こしているのは悪いものです。自分の内側に緊張をもたらすものや、悪い習慣は今年中に止めるべきです。
　つまり悪い習慣を止めるか、葛藤を手放すかどちらかにすべきです。

・２００７年〜２００８年にかけて、この地球上に住んでいて、自分達は地球人ではないと宣言する人々が出てくるでしょう。

・ミステリーサークルがどうやって作られているかというビデオが公開され、人々が熱狂します。この原理を科学者は説明できません。人々の議論は白熱し、特殊撮影だと反対意見を主張する人々が現れます。ミステリーサークルを作ったのは次元間を行き来できる乗り物で、草に直接触れることはないのです。これが我々の前に現れるときは、まず空中が光始め、そして突然現れます。

・２００７年〜２０１０年、人間が人間自身を破壊するような（集団自殺のようにも見える）映像が見えます。しかし最後には人類は、科学技術の発達に見合ったようなスピリチュアルな発達を遂げるでしょう。

　　○投資

・金（キン）を買うことをお勧めします。中国は今、金を集めています。今年の秋に、すばらしく速いコンピューターが発売されますが、そういったコンピューターの内部には、金が使われています。
　金を買うならメイプルリーフやクルーガーランドのような金貨でよいです（注２）。

・今現在持っている株を売る必要はありません。もし買うなら、最近出来た新しい会社ではなく、古い会社で資金を潤沢に持っている会社が良いです。

・原油は１バーレル、１００ドルを突破します。それゆえ原油は狙い目です。しかし新型エンジンが発売されるまでの命です。新型エンジンがいつ発売されるかがポイントとなります。

　　○戦争

・２０１０年頃に大きな戦争が起きます（注３）。しかし２０１０年〜２０１２年にかけて、兵士が地面に銃を置き、それが波のように広がる様子が見えます。大きな戦争が起こっても、人々の精神性が発達し、戦争を止めるように見えるのです。


・・・＜アカシック預言終了＞・・・




（注１）
　本山です。
　新型エンジンの燃料が何なのかイブニング・レクチャーでは良く分からなかったので、２１日の個人セッションでゲリーさんに質問してみました。すると燃料は揮発性のものなら何でもよく、特殊技術というのは燃料の性質を変えることによるものだと説明されました。
　それが濡れない液体で、分子どうしが結合していない液体だというのです。ゲリーさんは私にピンポン玉で埋まった川をイメージするとよいと言いました。そういった分野を素材工学というのか金属工学というのかわかりませんが、私は素人なのでよく理解できませんでした。分子同士が固く結びついたのが金属のような固体で、分子がバラバラなのが気体だとすれば、液体はその中間のような感じですが、液体でありながら分子間力がゼロに近いということなのでしょうか。そういった素材の性質を変える技術が新型エンジンの燃料に使われるということなんだそうです。それゆえ燃料は何でもよく、その燃料の性質を変えて使うということです。
　そしてこれがコア技術となり、数年先に現れるというスーパーコンピューターの基本性能を支える技術として使われるということなんだそうです。その素材技術によって、今の我々の想像を絶するような速度のコンピューターが実現するといいます。超伝導のように抵抗がなく、情報が伝わる（電流が流れる）のかなというイメージが湧きますがよくわかりません。
　その素材技術は、液体でなく固体のように固まらせることも可能だといいます。ある周波数で固体の形状をとれるようになるそうです。どうやら学生時代に習った私の古い科学知識では理解不能のような、画期的な素材技術が生まれ、人々の生活を大きく変えるということのようです。


（注２）
　金（キン）に関してもゲリーさんに聞きました。
　以前私はゲリーさんに金が１トロイオンス２０００ドルにまで暴騰するという話を聞いていました。今回改めて聞いたのですが、やはりそうなるそうです。
　しかし我々日本人にとって問題は、そのときの円ドル為替の水準です。仮にゲリーさんの言うとおりに金が現在の水準６００ドル台後半から２０００ドルの３倍になったとしても、円が１２０円から８０円高になっていれば２倍の水準にしかなりません。そこで将来の円ドル水準を聞いたのですが、答えは「わからない」でした。「もしそれがわかるなら、僕は相場で１日に１０億円稼げるんだけどね・・・」などと、本当のような、煙に巻くようなことを言われました。
　それでもユーロ・ドル相場については教えてくれました。手でなだらかな曲線を描いて、ユーロはドルに対し、ゆっくりこんな風に上がっていくと教えてくれました。それは緩い上昇曲線でした。しかしある時点で、ユーロはドルに対して暴騰するそうです。おそらくそのときドルの下落にパニックになった人々が、ドル資産のヘッジとして金に殺到するのでしょう。


（注３）
　ゲリーさんは以前、第三次世界大戦が起きると言っていました。
　以前私はゲリーさんから、その具体的な様子を聞いていたのですが、２０１０年から起こるという戦争がそれにあたるのか聞いてみました。すると答えはイエスでした。以前聞いた戦争の様子も変わってないようでした。それゆえ残念ながら極東（朝鮮半島）で戦争は起きるようです。これに関しては、またいずれ記事を書く機会があると思います。

スペース・シード体験記．．．２００７年２月１７日

　精神世界に関心のある方はもちろん、関心のない方にも大変有益と思われる情報を紹介したいと思います。宇田和弘さんが主催しているスペース・シードによる数々のセッションです。
　私はスペース・シードのことを、つい３ヶ月前まで全く知りませんでした。昨年の１１月に行われたゲリー・ボーネルさんのＷＳ（ワークショップ）で、ある方から薦められたのです。その方は、スペース・シードは素晴らしいから絶対に行く価値があると何度も言われました。しかし最初は説明を聞いてもピンときませんでした。でも精神世界に造詣の深い方が言われていることなので、これは行くしかないと思ったのです。

　宇田さんが行うスペース・シードのセッションは、宇田さんが独自に作成した機器によって、人間の様々な特性や能力の大きさ、７つのチャクラのエネルギー状態を測定します。測定するだけでなく、弱っている部分や、伸ばしたい部分にはエネルギーを注入することもします。
　私は知らなかったのですが、人間のエネルギー状態を測定する機器は、すでに売られているといいます。しかし１台３００万円といった、びっくりするぐらい高価なものなんだそうです。宇田さんは、そういった装置の原理を知り、自分で作れば驚くほど安く作れることを発見したそうです。そうして様々な種類の機器を独自に開発してきたそうです。
　私には人間の持つ様々なエネルギー状態を測定し、数値化して表現するということが新鮮に感じられました。例えば人間の愛や叡智を数値で出すというのは、発想として私の中になかったのです。私の頭の中には、愛や叡智的なものはアナログ的なもので、数値として表現するものではなかったのです。でも鳥山明氏の漫画ドラゴンボールを見て育った世代には受け入れやすいかもしれません。ドラゴンボールでは人間の戦闘能力を数値として表していました。でも漫画では、種類は一つしかありませんでした。
　スペース・シードでは、現在値とさらに器（うつわ）本来の大きさというふうに２つ測定します。現在値は今現在の状態で、好不調の波があるので、その日によって変化します。しかしその人間が持つ器の大きさは、さほど変化しません。スペース・シードではこの器の大きさを最大値と表現しています。さらにセッションでエネルギーの調整（要するにエネルギーの増幅）を行い、その調整後の結果の数値も表に出ます。
　測定される側は、右の手の平をセンサーパネルに置くだけなので簡単です。宇田さんが、測定する項目毎にボリュームがいっぱい並んだ機器を操作します。そうしてセッティングして数値を計るのですが、１００の位、１０の位、１の位のボリュームがあります。宇田さんが右手の人差し指と中指で測定パネルの上をなぞり、左手でボリュームを操作します。ちょうどその数値のところで、右手の人差し指と中指がぴたりと止まります。止まったところが、その数値です。例えば１０の位のボリュームが７の地点で止まり、１の位のボリュームが８の地点で止まると、数値は７８というふうになります（宇田さんは他にフーチーも使って測定します）。

　では昨年１１月下旬に行った私の測定結果を紹介します。
　最初は波動調整（Hado　チューニング）のチャクラバランスという、チャクラの測定とバランスをとるセッションを受けます（料金は１万５００円とリーズナブルです）。
　私のチャクラのエネルギー状態です。数値は、左から現在値、最大値（器の大きさ）、調整後の現在値、調整後の最大値（器の大きさ）の順です。

・第７チャクラ　．．．　６０　／　８５　→　８９　／　８９
・第６チャクラ　．．．　６０　／　８５　→　８９　／　８９
・第５チャクラ　．．．　２７　／　５４　→　６４　／　６４
・第４チャクラ　．．．　７６　／　９５　→　９９　／　９９
・第３チャクラ　．．．　５９　／　８４　→　８８　／　８８
・第２チャクラ　．．．　７８　／　９７　→　１０１　／　１０１
・第１チャクラ　．．．　６９　／　８６　→　９０　／　９０

　一般に外を歩いているような普通のサラリーマンだと、現在値の平均は３０ぐらいだといいます。それゆえ私の数値はその倍くらいもあり、平均的にかなり高めだそうです。全体のバランスも悪くはないとのことです。
　ただやはり他と比べて第５チャクラの数値が低いのが気になります。
　この第５チャクラは以前ゲリーさんからエネルギーの流れが滞っていると指摘された部分です。なるほど、ゲリーさんの話と大いにシンクロしました。ゲリーさんからも同じ指摘を受けましたと宇田さんに告げると、ゲリーさんの言い方は正確ではないと言われました。宇田さんによると、第５チャクラの数値は低いと言っても、他が高いので相対的に低く見えただけとのことでした。
　そう言われて、良かったと思っていいのかどうか、少し悩みました。


　次に基本力の数値です。

・生命力　　　．．．　６０　　／　８５　　→　８９　　／　８９
・霊的活力　　．．．　４５　　／　６４　　→　６８　　／　６８
・精神的活力　．．．　１５８　／　１９７　→　２０１　／　２０１
・感情的活力　．．．　６８　　／　９７　　→　１０１　／　１０１
・肉体的活力　．．．　４６　　／　６５　　→　６９　　／　６９

　この結果を見て宇多さんは、私は典型的な学者タイプだというのです。
　宇多さんが特に指摘したのは、精神的活力の１９７（最大値）という数値です。これは驚くべき数値なんだそうです。その道のプロどころか、プロの中でも上位にいく数値なんだそうです。宇田さんは精神的活力の測定しているとき、「あれっ？おかしい、、、見つからないぞ」と言っていました。１００の位のボリュームを動かして、やっと見つけることが出来ました。この１００の位のボリュームを動かすこと自体が珍しいようです。

　分野としては、心理学の学者に向いていると言われました。私の場合は感情的活力が６８と高いので、カウンセラーような仕事で、人の悩みを聞いたり相談にのって解決を探る仕事をすると、成功どころか大成功すると言っていました。
　とにかくこの数値（精神的活力の１９７）を生かさない手はないと力説していました。

　そう言われたので、私はＨＰをやっていて、最近は１日１０００件に達するヒット件数になってきました、と言いました。すると宇多さんは、ＨＰにも向いているが、これからは（次の段階となる）人と直接あって、その人を癒すようなことをすべきだと言っていました（そういえばゲリーさんから私は将来ヒーラーになると言われて、大いに驚いたことがありました）。

　この結果を見て、私は霊的活力が低いのが気になりました。ちょうどその頃ゲリーさんの体外離脱のＷＳを受けていました。そこでこの数値（６４(最大値））で体外離脱できるかどうか気になりました。宇田さんによると私の霊的活力の数値だと、霊的なものが見えるという段階ではないそうです（確かにそうです）。しかし日々私が行なっているワーク（呼吸法等）を重ねていけば、もうまもなく体脱もできるだろうとのことです。そのレベルには来ていると言っていました。
　肉体的活力も４６と低く、これは私がマッサージ師のような身体（体力）を使った仕事には向いていないことを示しているそうです。出来ないことはないが、１ヶ月もするとその仕事に興味がなくなってしまうそうです。


　次に総合の結果です。

　数値の並びは、調整前、調整後、アイテムの順です。アイテムとは宇田さんが開発した、数値を上げたり調整したりする装置です。アイテムの数値は、そのアイテムを使った場合に伸びるであろう数値です。アイテムは何種類もあります（ちなみにこれは大人気だそうで、現在品切れの状態との噂があります。もちろん私は迷うことなく買いました）。

・トータル力　　　　　　．．．　８５　　　→　８９　　　　１０９
・シャーマン力　　　　　．．．　９６　　　→　１０４　　　１７０
・愛のちから　　　　　　．．．　７４　　　→　８２　　　　８２
・オーラ力　　　　　　　．．．　８５　　　→　９３　　　　１３７
・行動力　　　　　　　　．．．　５４　　　→　６２　　　　１９４
・プロテクト力　　　　　．．．　７４　　　→　８２　　　　１０４
・３次元力　　　　　　　．．．　９６　　　→　１０４　　　２５８
・防御力　　　　　　　　．．．　８４　　　→　９２　　　　９２
・幸運力　　　　　　　　．．．　７４　　　→　８２　　　　２８０
・叡智・智恵　　　　　　．．．　１３４　　→　１４２　　　２０８
・ＴＡＯ力　　　　　　　．．．　４５　　　→　５３　　　　１６３
・スリチュアルマスター　．．．　１９１０　→　２０４４　　２８５６
・レベル　　　　　　　　．．．　３３　　　→　３６　　　　５４

　これを見て宇田さんが力説したのは、私は過去世で間違いなくシャーマンだったということです。魔術のようなものを使って能力を発揮し、人々が集まってきたはずだといいます。シャーマン力の９６、叡智・智恵の１３４という数値は、そういった過去世を持った人間でないと出てこない数値なんだそうです。ある種の独特の能力を持ち、その力で人々を平伏させていた人間なんだそうです。
　私はゲリーさんから、「あなたはアカシックに入れるようになるが、自分の前世で王であることがたくさん出てくるので、本当にアカシックに入ったことを最初は信じることができないでしょう」と言われたことを思い出しました。宇田さんによると王といっても世襲制の王ではなく、能力で人々の上に立つ人間なんだそうです。
　そうなんでしょうか・・・
　ゲリーさんからは、私は過去世で戦士の人生を多く歩んできたと言われたこともあります（その経験はもう卒業したのだそうです）。とはいえ私にある前世とおぼしき記憶には、一つの例外を除いて歴史に名を残すこともない実に平凡で素朴な人生ばかりでした。王のような人生の経験はめったにないことで、ほとんどは名も知れない一般庶民としても人生だったろうと想像します。そしてそれは私に限らず、ほとんどの人がそうだと思います（そうでないと職業の人口バランスが合いません）。

　あと宇田さんが驚いたのは愛のちからの数値です。これは宇田さんは男性では見たことのない数値だそうです。よく講演会などで、「皆さんに愛を贈ります」と演説している女性を計ってみると、実際は４０とか５０くらいがせいぜいなんてことがあるそうです。
　宇田さんは私に向かって真顔で、「あなたは愛の人です」なんてことを言うので、私はどう答えたらいいのか困ってしまいました。
　宇田さんがとても不思議がるので、種明かしをしました。
　昨年９月上旬に行なわれたドランヴァロ・メルキゼデクさんのＷＳで愛の力を高めるワークをしたこと。そのワークは二人で相手の目を見つめ合うのですが、目を見るのではなく相手の目の奥深くにある愛のエネルギーを見つめるようにするというものです。ドランヴァロさんは、こうすると自然と涙が出てくると言っていたのですが、本当に涙が出てくるのです。そしてこのワークをした後に、私は自分の胸のハートチャクラあたりが活性化した感覚があったのです。ただしその感覚が本物かどうかという確信はありませんでした。人にこんなことを言えば、頭を疑われるのがおちです。しかし宇田さんの測定を受けて、それが本物があったことがわかりました。宇田さんはこの話を興味深そうに聞いていました。
　余談ですが、そのワークで私は「２２を超えてゆけ」や「太陽の国へ」の著者である辻麻里子さんとハグすることになりました。

　そしてなんといっても問題は、ＴＡＯ力の４５という低さです。
　宇田さんはＴＡＯとは道という意味だと説明されました。自分の道を見つけ、それに邁進している人間は数値が高く、逆に自分の進む方向が定まらず迷っている人間は数値が低いといいます。
　そしてその結果は、私にとってまさに、どんぴしゃりでした！

　今私は新しい仕事を模索しています。
　これまでの仕事は、収入も安定し順調そのものでした。でももう満足できなくなっていたのです。そのことを告げると宇田さんは、知ってましたといわんばかりで、「あなたはもう気付いてしまいました。もう後戻りできません」と言われました。
　レベル（上記欄の一番下）の３３という数値はそれを物語っているそうです。
　レベルが５０〜６０になれば上がりという状態で、私はそのちょうど半分あたりにいるそうです。ちょうど中盤戦の激しい戦に入っていく段階だといいます。私が精神世界に興味を持ったのも偶然ではないとのこと。トータルでいえば、私はそういった段階に入り始めたところであり、もう引き返すことはできないとのことです。
　宇田さんはこう言って私を脅しました。
　「これから神々からバシバシやられますよ。怠けることは許されなくなりますよ」

　どうやら私は宇田さんが神々（私はガイドと呼びますが）という存在とコミュニケーションを取ることになりそうです。そして人格を磨くために、相当にバシバシやられることになりそうです。
　正直言って私は怠け者です。バシバシやられるのは嫌いです。今世はのんびり過ごさせてもらって、バシバシは来世に延ばしてもらえないかなというところです。

　これからの道を見つけることは私にとって最大の課題です。ゲリーさんから私は将来マカバのパワーを体現する建物を造ると言われたと宇田さんに言いました。その話を宇田さんは、大きくうなずくように聞いていました。そういった仕事は私にぴったりだそうです。そして何度も、「本当にマカバ施設を造っちゃうかもしれませんよ」と言うのです。

　＊　＊　＊　＊　＊

　とにかく私にとってスペース・シードでの体験は、驚くべきものでした。
　私は精神世界に興味があり、いくつかリーディングも受けています。ゲリーさんのリーディングが主なものですが、その他にも受けています。それゆえスペース・シードの結果に驚くのです。それらがシンクロしているだけではなく、これまで自分が気づかなかった才能や過去生で蓄積した能力などが、次々と出てきます。それゆえ精神世界に興味がない方でも受けてみることを薦めたいと思います。おそらく充分に驚くことになると思います。

スペース・シード
http://www.spaceseed.info/

波動調整、チャクラバランス
http://www.spaceseed.info/menu21.html


　２月上旬に波動調整（Hado　チューニング）のタイムリンクを受けてきました。このセッションは現在と過去、現在と未来のエネルギーの流れを見て、それを調整するものです。この話もいずれ機会があったら書きたいと思っています。

温熱療法に関する訪問者からのメール．．．２００７年２月１２日

　前回の記事「温熱療法」に関して、訪問者の方から興味深いメールをいただいたので、紹介したいと思います。２つ紹介します。まずその内の１通です。

　・・・＜温熱療法に関する訪問者からのメール（１）＞・・・

　本山様

　こんにちは、いつもいつもＨＰを楽しみに拝見させていただいています。

　・・・(略）・・・

　ところで、今回のＨＰで本山様の健康についてのお話、興味を持って拝見させていただきました。
　しかし、掲示板に書き込む勇気がないので直接こちらにメールさせていただきました。申し訳ありません。
　今回は風邪の話もありましたが、風邪は体にいいと私は思っているので凄く興味を持って拝見しました。
　私は交通事故にあい腰痛もちです。
　事故から整体に通っておりますが、整体の先生が風邪を引いても薬を飲まずに熱だして治すと一年長生きするぞ、とおっしゃいます。
　風邪が体にいいと「風邪の効用」野口晴哉著、ちくま書房（文庫本）でも読んでおります。
　整体の先生は薬は毒だし、せっかく風邪引いて体の毒を発散しようとするものを痛みを麻痺させるだけの薬と毒を体に戻して溜まってしまうといいます。
　薬は飲むのはよくないが、飲むなら弱い子供用風邪薬、ジキニンシロップなどを薦められます。
　私は相当風邪の症状がきついときや、旅行の時はジキニンを半分飲むと一発で効果がでます。
　大人用風邪薬は下手に喉を乾燥させてみたり、余計なことしてくれすぎです。

　結局、風邪は発熱発汗により、ゆがんだ体を正常に戻し毒も吐き出す体の行為だそうです。
　正常な体なほど、風邪を素直に引くし、薬漬けで反応の薄い体になってしまうと風邪も簡単に引かずにある日、突然大きな病気になって倒れてしまうそうです。

　今回の本山様のＨＰで大変勉強になったことがあります。
　最近、若い女性の間では、「寺門琢己」の整体の本が流行っています。
　これは先ほどの野口晴哉さんの理論がベースになっていますが、半身浴などで発汗することを勧めています。
　ただ、発汗すると確かに体が冷えてしまうので今回のＨＰのお話で体の奥まで暖めることがいかに大切かを知りました。
　若い女性は生足でミニスカートでヘソ出しでも平気のようですが、銭湯なんかで見かける太って体が悪そうなお年寄りほど何枚も着込んでベタベタと体中に貼るカイロをつけている姿を見ると、暖め効果と新陳代謝の何十年後の違いを見てしまう気がしています。
　暖めてくれる１０万のマシンはあまりに高価で私が手に入れるには大きな勇気が必要ですが、
　本山様のＨＰ効果で他の方にはじゃんじゃん売れてしまうのではないでしょうか？？
これからもＨＰを楽しみにしています。
ありがとうございました。

　・・・＜メール終了＞・・・


　本山です。
　もう一つ紹介したいと思います。
　この方はもうだいぶ前からメールのやり取りをさせていただいている方です。
　以前は東京に住んでおられた方ですが、ご家族である田舎の方に引越しされた方です。実際に田舎暮らしを体験された方として、田舎暮らしの良さを色々教えてもらっています。


　・・・＜温熱療法に関する訪問者からのメール（２）＞・・・

本山さんへ

こんにちは、＊＊＊＊です。
またもやお久しぶりです。御機嫌如何ですか？？
いつもＨＰ楽しみに見させていただいてます。
モトさんの久々の更新の記事、とっても興味深かったので
またもやメールを送りつけてしまう気になってしまいました。

私も家族で最近すごく「体温」について気をつけるようになってから
風邪をひかなく（健康に）なってきた気がしていたので
今回の記事は本当に頷ける内容です。
小林正観という人の面白い本で「宇宙を味方にする方程式」だったか
「楽しい人生を生きる宇宙法則」だったか忘れてしまいましたが
体温が高くなればガン細胞が無くなるっていうようなことが書いてありました。
そこで、彼は温泉卵のように表面ではなく中身が温まるような
温泉の効果（遠赤外線も同じ原理ですよね）がとてもいいと言ってました。
温泉療法でガンも治っちゃうみたいなことを言ってたと思います。
私はホメオパシーを結構やっているのですが、
ホメオパシーの原理でも「熱は出た方がいい」とあります。
解熱に限らず、出るもの（鼻水や咳その他何でも身体から出るもの）を止めると
いう現代の医療は全く自然の摂理に適ってない行為なんですよね。
１０万円の機械、ちょっと欲しいけど今はあまり余裕がないので
温泉に（近くにあることですし）入ることで代用しようと思いました。

　・・・（略）・・・

　・・・＜メール終了＞・・・

　本山です。
　さらにこの方から温泉卵に関する追加説明のメールが来ました。

　・・・＜温熱療法に関する訪問者からのメール（２）の続き＞・・・

本山さんへ

こんにちは、＊＊です。

　・・・(略）・・

先日のメールに書かせていただいた
小林正観という人の著書で
（今友人に貸しているので手元になく、
ちゃんと確認ができないのが申し訳ないのですが）
「宇宙を味方にする方程式」だったと思います、
温泉に関する話があって
温泉卵は黄身が固まって、白身はユルめですよね？
本当はこれはネットで調べると
「卵黄の凝固温度（約70℃）が卵白の凝固温度（約80℃）
より低い性質を利用して作られるもの」
とあるので、
中に熱が浸透している証拠ということではないのですね。
けれども「私は温泉卵。」とイメージしながら
温泉に入ると、体の芯まで熱が浸透して
ウイルスも癌も死滅（？）
するというような話でした。
大雑把でスミマセン。。。
ただ、そう思って温泉に入ると確かに
病気の元が撲滅される感じがするのです。

　・・・＜メール終了＞・・・

　本山です。
　お二人の興味深いメールを紹介させていただきました。

　ここで少し、私個人の考えを述べてみたいと思います。
　風邪は体の毒を発散する効果があるという話を、私は浅井敏雄さんから初めて聞きました。この理論は一般的には信じられていませんが、私は最初聞いたときから、そうではないかという気がしていました。それゆえ経済ジャーナリストの浅井隆さんの話はすんなりと受け入れられるものでした。
　ただし浅井敏雄さんは、風邪や花粉症はすべて毒だしのためのものであると結論付けています。風邪や花粉症が体内に溜まった毒を出す生理現象であるというのは、とても斬新的な指摘です。しかし私には、それがすべてと言い切れるのかという疑問があります。
　例えばＨ５Ｎ１は新型の鳥インフルエンザウイルスとして注目されていますが、感染者の半分が死に至る極めて毒性の強いものです。それゆえこれに感染すると、体内の毒だしといったレベルの話ではなく、体内でウイルスと免疫系が生きるか死ぬかという戦いを繰り広げることになります。毒だしなどといったのんびりした話ではありません。
　それゆえ体内で毒だしに利用できるのは、ある一部のウイルスや杉に代表される花粉群ではないかと思うのです。一例として挙げれば、日本人は日本で育った杉花粉でないと花粉症にならないといいます。これは、日本人の中に、長い日本的風土で過ごすうちに、日本で育つ杉などの花粉によって花粉症の症状を起こし、体内の毒を外に排泄する機能が備わっていったと考えると説明できそうです。
　さらに昔は花粉症などなかったという指摘には、説明は簡単です。
　我々が日常的に摂取する食べ物に、危険な薬物が含まれるようになったのはそう昔のことではないからです。よく言われる農薬や食品添加物の他に、浅井敏雄さんが指摘する魚貝類などに溜まった除草剤（浅井さんは猛毒と指摘）の残留物等々。さらに法律で、水道水にはある一定量の塩素が添加されることが義務付けされています。我々の生活は、毒素を体内に入れる機会に溢れています。そういえば、歯の治療に、あの悪名高い水銀合金のアマルガムがいまだに使われているそうです。


　一般の人は風邪を引くと、症状を押さえるために市販の風邪薬を飲みます。そういった風邪薬は風邪を根本的に治す効果はなく、単に症状を和らげるためのものであることを、ほとんどの人は知っていると思います。でも“風邪を引いたら風邪薬を飲むもの”という行動パターンは、ほとんどパブロフの犬のように条件反射化しているように見えます。

　しかし仮に、風邪薬がむしろ害になる可能性があるということを人々が常識として受け入れたらどうなるかと思います。たぶん風邪薬はぱったり売れなくなってしまいます。すると製薬会社は大変困ったことになります。この辺に人々をパブロフの犬にしたいという力学が働いているような気がします。
　もちろんこれは私の勝手な意見ですが・・・。

温熱療法．．．２００７年２月４日

　私は経済ジャーナリストの浅井隆さんの勉強会に入っているのですが、２ヶ月に一回そういった会員を対象とした勉強会があります。その日に都合が悪いと、勉強会の資料と録音ＣＤが家に届くことになっています。昨日届いたそのＣＤを聞いていて、面白い情報があったので紹介しようと思います。
　それが温熱療法ですが、それ自体はもう何年も前から浅井さんから情報が送られてきていたので知っていました。今回話題として取り上げる気になったのは、東京御茶ノ水で、実際に温熱療法のクリニックを開いている杉浦さんという方の話があったからです。それがなかなか面白く、私自身ここ数年来、行こうと思いながらついつい行きそびれていたのですが、よっしゃ、行こう！と思うようになりました。

　まず浅井さんの温熱療法に関する話です。浅井さんの勉強会での話を文章にまとめました。

　・・・＜浅井さんの勉強会での話の要約＞・・・

　人は風邪を引くと熱が出ます。しかしこの熱が出るというのが重要で、熱が出ることにより人は免疫力が高まります。それゆえ脳が損傷を受けかねないような超高熱でないかぎり、解熱剤は投与してはいけません。本当に健康な人が風邪を引いたら、熱が一気に上がり、そして急速に下がり短時間で治ってしまいます。最近若者、特に若い女性に深刻な問題が起きています。子宮が悪く、子どもが産めない人が大変多いそうです。また低体温症で、３６℃ない人もけっこういるそうです。ひどい人は３４℃台という人までいるそうです。そういう人は長生きできません。なぜなら体内で癌細胞がどんどん増殖するからです。基本的に人間は、体温が維持され免疫力があれば、病気になっても治るものです。そしてその体温を維持するために私が開発した器具（温熱器ＲＥＦ−２１３３）があり、これは遠赤外線を発生するもので、体内に１０ｃｍも透過する機能を持っています。特に骨に届くというのが重要で、脊髄の中まで浄化することが出来ます。実際にやってみると面白いことに、身体の悪い部分だけが熱くなるのです。それゆえ本当に健康な人は、これをかけても熱くもなんともなりません。ほわぁ〜と暖かくて気持ちよくて眠ってしまいます。もし仮に乳がんでもあれば、すぐにわかります。その部分（癌の部分）が焼け切れるように熱くなるからです。肩こりのひどい人は、その部分だけが熱くなります。私は温熱療法に出会って５年になりますが、完全に体質が変わってしまいました。もし出会わなければ、ここにはいないでしょう。
　実際にあった例ですが、会員のお母さんでリウマチがひどくて歩けなくなってしまい、どんな病院に行っても全く効果がなかった人がいました。それで私が温熱療法を薦めたのですが、最初は半信半疑で、とりあえず器具を買ってみて試したそうです。そうして毎日足に温熱器を充てて２ヶ月後に、なんと歩けるようになったのです。
　私は歴史が好きで研究しているのですが、徳川家康は狸爺で大嫌いです。しかし一番尊敬しているのも徳川家康です。彼は健康が最大の財産であることに気付いためずらしい日本人です。独自の健康法をあみ出して、長生きして天下を取ったのです。
　基本的に今健康な人は、やり方を間違えなければ１２０歳まで生きられます。私は毎日、温熱器をあてています。値段も安く１０万円です。１０万円で健康維持できれば、安いものです。私は脳梗塞の前兆をこれで発見しました。あてるとそこだけが熱いのです。ご老人に特に有効です。プレゼントすれば手放せなくなるでしょう。

　・・・＜要約終了＞・・・

　本山です。
　このように浅井さんが大絶賛する温熱療法ですが、１０万円を安いというのは浅井さんの感覚だろうなと思います。私のような貧乏性は１０万円を大金と感じてしまう悲しいところがあります。でも本当に浅井さんが言うような効果があるなら、１０万円は安いものだと言えるでしょう。
　では実際に温熱療法を開業している杉浦さんの話の要約を紹介します。

　・・・＜杉浦さんの話の要約＞・・・

　日本は長寿大国と言われていますが、実感としてそう感じない人は多いと思います。なぜなら長生きしても寝たきりであったり、さきほど話に出たようにリウマチで歩けない老人も多いのです。そんな状態なら長生きしても楽しくありません。健康で生きられる期間を健康寿命といいますが、日本の場合、この健康寿命と本当の寿命の間の差が広がっています。先進国の中でも悪いほうです。今日本の人口は１億３千万人ですが、本当に健康な人は３千万人と言われています。４人に１人しかいないのです（生まれたばかりの赤ちゃんを含めてです）。これが労働人口となると、さらに話は悲惨です。日本の労働人口は５千万人ですが、この中で本当に病気がなく健康な人は、なんと５百万人しかいないのです、実に１０分の１です。これは危機的な状況と言わざるをえません。
　この会場に来られている方々でも、健康でもないが病気でもない人が多いと思います。そういう状態を未病といいます。その未病の中で一番懸念されるのは、体力の低下もありますが免疫力の低下です。免疫力というと、最近では鳥インフルエンザやノロウイルス、ちょっと前は０−１５７が騒がれていました。鳥インフルエンザにしても致死率は５０％と言われています。今報道を聞いていますと、感染すると死んでしまうような感じで脅していますが、感染しても２人に１人は生きていけるのです。ですから感染しても生き残る一人に入ることを目指すべきなのです。報道では、感染しないようにすることだけしかスポットがあてられていません。
　鳥インフルエンザに対してタミフルを備蓄する動きがありますが、タミフルは特効薬になりませんし、副作用がとても恐いのです。去年私の息子がインフルエンザに罹り、タミフルが処方されたので飲ませました。そういたら大変恐い思いをすることになったのです。幻覚が出て暴れるので、４時間縛り付けざるをえなかったのです。もしかりに私たちがタミフルを全員で飲まなければならない状況になったら大変です。全員で一斉に飲んではいけなせん。一人一人順番に飲まないと、押さえつける人間がいなくなってしまいます。実際２年前に、タミフルを同時に飲んだ二人が窓から飛び降りて自殺するという事件がおきました。同時に飲んだために暴れたとき押さえつける人間がいなかったのです。
　癌もまたどんどん広がっています。今は３人に１人罹っていますが、数年後には２人に１人になる時代が来ると言われています。癌細胞は誰でも持っています。体内で毎日に５０００個作られるといいます。ただそれに耐えられる免疫力があるので、５０００個やっつけてしまうので癌にならないのです。それが免疫力が低下し、４５００個しかやっつけられないと５００個残ってしまいます。それが積み重なると、だいたい９年かかって発見される１グラムの大きさに成長すると言われています。ですから日頃の免疫力の維持というのが非常に重要になってきます。
　では免疫力を高めるではどうすればいいでしょうか。一つは体温がキーワードになります。平熱は３６．５℃から３６．７℃と言われていますが、体温が１℃低下すると免疫力は３３％低下すると言われています（ただしこの数値はお医者さんによって上下します）。また癌細胞が一番体内で増殖する温度が３５℃と言われています。つまり体温が３６℃を切ってしまうと癌になりやすいということですし、感染症にも弱くなります。このように体温の維持が重要になってくるわけです。ですが最近は血圧は計るけども体温を計らない人が増えているようです。体温は朝起きたときが低く、３６℃くらいで夕方（起きてから１０時間後）に３６．５℃ぐらいあれば正常といえます。それぐらいが免疫力が旺盛で、正常な体温と言われています。
　では体温が下がった人に対しクイック温熱をやっている私たちがどのような方法をとるか紹介します。後頭部からお尻の骨までの背骨にそった一直線を暖めます。ここが重力に逆らって身体を支えている重要な部分です。ここに熱をあてて骨を刺激します。これにより自律神経の活性化をはかります。すると人は熱いといいます。熱いという刺激を与えることによって自律神経のバランスを回復させるのです。体温は自律神経が調節しているのです。
　よく自律神経失調症という言葉が聞かれますが、自律神経失調症の一番の症状は体温の低下なのです。自律神経は血管を細くしたり広げたりして体温を維持してようとします。脳や心臓の温度が下がってしまうと人間は死んでしまいます。死なないように自律神経が調節しているのです。これが乱れると体温が低下してしまうのです。温熱療法というのは、この自律神経を刺激するものです。
　私自身も温熱療法で大病を治した経験があります。体温が３４．９℃しかなかったのですが、１週間連続で温熱療法を受けて３６．８℃まで戻ったのです。これによって抱えている病気が一気に快方に向かったのです。これは温熱療法によって病気を治したのではなく、温熱療法で体温を上げることによって免疫力を上げ、結果として病気を治したのです。ですから体温はとても大切なものなのです。
　この温熱器ですが先ほど１０ｃｍ体内に入るという話がありましたが、深く入るだけでなく拡散して入っていきます。熱という意味ではお灸の原理と同じですが、お灸はピンポイントです。ですからプロがしないと効果があがりません。ですがこれだと拡散するので素人がやってもツボや経絡を刺激できるというメリットがありますし、もちろん自律神経も刺激できます。
　最近サウナや岩盤浴などが流行っています。こういったものは汗をかかせることを目的としています。ですがこれは汗はかきません。汗をかいてしまうと後でかえって身体を冷やしてしまうのです。今医療の現場でも、温熱療法をやる場合汗をかかせない方法をとるところが増えているのです。

　・・・＜杉浦さんの話終了＞・・・

　本山です。
　私は杉浦さんの話に大変興味を持ちました。
　これまでこういった情報を掲載する際には、必ず私自身が試してみることを前提にしていました。今回はそれが逆で、私はまだ行っていません。何年も前から知っていたのに行かなかったのは、特にこれといった病気もなく緊急性がなかったからです。ですが胸を張って健康と言えるはずもなく、私もまた未病の状態です。それゆえ近いうちに行くことを決めました。訪問者の方で興味をもたれた方がおられましたら、行ってみてください。私は御茶ノ水店に行く予定ですが、そこでばったり私と会うかもしれません（そのときは石でもぶつけて下さい）。
　クイック温熱のＨＰです。

http://www.21refresh.net/quick1.html


　実は今回浅井さんのクイック温熱療法を紹介しようと思ったのは、あるきっかけがありました。精神世界に造詣の深い方から、浅井さんのクイック温熱とは違いますが、温熱療法も使うある快医学を紹介していただいたのです。それは体全体の細胞の状態を見ていくもので、内臓系の状態や、インフルエンザやアレルギーなどまでわかってしまうといいます。５年後にガンになりそうな細胞までわかってしまうというから驚きです。さらにチャクラの状態まで調べるようです。これに関しては、実際に私が体験したものを紹介しようと思います。乞うご期待ということで。

予測に関して．．．２００７年１月２１日

　ここ２年は、年の始めにチュニジアの預言者、ハサン・シャーリニー氏の預言を紹介してきました。でも今年は最初からそれをしないつもりでした。その理由ですがネットで見つけたあるブログの記事で、シャーリニー氏の預言の当たる確率はせいぜい３割というのがあったからです。３割という数字をどう捉えるかですが、３割しか当たらないという言い方もあるし、３割も当たればいいじゃないかという言い方もあると思います。でも預言の能力を持たない一般庶民の我々でさえ、社会事件に関するものなら状況をきちんと調べて予測すれば、３割くらい当たるんじゃないかという気もします。私としては３割という数字に、あまり魅力を感じなかったのです。
　さらに例年ですと、テレビ東京でアメリカ元国務省長官だったキッシンジャー氏の今年の１０大予測が放送されるのですが、今年はありませんでした。キッシンジャー氏の予測は、アメリカの今年の政治の“予定”と言われる側面があって、それなりに楽しみにしていたのですが、残念です（これから放送されるのかもしれませんが）。

　さて預言に関していえば、あのラビ・バトラ氏のことに触れないわけにはいきません。
　去年ラビ・バトラ氏の本『資本主義消滅　最後の５年』『日本国破産のシナリオ』『日本と世界は同時に崩壊する』（あ・うん）を読まれた方は、「ああやっぱりまた外れたかぁ・・・」というため息をつかれたことでしょう。私もまた、大きなため息をついた一人です。
　ラビ・バトラ氏はこれらの著作を通じて、２００６夏頃からＮＹダウの暴落と共にアメリカのリセッションが始まり、資本主義崩壊の序曲が始まると予測していました。その部分を『資本主義消滅　最後の５年』から抜粋してみます。あ・うんの記者との対話形式の記述です。

　・・・＜『資本主義消滅　最後の５年』から抜粋＞・・・

　言うならいまだ！　ためらうべきではない、明日では遅すぎるのだ。
　「おそらく」−−−私の声はうんと低くなっていたことだろう。
　「来年夏・・・６月から８月にかけ、リセッション（景気後退）が起こり、ダウ・ジョーンズ株価は下落します。それほど劇的な下降ではありませんが、それでも最終的に１９９０年なみの下落となるでしょう。ドル安、債権安のトリプル安もあり得ます。日本はかなりの影響を受けるでしょう。」
　「来年夏・・・６月から８月ですか？」
　「そうです、９０００ドル台まで下がると思われます。１９９０年なみの下落が起こるでしょう」
　１９９０年にイラクがクウェートに侵攻した時、ダウジョーンズ株価指数は最大で４３８ドル下落した。１９８７年の「ブラックマンデー」（５０８ドルの大暴落）に次ぐ大幅だ。
　「スクープだ！」

　・・・（中略）・・・

　「来年夏から始まるリセッションは、一時的なものではありません。２００６年から２０１０年の間、どんどん悪化し、最終的には恐慌になるでしょう。
　・・・（中略）・・・

　・・・＜抜粋終了＞・・・

　本山です、この記事の来年とは２００６年のことです。
　今は２００７年です。私たちはこうしたラビ・バトラ氏の予測の結果がどうなったか、よく知っています。バトラ氏が大きく下落すると予測したダウジョーンズ株価指数は、ＩＴバブルで到達した１万１７００ドルの史上最高値すらあっさりと抜き去り、今や１万２５００ドルに達しています。下落するどころか、大きく上昇したのです。
　アメリカの景気に関する日経新聞、１月１４日の記事を抜粋します。

　・・・＜日経新聞、１月１４日の記事から抜粋＞・・・

　米景気、底堅さ増す　１０−１２月の成長予測　上方修正相次ぐ

　米景気の底堅さが増している。特に個人消費が堅調に推移、米エコノミストは昨年１０−１２月の実質成長予測を２％から３％に相次ぎ上方修正した。下振れ要因だった住宅市場の調整や製造業の景況感の悪化にも歯止めの兆しが見える。長期金利は４．７％台後半と約３ヶ月ぶりの水準まで上昇するなど、一時市場に広がった利下げ観測も後退してきた。

　・・・＜抜粋終了＞・・・

　このようにバトラ氏の予測は外れたというレベルではなく、逆の結果になったのです。
　バトラ氏のキャッチフレーズは、これまで３３の予測をして、そのうちの３１まで当ててきた。残った２つが世界恐慌と資本主義の崩壊だといいます。たしかに予測を当ててきたという意味では大変な実績があるのだと思います。
　しかし、ことＮＹダウに関しては外しっぱなしです。バトラ氏は１０年以上も前から、ＮＹダウは暴落するぞと何度も言い続けてきました。これを信じたある投資家が大損をした話を知っています。
　その１０年ほど前の話ですが、バトラ氏のＮＹダウが暴落するという予測を信じてオプション取引（金融デリバティブ）に賭けた投資家がいました。ＮＹダウが暴落すれば、その煽りを受けて日経平均も暴落するとみたこの人は、プットオプションを買い続けたのです。プットオプションの’買い’は株価が下がれば下がるほど利益が上がります。短期間に株価が暴落すれば、元手がいっきに２００〜３００倍になることもある極めて投機性の高いものです。この人は数ヶ月にわたって延々とプットを買い続け、ついに投資額３千万円を完全にすってしまったのだそうです。本人は茫然自失となったそうです。１回成功すれば、数千万円の儲けになることが止められなかった理由だろうと思います。バトラ氏も罪なことをしたものです。

　ＮＹダウに関して言えば、副島隆彦氏も完全に予測を外しました。副島氏は、１万１７００ドルを今後抜くことはないと断言していました。副島氏はコンドラチェフの周期のような大きな経済の波で説明するのですが、アメリカは今後経済的衰退期に入っていくと予測していました。それゆえ当分の間、ＮＹダウは下降していくと言っていました。おそらく昨年後半は、副島氏はＮＹダウが史上最高値を次々と更新していく様子を（バトラ氏同様に）複雑な思いで眺めたことだろうと思います。

　このように私が注目していた人の予測は次々と外れてゆきました。
　それとは逆に大いに感服した例があります。
　神秘家ゲリー・ボーネルさんの予測（預言）です。私はゲリーさんから、これから起こるであろう色々な社会的事件や、経済的予測（預言）を聞きました。そのうちの一つが石油価格の予測で、これは去年ＨＰで紹介しました。
　私がゲリーさんから今後の石油価格がどうなるか聞いたときは、すでに１バーレルが６０ドル台に達し、７０ドルも間近にきていました。そのときに世間では、１バーレル１００ドル突破もありうるという声が大いに満ちていました。私もそう思っていてゲリーさんに聞いたのですが、なんとそのときゲリーさんは、今後上がってもせいぜい７２〜７３ドルぐらいまでだと言うのです。私は大いに驚いた記憶があります。
　結果はどうなったかを図で紹介します。






　このように去年の８月に７７ドルまで上昇した後、下落に転じ、今や５０ドル近辺です。７２〜３ドルと７７ドルの少々の違いはありますが、見事に当たったと言ってよいと思います。数ドルの違いは何か、今度ゲリーさんに会ったら聞いてみよう思います。ゲリーさんは私の質問に対し、少し考えるように７２〜３ドルぐらいだろうと答えました。アカシックの映像がグラフで見えているのではなく、何かシンボルで見えるのかもしれません。そうだとすると数字の解釈は、けっこう難しくなります。

　私はゲリーさんから今後のユーロやドルの動向、さらに金（ゴールド）の価格も聞いています。これからの動向を注意深く（かつ大きな期待を持って）見て行こうと思います。

セヴァン・スズキさんのスピーチ．．．２００７年１月２日

　新年、明けましておめでとうございます。

皆様、お元気でしょうか。本山です。
　この「本山よろず屋本舗」ですが、今年で７年目に突入です。とうの昔に止めるつもりだったのですが、恐るべきことに今も続いています。
　新年ということで、ネットを色々覗いてみると、やはり新年の挨拶が並んでいます。このＨＰも何か新年の挨拶みたいなものを書こうかと思ったのですが、止めました。どうせ私の頭の中で考えたところで、面白い文章など書けるはずもありません。そこである記事を掲載しようと思います。
　私は神秘家ゲリーさんのＷＳに参加したおかげで、ある素敵な２名の女性の方と知り合いになりました。その方から、私の好きそうな記事ということで紹介していただいたものです。

　東京の地下鉄で発行されている「metoro　min.」という雑誌の４８号、２００６年１０月２０日号に掲載された記事です。
　１９９２年にブラジル、リオデジャネイロで開催された「地球環境サミット」で、当時１２歳の少女、セヴァン・スズキさんが、スピーチを行いました。カナダ、バンクーバー生まれのセヴァン・スズキさんは９歳のときにＥＣＯ「EnvironmentalChildren's Organization」という地球環境問題をテーマにしたプロジェクトを立ち上げたそうです。
　そのセヴァン・スズキさんが会議で行なったスピーチが今では伝説のスピーチと呼ばれているそうです。その伝説のスピーチを紹介しようと思います。


　・・・＜セヴァン・スズキさんが「地球環境サミット」で行なったスピーチ＞・・・

　こんにちは、セヴァン・スズキです。エコを代表してお話しします。エコというのは、子供環境運動（エンヴァイロンメンタル・チルドレンズ・オーガニゼイション）の略です。カナダの１２歳から１３歳の子どもたちの集まりです。今の世界を変えるためにがんばっています。あなたがた大人たちに、ぜひ生き方をかえていただくようお願いするために、自分たちで費用をためて、カナダからブラジルまで１万キロの旅をして来ました。

　今の私の話には、ウラもオモテもありません。なぜって、私が環境運動をしているのは、私自身の未来のため、自分の未来を失うことは、選挙で負けたり、株で損したりするのとはわけがちがうんですから。

　私がここに立って話をしているのは、未来に生きる子どもたちのためです。世界中の飢えに苦しむ子どもたちのためです。そして、もう行くところもなく、死に絶えようとしている無数の動物たちのためです。
　太陽のもとにでるのが、私はこわい。オゾン層に穴があいたから、呼吸をすることさえこわい。空気にどんな毒が入っているかもしれないから。父とよくバンクーバーで釣りをしたものです。数年前に、体中ガンでおかされた魚に出会うまで。そして今、動物や植物たちが毎日のように絶滅していくのを、私たちは耳にします。それらは、もう永遠にもどってはこないんです。

　私の世代には、夢があります。いつか野生の動物たちの群れや、たくさんの鳥や蝶が舞うジャングルを見ることです。でも、私の子どもたちの世代は、もうそんな夢をもつこともできなくなるのではないか？　あなたがたは、私ぐらいのとしの時に、そんなことを心配したことがありますか。
　こんな大変なことが、ものすごいいきおいで起こっているのに、私たち人間ときたら、まるでまだまだ余裕があるようなのんきな顔をしています。まだ子どもの私には、この危機を救うのに何をしたらいいのかはっきりわかりません。でも、あなたがた大人にも知ってほしいんです。あなたがたもよい解決法なんてもっていないっていうことを。オゾン層にあいた穴をどうやってふさぐのか、あなたは知らないでしょう。死んだ川にどうやってサケを呼びもどすのか、あなたは知らないでしょう。絶滅した動物をどうやって生きかえらせるのか、あなたは知らないでしょう。そして、今や砂漠となってしまった場所にどうやって森をよみがえらせるのかあなたは知らないでしょう。
　どうやって直すのかわからないものを、こわしつづけるのはもうやめてください。

　ここでは、あなたがたは政府とか企業とか団体の代表でしょう。あるいは、報道関係者か政治家かもしれない。でもほんとうは、あなたがたもだれかの母親であり、父親であり、姉妹であり、兄弟であり、おばであり、おじなんです。そしてあなたがたのだれもが、だれかの子どもなんです。
　私はまだ子どもですが、ここにいる私たちみんなが同じ大きな家族の一員であることを知っています。そうです５０億人以上の人間からなる大家族です。国境や各国の政府がどんなに私たちを分けへだてようとしても、このことは変えようがありません。私は子どもですが、みんながこの大家族の一員であり、ひとつの目標に向けて心をひとつにして行動しなければならないことを知っています。私は怒っています。でも、自分を見失ってはいません。私は恐い。でも自分の気持ちを世界中に伝えることを、私は恐れません。
　私の国でのむだ使いはたいへんなものです。買っては捨て、また買っては捨てています。それでも物を浪費しつづける北の国々は、南の国々と富を分かちあおうとはしません。物がありあまっているのに、私たちは自分の富を、そのほんの少しでも手ばなすのがこわいんです。
　カナダの私たちは十分な食物と水と住まいを持つめぐまれた生活をしています。時計、自転車、コンピューター、テレビ、私たちの持っているものを数えあげたら何日もかかることでしょう。

　２日前ここブラジルで、家のないストリートチルドレンと出会い、私たちはショックを受けました。ひとりの子どもが私たちにこう言いました。
　「ぼくが金持ちだったらなぁ。もしそうなら、家のない子すべてに、食べ物と着る物と、薬と、住む場所と、やさしさと愛情をあげるのに。」
　家もなにもないひとりの子どもが、分かちあうことを考えているというのに、すべてを持っている私たちがこんなに欲が深いのは、いったいどうしてなんでしょう。
　これらのめぐまれない子どもたちが、私と同じくらいの年だということが、私の頭をはなれません。どこに生まれついたかによって、こんなにも人生がちがってしまう。私がリオの貧民窟に住む子どものひとりだったかもしれないんです。ソマリアの飢えた子どもだったかも、中東の戦争で犠牲になるか、インドでこじきをしていたかもしれないんです。
　もし戦争のために使われているお金をぜんぶ貧しさと環境問題を解決するために使えばこの地球はすばらしい星になるでしょう。私はまだ子どもだけどこのことを知っています。

　学校で、いや、幼稚園でさえ、あなたがた大人は私たちに、世のなかでどうふるまうかを教えてくれます。たとえば、

　争いをしないこと
　話しあいで解決すること
　他人を尊重すること
　ちらかしたら自分でかたずけること
　ほかの生き物をむやみに傷つけないこと
　分かちあうこと
　そして欲ばらないこと

　ならばなぜ、あなたがたは、私たちにするなということをしているんですか。

　なぜあなたがたがこうした会議に出席しているのか、どうか忘れないでください。そしていったい誰のためにやっているのか、それはあなたがたの子ども、つまり私たちのためです。あなたがたはこうした会議で、私たちがどんな世界に育ち生きていくのかを決めているんです。
　親たちはよく「だいじょうぶ。すべてうまくいくよ」といって子供たちをなぐさめるものです。あるいは、「できるだけのことはしているから」とか、「この世のおわりじゃあるまいし」とか。しかし大人たちはもうこんななぐさめの言葉さえ使うことができなくなっているようです。おききしますが、私たち子どもの未来を真剣に考えたことがありますか。

　父はいつも私に不言実行、つまり、なにをいうかではなく、なにをするかでその人の値打ちが決まる、といいます。しかしあなたがた大人がやっていることのせいで、私たちは泣いています。あなたがたはいつも私たちを愛しているといいます。しかし、私はいわせてもらいたい。もしそのことばが本当なら、どうか、本当だということを行動でしめしてください。

　最後まで私の話をきいてくださってありがとうございました。

　・・・＜スピーチ終了＞・・・

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