２００６年

［トップページ］

『食品の裏側』．．．２００６年１２月３１日

　　　推薦図書

　『食品の裏側』（安倍司著、東洋経済）

　今日は大晦日です。
　正月には、ご馳走を食べる機会が増えます。今日は、そんなご馳走に延ばす箸が思わず止まりそうな話題です。不適切な時期に不適切な話題という指摘を受けそうです。でもそういう事を考える良い機会かもしれません。

　著者の安倍氏は大学卒業後、ある食品添加物の専門商社に入社します。そこで食品加工メーカーや地元の製造工場、個人商店などに添加物を販売する仕事につきます。
　平日は午前様は当たり前、日曜祝日も働くモーレツサラリーマンとして、社内でもダントツの成績を上げ続けます。ところがある日、安倍氏の人生を変えるミートボール事件が起こるのです。
　その部分を抜粋します。


　・・・＜『食品の裏側』から抜粋開始＞・・・

＜＜　私の人生を変えたミートボール事件　＞＞


　その日は長女の３回目の誕生日でした。
　当時の私は絵に描いたようなモーレツサラリーマン。午前様が当たり前で、家で食事をすることもめったになく、だからこそ娘の誕生日ぐらいは日頃の埋め合わせをしなければと、仕事を早々に切り上げて帰宅しました。
　食卓には妻が用意したご馳走が、所狭しと並んでいます。
　そのなかに、ミートボールの皿がありました。
　可愛らしいミッキーマウスの楊枝がささったそれを、何気なく口に放り込んだ瞬間、私は凍りつきました。
　それはほかならぬ、私が開発したミートボールだったのです。
　私は純品の添加物ならほぼすべて、食品に混じりこんでいるものでも１００種類ほどの添加物を、舌で見分けることができます。いわば「添加物の味きき」「添加物のソムリエ」と言ったところでしょうか（ただ、ワインのソムリエと違い、あんまりなりたいという人はいないでしょうが……)。
　コンビニの弁当などを食べるときも、
　「このハムはちょっと『リン酸塩』が強すぎるな」
　「どうしてこんなに『グリシン』を使わなくてはいけないんだ」
　などと、ついつい「採点」をしてしまうくらいです。
　そのミートボールは、たしかに私が投入した「化学調味料」「結着剤」「乳化剤」の味がしました。
　「これどうした？　買ったのか？　××のものか？　袋見せて」
　慌てて訊くと、妻はこともなげに「ええ、そうよ。××食品のよ」と答え、袋を出してきました。
　間違いありません。自分の開発した商品でありながら、うかつにもミッキーマウスの楊枝と、妻がひと手間かけてからめたソースのために、一見わからなかったのです。
　「このミートボール、安いし、○○（娘の名前）が好きだからよく買うのよ。これを出すと子どもたち、取り合いになるのよ」
　見れば娘も息子たちも、実においしそうにそのミートボールを頬張っています。
　「ちょ、ちょ、ちょっと、待て待て！」
　私は慌ててミートボールの皿を両手で覆いました。父親の慌てぶりに家族は皆きょとんとしていました。


<<　ドロドロのクズ肉が３０種類の添加物でミートボールに甦る　＞＞


　そのミートボールは、スーパーの特売用商品として、あるメーカーから依頼されて開発したものでした。
　発端はそのメーカーが、「端肉」を安く大量に仕入れてきたことでした。端肉というのは、牛の骨から削り取る、肉とも言えない部分。現在ではペットフードに利用されているものです。
　このままではミンチにもならないし、味もない。しかしとにかく「牛肉」であることには間違いない。しかも安い。
　この「端肉」で何かつくれないか、と私に相談がきたのです。
　元の状態では形はドロドロ。水っぽいし、味もなく、とても食べられるシロモノではありません。これを食べられるものにするにはどうしたらいいか−−−そこが発想の出発点でした。
　まず、安い廃鶏（はいけい）（卵を産まなくなった鶏)のミンチ肉を加え、さらに増量し、ソフト感を出すために、「組織状大豆たんぱく」というものを加えます。これは「人造肉」とも言って、いまでも安いハンバーグなどには必ず使われています。
　これでなんとかべースはできました。しかしこのままでは味がありませんから、「ビーフエキス」「化学調味料」などを大量に使用して味をつけます。歯ざわりを滑らかにするために、「ラード」や「加工でんぷん」も投入。
　さらに「結着剤」「乳化剤」も入れます。機械で大量生産しますから、作業性をよくするためです。
　これに色をよくするために「着色料」、保存性を上げるために「保存料」「ＰＨ調整剤」、色あせを防ぐために「酸化防止剤」も使用。
　これでミートボール本体ができました。
　これにソースとケチャップをからませれば出来上がりなのですが、このソースとケチャップも、いわゆる「市販」のものは使いません。そんなことをしていたら、採算が合わず値段を安くできないからです。コストを抑えるために添加物を駆使して「それらしいもの」をつくり上げるのです。
　まず氷酢酸を薄め、カラメルで黒くします。それに「化学調味料」を加えて「ソースもどき」をつくるのです。ケチャップのほうは、トマトベースに「着色料」で色をつけ、「酸味料」を加え、「増粘多糖類」でとろみをつけ、「ケチャップもどき」をつくり上げます。
　このソースをミートボールにからめて真空パックにっめ、加熱殺菌すれば「商品」の完成です。添加物は、種類にして２０〜３０種類は使っているでしょう。もはや「添加物のかたまり」と言っていいぐらいのものです。
　本来なら産業廃棄物となるべきクズ肉を、添加物を大量に投入して「食品」に仕立て上げたそれがこのミートボールだったのです。


＜＜　「添加物のかたまり」でピルが建った　＞＞

　この私の開発したミートボールは、売値がーパックたったの１００円弱。そこまで安い値段設定ができた理由は、原価が２０円か３０円だったからです。
　それは、発売を開始するやいなや、たちまち大ヒット商品となりました。
　もう笑いが止まらないほど売れ行きがよく、そのメーカーはこの商品だけでビルが建ったと言われたほどです。

　・・・（中略）・・・


＜＜　自分も家族も消費者だった……　＞＞

　「パパ、なんでそのミートボール、食べちゃいけないの？」

　ミートボールの製造経緯に思いをはせていた私は、子どもたちの無邪気な声にはっと我に返りました。
　「とにかくこれは食べちゃダメ、食べたらいかん！」
　皿を取り上げ、説明にもならない説明をしながら、胸がつぶれる思いでした。
　ドロドロのクズ肉に添加物をじゃぶじゃぶ投入してつくったミートボールを、わが子が大喜びで食べていたという現実。「ポリリン酸ナトリウム」「グリセリン脂肪酸エステル」「リン酸カルシウム」「赤色３号」「赤色１０２号」「ソルビン酸」「カラメル色素」……。それらを愛する子どもたちが平気で摂取していたという現実。
　このミートボールは、それまでの私にとって誇りでした。
　本来なら使い道がなく廃棄されるようなものが食品として生きるのですから、環境にもやさしいし、１円でも安いものを求める主婦にとっては救いの神だとさえ思っていました。私が使った添加物は、国が認可したものばかりですから、食品産業の発展にも役立っているという自負もありました。
　しかし、いまはっきりわかったのは、このミートボールは自分の子どもたちには食べてほしくないものだったということです。
　−−−そうだ、自分も、自分の家族も消費者だったのだ。
　いままで自分は「つくる側」「売る側」の認識しかなかったけれども、自分は「買う側」の人間でもあるのだ。いまさらながらそう気づいたのです。
　その夜、私は一睡もできませんでした。
　添加物のセールスこそが自分の生涯の仕事と決め、日本一の添加物屋になってみせると意気込んでここまでやってきた。添加物で日本の新しい食文化を築こうと本気で考えていた。
　しかし、自分の「生涯の仕事」は何かがおかしい。
　なんのためらいもなく、添加物を売りさばくことしかなかった自分。営業成績が上がることをゲームのように楽しんでいた自分。職人の魂を売らせることに得意になっていた自分……。
　たとえは適切ではないかもしれないが、軍事産業と同じだと思いました。人を殺傷する武器を売って懐を肥やす、あの「死の商人」たちと「同じ穴のむじな」ではないか。
　このままでは畳の上では死ねない−−そう思いました。


　・・・＜抜粋終了＞・・・

エイズに関する「ストレッカー・メモ」．．．２００６年１２月１８日

　前回に続き、「フラワーオブライフ」　�T巻、３章「現在と過去の暗い側面」の「絶滅に瀕した私たちの地球」からエイズに関する「ストレッカー・メモ」の記事を紹介します。


　・・・＜「フラワーオブライフ」�T巻、３章「現在と過去の暗い側面」「絶滅に瀕した私たちの地球」から抜粋＞・・・


　これが最後の話になります。実際には他にもたくさんの危険な状況があるのですが（何時間でも話し続けられます）、最後にエイズに関してお話ししましょう。もし「ストレッカー・メモ（Strecker Memorandum）」の文書を読んだりビデオを観たりしていない人は、調べてみることをお勧めします。政府はひどくこれを押さえつけようとしています。ストレッカー博士はビデオにより、エイズの周辺で何が起こったのか、彼の信じるところをメモとして作成しました。彼はすばらしい人です。レトロウイルスの研究分野におけるエキスパートです。彼はこのビデオをテレビで公開したところ、政府に脅されました。証拠はありませんが、ストレッカー博士の兄か弟と、この資金源になっていた上院議員を殺害したそうです。しかしながら政府は博士本人を殺しはしませんでした　−−　それではあまりにも明白すぎるからでしょう。ストレッカー博士はそのビデオを配布しました。みなさんの耳にはもう入らなくなりましたが、博士はそれを世界に向けて差し出したのです。
　ストレッカー博士はビデオの中で、いかにして国連が環境問題を解決しようとしているかを示しました。国連は世界における最大の難関は人口問題であり、このままでは世界の人口は２０１０年から２０１２年までの間に今の２倍になるだろうと認識していました。しかし、中国が夫婦間に一人の子供しか許さないようにしたり、そのほか世界中での精力的な試みにより問題は緩和されつつあります。それでも国連は、今でもそうなるだろうと信じているのです。人口の倍増は２０１４年頃であろうという予測を立てています。もしそうなったら、あと６０億もの人口はとても面倒みていけないという結果をコンピューターの試算ははじき出し、国連によれば地球は死に絶えるか、さもなくぱ人々が死んだほうがましだと考えるようになるか、どちらかだというのです。地球上に１１０〜１２０億もの人口がいたらどういう感じか、想像できますか？　少なくとも現行のシステムでは絶対に無理なのです。
　そうです、もしあなたが国連でこの災難の可能性を知っていて、決定を下さなければならない立場だとしたら、どうしますか？　誰かがしたことに裁定を下すのではありません−−ちょっとその強大な権限を握る立場に自分自身を置いてみてください。地球は鉄の壁にぶつかりつつあり、何かが変化しなかったら、完全に破滅です。ゆえに彼らは決定を下しました−−そしてストレッカー博士はそれに関する記録をテレビで公開しました。国連は人ロ１１０億の壁にぶち当たるよりは、その時にウイルスか病気を作り出して、地球上の人口のうち、特定の４分の３を死なせてしまおうと決めたのです。別な言い方をすれば、１１０億に増加すること自体を何とかするのではなくて、現在の人口を４分の３に減少させることを目的にしたのです。ストレッカー博士は、世界人口の４分の３を抹殺する計画に関する国連文書を実際に公開したのです。
　ストレッカー博士は科学的に、いかにして国連が計画を実行したかを見せてくれました。羊から採ったウイルスと、牛から採ったウイルスを混合し、特定の方法でエイズウイルスを作り上げました。しかしそれらをばらまく以前に特効薬も作っておきました。博士によれぱ、政府はいま現在すでに解毒剤を持っているそうです。これを実行していた人々は−−歴史がこれを証明しますが−−明らかに偏見を持っています。なぜなら、彼らが選んだのは、黒人とホモセクシュアルという２種類の人々だったからです。
　ハイチではホモセクシュアルの人々にＢ型肝炎が蔓延しだし、Ｂ型肝炎ワクチンを注射する必要が出てきました。そこで国連の代理人たちがエイズウイルスを持ち出して、Ｂ型肝炎ワクチンにそれを滑り込ませた後、みんなに注射したのです。これがストレッカー博士による、いかにしてウイルスが発生したかという経過です。さらに、ウイルスはホモセクシュアルの人々のみに撒かれたわけではなく、その証拠も世界中にあります。アフリカでは少なくともエイズ患者が７５００万人いますが、はじめから今までずっと男女の感染率はほとんどきっかり５０パーセントずつです。ハイチだけ、そして後には合衆国もですが、ほとんどホモセクシュアルの人々のみに限って広がっていったのです。アメリカの統計を調べたら、今は女性がもっとも速いスピードでエイズに感染しているのを発見するでしょう。もうすぐ自然がバランスをとりはじめ、世界中でまったく同じ現象が見られることになるでしょうが、男女の同数がエイズ感染するようになると思われます。それは決して「ゲイの病気」などではないのです−−そんなことはまったく関係ありません。それを創造した者の偏見からきているのです。
　ストレッカー博士によれば、この病気を作り出したＷＨＯ（世界保健機構)は、その他の病気についても疑わしいとのことです−−医者はほぼどこにでもいます。たとえば、ガンを見てみましょう。医者たちは、いつかガンが公害や食物といったものによってではなく、風邪のように空気感染か水を媒介して感染するようになるのではと心配しています。あなたがガンの人の近くを歩くだけで、あなたもガンになるということです。多くのガンのウイルスはかなり小さいので、実際にそうなる可能性はきわめて低いのです。起こる可能性はあっても、実際にはほとんどないでしょう。しかしエイズウイルスには、９０００からその４乗、つまり６５６１兆もの異なった種類があります。これはものすごい数字です。そして誰かがエイズに感染するたびに、それまで見たことのない、まったく新しいウイルスが創造されます。これが意味するところは、数学的に言えぱ避けられないことで、あとは時間の問題であり、エイズはインフルエンザのように急速に世界中に広まり得るというものです。
　ＷＨＯはこの急速に広がるタイプのエイズがすでに始まったと見ているという話が流れています。１９９０年か１９９１年頃にＷＨＯは、小さな赤ちゃんからお年寄りまで、いろいろなタイプのセクシュアリティの人を有意に取り混ぜて（小さな赤ちゃんは別にセクシュアリティは関係ありませんが）１４００人に及ぶアフリカの部族をチェックしたところ、例外なく全員がエイズに感染していることを発見しました。それはＷＨＯが秘密裏に「ウイルスはたぶん、いまや空気感染か水の媒介によって蔓延しつつあり、野火や感冒のように広がっていくだろう」と宣言したちょうどその時です。その他の新しい病気と同じように、流行には数年のずれがあるでしょう。もしそうなったら、あなたは自分が安全かどうか知っていますか？　みなさんは真実を知らなければなりません−−あなたは自分で思っている以上の存在なのです！


　・・・＜抜粋終了＞・・・

付記．．．２００６年１２月１７日

　「フラワーオブライフ」　�T巻、３章「現在と過去の暗い側面」の「絶滅に瀕した私たちの地球」に載った「付記」を紹介しようと思います。
　「フラワーオブライフ」をパラパラめくっていて、何気無く読んでみたら新鮮なものを感じました。一度読んだ記事ですが、重要な記事であることを再認識しました。
　私の勝手なイメージかもしれませんが、神秘家は生臭い政治や経済のことをあまり語らない気がします。政治的発言が災いをもたらすことが多いからかもしれません。
　しかし「フラワーオブライフ」の著者であるドランヴァロ・メルキゼデク氏は、バンバン政治的なことを言います。現在の人類が抱えている危機の大きさからすれば、言わざるをえないのかもしれません。そんなことを言ってしまうと命の危険があるんじゃないかと思うのですが、一読者としては読みたいし、もっと多くのことを教えてほしいと願ってしまいます。そういう意味で、ドランヴァロ・メルキゼデク氏は貴重な人物だと思うのです。



　・・・＜「フラワーオブライフ」�T巻、３章「現在と過去の暗い側面」「絶滅に瀕した私たちの地球」に載った「付記」から抜粋＞・・・

●付記

　１９９２年に世界各国の人が地球の環境問題について話し合うために、「地球サミット」と称してリオデジャネイロに参集しました。
　政府要人の集まる世界最大のこのサミットは、私たちの惑星の存亡の危機ゆえに開催されました。多くの国々が参加しましたが、世界最大の公害放出国であるアメリカ合衆国は参加の気配すら示しませんでした。政治行政は地球が生き残るかどうかよりも、金融や職務や経済のほうを大切と見なしたことは明白です。
　それから５ヵ月後である１９９２年２月１８日、「世界の科学者から人類への警告」が発表されました。この文書には現存するノーベル賞受賞者の半数以上を合む、世界７１ヶ国１６００名を上回る科学者が署名したのです。それはこのような強力な研究者グループが世界に発したものとして、かつてないほど大きな警鐘を鳴らすものでした。みなさんも、この警告は大いに尊重されて世界中が静かに耳を傾けたと思うことでしょう。それはこう始まっています。
　「人類は自然界と衝突する道をたどっている。人類の行動は過酷なまでに無慈悲で、しばしば再生不可能なほどに環境ともっとも重要な資源に打撃をもたらしている。もし私たちの現在の慣行が抑制されなければ、我々が望むような人類の社会と、植物界、動物界の未来に深刻な危機をもたらすことになり、我々の今のやり方では生命の維持が不可能な世界へと変貌させてしまう可能性がある。もし我々が今とっている衝突への道を避けようとするなら、緊急に根本的な変革が求められる。」
　警告文書はそれから重大危機をリストアップします。水、海洋、土壌、大気の汚染、動植物の減少、人口の過剰（すでにこの惑星の半分以上の種が死に絶え、今も絶滅し続けています)。言葉は厳しい調子になります。
　「現在我々が直面している脅威を回避できるチャンスは、あと１０年か数十年を超えないうちに失われ、人類の未来は計りつくせないかたちで衰退するだろう。以下に署名する我々は、世界的科学者の先駆的メンバーとして、人類を待ち受けている未来をここに警告するものである。もし広大な人類の悲劇を避けて、この惑星が再生不可能なずたずたの状態に陥らないようにするのであれば、地球と地上の生命に対する私たちの責務に大いなる変化が求められる。」
　しかし、地球上で最高に尊敬される科学者たちの結集によって作成されたにもかかわらず、この声明は世界のほとんどで否定されました。みなさんなら、ちょっと立ち止まって「もしこれが本当だとしたら何ができるというんだ？　すべてを捨てて、とにかく必要なことを何でもしよう」と言うと思うでしょう。ところが政府にしてみれば、この危機を回避しようとするなら今までの生き方を変えねばならず、それは政治的に居心地いいものではなくなることを知っているのです。どの政治家も、こうした歓迎されない変化を持ち込もうとはしません。政府はもし汚染を止めようとすれば、経済が苦難に陥るどころか破綻してしまうだろうという見解に達します。というわけで、これは「お金」対「生命」の戦争になってしまったのです　−−−　恐ろしい話ですが、これが真実です。
　私たちの世界ではニュース報道で一番定評のある二大紙、『ニューヨークタイムズ』と『ワシントンポスト』は、この宣言は載せるに足らぬとして無視しました。これは私たちが地球そのものに対してほとんど意義を認めていないことを示す、いい例です。(これについては、デイヴィッド・スズキによる『神聖なるバランス The Sacred Balance』と『自然の中に私たちの場所を再発見する Rediscoverinr Our Place in Nature』に詳しく出ています。)
　ちょっと考えてみてください、この警告文書は私たちが危機に瀕するまでに「１０年か数十年」の猶予しかないと言っています　−−−　そしてこれは７年も前にまとめられたものです。この地球は何十億歳かで、人間がこのレベルの意識に到達するまでに何百万年もかかったというのに、もし私たちが積極的な行動をとらなかったら、地質学的にはまぱたきする間でしかない１０年や３０年ぐらいで「再生不可能なずたずたの状態に陥る」のです。「絶滅」という言葉こそ用いられていませんが、私たちみんながその可能性に気がついています。



●付記

　はじめて原子爆弾が使用されたとき、アインシュタイン博士は、もともとの燃料が使用しきられた時点で核連鎖反応がそこで留まるかどうか確信がなかったことを憶えていますか？　私たちの政府は最初の原子爆弾を爆発させたときに、それは世界の終わり(全生命が、ほんの数分以内に)かもしれないと知っていたのです。しかし、それを知りつつ実行したのです！　これはスピリチュアルな無能という以外、何ものでもありません。
　ほかにも政府が私たちの生命でギャンブルをするという歴史的事実はいくつもあります。１９９７年の春にＨＡＡＲＰ（ハープ）が使用されたとき、それによって大気圏が破壊されないかどうかわかっていなかったのです。第二次世界大戦中のマンハッタン計画もその当時は理解されていなかったように、長期にわたる影響がどういうものか、いまだに明らかになっていません。
　ＨＡＡＲＰとは何でしょう？　みなさんは知る必要があります。それは High-Frequency Active Auroral Research Project の略で、高周波によるオーロラ調査計画です。それは原子爆弾よりもはるかに強力な武器です。１．７ギガワット（１ギガワット＝１０億ワット）以上の巨大な量の放射性ビームを地球の電離層へ発射して、大気圏の上部を沸騰させて鏡あるいは人工的なアンテナのようなものを作り出し、地上のどんな場所にも照射できるようにするものです。
　このエネルギーは世界の気候を操作したり、環境を痛めつけるか破壊したり、電気的通信網を切断したり、私たちの気分や精神的な安定に変化を与えるといったことに利用できます。いうまでもなく、世界を取り囲む新しいキリスト意識のグリッドを操作したり破壊するためにも使用できるわけです。
　ジーノ・マニングとニック・ベギーチ博士共著の『悪魔の管理システム「ハープ」』を読んでみてください。



●付記

　１９９５年と１９９６年に秘密政府はフランス領タヒチ諸島のモーレア島近辺で６発の原子爆弾を爆発させました。フランスとその他数ヶ国は、これらの爆弾を母なる地球の神聖な体内に配置したのです。もし彼らが同じことをあなたのお母さんにしたなら、あなたはそれはひどいレイプだと抗議したはずです。それらは中性子爆弾で、構造物は破壊しませんが、「単に」その場の生命すべてを破壊するのです。
　地球を女性として見た場合、彼らが配置した爆弾の場所は会陰にあたります。そこから地球の裏側へ突き抜けちょうどエジプトの大ピラミッドのある場所、地球のクラウン・チャクラにあたる場所になります。これは注目の的になりました。なぜなら秘密政府は大ピラミッド全体を閉鎖して、３日間誰も入れず、惑星の意識に対する結果をテストできるようにしたからです。彼らは地球を包み込むように育っている、ある特定のフィールドを破壊しようとしたのです。それは地球のメモリーバンクとも呼べるものです。秘密政府は（と言いつつ、あなたも私もその一部なのですが）、この新たな意識をとても怖がっていますが、私はいまやそれはほとんど確固としたものに育っていると信じています。
　地球の二極性はゆっくりと融合しています。これが書かれた１９９３年には、私たちは惑星的洞察の時期に生きていました。１９９７年現在では、私たちは理解に基づく惑星的統合ができるかどうかの瀬戸際に立っています。大いなる試練はまだ目前にあり、もし秘密政府がＨＡＡＲＰを使用してキリスト意識のグリッドを破壊しようとした場合には、なおのことそうでしょう。



●付記

　明るいニュースとしては、こういうものがあります。ＵＣＬＡ大学の博士たちが、生まれつきエイズに感染している幼い男の子を５年前に診察しました。彼は生まれた時にエイズと確認され、１年後に再確認されました。この時点では彼はまだエイズでした。その後５歳ぐらいになるまで検査しないまま過ごし、そして検査した時点では、なんと彼のエイズウイルスはまったく何の痕跡も残さず消え失せていたのです。それはまさに、エイズにかかったこともないという状態を呈していました。医師たちはどうしてこの男の子の体が免疫を持ち得たのかまるで理解できませんでした。わかったことは、とにかく全快したということだけです。
　医師らはその子のＤＮＡも合め、考えつくかぎりのことを調べました。そこである変化を発見しました。この小さな男の子は人間のＤＮＡを持っていなかったのです！
　私たちはＤＮＡ中に６４のコドンを持っていますが、普通の人間はこれらのコドンのうち２０だけが機能しています。それ以外ではプログラミングの開始と停止に関与する３つを除いて、すべて不活性か不稼働です。しかし、この男の子においては２４のコドンが機能していました　−−　彼はエイズに免疫を持つように変異する方法を見出したのです。実際にその子を検査したところ、何に対しても免疫があることが発見されました。彼の免疫力は通常の人の３０００倍も強いことがわかったのです。
　その後、博士らはほかにも同じ状態の子供を見つけましたが、その子も同じようにエイズから脱し、同じく２４のコドンが活性化して、エイズやその他の病気に対して免疫を持つようになっていました。そして、こういう例が１００人見つかったと思ったら、あっという間に１万人になりました。ＵＣＬＡでは、いまや世界人口の１パーセントがこの変異を通過したであろうと見なしています。つまり、いまや５５００万人の子供たちと大人たちが、すでにＤＮＡ上の定義からすると人間とは呼べないものになっているというのです。今この変異をしている人々は相当たくさんいるので、科学者たちは新人類がこの時代に生まれつつあり、それはどうもエイズのせいらしいと考えています。これらの人々は、ほとんど何の病気にもかかることがありません。
　興味深いことに、１９９７年にはエイズが４７パーセント減少したと１９９８年１１月に発表されましたが、それは今までの主な病気の減少の歴史のなかでも一番大きなものでした。これがその理由の１つでしようか。
　さらに、ジェフリー・サティノヴァによる『聖書の暗号を解く Cracking the Bible Code』によれぱ、「ＡＩＤＳ」という言葉でコードを検索してみると、一般約に連想される一言葉がすべて見つかるそうです。「血液中」「死」「絶滅」「ウイルスの形で」「ＨＩＶ」「破壊された」、その他多くの言葉がありました。しかしながら、今になるまで研究者には意味をなさず、わからなかった言葉がありました。それは前記のことを念頭においた時にはじめて理解できるものでした。彼らは「すべての病気の終焉」という言葉を発見したのです。
　これは今日の地球で、たぶん一番重要な出来事でしょう。


　・・・＜抜粋終了＞・・・

体外離脱の記事を書く前に

　私はゲリーさんの体外離脱のＷＳに参加したことを記事に書くと言いました。ところがその記事を書く前から、掲示板に体外離脱しないほうがよいという書き込みがあり苦笑しています。困ったことです。
　私は掲示板では、なるべく自分の意見を言わないようにしています。でもこれから体外離脱の記事を書く以上、やはりそのことに触れないわけにはいきません。

　しかしこれから述べることはあくまでも私の考え方です。それゆえ一つの見方であり、正しいと主張しているわけではないことを最初に断っておきたいと思います。

　今という時代は、人類にとって大きな変革期であることは誰も否定できないと思います。ドランヴァロさんは、２万６千年周期の折り返し地点であると言っています。ゲリーさんは人間の精神が、分離から統合へ向かっているとも言っています。
　ゲリーさんによると古代の人々は、現代の我々が超能力呼ぶような能力を普通に持っていたといいます。テレパシーのようなもので会話をしたり、アカシック・レコードへもアクセス出来ていたそうです。そして体外離脱もそうです。
　現在の分離の時代に住む我々は、その力を使えなくなってしまいました。しかしその力は失ったのではなく、忘れてしまっただけです。我々がその気になれば、必ず使えるようになるはずです。そして今という時代は、そういう埋もれていた能力が開花し始めている時代ではないかと思うのです。つまり精神的な変革期（ターニング・ポイント）が訪れているということです。分離から統合へ、我々は大きく動くときなのではないでしょうか。
　そういう時期に、（本来の我々の能力である）体外離脱をすることを否定する必要などどこにあるでしょうか。勇気を出して前に進め！です。私は世の中のエネルギーが体外離脱を含む、精神的な能力開花の方向に向かっていると信じています。おそらく潜在的に体外離脱をする直前まで来ている人が、日本にもたくさんいるだろうと思います。だからこうして記事を書くことに意味があります。私自身も体脱したいし、多くの人にも体脱してほしいと思っているのです。

　体脱すると危険というのは、ゲリーさんから情報を聞いた今では、私にとって迷信のたぐいでしかありません。たしかに体脱に危険がないとはいえません。しかしそれが外を歩いて交通事故に遭う確率と、どれほど違うのか判る人はいるでしょうか（実際に体外離脱した人はそれがわかるでしょうし、それは貴重な意見でしょう）。

　ゲリーさんはＷＳで、こう言っていました。

　「一人でも多くの人に、体外離脱というすばらしい体験をしてほしいのです」

　それゆえ私がＨＰでＷＳの内容を紹介することは、ゲリーさんの意図にかなっていると信じています。

　体外離脱をするかしないかは、本人の自由です。誰も、すべきとか、するべきではないと人に押し付ける権利はありません（これは大事な点なので、もう一度言います。体脱するかしないかは本人の意思次第なのです。誰もそれを強制することなどできません）。
　しかし体脱にあたり、良き指導者を見つけなさいというのは大変良い意見だと思います。私がこうして偉そうに文章を書いているのも、ゲリーさんから多くの情報をもらったからです。今私の頭の中にあるのは、２つのアプローチです。一つはヘミシンク効果を使った科学的な体外離脱の方法です。モンロー研にはこれまでの経験をいかして、適切なアドバイスができる体制があるようです。もう一つはゲリーさんのような神秘家の指導を受けることです。私はゲリーさんのＷＳに参加して情報を得ることによって、世の中の人は誤解している（知らない）ことが多いんだということがわかりました。

　私は、これからゲリーさんのＷＳの記事を書くことによって、（自分も含め）一人でも多くの人が体外離脱という素晴らしい体験ができることを願っているのです（体脱したら私にメールで教えて下さいね）。

　これから近日中に記事を書く予定です。
　もしかしたら、複数に分けて書くかもしれません。

音楽ＣＤの紹介です．．．２００６年１１月２３日

　１１月初旬に行なわれたゲリーボーネルさんのＷＳ（ワークショップ）で、ある方から素敵な音楽を紹介していただきました。
　ハンドルネーム「ヨング」さんという方で、ヨングさんとは以前からメールのやり取りをさせていただいています。ヨングさんにはメールを通じて様々な情報をいただいてきました。また中国の迫害を受けているチベットの様子を赤裸々に描いた「チベットチベット」という映画ＤＶＤを送ってもらって観せて頂いたこともあります。
　そのヨングさんのお勧めの音楽ＣＤを紹介したいと思います。

　Ｗｏｎｇ　Ｗｉｎｇ　Ｔｓａｎ（ウォン・ウィンツァン）さんの美しいピアノのメロディです。

　ヨングさんから特にお勧めということで、ＣＤを２つ紹介してもらいました。

・「FRAGRANCE（フレグランス）」

・「九寨溝〜水のうた、森のねむり〜」（きゅうさいこうと読みます）

　私も、早速注文して聴いてみましたが、とても気に入りました。訪問者の方々にもお勧めしたいと思いました。
　注文される方は以下のＵＲＬを開いて、右欄の中から「Ｏｒｄｅｒ］をクリックしていただき、ページが開いたら「ＣＤのご注文はこちらのフォームからどうぞ！」をクリックします。その中から選んで下さい。

http://www.satowa-music.com/index.html


　私は、ヨングさんから教えてもらうまで、ウォン・ウィンツァンという音楽家を知りませんでした。でも知る人ぞ知る有名な人らしいです。特に「FRAGRANCE（フレグランス）」は大きなヒットだったそうです。ヨングさんは「FRAGRANCE（フレグランス）」の中の２曲目の「Ａｓｉａｎ　Ｓｅａ」が特に良いと言っていました。私はその他に「窓枠の空」や「Ｉｎｄｉａｎ　Ｓｕｍｍｅｒ＜冬の陽だまり＞」が気に入りました。
　今頃になって気付いたのですが、私は軽いテンポの明るい曲が好きのようです。「九寨溝」の中ではタイトルになっている「水のうた、森のねむり〜」が気に入りました。ヨングさんは「フレグランス」の中では１曲目、「九寨溝」では２曲目と７曲目も好きだそうです。
　興味のある方は、ぜひ購入して聴いてみてください。

ゲリーさんのＷＳに参加された方々へ．．．２００６年１１月１７日

　これは通常の記事ではなく、ローカルな連絡用の記事ですので、ご了承下さい。

　１１月初旬（つまり先週）のゲリーさんの体外離脱のＷＳに参加された方で、このＨＰをご覧の方がおられたらと思い記事を書いています（若干２名の方は心当たりがあるのですが）。

　ＷＳで用いられた変性意識に導くＣＤ音楽（アストラルサウンド）ですが、すでにアメリカに注文された方はおられるでしょうか。ＪＭＡの説明に従い私も紹介されたＨＰを訪問してみました。

http://www.astralsounds.com/Astral%20Sounds.html

　ＪＭＡの係りの方の説明によると、このページの下の方にＣＤ代金の支払い方法が書いてあるということでした。私がクリックすると、

「Error Detected
　This recipient is currently unable to receive money.」

　と出て、これ以上進めません。

　どうしようもないので、ＪＭＡに質問メールを書きました。それに対する返事を以下に記します。

　・・・＜（ＪＭＡからの返事メール＞・・・

本山功二様

おはようございます。
先日は、ゲリーのWSにご参加くださってありがとうございました。

アストラルサウンドの件は、JMAの方もゲリーが持ってきたものを使用した
ため、WEBからの購入はしておりません。こちらでも確認してみますので
しばらく、お時間をいただけますでしょうか？
宜しくお願いいたします

　・・・＜メール終了＞・・・

　このメールが来たのが１４日（火）です。今日（１７日）になっても、連絡は来ていません。ひょっとするとＣＤ購入は無理かもと思い始めているところです。

　先日のゲリーさんのＷＳに参加された方で、このＨＰをご覧の方で例のＣＤ購入に関する情報をお持ちの方がおられたらと思い、この記事を書いています。もしＣＤの購入が可能なら、情報を教えていただければ幸いです。

　ＷＳに参加してたときは、ＣＤは購入可能と思い込んで安心していました。会場ではテープに録音されていた方もいたのです。今にして思えば、私も録音しておけばよかったと、つくづく後悔しています。


　＊　＊　＊　＊　＊


　上記は、ゲリーさんのＷＳに参加した方々への連絡です。
　参加されてない方々へ、少し事情を説明したいと思います。

　今回のゲリーさんのＷＳは体外離脱を目的としたものでした。
　人は夜寝ているときに、無意識で体外離脱をしているそうです。もちろん朝目覚めたときは、自分が体外離脱していたとは気付いていません。せいぜい夢を見たと思っているだけです。
　ゲリーさんのＷＳは、意識を保ったまま体外離脱することを目的としたものです。そのための有効な手段として、特殊な呼吸法や食事法、そして音楽を使った方法などが紹介され、試されました。
　呼吸法や食事法などは、後日まとめて記事を書こうと思っています（おそらく興味のある訪問者の方もおられると思いますので）。
　問題は人間を変性意識に導くことを目的として作られた、特殊な音楽ＣＤです。ゲリーさんによると亡くなった元ビートルズのジョン・レノンは、このＣＤを一日に何回も聞いていたそうです。

　なぜこのＣＤに私がこだわるのかというと、衝撃的な実例を目の当たりにしてしまったからです。
　ＷＳの内容を録音するための係りの人ですが、この人は精神世界は信じないタイプだったそうです。でも仕事なので、ゲリーさんの持ってきたＣＤをヘッドフォンで聞きながら、暇なので呼吸法も試してみたのだそうです。すると自分の意識が身体をすり抜けて上空を伸びていったのが、はっきりわかったそうです。貴重な体験ということで、ＷＳでこの人がそういった体験談を語ったのです。

　ゲリーさんによると、この音楽ＣＤはヘッドホンで聞くのが効果的だそうです。この話を聞いて、私はなんとかＣＤを購入したいと思うようになったのです。

　情報をお持ちの方は、教えていただければ本当に幸いです。また私の方で情報が入ったら、すぐに記事を書きたいと思っています。

七厘爺さんからのメール．．．２００６年１１月９日

　掲示板に最近登場された七厘爺さんですが、先日私宛にメールをいただき、興味深く読みました。訪問者の方々にも読んでいただきたいと思い七厘爺さんに掲載のお願いをしたところ、快く了解していただきました。

　文中に七厘爺さんの一つ年上の霊的能力を持った友人の話が出てきます。私もまた学生時代にそういう友人がいました（「私の町の霊界探索」参照）。彼は、その頃から体外離脱ができました。当時は、そういった能力はあまり関心を持たれていませんでしたが、坂本政道さんや藤崎ちえこさんがモンロー研での体験を本に書き、かなり知られるようになったと思います。
　残念ながら学生時代の友人とは、今は音信不通になってしまいました。今私は、ゲリーボーネルさんの体外離脱のＷＳに参加しています。もし彼と連絡が取れたら、ぜひコツを教えてもらいたいところです。

　また文中にあの世からの変革エネルギーの話が出てきます。実は１ヶ月ほど前のドランヴァロさんのＷＳで、人類の未来に関する、驚くべき話を聞いてしまいました。ドランヴァロさんは、普通の顔をしてさらりとしゃべり、会場もまた静かで特に何の反応もないようでした。しかしながら私は、大いにショックを受けました。みんなどんな思いで聞いたのだろうとかと思ってしまいます。
　それに関する複雑な思いがあって、このことはＨＰには書いていません。ただ七厘爺さんのメールを見ると、やはり何か起こるんだろうなあ、と改めて感じます。



　・・・＜七厘爺さんからのメール＞・・・


本山さんへ

数年前より本山さんのホームページを拝見させてい
ただいております。
内容が多岐にわたり、いろいろ楽しませていただい
ています。
掲示板でのハンドルネームは「七厘爺」です。
「七厘」は私の生まれた日が７月１７日生まれでこの「７」
と、４〜５才の頃、（まだガスが普及していなかった頃）
下町では「七厘」というものがありました。三男坊の私は、
この「七厘」に火を付けるのがとても下手で、三つ上の次男
の兄から指導を受ける際に、いつも叱られていたことが今だ
頭に焼き付いていまして、ハンドルネームにこの「七厘」を
つけさせていただきました。
加えまして、来年五人目の孫がこの世に出てくる予定で若く
はありませんので「爺」を加えさせていただきまいした。


現在のところ、掲示板の内容について個人的な意見を書き
込ませていただきますと、折角の掲示板をかき混ぜる可能性
があってはいけませんし、内容がこの世のことだけでもないよう
ですので、ついていける自信が出来ましたら、カキコさせていた
だきたくおもっておりますので、今後ご指導ご鞭撻お願いいたし
ます。

私の職業は、民生機器の製品開発に携わっております。
デザイン絡みのメカ外装設計が本業で多少三次元ＣＡＤを使い、
さまざまな顧客と取引させていただいております。大した製品は
取り扱っておりませんが、可塑性樹脂部品、プレス板金部品、
挽物部品が主流で試作から量産まで引き受けております。

あの世のことは、過去、近場に霊的能力を持った一つ年上の
友人がおりましたので、当時大よその指導は受けました。
身近に特異な能力を持つ御魂がいないことには、本山さんの
ホームページの内容を、おいそれとは信じることは出来ないと
おもいます。（この友人も現在ではあの世に帰っております）
何でも信じてしまうことはよくありませんが、凡人の私にもわか
ることは、あの世とこの世では時間的間隔が異なるということです。
深い意味はありません。あの世の優れた魂たちは、いちばん効率
の高いところで、この世に現象を起こすそうです。中途半端に現象は
起こさないそうです。今現象を起こさないのも、効率が低いからです。
現時点（２００５年後半）は、始めチョロチョロ、なかパッパッ、、、でいう、
始めチョロチョロの段階だそうです。あの世からの変革エネルギーは
これから本格的に始まるそうです。（信じる信じないはお任せします）
助かる者はいかなる所にしても助かり、艱難を受ける者はどんなに
安全な所にいても災禍を免れることはできないそうです。
結果的には、その人にとって、例え前途多難であっても、艱難を受け
入れ、前向きに人生を生き抜いていくしか道はないようです。
いささか本山さんがホームページに書かれております内容に重なる
かもしれませんね。

偶然は必然なり、という言葉に重きをおき、日々生活しておりますが、
今後ともご指導ご鞭撻をよろしくお願いいたします。

文章下手で恐縮です。
士（さむらい）月に入り、日々寒さが近寄って参りますので、
お風邪などひかれませんようご自愛くださいませ。


　・・・＜七厘爺さんからのメール終了＞・・・

「ハートマンライン」に関するオゾンさんからのメール．．．２００６年１１月３日

　アメリカ在住のハンドルネール「オゾン」さんから興味深いメールをいただきました。

　以前の記事「ハートマンライン」に関するメールです。ご本人にお願いして掲載の許可を得ることができました。


　・・・＜メールから抜粋開始＞・・・

　・・・（略）・・・

ところで「よろず屋寸話」の中にドランバァロが日本でワークショップをした時、
ハートマンラインの話をしたことがのっていましたが、

先月私は、友人、Ｂさんに家の中のエネルギーワークをしてもらいました。
彼女もダウジングを使います。どうも怪しいなと思う場所にやはり、
悪いエネルギーが溜まっていたようで、そこを浄化していました。
どうしても溜りやすい場所があるそうです。

私がなぜその場所が良くないと思ったかと言うと、何故か、虫がそこに来るのです。
そして、そこを奇麗にすると、クレジット会社から良いオファーがきたり、
良い変化があったからです。

エネルギーワークの後は、良い事があると聞いていましたが、私の場合、
電話が普段かかってこない様な人から、何人も連絡があり、楽しい時間を過ごしました。
会社では、新しい企画が、社長からＯＫがでて、順調に進んでいます。

彼女の他の友人のＭさんの場合、Ｂさんが家に遊びにいった時、浄化されていない男性の霊が、隠れているのを見つけたそうです。その男の人は、以前その家に住んでいたオーナーの家族で、引越しをした半年後に、交通事故で亡くなりました。ところが、この家になじんでいたようで、自分でも何か変だと思いながら、この家に戻って来たようです。

Ｍさん家族の隣にいる、２０才ぐらいの男の人が時々遊びに来るのですが、彼は、その亡くなった方を知っていました。この男性は、事故で亡くなった人とは分からなかったけれど、誰かを見たり、気配を感じたりはしていたそうです。

Ｂさんがエネルギーワークをした、約１週間、Ｍさんの娘さんと、５才のお孫さんが、近くの池で魚をとり、その後金魚鉢に５ー６匹の魚を入れて、孫は２階へ、行ってしまいました。ＢさんとＭさんは、お昼に行く前に、Ｂさんが、迷っている霊がいたら、光の世界へ帰るように話てあげると良いと、話をし、その後、お昼に出かけました。

帰ってくると、１匹の魚が水の上に浮いて、死んでいました。孫が魚を埋めて、その時、名前をつけると言い出し、孫が言った名前と、交通事故で亡くなった人の名前が一致していたそうです。もちろんその男の子は、この話は何も知りません。

その後、その家の家族にも良いオファーがあったそうです。

私には、エネルギーがはっきり見えるわけではないですが、自分が見て、感じた事と、
彼女が言った事が一致したので、
よどみやすい場所は、あるのではないかと思います。


　・・・＜メールから抜粋終了＞・・・

プットオプションの検証結果．．．２００６年１０月３０日

　以前の記事で、小野寺氏のメルマガで日経平均から遠く離れたプットオプションが大量に買われていて、不気味であるという意見を述べました。日経平均から遠く離れたプットオプションを買うということは、株の大暴落を予測することで、テロを連想させるものがあったからです。
　それに対し掲示板に専門家の方々の意見として、今回（１０月中旬）の日経平均から遠く離れたプットオプションの建玉（たてぎょく、取組高とも言います）の数は、別に目新しいことではなく、いつものことだという指摘がありました。

　そこで私は、こういう専門家の意見が本当に正しいのか、検証することにしました。
　専門家の意見を聞いても素直に納得しないところが、私らしい（ひねくれた）ところで、実際にデータを検証しないと気がすまないところがあったのです。
　対象にしたオプションデータは大証にオプションが上場した１９８９年６月１２日から、２００５年７月２０日までの１７年間のものです。これらのデータをコンピューターに取り込むことから始めました。
　実は私は、数年前からオプションに関するソフトで商売出来ないかと、オプションデータの画面表示や、検索機能を持ったソフトを自作していたのです（ウィンドウズ版のみ、マックには対応していません）。それらはまだ試作段階ですが、データを取り込む基本プログラムは出来ていました。それを使って、１７年分のデータを取り込みました。コールで７４２４５個、プットで７６２４０個ありました。
　それらのデータベースを使って、検索するソフトを今回作りました。

　まず以前に紹介した１０月１３日のプットオプションのデータです。

２００６年１０月１３日の建玉数

１６５００円 　．．．　４０９７枚
１６０００円 　．．．　１１８１９枚
１５５００円 　．．．　１４７４９枚
１５０００円 　．．．　１３８５３枚

　上記４つの建玉数の合計　．．．　４４５１８枚

１４５００円 　．．．　１８７７７枚
１４０００円 　．．．　２８２９２枚
１３５００円 　．．．　４５４７４枚
１３０００円 　．．．　３５１７４枚

　上記４つの建玉数の合計　．．．　１２７７１７枚

　比率　．．．　１２７７１７枚　÷　４４５１８枚　＝　２．８７倍


　小野寺氏が指摘したように、私がおかしいと感じたのは１６５００円〜１５０００円までプットオプションの建玉数の合計が４４５１８枚なのに、１４５００円〜１３０００円までの合計が１２７７１７枚と圧倒的に多いことです。その比率は２．８７倍となります。専門家の方はこれを普通と言いました。ですが私がこれまで見てきたデータでは記憶のないもので、これはおかしいと感じたのです。
　そこで検索条件として以下のようにしました。

（１）日経平均レベルから下に８個のプットオプションのデータが揃っていること。つまり８個の売り買いが成立していること。

（２）８個のうち、日経平均に近い４個と、遠い４個の２つのグループに分けること。そして近い４個の建玉数の合計と、遠い４個の建玉数の合計を取り、比較する。

　まず（１）ですが、これは日経平均が短期間に大きく上昇していなければ、これは起きません。今回は７月１８日の１４４３７円から、１０月１３日の１６５３７円までの３ヶ月間に（９月半ばに多少の下落はありましたが）、約２０００円ほど一貫して上昇したために起きた現象です。少しオプションについて説明すると、日経平均レベルから上下４つづつ５００円単位で設定されます。それゆえ日経平均が２０００円ほど上昇しないと、同時に日経平均から下の８つのプットの取り引きが（同日に）行われることはありません。
　（２）ですが、１０月半ばのプットオプションの特徴は、日経平均に近いプットに比べ、遠いプットが大量に買われていたことです。それゆえ私は、日経平均に近い４つの建玉の合計と、遠い４つの建玉の合計を比較することで、その特徴を引き出したいと考えたのです。


　さて、お待たせしました。検索結果です。

　（２）の比較で１０月中旬に起きた２．８７倍以上のものがあったか検索ソフトを走らせてみました。結果はゼロでした。つまり１０月中旬のケースは、２００５年７月２０日までの１７年間では一度も起きなかった現象なのです。小野寺氏がメルマガで行った指摘は、それなりに正しかったと言えます。
　そこで条件を緩和してソフトを走らせてみました。２．０倍以上のケースがあるか調べたのです。するとありました。以下の２つのケースです。

　（ａ）２００１年３月２６日　．．．　２．４２倍
　（ｂ）２００２年３月１１日　．．．　２．３７倍

　それでも２つしかないのです（同一期間のものは省きました）。２．０倍以上でもレアケースであることは間違いありません。
　興味深いことに２つも同じ３月なのです。他に条件を変えて試してみましたが、３月が圧倒的に多く、あと５月のケースがありました。春先に株の暴騰が多いというのがデータとして出てきます。しかしながら直近の底値である日経平均が７６０７円をつけたのは２００３年４月２８日です。春先は株の大きな変動が起きやすいということでしょうか。

　まず（ａ）ですが、２００１年３月１３日に１１８１９円だった日経平均は２６日には１３８６２円と暴騰しています。わずか２週間で２０００円も上がったのです。（ｂ）ですが、２００２年２月６日に９４２０円だったものが、３月１１日に１１９１９円と１ヶ月間で２５００円上がりました。

　さて、今回の調査の結果として、確かに１０月中旬のプットの動きは通常にない、珍しいものだったことがわかりました。
　ではテロが起きるかというと、そうとも言えないところです。
　まず２００５年７月２０日までのデータで検索した結果であり、直近の１年３ヶ月分のデータでは試していないことが上げられます。そして株価が急激に上昇した（ａ）と（ｂ）のケースでは、その後にテロのような大事件が起こったわけではないのです。単に株価が急上昇しただけとも言え、テロのような社会的大事件との関連は（今のところ）見いだせませんでした。ですからありきたりの意見ですが、用心するに越した事はない、といったところです。以前の記事で、訪問者の方々に不安を与えたかもしれず、申し訳なく思います。

　そして「未来予測システム」などと、大法螺（おおぼら）を吹きましたが、これまでのところ、未来予測に繋がる成果はあらわれていません。しかしながら今回は、極めて初歩的なリサーチをかけただけです。本格的に分析すれば、大きな変動を示す兆候を見付けられるのではないかと実は考えているのです。それゆえこれからも時間を見つけては、オプションのデータ解析は続けていこうと思っています。

　さて、専門家に方々は、この解析結果をどう思われたでしょうか。
　多分納得されていないと思います。そこで私の希望なのですが、同じような解析をされたらと思います。私のプログラムにバグがある可能性もあるし、証券会社に勤めておられるならデータは簡単に入るはずです。
　そしてその結果を私に教えていただけたら、幸いです。

ハートマンライン．．．２００６年１０月２１日

　ドランヴァロさんのＷＳでハートマンラインの説明がありました。
　私もけっこう怪しげな（というか胡散臭い）話には興味があって、いろいろ聞きかじっているのですが、ハートマンラインという言葉は初耳でした。

　ドランヴァロさんによると地球の表面上を１〜２メートルくらいの間隔で、東西と南北に平行にエネルギー線が走っているというのです。その東西と南北の平行線の交点は、生命体にとって危険で、エネルギーが吸い取られるスポットになっているといいます。例えば人間が数年間そこにじっとしていると、エネルギーが吸い取られて死んでしまうそうです。なんと人間のガンの発生原因の半分以上が、実はこれなんだだそうです。
　人間は、そのスポット（交点）を感知する能力は失ってしまったが、動物は持っているそうです。例えば犬は、座って休もうとする際に、そのあたりをうろうろと物色して歩きまわります。そしてここがいいとばかり座るのですが、その犬が座った地点はハートマンラインの交点ではないというわけです。

　この話は、人間の持つマカバ・フィールドの説明の際に出たものです。
　このハートマンラインの交点をアメリカでダイジングを使って、探し当てるＷＳを開いている人（名前は聞き逃しました）がいるそうです。
　ＷＳに参加した人にダウジングを使って実際に探せるかということをやらせていたとき、ドランヴァロさんはその様子を部屋の脇で見ていたそうです。そこでいらずら心を起こして、ドランヴァロさんはマカバフィールドを使って、ハートマンラインの交点を上空に上げるようにしたそうです。当然ながらダウジングを使って懸命に見つけようとしている参加者には見付かりません。それならとＷＳの主催者が試みると、見付かるのです。なぜならそのときドランヴァロさんがマカバに元に戻すように命じていたからです。そういったやり取りを数回やっているのをドランヴァロさんは、にやにやしながら眺めていたのですが、ついに主催者が犯人はドランヴァロさんだと気付いたそうです。
　お前のせいだな、と主催者はドランヴァロさんを睨みつけたそうです（そしてマカバのパワーに驚いたその主催者は、後日ドランヴァロさんのマカバのＷＳに、今度は生徒として参加したそうです）。
　この話はマカバを活性化することによって、こういうことも出来るという挿話として話されたのですが、私はハートマンラインに関心が集中してしまいました。いろいろ勉強しているつもりだったのですが、意外と知らないんだなあ、と思いました。訪問者の方々はご存じでしたか？

　ハートマンラインをネットで検索すると出てはきますが、斎藤 寛充朗という人がハートマンラインと地磁気の研究者でもあり、ダウンジングも行うという説明だけです。ハートマンラインがどういうものかという説明すらないようです。
　やはりハートマンラインという言葉すら、ほとんど人に知られていないようです。

　蛇足ですが、ハートマンラインの交点をダウジングで探す場合、真鍮のワイヤを曲げたものを使うそうです。その他マイクロウェーブや赤外線フィルムを使って探す方法もあるそうです。

未来予測システム．．．２００６年１０月１８日

　前回の記事「テロの予感」で、掲示板に不安に思われた方からの書き込みがありました。さらに私宛に数通メールをいただいています。

　掲示板３４６２番のエッグさんの書き込みで「きっこの日記」に掲載された記事の紹介がありました。それによると未確認情報ですが、米軍と自衛隊の共同作戦で京都、大阪付近で新幹線の爆破テロを起こす計画があったとのこと（おそらく副島氏は、その情報を仕入れたのでしょう）。もちろん真偽はわかりませんが、仮にそれが事実だとすると、一度漏れてしまった計画を果たして実行するかという問題があります。
　米軍はともかく、自衛隊員は同じ日本人であり、罪もない人々を大量に殺傷するテロ計画に良心の呵責に耐えられず、外にリークする人間が出てくるのは自然に思えます。陰謀は人々に知られないからこそ効果があるのであって、知られたら元も子もなくなります。普通なら計画変更を余儀なくされることでしょう。

　これらは仮定のは話ですが、それでももし１０月、１１月に新幹線で京都、大阪付近に出かけられたとしても、テロに遭う可能性は、テロに遭わない可能性よりも圧倒的に低いと私は思います（京都付近の新幹線だけでも１日に数十本走っていることでしょう）。では「お前は出かけるか」と聞かれたら、やはり私は行きません。可能性は低いとしても、これまでよりは高いと感じるからです。

　いただいたメールの中には娘の修学旅行だという、切実なものもありました。
　私は、私の思い込みで学生時代の貴重な体験と思い出になる機会を奪いたいとは思いません。本当は「気にせず行ってください」と言いたいのです。
　でも私はそれを言う立場ではないのです。ＨＰは一つの情報であって、発信した後はその情報を、読んだ人が個人の責任で扱うしかないからです。「そんなアホな」とせせら笑って無視するのも、とりあえず頭に入れておこうとするのも本人の意思が決めることであって、私にはどうすることも出来ないのです。

　結局のところ、私には「ご自分で判断してください」としか言えないのです。

　＊　＊　＊　＊　＊

　ここまで書いてきて、ふと頭にひらめいたことがあります。
　今回テロの危険性があると言った根拠は、日経平均から遠く離れたプットの建玉（取組高）が異常に膨らんでいたことです。その理由が果たして根拠があるものかということです。
　それは過去のデータと比較してみれば、わかるのではないかと思うのです。
　例えば９．１１やロンドン同時爆破テロのような世間をあっと言わせて相場が激しく動いた時の、直前のオプションのような金融デリバティブの動きを詳細に調べるのです。そこに因果関係がなければ仕方がないですが、私は、きっと何か因果関係があるに違いないと思うのです。
　オプションの過去のデータをコンピューターに入力し、解析プログラムを作れば可能です。しかしこれは言うは安し、行うは難しです。個人でこれを行なうと膨大な作業になりそうです。しかしそれが完成すれば、実にユニークな未来予測システムが出来上がるのではないかという気がします。私は今、このアイディアに魅了されています。証券会社なら、この程度のシステムは当然持っていると思いますが、我々一般庶民には教えてもらえません。個人で、このシステムを持つことに意味があると思います。

　そんなわけで私は、テロの危険性が高まっているという予測を保留にしたいと思います。システムが完成したら、その結果を記事に書きたいと思います。ただし時間が掛かるので、１１月中には間に合わないかもしれません。

　さあて、忙しくなりそうです。仕事なんかしていられません・・・。

テロの予感．．．２００６年１０月１６日

　ラベンダーさん、情報（掲示板３４２２〜３４２５番）有難うございます。

　私にとってこれらの情報は、興味深いというレベルではなくて、大きな衝撃でした。最近は精神世界のＷＳ（ワークショップ）を受けたりして、かなり平和ボケしていたような気がします。
　小野寺氏のメルマガで私が衝撃を受けたのは、１１月限月の１３０００円プットの建玉（たてぎょく：取組高と表現する場合もあります）が異常に膨らんでいるという事実です。これは重大なことだと思い、さっそく１０月１３日付けのデータを調べてみました。下に表を載せましたが、比較のためにちょうど１年前の２００５年１０月１３日のデータも載せました。オプション（デリバティブの一種、コール(CALL)とプット(PUT)の２種類があります）は、そのときの日経平均の値段を基準にして、５００円きざみで設定されます。１年前の日経平均は１３４４９円だったので、１３５００円からのデータを表に載せました。先週（１０月１３日）の終値は１６５３７円だったので、１６５００円からのデータを載せてあります。
　１年前（２００５年１０月１３日）のデータ（左側）をみて気付くのは、１３５００円から１１０００円までほぼ４万〜６万の建玉数で、１０５００円から急に数が減っていることです。これは普通の現象で、日経平均近辺の取り引きが多く、それから離れると取り引きは減るものです。ところが右側の先週のデータを見て、すぐ気付くのは１６５００円から１４５００円までは１万台で変わりないが、１４０００円から急に建玉が増えていることです。これは明らかに異常です。現在の日経平均が１６５００円近辺なのに、それから３０００円も離れたものが大商いとなっています。これは日経平均が暴落すると読み、それに相場を張っている連中がたくさんいるということです。
　仮に日経平均が短期間に２０００〜３０００円も暴落したとなると、１３０００円のプットの値段は、下手をすると一気に百倍にも跳ね上がるかもしれません。濡れ手に粟のぼろ儲けが出来るのです。

　明らかに普通でない何かが起こっています。学者やジャーナリストのような普段マスコミに出てくるような人物が、「テロが起こる」といっても、ああ、そうかもしれないですねえ、と余裕で受け止めることが出来ます。しかし１３０００円のプットの建玉数は、私には重大な事実に思えるのです。何かが極めて近い将来起きると、大いに警戒すべき事態だと思えるのです。

　日本でテロが起きるという話は、これまで色々言われてきましたが、にわかに現実のものとなってきた感があります。実はこれまでＨＰには書いてこなかったことですが、副島隆彦氏は以前、

「今年か来年にも、京都あたりで新幹線を使ったテロが起きるだろう。日本の公安はそれを容認したようだ。」

　と言ったことがあったのです。
　なぜＨＰに書かなかったかというと、テロのような超極秘情報を副島氏のような一介の大学教授にすぎない人物がなぜ知っているのかという疑問があったからです。確かに副島氏は政治家と付き合いがあり、普通の人が知らない情報を手に入れることが出来るようです。しかし、いくらなんでもこれは眉唾ではないか・・・、という思いがあったのです。

　ですが小野寺氏の情報のよると、ＪＲ東海の株が売られていて、そのＪＲ東海は東海道新幹線を持っているとのこと。これは副島氏の情報と見事にぴたりと嵌ります。不気味としか言い様がありません。

　９．１１テロが起こったとき、ＮＹの株式市場で奇妙なことが起きたことを覚えておられるでしょうか。テロ後、航空機関連の株が暴落したのですが、実はテロの直前から航空機関連株は下落していたのです。つまり９．１１テロを事前に知っていて、いち早く航空機関連株を売り立てた連中がいたのです。彼らはテロ後、暴落した株を安値で買い戻し、大儲けをしたのです。日本のテレビでは、その連中はアルカイダに関係する連中だと勝手に思い込んでいたようですが、本当に日本のテレビは節穴としか言いようがありません。
　一度大儲けした連中が、今度は日本を舞台に大儲けを企んでいるように見えます。１３０００円プットの建玉はそれを物語っているように見えるのです。

　テロが起きるとすれば、時期も切迫しているように感じます。
　小野寺氏によると１１月限月のプットの取り引きが増えているとのこと。その月の第２金曜日がＳＱ（スペシャルクォーテーション）といい、オプションや先物の精算日となります。１１月は１０日です。
　だとすれば、この日以前にテロが起きないと、プットを買った連中は元手を失うことになるのです。

　私は、小野寺氏の情報に接する前は、もしテロが起こるとすればアメリカではないかと考えていました。ブッシュ大統領を狙ったテロです。
　ちょうど１１月初旬に行われる中間選挙の前であり、ブッシュ大統領の支持率は、就任以来最低水準まで落ち込んでいます。さらにＮＹダウは史上最高値を次々と更新中です。さらなる戦争を画策する者達にとって、まさにここしかないという絶好のタイミングです。
　もちろん私はテロが起こったとしても、アメリカ政府が発表するであろうアルカイダの仕業という報道を信じる気は全くありません。副島氏はアルカイダなど存在しないとまで言っていますが、私はアルカイダというテロ組織は存在しているが、９．１１テロには全く関係なかったと解釈しています。

　仮に日本でテロが起こったら、誰を犯人に仕立てたてるだろうか、と思います。
　小野寺氏はイスラエルの諜報機関であるモサドではないかと言っているようです。去年の７月７日のロンドンで起こった同時爆破テロで、実行したのはモサドだったという意見がネットにさかんに流れていました。その理由は、あれほど見事な工作が出来るのはモサドぐらいだろうというものでした。たしかに一理ある意見に見えますが、果たして日本ではどうだろうか、と思います。
　日本では単一民族ゆえに、中近東の人間は目立ちます。やはりテロの実働部隊はアジア系でないと日本では目立ちすぎるという気がします。するとやはり北朝鮮によるテロというふうにする可能性のほうが高いという気がします。

　このように私は日本ないしアメリカ（あるいは両方）で、テロの危険性が高まっていると感じています。
　しかしながらこれは、現在の状況を見ておこなった単なる推測でしかありません。当然ながら、私はテロに関するダイレクトな秘密情報は持っていません。それゆえ、外れる可能性も高いと思います。でも外れても、私が恥をかくだけだから別にいいです。もしこの記事が心に留まったなら、これから１１月９日まで（あるいは１１月いっぱい）は新幹線を使って京都付近に出かける際には、注意されたほうがよいという気がします。

ちょうど１年前のプットオプションと、先週（１０月１３日）のプットオプションの建玉数の比較

世間を騙す人たち．．．２００６年１０月１２日

　１０月５日〜９日、ドランヴァロ・メルキゼデクさんのＷＳ（ワークショップ）に行ってきました。
　ＷＳの目的はハートの聖なる空間へ入ることでしたが、５日間を通して実に様々な情報が提示されました。ドランヴァロさんは現在本を書いているとのことで、来年あたり発売されるようです（４冊目になります）。そこに今回私が授かった情報も盛り込まれると思いますが、おそらく一部にすぎないと思います。中には、胡散臭いもの好きの私でさえ、ＨＰではちょっと書けないという情報もありました。
　ここではドランヴァロさんから教えてもらった、世の中に蔓延っている嘘を２つ紹介します。

　一つは「ウィングメーカー」です。
　以前ウィングメーカーという本について、この掲示板でも話題になったことがありました。この本は翻訳家の大野百合子さんが翻訳したものですが、ＷＳの初日に大野さんの姿がありました。ですが大野さんは初日に参加したのみで、その後ぱったりと姿をみせなくなったのです。ドランヴァロさんがウィングメーカーについて語ったのは別の日ですが、そのとき大野さんがいたら、どんな思いがするだろうかという気がします。
　私がウィングメーカーを読んだのは、もう数ヶ月前になりますが、３０ページほど読んで、うんざりして読むのを止めてしまいました。なぜかというと、私には到底リアリティのある話とは思えなかったからです。嘘八百を書いて人々の注目を集め、金儲けをしようという輩（やから）がまた出てきたかという思いでした。
　ですがそういった事をＨＰに書こうとは思いませんでした。嘘だと思っても、それを証明するのは大変ですし、別に人々がウィングメーカーの内容を信じ込んでも、実害はないという気がしたからです。それゆえ掲示板でウィングメーカーが取り上げられても、私はコメントしようとは思いませんでした。
　今回取り上げようと思ったのは、ドランヴァロさんが話題にしたからです。ドランヴァロさんが見抜くのは当然としても、私程度ですら見抜ける内容だったという言い方も出来るかもしれません。
　ドランヴァロさんによると、ウィングメーカーはハリウッドの小説家が捏造したものだそうです。この人物は、スタートレックなどの人気作品を手掛けた人物でもあるそうです。

　２つ目は、私も含めてちょっとショッキングな話題を紹介します。
　フォトンベルトもまた真っ赤な嘘だそうです。この話の出所は、なんとあのＣＩＡ（米中央情報局）なんだそうです。目的は、こういった偽情報が人々の間にどのくらいの期間で広まるのかを調査する為だったそうです。ＣＩＡからある会社（ペアレン・カンパニー？ <--- 通訳の人の言葉がよく聞き取れませんでした）を通して、シェルダン・ナイドルという人物が世に広める役目を担ったとのことです。ＣＩＡは調査の目的は達したのですが、フォトンベルトの噂はその後も勝手に世界を駆け巡り、人々に定着してしまったとのことです。
　日本でもこの話に飛びついて何冊も本を出した人がいました（誰とは言いませんが）。そして私もまた飛びついた一人です。ＨＰでも過去にフォトンベルトに関する記事を書きました。今後内容を吟味し、それらの記事を削除するか残すか検討しようと思っています。

　光子（フォトン）が一定の空間内に帯となってぷかぷかと浮いているとは科学的にはあり得ない話です。ですから私は、光子ではなく我々にとって未知のエネルギーが、太陽系に降り注いでいるのではないかと考えていました。なぜなら今、地球規模で大きな変革期を迎えていることは間違いないからです。しかしこれもまた、全く根拠ない話です。訪問者の方々には、お詫び申し上げます。

　さらにドランヴァロさんによるとマヤ暦が２０１２年１２月２２日に終わるといわれるのも間違いだそうです。実際は２０１３年２月１８日だそうです。そう言われるとこの日に何か起きるんじゃないかと、ついつい思ってしまいますが、残念ながらそういう話はありませんでした。

　当然ながらこれらはドランヴァロさんの個人的意見です。私はそれに同調しているだけです。真実はこうだと人に押し付けるつもりはありません。人それぞれに色々な見方、考え方があるのですから、一つの参考にしていただければと思います。

ああ、高校生．．．２００６年９月１８日

　日本テレビで毎週土曜日の夜９時から、『マイボス、マイヒーロー』という青春ドラマが放送されていました。９月１６日（土曜日）はその最終回でした。
　このドラマの対象年齢は、１０代から２０代で、ひょっとすると３０代も見ているかな、といった感じの軽い青春学園コメディといったものでした。
　当然このＨＰを訪問される方は、１０代が面白がって見るような学園コメディドラマを見る人は少ないだろうと思います。おそらく訪問者のほとんどの方が、このドラマの名すら知らないと思います。
　私は普段、ドラマといえばＮＨＫの大河ドラマしか見ない人間で、一時期トレンディドラマといわれるものが大流行していたときですら、全く見ていませんでした。それゆえ友達の輪の中にいても、話に乗れないという感じでした。でも人との会話に乗れないからといって、トレンディドラマを見ようとなどとは、全く思いませんでした。もうその頃は、テレビのドラマが面白いと感じることはなかったのです。ましてや青春学園ドラマは、学生時代に見た村野武範さんの『飛び出せ　青春！』で卒業といったところでした。

　そんな私がトキオの長瀬智也さん主演の、青春学園ドラマを見る気になったのは、偶然の産物でした。たまたま新聞のテレビ欄を見ていたら、『マイボス、マイヒーロー』というドラマの初回でした。普段なら気にも留めないのですが、なぜかこのときは妙に気になったのです。そこで何気なく見ることにしました。そして嵌って（はまって）しまいました。毎週土曜日に、このドラマを見るのが楽しみになってしまったのです。

　ほとんどの方が、このドラマを知らないと思いますので、簡単にストーリーをお話しします。
　関東鋭牙会（かんとうえいげかい）というやくざ組織の長男として生まれた榊真喜男（さかきまきお、２８才）は、喧嘩では負けた事のない腕っぷしの強さでしたが、頭の方が全くダメでした。やくざ同士の取り引きで、その頭の悪さゆえに２０億円もの商談を潰してしまいます。真喜男のあまりの頭の悪さに呆れ果てた親分（父親）が、もう一度高校に行って、勉強し直すことを命令します。無事卒業証書を持ってきたら、跡目を継がせると約束するのです。
　そこで真喜男は、コネのきく私立高校（セント・アグネス学園）の３年Ａ組に入ります。もちろん歳は１０才サバをよんで１８才ということにします。ヤクザの跡取りというのも、事情を知っている校長先生以外は、先生にも生徒にも秘密です。
　こうして始まった学園生活ですが、最初は慣れずに苦労します。学校に行くことが苦痛でしかなかったのですが、徐々に学園生活をエンジョイするようになっていきます。恋もするし、学校行事である球技大会、文化祭などを通して、最初は通じ合わなかった生徒達との心の交流が広がっていきます。そして最後に果たして、卒業出来るのか、それは見てのお楽しみということで・・・（もしかしたらビデオが出るかもしれませんので）。

　私は、自分がなぜこのドラマを面白がって見るのか不思議でした。
　ふと思ったのは、昔ラジオで聞いた野沢那智（のざわなち）さんの言葉でした。野沢さんは当時、声優や劇団などをやっていて、我々にはけっこう有名なパーソナリティでした。その野沢さんは、「もし高校生に戻れるならば、今自分が持っている全財産をあげてもいい」と言ったのです。当時私は、有名人の野沢さんだから、財産はいっぱい持っているに違いない。その財産全てを投げ出してでも、高校生に戻りたいというのは、それほど高校時代というのは魅力があるものなんだなあ、と感心したのです（これが私の頭の中に染み込んだと思われます）。当時この話を聞いたときは、私も若かったので、ピンときませんでした。しかし今なら、よくわかります。
　そして（これが大事なことですが）、自分の高校時代がつまらなかったという想いが前提にあります。世の中で自分の高校時代を振り返って、�@楽しかった、�A普通、�Bつまらなかった、の内のどれかと聞かれたら、私は間違いなく�Bのつまらなかったです。青春時代を精一杯生きろ、などというフレーズを聞きますが、私には無縁の世界でした。なんとなく学校に通い、なんとなく生きていました。恋などをすれば、（それが失恋であっても）大きな意味があったと思いますが、そんなものもありませんでした。どんなことでも精一杯やれば、たとえ結果がどうであれ、それが財産になっていくものだと思います（特に若いうちは）。ですがぼんやりと生きた私の高校時代は、何も残らなかったのです。そういった反省は、２０代、３０代のような若いうちは思わないのですが、４０代後半となった私は、そういった高校時代に、一種の悔悟のようなもの（もうちょっと、何かやっておけばよかったという想い）があります。私の勝手な推測ですが、野沢那智さんもそんな思いがあったんじゃないかと思うのです。

　『マイボス、マイヒーロー』は、そんな私の想いにぴったり嵌ったのだと思います。これが普通の学園ドラマなら、私は全く見ようともしなかったはずです。ですが、いちど社会人となった人間が、高校生活を体験するという設定に、主人公に自分を投影して喜んだのだと思います。つまらなかった高校時代を、やり直せるなんて、わくわくする話です。

アカシック・レコード雑感．．．２００６年９月９日

　前回、ＨＰを休業する前に最後の記事を書きますと言いました。その最後の記事に予定していたものがあったのですが、考え直しました。最後なので、これまで色々頭を巡ってきた事柄で、記事にしなかったことを脈絡もなく、とりとめもない文章で、書いていこうと思います。最後なので、なんとなくそれが相応しい気がしてきました。



　掲示板２９６０番、２９６１番にAkiraさんからアカシックに関する興味深い書き込みがありました。

　私が重要に感じたのは、人々の想念形態が生み出したビジョンと本物のアカシャの記録とを混同してはならないという点です。アカシャの記録を読み取るには修行が必要だというのは、私がアカシックを学ぶ上で最初に気付いた需要なポイントでした。
　近年アカシックの大家と言われたゲリー・ボーネルさんが日本でＷＳ（ワークショップ）を開いて、アカシックを読める人間を育成してきました。そのせいでしょうか、アカシック・リーディングが出来るという人々がネットに登場するようになっています。しかし大事なことは、アカシックの場に入る能力と、アカシックが読める能力は違うということです。場に入るだけならアカシックという言葉を知らない人でも、夜寝ているときに入ったりする場合があるといいます。朝起きたときに、忘れているだけです。アカシック・レコードを宇宙図書館と表現する人もいますが、我々が知っている一般的な図書館とはだいぶ使い勝手が違うようです。入ることが出来た人でも、いかに問いを発するか、また返ってきた答えをいかに解釈するかは、熟練を要するといいます。
　特に難しいのは、時間を特定することだといいます。アカシック上の時間の概念と、我々の時間の概念が大きく違うからだそうです。ゲリーさんから、ちょっと使えそうなテクニックを聞きましたので紹介します（以前紹介したかもしれませんが）。アカシックで未来のビジョンが見えたとき、それが部屋の中であれば、カレンダーを探すとよいそうです。大抵の部屋にはカレンダーが掛かっています。時期を知りたければ、振り返ってそれを見ればわかるというわけです。アカシックに単純に時期を聞くと、理解不能なもの（記号、映像）が返ってくる場合があるので、この手は有効だそうです。

　ところでやはり問題なのは、見えた映像が、人々の想念形態が生み出したビジョンなのか、自分の想像が生み出したものか、あるいは本物のアカシックの記録なのかという点です。特にアカシックに挑戦する人が悩むのが、見えた映像が自分の想像ではないかという疑いです。ゲリーさんは、アカシックに入ればわかるという言い方をしていました。これでは答えにならないと当時は思ったのですが、その意味が私なりにわかってきました。私は、去年暮れのゲリーさんのＷＳで、アカシックに入った（とおぼしき）瞬間（といっても数分間）があったのですが、それは入ってみると膚で直にわかるものです。問いを発しなければ何も変わりません。しかし問いを発すると、ビジョンが出てくるのです。それは自分の頭で想像で作り上げた映像とは、とても思えないものでした。
　すでに書いたことで繰り返しになりますが、私が自分の身体の健康に関して質問したときのことを例にあげます。問いを発すると、なんと全身のレントゲン写真が出てきたのです。私は度肝を抜かれました。最初はあっけにとられて映像を見つめていたのですが、なんのことかわっぱりわかりません。そこでゲリーさんに、わからなかったらさらに質問をするようにと言われたことを思い出し、「私が理解できるようにして見せて下さい」と問いを発したのです。すると今度は、腰の辺りのレントゲン写真がアップになったのです。尾てい骨あたりの骨が見えたのですが、なんのことかさっぱりわかりませんでした。なんじゃこりゃ？、私は医者じゃないから、骨を見たってわかるわけがない、と諦めてしまったのです。ところが翌日のゲリーさんの個人セッションで、その理由が明らかになったのです。ゲリーさんによると、私の背骨に歪みがあって、ほおっておくと危険なレベルだと言われたのです。この話はすでに書いたことですが、背骨矯正のためにオフィス・シマザキに行き、背中の写真を見てがく然とすることになります。治療が大方終わったとき、シマザキ先生から、最初は首がどこについているかわからないぐらいでしたね、と言われました。それほど背骨が曲がっていたのです。

　もし私が想像で映像を作り出したとしたら、肝臓のビジョンが出てきただろうと思います。当時、健康に問題があるとすれば、酒の飲みすぎで肝臓が相当に疲れているだろうと思っていたからです。骨が悪いとは、頭の隅にもなかったことだったのです。それゆえ私は、少なくともそのときはアカシックに本当にアクセスしただろうと思っています。
　これも書いたことですが、ついでに書くと、そのときに関東地方に近々起こるであろう巨大地震の場所も聞きました。ゲリーさんが誘導して、大災害のどんなジビョンが見えたか参加者に質問したのです。するとある人は、関東地方が陥没するような巨大地震と地殻変動のジビョンが見えたと言っていました。まるで渡邊延朗さんが、喜びそうな話です。
　ですが私に見えた映像は、関東甲信越近辺の地図だったのです。濃いグリーン色の下地に、県の境の線が入っていました。よくわからないので、常套手段である「私にわかるように見せて下さい」という問いを発しました。するとその地図のもっと細かい縮尺版が見えたのです。そしてうっすらと光るぼやっとした白い部分が見えました。まさしく私が発した問いの答えと思われる地点です。それは巷間言われている巨大地震が予想される地点とは違う、意外なところだったのです。私は骨の件があったので、この地点はアカシックが示したものに間違いないと思っています。
　その地点は、本筮易の石井さんが易で占った点とぴたりと合うのです。石井さんは今、紀子様の第三子の性別を外したということで落ちこんでおられると思いますが、がんばってほしいと思います。今回性別を外した理由はわかりませんが、本筮易には大きな可能性があると思うのです。
　その地点はさすがに公表する自信がないのでしませんが、地震が起こったら、当たったか外れたか発表しようと思っています。実をいうと、その場所と現在私が住む東京八王子とはけっこう近いのです。地震が起これば、それなりに被害を受けると覚悟しています。

　次にアカシックに案内してくれる案内人の話をしようと思います。
　ゲリーさんは、誘導瞑想でアカシックに入るとき、案内人を探すように指導します。この案内人のことをなんと呼ぶべきか私はよくわかりません。ハイヤーセルフと呼ぶべきか、守護霊や指導霊と呼ぶべきなのでしょうか。モンロー研のヘミシンク技術を紹介した坂本政道さんの本にも、こういった異次元の案内人の話が出てきます。それは実に様々な形態をとるようです。ゲリーさんのＷＳでもそういう案内人に会ったという人がけっこういて、知識としては知っていました（中にはおよそ人間とは似ても似つかない異性人だったという人までいました）。でも自分にもそういう人がいるのかなあ、というのが正直な感想でした。
　ところで以前この話をＨＰに書こうと思ったことがありました。しかし書こうとすると、「書いてはいけない」という感覚が襲ってくるのです。それゆえ、ああ、書いちゃいけないんだと思い書かなかったのです。ですが今回は、そういった感覚が襲ってこないのです。というわけで、理由はわかりませんが書いていいんだということで、書きます。
　ゲリーさんの誘導瞑想で私が出会った案内人は、全く想定外の外見でした。けっこう聞く話は、昔の修行僧のようなパターンが多かったからです。どっぷり日本に浸かっている私には、純和風な感じの人が似合いだろうという気がしていました。ところが私の目の前に現れた人は、古代ローマ人が着ていたようなバスローブのような真っ白い服を着て、長身で金髪の白人だったのです。顔は亡くなったダイアナ妃のような感じの人でした。目のあたりが光っていて、その色は青いというより、緑色に見えました。ゲリーさんが誘導瞑想で、その人からエネルギーをもらうようにと指示したので、私の両手を握ってもらい、そこからエネルギーをもらうよう意識しました。すると本当に私の身体にエネルギーが流れ込んでくる感じがするのです。
　そのとき言葉（といっても意識内の言葉ですが）を交わさなかったので、性別はわかりませんでしたが、ダイアナ妃に似てたので女性だろうと思い込んでいました。そういった案内人は、性別があるのかないのかよくわかりませんが、外見は女性に見えたのです。その後家に帰って、もう一度アクセスしようと試みたときに、その方に質問を発したのです。すると、その返事（意識内）で「おまえは・・・」という低い声が聞こえてきました。あれぇ？、男の人なんだと思いました。今は調子が悪く、この方にアクセスしていませんが、私はひそかに、この方をダイアナ君とあだ名しました。いずれ名前を聞く機会があるかもしれませんが、それまではダイアナ君と命名しようと思っています。本人に言ったら怒られそうなので、本人には言わないつもりです（といっても、当然バレバレなんでしょうが・・・）。


　なんだか思いつくままに書いていると、どんどん取り止めも無く続いていきそうなので、この辺で止めます。また続きを書くかもしれません。ただし週に一回の更新を止めましたので、次回の更新がいつかは何とも言えません。

木内さんの試み．．．２００６年９月１日

　８月２７日に行なわれた彗星探索家である木内鶴彦さんの座談会（講演会）に行ってきました。
　まず「太古の水」に関する追加情報です。
　前回の「太古の水その後」で書きましたが、「太古の水」の学会発表の補足です。もうだいぶ前だそうですがハワイ大学で開催された国際ガン学会で、「太古の水」で乳癌が治癒した例が報告されたそうです。治癒後４年間の追跡調査も行なわれ、その後再発しなかったことが確認されたそうです。また末期のエイズ患者が治った例もあり、カリフォルニア大学やハーバード大学から問い合わせが来たそうです。この例で感じるのは、アメリカ学会の頭の柔軟さです。日本の医学界では旧来の常識にとらわれて、水でガンが治るはずがないという拒否反応が先にくる傾向があるように感じます。それに対しアメリカでは、効果があるもの、可能性のあるものはどんどん受け入れようという積極性が日本より強いように感じます。

　「太古の水」がなぜガン患者に効くのか、木内さんの説明を紹介します。
　そもそも病気の定義とは何なのか。木内さんが医者に聞いても、はっきりとして答えが返ってこなかったといいます。木内さんが考えた病気の原因は、細胞の新陳代謝の障害、つまり血液が運んできた栄養分をうまく摂取できなかったり、細胞内で発生した老廃物を外に排出できなくなったことだといいます。老廃物が溜まりに溜まった細胞は分裂するが、老廃物がうまく外に排出できないと、さらに分裂を繰り返すといいます（これがガン細胞の分裂という意味のようです）。医者が大変興味深いことを言っていました。細胞に放射線を当てるとＤＮＡの異常が起こり、ガン細胞となるそうです。しかしその細胞は分裂することはないというのです。つまり我々が一般的に言っているガンの原因は、細胞が老廃物を外にうまく出せないことが原因だというのです。
　ガンとまではいかなくても、細胞の新陳代謝の障害が病気の原因だというのが木内さんの見方のようです。栄養がうまく摂取できないと細胞が弱り、その細胞の集合体である臓器は機能障害を起こします。臓器が弱れば人は体調をくずします。老廃物を外に出せないとなると、さらにひどいことになっていきます（つまりガンになるということ）。
　細胞の周りを水の薄い膜が取り囲んでいますが、この水が細胞の新陳代謝に重要な働きをしているそうです。浸透膜の原理は、薄い方から濃い方に入っていきます。血液より細胞の方が濃度が濃いので、栄養分はこの細胞を取り囲む水の膜を通して入っていきます。ところが細胞内で発生した老廃物を外に出さなくてはなりません。その働きを担うのもこの水の膜で、水が活性化したものほどその働きは良くなるそうです（この説明だと詳しいメカニズムや活性化の意味がわかりません。木内さんもそれ以上話してくれなかったので、もし機会があれば質問してみたいと思います）。「太古の水」の紹介でＮＭＲ（核磁気共鳴）を使って測定した話が載っていました。「太古の水」は一般のミネラルウォーターと比べて、極端に数値が高いようです（どうやらそれが活性化の意味らしいのですが・・・）。

　次にこれまで書いてこなかった木内さんの水以外の試みを紹介します。
　木内さんは、ある人から水と火を司る者と言われたことがあるそうですが、今度は火の話です。
　環境問題の中でも毎日大量に発生するゴミ問題は、急務です。
　木内さんはこれまで行なわれてきた燃焼によるゴミ処理はさらに環境を汚染すると警告しています。なぜならゴミの燃焼に石油などの化石燃料が使われ、それがさらにＣＯ２を発生させたり、燃焼の結果として猛毒のダイオキシンなどを発生させるからです。燃焼によるゴミ処理は、さらに環境を悪化させることになります。
　ではどうすればいいか。
　木内さんが考えたのが太陽光を利用する方法です。太陽光を複数のレンズで集光して数千度（たしか２千数百度と言っていたような記憶があります）にして、物に当てると分子がバラバラがなってしまうそうです。これは燃焼ではありません。燃焼とは空気中の酸素と結びつく反応ですが、この方法は酸素を必要としないからです。この方法だと環境を汚さないばかりか大量の水素が取り出せ、それがさらに新たなエネルギー源となるというのです。
　これは話を聞いてみると目からうろこのですが、不思議なことに、この方法を試した人は今まで一人もいなかったそうです。木内さんは前回の座談会で、特許申請中だと言っていました。

　特許申請中なので、完成するのはまだ先かなと思っていたのですが、今回の座談会で、そうとう具体的な動きになっていることがわかってきました。
　実際に実験段階に入っているそうです。太陽光を集光するレンズは精度が要求されるためガラスで作らざるを得ず、直径１メートルもある高価なレンズを１６枚使うそうです。レンズ１枚が７０００万円もするということで、全体で３０億円程度かかるそうです。実験するだけで数億（３〜５億）円かかると言っていました。
　しかしその性能は既存のゴミ処理施設をはるかに上回るものだといいます。同規模の通常のゴミ処理施設を作る場合の費用は、倍の６０億円かかるそうです。さらにその規模だと３ｍ×４ｍの燃焼炉で完全に燃焼するまでにかかる時間は１時間だそうです。しかし木内式だと２０分ですむといいます。さらに集光した太陽光を回転させて複数の燃焼炉に当てる方法を検討しているそうです。それが可能となれば、飛躍的な性能向上となります。現在政府は、プラズマを使った燃焼炉の開発に５００億円も投じているそうです。しかし木内式は、それを上回る性能だそうです。だいいち木内式だと、燃料が太陽光なので燃料費はただです。雨の日は出来ないという欠点はありますが、これほど環境によい方法はないといえます。

　このように木内さんのアイディアはすばらしいものがあります。さぞかし多くの人が賛同して激励しているのかと思うと、実態は全く逆のようです。なぜならゴミ処理そのものが利権となっているからです。特に産廃は、その筋（頭に’や’の字がつく自由業）の人達が関わっているケースが多く、木内さんの実験に対し、ものすごい嫌がらせがあるそうです。
　それでも木内さんは、実験データもだいぶそろってきたので、実際に運用する段階にきたと言っていました。沖縄の離島で、試験的に稼動させる予定だといいます。私はこの話を聞いて、わくわくしてしまいました。試験稼動が始まったら、沖縄の離島に見学に行こうと本気で考えています。

　精神世界の本を読むと、将来日本の技術が世界を救うなんてことが書いてあったりします。確かに日本の環境技術は進んでいると言われていますが、既存のもので「世界を救う」などという大げさなものは出てこないと思います。木内式は日本のゴミ問題を劇的に改善するのみならず、環境やエネルギー問題で大きな可能性を秘めています。木内式が日本で成功したならば、世界各国から熱烈なラブコールが来るのは間違いないと思います。
　私は木内さんこそ、その役目を担う人ではないかという気がしています。

『霊的見地から見た日本史』．．．２００６年８月２６日

『霊的見地から見た日本史』（ナチュラルスピリット、平岩浩二著）

　この本は、本屋の精神世界のコーナーで、何か面白そうな本はないかと捜していて見つけた本です。
　日本史という言葉に惹かれて本を手にとってみると、アカシック・レコードなる語句があり、にわかに興味が出てきました。
　以前初めてアカシッ・レコードなるものを知ったとき、私は世間で色々騒がれている歴史の謎がわかるんじゃないかと思ってわくわくしました。アカシックと聞けば多くの人は、未来のことがわかるものといった印象を持つと思います。当然私もそうでしたが、未来のみならず、過去の真実がわかることにときめきました。
　実際アカシック預言は、その時点での未来の可能性を示しているだけということがわかってきました（ゲリーさんは絶対に変えられない未来があり、それを“予言”と表現しました。“予言”と“預言”は違うもののようです）。しかし過去に起こったことはもう変えられないことであり、アカシックを読み間違えない限り、本当に起こったこと（真実）がわかるはずです。私は、もしかりに自分がアカシックを読めるようになったら、ＨＰに我々が習った歴史とは違う真実の歴史を書いてみたいと妄想していました。
　それゆえ『霊的見地から見た日本史』がアカシックを読んで書かれた本だとわかったときは、「おおっ！」という感じでした。むしろこれまで、アカシックに記録してある歴史と、我々が教科書で習った歴史を対比する試みがなされなかったことが不思議と言えるかもしれません。

　でも読む前は『霊的見地から見た日本史』にはあまり期待してはいけないだろうと思っていました。私が興味を持つ歴史と著者の興味を持つ歴史が同じという保証はないからです。一口に歴史と言っても、あまりに範囲が広いからです。
　しかし読み始めてみると、夢中になってしまい、あっという間に読んでしまいました。というのも歴史ロマンとして巷間いわれてきたことや、私が興味を持っていた史実がけっこう取り上げてあったからです。
　その辺を少し紹介してみます。


・ＮＨＫの大河ドラマで放送された「義経」ですが、最後は兄頼朝によって差し向けられた追討兵に追われて平泉で死んだというのが歴史の定説となっています。ところが義経は蝦夷地（北海道）へ逃れた後、大陸へ渡りジンギス汗となったというのです（ちょうど今、角川映画がジンギス汗の映画を製作しているようです）。この話は多くの方が聞いたことのある話だと思います。大方の学者は、この話を大衆の願望がつくりあげた伝説と言っているのですが、実際私もそう思っていました。でもアカシックにそう載っているというのに、大いに興味をそそられます。
　さらに義経の日本に対する想いが孫のフビライ汗によって、元寇という形で日本に降りかかってきたというのです。


・太平記に記述されている新田義貞が八幡大菩薩に祈って太刀を海に投げると潮が引き、そこを新田軍が渡り（稲村ヶ崎越え）幕府軍に勝利したとなっています。ほとんどの歴史家は、新田軍は引き潮のときに海を渡ったからだと説明しているそうです。しかし実際は稲村ヶ崎で、引き潮時に馬の膝まで浅くはならず、さらに当時は今より深かったといいます。
　ほんとうだろうか・・・、さすがに私もにわかに信じ難いところです。まるでモーゼのエジプト脱出記で海が真っ二つに割れた話と同じです。


・戦国時代の雄、武田信玄ですが暗殺されたというのです。信玄は京への上洛中に亡くなりますが、根強い暗殺説があります。ＮＨＫの大河ドラマでは病死説をとっていました。闇の勢力が、当時戦国の覇者になると思われていた信玄を、正当な戦闘で倒すのは無理と判断し、暗殺したというのです。私としてはこの「闇の勢力」の定義を聞いてみたいところです。


・本能寺の変で織田信長は、家臣の明智光秀によって殺されるのですが、そのとき中国地方に派兵していた羽柴秀吉は、縦横無尽に張り巡らせた情報網によって明智の動きを知っていたというのです。秀吉はその気になれば主君信長を救えたのに、見殺しにしたというのです。有名な秀吉の中国大返しですが、事前に準備していたために出来た快挙だというわけです。そのことを知っていたのが織田家の筆頭家老であった柴田勝家で、そのため秀吉は柴田勝家を攻め滅ぼす必要があったというのです。
　私も少々歴史の裏話を聞いてきましたが、この話は聞いたことがありません。しかし秀吉という人物なら、この話は充分にあり得るような気がします。


・三日天下の明智光秀ですが、信長を討ったのは最初から天下を取るのが目的ではなく、単に信長の命をねらったのだというのです。この動きの背後に徳川家康がいたといいます。山崎の合戦で明智光秀は死んだことになっていますが、身代りを立てて生き延び、天海和尚となって徳川家康に仕えたといいます。
　この明智光秀が天海和尚となった話は有名な話で、多くの方がご存知だと思います。
　私はこの話を聞く前から、本能寺の変の背後に家康がいたのは間違いないと思っていました。この説は、以前ＮＨＫが番組を放送したことがあります。色々な状況証拠があります。光秀が家康に送った決意を示したといわれる短歌や、家康一行が九死に一生を得て逃げ延びたといわれる駿河城までの行程は、実はそうなることを想定して以前に準備していた可能性があります。そしてなんといっても家康には動機があります。家康の長子信康は信長に甲斐の武田と通じたと疑いを掛けられ自害させられました（妻の築山御前も死亡）。このように天下取りの野望だけでなく、家康は信長を許せない動機があったのです。


・明治維新の英傑、坂本龍馬ですが、フリーメーソンに入信していたといいます。
　イギリスを背後にした武器商人であるトーマス・グラバーは典型的なフリーメーソンで、日本を大混乱に陥れるため、薩長に武器を供給し続けたといいます。龍馬は最初、このグラバーと提携していたのですが、途中からフリーメーソンの世界制覇の野望を見抜き、大政奉還によってメーソンの侵略から日本を救ったというのです。そして龍馬は、グラバーにフリーメーソンからの離脱を表明したために、殺されたのだといいます。
　私はこの話に大変興味を覚えました。というのも副島隆彦氏の漫画『属国日本史　幕末編』で副島氏が推察した、坂本龍馬の背後にいる勢力と同じだったからです。
　坂本龍馬が誰に暗殺されたかは、歴史の謎です。しかしながら実際に手を下した人物は、ある程度特定されているようです。しかし問題は、暗殺を実行させた勢力はなにかということです。この話や副島氏の洞察から、なんとも怪しい組織が浮かび上がってきます。

　ところでゲリー・ボーネルさんは、坂本龍馬は身内から毒を盛られていたと言っています。暗殺される１０日ぐらい前に、吹き矢のようなものが右の首の後ろから入ってきて、その毒はゆっくり効いてくるものだったといいます。そうしてフラフラになっていたところに、刺客に襲われて斬られてしまったと言っています（『人類アカシャ全史』、ＶＯＩＣＥ）。ゲリーさんは毒を盛った身内と刺客は通じていたと言っていますが、残念ながらその背後の勢力の正体については述べていません。


　これまで過去に起こった歴史について語ってきました。ですが『霊的見地から見た日本史』には、未来についても書かれている部分があります。それを紹介します。

・あと１０年以内に中国は分裂し、民族毎の国家ができる。現在の内蒙古はモンゴルと合併して新モンゴルとなる。中国の沿海部に漢民族だけの国家ができ、ここが改めて中国を名乗る。

・将来、日本初の女性総理が誕生する。


　中国の将来に関しては、実に奇々怪々です。
　『霊的見地から見た日本史』のように中国が今後分裂すると予測する人は、けっこういます。しかし一方で副島氏のように中国は覇権国家となると言う人もいます。実はゲリーさんも今後中国は大発展すると述べています。同じアカシック・レコードを読んでいるはずなのに、このように全く違う預言となるのは、なんとも不思議です。この辺は私の理解を超えています。どなたか意見があったら、教えて下さい。

　『霊的見地から見た日本史』ですが、このようになかなか楽しめます。ですが宇宙の誕生が今から１８２０万年前などと、ちょっと信じ難いことが書いてあったりします。いくらなんでもこの宇宙が誕生して１８２０万年しか経っていないというのは私には信じられません。様々な科学的な調査によって、宇宙どころか地球が誕生してから４６億年と言われています。こういった科学的な証拠を覆すに納得するようなことを言ってもらえないかなと思ってしまいます。
　私は、ふとゲリーさんが、「アカシックから正確な日時を読み取るのは難しい」と言っていたことを思い出しました。ゲリーさんは地球に人間の意識が初めて現れたのは今から２億６００万年前と言っています。この辺でも大きな隔たりがあります。



　今回この『霊的見地から見た日本史』を紹介するにあたって、推薦図書という形を取りませんでした。理由は真偽のほどは、なんともわからないからです。ですがアカシックのような精神世界に興味があり、歴史にも興味がある方には、なかなか楽しめる本です。

脳の機能障害．．．２００６年８月１９日

　８月１１日の“「太古の水」その後”の記事に関して、訪問者の方から興味深いメールをいただきました。
　我々にとって、健康問題は重大な関心事です。それはＨＰに健康に関する記事を書けば、いつも以上の反響があるのでよくわかります。いただいたメールは、そういった健康問題に、あっと驚く視点を提供してくれました。
　我々が体調が良い、体調が悪いと感じている感覚は果たして、本当にそうなのかということです。脳が機能障害を起こした場合、本当は体調が悪いのに、悪いという感覚が脳の障害により正確に認識出来ない場合があるというのです。我々は自分で感じる感覚に頼りますが、その大前提として脳は正確に異常を認識し伝達するものとしています。

　しかし、脳の機能障害で本来は体調が悪いのに、悪いと感じなかったらとしたら・・・。

　では、いただいたメールから抜粋します。健康に関心のある方には、ご一読をお勧めします。

　・・・＜メールから抜粋開始＞・・・

不定愁訴ですか？
なんか、私と同じような症状を訴えていますね
少し前、NHKのクローズアップ現代で、子供(小中学生？)の慢性疲労症候群を特集していましたが
夜更かしを続けると脳の疲れを感じる部分が機能不全を起こし、疲れているのかどうか判断が出来ないため
適切な休息が取れなくなり、慢性疲労症候群と言う症状を呈するそうです。

脳の機能不全ですね。

私の場合も、自律神経の失調による症状、不定愁訴などに長年苦しみました。

特に、内科で観てもらうと腸の働きが弱く理由はわからないと診断されました（出てきた薬は整腸剤）

日常生活においても記憶障害(特に短期記憶)、暗算が困難等困惑することが多かった
昼間に、ネットで調べ物をしていてもイキナリ疲労感に襲われ寝込むしかないことも．．．
家の中だけではなく、遠出しての買い物中でさえ容赦なく疲労は襲って来ました

特に、頭の血行が悪いとが感じ、自分で頭を叩いて直そうとしましたが無駄でした
頭の疲労？は睡眠でよくなるはずですが、少しも改善しませんでした

また、便秘や脱水症状に半年以上苦しみ
排便にとても苦労しました


結局、脳の機能障害が全ての原因でした
脳の血行を改善する事で、雪だるま式に症状が改善して行きました
私はこれら諸症状に８ないし１０年ほど苦しみました


脳が疲れを正確に認識できない、自律神経が不調で睡眠が適切に取れない
問題なのは、このコンビネーションが疲労の蓄積を招き
内蔵疲労の蓄積、慢性化を招いた事です。

内臓が疲労しているので、腸の動きが悪いとの診断がなされた訳です
私の場合、内臓疲労が脱水症状を誘発し、血液の濃度を上げ
血行障害を原因とする様々な症状を誘発していました。

脳の機能障害による慢性疲労であったり、
記憶障害や自立神経の障害でした
それら諸症状の中で一番困惑したのが、視界を遮る毛細血管、
飛蚊症（ひぶんしょう）と呼んでいいかな？でした。

他に、脳の前頭葉部分で血行障害が起きると鬱症状を呈する事があるそうで
鬱にもなっていました

脱水症状がらみですが、オシッコの色が凄い色になる位症状が進むと
排尿時にオチンチンが死ぬほど痛いって話を聞いたことがあります
その時、尿が濃いので痛いのかと思っていました
違うのですね
脱水症状により男性器の血行が酷く損なわれているので、排尿時の圧力が痛みとなって感じるのだと認識しました

私の場合、身に覚えも無く膀胱炎も無いのに（泌尿器科で検査済み）
排尿時、特に終わりごろ男性器の竿部分に痛みを感じ困惑していました。


これら症状は、現在ほとんどありません
ミミズ由来の血栓を溶かし、血液をサラサラにすると言う健康食品を利用したら
結果的に消えました

一瓶が一月分なのですが、一週間で頭の血の巡りと記憶障害と鬱が改善してしまった
自立神経も正常になってきたので、正常な睡眠が取れるようになり
体調も改善されて行きました

唯一脱水症状は続いていました

ある日、お腹を自分で触診して痛みを感じる場所の確認をしていました
大腸の痛いところを調べていた時、ふと腸は筋肉だったよな〜と思い
なんか、筋肉痛みたいだと思ったのです

筋肉の疲労にはタウリン、タウリンいっぱいのシジミ汁を作って食しました
けっか、一晩で１ｋｇ体重が増えた代わりに脱水症状が治まりました

三日ほど続けると、TV画面がキレイに見える
酷い近眼で（左右０．１未満）、いつもぼやけた映像を観ていたのに
視力良くなった！？

飛蚊症も気にならない

その様な事がありました。
（最近、裸眼で月の模様が見えたので感動しました、乱視が酷いので滲んでいますが）

内臓疲労が原因っぽかった、不定愁訴も消えてしまいました。
脱水症状による血行不良が原因っぽかった、男性器の痛みも消えました。

治った（改善した）もの、
鬱、記憶障害、自立神経、頭の血の巡り、脱水症状、飛蚊症、視力、便秘、男性器の痛み、不定愁訴


こんな感じです


きん太


本山さんの場合、体調が悪くなっているように感じた事は、脳が正常に機能し本当の疲労状態を教えてくれたのかも知れませんね。


　・・・＜抜粋終了＞・・・


　私の場合、このメールの指摘のような問題がないだろうかと考えてしまいました。
　可能性として、ないとは言えないと思います。
　「太古の水」を飲んでしばらくして体調が悪いと感じたこと。
　それはもしかしたら、私の脳がすでに機能障害を起こしていて、「太古の水」を飲んだおかげで脳の機能障害が改善し、本来の体調の悪さをやっと感じられるようになったのかもしれません。だとすれば、「太古の水」を飲み続けるべきで身体の悪い部分をきちんと認識すべきだったと言えます。

　もちろんこれは可能性の一つに過ぎません。
　以前記事に書きましたが、私の血液は検査官が驚くほどサラサラで、頭の血の巡りが悪いとは考えにくい面もあります。しかし思い当たる節もあります。「太古の水」に関しては、もう一度試してみようと考えています。

砂漠緑化に関するメール．．．２００６年８月１３日

　訪問者の「あんこう」さんから、砂漠緑化に関する興味深いメールをいただきました。
　皆さんにも読んでいただきたいと思い、ご本人の許可をいただき、ここに掲載致します。

　私事ですが、学生時代に学校の授業で海水による砂漠緑化の話を聞いて、ときめいた記憶があります。降雨の少ない砂漠のような地域でも、無尽蔵ともいえる海水から真水を作りだせれば、緑豊かになるはずだと単純に思ったわけです。
　しかし（当時の話ですが）それには大変な金が掛かること、それゆえオイルマネーで潤った中東の産油国の一部で実現しているのみだというのです。
　それが今はどういう状況になっているかわかりませんが、あんこうさんのメールで、学生時代のそういった思いを想いだしました。

　・・・＜あんこうさんからのメールから抜粋（一部変更有り）＞・・・

　始めまして、三重県の中ほどで田舎暮らしを始めた昭和＊＊年生まれのあんこうと申します。
　いつも「よろずや本舗のホームページ」を興味深く読させて頂いてます。

　さて「日本が生き残るために．．．2006年7月29日」のご指摘の様に異常気象が年々頻発しそうです。
　今日、長野県知事選挙のテレビ報道を見ていましたら、集中豪雨による土石流災害対策に両論あり、�@砂防ダムを建設すべきだ（次の村井知事）�A緑のダム化は間違ってない（現　田中知事）と言ってましたが、地球温暖化（都市、農地も含めた砂漠化の進行）現象で地球的気象が単純粗暴化、すなわち雨が降らない時は振らない、特に半乾燥地域はますます降らない。雨が降るときは大雨で災害頻発。
　土砂流災害対策は降雨量の想定レベルを上げ、地形・地質に対応した対策が必要です。例えば山麓の集落でその流域の地質が強固であれば森林対策が有効でしょうし、地質が軟弱なら砂防ダムが有効でしょが、流域面積が多過ぎれば砂防ダムを乗り越えて土石流が集落を襲う恐れがあります、
　要するに行政に現状よりレベルの高い細かい予測と対応策の提言を望みます。

　それと砂漠緑化ですが、海水パイプライン構想に興味を持っています。原油やガスのパイプラインがあるなら海水パイプラインで砂漠の緑化をすれば良く、インターネット上でも
１．http://www.ne.jp/asahi/fuse/abraham/africa/libya/ly-kadafi/ly-policy/ly-policy.htm
　　（リビアーカダフィの施策）
２．http://www.fj-i.co.jp/（フジワラ産業�潟zームページ）
３．http://www.mhi.co.jp/env/env.html（三菱重工の砂漠緑化計画、現在削除されてます）
　　（下記に紹介記事があります。）　
三菱重工の砂漠緑化計画」 10月28日（日経）、 10月30日（読売）、 11月3日（日経ビジネス） 掲載, 「三菱重工の地球温暖化対策」 11月27日（日経・読売）、 12月8日（日経ビジネス） 掲載, 「三菱重工の自然エネルギー活用術」 12月17日（日経）、 ...
http://www.mhi.co.jp/ptsec/news/2004/0401/040109.htm


ご興味ありましたら、ご一読お願いします。
またこの件でメールします。

　・・・＜抜粋終了＞・・・

「太古の水」その後．．．２００６年８月１１日

　以前、彗星探索家の木内鶴彦さんが臨死体験から得た情報をもとに開発した「太古の水」を紹介しました。私の年老いた母に勧めたところ、当初は体に良いようだと喜んでいた話も同時に紹介しました。
　ところが母は、その後１週間ほどして、病院の検査で尿にタンパク質が出てると言われたそうです。「太古の水」を飲み始めた時期と、タンパク質が出た時期が重なったために、母はとりあえず「太古の水」の飲用を止めたのです。実際のところ、「太古の水」とタンパク質の因果関係はわかりませんが、自分の身体は自分が一番わかるものです。私は、「太古の水」を止めるべきだと感じた母の直感は大事だと感じました。
　ですが母の例はあくまでも母の例です。私は「太古の水」の是非を、自分の身体で、ある程度の期間をおいて試してみようと思っていました。そうして１ヶ月ほど試していたのですが、私の場合は特にこれといって治したい病気はありません。ですが身体に良いのなら、体調が少しずつでも良くなるのではと期待しました。
　しかしながら結果は良くありませんでした。
　前回の記事に書いたように、最初の１週間は軽い不定愁訴のような感覚が軽くなった気がしました。ところが母と同じように、それからしばらくすると体調が良くなるどころか、逆に疲労感や倦怠感が増え、むしろ体調が悪くなっているような感じがするのです。ちょうど季節は梅雨で、湿度が高いうえに熱帯夜が続いていた時期でした。誰しも体調を崩す時期です。それゆえ「太古の水」と直接因果関係があると、はっきり言える段階ではありませんでした。
　そこで私は「太古の水」を止めることにしました。止めて元気になるなら「太古の水」と関係があったことの証明になると思ったのです。実際、止めて４，５日すると疲労感や倦怠感が以前より軽くなっているような気がしたのです。人から「本当にそう言えるのか？　気のせいではないか？」と問い詰められれば、はっきりそうだという自信はありません。あくまでもそんな気がするといったところです。
　そういうわけで、とりあえず私は「太古の水」を止めています。

　さて、これまで私の体験談を述べてきましたが、訪問者の方々からも「太古の水」に対するメールを数通もらっています。
　まずポジティブな意見を紹介します。
　私がＨＰで「太古の水」を紹介する以前から飲み続けておられた方の意見です。その方からのメールから抜粋します。

　・・・＜抜粋開始＞・・・

木内鶴彦さんの太古の水もすごいですよ。飲めば飲むほど体が変わっていくのが謙虚にわかります。私もいろいろ自分の体でためしましたが、あの水はずっと生きていて尿や便になっても浄化する作用は変わらず飲むとこれも毒素排出します。

　・・・＜抜粋終了＞・・・

　次の方も、以前から飲み続けておられた方（掲示板でお馴染みの方です）の意見です。その方は「太古の水」を飲み始めてから睡眠時間が平均で、１時間ほど少なくてすむようになったとのことです。またガンの手術をされた父親に飲んでもらっているという話もありました。順調な回復ぶりだということですが、「太古の水」以外にも様々な手立てをされたとのことで、「太古の水」の効果かどうかはわからないということでした。

　次にネガティブな意見ですが、「太古の水」を飲んで１ヶ月ほど経っても効果はなかったというものです。このように効果がなかったという意見は２〜３通ありました。ただこういった意見は共通して、ほぼ健康な方々だったということです。癌のような重症な方の例はありませんでした。

　このように数例のケースしか把握していないので、結論めいたことは言えませんが、総じて「太古の水」の効果はあまりなかったというところです。本来であれば、厳格に実験環境を整備して試してみることが必要で、そうでないと結論付けてはいけないと思います。それゆえ少なくとも私の例では、という言い方しか出来ません。

　しかしながら私は、「太古の水」に大きな可能性を感じています。
　試した者に（ほとんど勘でしかありませんが）、「太古の水」は大きな作用があるという印象があるのです。私の場合、それがネガティブな方向に出たという感じなのです。効果のないただの水ではなく、良いか悪いか別にして、何らかの強い作用及ぼす水という感じなのです。「太古の水」を肯定する方は、私の場合は好転反応だと言われるかもしれません。実際はどうだかわかりませんが、好転反応だとしても１ヶ月も続くだろうかという気もします。

　前回の「太古の水」を紹介する記事では、提灯記事のような印象を与えかねないのであえて触れなかった話題があります。それは「太古の水」の飲用で癌が治った例がハワイの学会で報告されたことです。木内さんは嘘を付くような人とは思えないので、これは本当だと思います。確かに私の身体には良い結果は出なかったけれども、大きな可能性を感じさせるものです。
　私は、いずれ機会を見つけて、また「太古の水」にトライしてみようと思っています。

銀河高原ビール．．．２００６年８月６日

　　　推薦ビール

　『銀河高原ビール』（３５０ｍｌ缶２４８円、３００ｍｌ 瓶２７０円）


　いよいよ夏本番です。
　このところ東京の最高気温は連日３５℃近辺と、うだるような暑さが続いています。なんともビールの美味しい季節になりました。

　ビール党の私はとしては、それなりにこだわりがあります。貧乏人の私ですが、安い発泡酒でなく、割り高でもビールを飲むといった具合です。そんな私がお勧めしたいビールがあります。
　それが銀河高原ビール（写真）です。



　もうだいぶ前になりますが、酒に関する規制が緩和され、全国に地ビールが広がったときがありました。そんな時期に出会ったビールです。以前家の近所にリカーキングという酒の量販店があって、そこで売っていました。ですが数年前にそのリカーキングが潰れてしまい、銀河高原ビールが買えなくなってしまったのです。

　ところが今年の初め頃に、自宅近くのスーパーで偶然売っているところを発見したのです。以前は瓶だけだったのですが、今度は缶で売っていました。思わず買ってしまったのですが、以前のなつかしい味がしました。
　地ビールはたいてい、一般に売っているキリン、アサヒなどのビールに比べて味が濃いです。あっさりした味が好みの方にはお勧めできませんが、私は、この濃い味も好きです。また以前の銀河高原ビールの売りは、ビール酵母が生きたまま入っていて、飲むと胃腸に良いというものでした。今回発見した缶ビールには、ラベルに「生きたビール酵母」という宣伝文句がないので、ビール酵母は生きていないのかもしれません。しかし、私はこの味が気に入っています。
　値段は３５０ｍｌ缶で２４８円と、普通のビールに比べて少し割高です。それゆえ私としては普段の晩酌に、このビールだけを飲むわけにはいきません。それで最初はキリンのビールを飲んで、最後の仕上げに銀河高原ビールを飲むことにしています。そうするとキリンとは全く違った味で、さらに美味しく感じられます。

　ビール党の方にお勧めです。

http://www.gingakogenbeer.com/index.html

日本が生き残るために．．．２００６年７月２９日

　まだ関東地方は梅雨が明けていませんが、九州、四国は梅雨明けしたようです。
　それにしても今年の梅雨は、相当に雨量が多かった気がします。九州南部や長野では記録的な集中豪雨だったようです。被害は連日報道されていて、日本全国を合わせると土砂崩れや河川の氾濫で死者は２０人を越えました。これは日本に限ったことではなく、中国では、華南の洪水で死者は千人と越えたといいます。また北朝鮮の陽�ｺ郡という所では約７００人の死者・行方不明者が発生したと報道されていました。
　このように日本を含む極東アジア近辺では、記録的な集中豪雨による被害が多発しました。しかし同時にアメリカの西海岸では熱波が発生しているようです。２５日の産経Ｗｅｂから抜粋します。

　・・・＜抜粋開始＞・・・

米カリフォルニア熱波　死者２９人、停電も

　７月中旬から米国各地を襲っている熱波で、西海岸カリフォルニア州では２５日までに、高温が原因とみられる死者が２９人に上った。エアコン使用率が急激に高まったため州内各地の電力供給能力は限界に近づき、２４日午後現在、少なくとも７万戸が停電している。
　ＡＰ通信などによると、死者が集中したカリフォルニア州中部では、先週末の最高気温が４６度に達し、熱中症などの症状を訴える市民が相次いだ。電力不足を懸念したシュワルツェネッガー知事は公共機関に対し２５％の節電を命じた。各地の電器店では扇風機やエアコンが売り切れ状態。

　一方、アリゾナ州フェニックス市では２３日の最高気温が４５．５度となり、市の最高気温記録を１００年ぶりに更新、周辺地域を合わせ計４人が熱波のため死亡した。（共同）

(07/25 20:06)

　・・・＜抜粋終了＞・・・

　カリフォルニアでは死者２９人ですが、全米では熱波の死者は１４１人に上るといいます。またヨーロッパも同様です。フランスでは６４人が死亡したといいます。
　このように日本近辺では集中豪雨が発生している一方で、アメリカやヨーロッパでは熱波に襲われています。新聞やテレビでは盛んに、“記録的な”という言葉が踊っていましたが、このような異常気象は、果たして一過性のものなのかという問題があります。
　結論から言うと、今回の異常気象は端緒にすぎず、これからさらにひどくなっていくものと思われます。“記録的な”という表現が毎年毎年、繰り返されていく可能性があります。

　その理由を『気候変動の文明史』（安田喜憲、ＮＴＴ出版）から紹介します（抜粋部分は青で表記し、私のコメントは黒字で表記します）。


　ＩＰＣＣ（気候変動に関する政府間パネル）は、今世紀中に地球の平均気温の上昇を最大３．５度から５．８度に上方修正した。１００年以内に地球の年平均気温が５．８度も上昇した時代は、過去においては１万５０００年前に引き起こされた。それは、氷河時代が終焉に入り、温暖な後氷期に移り変わる地球大変動期だった。

　・・・（中略）・・・

　もしＩＰＣＣの予測どおり、今世紀中に地球の年平均気温が一気に、５．８度も上昇するとしたら、それは氷河時代から間氷期への移行期に引き起こされた地球温暖化に匹敵するような１０万年に一度の気候大変動であることになる。今世紀中の地球温暖化は、マンモスをも絶滅させた地球温暖化に匹敵するということになる。
　もし、そのような大規模な地球温暖化が引き起こされるとしたら、我々の生活は、現代文明はどうなるのだろうか。そのことを予測するためには、この大規模な１０万年に一度の地球温暖化が引き起こされた１万５０００年前にいったい何があったのかを克明に分析・復元し、それにもとづいて未来を予測するしか方法がないのである。


　過去に起こったことを分析・復元し、それをもとに未来を予測するというのは、大変重要なことだと思います。『気候変動の文明史』はそれを克明に行っている本です。機会があったら、ぜひ一読をお勧めします。
　ここでは、それを克明に行うスペースはないので、早々と安田氏の結論をお知らせします（ただしこの過去に起こったことを検証するというのは、大変重要だと思うので、いずれ機会があったら、それに関する記事を書こうと思います）。
　では安田氏の、地球温暖化がもたらす影響に関する意見です。


　しかし、私たちの古気候の復元結果に照らし合わせてみた時、地球温暖化は、地球表層の土壌水分量を減少させ、大半の地域が旱魃にみまわれると考えるのが妥当である。地球温暖化が進行する現在、ユーラシア大陸の内陸部やアメリカ大陸の内陸部では、２１世紀は大洪水の少ない旱魃の時代に突入するというのが私の未来予測である。これにたいし、日本列島やカリブ海沿岸のような海岸部においては、大洪水や豪雨が多発するようになる。


　これからわかるように、この記事の冒頭に示したような日本は豪雨に見舞われ、アメリカは熱波に襲われるというのは、地球温暖化による気候大変動の表れの一つと言えるようです。だから私は、この異常気象は今後さらにひどくなると言いました。
　私たちは日本人ですから、日本がこれから具体的にどうなっていくのか大いに気になるところです。日本が属するモンスーンアジア地区のこれからの安田氏の見解を紹介します。


　地球温暖化によって確実に増大するのは暴風雨、洪水などの災害である。風速９０メートルの台風や時間雨量２００ミリメートルなどの猛烈な風や雨は覚悟しなければならない。海面の上昇による高潮の被害も増加し、防波堤の構築強化も必要となるであろう。都市はヒートアイランドや熱波に襲われ、これまで久しく忘れていたマラリアなどの熱帯の風土病が蔓延する危険性がある。なによりも食糧の獲得が困難になる。７０パーセント近くもの食糧を輸入にたよるような暮らしはしだいに困難になるだろう。ブナの森の生育地は北上し高山に上昇し、冷温帯気候の果物、たとえばリンゴなどが採れなくなる。ただし、稲やミカンはその生産地が北上・拡大する。
　コメを食べる習慣をやはりとりもどさないと、地球温暖化の時代には生き残れない。そしてこうした地球温暖化による災害は、日本のみでなくモンスーンアジア全体に及ぶ。それゆえ大陸や東南アジアでは環境難民が生まれる可能性がある。その環境難民にたいする日本国土の防衛も大きな課題になるだろう。水をめぐる戦争、食糧をめぐる戦争が引き起こされるであろう。そうした危機的状況の中で、モンスーンアジア人は、新たな地球文明を開拓する技術革新とライフ・スタイルをはじめるのである。


　では我々日本人はこの気候の大変動期に生き残るために、どうしたらいいのでしょうか。


　２１世紀の地球温暖化は、気候の乾燥化を引き起こし、干からびた大地をさらに干上がらせる可能性が高い。人間にとってもっとも大切な飲み水がなくなるのである。石油がなくなっても太陽エネルギーや風力エネルギーなどでまかなうことが、もはや技術的に可能となりつつある。しかし、飲み水の代用となるものをみつけることはできない。２１世紀の地球温暖化の時代には、人間が生き残るために必要不可欠の、安全できれいな飲み水を入手することが、きわめて困難な時代がやってくる可能性が高いのである。
　その時代にあって国土の７０パーセントが森で覆われている日本列島は、水がめ列島なのである。日本列島の森の中には、毎年毎年２３００億立方メートルの淡水が貯えられているのである。
　日本は「森と水の大国」なのである。それは降水量が多いという自然の恵みだけで生まれたのではない。祖先が森を守り、水を守り、流域の水の循環系を核としたライフスタイルを営々と守りつづけてくれたおかげなのである。その祖先の叡智に感謝するとともに、この豊かな「森と水の大国」を未来の子々孫々へと伝えていく義務が我々現代人にはあるのである。
　そうすれば、２１世紀、地球温暖化の時代に、日本は「森と水の大国」として生き残ることができるだろう。

『アメリカに食い尽くされる日本』．．．２００６年７月２４日

推薦図書

　『アメリカに食い尽くされる日本』（森田実・副島隆彦著、日本文芸社）


　上記の本の２３９ページに副島氏の預言めいた記述があり、大変気になったので抜粋します。

　・・・＜抜粋開始＞・・・

　ブッシュの支持率も３０％を割りました。これではブッシュはもうもたない。私の予想では、あと半年もたたないうちに病気で倒れるとかの口実で、ブッシュは引きずり下ろされるでしょう。その後にライス国務長官を立てて、臨時の大統領という形で２年間やらせる。その後は、民主党がヒラリーを立てて、ヒラリーとライスの一騎打ちをさせる方向に動く。

　・・・＜抜粋終了＞・・・


　副島氏の予測ですが、今は７月ですから、半年以内となると今年中にブッシュ大統領は引退に追い込まれることになります。私はこれに関し「よろず屋寸話録　２００６〜」の１月１日の記事で紹介した、チュニジアの占星術師ハサン・シャーリニー氏の預言を思い出しました。ハサン・シャーリニー氏は、２００５年からブッシュ大統領が暗殺されると預言していました。

　さらに私が思い出すのは、神秘家ゲリー・ボーネルさんの預言です。ゲリーさんもブッシュ大統領に“不幸が襲い”、大統領職を続けられなくなると言っていました。（以前にも言いましたが）この預言はゲリーさんが公式に発表したものでなく、私が雑談で聞いたものなので詳細には触れません（ゲリーさんの立場があるので、ゲリーさんの許可なく勝手に発表してはいけないと判断しました。ただし何らかのイベントが起こった場合は、詳細を公表します）。

　副島氏は、こういった預言を参考にしているとは思えないのですが、極めて似たことを言っています。このようにお互いに関係のない（と思われる）人物が、同じ予測（預言）をするというのは、信憑性が高いのではないかと思えてきます。

　副島氏はブッシュ後はライス国務長官が大統領になると予測していますが、通常は順番としてチェイニー副大統領のはずです。しかしチェイニー副大統領は心臓に持病があり（これまで何度も心臓の手術を受けている）、大統領に激務に耐えられないということで辞退するはずだとのことです。

　当然ながらブッシュ大統領が職務を続けられなくなるというのは、予測や預言なので実際にどうなるかはわかりません。
　しかし仮にそのような事態が発生したら、単にアメリカ一国の問題ではなく、世界情勢に極めて大きな影響を与えるのは必定です。副島氏はそこまで言及していませんが、私は大変恐ろしいシナリオを考えてしまいます。
　ブッシュ大統領に変事が起きたとき、北朝鮮の金正日が、「好機到来！」と思ってしまう可能性はないとは言えません。また中東ではイスラエルとレバノンのイスラム教シーア派武装組織ヒズボラとの間で戦闘が激化していますが、シリアがこの時とばかり戦闘に参加してこないとも限りません。ゲリーさんの中東で核爆弾が炸裂するという預言を思い出してしまいます。中東や極東のように世界の火薬庫といわれる地域において、アメリカの軍事力でぎりぎり保たれていた局面が、一気に崩れる可能性があります。
　もちろんこれは最悪のシナリオですが、今後のブッシュ大統領には大いに注目する必要がありそうです。

為替、金融予測．．．２００６年７月１６日

　１４日の日経平均株価は１万５千円割れとなりました。４日続落しての下落ですが、この背景の一つにＮＹダウの大幅な下落があると言われています。
　そのＮＹダウですが、このところずっと１万１千ドルを維持していましたが、３日連続で１００ドルを超える下落が続き、１４日の終値は１万７３９ドルとなりました。
　私はこの事態に思わずラビ・バトラ氏の本の記述を思い出してしまいました。『資本主義消滅　最後の５年』（あ・うん）から抜粋します。ラビ氏と質問者の会話形式となっています。

　・・・＜抜粋開始＞・・・

「来年夏・・・６月から８月にかけ、リセッション（景気後退）が起こり、ダウ・ジョーンズ株価は下落します。それほど劇的な下落ではありませんが、それでも最終的には１９９０年なみの下落となるでしょう。ドル安、債権安のトリプル安もあり得ます。日本はかなりの影響を受けるでしょう。」

「来年夏・・・６月から８月ですか？」

「そうです、９０００ドル台にまで下がると思われます。１９９０年なみの下落が起こるでしょう」

　・・・（中略）・・・

「来年夏から始まるリセッションは、一時的なものではありません。２００６年から２０１０年の間、どんどん悪化し、最終的には恐慌になるでしょう。米国大統領選挙のある２００８年には、一時的な好転が起こるかもしれない。それについては確信的なことは言えません。もしかすると、景気は好転しないかもしれない」
　２００８年の大統領選挙は、共和党の敗北で終わるだろう。イギリスでは労働党が負け、日本でも政権交代が起こるにちがいない、と私は言った。
　「１〜２年の時差はあるでしょうが、来年夏のリセッション以来、資本主義の死に至る多くの出来事が起こるでしょう。日本の政変もその一つです」

　・・・＜抜粋終了＞・・・

　上記抜粋文の来年夏とは、今年（２００６年）の夏です。それゆえ、このところのＮＹダウの急激な下落が、ラビ氏が言うような９０００ドル台までの下落となるのか注目です。さらにそうなったら、２０１０年までの長期リセッションとなり、ラビの言う資本主義の崩壊となるのか、たいへん気になるところです。

　さてここで７月９日に行われた副島隆彦氏の金融予測の講演会の話をしたいと思います。
　相変わらず脱線しまくりの講演会でしたが、全体の１〜２割程度しか話されない金融の話と講演会のレジメから要約して紹介します。
　以前から、副島氏は世界的に有名な投資家である、ジム・ロジャース氏やウォーレン・バフェット氏がドル暴落を警告していることを取り上げていました。投資の神様と言われたウォーレン・バフェット氏がアメリカ当局から取り調べを受けたのは、バフェット氏がドル暴落を主張していたことに苛立ったアメリカ当局の嫌がらせだったと言います。
　ジム・ロジャース氏の最新の予測によると、来年１月〜２月からＮＹダウが崩れてくるそうです。それと同じくしてドルも下落するといいます。つまりジム・ロジャース氏は来年前半からドルの暴落は始まると読んでいるわけです。
　これに対し副島氏は、来年後半からドルは暴落していくと予測しているようです。１ドル１００円割れから８０円台まで下落すると予測しています（来年頭から１００円を割っていく可能性もあると講演会では言っていました）。
　ドル暴落の理由ですが、増え続けるアメリカのイラク、アフガニスタン駐留軍事費で巨額の財政赤字が慢性化していること。さらにアメリカが中東で泥沼に陥る間に、南米、ロシア、中国がアメリカの対抗勢力化していることです。南米では鉱山資源の強制的な国有化が行われており、それに対しアメリカが有効な対応が出来ていない状況があります。またロシアは原油決済をルーブル建て、ユーロ建てで行う割合を増やしています。このように世界のドル離れは着実に進んでいます。

　さて、ラビ氏の予測と副島氏の予測を紹介してきましたが、どちらも非常に似ています。米国経済のリセッションとドル暴落は全く同じです。違うのは、その時期だけです。ラビ氏は今年の夏から、徐々に進行すると言いました。ジム・ロジャース氏のような世界基準のプロの投資家達は、来年前半から始まると言っているようです。副島氏は来年後半から２００８年にかけてと読んでいます。
　以前副島氏は、『日本壊死』（ビジネス社）で１ドル４０円台の可能性（４０円台は可能性で１ドル＝６０円説）を言っていましたが、だいぶ上方修正したようです。私自身もドルの世界覇権が終わり、ドルが暴落する説には賛成です。しかしこういった予測と少々違って、ドルが暴落する前に円が相当に下落する可能性があると考えています。そうなると最終的にドルが暴落した後の円ドル為替の水準は、それほど円高とはならないと思えるのです。ただし具体的な水準の予測は、難しいものがあります（副島氏の８０円台もありそうに思えるのですが、１００円前後という気もするし・・・やっぱりなんとも言えません）。

　最後に講演会で語られた副島氏の為替以外の予測や、暴露話を紹介したいと思います。

・次期首相は安倍晋三氏でほぼ決まり。これは森・中川（＝山口組）連合の決定事項。

・安倍政権（＝憲法改正政権）の誕生で、東アジアの緊張が高まる（景気が崩れる可能性）。

・小泉首相は９月に辞めたら、２９才の女性と結婚。新聞には、緘口令が敷かれていて、これまで発表出来なかった。

・アメリカはＦＦレートを６％まで上げ続ける。日本は金利を一旦上げるが、それ以降は急激に上がることはない。

・来年後半からＮＹダウは本格的に崩れる（６０００ドルくらいまで下がる？）。日本の株価は１５０００円〜１７０００円の間を往ったり来たりが続く。

・日経平均はカジノ化している。“インサイダー”以外は株式投資は儲からない。

・これからは「水」が最強の実物資産。中国の水不足は深刻、イラク戦争もイスラエルの水取りが原因で起こされた。

・実物経済の復活。金（キン）はこれからも上げ続ける。ソ連のアフガニスタン侵攻で、１グラム６,４９５円をつけたが、そこまでは行く。


　中には私自身の予測と違うものもありますが、なかなか成る程と思わせる内容です。

　蛇足ですが、副島氏が『実物経済の復活』を出版した３年前は、金（キン）は１ｇ１２００円だったのですが、今は倍の１ｇ２４００円となっています。出版当時は誰も信用してくれなかったが、最近やっと人から（少し）信用されるようになったと言っていました。思わず笑ってしまいましたが、どうやら副島氏の回りには、あまり先の見える人（副島氏の話を理解できる人）はいなかったようです。

　ここでちょっとお遊びをやってみました。
　ゲリーさんが言うように将来１トロイオンスが２０００ドルになったとき、過去の金の歴史的な最高値である６４９５円（１９８０年１月）となったと仮定します。そのときの為替レートを計算すると、なんと１ドルがほぼ１００円となったのです。うーん、嘘みたいですが、ありそうな数字です・・・。

（念の為に言っておきたいのですが、このＨＰは“胡散臭い”話が満載のＨＰです。予測はあくまでも予測で、必ずそうなるものではありません。あくまでも情報の一つとして捉えていただければと思います）

健康に関すること．．．２００６年７月１０日

　７月９日、東京の立川市で行われた副島隆彦氏の講演会に行ってきました。
　講演は金融に関する副島氏の予測を聞くというものでしたが、相変わらず脱線しまくりで、金融の話は全体の１〜２割といった具合でした。金融に関することは、訪問者の方でも興味のある方は多いと思いますので、後日まとめて報告します。今日は、講演会で語られた副島氏の健康に関する話を紹介します。
　以前この「よろず屋寸話」の２月１３日の記事『スーパーサイズ・ミー』で、副島氏が今年中に１０ｋｇ痩せてみせると豪語した話を紹介しました。
　なんと驚くなかれ、副島氏は昨日（９日）の時点で、すでに１５ｋｇ痩せたそうです（ただのデブオヤジではなかったようです・・・）。私は、金融の話を聞きに来たつもりなので全然気付かなかったのですが、言われてみれば前回と比べて、ずいぶんすっきりした体型になっています。人間、事を成すと強気になるもので、副島氏は調子にのって、少し太った友人に、「お前はデブだ！」と面と向かって言うのだそうです（しょうもないオヤジです・・・）。まあ、たった半年で１５ｋｇ痩せたのですから、少々強気なことを言うのは仕方ないかもしれません。。
　どうして痩せたのかは、２月１３日の記事に書きましたが西式健康法といわれる食事法です。再度紹介します。


朝食．．．水だけで一切食べない。あるいは柿の葉茶漬け
昼食．．．野菜だけ
夕食．．．体が求めるときだけ野菜と一緒に良いものを少量食べる。


　ただしこれは中年の男性のためのもので、女性には適応されないとのこと。特に酒を飲む男性は、朝は食べてはいけないと言っていましたが、これは私も同感です。肉体労働ではなく、デスクワークの仕事で、夜晩酌をする男性は酒の肴を色々食べるので、３食は多いというのが私の実感です。
　副島氏はどのように西式健康法を実践したかというと、朝は野菜ジュースだけだそうです。昼は本当に野菜だけしか食べないそうです。そして夜は玄米御飯とおかず（当然肉食を避けたもの）を食べると言っていました。玄米と野菜というと、まるで久司道夫さんのマクロビオティックそのものです。
　ここで久司道夫さんに関して、驚くべき情報をお伝えします。こんなことを書いていいのかという気もしますが、副島氏の講演会はビデオとして一般に発売されるので、講演会で語られたものは、ここで書いてよいと判断して報告します。
　その久司道夫さんですが、今や末期ガンなんだそうです。久司さんは１９２６年生まれなので、現在８０歳です。もし亡くなられてしまったら、日本人男性の平均寿命である７８．６４歳より少し長生きした程度です。女性の平均寿命である８５．２９歳には及びません。マクロビオティックをするというのは、元気で長生きするのが目的だと思うので、久司道夫さんの件はマクロビオティックを実践されている方には、ショックな話だと思います。またこれも大きな声では言えませんが、久司さんは肉が大好きだったのだそうです。副島さんは、「人間は禁止されると、かえってほしくなる」と言っていましたが、マクロビオティック関係者には、久司さんの肉好きはトップ・シークレットだったと思います。

　ところで私事ですが、最近どうも物忘れがひどくなってしまった感じです。
　さらに思い出せないだけでなく、注意力が散漫というか、思わぬことをしてしまうことが増えてきました。先日スーパーのレジで買い物の清算をしているとき、自分が持っているはずの手提バッグを持っていないことに突然気付き、あわててしまいました。急いで自分が回ったところを探したのですが、見付かりません。途方にくれて、スーパーのサービスカウンターに、落し物が届いていないか聞いてみたら、さっと私のバッグで出てきました。店員さんが、落し物として届けてくれたそうです。買い物の途中で自分のバッグを置いてきてしまうなんて今までなかったことで、私はショックでした。いよいよボケが入ってきたかと思いました。
　また副島氏の講演会ですが、夜の時間帯なので家に帰れるのは夜１１時頃になりそうでした。そこで講演会の前に夕食をとろうと思い、会場近くのラーメン屋に入ったのです。ショーケースを見て野菜の摂れるタン麺を注文するつもりでした。店の店員さんに、タン麺を注文したつもりだったのですが、自分がタン麺ではなくタンタン麺と言ったんじゃないかという気がして心配になってきました。まあいいや、物がくればわかるからと思って待っていたら、やっぱりタンタン麺が出てきたのです。私は野菜を摂るつもりだったのに、挽肉と、なんとも辛い坦々麺を食べるはめになってしまいました。どうも細かい間違いを頻繁にするようになってきています。
　私も特別な健康法が必要かな、と思う今日この頃です。

食糧難の予感．．．２００６年７月８日

　以前オーリングテストに関するメールを紹介したmineりんさんから、またまた気になるメールをいただきました。
　紹介します。

　・・・＜mineりんさんからのメールを抜粋＞・・・

　・・・(略）・・・

○○のmineりんです。

先月の半ばに、弟から「そろそろ食べ物関連のニュースに気をつけて」とメールが
ありました。ここのサイトを見てということでした。（英文）

http://www.earth-policy.org/Indicators/Grain/2006.htm

穀物の備蓄が56日を切ったという内容のようです。

日本の今年の米の収穫は夏の天候次第ですね。
冷夏にならないことを祈るばかりです。

とりあえず、主人の実家（埼玉の農家）へ今年の分の
米の備蓄をお願いしました。
しかしながら、義父も義母も、ほとんど半信半疑・・・。
実行してくれるかどうか？あやしい気配です。

もう、農家の人に限って危機意識がない。
そんなものなくても、いちおう生きてゆける！笑！

もし今、米、大豆、とうもろこしの輸入がすべてストップしたら、一体、どんなことになるのでしょう？

大まかには予想がつきますが、
今は、昔と違って国内の食物関係のシステムが複雑で、
どこにどんな影響が出るのか予測不能です。

都市部に住む我々は、どうなるのでしょうか？
日本の食料システムの再構築の日まで持ちこたえられるでしょうか？

さわぐのは、私たち非農作物生産型の人間だけかも知れませんが
たとえ危機意識があったとしても、用意周到な家庭の米の備蓄だけでは１〜２週間が限界です。

店頭に高騰したお米と値上げされた食料全般がとりあえず並べば、お金持ちの人は
なんとか生きていけますが、庶民はやはり困ります。

こうなると近隣の農家の人に頼らざるを得ない状況になるのでしょうか？
でも、都市部が混乱しはじめたら、真っ先に
都市部周辺の田畑への襲撃（野菜ドロボー）の可能性が出てきますよね。
高齢の農家が多いので、とても心配です。

なんだか巨大地震も怖いですが、輸入ストップによる食糧難で都市に住めなくなる可能性もありですね・・・。

別のサイトで木内さん（彗星探索家）の公演内容を探して読んでいましたら
近未来の食糧難についての予見があり、似たようなこと（襲撃）を言っておられたので、
ちょっとショックでした。（予見では、物余りによる経済停滞で失業者が増えての食糧難という内容でしたが・・・。）
http://4d4u.net/contents/
さらに将来、酸素不足で人々が高地へ移動？など
思っても見ない展開になるようで、今更ながら
なんだか本格的に危険ゾーンに入りつつあることを認識しました。

本当にここまでひどい食糧難になるのか、それとも今回はなんとか危機を乗り越えられるのか
モト様は、どう感じておられますか？

いつか、機会がありましたら（HPで）モト様の予見を是非ともお聞かせください。
（ダメな時は、メールでこっそり・・・。笑！）

　・・・(略）・・・


　・・・＜メールからの抜粋終了＞・・・

　前回の木内さんの座談会でも、木内さんは、これから食糧の値段が大きく上がるだろうと言っていました。それは臨死体験で見た未来のビジョンなのか、現在の木内さんの予見なのかわかりませんが、それは十分に有り得ることだと私も思っていました。
　ちょっと前まで、２１世紀はデフレの時代だと言っていた知識人がいましたが、それは自由貿易と科学技術の進展による工業生産能力の上昇が根拠となっていたようです。しかしながら農業は、大量の資本を投下し、大量の労力を投じれば、それに見合った生産高が上がるというものではありません。飛躍的な農業技術の進歩により、人類の食糧問題が解決するようなことを夢想したくなりますが、そんなに甘くないようです。例えば遺伝子組換え作物のように、かえって人類の健康に害になるようなものが開発されたりしています。これからはむしろ人間による環境破壊と気候変動により、危機的に生産量が低下する可能性の方がずっと強いように感じます。日本の人口増加は止まりましたが、世界では人口増加は加速しているといいます。地球の鉱物資源が有限であることを考えれば、昨今不気味に上昇を続ける商品相場は、食糧の値段が高騰する先駆けのようなものかもしれません。
　そういったことを考慮すれば、木内さんが言うように、物余りによる経済停滞で食糧難に陥るというのは現実味を帯びているように思えます。私は食糧の値段が上がることによるインフレを警戒していました。しかし木内さんは、飢えた都市部の住人が田舎を襲撃するような恐ろしいことを言っています。また私は、そういう事態に陥るのは、まだ数年先だろうと楽観視していました。
　mineりんさんのメールから、どうもそれほど甘くないようだと思うようになりました。

「太古の水」．．．２００６年６月２８日

　今月１０日に行われた彗星探索家の木内鶴彦さんの講演で、木内さんが臨死体験で学んだことをヒントに作り上げた「太古の水」というものが紹介されました。
　これまで私は、水に関しては人一倍興味があって、身体に良い水を色々と試してきました。そんな具合ですから、この「太古の水」もぜひ試したいと思いました。
　まず木内さんがこれまで書かれた本を取り寄せて読んでみました。これまで出版された木内さんの本は２冊あります。

・『生き方は星空が教えてくれる』（サンマーク出版）

・『宇宙の記憶』（龍鳳書房）

　『生き方は星空が教えてくれる』から、少し長くなりますが「太古の水」に関する記述を抜粋します。


　・・・＜『生き方は星空が教えてくれる』から抜粋開始＞・・・

　私が「太古の水」を完成させたのは、今から二十年ほど前のことです。今でこそ各家庭に浄水器が備え付けられ、ミネラル水を買うのは当たり前のこととなっていますが、当時は水を買うなどということは考えられない時代でした。
　それに、癌の治療法を研究するグルーブとのかかわりがあったものですから、試験的に病気の方にも飲んでいただいたのが、結果としてこの水を一時世間から葬ることになってしまいました。
　この水は溶解度が普通より高いだけのただの水で、薬ではありません。成分を化学的に調べれば、不純物を含まない純粋な蒸留水という結果以外出てきません。ですからどんな人にどれだけ飲んでいただいても、体に悪い影響を及ぼす心配はありませんでした。
　当初この水を開業医の先生方の協力のもと、病気の方に飲んでいただいたのは、自分が考えた病気のメカニズムを検証したかったからです。
　体の中にたまった不純物を排出できず循環が滞っているのなら、それを活性化した水という化学反応を体内で起こさないもので洗い流すことによって、体本来の生命力を取り戻すことができるのではないかと考えたのです。
　医師の方たちも、「太古の水」が純粋な蒸留水であることを確認し、安全性が保証できるとして協力してくださいました。もしかしたら、水という副作用の心配のないもので、多くの人の健康を守ることができるかもしれないと、私の胸は希望に高鳴りました。
　結果は私の予想を上回るものでした。でもそのことが、かえってこの水の評価をゆがめてしまったのです。
　水で体が健康になるという噂が広まると同時に、そんたバカなことがあるはずがないという非難を浴びることになってしまったからです。私は医学を学んだわけでも医師免許を持っているわけでもありません。さまざまなバッシングにいちいち対応しているうちに、すっかり疲れ果ててしまったのです。
　当時は彗星捜索のほうに本腰を入れつつあったということもあり、私はこの水を作るのをやめてしまいました。
　その後、アルカリイオン水や?ウオーターなど、体によいとされる水がたくさん出てきましたが、私は「太古の水」を再び作って世に出そうとは思いませんでした。正直なところ、当時の私は、「人類を救いたいなんてよけいたことを考えるからひどい目にあうんだ。もうあんな思いをするのは二度とごめんだ」−−−そう思っていたのです。
　ところが数年前、ある友人が私に連絡をしてきたのです。
　「私の友人が癌になってね。末期で今の医学では救うことはできないんだ。そんなとき木内さんが昔作ったあの水を思い出してね。彼に飲ませたいんだが、あのときの水がまだあったら分けてもらえないか」
　私は悩みました。たしかに二十年前に作った「太古の水」は、まだ私の手元にありました。しかしそれを渡せば、また以前のようにいやな思いをすることになるのではないかという恐怖感がなかなかぬぐえなかったのです。
　悩み抜いた末、私はその友人の元に「太古の水」を届けに行きました。そして水を提供するにあたり、一つだけ条件を出したのです。患者さんの体の中でどのようなことが起こるのか、その過程をＭＲＩで詳細に記録してほしいと申し出たのです。友人は喜んでこの条件を飲んでくれました。
　私が水を届けたとき、患者さんの余命は二週間と宣告されていました。ところが、水を飲みはじめてから二週間後に検査をしてみると、悪性の腫瘍は良性に変化していたというのです。良性腫瘍は良性の肉腫になり、日を追うごとにその大きさを小さくしていったということでした。
　この結果は病院内に衝撃を与えました。
　噂は口コミで広がり、いろいろな方面の先生方がこの水に興味をもってくださり、実験や検査が行われることになったのです。
　不思議なことに、この「太古の水」は、原液のままよりも薄めたもののほうが活性度が高まるのです。私が通常、原液と呼んでいるものは、実は「太古の水」を一万倍に薄めたものです。病気の方や自分たちが健康のために飲むのは、それをさらに千倍に薄めたものです。
　なぜ、薄めたほうがエネルギーが活性化するのかは、私にもわかりません。ただ、自然水やミネラルウオーターに原液を一、二滴垂らすと、水全体が活性化するという結果が出たことは確かでした。
　調べてくださった先生は、ホメオパシーの理論と似たようなことが起きているのではないかとおっしゃいましたが、何度調べても同じ結果が出たのですから、理屈はどうあれ、薄めたもののほうが生命体を活性化させることは確かなようです。
　「太古の水」の活性力を調べるために、次のような実験をしたことがありました。
　まず、工場排水で汚染された川の水をニリットル汲んできて、それを五〇〇�tのペットボトル四本に分けます。そのうちの二本はそのまま蓋を閉め、残りの二本には一千万倍に薄めた「太古の水」を二、三滴垂らして密閉します。両方ともよく目の当たる窓辺に置いて、どのような変化が起こるか観察しました。
　三か月たつと、何も入れてないほうの水はピンク色に変色して悪臭を放ちました。それに対し、「太古の水」を垂らしたほうは、底のほうに沈殿物がたまっていましたが、上のほうは澄んだ水になっていたのです。悪臭もありませんでした。
　何が起きたのだろうと、私は両方の水を持って松本歯科大に水の残留物検査を依頼しました。すると、ピンク色に変色したほうは、化学物質が変化し毒素を出していたのですが、澄んだ水のほうは、珪藻という藻が発生して化学物質を完全に分解してしまっていたのです。
　もともとはまったく同じ汚染された水です。容器も置いておいた場所も同じですから、「太古の水」の活性力が作用したとしか考えられません。
　水の検査をしてくださった松本歯科大の先生は、「この水は細胞を再生し、蘇生させる力があると考えられる。その結果、水を浄化したのだろう」とおっしゃいました。
　「太古の水」は、人間だけでなく、地球環境を活性化させ、浄化に導く力を秘めていたのです。
　「太古の水」は意図的に作った水ではありますが、それは太古の地球にあった水の状態を再現しただけであって、何か薬のような成分を加えているわけではありません。むしろ、不純物を取り除いた純粋な水です。
　水の中に含まれている成分を調べる機械にＮＭＲというものがあります。これは超伝導状態に磁界をつくり上げ、そこに水をぶつけて振動させることによって、水の中に含まれる成分を読みとるという機械です。
　カルキやミネラルなど通常の水に含まれる成分には、それぞれ固有のエネルギーがあります。内容物が多い水は、水以外のエネルギーが加わりますから、高い数値が出るということになります。
　この機械で調べてみたところ、蒸留水は六〇〜七〇ヘルツ、コンビニなどで売られているミネラルウオーターは一二〇ヘルツ、水道水は一三五ヘルツという数字が出ました。
　「太古の水」は蒸留水ですから、六〇〜七〇ヘルツのはずなのですが、実際にＮＭＲで原液を調べたところ一三四．二八ヘルツという驚くべき結果が出たのです。
　これには担当の先生も、機械が壊れたのではないかと心配したほどです。しかし、機械を確かめて、何度測り直してみても結果は同じでした。そこで今度は原液をさらに一万倍に薄めたものを測ってみたところ、なんと原液のときよりもさらに高い数値になったのです。
　「こんな水は地球上には存在しない」
　それが計測してくださった先生の素直な感想でした。

　・・・＜抜粋終了＞・・・


　まず何より私が「太古の水」に惹かれたのは、木内さんが臨死体験で古代の水を調べて、同じものを作ろうとしたという話です。私は、こうした胡散臭い話が大好きで、これは絶対に試してみなければと思ったのです。
　このＨＰの以前の記事を読まれた方はご存じだと思いますが、浅井敏雄さんが開発した生物原子転換誘導装置を紹介したことがありました。これまで私は、この装置から出る光を当てた水を飲んでいました。浅井敏雄さんの説では、この装置の光を当てることによって、水分子の酸素と水素の結合角度が広がるといいます。そしてこの角度が広がれば広がるほど水は活性化してくるのだそうです。病気を治す奇跡の水として有名なフランスのルルドの水は、この結合角度が通常我々が飲んでいる水と比べて広いのだそうです。浅井さんは地球の古代の水は、さらに結合角度が広かったと言っていました。
　こういった話を聞いていたので、私はこの点はぜひ確かめたいところでした。そこで、講演後の質問時間に、木内さんの作った「古代の水」の酸素と水素の結合角度はどうなっているか聞いてみました。すると驚くべき答えが返ってきたのです。
　木内さんの答えは、「結合角度が広がれば、活性化するのは事実だが、ある角度を越えるとかえって減衰してしまう」というものでした。つまり活性化のピークの角度というものがあって、それを越えると効果がなくなるというのです。私は、浅井敏雄さんを越えた事実を知ったと、少し興奮してしまいました。
　木内さんによると、結合角度を広げるには水に圧力をかけるのだそうです。ただしそのままだと時間と共に、水はまたもとの結合角度に戻ってしまうのだそうです。例えばルルドの水を現地に行って飲めば効果があるけれども、日本に輸入しようとすると、数週間の輸送期間が経ってしまうと、ただの水になってしまうそうです。木内さんは、時間と共に結合角度が戻ってしまうので、苦労されたそうです。そしてなんとか時間の経過と共に角度が変わらないもので、活性化のためのベストの角度を持った水を作り上げることに成功しました。こうして臨死体験で見た古代の水と同じものを作り上げ、「太古の水」と名付けたわけです。

　講演で聞いた説明では、この「太古の水」は健康な人には、はっきりとした効果が現れないとのことでした。さっそく注文して飲んでみたのですが、現在の私はこれといった病気もないので、はっきりとはわかりません。ただ、軽い不定愁訴のようなだるい感覚があったのですが、この水を飲んで、それがなくなったような気もします。
　ひょっとすると、この水は木内さんが言うように大変な効果があるような気がしたので、私の母に勧めてみました。ちょうど私の母は、体調を崩しかけていて、母にこの水は効果があるのでは、という予感があったのです。
　果たしてそうでした。
　飲んで１週間も経たないのに、母は随分体調が良くなったと喜んでいました。私と母の２人の体験でしかありませんが、この水は、大変な可能性があるような気がします。

　健康な方なら必要ないと思いますが、もし病気中であったり体調がすぐれないという方がおられましたら、一度試されることをお勧めします。値段は安いとは言えませんが、それほど高いというものでもありません。１リットルで３３０円ほどの値段です。市販のミネラルウォーターの２〜３倍程度といったところでしょうか。

http://www.fruits-tea.co.jp/order.html

　上記のＵＲＬで、「ＦＡＸ注文書はこちら」をクリックして、ＦＡＸ用紙をプリントアウトし、それで注文するという形です。
　もしよろしければ、試された方で、その効果を私にメールで教えていただければ幸いに思います。

オゾン層破壊．．．２００６年６月１５日

　先週の土曜日（６月１０日）に臨死体験で有名な彗星探索家の木内鶴彦さんの講演会に言ってきました。
　そこで興味深い話を色々聞いたのですが、その中でぜひ書いておきたいと思う話があったので紹介します。
　それは地球の生命を危険な紫外線から守っているオゾン層の破壊の問題です。オゾン層の破壊というと、１００人が１００人、フロンガスという言葉を連想するのではないでしょうか。
　フロンガスによるオゾン層破壊に関する記述をウィキペディア・フリー百科事典から抜粋します。

　・・・＜抜粋開始＞・・・

オゾン層は、太陽からの有害な紫外線（UV-B、UV-C）の多くを吸収し、地上の生態系を保護する役割を果たしている。 しかし、現在、�Bフロンなどの塩素を含む化学物質によってオゾン層が破壊されつつある。�@地上で排出されたフロンは、�Aオゾン層まで達すると、紫外線によって分解し、塩素分子を放出する。この塩素分子は、たった1つでオゾン分子約10万個を連鎖的に分解していく。そのため、オゾン層は次々に破壊されていき、オゾンホールと呼ばれるオゾン密度が極端に薄くなった部分が出来た。このままオゾン層が破壊され地表に有害な紫外線が増えると、皮膚がん、結膜炎といった悪影響が人体に及ぼされることとなる。 南極上空では、オゾンホールが毎年9〜10月に現れることが知られている。また、気象庁の観測によると、日本上空においても、オゾンの減少傾向が確認されている。

　・・・＜抜粋終了＞・・・

　上記抜粋の中で、�@�A�Bは私が挿入したものです。
　木内さんは、これらに対して、驚きべき指摘をしたのです。
　まず、

　�@地上で排出されたフロンは、オゾン層まで達する

　ですが、フロン類は比重３．７でプロパンガスより重いとのことです。それゆえフロン類がオゾンのある地上２０ｋｍ〜５０ｋｍの成層圏に達するというのは、可能性として低く、（これが一番大事なことですが）実際に、

　地上で排出されたフロンが成層圏に達したという観測データは一つもない

　そうです。
　ではなぜ世界の人々がそうだと信じ込んだかというと、世界の権威ある学者がそういう可能性があると言ったからだそうです。
　皆さんは、ご存じでしたでしょうか。私は知りませんでした。

　次に、

　�Aオゾン層まで達すると、紫外線によって分解

　ですが、これもそういう観測データは一つもないそうです。

　実際に筑波大学の先生が自然界にはない強い放射線をフロンガスに照射した実験を行ったそうです。するとフロン分子に全く変化はなかったそうです。これまで流布された説によると成層圏まで上ったフロン分子は太陽の紫外線を浴びてイオン化し、オゾンを破壊していくというものでした。しかし、紫外線より強い放射線を浴びても、フロン分子は変化しなかったのです。
　ではなぜ我々がそう信じたかというと、これまた世界の権威ある学者がそういう可能性があると言ったからだそうです。
　その筑波大学の先生から木内さんが聞いたところによると、実際には成層圏でフロン分子は検出されたことがあるそうです。しかしその先生によると、これは当たり前で、人工衛星には今でもフロンガスが使われていて、そこから漏れ出したり、宇宙ロケットの破片が成層圏で燃え尽きるときに漏れるのだそうです。むしろ検出されたフロンはイオン化しておらず、�Aは観測データから否定されたことになるそうです。

　つまり結論として、

　�Bフロンなどの塩素系を含む科学物質によってオゾン層が破壊されつつある

　というのは事実としても、巷間言われているように、地上で使われたフロンが上昇しイオン化してオゾン層を破壊しているという観測データは一つもないとのことです。さらにそれを否定する観測データや実験データならあるというのが事実のようです。

　我々はフロンのオゾン層破壊のような話は科学的な根拠は当然として、きちんとした観測データや実験データが裏付けとしてあるものだと思っています（というより思い込まされています）。しかし下手をすると、嘘八百を信じ込まされてきた可能性があります。私はＣＯ２温暖化説にも強い疑いを持っていますが、ちゃんとした観測データや実験データがないのに、そうだと信じ込まされていることが世の中には色々ありそうです。

　しかしながら現在、地球のオゾン層が破壊されつつあるのは事実です。これは世界各国で実際に観測されています。筑波大学の先生によると、その犯人は航空機やロケットの燃料だそうです。こういった燃料には必ず塩素系の着色料が入るそうです。それが空中がばら撒かれて塩素イオンとなり、オゾンを破壊しているのだそうです。
　話が少しそれますが、面白い話を聞きました。
　日本は去年、Ｈ２ロケットの打ち上げに成功しましたが、それまで立て続けに失敗していました。その失敗の理由ですが、なんとロケット燃料の切り替えがあったというのです。それまでのロケット燃料だとオゾン層を破壊してしまうので、日本は燃料をオゾン層を破壊しない安全なものに切り替えたのだそうです。しかしそれはなかなか難しい技術だったようで、失敗を繰り返しながらなんとか去年それに成功したというわけです。
　こういったことはきちんと報道されたのだろうかと思ってしまいます。この技術は当然世界初で、アメリカ、ヨーロッパ、中国のどこも成功していないのです。Ｈ２ロケットの打ち上げが失敗した当時は、日本の宇宙技術はダメだと喧伝されましたが、なかなか大したものだと言えるのではないでしょうか。

どうも嫌な予感が・・・．．．２００６年６月１２日

　さていよいよワールドカップで、日本ＶＳオーストラリア戦が今夜行われます。
　マスコミでは大変な賑わいですが、私はこれまでこの話題を取り上げてきませんでした。というのもあまり良い予感がせず、取り上げる気になれなかったのです。
　最近どうも私は、精神世界の呼吸法を実践しているせいなのか、妙に予感が働くようになった気がするのです（もちろん呼吸法を伝授してくれたゲリーさんからは、呼吸法を実践すると予感が働くようになるとは言われているのですが）。
　予選Ｆ組の中では、ブラジルは別格としてもオーストラリアやクロアチアは、日本と力は拮抗していると言われているようです（オーストラリアやクロアチアの方が日本より実力はやや上という人もいましたが）。ですから結果は多いに期待していいはずです。
　そんなおり、石井さんが今日のオーストラリア戦の結果を易で予想していました。

http://www.asahi-net.or.jp/~pa6c-isi/ekinikki200602.htm#asu

　なんと日本はオーストラリアに負けるそうです。

　私は具体的に今日の試合に勝つか負けるかといった予感はないのですが、１次リーグで日本は大変に苦戦するような気がしていました。それゆえ石井さんの易の結果を見て、「ああ、やっぱり・・・」という思いでした。

　もちろん私はサッカー好き（私は高校時代はサッカー部）の一日本人として、日本に勝ってほしいという願いは変わりません。

　私の怪しげな予感と、石井さんの易が外れてくれることを願って、応援したいと思います。

変化の兆し．．．２００６年６月８日

　中丸薫氏の会に入ると、月に一度、世界の政治等に関する情報メールが送られてくるのですが、５月のメールでは米軍再編が取り上げられていました。内容を抽出して列記します。

・・・＜列記開始＞・・・

・五月一日、日米政府は安全保障協議委員会（２プラス２）で、在日米軍再編に関する「ロードマップ（工程表）」に合意した。共同発表は、「再編案の実施により、同盟関係における協力は新たな段階に入る」とうたい、イラク問題など「グローバルな課題」への対応と、日米の「協力の拡大」を強調した。これはつまり、アメリカが世界で拡散している「テロとの戦い」に、日米が協力して当たるということであり、日本と自衛隊がアメリカの戦争に組み込まれていくことを意味する。額賀防衛庁長官は、「向こう二〇年間の日米同盟の基盤ができつつある」と語った。

・今回の再編案では、沖縄からグアムに海兵隊が移転するが、移転するのは、指揮部隊などいずれも司令部であり、実戦部隊は沖縄に残留する。つまり、アジアや中東に何かあれば、沖縄は武器や兵器や兵士を供給する基地として機能することに変わりはなく、また、例えば深刻な有事が起こった場合には、沖縄が戦闘の場になるということである。

・海兵隊に関してはもうひとつ目玉がある。キャンプ・シュワブ沿岸部に、Ｖ字型の滑走路を持った最新鋭の航空基地も建設するというのだ。合意案をよく見てみると、結局のところ、海兵隊のグアム移転は、中国や北朝鮮、中東ににらみをきかせるための沖縄ーグアムーハワイの米軍基地の連携強化だということがわかる。

・海軍では、神奈川県厚木基地の空母艦載機部隊を、山口県岩国基地に移転する。これも、岩国基地に駐留する海兵隊の航空部隊と空母艦載機部隊を統合することで、戦闘能力の強化を図ることが目的である。つまり、今回の戦力の移転は、沖縄からグアムへの海兵隊の移転にしろ、厚木から岩国への海軍の移転にしろ、米軍の戦闘能力強化のための移転であり、日本が丸ごと米軍の「テロとの戦い」に組み込まれるということにほかならない。

・さらに恐ろしいことに、合意案は米軍と自衛隊との共同作戦を可能にするものになっている。共同発表には、「自衛隊と米軍の相互運用性を向上することの重要性」が言及されている。

・具体的には、キャンプ座間に米陸軍の戦闘司令部を創設するとともに、陸上自衛隊の海外派兵の計画、訓練、指揮を一元的に管理する中央即応集団司令部を設置し、米陸軍と陸自の一体的運用を図る。そして、在日米軍司令部や在日米空軍司令部のある東京の横田基地に、航空自衛隊の戦闘部隊を統括する航空総隊司令部を入間基地から移転し、米軍と自衛隊とが一体となった「共同統合作戦センター」を設置する。つまり、キャンプ座間には米陸軍と陸自の司令部が、横田基地には在日米軍全体と空自の司令部が設置され、日米の共同作戦を可能にする体制がつくられるというわけである。

・・・＜列記終了＞・・・


　中丸氏が指摘したいことは、日米の軍事同盟は新たな段階に入ったということであり、今後自衛隊は米軍の軍事行動に直接参加するということだと思います。これは戦後日本の安全保証政策の一大転換であり、国民の合意なくしては進めてはいけない話だと思いますが、当然ながらマスコミはほとんど騒ぎません。相変わらずホリエモンが釈放されて山に登ったとか、村上代表が逮捕されたとかといった話を大々的に報道しているだけです。
　副島隆彦氏も日本がアメリカの指導する戦時体制へ着々と組み込まれていると警告していますが、私もそうだと思います。しかし政治の世界では、必ずしもその方向に一辺倒に進んでいるわけではなさそうです。今年９月の自民党総裁選にしても、安倍晋三氏に代表される親米派と福田康夫氏に代表される親中派の間で、水面下の駆け引きが行われているという話も聞きます。

　そんなおり、ある訪問者の方から、経済ジャーナリストの藤原直哉氏のＨＰを紹介していただきました。そのインターネット放送のなかで、政治の水面下の動きが語られていたものがありました。

http://naoyafujiwara.cocolog-nifty.com/ipodcasting/

　このページの「藤原直哉の「日本と世界にひとこと」　２００６年５月２７日　日本は独立したのではないか」です。

　内容を簡単に要約します。
　米軍再編にあたって、その費用をアメリカは日本に求めてきましたが、ローレス国防副次官は「日本側の負担は、控えめな試算で２６０億ドル（約３兆円）」と発言しました。新聞が報道するのはここまでですが、藤原氏によると、これは米駐日大使のホーリー氏が一人で駆けずり回ってなんとかまとめた話だと言います。これは異例なことで、従来なら駐日大使が日本の政府高官を呼びつけて指示を与えて話をまとめていたといいます。つまり日本側があまりアメリカに協力的ではないようなのです。
　これは重要な変化の兆しと言ってよいと思います。
　藤原氏によると昭和２９年の造船疑獄で岸信介氏や佐藤栄作氏らは、アメリカに助けられ大変な借りを作ったらしく、それから自民党の保守本流はアメリカに頭が上がらなくなってしまったといいます。それが昭和から平成にかけての自民党政治家の保身術となり、長いものには巻かれろで、アメリカの指示の通りに政治を行っていきます。そしてここが一番大事なところですが、そういった政治家の不文律として、「アメリカから指示されたからそうした」とは決して言わなかったといいます。
　国会答弁でもマスコミへの発言でも、日本の国益を（自分の頭で）考えてやったと言い続けたわけです。おそらくマスコミはそういう実態を知っていたと思いますが、本当のことを書くはずもなく、多くの国民はその言葉を鵜呑みにしていたわけです。
　ところが今回の米軍再編問題では、自民党政治家は露骨に「アメリカ側がこう要求している」と言い始めたわけです。これは重要な変化の兆しで、３兆円の費用を増税して賄おうかという政治家まで出始めたといいます。そんなことは国民が納得するはずもなく、合意を潰すような発言だとも言えるわけです。
　今アメリカでは、郵政民営化の元となった年次改革要望書は、日本側から言い出したものだという工作をしているといいます。つまり日本の世論が反米に傾くのを非常に警戒しているようなのです。それは９７年のアジア危機で、韓国はＩＭＦに乗り込まれてひどい目に遭わされ、その後韓国が反米に傾いていったという苦い経験があったからだといいます。実際韓国は、中国に急速に接近しており韓国国内の米軍基地を締め出そうという動きをしています。
　藤原氏によると小泉政権内でアメリカのグローバリズムを推し進めてきた人物に逆風が吹き始めているといいます。民営郵政の社長となった西川義文氏が、三井住友銀行の頭取時代のデリバティブ取引の責任を追求されたり、安倍氏や武部氏が時代の寵児と言ったホリエモンや、村上氏が逮捕されたりしています。逆に小泉政権に排除された鈴木宗男氏や佐藤優氏が復権してきているといいます。森派代表の森氏もロシアとの関係を言い始め、北方領土の資源開発の話まで、出てきているそうです。明らかにアメリカのタガが緩み始めている証拠だといいます。
　さらに藤原氏は、小泉首相は９月の総裁選を待たずに、７月のサミットが終わった時点で政権を投げ出すのではないかとも言っています。

　＊　＊　＊　＊　＊

　中丸氏のレポートにあるように日本が今、アメリカの極東地域での戦時体制に組み込まれようとしているのは事実だと思います。しかし一方で国内の政治において、あまりにアメリカ一辺倒だった流れの反動が起きているのも事実のようです。
　この流れの背景には、私は圧倒的だったアメリカの力の衰退があるように感じます。こうなるとゲリーさんの言葉を思い出してしまいます。ゲリーさんは、アメリカ軍は極東から徐々に撤退していくだろうと言っていました。さらに言うとゲリーさんは、朝鮮半島で戦火が勃発するとも言っていましたが、アメリカ軍は兵力が足らず（中東で手いっぱいで）苦戦するとも言っていました。
　現在でも世界の超大国であるアメリカが、それほど急速に没落していくとは、ほとんどの人は考えないだろうと思います。しかし私がゲリーさんから聞いた（その）時期は、そんな遠い未来ではありません（時期は言えませんが）。昨今の流れを見ていますと、本当にそうなりそうだという気がしています。

鹿の湯温泉．．．２００６年６月２日

　このところ世界的な株価の暴落が起きているようです。
　そのあおりなのか、日経平均も大きく下げています。商品市場もこれまでの急激な上げの反動で、調整局面を迎えているようです。円ドル為替も一時円高に振れ、ロンドン市場で一瞬１０８円台があって、どんどん円高に行くのかと思えば、そこで反転し１１２円台まで戻してきました。相場を張っている人は、緊張の日々を過ごしていることと思います。
　巷では、６月に関東周辺に巨大地震が来るという噂もあります。色々な面で騒がしい世相のようです。
　そういうときこそ田舎のひなびた温泉に浸かって、日々の喧騒から離れてゆっくりしたいものです。

　そういうわけで那須の鹿の湯に行ってきました（というか母は友達と行く予定だったのですが、その友達が都合つかなくなり、私に白羽の矢が立ったのです。私としても年老いた母が一人で旅行するのは心もとないし、こういう機会がなければ田舎の温泉にゆっくり浸かるということもないので行くことにしました）。
　まず宿ですが「新小松屋」という民宿でした。
　面白いのはこの宿は母の友達が息子さんにネットで探してもらったんだそうです。ネットで、もう一度泊まりたい宿というアンケートをとったら一位だったそうです（私もネットでそんな情報があるのか探してみましたが見つけられませんでした）。実際行ってみると、宿名に「新」がついているわりには木造の古い造りで、廊下を歩くとギシッと音がしそうな感じです。部屋も普通の日本間で、一階には囲炉裏があって、なんだか昔ながらの湯治宿という雰囲気です。周りはこういった温泉民宿街で、モダンな感じの宿もあります。この中でアンケートで一位というのは、なぜだろうと思ってしまいました。
　その一つは新小松屋をやっている篠原さん夫婦の対応の良さだとわかりました。とても感じの良い人で、民宿内も清潔に保たれていて好感が持てます。そして何より食事の美味しさでしょう。田舎の素朴な手料理といった感じですが、味付けがとても良いなと感じました。出される料理が、丁寧に作られているように感じます。そういったものを宿泊したお客さんは感じ取っていて、もう一度行きたいと思わせるのだろうと思います。
　宿代も良心的で一泊二食付きで、６５００円プラス入湯税１５０円です。

　そして私が何より気に入ったのは温泉です。
　私は別に温泉通ではありませんが、温泉は好きでこれまで旅行した際には、近くに温泉はないかと探して入ってきました。私は今東京の八王子に住んでいますが、近くの温泉にはよく行きます。そんな私が、今まで入った中で一番良いと感じました。少し熱めで、本当によく温まります。温泉から上がっても、しばらく汗が吹き出てきます。
　鹿の湯の語源は、傷ついた野生の鹿が温泉に入って治したという言い伝えからきているそうです。その言い伝え通り、温泉に癒しの力があるような気がします。具体的にどうといった説明は出来ないのですが、生命力があるような温泉なのです。私の母は、鹿の湯に入ると元気が出ると言っていましたが、本当にそんな感じを受けます。

　訪問者の方々も、たまには温泉でゆっくりするというのはどうでしょうか。
　鹿の湯と新小松屋さんは、お勧めです。ただし人気は高いようで、今の時期、土日はいっぱいだそうです。平日だったら空いているとのことです。

	民宿「新小松屋」さんの概観。 　なんといっても源泉かけ流しというのが魅力です。 　街全体に硫黄の匂いが漂い、温泉街に来たという強い印象がありました。		「新小松屋」さんの男湯。 　お湯の温度は熱めですが、画面右上のレバーで源泉から流れるお湯の量を調節できます。お湯の量を抑えればぬるめにできます。
	温泉街の中を小さな川が流れています。この写真の上あたりに源泉があります。		「新小松屋」のすぐ近く（歩いて５分程度）に無料の足湯があります。道路端なので観光客が車を止めて、入っていました。私もトライしてみましたが、やはりけっこう熱めです。少しつかって熱を冷まし、また足をつけるといった具合です。 　左の写真は、自分の足を撮ったものです。
	宿から坂を３分ほど昇ると、「殺生石」という史跡があります。		「殺生石」の史跡内にある千体地蔵。 　理由はわかりませんが、この地蔵は赤や白の頭巾をかぶっています。

『死後体験』．．．２００６年５月２８日

推薦図書

　『死後体験』『死後体験�U』『死後体験�V』（坂本政道著、ハート出版）

　この本は精神世界に関心のある方なら、知っている方は多いと思います。
　私は以前から坂本政道さんや藤崎ちえこさんの本を見つけたら、とりあえず買っておくようにしていました。いずれまとまった時間が取れるようになったら、ヘミシンクを勉強しようと思っていたからです。
　溜まった本を整理してみたら、坂本政道さんの本が７冊あって、藤崎ちえこさんの本は２冊ありました。今回紹介するのは坂本政道さんの代表的な本と思える３冊です。その他に、

『体外離脱と死後体験の謎』（坂本政道著、学研）

　という、２００６年初頭に発売された本があります。
　この本は坂本さんの体験したもののエッセンスを紹介した本と言ってよく、まずこの本を読んで興味が湧けば、さらに他の本を読むと良いという気がします。ペーパーバック版の大きさの手軽な入門書といった雰囲気で、実際私は、この本から最初に読み始めました。

　坂本さんや藤崎さんの名を知らない方もいるかもしれないので簡単に説明します。両名ともアメリカ・バージニア州にあるモンロー研究所でヘミシンク・ワークを行い、そこで得た超越体験を本にまとめました。
　ヘミシンク・ワークとは故ロバートモンローが開発したもので、これを使うと人間の意識状態を覚醒（通常）状態から変性意識状態へ持っていくことが可能とされるものです。原理は極めて簡単で、両耳から周波数の違う音源を与えると脳波がその左右の周波数の差になるというものです。例えば左耳から１４３Ｈｚ、右耳から１５１Ｈｚの音源を入れると、その差である８Ｈｚ（?派）に脳波がなるというものです。

　坂本さんの本の具体的な内容は、実際に本を読んでもらえばいいので、ここで書きませんが、一つ私にとって興味深い話がありましたので紹介します。
　まず私の子供時代の体験を紹介します。
　私が小学校に上がった頃ですが、不思議な体験をしました。学校から帰ったら家の近くの広場で友達と遊ぶのが日課でしたが、そこで大怪我をするのを救われたことがあったのです。場所は九州の佐賀県の片田舎で、その広場は海に面していて、昔石炭の積出港跡であるコンクリートで出来た角柱が並んでいたのです。子供だった私は、そのコンクリートの柱の上をジャンプして飛び移るという、（今にして思えば実に危険な）遊びをしていました。コンクリートの柱ですからその角は尖っており、飛ぶ移るのを失敗すると角に激突する危険があるし、下の地面に叩きつけられます。柱の長さは１メートルちょっとくらいだったと思いますが、子供の背を考えるとだいぶ危険だと言えます。実際私は、一度失敗して弁慶の泣き所をコンクリートの角に激しくぶつけて、悲惨な目に遭ったことがあります（その傷跡は、４０年経った今でも生々しくあります）。
　あるときその遊びをしていて、一瞬無理そうだと感じたのですが遠くにある柱にジャンプしたのです。でも空中で自分の試みが甘かったことがわかりました。そのままコンクリートの角に体ごとぶつかることを覚悟したのですが、なんと空中で私の左の二の腕を引っ張った“人”がいたのです。おかげで私は空中でくるりと回転し、コンクリートに柱にぶつかることなく、地面に安全に着地できたのです。その瞬間「助かった！」と思った私は、助けてくれた人にお礼を言おうと思って振り返ったのですが、なんと誰もいないのです。私の視線の遠い先に、無邪気に遊んでいる友達の姿が見えました。私から数十メートルも離れていたし、私に全く関係なく楽しそうに遊んでいたのです。私はしばらく呆然として、立ちすくんでしまいました。子供心に、今起きたことをどう解釈していいのかわからなかったのです。明らかに私を助けてくれた“人”がいる。しかしそれは、そこに存在しない“人”だった・・・

　その他にもその広場では、危険な目に遭いそうになると回避される不思議な体験をしました。そしてある時、何か上空から私を見ている存在がいると、ふっと気付いたのです。その様子を今でも覚えていますが、私は視線を感じた方角をじっと見つめてみました。曇った日で、雲しか見えませんでしたが、何かが私を見つめていると感じたのです。
　精神世界を勉強された方なら、守護霊が助けてくれたと解釈されるかもしれません。でも私が感じた感覚は違うものでした。子供心にはどう表現していいかわかりませんでしたが、後年自分で精神世界を勉強するようになって感じるようになったのは、

　あれ（私を上空から見つめていた存在）は、私自身ではなかっただろうか・・・

　という思いです。
　まるで映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のような話ですが、そういう感覚なのです。それゆえ私は、今世（あるいは未来世）において少年時代の自分に逢いに（見に）行く旅をするんじゃないかと密かに考えるようになっていたのです。

　『体外離脱と死後体験の謎』に、それに似た興味深い話が載っています。
　ロバート・モンローが体外離脱体験を重ねるなかで、あるとき２つの異様な生命体（霊体）に身体にまとわりつかれて、恐怖のあまり助けてと叫び声をあげるシーンがあります。そのときある男性（霊体）が現れて、その２つの生命体をモンローから剥がして、連れて行ってくれたのです。そのときはモンローは助かったとほっとしたわけですが、後年その霊体の正体がわかります。なんと２つの異様な霊体は猫だったそうで、猫は単にじゃれてモンローにまとわりついただけだったのです。そして助けに来たその男性は、実は後年のモンロー自身だったというのです。
　さらに『死後体験�V』に著者の坂本さんの話が載っています。
　モンロー研究所で、自分の子供時代に戻るというセッションを行っていたときの記録から抜粋します。

　・・・＜抜粋開始＞・・・

フォーカス１５。
目の前に下りのエスカレータが３台ある。
次の瞬間には場所が変わり、通路を前にいく。
北海道に住んでいたときに通っていた小学校へ行ってみようと思う。５歳から９歳まで４年間千歳に住んでいた。
特に何か景色とかが見え出すわけではない。
ただいろいろ思い出してくる。
１年のころ、「ＭＳ」と自分のイニシャルを廊下の壁にイタズラで彫り、先生に怒られたこと。そのことでずいぶんと悩んだ。
自転車に乗って走りながら、太陽は自分についてくるか確認したこと。そのとき未来の自分が今の自分を見ているような気がしたこと、そんなことはありえないと思ったこと。

　・・・＜抜粋終了＞・・・

　私はこれらの記述を読んで、私が密かに思っていたことは案外本当に起こるんじゃないかと思うようになりました。

あるディ・トレーダーの方からのメール．．．２００６年５月２４日

　よろず屋寸話録の５月１８日の記事、「相場予測の記事は慎重に・・・」で、私は経済ジャーナリストの浅井隆さんが、会員の月例の勉強会でＪブリッジ株を推薦した後から暴落していった話を紹介しました。
　そして“深読み”して、仕手筋が意図的にＪブリッジの株価を下げた可能性があると言いました。これは浅井さんが日頃から、よほど自信がないと株を推薦することはないと言っていたためで、会社内部の問題ではなく、何か外の原因で暴落していったに違いないと思ったからです。
　ですが、あるディ・トレーダーをされている方から、大変鋭い指摘を受けましたので紹介したいと思います。

　・・・＜あるディ・トレーダーをされている方からのメールの掲載開始＞・・・

　・・・（略）・・・

　先日Jブリッジのお話がでていたので少しお話をさせていただきます。

　結論からいわせていただくとJブリッジに関しては全く違和感のない値動きになっています。

　１２日に大幅な減額修正が発表され、その後地合の悪さから投売り（信用取引による追証がらみ）が出たのですがインサイダーを疑われる動きも出来高も無かったし、その後の反発も極自然な値動きとなっております。

　Jブリッジという銘柄は個人投資家にとても人気が高く、信用買い残の多い銘柄です。

　ライブドアショックの頃から会社の胡散臭さが表面化して順調に下げてきました。

　会社の実態は投資業なので株価が直接収益に反映され今回の大幅減額修正となりました。

　株価は全て需給で決まるので減額修正がイコール下落とはなりませんが、少しリスクの高い銘柄ですね。

　驚いたのは、株価の下落に大きく影響を受けるこの銘柄をあえて決算前に進めるのは不思議な気がしました。

　ですから


　＞今日（５月１８日）のＪブリッジの株価を見ると、急速に戻しています。深読みすると、浅井隆さんの話を聞いたどこかの仕手集団が、Ｊブリッジの株を安値で買い占＞めるために、手持ちのＪブリッジの株で売りを仕掛けたという見方も出来るかもしれません。


　これは少し深読みしすぎかもしれませんね。

　反発に関しては多くの銘柄が似たような動きをしました。

　　色々な銘柄が似たようなチャートだったのですが、その中でひとつだけアーバンコーポレイション（８８６８）という会社があるのですが、ここは完全にインサイダーで株価が動きました。

　ほんと株式市場って碌な人間がいないなぁとつくづく思いますね。

　ただし、個別銘柄の推奨が難しいことはともかく日経平均等の指標の予測は全く問題ないと思います。

　ポジショントークが中心のアナリストの予測ではなく、普通と違った角度からの予想はとても楽しいので今後も楽しみにしていますね

　・・・＜メールの掲載終了＞・・・


　さらに後日、もっと詳しい情報をいただいたので、紹介します。


　・・・＜メール掲載開始＞・・・


　笑い話なのですがネット上では自社ビジネスが投資中心になっている企業を総じて「虚業系企業」などと呼んでいます。

　ライブドアが大きく取り上げられてはいますが、

　Jブリッジ（倉庫・運輸業）　アイシーエフ（DVD販売）　BBネット（パン屋）

　プリヴェチューリッヒ再生企業（電気機器）

　等々数多くあります。

　これらは全て大変夢のある会社ですが、市況が悪い時には酷い決算が出る可能性が高く事実株価も大きく値下がりしています。

　個別銘柄を研究されている方であれば今回の決算が悪いことは容易に想像できることでした。

　長期的視野に立った投資であれば問題はないのですが、株高を前提にしたビジネスモデルのような部分がありますのであくまでも夢を買う程度の投資が良いのかもしれませんね。

　繰り返しになりますが、Jブリッジが将来的にどうなるかは私には全くわかりません。

　特に投資業は適正とされる価格を導きにくいため株価が何十倍にもなることがあり大儲けもありえます。

　前出のプリヴェチューリッヒ企業などは４５円から１２３５円になり今は１７１円になっています。

　Jブリッジが発表した大幅減額修正の再に会社がだしたプレスリリースには

「今年1月のライブドアショックによる市況悪化をきっかけとして、当社の企業活性化支援先をはじめとした投資先の株式評価益並びに売却益が、当初計画よりも大幅に減少致しました。」

　　あり、「株が下がったから儲かりませんでした」と認めていますが

　　　　　　　　　売 上 高　経常利益　当期純利益（平成17年11月24日発表）
前回発表予想（A）　45,000　　8,800　　　　7,600
今回修正予想（B）　39,600　　2,800　　　　2,400
増減額（B−A）　　△5,400　△6,000　　　△5,200
増減率（％）　　　△12.0％ △68.2％　 　△68.4％

利益が３分の１になるなんて滅茶苦茶な予想ですね。

ライブドアのおかげで粉飾決算ができなくなったからと思われても仕方ないかもしれません。

プロがこのような銘柄を決算発表直前に勧めるのは考えられないような気がします。

　・・・＜メール掲載終了＞・・・

　この他にも何通かメールをこの方から貰っていまして、株式市場がどのようなものかという話を色々聞かせていただきました。これから株式市場に参加しようと思っている訪問者の方々も多いと思いますので、プロは株式市場をどのようにみているかという観点から、紹介したいと思います。

　・・・＜メール掲載開始＞・・・

　・・・（略）・・・

そもそもバブルが弾けてからの10年以上に利益を上げ続けた人がいるのでしょうか？

極一部にはとても優秀な方やヘッジファンドがありますが、あくまでも例外的な人達です。

それ以外には唯一、証券会社の自己売買部門があります。

これはいわゆるデイトレードをする部門なのです。

日本だけではないかもしれませんが、株式市場は恐ろしいほどの魑魅魍魎が集まった所です。

インサイダーや情報操作などは当たり前で、フェアな場所などありません。

国民の年金の運用から鞘を抜くのは当然だし、汚いなどといっていられない世界です。

運用のプロならばともかく、ルール違反のプロを含めた相手がウジャウジャいるような場所に個人投資家が資金を入れること事態が不利な行動なのです。

確かに長期間で考えるとその不利さは曖昧にされて見過ごされますが、ただのごまかしにすぎません。

実際、新興市場の決算やイベント・事故などは９９％情報漏れしています。

何故か上がっている株を買えば増額修正が発表されますし、その反対もしかりです。

個人投資家がそのような場所で利益を上げ続けるとしたらデイトレードしかありません。

私も「株を止めろ」というお話には大賛成なのですが、デイトレードを止めろというのは唯一の勝てる可能性がある手段を放棄させていると思うのです。

デイトレードをすることによって短期間で大損する方は沢山います。

ただし、長期間運用して損を出している人はもっと沢山いるのです。

結果が早く出ているだけではないでしょうか？

そもそもプロとそうでない人との線引きは

「儲けているかそうでないか。」

これだけではないでしょうか？

　・・・（略）・・・

その後私なりに色々研究していくと株式市場とは「詐欺集団と子供が同じ土俵で戦っている」ようなものだと思うようになりました。

しかもその詐欺集団でさえほとんどが財を増やし続けることなく、何処かで破綻していくのです。

昨今の株式市場の活況で大きな利益を出している人々は沢山います。

もちろん今後も日本市場は大きく飛躍していくかもしれません。

しかしながら、もしまた大きな下落トレンドが訪れたならば個人投資家やそれに類する年金・投資信託の資金は食い散らかされて散っていくことになります。

お金に対する教育をほとんど受けていない日本人はますます萎縮していくのかもしれませんね。

　・・・（略）・・・

　・・・＜メール掲載終了＞・・・


　本山です。
　余談ですがプリヴェチューリッヒという会社名が出てきましたが、この会社を立ち上げた一人に松村謙三さんという人がいます。もうだいぶ前ですが、私は浅井隆さんの勉強会で、この松村さんの講演を聞いたことがあります。松村さんは当時「円資産消滅」という本を書いたことで、浅井隆さんに呼ばれたと記憶しています。その講演の内容が面白く、この人は将来何かやる人ではないかと思ったものです。
　数年前ですが、投資業をされている清原さんという人が、年収１００億円で日本のトップになったということで話題になりました。その清原さんですが松村さんの会社を訪れて、会社の概要を聞いているうちに、どうも落ち着かない雰囲気になってきたそうです。松村さんによると、一刻も速く部下に電話して「プリヴェチューリッヒの株を買え！」と指示したかったのではないかということでした。
　浅井隆さんによるとプリヴェチューリッヒの株は１株を１０株にする株式分割を行っており、実質の株価はピーク時には１万円に達し、発足当時の２００倍以上になったとのことです。

　この話を聞いて思ったのは清原さんのようなプロは、その会社に投資しようとする場合、単に資料を調べるだけでなく、最後は実際にその会社に出向いて経営者に会って決めるんだということです。私はこの話を聞いた頃は、まだ株をやっていましたが、今は（ほとんど）止めています。止めた理由の一つですが、清原さんのようなプロと戦って、勝てるとは思えないということがありました。
　これから株式市場に参加しようと思われている方は、こういった話も参考にしていただければと思います。

災害対策のＨＰ．．．２００６年５月２１日

　最近私のところに、訪問者の方々から色々な情報が寄せられるようになりました。
　その中で、以下のＵＲＬは、これまで７名もの方が私に紹介されたものです。骨子は臨終間際の男性が、今年の６月に関東周辺に巨大地震が発生することや、夏から社会の混乱が始まるという預言を行ったというものです。

http://www.unity-design.jp/unity_slowlifecafe/slc06_saigai/slc0605_vision/slc060%82T_vision.html

　私は最初この文章を読んだとき、私のＨＰで取り上げないことを決めました。ですが、訪問者の方からのメールが１，２件であればそうするつもりだったのですが、７件となると多少事情が変わります。訪問者の方々は、親切心で私の情報を下さると思うのですが、同時に、

「本山よろず屋」はこの件について、どう考える？

　という問いを発しておられるのではないかという気がしてきたのです。
　そこで私なりの見解を述べたいと思います。

　私の見方は、この預言は無視してかまわないのではないかというものです。
　理由ですが、第一は勘です。しかし勘と言ってしまうと話が終わってしまうので、一応それなりの（というよりは、胡散臭そうな）理由を述べたいと思います。

　�@　ＨＰの冒頭に、「この情報は、いわゆる低い階層のチャネリング情報ではなく、高い階層のものとのこと」といった説明文があります。まず「高い」とか「低い」とは何を基準にしているのかという問題がありますが、気にせずそういう表現を使います。
　私は高い階層の意識体は、自分が高い階層から来たなんてことは言わないんじゃないかと思うのです。わざわざ高いと言わなければならないのは、そのチャネリングした意識体が低い階層のものだからじゃないかと疑ってしまうのです。
　さらに高い階層から来た意識体は、それに相応しいチャネラーを選ぶと思うのです。臨終間際で、意識朦朧となっている人間にチャネリングするというのは、高い階層から来た意識体がすることとは思えないのです（私には、低い意識体が、本人が意識朦朧となっていることをいいことに、悪戯しているように見えてしまうのです）。

　�A　サーズ、エイズなどが人工的に作られたといったことや、石油の値段が上がったり、ハイパーインフレとなるといった色々なことを言っていますが、どれ一つ目新しいものはありません。私は、こういった情報のすべてを知っているわけではありませんが、私ですら知っているようなことしか言っていません（別次元からのチャネリングと銘打っているのだから、少しはあっと驚くようなことを言ってくれないかなあ、と思います）。
　つまり西暦２０３６年からタイムトラベルして来たと主張したジョン・タイター君と同じで、社会問題や経済、精神世界などに通暁している人なら知っているような話を並べて、預言になんとか信憑性を持たせようと画策しているように見えてしまうのです。
　一つ例を挙げると、ジョン・タイター君は２０１２年に人類の覚醒があるとしているのに、２０１５年に第三次世界大戦が勃発するなどと言っています（２０１２年はフォトンベルトというテーマで騒がれた年ですし、第三次世界大戦も噂されているテーマです）。私はこの記述に、思わず笑ってしまいました。人類が覚醒して３年後に大戦争を引き起こすというストーリーに、ジョン・タイター君は無理があるとは感じなかったのかなあ、と思います。私はこの災害対策のＨＰの預言にも、同じようなものを感じてしまうのです。


　これらの理由から、私は６月に関東周辺に大地震が起こることはないだろうと思っています。それゆえ私は６月になっても、巨大地震が来たら非常に危険と思われる東京２３区内にも、どんどん出掛けるつもりです。
　こういった私の見解に対し、訪問者の方々がどのように思われるかわかりませんが、おそらく私の見解は少数派だろうと思います。しかし結果は明瞭にわかります。今は５月中旬ですから、あと１ヶ月半で結果はわかります。

　当然ながら、これは私個人の勝手な見解ですし、他の方々に影響を与えたいとは微塵も思っていません。もしかりに６月に関東周辺で大地震が起こったら、「本山よろず屋」の見解は間違っていた（本物を見抜けなかった）・・・というだけの話です。

相場予測の記事は慎重に・・・．．．２００６年５月１８日

　以前はこのＨＰは訪れる人も少なかったのですが、最近は（以前と比べてですが）訪問者の数もだいぶ増えてきました。それと共に、訪問者の方からメールをいただくことも多くなりました。
　以前、浅井敏雄さんに関連して株の記事を書いていたときに、現役のディ・トレーダーの方からメールをいただいたことがあります。その方は、職業柄でしょうか、このＨＰの相場に関する記事には、興味があると言われていました。しかしながら、その方は私の相場予測に興味があるのではなく、私が情報として持っている色々な人々（経済エコノミストやゲリーさんのような神秘家等々）の予測が知りたいわけです。私は、相場に関してド素人なのですから、これは当然の話です。逆にそんな安心感から、私は自分の好き勝手な予測が書けるということでもあります。
　しかしながら「原油相場展望」に書いたように、相場予測が当たってしまうと多少慎重にならざるを得ないものがあります。相場予測が当たるとなると、人々の注目を集めてしまうからです。いくら有名人の予測とはいえ、安易にＨＰに載せてはいけないのではないかという気がしてきました。
　適切な例ではないかも知れませんが、こんなことがありました。
　私は経済ジャーナリストの浅井隆さんの勉強会に参加しているのですが、５月９日にその勉強会がありました。そこで浅井隆さんは株の話題のときに、Ｊブリッジ（９３１８）という会社の名をあげました。そこでこんな話をしました。

・Ｊブリッジの株価は、ついに底をうった（５月９日のＪブリッジの株価の終値は９６６円）。

・浅井さんがＪブリッジに、ある有能な人物をコンサルタントとして、送り込む計画がある。

・そこで経営が上手くいけば、Ｊブリッジの株価は１万円をつける可能性がある。

　もちろん浅井隆さんは、株で財産を作った人間は千人に一人しかいないといったことや、株に投資する金額は出来るだけ少ない方がよいといったことも同時に言っています。しかしこれだけの話を聞けば、Ｊブリッジの株を買ってみようかと思う人間が大勢出てくるはずです。特に浅井隆さんは、このＨＰのように無名ではなく、本を数十冊も書いている有名人です。おそらくこの話を聞いて、勧められるままにＪブリッジの株を買った人は、日本全国でかなりいるのではないかと思います。
　そしてＪブリッジの株がその後どうなったかというのをチャートで紹介します。図の矢印が浅井隆さんが、Ｊブリッジの株を勧めた時点です。





　終値ベースで紹介すると、以下のようになります。

５／９　（火）．．９６６円
５／１０（水）．．９３０円
５／１１（木）．．９１４円
５／１２（金）．．９１０円
５／１５（月）．．８１０円　（おそらくストップ安）
５／１６（火）．．７１０円　（おそらくストップ安）
５／１７（水）．．６８２円　（ザラ場で６２０円の安値をつける）
５／１８（木）．．７８２円　（おそらくストップ高）

　つまり浅井隆さんが勧めた５月９日からコンスタントに下落をはじめ、５月１２日、１３日には（おそらく）ストップ安をつける水準まで売り込まれました。結果として、浅井隆さんが勧めた直後から、株価は暴落していったのです。昨日（５月１７日）はＪブリッジの株を買った人は、６２０円という値段を見て、血の気が引いたに違いありません。浅井隆さんはＪブリッジの株を勧めることで、利益を特別に得たわけでなく、素直に良かれと思って言っただけのことだと思います。しかしＪブリッジの株を買った人の中には、浅井隆さんのことを（昨日ばかりは）恨んだ人もいるかもしれません。

　この例でわかるように、安易に相場予測を言うと、おもわぬ恨みを買う可能性があるということを肝に銘じる必要があると思っています。

　蛇足ですが、今日（５月１８日）のＪブリッジの株価を見ると、急速に戻しています。深読みすると、浅井隆さんの話を聞いたどこかの仕手集団が、Ｊブリッジの株を安値で買い占めるために、手持ちのＪブリッジの株で売りを仕掛けたという見方も出来るかもしれません。

　それにしても株は本当に恐ろしいと思います。
　日経平均は４月７日に１７５６３円の高値を付けたあと、今日（５月１８日）は１６０８７円と１５００円近く急落しています。浅井は浅井でも浅井敏雄さんは大丈夫だろうかと心配になってきます。
　浅井敏雄さんのメルマガである「間違いだらけの健康常識」の最新版には、健康に関する記述がないだけでなく、株を勧誘する文言もとうとう無くなりました。前回までのメルマガには、

「１年で資金を数倍にし、一人１億円の自由に使える資金を作るのが目標です。参加者は全員が達成できるように共に勉強していきます。」

　といった実に鼻息の荒い文言が踊っていたのです。
　浅井敏雄さんがもらっていた株情報は、新興市場のものが多かったと思いますが、ご存じのように新興市場は年初から大幅な下落が続いています。５月１２日の日経新聞によるとマザーズ指数は１月最高値から比べて４１％も安くなりました。

　株で１年に資金を数倍にするためには、信用取引する以外にないと思われ、浅井敏雄さんのところで株情報をもらって買った人々が追証に苦しめられていないだろうかと、いらぬ心配をしてしまいます。
　先日浅井敏雄さんに電話して、浅井敏雄さんのところで扱っている商品の説明を求めたところ、心ここにあらずといった対応でした。たまたまその日が日経平均が暴落にちかい下落をした日で、関係なければと思っています。

原油相場展望．．．２００６年５月１６日

　「よろず屋寸話録」４月２０日、私は「１バレル７２ドル突破！」という記事を書きました。
　これは以前ゲリーさんから原油価格がどこまで上昇するか聞いたところ、７２〜７３ドルという（意外な？）結果を聞いたことがきっかけです。その後の状況ですが、４月２１日のＮＹ市場で７５．３５ドルまで行きました。ところがチャートを見てもらればわかるように、その後下落に転じ７０ドル近辺まで下がった後、再び上昇しますが、４月２１日の７５．３５ドルに届かず下落に転じました。そして三度上昇するも再度下落です。





　原油価格が７５ドル近辺に達したときは、テレビなどの経済ニュースで、エコノミストと称する人達が、８０ドル、９０ドル、はたまた１００ドル突破という原油価格の大幅な上昇を盛んに警告するコメントを言っていました。ですが見事に７５ドルを天井に、ピタリと上昇が止まりました。
　正直言って、これは驚きべきことだと思います。

　ゲリーさんは７２〜７３ドル位と言っていましたが、実際は７５ドルでした。これは誤差の範囲内と言ってよいだろうと思います。実は私自身が、ここまで見事に当たるとは思っていませんでした。アカシックの預言は、その時点での未来の可能性を言っているだけですし、特に大勢の人間の思惑が交差する相場は、当てるのが難しいと聞いていたからです。私は正直なところ、ゲリーさんの相場の預言を、こういうネットのような公の場で発表してよかったのか心配になってきています（当たってしまったからです。発表することで社会に悪影響がないか心配してしまいます）。

　でも一度書いてしまったのは仕方ありません。
　ゲリーさんの言っていたことを再度確認すると、原油価格はこの水準を抜くことはないこと。今後巨大油田が発見されることと、中国が主なエネルギー源を水素燃料にすると世界にアナウンスすることで、いずれ１バーレル２０ドル前後といった、高騰前の水準に戻るとのことです（ただし時期は不明）。

　私は原油の先物取引をやっていませんが、先物相場を張っている人には、これは大変貴重な情報です。７５ドル近辺に近づいたら、売りを仕掛ければいいのですから簡単です。でもこれはあくまでも預言です。今後もこれが当たり続けるという保証は出来ず、私は責任取れませんので、あくまでも自己責任でお願いします。

『次の超大国は中国だとロックフェラーが決めた』．．．２００６年５月１６日

推薦図書

　『次の超大国は中国だとロックフェラーが決めた　上・下』
　（ヴィクター・ソーン著、副島隆彦訳、徳間書店）

　新聞やテレビ、雑誌などのいわいる一般のマスコミでは決して語られない情報が載っています。世界を動かすスーパーパワーの存在と、その動きを追った本です。歴史や政治がどのような力学で動かされてきたかを理解するのに、必読の本だと思います。

　訳者の副島氏は、以下のような文を書いています。

　・・・＜副島隆彦氏の解説＞・・・

　本書の中身があまりに危険な内容なので、今の私たち日本人の「物事の理解の枠組み」そのものを壊してしまう恐れが十分にある。それでも、この世の中（＝世界）を貫く真実を知りたい、本当のことを知りたいと切実に願っている人々は、この本を読むことで、これまでの自己の政治、社会問題の理解の最新段階に到達するだろう。

　・・・＜副島隆彦氏の解説終了＞・・・

　これは大げさな表現ではないと思います。

　こういった本を、中身を吟味せず、陰謀論（陰謀説）と決めつけて非難ないし無視する風潮が世間には色濃くあります。

　以前『９１１　ボーイングを捜せ』というＤＶＤを紹介しました。
　このＤＶＤは２００１年９月１１日、アメリカで起こった同時多発テロが、当局が発表したようなテロリストの攻撃によって起こされたという理由では、決して説明のつかない事実を数多く集めたものです。このＤＶＤを製作したラジオ局のデーブ・ヴァンクライスト氏の話を私が要約して記載します。


　・・・＜デーブ・ヴァンクライスト氏の話＞・・・

　すべての真実は３つの段階を経るものだと言われています。

�@　最初は否定
�A　次に激しい反対
�B　最後は常識として広く受け入れる

　このビデオを観る人達は、この３つのどれかに分類されるでしょう。まずこんなことが起こるはずがないと全面否定する人達。次に内容そのものに注意を払うことなく、なんとか制作者の信用を失墜させようとする人達。かというと、ゆったりと椅子に座って、驚きません、前からそう思っていましたからという人々もいるでしょう。
　このことを念頭において、これから言葉の連想ゲームをしてみましょう。

「陰謀(conspiracy)」

　この言葉を聞いて多くの人は「説(theory)」という言葉を連想するのではないでしょうか。私たちは、「陰謀」から「説」を連想するように馴らされているのです。そう思うのは、「陰謀」は常に本当のことでなく、「説」に違いないと思い込んでいるからです。例を上げましょう。宝くじを買わなければ賞金を当てることは仮説です。しかし一度宝くじを買えば、賞金が当たることは仮設でなく、可能性となります。さらにもっと宝くじを買えば、当たる可能性が大きくなり、ついには当たるのは確実になっていきます。陰謀説とはそういうものです。証拠が何もなければ、それは陰謀説です。しかし証拠が一つでもあれば、それがちっぽけで状況的なものであっても、それは可能性となります。そしてさらに証拠が集まれば、その可能性は高くなり、ついには陰謀の確率が高まります。
　このビデオの証拠を見て、これが陰謀説なのか、それとも本当の陰謀なのか、ご自分で判断して下さい。

　・・・＜デーブ・ヴァンクライスト氏の話、終了＞・・・

　デーブ・ヴァンクライスト氏が指摘するような「陰謀」を「説」を結びつける反応は、この日本においても色濃く見られます。こういった話を陰謀説として、否定または無視する態度こそ“常識的”と思い込む風潮です（私はそういう人を、たくさん見てきました）。これはある意味で巧みな条件反射付けの結果と言えるかもしれません。
　問題は、何が真実かであって、何が世の中の一般的な常識か、ではないからです。

　『９１１　ボーイングを捜せ』同様に、この『次の超大国は中国だとロックフェラーが決めた』をご自分で読まれて、判断してもらえばと思います。

アカシック・レビュー・セミナー．．．２００６年５月１０日

　５月７日に、ゲリー・ボーネルさんのアカシック・レビュー・セミナーへ行ってきました。
　レビューセミナーは以前ゲリーさんのＷＳ（ワークショップ）に参加したことのある人だけ参加資格があるので、人数もだいぶ少なかったです。３０人前後といったところでしょうか。
　それでもレビューセミナーまで参加しようという人ですから気合いが入っている人が多いようで、質問の内容が充実していて、大変勉強になりました。その中で私が面白いと思った話題を紹介します。

　まず参加者の中で体外離脱の経験者が何人もいたので、驚きました。体外離脱というと坂本政道さんが有名で何冊も本を書いていますが、世の中にはそういう人がけっこういるんだと感心しました。ある男性ですが、その人はゲリーさんから体外離脱を勧められたそうです（おそらく個人セッションで）。そこでやってみると確かに出来て、薄暗い中をフワフワと浮いていたそうです。その人は変わった人で、せっかく体外離脱しているのに、別に何処に行きたいという気持ちもなく、ただ浮かんでいるだけだったそうです。
　ゲリーさんのアドバイスは、「目的地を設定しなさい」でした。心の中で目的地を思い浮かべるだけで、瞬時にそこに移動出来るそうです（移動という言葉は適切でないかもしれませんが）。さらにゲリーさんは、意味深なアドバイスをしました。「チベットのラサに行きなさい」です。おそらくその場所に、その男性と関係の深い何かがあるのでしょう。

　次にある女性ですが、体外離脱は出来るのに、アカシックに入れないんだそうです。私は、こんな例を聞いたことがありません。体外離脱まで出来るのに、世の中には変わった人がいるなあ、と感心してしまいました。ゲリーさんのアドバイスは、体外離脱する際にカレント・サウンドの領域を突き抜けていくのですが、そこでタトア（タタワ？、ＴＡＴＴＡＷＡ）のシンボルを心に思い浮かべるように、でした。このシンボルはアカシック・レコードを表わす普遍的なシンボルなんだそうです。図に描いてくれたので、お見せします。




（ＴＡＴＴＡＷＡ、アカシックの普遍的なシンボル。古代ケルトのシンボルだそうです。実際に見るとこのシンボルの中心にラピス（濃いブルー）の光が見えるそうです）


　このシンボルを思い描くと、自然にアカシックの中に入っていけるそうです。さらに体外離脱してからアカシックに入ると、より効果的なんだそうです。一般的には、肉体に意識を残したまま、アカシックに入るのが普通です。しかし体外離脱により普遍意識（英語ではユニバーサル・マインドと表現していました）でアカシックに入ると、深くアカシックに入ることができ、すべてを探索出来るんだそうです。ちなみに実に不快と言われているカレント・サウンドですが、３次元のこの世界のすべての振動の集合体なんだそうです。なるほど、だからそれを超えたところに普遍意識があるということのようです。

　次の男性ですが、この人はどうも体外離脱したようだが、それが事実かわからないと言っていました。ゲリーさんのアドバイスは、「振り返って自分の体が見えるか確かめて下さい」でした。その他には、別室に本を広げておいて、体外離脱した後、この本の開いたページの内容を覚えておいて、後で確認すると良いとのことです。また友人宅へ行くという手もあるという話でした。私としては、自分が体外離脱して友人宅に行くのはいいけど、自分のところに来られるのは、ちょっと勘弁だなあ、と思ってしまいました（実に自分勝手な意見ですが）。


　もう一つ興味深い話があったので、紹介します。
　精神世界を勉強された方なら、過去世が歴史の古い年代から徐々に現代に向かって繰り返されるものではないことはご存じだと思います。過去世が時として、未来のこともありうるわけです。
　ある女性の話です。その女性は去年末のＷＳが終わって自分の過去世をアカシックに尋ねてみたら、凄まじい人間の肉体が焼け焦げるような腐臭がしてきたといいます。大勢そういった人間達の中に自分もいたそうです。どうも戦争をしているようだったといいます。そして彼らの服装ですが、現在の軍隊が着ているような服装と違い、形容しがたいものだったといいます。
　ゲリーさんのアドバイスですが、「あなたの過去世は、未来からのものです」とのこと。
　これは将来、地球が他の宇宙からやってきた種族から侵略を受けたときのもので、地球の防衛軍のようなものが必死の抵抗をしたものだというのです。私は、まるでＳＦ映画のようなぶっ飛んだ話に、驚いてしまいました。その未来とはいつなのだろうか。数十年先か、それとも数百年先か、それとも数千年先か。とにかく、地球は未来において、大変な危機を迎えるらしいのです。
　アカシックで過去世を見たとき、それが未来のものだととても理解が困難になるといいます。つまり現在の我々の科学知識を遥かに凌駕した未来を、正確に理解するのはとても困難なんだそうです。その女性が、服装をうまく伝えられなかったのはそういう理由だそうです。（以前このことは書きましたが）ノストラダムスが、５００年後の未来を正確に描写出来なかったのも、同じ理由だといいます。だから現代の我々が読んで、意味不明の４行詩となったそうです。

　他にも興味深い話題があったのですが、それは次の機会ということで。

『ツインソウル』．．．２００６年５月５日

推薦図書

　『ツインソウル　死にゆく私が体験した奇跡』（飯田史彦著、ＰＨＰ研究所）

　この本は、掲示板２５８４番でたまごんさんから紹介していただきました。

　私は以前から飯田氏のファンだと公言してきましたが、実はある時期から飯田氏の本を読むことを止めていました。その理由は、私がこれまで学んできた精神世界の理解と、飯田氏の主張に齟齬が出てきたからです。
　その例の一つとして、飯田氏がこれまで主張してきた、

「予定外の死など生じることはない」

　という考え方があります。
　この本では、さらにその上の“真理”が明かされます。そしてその答えこそ私が大いに納得するものでした（私は思わず「これこそ求めていた答えだ！」と興奮してしまいました）。
　その他にも、精神世界を理解する上で、大変為になる情報が載っています。

　精神世界に興味のある方にぜひ、推薦したい本です。

　＊　＊　＊　＊　＊

　推薦図書『ツインソウル　死にゆく私が体験した奇跡』の記事を読まれたある訪問者の方から、メールをいただきました。

　私は、大変するどい指摘に感心してしまいました。
　これは訪問者の方々にも、ぜひ読んでもらいたいと思い掲載のお願いをしたところ、快く許可していただきました。
　この方は、精神世界において、（私の勝手な意見かもしれませんが）とても深い理解をしておられるという印象を持ちました。ぜひ訪問者の方々に紹介したい文章です。

　・・・＜メールから抜粋開始＞・・・

本山さん

　こんにちは。・・・（略）・・・、＊＊＊＊です。
　昨日飯田先生の新刊書がAmazonから届き、一気に読んでしまいました。本山さんが仰られるように私自身も求めていた答えの一部が書かれていることに興奮しました。

　飯田先生が光の存在と対面する場面で「あなたは、私だったのですね・・」と気づかれる場面ですが、森田氏がモンロー研究所で幽体離脱して「ドア」と対面して問いかける場面でも同じ言葉が出てきました。
　また、嫌だと思っていた相手や攻撃的な言動をする人に関しても実は繋がっていて、その理由も理解できたという場面がありましたが、森田氏の時も、そういう人達が森田氏を応援する波動のようなものを送り続けているのを知ったというのがありました。
　森田氏も体験したことに関しては変な脚色を入れない所がありますので、二人の人達が実際に体験した中での共通点は大きい物を感じてしまいます。

　私が特に印象を強く受けましたのは、光の存在が「物質世界で生きる人間には、人生の真理を論理的に理解し、言葉で表現することなど、決してできないのだ。」という所です。今後精神世界に触れていく中での基礎になるように感じました。

　なにかとりとめも無い文章ですみません。
　本山さんが飯田先生の本のことを書かれていましたので私もついメールを差し上げた次第です。
　・・・（略）・・・

　・・・＜メールから抜粋終了＞・・・

「金（キン）」の買い方．．．２００６年５月２日

　最近、日経平均株価は、さえない動きをしているようですが、商品市況はダイナミックに動いています。特に「金」や「銀」などの貴金属の値動きが激しく、ストップ安をつけたと思ったら翌日はストップ高になったりとすごいものです。相場を張っている人は、夜もおちおち寝てられないのではと、同情していしまいます（だから私は現物を勧めているのですが）。
　先日私がネット取引をしているエース交易という会社の社員の方と雑談する機会があったのですが、社員の方も最近の貴金属類の値動きの荒さに驚いていると言っていました。
「昔は、１日に２〜３円しか動かないというのが普通だったんですけどねえ」
　とのこと。

　もちろんチャートを見てもらえばお解かりですが、値動きは日々上下に激しく動いていますが、全体的には上昇基調です。ここが大事なところで、日々の値動きなど、どうでもいいのです。相場師でもない一般の我々が、日々の値動きに一喜一憂するなんて馬鹿げています。問題は、今現在のトレンドがどの方向に動いているかです。

　これから折に触れて「金」の話題を取り上げていこうと思いますが、今回は「金」の買い方の話題をしたいと思います。

　まず「金」の値段がどこで決まるかをみてみます。
　１９７４年１２月、ニューヨークに「金」の先物市場がつくられましたが、現在ここで「金」の値段は決まります（当然ドル建てです）。それ以前はロンドンで「金」の現物の値段を決めていました。現物から先物という形で、ＮＹの市場が価格決定権を奪ったということです（ある人は、ロスチャイルドからロックフェラーが、「金」の価格支配権を奪い取ったという表現をするかもしれませんが、この話は今はしません）。
　ＮＹの「金」の先物市場を見てもらえばわかりますが、なんと４年先の物まで売り買いされています。ＮＹ市場の規模の大きさを窺い知れます。東京市場は１年先まで扱っており、それも２ヶ月単位です。具体的に言うと、今は５月ですが、６月物、８月物、１０月物、１２月物、来年の２月物、来年の４月物の計６本です。このように先（将来）の受け渡しの物を、現在さかんに売り買いしているわけです（だから先物取引（さきものとりひき）と言います）。
　東京市場の取引をしばらく見てもらえばわかりますが、東京市場に価格決定権はありません。ＮＹで決まったドルベースの値段が、為替を通して円に換算された値となります。時々新聞に東京市場の値段が、ＮＹ市場に影響を与えたなどといった記事が載ることがありますが、その影響力は微々たるものだと思います。
　「金」の価格決定の順序を整理します。

�@ＮＹ先物市場で価格が決定する。
�AＮＹ先物市場で決まったドルの値段を円換算した値をベースに、東京市場で先物の売り買いが行われる。ただしその日の円ドル為替に影響された値動きがほとんど。
�B直近（ちょっきん）（今なら現時点に一番近い６月物）を基準に現物の値段が決定する。

　実際に値段を示してみましょう。
　５月１日のＮＹ市場での５月物の値段は１トロイオンス（３１．１０３５ｇ）前日比５．７ドル高の６５７．５ドルです。ですから１ｇは約２１．１４ドルとなります。これを今日（５月２日）の円ドル為替レートである１ドル１１３円６０銭（前場終値）で換算すると、１ｇは約２４０１円となります。実際の５月２日の東京市場での前場の終値は、６月物で２３８１円でした。

　では２３８１円を元にして、現物の「金」価格の値段を見てみましょう。
　５月２日の田中貴金属工業の「金」の現物（地金）１ｇの価格です。

　（売り）．．．２４２３円（消費税込みで２５４４円）
　（買い）．．．２３６３円（消費税込みで２４８２円）

　となっています。
　このように２３８１円の相場なのに、実際には２４２３円で売られています。このように下駄を履いた値段での売り買いが行われています。また売りの２４２３円と買いの２３６３円の差の６０円は、田中貴金属工業のような業者の取り分です。これは業者が、店舗や在庫を抱えているのですから仕方のないことです。実際の金額は、この値段に消費税が上乗せされます（逆に「金」を売る場合は、消費税を受け取ることになります）。

　では「金」を買う際に、一番身近な金貨の場合を見てみます。
　前述の田中貴金属工業の５月２日のウィーン（オーストリア）及びメイプルリーフ（カナダ）金貨の値段を紹介します。

・１オンス金貨．．．．．．８５，６５８円
・１／２オンス金貨．．．．４３，６４４円
・１／４オンス金貨．．．．２２，５７９円
・１／１０オンス金貨．．．９，２４５円

　意外と知らない人が多いのですが、金貨の値段は地金の値段よりも割高です。５月２日の１オンス分の「金」の現物の値段は、

　３１．１０３５　×　２４２３円　＝　約７５３６４円

　となり消費税を入れて７９１３２円です。８５６５８円との差額は６５２６円です。これは金貨特有のプレミアムといったもので金貨の製造費みたいなものと理解すべきものかもしれません。
　ただ（私の個人的な思いかもしれませんが）昭和６１年に発行された天皇即位記念の１０万円金貨はいただけないと思います。１０万円という値段ですが、売られた当時は４万円の金の含有量しかなかったといいます。おかげで偽物が出回ったという話です。やはりメイプルリーフ金貨のようなしっかりと「金」としての価値のある金貨がお勧めです（金貨を買うのは、田中貴金属のような業者でもできますし、銀行でも扱っています。また三菱東京ＵＦＪ銀行では「金」に連動した積み立て口座などもあります）。

　話がすこしそれますが、私と金貨は随分長い付き合いでした。
　私が初めてアメリカに渡ったのはもう２０年前になりますが、現地の日本人と接触して、彼らが資産の一部を「金」で保有していることを知りました。それは強烈なインフレで、ドル資産の目減りを経験したからだといいます。日本にいる時は、「金」など考えもしなかったのですが、日本では体験出来ないような猛烈なインフレがあったそうです。そういえばヨーロッパの資産家は、必ず資産の一部を「金」で保有しているという話を聞いたことがあります。たびたび戦乱に見舞われたヨーロッパでは、各国の紙幣が突然紙切れになるということがあったといいます。それ以来、私は余分な資金があれば金貨に替えるのが習慣になっていきました。現地の日本人はカナダのメイプルリーフが良いと言っていました。カナダは先進国であり国情が安定しているからだといいます。アメリカだからイーグル金貨となりそうですが、違うのです。理由は、メイプルリーフ金貨やクルーガーランド金貨（南アフリカ）やウィーン金貨は純度が９９．９９％（フォーナインと呼びます）ですが、イーグルは９９．９％（スリーナイン）だからだそうです（当時の話で、今ではどうだか知りませんが）。あるいは現地に住んでいる人が、アメリカという国家を信用していないという理由もあったかもしれません。
　この金貨を買うという習慣は、日本に帰ってからも続きました。私がいくら貧乏といっても、余分な分はすべて金貨に替えるのですから１０数年も経つとだいぶ貯まってきました。「金」の欠点は金利を産まないことと、保管の難しさです。ある程度の量が貯まると、泥棒の心配をしなければならなくなります。なにしろ盗まれたら一巻の終わりです。そこで泣く泣く銀行の貸金庫を借りることにしました。しかしそれでも嵩張ってしまうので、ある時金貨は止めて、「金」の地金にすることにしたのです。これだと嵩張らないので便利です。ただし地金（インゴット）は一般的には１ｋｇが最小です（５００ｇもあるようですが）。それゆえある程度の「金」を保有しようと思っている人には地金はお勧めです。

　掲示板にも書いたのですが、先物で「金」の現物を買うのが一番安く買えます。
　私の場合はエース交易という会社のネットの先物取引の口座を開いたのですが、これだと市場の値段そのままで買えます。田中貴金属のような業者から買うと、下駄を履いた値段となります。
　例えば５月２日に田中貴金属で１ｋｇの地金を買うと、１ｇ＝２４２３円なので消費税を含めて２５４万４千円掛かります。ですが先物ですと、１ｇ＝２３８１円なので消費税を含めて２５０万円となります。これに委託手数料と出庫料として７千円弱掛かり、あわせて２５０万７千円です。現物より３万７千円安く買えるのです。ただし６月物の受け渡しは６月末なので、現物を貰うまでしばらく待つ必要があります（ちなみに地金を現物で買うのなら、田中貴金属よりはエース交易の方が安いです。田中貴金属の１ｇの値段が２４２３円に対し、エース交易は２４０１円です）。
　とはいえこういった話は、たんに手続きの問題なのでたいしたことではないのかもしれません。

　私が、こういった「金」の話を書くのは、インフレの足音が近づいていることが理由の一つです。２１世紀もデフレ基調が続くと、長谷川慶太郎氏や増田俊男氏などは主張しています。私に言わせれば、それは評論家の世迷い事です。特に増田俊男氏は、株価の予測をことごとく外してきた“実績”がある人です（さらに増田氏は、数年前から「金」が上がることはないと断言していました）。
　これから我々を襲うインフレは、これまで体験したもの以上になると私は予測しています。資産の一部を「金」に替えれば、ヘッジとして有効ではないかと考えているのです。

こんなことが、あればいいなあ〜．．．２００６年４月２６日

　現在、私は無収入の生活をしています。
　当然ながら食費を自炊にして切り詰めるなどの節約をしていますが、限界があるなあ、と感じているところです。先日はアパートの更新料を払ってきましたが、これから所得税、地方税と健康保険料の支払いがやってきます（私はサラリーマンではないので、１年分の一括払いです）。先月は国民年金の保険料の支払いがありました。
　来年は、収入がないのですから所得税、地方税や健康保険料は激減するでしょうが、国民年金の支払い額は変わりません。新聞の購読を止めようかなどと考えているところです。
　もちろんこういった状況になることは、（今流行りの言葉でいえば）、想定内のことで、、しばらくは蓄えを食い潰しながらも生きていけます。私は、２０代、３０代の頃は、こういう状況を頻繁に経験していましたが、全く平気でした。ですが、４０代の今となっては、さすがに多少の不安を覚えるようになりました。減り続ける預金口座の額をじっと睨みながら生活するのは、あまり精神衛生上よくありません。

　そんな私の思い、というか、願望にぴったりの話があったので紹介します。
　「フラワー・オブ・ライフ（第２巻）」（ドランヴァロ・マルクゼデク著、ナチュラル・スピリット社）から抜粋します。
　これを読むと、自分にはこんなことは、起こらないだろうなあ・・・と思います。

　・・・＜抜粋開始＞・・・

ガソリン缶


　私が最初にこの「偶然の一致」という概念に気づいたのは、カナダの森の奥で暮らしていた時でした。天使たちが妻と私のもとに現われて、私たちはその言葉に導かれていたのです。学びはじめたぱかりの頃、天使たちはお金のことは心配しないようにと伝えてきました。必要なものはすべて私たちに届くようにするからと一言うのです。彼らの話では、神が人に対して定めた「自然の法則」というものがあり、それによれば人類はものを得るのに神に頼るか、あるいは自分自身を頼りにするか、どちらかなのだそうです。そして神に頼るなら必要なものはすべて「手の届くところにある」が、自分自身を頼りにしていれば、神は求められても援助はしないだろうと言いました。
　あるとき、車のガソリンをきらしてしまい、妻は私にひどく腹を立てました。家からは一番近いガソリン・スタンドでも３０キロくらい離れており、妻はそれまでもたびたびガス欠を経験していました。つい２日前にもガス欠になり、彼女は何キロも歩く羽目になったばかりでしたから、私がガソリン缶を買っておかなかったことにものすごく憤慨したのです。妻は何度もその話を持ち出し、小さなガソリン缶ひとつが大変な大問題に発展してしまいました。私は「神を信頼しよう」と言い続けました。「神ですって？　必要なのはガソリンなのよ！」と妻。そこで私は言いました。「天使たちは、今は僕らが仕事をする時期じゃないと言っているんだ。だから何でも供給してくれているんだよ。たしかにほんとに今はお金がないけど、信頼しようじゃないか」。事実、天使たちはありとあらゆるものを供給してくれました。おかげで必要なものは全部手に入っていたのです−−−ガソリンを除いては。
　私たちは近くの湖に向かって歩きました。その間じゅう妻は、「もう町に戻るべきだわ。信頼を糧にした暮らしなんて無理よ。これじゃあ、あんまりひどすぎるわ。とにかくお金は要るのよ」と、ずっと言い続けていました。湖に着くと私たちは岩の上に腰をおろし、神が与えてくれた荘厳な山々に囲まれている美しい湖を見つめました。それでもまだ妻はひたすら私に文句を言い、神や天使たちに不満を言いつのっていました。
　妻が話すのを聞きながら、私はふと横のほうを見やりました。すると５，６メートル向こうの２つの岩の間に、ガソリン缶があるのです。まるで誰かがそこにボートを引き上げて、その缶を置いていったようです。しかもそれは使い差しではありませんでした。間違いなく地上まれに見るほど立派なガソリン缶だったのです！　世の中にこんなものがあるとは知りませんでした。それはぶ厚くて頑丈な真鍮の見事な赤い缶で、やはり真鍮のしっかりした持ち手がついていました。そのガソリン缶の値打ちときたら、１００ドルは下らなかったでしょう。
　私は「ちょっと待って」と言い、そのガソリン缶を取りに行きました。そして妻の前に置いて「どう？」と訊きました。彼女はその後２週間ほど静かになりました。


札束の話


　私たちの小さな家が建っていた森林は、地球上でも滅多にないほど美しい場所でした。その家はカトリック教会が好きなだけ滞在してよいと無料で貸してくれたものです。私たちには何もありませんでしたが、すべてが与えられたのです−−−ガソリン缶までも。しかし、とうとうある時点で持ち金が底をつきはじめました。天使たちからは、森に暮らす間は働かないで瞑想を続けるよう言われていましたから、収入はほとんどありませんでした。
　お金がどんどん目減りしていくにしたがって、妻は目に見えてぴりぴりしてきました。ついに私たちの手持ちのお金は１６ドルになりました。お金を得るめども立ちません。お金が減るのと一緒に、妻の忍耐もすり減っていきました。彼女は恐怖でいっぱいになってしまったのです。もうこれまでと思った妻は、私と別れる覚悟を固めていました。翌日には１２５ドルもの車のローンの支払いを控え、もし払えなければ車を手放さねぱなりません。しかしそうなったらそうなったで仕方のないことでした。そんなお金は持ち合わせていなかったのですから。その日、妻は朝から晩までずっと文句を言い続けました。眠りにつく時も、妻は私から思いきり離れたベッドの端で横になりました。
　すると夜もすっかり更けた時間、誰かが表のドアをたたくのです。私たちが住んでいたのは森の奥で、一番近い道路から６キロ以上あり、一番近い隣家とも３キロ以上離れていました。こんなめずらしい夜中の訪問者に、私たちはびっくり仰天しました。
　私はベッドから飛び起きると、あわててガウンをまとい、ドアを開けました。するとそこには２年以上も会っていなかった昔の友人が、満面の笑みをたたえて立っていたのです。彼は玄関を入るなり、「やあ、ずいぶん捜したよ。まったく、ものすごいところに住んでいるもんだな。人目をはばかって隠れないといけない理由でもあるのかい？」と言いました。私は「いやいや、大自然に惹かれてね。とにかく入ってくれよ。こんな夜中に一体どうしたの？」と彼にたずねました。
　実は、私は何年も前にその友人にお金を貸したことがあったのです。それはもう彼にあげたつもりだったので、私はきれいさっぱり忘れていました。彼は、「どうしても君にこの金を返しに行かねばと思ったんだ。それぱかり気になってね」と言ったかと思うと、２０ドル紙幣の札束をドサッとテーブルの上に置いたのです。全部で３５００ドルありました。とことん質素に暮らしていた妻と私にとって、それは１００万ドルにも等しい額でした。


二度目の札束の話


　妻は唖然としていました。それから半年ばかりの間、彼女は一度も文句を言いませんでした。ただの一度もです。
　ところがその大金も徐々に目減りしてきたころ、妻の信頼感はまたもや薄れはじめたのです。今度は私たち名義のお金は１２ドルまでになり、再び妻は取り乱しました。そして何度も繰り返し、もう別れる、離婚だわ、アメリカに帰る、と一日中言いました。日が落ちてからも彼女の非難はやまず、お金や神に対する信頼のことでさんざん言い争ったあげく、ぼろぼろになって私たちは眠りにつきました。ところがその日の真夜中のこと、また誰かが家のドアをたたいたのです。
　それは別の友人でした。私がバークレーで大学生活を始めたばかりの頃に知り合ったのですから、もうずいぶん昔の友達です。とても信じられませんでした！　彼はどうやって私の居場所を突きとめたのでしょう。彼を中に通すと、前と同じ展開になりました。ただし、今回の額は１８００ドルと、前ほど多くはありませんでした。彼は言いました。「これは僕が困っていた時に君がくれたお金だ。何かの役に立てばいいと思って」。
　妻は前回とまったく同じ変化を見せました。最初のうちは有頂天で、数カ月間は不平の一も言いませんでした。でもまたお金がなくなってくると、信頼のかけらもなくなってしまったのです。彼女はただ天使たちを信頼することができなかったのです。天使たちは、私だけでなく彼女の前にも姿を現わして、必要なものはすべて与えると言い、現に２年近くもそれをし続けてくれていたのですが・・・。
　そしてとうとうお金が底をついたとき、妻は強引に決着をつけ、仕事に就くためバークレーに帰っていきました。それは彼女の霊的生活の終わりでもありました。まもなく天使を見ることもなくなり、彼女は自分自身を頼って生きるようになったのです。生きるための仕事を得て、天使たちに出会う前と同じ、ごく普通の生活に戻ったのでした。彼女の日常は実質本位なものとなり、人生から魔法が消えていきました。
　天使たちは決して私のもとを去りませんでした。今日に至るまで、私は自分の物質的側面は天使たちに委ね、生命エネルギーはすべて神にささげています。私には見えないものに対する確信と信頼があります。お金がもたらされるたび、私の確信は強まり、妻のそれは弱まっていきました。これはコップに水が半分入っているのを見て、半分満たされていると思うか、半分空だと思うかという話に似ています。この話は覚えておいてください。シッデイや、神の自然の法則に至ったとき、私たちは全員試されることになります。
この期間に、妻と私は数知れないほどたくさんの奇跡を直接体験しました。毎週のように、時には毎日、そうした奇跡を目の当たりにし、それが２年も続いたのです。その多くは、ただお金が入ってくるというような類をはるかに超えたものでした。本当にあり得ない、誰が見ても奇跡と呼べるような出来事でした。このことは私にとってきわめて意義深い学びの体験となりました。奇跡というものが、ある人にとってはどれほど神への愛を深める体験となり、またある人にとってはいかに恐怖を深める体験となり得るかを目撃したのです。
　シッデイには、一筋縄ではいかない大きな霊的危険性が伴います。自我が肥大して個人的権力や欲得のためにシッディを利用しようとする危険性だけでなく、自我が恐怖にとらわれて瞑想をやめてしまう場合もあります。するといずれにしても、機が熟すまで霊的成長はストップすることになります。そこで誰も本当に損なわれたりはしませんが、ただ成長が遅れるのです。


　・・・＜抜粋終了＞・・・

（管理人注）
　「フラワー・オブ・ライフ」の中で、「シッディ」とは以下のように説明されています。

　一般的には瞑想によって精神を落ち着かせ、ストレスが取り除かれた状態をいう。仏教では「悉地（しっじ）」といい、密教の修行によって得る悟り、完成の境地、不思議力などのこと。

１バレル７２ドル突破！．．．２００６年４月２０日

　４月２０日の日経ネットに載った記事です。


・・・＜記事の抜粋開始＞・・・

　【ニューヨーク＝財満大介】19日のニューヨーク・マーカンタイル取引所（ＮＹＭＥＸ）の原油先物相場は4日続伸。ＷＴＩ（ウエスト・テキサス・インターミディエート）期近の5月物は前週末比0.82ドル高の1バレル72.17ドルと、初めて72ドル台で取引を終えた。取引時間中の最高値は72.40ドルで、期近物の最高値を2日続けて更新、米エネルギー省の週間在庫統計で原油やガソリンの在庫が減少し、需給ひっ迫懸念が強まった。

・・・＜記事の抜粋終了＞・・・


　以前の私の記事を読んでいる方は、ご存じだと思いますが、あの神秘家ゲリー・ボーネルさんに原油の値段はどこまで上がるが聞いたことがありました（「よろず屋瓦版　２００４〜「ラビ氏インタビュー（原油価格）」）。
　ゲリーさんは、７２ドルか７３ドルでピークを打つというのです。それまで１バレル１００ドル突破は時間の問題と考えていた私には、大いに納得のいかない答えでした。

　その原油価格が、いよいよ１バレル７２ドル台にのせてきました。

　どうなるでしょうか。見物です。

　アカシックで未来を見ると、それが変えられないもの（予言）と、変えられる（預言）があるといいます。原油価格はどうみても変えられる預言だと思います。また私がこの話をゲリーさんから聞いたのは今から５ヶ月ほど前のことです。アカシックは、その時の未来の可能性をいっているに過ぎないので、絶対ではないとは思います（その後の情勢で変化してしまうということです）。数字に関しても、多少の誤差が当然あるはずです。
　しかし原油価格が、７２〜７３ドルで止まらずに８０ドル、９０ドルと進行してしまえば、ゲリーさんの預言は明らかに外れたと判断してよいと思います。

　さあて、どうなるでしょうか・・・

国家の品格．．．２００６年４月１８日

　　　推薦図書

　国家の品格　（藤原正彦著、新潮新書）


　ある訪問者の方から、本を紹介していただきました。
　最近あまり本屋に行っていなかったのですが、この本は本屋のカウンター近くの目立つ場所に山積みになっていて、たぶん相当に売れているのだと思います。
　著者は大学の数学の先生とのことで、一瞬堅苦しい文体かなと思ったのですが、読んでみると全く逆でした。読み易いだけでなく、ユーモアもあり、大変示唆に富んだ内容です。
　特に私が、感銘を受けた部分があったので、それを抜粋します。

・・・＜抜粋開始＞・・・

　ジェファーソンの偽善

　自由と平等はアメリカ合衆国の独立宣言に再登場となりますが、こちらはほとんどコメントしようもありません。「我々は次の事実は自明と信ずる。すべての人間は平等であり、神により生存、自由、そして幸福の追求など侵すべからざる権利を与えられている」と聞かされても、私は「３２歳のヴァージニア州議会員トマス・ジェファーソンはそう思ったんだ」と思うだけです。
　自明と思うものにまで神を持ち出されたら、「それはジェファーソンの信仰でしょ」というしかありません。ちなみに自由と平等のチャンピオンとも言うべきジェファーソンは、後に第三代アメリカ大統領になりますが、アメリカ先住民を大々的に迫害し、黒人奴隷を百人以上の所有していました。最近、ジェファーソン家で働いていた奴隷の子孫がジェファーソンの子孫であるらしいことがＤＮＡ鑑定により判明し、一流科学雑誌にも発表されて話題を呼びました。
　アメリカの独立宣言が、先に引用したロックの言葉の焼き直しであることは一目瞭然です（管理人注）。ロックの『統治二論』から一世紀近くを経た１７７６年という年は、アメリカ独立宣言とアダム・スミスの『国富論』という、ロックの亡霊が暴れまくった年だったのです。
　ロックの言う自由や平等は、王権神授説を否定するピューリタンの考えに過ぎず、私から見ればほとんどが独断です。理論的根拠と言えるものがありません。だからこそジェファーソンは神を持ち出したのでしょう。
　自由とか平等とかいう概念は、神なしには実態をうまく説明できないものです。慣習や公序良俗、情緒や形などを無視している点で致命的な欠陥を内包した、神がかりのフィクションとしか私には思えません。「人間の尊厳」とか「ヒューマニズム」とか「人権」とかの耳に甘く美しい言葉も、もとをたどればカルヴァン主義という信仰に過ぎない。別の言い方をすれば、ロックによるそのいかがわしい拡大解釈です。一見論理的と思われる自由とか平等なども、論理の出発点はかくもいい加減なものなのです。

・・・＜抜粋終了＞・・・

（管理人注）

　本の記述によれば、ジョン・ロックという人は、

「他人の自由と権利を侵害しない限り自由」

　と唱えたとのことです。
　１７世紀英国の思想家トマス・ホッブスは「各人が、自己生存のために何でもする自由」（自然権）を認めてしまったら「万人が万人に対する闘争」が始まり、無秩序と野蛮と混沌の世界になるとし、これを万人が放棄して、ある機関に委託する。この機関が国家であると唱えたいいます。
　これに対しロックは、

・労働により得たものに関する財産権や所有権をはじめて確定。

・国家は国民の自由で平等な契約によって作られる（国民主権）。

・人間は生まれながらにして完全な自由をもつ。人間はすべて平等であり、他の誰からも制約を受けない。

　とし、個人は自由に快楽を追求してよい、全能の神が社会に調和をもたらせてくれると述べたそうです。


　ロックは大物中の大物思想家とのことで、１６８８年の名誉革命を擁護し、王権神授説を否定するために書かれた『統治二論』は、今日までの世界を規定するほどの影響力を持ったそうです。
　つまりロックが近代思想の土台を作ったと言えるのかもしれません。

　こういったロックの思想は、現代の日本人にとっても、実にわかりやすく、納得する人は多いのではないでしょうか。特に自由や平等、人権やニューマニズムといった耳障りの良い言葉が羅列され、それに神という概念が登場したら、一気に思考を停止してしまいそうです。考えるまでもなく、多くの人は、「うん！　そうれは正しい！」と思い込むし、これまでそう思い込むように教育されてきたのかもしれません。
　しかし考えてみれば、自由とか平等といっても、その論理的根拠は、はっきりとしません。結局良く分からないから、神を登場させざるを得なかったというのは極めて鋭い指摘だと思います。現在の我々が“真理”だと思い込んでいるものは、実は単に、ある時代のある人の信仰だったと言えるのかもしれません。

　西欧で起こった近代合理主義が、何故今行き詰まりをみせているか、そしてそれに替わる思想は何か。著者の鋭い視点をぜひ味わってほしいと思います。

投資のトレンド．．．２００６年４月１４日

　最近の株の人気はすごいようです。
　本屋に行けば「３億円儲かった！」といった類の本が並んでうずたかく積まれています。コーナーの一角がすべて株関連というのですから、いかに売れているかわかります。またテレビでも、株式市場に新たに参加しようとする女性の特集を組んだりしています。
　自己資金で自己責任で参加するのですから、これを誰も非難は出来ないと思います。しかし私は、この現象にある種の危うさを感じてしまうのです。それは１９８０年代後半のバブルの崩壊を知っているだけに、いつか来た道という意味合いもあります。しかしそれだけでなく、上昇する日経平均に目を奪われて、今世界でおきている大きなトレンドに気付いていない人が多いように見えるのです。かつてのバブルの時代と違った、別の大きなうねりが来ていると思うのです。

　「人の行く裏に道あり　花の山」

　これは株関連の本を買えば、呪文のごとく必ずといってよいほど出てくる相場の格言です。他人と同じ行動をしていては勝てないということです。そしてこの格言を引用する著者の１００％が、他の人と“同じ株”を買ってはいけないという意味合いで使います。しかし、私なら別の意味で使います。それは世の中の人がこぞって株式市場に参加している今こそ、別の有望な市場に目を向けるべきだということです。

　それが商品市場です。商品市場という言葉を聞いただけで、（このＨＰの訪問者を含めて）多くの人が、“危ない、うさん臭い”という感覚を持たれるのではないでしょうか。しかし私は、それは不幸な先入観だと思います。これまでの商品業者のあまりの悪辣さに、多くの人が辟易した結果だと思います。しかし日本の商品業者の悪質さとは関係なく、商品市場は巨大で、日々活発な取引が行われているところなのです。
　「商品の時代」（ジム・ロジャース著、日本経済新聞社）によると、天然資源の市場は金融以外では地上最大の規模で、ニューヨーク、シカゴ、カンザスシティ、ロンドン、パリ、東京で取引されている３５種類の商品だけでも、その年間生産量は２．２兆ドル（日本円で約２６０兆円）に達するといいます。商品取引所の取引金額はアメリカの全米証券取引所における普通株取引金額の数倍にも及ぶそうです。

　では、いま世界的に商品の時代が始まっているという記述を「商品の時代」から抜粋してみます。

　・・・＜抜粋開始＞・・・

　商品市場の魅力や強さは今後何年も続く、私たちは長い周期でやってくる上昇相場の真っ只中にいるのだと、私は確信していた。２０世紀に起きた長期の商品上昇相場は、１９０６〜１９２３年、１９３２〜１９５３年、１９６８〜１９８２年の３回ある。平均して１７年を若干上回る持続期間だ。そして今、新千年紀に入ると同時に実物資産が上昇している。私の見るところ、今回の上昇は１９９９年の初頭に始まっている。

　・・・＜抜粋終了＞・・・

　このようにジム・ロジャース氏は今、新たな商品の時代が始まっている主張しています。それを裏付けるように、確かに１９９９年頃からダイナミックの上昇が始まっています。こういった上昇相場が、これまでのように１７年続くとすると、２００６年の今は、まだ序章の段階と言えるのではないでしょうか。
　ジム・ロジャース氏は、株式相場のトレンドと商品相場のトレンドは、交互に交代して現れるといいます。それを具体的に説明した部分を抜粋します。

　・・・＜抜粋開始＞・・・

　１９８２年に、財産のすべてをＳ＆Ｐ５００インデックスファンドに投資しなさいと言ったら、狂人扱いされただろう。その頃、株はもう１０年以上も鳴かず飛ばずの状態だった。しかし、商品市場は活況だった。砂糖は１９６９年から７４年の間に１２９０％も上昇し、トウモロコシは２９５％の上昇だった。石油は１９７０年代に１５倍上昇し、１バレル４０ドルになった。金や銀は１０年間に２０倍以上にもなった。その他たくさんの商品と価格が急上昇していたのだ。１９７９年には早くもビジネスウィークが、「株は死んだ！」と宣告していた。１９８２年には、ダウ・ジョーンズ工業株平均は８００ドルを下回っていた。１９６６年に９９５．１５ドルをつけて、終値で初めてほとんど１０００ドルに達して以来、２０％近く下げていたのだ（ダウが正式に１０００ドルを超えるのはやっと１９７２年１１月になってからだ）。株式という資産はもう終わったと誰もが知っていた。だが、その頃すでに、その後２０年近く続く株の上昇相場が準備されていたことは誰も知らなかった。
　今また、時代は商品へと巡ってきた。

　・・・＜抜粋終了＞・・・


　そうは言っても、まだ多くの人は、商品＝リスクが高い、と感じておられると思います。そこで以下の記述を抜粋します。

　・・・＜抜粋開始＞・・・

　第１章で紹介したイエール大学の論文『商品先物の実話と神話』によれば、商品投資は「リスクが高い」というのは事実に反している。１９５９年から２００４年における株式と商品、債権のリターンを比べると、著者たちの商品指数の年平均リターンは「Ｓ＆Ｐ５００のリターンと同水準であった」。この期間、商品とＳ＆Ｐ５００のリターンは社債のリターンを上回っていた。また、分析した商品先物のボラティリティは、Ｓ＆Ｐ５００に含まれる株式のボラティリティを若干下回っていた。さらに、彼らは「商品に比較して、株式のほうが高いダウンサイドリスクを持つ」ことも発見した。

（管理人注：ボラティリティ＝変動率、ダウンサイドリスク＝下方リスク）

　・・・＜抜粋終了＞・・・

　これを象徴する事件がエネルギー卸売り大手のエンロン社の粉飾決算による破綻です。原油が高騰し商品市場が大賑わいをしている最中に、エネルギーを扱う大会社が、あっけなく破綻しました。原油を買った人間が大きな利益を上げている最中に、エネルギーを扱うエンロン社の株は紙切れとなったのです。

　今、商品という大きなトレンドが起きていることは、間違いないと私は確信しています。以前神秘家ゲリー・ボーネルさんに、この私の意見をぶつけてみた話を書きました。ゲリーさんの肩書きの一つは経営コンサルタントです。神秘家でありながら、世界情勢や社会の流れに極めて敏感な、（神秘家にはめずらしい部類の）人です。私は、ゲリーさんがこれから商品のトレンドが来ることを、見抜いていないはずがないと思っていました。結果は、まさにその通りでした。


　私は、株取引やディ・トレードを止めるべきだと言っているわけではありません。実際あるディ・トレーダーの方のブログが面白くて、毎日欠かさず見ています（蛇足ですが、その方に私のＨＰでブログを紹介してよいですかと聞いたら、勘弁してくれと言われました。人々にあまり知られたくないとのことです）。才能があり、また余裕資金があるなら、株も結構だと思います。
　しかし投資する際には、今現在どのようなトレンドが起こっているかを知ることは重要だと思うのです。大きなトレンドに逆らわなければ、大きな痛手を被ることは少ないはずだからです。

さて、これからどうすべえ・・・．．．２００６年４月７日

　さて、いよいよ無収入になってしまいました。

　私はサラリーマンではなく、自分の会社を持っているので、会社を辞めたという言い方は適当ではないです。これまで仕事をくれた会社からの、新たな仕事を断わってしまったのです（富士電機という会社ですが、社員の方もこのＨＰを見ているかもしれないので書きますが、私は富士電機に感謝しています。これまで飢え死にしないでやってこれたのは、ひとえに富士電機の仕事があったからで、特に赤○さんには世話になりました。Ｚ○○の仕事、がんばって下さい←すみません、実にローカルな話題でした）。

　サラリーマンでなく、会社を興しているので、さぞかし儲かっていると思う読者もいるかもしれません。ですがお世辞にも儲かったことなどありません。私の同年齢のサラリーマンの収入より、確実に少ないです。おそらく半分か、半分より少し上くらいだと思います。それでも独身ゆえの気楽さで、生活に不便はありませんでした。そのうえ、収入が低いわりには、少しづつ貯金をする始末でした。上（金持ち）を見ればきりがないし、横（同世代）と比べなければ、人生はなかなか快適です。

　今の仕事を、これからも続ける選択肢もありました。当然ながら収入は安定するので、傍から見れば、誰だってそちらが良いと言うに違いありません。ですが、これまでの仕事を続けていってはいけないという気がしてきたのです。それを数年前から強く感じるようになってきました。（生意気ですが）精神世界でいうならば、“内なる声”がそう語りかけてくるということでしょうか。
　仕事を辞めたということでは、森田健さんの話がユニークです。以前この話題をしましたが、森田さんは大学卒業後、富士通という会社に就職しました。ヨーロッパにも留学させてくれるし、仕事も待遇も会社には全く不満はなかったそうです。ところがある日の朝、ふとオフィスの中で、周りの景色が色褪せて見えたそうです。写真でいえば、カラー写真が古いセピア色の写真に見えたということでしょうか。突然森田さんは、「ここは自分の居場所でない」と気付くのです。そう気付いた瞬間、会社を飛び出し近くの喫茶店に行って、辞表を書いて、会社に戻って上司に渡したといいます。その上司も面食らったに違いありません。突然有能な部下が、何の不満もないはずなのに辞表を叩きつけてきたのですから、当然ながら、
　「どうして？」
　と聞きます。それを聞かれて森田さんは、本人が会社を辞めるのに理由が必要というのが、わからなくて、
　「どうして？」
　と聞き返したといいます。
　私は、この「どうして？」と「どうして？」の掛け合いが、なんとも面白く、思わず笑ってしまいました。
　森田さんは、やはり天才なのだと思います。私のような凡人は、仕事を替えるに何年も掛かるのだと思います。

　何年も前から仕事を替えることを考えてきたので、精神世界のセッションを受ける際には、これが私の質問項目に必ず入っていました。
　「私はこれから、どのような仕事をしているでしょうか？」
　という質問ですが、まずオーラ・リーディングの蔵本さんには以下のように言われました。

　「今までの仕事に、熱意はもうありません。仕事を普通にこなす姿が見えますが、そこにエネルギーを感じません。今の仕事を徐々に止めるか、すっぱりと止めてしまうかの選択をするでしょう。これからあなたは、色々なことをするでしょう。その中で収入に結びつくものがあるでしょう」

　ゲリー・ボーネルさんのセッションでは、随分細かく言われました。まず私がヒーラーになると言われたのです。私は仰天して、思わず言ってしまいました。
　「そんな馬鹿な！　私はヒーラーになる気は全くありません！」
　思わず語気を荒げて言ってしまいました。なぜなら私は、今後の職業でヒーラーにだけは絶対にならないと心に誓っていたからです（ヒーラーを目指している方に誤解を与えてしまいかねませんが、私はヒーラーには向いていないという意味です）。そんな私を見て、ゲリーさんは、静かに言うのです。
　「将来驚くことになるよ」
　不満顔の私に、ゲリーさんは色々説明してくれました。まず私がなるヒーラーは、一般的なヒーラーと違うようです。私はアカシック・レコードにアクセスする直前の状態にいて、アクセス出来るようになると、アカシックの情報をとても正確に読み取れるようになるそうです。そしてその能力ゆえに、多くの人がアドバイスを求めて私の元に集まってくるそうなのです。どうやらヒーラーを職業とするわけではなさそうです。それなら、まあいいか、と納得しました。
　さらにゲリーさんによると私は、今後大忙しになりそうです。
　まず今後４年以内に、磁気を使った特殊な機器を開発するそうです。この話にも驚きでした。今の私は、磁気はおろか何のアイデアも持っていません。また（この話も以前書いたかもしれませんが）神聖幾何学を知っていますかと聞くのです。知るも知らないも、私が仕事を辞めて一番取り組みたいテーマが、神聖幾何学だったのです。当然知っていますと言うと、
　「あなたは神聖幾何学の理論を使った施設を造るでしょう」
　と言うのです。これも驚きでした。第一そんなものを造るには莫大な資金が必要になるはずで、貧乏人の私にはとてもありそうもない話です。さらに将来、共同執筆で本を出すとも言われました。私は思わず、「仕事を辞めても全然暇になんないじゃん・・・」と思ってしまいました。
　この神聖幾何学の施設ですが、ゲリーさんのアカシックのＷＳでも似たようなことを言われました。練習で、参加者同士でアカシックの読み取りしたとき、ある女性から、私の住む家の裏手に大きな建物が見えるというのです。また別な女性ですが、私が大きな机に向かって、一心不乱に何かの設計図を書いている姿が見えるというのです。どうやら私は、これから‘得体の知れないこと’をやりそうです。

　本筮易の石井さんにも、将来の私の仕事を質問してみました。そうしたら、“崇高”とか“神聖”なことに関わることをすると言われました。神聖もなにも、神聖幾何学なんだから、そんまんまだなと思いました。

　とはいえ神聖幾何学で飯が食えるはずもなく、私は何らかの収入を得る手段を探さなくてはなりません。普通は次の仕事を見つけてから、今の仕事を辞めるのでしょうから私も気楽なものです。半年か１年のんびりしようと思っていますと石井さんに言ったら、
　「いいんじゃないですか」
　と言われました。普通の占い師であれば、「怠けないで働きなさい」と言いそうですが、石井さんも変わった人です。

　当面私がすべきことは徹底的な節約です。当然ながら外食は止めて、すべて自炊するつもりです。そして１日の食費は５００円以内と決めました（ただしビール代は、別予算にしますが）。数年前から仕事を辞めることを考えていた私は、この日にそなえて毎日、家に帰って小銭入れに５００円玉があったら、貯めるようにしていました。
　以下その写真です。３つのボールがいっぱいになりました。





　現在これがいくらあるのか、さっぱりわかりません。そこで重量を測っで金額を算出することを試みました。５００円玉１個の重さは７．０ｇと聞きました、。３つの箱の５００円玉の総量は、約５．２５ｋｇありました。透明の箱３個の重さは８５ｇでした。
　ですから、

　（５２５０　−　８５）ｇ　÷　７ｇ　＝　約７３８個（３６万９千円）

　なんとこの５００円玉の集まりで３７万円近い金額になっていたのです！　チリも積もれば山となる・・・ということでしょうか。
　どうや私は、１日５００円の食事が実行できれば、７３８日（ほぼ２年間）は生きられるようです。でも掛かるのは食費だけではありません。家賃や、光熱費はそれよりずっと掛かります。でもそれは今は考えないことにします。とりあえず温泉でも行って、ゆっくりしようと思います。なにしろこれから忙しくなりそうなので・・・。


　＊　＊　＊　＊　＊


　前回の「さて、これからどうすべえ・・・」の記事の５００円玉に関する部分で、ある方からするどい突っ込みのメールをいただきました（４月７日）。
　内容が面白いので、その部分を紹介させていただきます。

　・・・＜メール転載開始＞・・・

もしも、２００１年からと仮定して、
５００円玉が少し溜まるごとに、メイプルかウィーンの１/4オンスに両替？
していたとしたらどうでしたでしょう。
記録に間違いがなければ２００１年の初頭には
￥５００を１０枚持っていけば、金貨１/４が買えて、おつりがありました。
同様に、２００２年は１２枚。２００３年は１３枚、２００４年１４枚
２００５年は１５〜１７枚の両率（言葉さえなくなりつつ）となりました。
きょうは買い￥２１，２４６　売り￥１９，１８４　です。
(１/４オンスを例にしたのは、換金時の減率が１０％で説明しやすいから）
モトさんの計算どおりの枚数として、＊＊が勝手に推論すれば約６０枚。
本日の売価＝￥１，１５１，０４０円（税こみ手取、しかも無税）となります。
ウィーンなら途中でフランがユーロに変ったりして見ているだけで勉強になります。

　・・・＜メール転載終了＞・・・

　なるほどなあ、と感心してしまいました。
　５００円玉は１日分の食費に使うという固定観念で凝り固まっていましたので、金貨に替えるという発想は全くありませんでした。３７万円がやり方によって１１５万円になっていたわけです。う〜ん、するどい突っ込みです・・・


（２００６年４月１０日）

ダイアナ元妃、事故死に関して．．．２００６年４月２日

　４月１日（土）、日本テレビで「ＦＢＩ超能力捜査官」という番組が放送されました。
　これは超能力者が、その特異な能力を駆使して未解決の事件に挑んだり、探し人を探し出すというものです。私は当初この番組を見ようとは思わなかったのですが、テレビ欄に「ダイアナ元妃は殺された」という文字が躍っていたので見ることにしました。
　ダイアナ元妃の事件に挑んだ（名前は忘れましたが）超能力者によると、ダイアナ妃はフランス警察の公式見解のように運転手の飲酒運転で事故に遭って死亡したのではなく、綿密に計画された殺人計画によって、謀殺されたというものでした。超能力者が事件当時に意識を飛ばして見た光景は、ダイアナ妃を乗せた車がトンネルに入った直後に、中央分離帯に仕掛けられた特殊な装置によって、太陽の１千倍もの光が放たれ、運転者の視界が奪われ事故に至ったというものです。ダイアナ妃の後ろに１台の車と１台のオートバイが走っており、この事故の直後に事故現場からその光を発した装置を回収し、全速力で走り去ったというものです。ダイアナ妃の乗った車を運転したアンリ・ポール氏は、フランス警察は飲酒していてそれが事故原因と発表しているのですが、超能力者は全く飲んでいなかったというのです。
　私は、この超能力者の透視に興味を持ちました。勘としか言えませんが、私はこの透視結果は真実を突いているのではないかという気がしたのです。そこで私は以前読んだデーヴィッド・アイク著の「世界超黒幕（下）」のダイアナ妃の死亡に関した著述の部分を読み返してみることにしました。
　まず事故に遭った車メルセデスＳ２８０には４人乗っていて、運転者のアンリ・ポール氏、助手席にボディ・ガードのリース・ジョーンズ氏、そして後部座席にダイアナ妃と、その恋人のドディ・ファイド氏です。事故に遭って、アンリ・ポール氏とドディ氏は即死、ダイアナ妃はしばらく息があったそうですが死亡。ボディ・ガードのリース・ジョーンズ氏だけ生き延びました。つまりリース・ジョーンズ氏こそ、事件の真相を知っているわけですが、証言をしないようなのです。このリース・ジョーンズ氏には実に不可解な点があります。まずボディガードという職業柄、高速道路でもない限り、シートベルトはしないはずなのです。なぜなら危険が迫ったら、瞬時に行動しなければいけないからです。車が発進したときは、確かにシートベルトはしていなかったそうですが、事故に遭ったときにはシートベルトをしていたのです。そしてこのシートベルトこそ、リース・ジョーンズ氏の命を救ったのです。本人は、自分がいつ車の中でシートベルトしたかを「思い出せない」と証言しているそうです。どうもしっくりこないものがあります。
　ですがリース・ジョーンズ氏は貴重な証言もしています。それは事故直前にメルセデスの後を車が２台つけてきたこと、そのうち１台が白で、あとオートバイが１台ついてきたという証言です。これは超能力者の透視結果と合致します。デーヴィッド・アイク氏もこの様子は「一般に信じられている話との辻褄は合っている」と言っているので、他に目撃者がいたのかもしれません。このメルセデスの後をつけてきた車の１台はフィアット・ウノで、オートバイは点滅灯つけていたという情報があるそうです。デーヴィッド・アイク氏は、辻褄が合っていると言いながら、（不思議なことに）、このフィアット・ウノや、点滅灯をつけたオートバイの話は、調査を単純な真実からそらそうとするための目眩ましだと結論付けています。しかしいまとなっては、これこそ怪しそうだと思えてきます。
　実はダイアナ妃の「事故」に直接関わるような車はなかったという証言もあります。エリック・ペテルという人物で、当時ペテル氏はオートバイで、トンネルに入る直前で時速１１０Ｋｍで走っていて、それをメルセデスが追い抜いていったといいます。そしてその直後に、すさまじい音がして、事故が見えたというのです。その瞬間は、ほかに車もバイクもなかったというのです。これは超能力者や、その他の証言と全くの反対です。

　真っ向から反対する証言が出てくるということは、誰かが嘘を言っている．．．ということです。

　結局、真相には迫れなかったようです。日本テレビの番組は、さらに超能力者の透視を続けさせるようなので、次回の放送を楽しみにしたいと思います。

円安！．．．２００６年３月３１日

　石井さんの本筮易で占ってもらった方から、大変興味深い情報をいただいたので紹介します。
　その方は、今から１年後の円の価値を占ってもらったそうです。
　するとなんとも意外な結果が出たそうなのです。石井さんのＨＰで今後の日本経済を占ったものがありますが、破綻するということはないということでした（２００５年９月５日「日本の未来は」）。ですから極端な円安は考えにくいところですが、易の占いは、とんでもない円安と出たようなのです。

　最初に断っておきたいのですが、この易の結果は私が占ってもらったものではなく、あくまでも伝聞ですので細かいニュアンスまではわかりません。その分を差し引いて読んでいただければと思います。

　その易の卦ですが、「５のつく数字に、子供の小遣いのようになる」と出て来たそうです。石井さんは５の数字の意味を、今から５年後か、５ヶ月後か、５週間後か、一瞬悩まれたようです。でも多分５ヶ月後と解釈されたようで、その間は円の値段は今までとあまり変わりがないようです。私に情報をくれた方も、今から５ヶ月後くらいに日銀が金利の引き上げを検討するので、５ヶ月後ではないかと考えておられるようです。

　とにかく「子供の小遣い」というのですから、相当な円安と考えるべきだと思います。最近の子供は少子化でちやほや育てられていて、小遣いもたっぷりもらって金持ちだというひねくれた見方もできますが、ここは素直に値打ちが相当下がる（つまり円安）と考えるべきでしょう。

　どうやら卦の解釈では、今から５ヶ月くらいまでは今の水準のままでいくが、その後大きく円安に振れるというもののようです。

　石井さんが自身が卦の結果に驚いて「これはどういうことなの？」と逆に質問したくらいだったそうです。「これは怖い」と、ちょくちょく占ってＨＰにも記事を書くかもしれないと言われたそうです。

　石井さんのＨＰは要チェックです！

　ここで蛇足ですが、私の為替に対する見方を述べたいと思います。
　私は、（以前のこのＨＰの記事を読まれた方はご存じだと思いますが）、円安を予想していました。為替に関しては、色々な見方（予想）がありますが、私は若林栄四氏の予測通りに進むのではないかと考えていました。
　若林栄四氏の予測は、２００７年にかけて１ドル１６１円という大変な円安です。ところが現在は、１ドル１１５円〜１１９円の範囲でうろうろしていて、上がりもしなければ下がりもしないという状態です。私は、円安という読み通りにいかない為替相場に、読みがはずれたのかあ、と考え始めていたのです。そういった状態だったので、石井さんの易の結果を教えてもらったときは、「ええっ！」という感じで驚いてしまいました。

　ここで私が円安を予想する背景を紹介します。

　多くの人が知っているように、日本政府はいま莫大な借金を抱えています。官僚達は意図的に、「このままでは国が破産するぞ」と危機感を煽って、大幅な増税を企んでいるようです。ある時期から、財務省は積極的に政府債務（国債）の額を発表し始めています。それに浅井隆さんに代表される国家破産論者が飛びついて、国家破産本の類が大量に書店に並ぶようになりました。浅井さん達は、自分達が世論誘導の片棒を担がされているなんんて、気付いていないかもしれません（あるいは知ってて、やっているのかもしれませんが）。

　円はローカルな通貨なので、世界の機軸通貨であるドルと違い、借金を他国に肩代わりさせることは出来ません。これまで日本国債は、ほとんど国内で消化（ファイナンス）出来たので、史上最低と言われる低金利が実現していました。国内の生保や銀行などの大型の機関投資家が、国債の安定的な引き受け先でした。しかし国内で消化する体力が、もうそろそろ限界に近づいているのは事実だと思います。それではと財務省は、個人に目をつけ、個人向け国債を売り出すようになりました（今でもさかんにテレビでコマーシャルが流れていますが）。その個人向け国債でも、未消化が出てき始めたのです（余談ですが、国が借金（国債）を国民に押し付けようとしたときは、本当に危ないときだと思うのです。戦時国債がそれを証明しています）。
　危機感をもった財務省の官僚が、今度は外国に日本国債を売り込もうとしたとき、当時のＦＲＢ議長だったグリーン・スパンに、（莫大な借金を抱えた国の国債なのに、信じ難いような低金利なので）「これを買う人間がいるとは信じ難い」とまで言われる始末でした。
　私は日本国政府が破綻する（具体的にはデフォールト（債務不履行）をおこす）とは思いませんが、早晩インフレ政策を取らざるを得なくなると思っています。インフレ政策とは金利の上昇で、貨幣価値の減額、つまり物価の上昇で、これで政府の莫大な借金の負担を減らすことが出来ます。そして金利の上昇は円安をもたらします。
　円安はもう少し先になるかもしれませんが、これまでのトレンドであったデフレから、インフレへの転換はすでに始まっていると思っています。新聞に長期金利の上昇を伝える記事がポツリポツリと載り始めています。またエコノミストの中で、デフレからインフレへの転換をいう人が増えてきました。後の時代からみれば、今がその転換点だったと言われるような気がしています。

　もちろんこれは私の単なる予測です。今後円高を予測する人も多いと思います。当然ながら相場の世界なので、絶対はありません。為替は本当に難しいです。

　ところで若林栄四氏が、この私の文章を読む機会があったら、せせら笑うに違いありません。
　若林氏によれば、相場は理屈（材料）で動くものではなく、リズムで動くものであって、そう動くからそう動くのだそうです。それを後で専門家と称する連中が、後追い解釈をするのに、理屈（材料）を使うというのです。例えばドル安になれば、アメリカの双子の赤字が原因だと言い、円安になれば日本政府の莫大な借金が原因だと言うわけです。私はこの若林氏の説明は、慧眼だと思います。それゆえ、この記事のように、くどくどと円安の予測の背景を書いても、仕方のないことかもしれません。むしろ相場のリズム（流れ）の読み方の問題であって、そこが一番のポイントと言えるかもしれません。
　若林氏は、戦後一貫して続いた円高ドル安の流れが１９９５年の１ドル７９円７５銭でピークに達し、そこから円安の流れになったと解釈しています。私は、基本的にそうだと思っていますが、数年後にもっと大きな流れ（ドルの暴落）がやってくるだろうと思っているところが若林説との違いです。これについては、いずれ機会があったら記事を書きたいと思います。

　とにかく為替動向に大いに、注目．．．です。


　（蛇足）

　ちなみに円安を予測した私がどのようなヘッジ策をとったか紹介します。
　（私は貧乏人ですから額は多くありませんが）手持ちの円資産のうち、緊急時に必要と思われる分を残して、海外通貨建ての資産に替えました（といっても全部ではなく、一部は円安によるインフレに対抗して金（キン）に替えました）。ただし海外通貨と言っても、ドル資産はびた一文（びた１ドル）もありません。前述したように数年後にドルの大暴落を予想しているからです。ほとんどはユーロ建て（海外のファンド等もドル建てからユーロ建てに替えました）にして、分散の意味でオーストラリアドルやニュージーランドドルも買っています。それゆえ私は必然的に為替動向に敏感にならざるを得ないのです。私にとって円ドル相場は関係ありませんが、もし読みがはずれてユーロに対して円高となったら、含み損をかかえることになるからです。
　さ〜て、どうなるでしょうか・・・

副島隆彦氏の講演会から．．．２００６年３月２６日

　３月２５日、東京の吉祥寺で行われた副島隆彦氏の講演会に行ってきました。
　そのちょうど前日に副島氏と政治評論家の森田実氏の対談が行われたとのことで、森田氏の話が出ました。その森田氏ですが、以前はテレビに出ていましたが、今は完全に干されているそうです。理由は大手広告代理店の電通を批判をしたためだそうです。
　森田氏からの情報によると、去年の９．１１の衆議院選挙でアメリカから電通を経由して日本の大手の新聞、テレビ１０社に支払われた金は、５０００億円に上るそうです。この５０００億円という金額は、ちょうど１０社の２年分の赤字分を埋める額なんだそうです。これで完全に大手のマスコミは買収され、あの大々的な小泉礼賛の洗脳報道となったわけです。私もはっきり覚えていますが、当時の大手マスコミと地方の新聞各社の論調は、全くの正反対でした。そのあまりの違いに、私は大きな違和感を持っていましたが、地方の新聞各社は、全く買収されていなかったということでしょう。
　もちろんアメリカが日本の大手マスコミを買収したのは、郵政民営化法案を通して、３５０兆円もの郵貯、簡保資金をアメリカに流すためですが、すでにそのうち２００兆円は日本国債を買っています。アメリカに流れる金額が少ないということで、今度は竹中大臣等を使って、税金を上げてアメリカに金を流すよう働きかけているそうです。現在消費税のアップが各方面で叫ばれているのは、それが背景にあるそうです。税金を上げてアメリカが日本に要求している金額は、年間なんと１０兆円だそうです（消費税を１％上げると２．７兆円の税収増加となります。すると１０兆円を差し出すために何パーセント上げるか、なんとなく計算できそうです）。今でも日本は大量のアメリカ国債を買わされているのに、さらに毎年１０兆円の上積みを要求されているわけです。まさに「むしられ続ける日本」の姿そのままです。

　さて日本の政界に詳しい森田氏ですが、後継総理の話も出ました。
　小泉首相は安倍氏を推したいそうですが、森派代表の森喜朗氏は福田康夫氏を推しているそうです。森派は以前、福田康夫氏の実父の福田赳夫氏が派閥の長をしていたものを森氏が引き継いだものであり、派閥の力学として福田康夫氏が次の総裁になるべきとの考えだといいます。そういえば森派の山本一太議員が安倍氏を次期総理にと発言したとき、森氏が激怒したことがテレビで報道されたことがありました。
　新聞によると後継総理は親米派の安倍、麻生グループと、親中派の福田、山崎グループの２つに分かれているといいます。小泉首相は当然ながら新米派を推しているわけですが、安倍内閣で、やはり竹中氏を閣僚として起用する構想があるそうです。これに対し福田氏は中国、韓国融和策を取るわけですが、この対立する政策のせめぎ合いが焦点となるようです。
　ただ安倍氏には健康に問題があるそうです。副島氏はオフレコ情報と言いいながら堂々としゃべっていましたが、安倍氏は神経性の大腸炎を患っているそうです。ストレスが掛かると下痢を起こしてしまう病気なんだそうです。こういった要素が複雑に絡まって、これからの自民党総裁候補をめぐる動きが進んでいくものと思われます。

ＷＢＣ（ワールド・ベースボール・クラシック）．．．２００６年３月２１日

　（注）この記事は情報記事でなく私のヨタ話なので、忙しい人にはお勧めできません。

　今回のＷＢＣには、十分楽しませてもらいました。

　日本が優勝したという結果だけでなく、色々な人が色々な発言をして面白かったです。
　まず戦前の予想ですが、こういった試みの大会が初めてのせいか、はっきりと予測した例があまりなかったように感じました。メジャーリーグのスター選手がキラ星のごとく並んだアメリカが優勝候補かと普通は思うのでしょうが、テレビの解説ではドミニカが優勝候補の筆頭に上げられたりしていました。
　結局良く分からないので、メジャーリーガーがどのくらいチームに含まれているかで判断している例が多かったように感じます。ちなにみネットで、優勝の可能性があると言われていた６チームにどのくらいメジャーリーガーが含まれている調べました。多い順に並べます。

・アメリカ．．．当然ながら全員。メジャーリーガーの中でもロジャー・クレメンス、アレックス・ロドリゲス、デレク・ジーター、ケン・グリフィーなどの超スーパースターの名が並びました。

・ドミニカ．．．全員

・ベネズエラ．．．全員

・プエルトリコ．．．ほぼ全員

・韓国．．．６人

・日本．．．２人　イチロー外野手（マリナーズ）、大塚晶則投手（レンジャーズ）


　これを見て訪問者の方は、面白いと思われると思います。なぜなら決勝まで進んだのは、メジャーリーガーが２人しかいない日本と、ゼロのキューバだったからです。アメリカの地元の新聞が、「この大会でメジャーリーグに、いくつかの国は追いついたし、いくつかの国は追い越した」と自虐的に言ったそうですが、私はいくらなんでもそれは言い過ぎだろうと思います。やはり今でもメジャーリーグは世界最高の水準だろうと思いますが、各国との差は、そうとうに縮まっているということでしょうか。

　この大会で、やはり印象的だったのはアメリカの弱さです。
　すっかり日本で有名になったボブ・デービッドソン審判ですが、彼は２次リーグの日本−アメリカ戦で、日本の勝利に大いに貢献すると思われた１点を取り消しただけでなく、次のアメリカ−メキシコ戦では、メキシコのポールに当たるホームランを取り消して２塁打にしてしまいました。誤審は誤審でしょうが、１点をめぐる緊迫した接戦で、１試合ごとにアメリカに１点づつ献上したのです。しかしそれでもアメリカは決勝リーグに進めなかったのです。
　こじつけと言われるかもしれませんが、私はこの結果は、今後のアメリカを象徴しているような気がしています。私はこのＨＰで以前から、アメリカの世界覇権の没落が、そう遠いくない将来に起こると言い続けてきました。私には、それが今回のＷＢＣのアメリカチームの戦い方とオーバーラップして見えたのです。

　それと今回のアメリカチームとオーバーラップして見えたのが、かつての読売巨人軍の姿です。アメリカチームは、メジャーリーガーの中でも、各チームで４番を打てるほどの選手を集めたと言います。選手の年俸を足したら、大変な金額になるだろうと思います。巨人軍も長島監督時代に、同じようなことをしていました。他チームの４番打者ばかりを集めました。私が思い浮かぶだけでも、広島の江藤、西武の清原、ヤクルトのペタジーニ、近鉄のローズ、ダイエーの小久保選手などです。それで巨人が勝てるようになったかというと、結果は金を掛けたわりには、さっぱりという状況でした。当時の巨人打線は史上最強打線と言われました（私は、史上最強打線という割にはたしたことないなあ、という印象でしたが）。今回のアメリカがドリームチームと言われたことに見事にオーバーラップしていると思いませんか。
　結局野球はチームで戦うもののようです。野村監督がそんな巨人を評して、「４番打者を並べたから勝てるというもんじゃないんだ」と言っていたことが思い出されます。

　それと面白かったのはイチロー選手の言動です。
　アジア各国のチームに対して「むこう３０年間、戦う気力をなくすほどに叩いておきたい」という過激な発言がありました。
　テレビでイチローのこういった過激発言に対して、経済評論家の森永卓郎氏が、実にトンチンカンな解説をしていました。森永氏によるとイチローが過激な発言をするのは、ＷＢＣに出場しないようにガードしたＮＹヤンキースの松井秀喜選手と違い、自分を守ってくれなかったマリナーズに対して見返してやりたいという気持ちの表れだと言うのです。私はこの森永氏の解説を聞いて、本当に見る目のない人だと思いました。ＷＢＣに出る出ないは、個人の判断であって、松井が出ないと決めたのも自分の判断であり、イチローが出ると決めたのも自分の判断だと思うのです。そしてイチローは、日の丸を背負って戦うことに大きな誇りと期待を持って望んでいたと思うのです。それがあのマスコミ嫌いのイチローが雄弁になった原因だと思います。僭越ながら私も外国で暮らした経験があります。そういう人間は、否が応でも日本という国を意識するようになります。日本国内にいないからこそ、日本という国が見える部分があると思うのです。海外に出たイチローにとって、日の丸を背負うというのは、大変特別な意味があったことだと思うのです。

　そのイチローの３０年発言ですが、台湾や中国は別にして、韓国の選手は燃えたという話を聞きました。野球だけでなく、韓国は日本に対し絶対に負けたくないという気迫が常にあります。韓国からすればメジャーリーガー６人を有するのに、日本は２人しかいない。そんなチームの選手から、そんなことを言われたのですから燃えないはずがありません。日本が韓国戦で２連敗したのは、そんな背景があったのだと思います。

　それにしても勝負とはわからないものだと思います。
　２次リーグで日本が韓国に負けたとき、誰もが、もう終わったと思ったはずです。まさか、あのアメリカがメキシコに負けるなんて・・・。スポーツの世界では、こんな言葉があります。
　「死に損ないは強い」
　私は、日本が決勝リーグに進むとわかったとき、今度は間違いなく韓国に勝つと思いました。死に損ないは強い、のです。でも決勝戦はわかりません。マスコミもキューバに関する情報はほとんど持っていないようで、未知のチームという取り扱いでした。このＨＰらしく胡散臭い話をすると、私は試合が始まる前に、インスピレーションでどちらが勝つか見てみました。するとスコワーボードに頻繁に点が入っている様子がぼんやりと見えました。どうやら投手戦ではなく、打撃戦になるような感触です。ただどちらが勝つかまでは見えませんでした。日本が勝つような感触があるのですが、自分の欲目でそう感じるのかもしれません。そんなわけで今日（２１日）の試合は、大変面白く見ることが出来ました（特に終盤に１点差まで追い上げられたときには、ハラハラドキドキでした）。

　いやあ、ほんとうにＷＢＣは楽しませてもらいました。

「ハートの聖なる空間へ」．．．２００６年３月１６日

推薦図書　　　　　（ドランヴァロ・メルキゼデク著、ナチュラル・スピリット社）

　ドランヴァロさんは、この「ハートの聖なる空間へ」を書き起こすまで１９年かかったそうです。マカバ（人間の周りにある、ある種のエネルギーフィールド。一般の人々は活性化していない）の次のレベルに行くための指南書なんだそうです。それほどの内容を、この本は秘めているようです。私の今の精神世界の認識のレベルでは、この本の内容を解説するなんて出来ることじゃないと思い、それは止めます。興味のある方は、ぜひ読んで下さいとしか言いようがありません。

　内容には触れないので、エピソードを紹介します。

　「フラワー・オブ・ライフ」にドランヴァロさんがＷＳ（ワークショップ：研究会）でマカバを作ると、真っ黒なアメリカ空軍のヘリが飛んできて上空で旋回するので、うるさくてかなわなかったという記述がありました。
　どうも空軍のレーダーがマカバによって出来た謎のエネルギー帯を捉えて、調査する為にヘリを飛ばしたようです。マカバが出来ると必ずヘリが飛んでくるので、ドランヴァロさんは閉口したようです。謎のエネルギー帯の調べるために、実際にＷＳにＦＢＩの人間が送り込まれたこともあったといいます。
　そのあたりの記述が「ハートの聖なる空間へ」にあったので、抜粋してみます。

　・・・＜抜粋開始＞・・・

　ここに興味深い情報があります。私がＲ−２を、次にはマカバを使って大気汚染を浄化していた頃、米国空軍が私に接触してきて個人的に話した際に、面白い話を打ち明けてくれたことがありました。当時、私たちがマカバを活性化するやいなや米軍の黒いヘリコプターに包囲されてしまったことがよくあり、それは私自身も見たし、マカバの生徒たちの多くも見たと話していました。しばしそれらのヘリコプターは執拗にとどまり続け、何週間とか何ヶ月もずっと私たちをマークしていたのです。空軍の少佐の話では、マカバの円盤が広がるとき、マカバ・フィールドの中の一人の人間は人口１万５０００人規模の町に匹敵するエネルギー（磁気パルス）を発するのだそうです。空軍の人工衛星にも人間の光の体（ライトボディ）は観測され、その像が空軍のコンピューター画面に映し出されるというのです。これは米軍にとって何年ものあいだ重大な頭痛のタネだったようですが、今では彼らもそれが単にこの時期に地球に展開しつつある新しい意識の一現象だと理解しています。そんなわけで空軍にもマカバが「見える」くらいですから、コギ族のマモスたちに見えたとしてもなんら不思議ではありません。

　・・・＜抜粋終了＞・・・

　当時ドランヴァロさんはアメリカ空軍にとって、“超危険人物”だとみなされていたことでしょう。
　この記述を見る限りでは、米空軍がマカバをどのくらいまで理解しているのか判然としません。しかし１人の人間が１万５０００人分の磁気パルスを発生させるという事実に、空軍が無関心でいるとは思えません。密かにマカバを研究しているのではと思います。

　そう思わせる話が、人のオーラに関してあります。
　これも「フラワー・オブ・ライフ」の記述ですが、米軍の特殊部隊では兵士に人のオーラを見る訓練を受けさせるそうです。オーラを見ることが出来れば、その人の心の状態が瞬時にわかります。一瞬の判断が生死を分ける戦闘時に、味方と瞬時にコミュニケーションできる手段として考えているそうです（興味のある方は、「フラワー・オブ・ライフ」第２巻の１７５ページを見て下さい。そこに米軍の特殊部隊が実際に行っているオーラを見る訓練が紹介されています）。
　日本の自衛隊が真面目にオーラの研究をしているとは到底思えず、私はこの辺に、米軍の凄みを感じます。

クェンティン！．．．２００６年３月１１日

　当ＨＰの「宇宙の友人達」を読まれた訪問者の方もおられると思います。
　この「宇宙の友人達」は、カナダ人のＵＦＯコンタクティーであるオスカー・マゴッチ氏（故人）の体験や、“宇宙の偉人”ともいえる３人（マイカ、クェンティン、アーガス）の体験した壮大な宇宙の物語を紹介したものです。
　私は、この宇宙のおとぎ話ともいえる物語に、すっかり魅せられてしまった一人です。
　私には、この話が本当かどうかという証拠は示せませんが、強い思いとして、本当に起こった話であってほしいと願っています。

　さてその宇宙の３人の偉人の一人であるクェンティン（「宇宙の友人達」では、ケンティンとも書かれている）の名を、なんとも意外なところで発見したので紹介します。

　「この国を支配／管理する者たち」（中丸薫・菅沼光弘著、徳間書店）

　この本の中で、中丸氏とコンタクトを取ってきた宇宙人として登場するのです。その部分を抜粋します。

・・・＜抜粋開始＞・・・

　あるとき、私は「どうやって世界を統一して１つにしていくのだろう。そうだ、宇宙に宇宙連合が存在するんだ」とパッと思ったのです。そうしたら、すぐ宇宙連合でも、地球を担当している代表のクェンティン氏からのメッセージで、「よく気づかれかしたね、そのとおりです」といわれました。

・・・＜抜粋終了＞・・・

　どうもこのケースは、クェンティンからテレパシーのようなものでメッセージを受け取っているように思えます。しかし中丸氏の講演会だったか、本の中の他の記述かは思い出せませんが、中丸氏は実際にＵＦＯに乗ったということを言っていたような記憶があります。だとしたら中丸氏は、宇宙の偉人であるクェンティンに実際に会っているということでしょうか。クェンティンは美しい金髪の白人男性で、目が釣り上がっているという記述を、私は思い出してしまいました。

　さてそのクェンティンからのメッセージですが、我々地球人が心しておかなければならないことを言っています。その部分を抜粋します。

・・・＜抜粋開始＞・・・

　これからすごい時代に入っていく。天変地異です。全世界的に起こっていくけれども、心配しないでください。今のままで、本当に心を込めてやってください。我々は、いつも一緒に見守っています。

・・・＜抜粋終了＞・・・

　中丸氏は、ＵＦＯから２００５年の１１月ぐらいから、天変地異を含めてすごいことが起きると言われたそうです。

　昨今、巨大地震などの自然の大災害が起きるという人が多くなりました。
　しかし昨年は、カトリーナやリタのような巨大ハリケーンはありましたが、東京を襲う巨大地震もなく、意外と平穏に過ごせました。私は、言われているほどには、大したことは起きないのかも・・・と思っていました。しかしクェンティンによると、それは甘い幻想のようです。

　やはり、これから“すごいこと”が起きるのでしょうか・・・

「経済トレンドレポート」より．．．２００６年３月１０日

　「よろず屋瓦版」に「商品の時代」という記事を書きましたが、そこで株式市場に多くの一般投資家が参入しているという話題をしました。浅井隆の「経済トレンドレポート」に、その実例が載っていたので紹介したいと思います。
　これから株式市場に新たに参加しようという方は、本などに載っている成功例を読まれているのがほとんどだと思います。そこで今回紹介するのは、失敗例です。プロと言われている人の例もあります。もちろん失敗例もあれば、成功例もあるわけですが、数でいえば失敗例の方が成功例より圧倒的に多いはずです。市場に参加する前に、読んでいただければと思います。


・・・＜浅井隆氏の「経済トレンドレポート」より転載＞・・・

２２万人を襲った不運

　・・・（略）・・・

　ただ、新興市場を中心に銘柄によってはすさまじい暴落を演じ、多くの投資家が痛手を負った。２２万人もの株主を擁するライブドア株の暴落が引き金を引いたこともあり、今回はデイトレーダーのダメージがクローズアップされた。株価が急回復したこのわずか１，２年の間にとてつもなく資産を殖やした人も少なくない。中には、アルバイトで貯めた１６０万円の資金をライブドア株などで７０００万円に殖やした人もいる。しかし、その後の暴落で逆に６２００万円もの借金を抱えるはめになったという。彼はきっと戦術的な株式投資が上手かったに違いない。しかし、大損したということは結局は戦略的には下手だったのだ。つまり、「ビギナーズラック」である。結果にリスクコントロールができていなかったといってよい。株式投資に限らず、資産運用の成否を分けるものは最終的にはリスクコントロールができるかどうかにかかっている。
　このような個人投資家が他にもたくさんいる。サラリーマンを辞め「セミプロ」として信用取引を駆使しデイトレードなどで調子に乗っていた人などまさに死屍累々の状況である。脱サラなど本業をやめて株で食べていこうという人がプログなどネット上にたくさん出ているが、最近はコメントが途絶えたものが増えている。コメントをするほどの余裕がないのだろう。それでもマーケットは動いていくのだ。

プ回も深い痛手を

　傷を負ったのはこのような「シロウト」だけではない。れっきとしたプロの投資家たちにも打撃を与えた。そのようなプロの話を２つ紹介しよう。
　まず、非常に有名な某大手投資顧問会社で運用していたプロの独立後の話。彼は元々、２〜３億円ほど資産を持っていて、そのうちの５０００万円の資金をＩＴバプルのときに３０億円にした。投資していたのは、光通信やソフトバンクなどのＩＴ銘柄だ。しかし、ＩＴバブル崩壊で保有株は暴落。何日も売り気配のままで、損切りしたくても売るに売れない状態が続いた。ようやく売れたときには資産額は２０億円に減っていた。３０億円から見れぱ大損だがそこはさすがプロだ。２０億円を残して逃げ切ったわけである。
　しかし、今回は事情が違った。実は、今回の株価暴落を境にその彼が音信不通になってしまったのだ。暴落に巻き込まれ再起不能になってしまったのだろうか。真相はわからない。レバレッジを大きくかける人だから、逃げ切れたかどうかが問題だ。逃げ切れていればいくらかは残っただろうが、逃げ切れていなかったらそれまでの儲けがすべて吹き飛んでしまう。最悪は、先ほどのデイトレーダーのようにマイナス(借金)に食い込んでしまう。やっている額が大きいだけにそうなれば最悪だ。
　もう一人、某プロフェッショナルの話。この人は結構保守的な運用をする。業績の良い個別銘柄を買い、一方でＴＯＰＩＸ（東証株価指数）を売ってヘッジをするような人だ。「エクイティ・ヘッジ」という手法で、相場が上がっても下がっても小さな利益を取ろうという堅い運用をしていた。一昨年、昨年とずっと好調だったのだが、昨年の８月以降、それまでに稼いだ資金を大きく減らしてしまった。それで、昨年１年間のトータルではマイ才スになってしまったという。保守的な運用をする人だから、昨夏以来の相場の急上昇に対して「上がりすぎだろう」と弱気になっていた。そのため、やや売りポジションの割合を高めていたのだ。しかし、予想以上に株価が上昇した。この結果、ＴＯＰＩＸの売りで大きな損失を出してしまったようだ。
　彼らはデイトレーダーなどの素人とは違う。プロなのだ。そのプロでさえ大きな傷を負っているのである。一般の人で株の本をちょっと読んだ位でデイトレーダーと称していた人々のやられ方はいかほどのものか想像がつくというものだ。そうした素人が多数参加したということ自体がやはり「新興市場パブル」だったのだ。

・・・＜転載終了＞・・・

緊迫する中東情勢．．．２００６年３月４日

　イラク戦争から３年近く経ちましたが、再び中東情勢がきな臭くなっています。イランの核開発問題です。
　その様子をお伝えしようと思いますが、私の見解を出来るだけ排除するよう、各国の政権担当者の言辞と、新聞の論説を列記してみようと思います。これらの情報は、中丸薫氏からの情報、及びフォトンベルトでお馴染みの渡邊延朗氏のメルマガからのものです。

・昨年６月のイラン総選挙で大統領に就任したアフマディネジャド氏の強硬姿勢を示す数々の発言

「イスラエルを地図上から消し去るべきだ」
「西欧がホロコーストという神話をつくりあげた。ホロコーストなどなかった」
「シャロン・イスラエル首相の死を望む」

・１月のイスラエル国防相の声明

「イランの核阻止に向けた外交努力が不調に終った場合には、イスラエル自身を守るため、イランを攻撃する」

・イスラエルのオメルト首相代理の声明

「イランがもし核兵器を製造するためにウラン濃縮をフル・スケールで再開するなら、大変高価な代償を支払うことになるだろう」

・イラクで反米強硬派として民兵組織を率いて大規模な戦闘をしかけ、米軍を悩ませてきたシーア派のカリスマ指導者サドル師のテヘランでの発言

「イランが攻撃されるようなことがあれば、全力で支援する」

・２月９日、時事通信

“ イランに対空ミサイル供与へ＝米・イスラエルの攻撃想定−ロシア ”

【モスクワ９日時事】ロシア政府軍事技術対外協力委員会のドミトリエフ委員長は９日記者会見し、新型の短射程対空ミサイル「Tor−M1」２９基をイランに売却する契約が昨年１２月５日に締結され、契約を履行すると語った。契約額は７億ドル（約８３０億円）近く提供が始まる見通し。
　タス通信によれば、同ミサイルはテヘランのほか、ロシアの支援で原発建設が行われている南部のブシェール、工業地帯のイスファハンなどに配備されるという。イランは米、イスラエル両軍の攻撃を想定し、購入を急いだもようだ。ミサイルはステルス戦闘機や巡航ミサイルの迎撃能力を持つ。　（時事通信） - ２月９日２１時１分更新

・中国は、イラン南部の日量最大３０万バレルを見込めるヤダバラン油田の開発計画を２月中にも正式締結すると発表。

・英サンデー・テレグラフ紙は、アメリカがイランの核兵器保有を防ぐため、同国の各関連施設への軍事攻撃に向けて準備を進めていると報じた。外交交渉が失敗した場合に備えた「最後の手段」として、国防総省が空爆を中心とした具体的計画を立案しているというのである。

・ロシアの下院副議長でロシア自民党の党首ジリノフスキー氏の発言

「戦争は避けられない。なぜなら、アメリカ人が戦争を欲しているからだ。世界の主導的立場にあると主張する国なら、どこの国も戦争をしなければならない。さもないと、その主導的立場を保つことができなくなるからだ」

（管理人注）
　さらにジリノフスキー氏は以下の内容を語ったそうです。

「昨今のイスラムの暴動は米国によって糸を引かれていて、イランへの軍事攻撃を他のヨーロッパ諸国も認め、協力させるように仕組んだもの。イランへの攻撃は避けられないもので、３月２８日に開始されるだろう」

　また米国のラムズフェルド国防長官は、軍事攻撃も選択の一つだとコメントしたとのことです。

　＊　＊　＊　＊　＊

　どうも相当にきな臭くなっているようです。

　２月初旬のＩＡＥＡ理事会で、イランの核開発問題は国連安保理に付託されることが決まりました。しかしロシアや中国はイランへの経済制裁に反対しており、例え経済制裁が決議されても、足並みが揃わないのは必死です。戦争の危機が迫っているイランに、ロシアは高性能の武器を輸出したわけですが、これはイスラエルと米国へ対する明白な敵対行為と言ってよいと思います。巷間、戦争となればアメリカとロシアの代理戦争と評するむきが多いようですが、ロシアは手を出さないまでも、アメリカが直接軍事行動に出る可能性は高いように思われます。

背骨矯正、経過報告．．．２００６年３月１日

　去年暮れに、ゲリー・ボーネルさんのアカシック・リーディングを受けたことはすでに書きました。その１年前ですが、同じくゲリーさんのリーディングで、私の健康に関して問題はないかと質問したところ、背骨が曲がっていると言われました。
　Ｃ３がどうのこうの、Ｃ４がどうのこうのと言われたのですが、ゲリーさんは学生時代に医学を学んだことがあるようで、背骨の部位をさす専門用語らしく私にはちんぷんかんぷんでした（もちろんゲリーさんは私のレントゲン写真を見て言っているわけでなく、リーディングした結果です）。その指摘を受け、私はカイロプラクティックに行ったのですが、その施術師がむちゃくちゃ無能な人だったらしく、「あなたの背骨はそれほど曲がっていない。一般現代人と同程度」と言われたのです。
　そう言われたのでほったらかしにしていたのですが、去年暮れのゲリーさんのリーディングでは、私が部屋に入ってまだ一言も質問していないうちから、いきなり「背骨が曲がっています。放置したらそのまま固まってしまいます」とショキングなことを言われたのです。そこで名医と定評のあるオフィス・シマザキを紹介してもらい、去年の暮れから通うことになったのですが、その経過報告をします。
　オフィス・シマザキに２月２５日に行ったのですが、経過は感動的でした。背中の凹凸を測るためにサーモグラフ写真を撮るのですが、見事な左右均等でした。背骨も見事な一直線で肩の角度も左右全く同じでした。先生も左右の曲がりはありません、と太鼓判を押してくれました。これは驚くべき治療結果だと思います。
　聞いた話ですが、一般のカイロプラクティック施術は、けっこう痛いらしいのです。しかも治療をしたそのときは骨の歪みはとれるが、３日もするとまた元に戻るケースがあるらしいのです。さらに悪質な施術師になると、治りそうになるとわざと悪い患部を作りだして、延々と治療に来させるようなことをするらしいのです。オフィス・シマザキで最初に背中の写真を撮ったときは、私は悲しくなりました。私の背骨は、見事なＳ字形を描いていて、右の肩は左の肩より大きく下がっていたのです。それが今や、見事な左右対称形となったのです。世の中には、すごい先生がいるんだなと、素直に感動してしまいました。
　一般的にオフィス・シマザキの施術は４回で、２ヶ月程度で終わります。
　ではなぜ私が２ヶ月以上も通っているかというと、私の場合、背骨は本当に重症だったようで、確かに左右の歪みはなくなりましたが、前後の歪みがあったのです。通称猫背と言われるもので、これはそれまでの生活習慣が大きく影響しているのだそうです。先生に正しく直立した姿勢を教えてもらったのですが、私の場合だいぶ上半身が後ろに傾いているそうです。腰が前に出ている分、上半身が後ろに傾き、体全体の重心のバランスを取るために、頭が前に傾くことになります。つまりこれが猫背です。正しい姿勢は、腰を引き上半身を前に傾ける必要があります。そうして両肩をグッと後ろに引くと胸を張ることになり、顔が正面を向くことになります。最初にこの姿勢をとったときは、ものすごく違和感がありました。ということは、これまで私はいかに悪い姿勢をとってきたかということです。
　猫背というのは、傍から見ると本当に貧相に見えます。貧乏でなくても貧乏そうに見えてしまうのです。私のキャッチフレーズである「地位も金も名誉もない、ただのみっともないうらぶれおじさん」は、本当に的を得た表現だったと改めて納得した次第です。
　訪問者の方でも正しい姿勢の実例を見ることができます。最近テレビによく出ている、“レーザーラモンＨＧ”という芸人さんをご存じでしょうか（余談ですが私は最初ＨＧとは、人名のイニシャルだと思ったのですが、これはハードゲイの頭文字ではないかと気付きました。間違っていたら、どなたか指摘してください）。この“レーザーラモンＨＧ”さんの最後に「フォー」とか叫ぶ腰振りダンスではなく、普通に立っている姿勢を見て下さい。私がみるところ、あれが正しい直立の姿勢だと思うのです。“レーザーラモンＨＧ”さんの場合、ハードゲイという役柄で、衣装は必ず両肩を出したものになるわけですが、あの両肩の位置こそ正しい姿勢だと思うのです。今度“レーザーラモンＨＧ”さんがテレビに出ていたら、確認されることをお勧めします。その両肩の位置より前に自分の両肩が出ていると思われた方に、私は自信を持っていいます。「あなたは、猫背です」と。

　背骨の歪みがやっかいなのは、本人に痛みの症状が出にくく、放置しやすいことです。
　背骨の歪みが神経を圧迫し、様々な弊害が出てくるといわれていますが、強烈な痛みを伴うものでないだけに、気付きにくいようです。現代人の多くが不定愁訴と言われる、倦怠感、肩こり、気力低下、うつ的症状などを抱えていると言われていますが、基本的に原因不明なんだそうです。色々と考えられることはあります。食品添加物や大気汚染、あるいはシックハウスなどや、ストレスの増大、また歯の治療で埋め込まれた金属の害も最近指摘されています。その中で背骨の歪みによる神経圧迫で、体の内分泌系の働きが悪くなっているという症例は、あるパーセントであるのではないかと思えます。

　以前、副島隆彦氏が１年で１０ｋｇ痩せてみせると豪語している話を紹介しました（よろず屋寸話録『スーパーサイズ・ミー』、２００６年２月１３日）。そこでは、食べ物の話題しか取り上げませんでしたが、背骨の歪みを治すというのも重要な健康法なんだそうです。その為に堅い板の上に寝るそうなのですが、果たしてそれで背骨の歪みが治るのか私は疑問に思っています。なぜかというと、一度頚骨が歪んでしまうと板の上で寝ることによって、頚骨の位置が自然に正常に戻るとは考えにくいような気がするからです（オフィス・シマザキの治療法は、この首の付け根にある頚骨の位置を調整することです）。ただ堅い板に寝ることで、これ以上背骨が歪まない効果はあるかもしれません。一番良いのは、まずオフィス・シマザキに行って、背骨の歪みを治して、それから堅い板に寝ることだと思うのです（私は軟弱者なので薄い敷布団に寝ていて、それで良しとしていますが）。
　では副島隆彦氏の、背骨矯正への奮闘振りを紹介します。

　・・・＜副島隆彦氏の「私の健康論（２）」から抜粋開始＞・・・

　西式健康法というのもかなり残酷な健康法で、食べ物だけならそれでいいのだけれども、食べ物以外にも、木の枕で、板の上に寝ろという、厳しい掟があります。

　これは背骨を徹底的に矯正するという考え方からきているのですが、当然、痛いわけで、慣れるまでの１０日や２０日はとても痛いはずです。私はまだそこまではいっていません。

　人間の背骨というのは大変曲がっているらしいです。直立で動き、大きな頭を支えていますから、背骨に大変な無理がかかっていることはよく分かります。子供のころからずっとそうです。勉強机に向かわされるだけで、人間の背骨はかなりやられてしまっているわけです。

　例えば若くして死ぬことを「夭折」（ようせつ）といいますが、なぜ夭が折れてしまうかというと、この「夭」とは脊椎（せきつい）のことだそうです。つまり、首の骨がぽっきりと折れることが若くして死ぬということなのだそうです。脊椎の第7番目（？）だったか、頚骨（けいこつ）が折れることだそうです。みんなほとんどの人は、背骨が痛んでいたり、肩や腰の骨が歪んでいるのです。西式健康法では、これを板の上に寝ることで直すという、たったこれだけのことです。

たしか、「真向法」（まっこうほう）という古くからある健康法も、どんなに寒い時でも板で寝ろとか、唱導しているはずです。かなり荒い、禅宗の修行から来たのではないかと思います。

　板だけで寝ると冬はものすごく寒いです。たったこれだけのことが、私はできません。女性で、やせているタイプの人は板で寝る必要は無いけれども、私らのような、やがて大病を患（わずらい）そうな、飽食肥満の男の場合は、やはり工夫した板で寝なければなりません。ふかふか布団やベッドは駄目だと分かります。

　板で寝ると、どうしても、下から冷えてきて、ものすごく寒いのです。そこで私は自分の仕事場に、３０センチの高さの縁台のような板敷きに、断熱マットを買ってきて、お風呂場にあるような、保温をするものを敷いてみました。米軍の兵士や登山をする人がくるくると巻いて、キャンプをするところで広げて床に敷くものと同じですが、あれの薄いものを断熱材として敷いみましたが、それでもまた、冷えが上がってきます。

ですから、冷えの問題に関して今でもこの「板で寝ろ」には疑問を持っています。では保温をすればいいかというと、そういうものでもありません。体にとっては寒いほうがいいのだそうで、上掛けふとんは１枚だけかぶって、下は板だけがいいのだそうです。体を冷やしていいはずはないのだけれど、とにかく、自分に厳しさを与えるのだそうです。

　私の（西式健康法の）先輩は、真冬でも冷たい板の上で寝ています。これは、修行僧なみの厳しさです。本人は、自己管理能力、節制能力のある人で、この方法で以前の飽食時代に比べて、本当に２０キロくらい痩せましたから、徹底的に自己管理を行っているわけです。彼はすでに６６キロまで体重を落としていまして、非常に爽快で、身軽で、気軽なのだそうです。

　・・・＜抜粋終了＞・・・

「私の遺言」．．．２００６年２月１８日

推薦図書　「私の遺言」（佐藤愛子著、新潮文庫）

　掲示板の２０３７番で、さとさんが紹介された本です。この本を読まれたベラさんが２０７９番に感想を書かれています。
　私も読んでみました。

　これは作家である佐藤愛子さんが体験した霊障を綴ったものですが、かなりすごい内容です。期間は２０年以上に及び、今日有名になっている江原啓之さんや美輪明宏さんも登場します。とにかく強烈な霊障で、美輪さんは「恐ろしくて近づけない」と（アドバイスのみで）援けに来てくれなかったほどです。江原さんの力でも（当時は若かったせいもあったようで）解決できなかったものです。
　（ベラさんも感想に書かれていますが）、佐藤さんの霊障を最終的な解決の道をひらいた人が相曽誠治さんという人で、１９９９年の１２月３１日に亡くなられたのですが、私もぜひ一度会ってみたいと思った人でした。この人の名を私はもちろん知らなかったし、精神世界に通暁している人でも知っている人は少ないのではないでしょうか。本当にすごい人は、マスコミなどに登場して名を知られることはないのだなと思います。

本筮易恐るべし！．．．２００６年２月１５日

　２月５日の記事で、本筮易（ほんぜいえき）を紹介しました。
　そこで私がサイコロを振って、石井さんから今後の金（キン）価格を占ってもらった話を紹介しました。そのときは正直言って、石井さんがサイコロを振ったのならいいのですが私が振ったので、信憑性が薄いと感じていました。なぜかと言うと、サイコロを振る前に、質問する内容を頭で念じるのですが、この辺が素人の私がやって大丈夫かなという思いがあったからです。

　その後の金価格ですが、チャートを見てください。

http://www.fuji-ft.co.jp/selection/genyu/

　このＵＲＬの左側の「東京工業品」の東京金の「チャート」をクリックしてみて下さい。
　２月４日の占いでは、しばらく上がるかもしれないが、その後大きく下がるというものでした。そして占いのとおりに東京金は翌週の６日に２２４２円のピークを付けた後、８日のＮＹ（ニューヨーク）市場での暴落の影響を受け、９日は値幅制限のない期近（２００６年２月限）を除き、すべてストップ安となりました。日経ネットに載った記事によると、１トロイオンス５７０ドルを超えた時点で、それまで金市場に資金を流し込んでいたヘッジファンドが一斉に利食い売りに走ったとのことです。
　そしてその後もＮＹ市場での下落は続き、下値抵抗線と見られていた５４８．５ドルをあっさり突き抜け、５４０ドル割れの水準まで売り込まれました（１５日のＮＹの終値は５４２．７ドル）。東京金では、６日の２２４２円をピークに、１４日には２０４７円と２００円に近い下落となりました。チャートを見ておわかりのように、昨年１２月中旬の暴落の後、上昇基調にあった金価格は、６日をさかいに一転して下落へと転じたのです。市場ではさらなる下落を予想する声もあり、今後の展開が注目されます。

　本筮易恐るべし・・・・です。


（余談）
　本筮易がこんなに当たるのなら、石井さんは、あっという間に億万長者になれると、ついつい不埒なことを考えてしまいます。でもこういう能力を自分の金銭欲のために使わないというか、使わない人だからこそ、そういう能力があるのでしょう（たぶん）。
　私だったら何の躊躇もなく思いっきり使いまくるのですが・・・、だから私にはそんな能力はないということなのでしょうね（たぶん）。

『スーパーサイズ・ミー』．．．２００６年２月１３日

　私がよく引き合いに出す副島隆彦氏ですが、最近「１年で１０ｋｇ痩せてみせる」と面白いことを言っています。この記事は、会員専用のページに載ったものなので、多くの人は知らないと思い紹介することにします。
　副島氏が減量する気になったのは、高校の友人が急逝したことと、知り合いの編集長が大病を患ったということだそうです。副島氏は昨年末で、身長が１７５ｃｍなのに、体重が８６ｋｇもあったそうです。さらにこんなことも言っています。

「天下国家を語りながら、日本は飢えていると講演会で演説をしながら自分はデブであるというのは、どう考えても説得力が無いということになります。」

「一年間で１０キロ痩せる目標が、本当に達成できたら、もしかしたら、私は周りの人たちから尊敬されるのではないか、と思います。これは甘い考えだと思いません。「副島隆彦よ、お前の書いているものなんかちょっとやそっとでは尊敬しない。ただ情報を買っているだけだ」とか「知識が役に立つ程度だ」とか思っている人達でも、私が年末までに１０キロ痩せたら尊敬するのではないかと思っています。」

　おもわず笑ってしまったのですが、これは本当だなと思います。
　そこで副島氏の実践している減量法ですが、西勝造（にし・かつぞう）氏という医学博士が唱えている「西式健康法」というものだそうです。内容を簡単に紹介すると、

朝食．．．水だけで一切食べない。あるいは柿の葉茶漬け
昼食．．．野菜だけ
夕食．．．体が求めるときだけ野菜と一緒に良いものを少量食べる。

　とのこと。これは本文を引用すると、

　「これは、植物を育てるとき、わざと苗木の根や枝を切って、葉っぱをいっぱい切り取って、必死に生き延びさせる育て方をすると、おいしい木の実や大根が取れるという考え方です。」

　なんだそうです。
　実を言うと、これと同じようなことを私は「西式健康法」なる言葉を全く知らずに実行していたのです。去年の夏頃からやっているのですが、私の場合は元々痩せ型の体型なので、痩せるつもりはなかったのです。浅井敏雄さんの、「現代人の不健康の原因の多くは、“食べ過ぎ”である」、という意見に共鳴したからです。まず朝は食べません。昼は店屋物ですが、肉類、油物は極力食べないようにしています。もちろん量は控えめにします。夕食も出来るだけ自分で作るようにしています。そうすれば肉類や油で揚げたものはほとんど食べずにすみます。もちろん間食はしません。そうすると次第に体重が減ってきたのです。これまで体重が６ｋｇほど減りました。しかも痩せ型には実にみっともない、ビール腹が減ってきたのです。正直言って驚きでした（これには毎日欠かさない鉄アレーを使ったウェイト・トレーニングが関係しているかもしれません）。

　副島氏は、男は中年になったら、朝は食べないほうが良いと言っていますが、私のこの意見に賛成です。女性の多くは、朝食べないことが不健康の元と目を吊り上げて怒るかもしれません。しかしこれは自分の体験からそう言えます。仕事が肉体労働だと話は別ですが、多くのサラリーマンがそうであるように屋内のデスクワークの場合、朝食べると、食べ過ぎだと思えるのです。
　副島氏はこんなことを言います。

「女性は、５時間に一度ぐらいの割で、何か食べていないと、「血糖値が下がって、思考力がなくなる」ということが多いようです」

　これは副島氏の長年の教師としての実感だそうです。副島氏が言いたいのは、男と女は体の生理が違うということのようです。


　もう一つ、副島氏が健康について真剣に考えるきっかけになったのは、昨年の１０月頃に『スーパーサイズ・ミー』”Super-size Me!”　と言う映画を見たことだそうです。
　本文から、その映画の解説を抜粋します。

・・・＜抜粋開始＞・・・

　この映画は、とても深刻な映画でした。この映画は、３年ぐらい前に制作された映画で、マクドナルドのハンバーガーを１ヵ月、実験で朝、昼、晩と食べ続けるというもので、ルポルタージュ形式で、監督自身が、自分の醜く太っていく姿を記録しています。

　全米を、あちこちのマックで朝、昼、晩と食べ続けながら、移動していくのです。恋人が協力したり、医者達が数人協力をして、毎週のように測定をします。最後のあたりになると、心拍数や脂肪の量、心臓、肝臓、血圧など、体にかなりの異常が出てきて、もう危険だからやめなさいということになります。

　撮影中、マクドナルド社の本社の宣伝・広報担当の副社長などに電話をしますが、当然、電話に出てはもらえません。かなりいい映画で、アメリカでは評判になったのですが、日本ではレンタルビデオ屋さんにはありますが、商業上映はほとんどされませんでした。

　この「スーパーサイズ」というのは、テキサスあたりで売られている、ものすごく大きなマクドナルドのハンバーガーのことです。普通のハンバーガーの、３倍くらいはあります。それがつい最近、販売中止になったそうです。

・・・＜抜粋終了＞・・・


　私もこの『スーパーサイズ・ミー』をレンタル・ビデオ屋さんから借りて、観てみました。
　上記の解説文にさらに、付け加えます。
　実験台となった監督兼主役の男性は、中肉中背で普段は恋人の作る有機野菜を食べるなど、アメリカ人としてはむしろ健康的な生活をしている人です。実験を始める前に、数人の医者から厳密な健康診断を受けて、見事な健康体だと保証されます。それが、朝昼晩と３度３度、マクドナルドのハンバーガーだけを食べ続けます（フライドポテトなども含みます）。３日くらい経ったときは、気持ち悪くなって吐き出してしまうこともあったのですが、それでも実験は続けられます。２週間も経つと、体が醜く脂肪分がついてきて、ぶよぶよになってきたのがはっきりわかるようになります。３週間後には、健康診断して体の様々な数値を見た医者がとうとう言います。
「この数値は明らかに病人のものだ。これ以上続けると極めて危険です。すぐに実験を中止すべきです！」
　それでも男性は、１ヶ月の我慢だと実験を続けるのです。

　でもここまでは、ある程度予測のつく展開です。私がショックを受けたのは、実験台となった男性に表れた注目すべき症状です。
　男性は、実験中に、次第にうつ病のような症状になっていったのです。
　気分が滅入るのですが、それが不思議なことにマクドナルドで売っている食べ物を食べているときだけ、気分が高揚すると言うのです。そしてついつい食べ過ぎてしまうと言うのです。これは典型的な麻薬中毒の症状ではないでしょうか。そして映画で、その秘密が明かされます。マクドナルドの食品には、モルヒネに似た成分が投与されているというのです。私は絶句しました。これがファースト・フード店の企業戦略なのでしょうか！
　映画の解説で、こう言っていました。

　「子供たちに、勝ち目はない」

　つまり小さい頃からファースト・フードを食べさせ続けられた子供は、ファースト・フード中毒患者にさせられているわけです。子供たちは、ファースト・フードを食べさせられてファースト・フード中毒となり、そしてファースト・フードを食べなければいられなくなってしまうのです。今アメリカ国民の７割が肥満であると言われているそうです。その原因に、ファースト・フードが大きな役割を演じていることは、間違いないと思われます。

　この映画は、ある意味でホラー映画よりも恐ろしいかもしれません。
　アメリカ人の中には、ファースト・フードをジャンク（クズ）・フードと呼ぶ人がいます。辞書を引くとジャンクには、俗に麻薬の意味があると書いてあります。これはアメリカ人がファースト・フードの本質を、よく捉えているからかもしれません。しかしながらこれはアメリカのマクドナルドでの話であって、日本のマクドナルドで売っているものに、同じようにモルヒネ様の物質は含まれているのかはわかりません。しかし日本であれどこであれ、同じ企業戦略であることは高い確率でそうだと思えるのです。
　小さいお子さんがいて、そのお子さんがファースト・フードが好きだというご家庭がありましたら、ぜひ一度レンタル・ビデオ屋さんに行って、『スーパーサイズ・ミー』を借りて観ることをお勧めしたいと思います。

小泉首相はレイムダック！？．．．２００６年２月９日

　掲示板（２２６８番）にも書きましたが、私は２月４日（土）に東京有楽町の外国特派員協会で行われたベンジャミン・フルフォード氏と中丸薫氏の講演会に行ってきました。
　その中で驚いたのが中丸氏の「小泉首相はいまやレイムダック（死に体）」という言葉でした。去年の９．１１選挙で自民党と公明党の両党で衆議院の３分の２以上を占めたわけですから、私でなくとも圧倒的な独裁政権だと映るでしょう。ところがその小泉首相がレイムダックというのですから普通は納得いかないはずです。案の定、講演終了後の質問タイムに、その理由を聞く質問が出ていました。
　ですが掲示板（２２６７番）の親方さんの紹介されたＨＰの立花隆氏の講演ビデオで、その実情がわかってきました。以前は小泉首相に反対意見を言おうものなら、「抵抗勢力」とレッテルを貼られて、露骨に排除される雰囲気があり、そんなこと出来なかったといいます。ところが今や自民党内で、公然と小泉首相の意見に反対する声が上がっているというのです。こういった政治の場での雰囲気の変わり様を、立花氏は小泉チルドレンを例にあげて説明しています。小泉首相の国会での施政方針演説で、演説の合間、合間に拍手をして盛り上げるという滑稽な役回りを日本全国に晒した小泉チルドレンですが、次の総理をどうやって決めるかというアンケートを実施したそうです。その質問項目に、「小泉首相が指名した候補者を推す」というのがあったそうですが、なんと小泉チルドレンのほとんどが、ノーと答えたというのです。小泉首相は派閥解消という名目で、自分の派閥に取り込んだはずの小泉チルドレンすら、小泉首相の言うことを聞かなくなってきているのです。中丸薫氏が小泉首相はレイムダックと言ったのはある意味当たっていたのです。
　さらに中丸氏が講演で話した興味深い情報をお伝えします。
　これまで小泉首相は、自分に敵対する勢力を検察や警察を使って潰してきました。中丸氏によると元早稲田大学教授の植草一秀氏を女子高生のスカートを覗いたとして現行犯逮捕した事件や、元社民党の辻本清美代議士を秘書給与疑惑で逮捕した事件などは、小泉政権の差し金によるそうです。検察や警察は小泉政権の強大さゆえに、そうせざるを得なかったので嫌々ながらもやったそうです。確かにこういう卑劣なやり方は、それをやらされる本人も嫌なものだと同情します。
　しかし去年暮れに起きた耐震偽装事件で空気がだいぶ変わってきました。検察はライブドアに関してはずいぶん前から調査していたそうですが、ここにきてチャンス到来となったわけです。ということはライブドア問題は、堀江貴文氏やライブドアグループ会社の不祥事にとどまらず、大きな疑獄事件に発展する可能性があるということです。
　立花氏は、耐震偽装や狂牛病問題は、政界にあまり影響を及ぼさないが、ライブドアは大激震となる可能性があると述べています。その証拠に、検察内でライブドア事件に検察官１００人体制で臨んでいるというのです。これはロッキード事件以来３０年ぶりの大捜索だそうです。ということは、下手をするとライブドア事件は、捜査が進むと“超大物”政治家の名前が出てくることも考えられます。そうなると小泉政権が一発で吹き飛びかねません。どうやら政治の世界は、大きく動こうとしているようです。

　以下に政治評論家である森田実氏のＨＰから引用します。日刊ゲンダイに載った記事だそうです。

http://www.pluto.dti.ne.jp/~mor97512/

・・・＜引用開始＞・・・

　《昨年９月の総選挙。広島６区に乗り込んで、「堀江のような男は絶対に国会議員にしてはいけない」と街頭演説したのがこの人だ。「小泉政治全面批判」（日本評論社）をこのほど出版した政治評論家の森田実氏に、改めてライブドア事件と小泉政治を聞いてみた。
　「この５年間、私は終始一貫、小泉政治はペテンだと批判してきた。それを１冊にまとめたのですが、ブッシュ米国と創価学会、それに広告代理店・大マスコミ連合に支えられてきた小泉政権は５年間も続いてしまった。でも、ライブドア事件で完全に化けの皮がはがれました。小泉政権の終わりの始まりです」
　森田氏が注目するのは大マスコミの変化だ。
　「『稼ぐが勝ち』とか『心だって金で買える』と公言する堀江のような男は、政治が否定しなければいけない。間違っても政治家にしてはいけない人間です。それを選挙に担ぎ出し、しかも自民党圧勝に最大限利用した小泉首相、武部幹事長、竹中大臣の責任は万死に値する。ところが堀江逮捕後も、国民に潔く謝罪する謙虚さはなく、子供じみた言い訳で逃げ回っている。これでは身内の大マスコミだって、批判的にならざるを得ない。まして小泉首相の『ホリエモンを最初にヨイショしたマスコミでしょう』といった責任なすり付け発言が溝を深めている。首相と大マスコミの亀裂はこの５年間で初めて。これは重大なことです」
　小泉政権を支える３本柱の一角が崩れ始めたのだが、それだけではない。
　「大マスコミの変化のウラにあるのは、米国の小泉離れです。靖国問題で中国を挑発するだけの小泉首相を飛び越えて、中国に接近しています。それは石油高騰で潤うロシア、イランの復活を牽制するためですが、この米国の動きをジッと見ているのが創価学会。池田名誉会長も、小泉後をニラんで、中国との関係重視に動き出した。小泉切りが静かに始まっているのです。加えて大マスコミが離れ出したらどうなるか。私は、早ければ３月終わりに、小泉首相は政権を放り出すと見ています」
　加藤紘一、福田康夫氏などに続き、空気を察知した自民党内から小泉離れの発言が相次いできたら、政権崩壊は待ったなしだという。》（日刊ゲンダイ１月28日号より引用）

・・・＜引用終了＞・・・

本筮易（ほんぜいえき）．．．２００６年２月５日

　当ＨＰの１月３０日の「ライブドア株の妙な動き」の記事に関して、ある訪問者の方から情報をいただきました。
　本筮易（ほんぜいえき）という易の先生が、ライブドアに関して記事を書かれていて、ＨＰで発表されているというのです。

http://www.honzeieki.com/eki.htm

　この中に「ホリエモンの心境」「ホリエモンは起訴になるか？」「ホリエモンに実刑判決が下るか？」という３つの記事があるのですが（２月５日現在）、そういったことを易で占って記事を書かれているのです。私は一読して、大いにありそうなことが書いてあると思い納得してしまいました。さらに訪問者の方からその易の先生（石井清龍という方）のＨＰがあり、易日記も紹介していただいたので読んでみました。

http://www.asahi-net.or.jp/~pa6c-isi/ekinikki.htm

　これに驚かされてしまったのです。
　どうもこの本筮易は、相当な的中率で当たるようなのです。例えば去年の郵政民営化ですが、易で占うと以下のような卦が出たというのです。

郵政民営化法案は、今度の参議院で否決！
そして、小泉政権が解散！
その後、また再選されて、小泉政権が持続する運勢

　また阪神タイガースは優勝するが、日本シリーズでは勝てないといったことが出ていたというのです。地震に関しても、２００５年中には東京には大地震はないと出ていたといいます。
　さらに真偽はまだ公開されていないのでわかりませんが、ヒットラーの最後について書かれた記述があるのですが、あのゲリー・ボーネルさんが言っていることと寸分違わぬ結果が載っています。ヒットラーはベルリン陥落の際、地下壕でピストル自殺して死んだわけでななく、海外に逃げ、平穏におとなしく余生を過ごしたと易に出たそうです。ゲリーさんによると、ヒットラーはアメリカと密約し、当時世界最高の水準だったドイツのロケット技術（Ｖ２ロケット技術など）をアメリカに供与するかわりに、命の保証をされたといいます。それゆえ大勢のドイツの科学者と共にアメリカに渡り、ヒットラーはハワイで静かな余生をおくったそうです（８０歳で老衰で亡くなる）。
　石油埋蔵量の件に関しても同じです。石井さんの易では、将来大容量の油田が発見されると出たそうです。ゲリーさんは、その大油田が発見される場所を、アラスカだと言っていました（これはゲリーさんの本に載ってないかもしれません。私が直接聞いた話です）。
　私が痛快だったのは、マジシャン・セロに関する記述です。石井さんが家族にせがまれて、トリックなのか超能力なのか占ったそうです。すると全部トリックであると出たそうです。さらにファースト・フード店で行われたトランプマジックに関して、具体的にそのトリック内容まで調べた記述があります。私は、胸の中のもやもやがすっぱりと晴れた気分になりました。私は、「そ〜かぁ、トリックがあったか・・・」、と思わずつぶやいてしまいました。

　どうやら私は、すごいものを教えてもらったようです。
　私のＨＰの訪問者の方ならご存じだと思いますが、私は怪しげなもの（胡散臭いものともいう）が大好きな人間です。しかし考えてみれば不思議なもので、私はこれまで易で占ってもらった経験がありません。正直言うと、一般の多くの人と同じように、正月に神社で引くおみくじ程度のものと考えていたのです。森田健さんの本に、六爻占術（ろっこうせんじゅつ）というものが紹介してあり、（１０万円以上もするバカ高い）テキスト代を払って買ったことがあるのですが、小難しい手続きが色々あって面倒くさくてやめてしまったことはあります。もちろん森田氏の本に書いてあることに嘘はないと思いますが、すべての人が同じように出来るわけではないのではないかという思いがありました。
　しかし石井さんの記事を読んでみて、改めて易というのはすごいものだと知りました。
　私は石井さんという人に、会ってみたいと思ったのです。
　石井さんのＨＰの「鑑定方法」ページに連絡先が書いてあります。どうやら週に一回、土曜日だけ鑑定されているようです。予約が必要かもしれないと思い電話すると、石井さんは人気があるらしく、１１時開店の３０分前から人が並ぶというのです。まさに“行列のできる易鑑定所”といったところです。それならばと私は、２月４日（土）の午前１０時２５分に、原宿にある店に行きました。当日はこの冬一番の寒波で、こんな寒い日に朝早くから並ぶ客はいないに違いない、絶対自分が一番だろうと思ったら、やっぱり一番でした。
　ということで石井さん本人に会ってきました。
　鑑定してもらったのは、私個人のプライベートなことなので、それはいずれ別の機会に書こうと思います。ただ一つだけ訪問者の方々に関係があるかもしれないという話題があったので紹介します。

　以前の私の記事を読んでおられる方はご存じでしょうが、私は２〜３年前から金（キン）の投資を行ってきました。その金ですがここ１年は暴騰しています。私はゲリーさんから金は将来的には、１トロイオンス２０００ドルになると聞いていたので、まだまだ上がると楽観視していました（現在１トロイオンス５７０ドル近辺）。しかしそれでも最近の金の上がり方は異常なものがあり、急激に上げたものは急激に下がるという法則があるので、多少不安になっていました。また２月４日付けの日経新聞には、「金２５年ぶり　国際商品、需要旺盛で高騰　投機資金が流入」などの文字が躍っています。新聞にこんな記事が出たら、下落のサインです。私は、いよいよ不安になってしまいました。
　そこで石井さんが私に自分でサイコロを振って、なんでも聞きたいことを聞いてみて下さいというので、今後の金価格を占ってみたのです。私がサイコロを６回振った卦（ケ）を見て石井さんは、こんなことを言うのです。

　「これはよくありません。これから多少上昇することはあっても、それから大いに下げますし、それから乱降下するでしょう。いずれ今の水準に戻りますが大きな変動が起こるでしょう」

　これはよろしくない卦です。
　私は、大きな含み益が出ていても今後も上がると読んでいたので売る気はなかったのですが、考え方を変えました。半分ほど売って利食いすることにしました。卦がはずれて今後も上昇し続けるならそれはそれで仕方ないし、もし下がったら今回売った分を買い戻そうと考えたのです。

　念のために言っておきますが、これはあくまでも私の考えであり、私が振ったサイコロでの話です。訪問者の方々の投資行動に影響を与えたいという思いは微塵もありません（訪問者の皆さん、こんな胡散臭い話に翻弄されないで下さい！　あくまでも参考情報です）。
　ただ今後の金価格をウォッチしていただけると、本筮易がどのくらいあたるかという判断の目安になるかもしれません。ただ石井さんが振ったのではなく、私が振って出た卦だから信用出来ないという声もあるかもしれません。そう言われると、私もそうだなと思います。

戦国自衛隊！．．．２００６年２月２日

　今回は映画のヨタ話をしてみようと思います（役に立つ情報ではないので、忙しい方は読まないことをお勧めします）。

　１月３１日（火）、家に帰って夕刊を広げてみるとテレビ欄に、なんと「戦国自衛隊」の文字が踊っているではありませんか。どうやらドラマで「戦国自衛隊」を放送するようです。
　私は２０数年前の学生時代に読んだ「戦国自衛隊」の本を思い出しました。たしか原作者はＳＦ作家の半村良という人だったと記憶しています。そしてテレビ欄を見ると、関が原がどうのこうのといった説明が載っています。おかしいな、と思いました。私の遠い記憶では、原作の舞台となったのは、関が原の合戦より少し前の織田信長の時代だったはずです。
　私が覚えている、原作の「戦国自衛隊」のストーリーを簡単に説明します。
　自衛隊のある小部隊が演習中にタイムスリップに陥り、戦国時代にワープします。そこで戦国の争いに巻き込まれて、上杉軍に味方し、武田軍との戦闘に参加します。戦車やヘリコプターなど現代の最新兵器を有する自衛隊は、当初は少人数でも圧倒的優位にたちますが、いかんせん補給がありません。武田軍を撃破するのは出来たのですが、そのうち武器弾薬が尽き、次第に追い詰められて全滅します。彼らは、もはや最後となった時点で、戦国時代にいるはずの織田信長がいないことに気付きます。そこで彼らは悟るのです。織田信長が滅ぼすはずだった武田家を、彼ら自衛隊が滅ぼしたことを。つまり、狂ってしまった歴史を元に戻すために、自衛隊が戦国時代にタイムスリップしたと悟るのです。

　その「戦国自衛隊」ですが当時、角川映画というものがあって、そこが製作しました。原作が面白かっただけに、私は大いに期待したのですが、映画は全くの期待はずれでした。角川映画は他にＳＦ作家の小松左京氏原作の「復活の日」や川中島の決戦を描いた「天と地と」といった壮大なテーマに取り組むのはいいのですが、私（わたし）的には不発で、原作の面白さに比べて映画の面白さは大きく見劣りした感じでした。大学時代に私が通った大学は宗教学という必修の講義があったのですが、その先生が授業中に、
　「戦国自衛隊という映画を観てきましたが、実につまらなかった！　まあ、原作は多少、まともとは聞いているのですが・・・」
　と言っていた記憶があります。当時ＳＦ小説にはまっていた私は、原作の面白さや壮大さに比べて、映画にしてしまうと、どうしてあんなに面白くなくなるのか不思議に思ったものです。

　話はそれますが、宮崎駿氏の「風の谷のナウシカ」というアニメ映画をご存じの方は多いと思います。でも原作の漫画を読んだ人は、そう多くないと思います。私は映画を先に観て、それでも充分に楽しんだのですが、原作を読んでさらに感動しました。原作は人類の壮大なテーマがあり、それがストーリーに色濃く反映されています。しかし映画は原作の良いとこ取りを繋ぎ合わせたもので、当然ながら壮大なテーマはピンぼけしてしまっています。やはり映画となると時間の制約があり、そうならざるをえないのかもしれません。そのときは「風の谷のナウシカ」を正月にテレビで放映される大型時代劇のように、１２時間一挙放送といった具合にやればいいんじゃないかと思ったものです（どこかのテレビ局が企画しないかと期待しているのですが）。

　話はさらに脱線しますが、副島隆彦氏は映画はその時代の世相を反映するものとして、去年公開されたスターウォーズのエピソード�Vを取り上げていました。スターウォーズで登場する“帝国”こそ今のアメリカを指しているのであり、古代のローマ帝国が最初は民主国家であったが、次第に軍事独裁化していったような経緯をアナロジーしているのだと言います。つまりジョージ・ルーカス監督は、アメリカがこれから軍事独裁国家になることを映画を通じて、警告しているのだと言うのです。その副島氏が「風の谷のナウシカ」でナウシカが暮らす国こそ日本で、その風の谷に隣接する強大な軍事国家こそ、アメリカやソ連のアナロジーであると言っています。私も、なるほどと大いに納得しました。

　さてその「戦国自衛隊」ですが、私はこれは観なければならないとテレビを観つつ、ビデオまで取るという万全の体制で臨みました。とはいえテレビということで戦闘シーンは期待できないだろうなと思っていたのです。テレビの戦闘シーンで今のところ一番リアル感が出せるのは、ＮＨＫの大河ドラマだろうと思っていたのです。なにしろ映画は、掛ける金が違います。それが意外にも臨場感のある戦闘シーンに少々驚きました。戦車の大砲はどんどん火を噴くし、ヘリコプターからの機銃掃射も迫力がありました。また戦国時代の兵隊の数も（テレビとしては）豊富で、角川映画よりよっぽどましだと思えました。
　話はいよいよ脱線しますが、私の個人的意見ですが、映画の戦闘シーンで最高に臨場感があったのは、スピルバーグ監督の「プライベート・ライアン」の最初の２０分間です。これは第二次世界大戦で米英の連合軍がドイツ軍相手に、フランスのノルマンディーから上陸を試みた（史上最大の作戦と言われた）ノルマンディー上陸作戦を描写したものです。日本映画ですごいと思ったのは、黒澤明監督の「乱」で、城が攻撃されて落城するシーンです（訪問者の方は違う意見の人が多いと思いますが）。
　ところでまた脱線しますが、私は「乱」のストーリーも大いに面白かったのですが、兄が、この映画はシュークスピアの「リア王」の盗作だと言うのです。王が引退するとき、おべっかを使う長男、次男と比べ反発する３男を王は追放します。ですが跡目争いで長男、次男は争い、王もまた追放されます。その王を救いにきたのが３男だというストーリーです（記憶が不確かですが）。私は「リア王」を読んだことがなかったので、知らなかったのですが、どうもそういうことらしいです。ただ黒澤明監督の「七人の侍」はアメリカでリメイクされて大ヒットしたというし、何百年の前のシュークスピアの作品を真似しても大目にみもいいんじゃないかという気もします。

　さて「戦国自衛隊」に話を戻すと、どうやら２回の放送のようです。１月３１日の分は、関が原の合戦の前まででした（次回は２月７日）。今回はどういうわけか自衛隊が２つに分かれて戦う設定のようです。１部隊は石田三成率いる西軍に組したので、もう一つの部隊は、徳川家康率いる東軍に付く設定だろうと思います。原作と違う状況設定なので、どんな展開をするのかわかりません。ただ「戦国自衛隊」の骨子は、狂った歴史の歯車を元に戻すということなので、自衛隊が撃破した小早川秀秋の軍勢と同じことをするのかと想像してしまいます。実際の関が原の合戦は、西軍の小早川秀秋の２万の軍勢が東軍に寝返ったことで勝敗が決しました。つまり俳優の反町隆史さんが、関が原の合戦を、最初はどちらにも組しないつもりで見ているのですが、どうにも東軍に加勢しなければならない状況が生じて、小早川秀秋のように行動する・・・・。とまあ、これは私の勝手な想像ですが。

　ところでこの記事を書いていて、ふと映画「パール・ハーバー」を思い出しました。この映画は、２００１年９月１１日のＮＹ同時多発テロの前に、全米で大々的に上映されました。当時アメリカの映画館でこの映画を見た日本人は、アメリカ人の激昂が伝わってきて、自分が日本人だとわかるとこの場で殺されるんじゃないかと恐怖を感じたと言っています。その後アメリカは、９．１１のテロを口実として、アフガニスタンを爆撃し、イラク戦争を起こします。明らかに「パール・ハーバー」は、アメリカ人の戦意高揚を図るために作られた映画でした。アメリカという国は、こういうみえみえのことを平気で行う国です。「戦国自衛隊」は映画として去年にリメイクされたといいます。今回はテレビに登場です。
　まさかとは思いますが、これから日本を戦時体制に引きずり込むために、日本人の戦意高揚を図るろうと、こういった映画やドラマが作られている．．．なんてことがなければいいのですが・・・。

ライブドア株の妙な動き．．．２００６年１月３０日

　ライブドアの株価ですが、今日（１月３０日）の株価は前日比２３円安の１１６円で、それなりに妥当な額のように見えます。
　ライブドア・グループの総資産額は株価に換算すると１８０円程度であるという話で、本来ならこの近辺で動いているはずでしょうが、東証はすでにライブドア株を監理ポストに割り当てています。いずれ市場で取引き出来なくなる公算が高いことと、フジテレビが買収するという話も順調に進んでいない状況では、１８０円近辺よりも株価が下がるのは当然と思えます。

　しかしながら私は、ライブドア株に関しては、妙に気になるところがあるのです。
　１月１６日夕方（市場が閉まった後）に東京地検がライブドア社への強制捜査を始めたわけですが、以下にライブドア株の動きを示します。

１６日．．．（終値６９６円、２１４６６３９８株）
１７日．．．（ストップ安の５９６円、８０５７８６株、　約８千万円）
１８日．．．（ストップ安のまま値が付かず）
１９日．．．（ストップ安の４１６円、１９１５５７株、　約５千３６０万円）
２０日．．．（ストップ安の３３６円、１５２４３３株、　約５千４８０万円）
２３日．．．（ストップ安の２５６円、１４８３０８株、　約６千５２０万円）
２４日．．．（ストップ安の１７６円、１０７２５６１株、約５億５７７０万円）
２５日．．．（終値１３７円、４２１５５６０９４株、　　約２３５６億円）
２６日．．．（終値１１３円、１１８７２８５２３株、　　約６９２億円）
２７日．．．（終値１３９円、１０６４５８９６１株、　　約５９３億円）
３０日．．．（終値１１６円、４２９０６３５５株、　　　約２４９億円）

　（注）
　カッコ内の３番目の金額は、１６日終値とその日の終値との差額での総取引き金額を示したものです。
　計算式は、（１６日終値　−　その日の終値）　×　出来高です。
　ただし売り買いが交錯するようになった２５日以降は、単なる目安です。


　気になるのは１８日のストップ安で値がつかなかったのはわかるのですが、１６日、１９日〜２４日とストップ安の比例配分で値段が付いていることです。これは圧倒的多数の売り手の中で、極めてわずかでも買い手がいたということです。
　最初私は、この現象が不思議でなりませんでした。
　地検が査察に入った１６日から、ライブドア株が暴落することは、市場参加者なら誰しもわかることでした。“絶対”に損をするとわかっているのに、ライブドア株を買う人間がいるということが信じられなかったのです。一つ頭の中で無理やりこじつけた理由は、ストップ安でも値段がつかないと、さらに売り手のパニックが増すと心配したライブドア関係者が、泣く泣く買ったのだろうかというものでした。
　あるいは査察後、ライブドアのホームページに堀江社長を激励する書き込みが１日に１０００件もあったとニュースで言っていたので、堀江社長を熱烈に応援する若者が損を覚悟で買ったのかとも考えました。でも堀江社長は、「儲けてなんぼ」「金が買えないものはない」ということを公言する拝金主義者で、それを支援する若者も拝金主義に色濃く染まった若者だと思うのです。そんな人たちが、損するとわかっているのにライブドア株を買うなんてことは、むしろ考え難いとも思えます。
　そのときです。ふっと頭に浮かんだのは、暴落しているライブドア株を大喜びで買う人間の存在です。それは１６日の査察前にライブドア株を売り立てた連中です。彼らは、ライブドア株が暴落した後に買い戻すことによって、莫大な利益を上げることが出来たはずです。上の表のカッコ内の３番目に、１６日終値との差額での総取引き金額を書きましたが、１６日より以前に売り立てた人間は、濡れ手に泡で巨額の金をつかんだはずです。どうも事前に、査察の情報が漏れていたに違いないと思えてきたのです。地検の関係者から、政治家にも漏れていたのではと思えます。
　ただし証拠がありません。あくまでも私の想像の話です。
　ですが、増田俊男氏の「時事直言」に「ライブドア・ショック」と題した驚きべき記事が載ったので紹介します。

・・・＜引用開始＞・・・

　私は1月20日の予定を早めて1月15日に帰国した。16日のライブドアに対する「東京地検捜査」の情報をいち早くアメリカで知ったからである。

・・・＜引用終了＞・・・

　私は１月２９日に東京の九段会館で行われた増田俊男氏の講演会に行ってきたのですが、増田氏にアメリカでライブドアへの地検の強制捜査の情報を与えたのは、アメリカ人の事情通とのことでした。驚くべきことに、ほとんどの日本人が知らないことを、アメリカ人が事前に知っていたのです。地検の情報が、ある世界では筒抜けになっているという証拠です。こういったインサイダー情報を使えば、市場で大儲けすることなんて簡単です。こうしてみると何も知らされない一般の投資家が、市場で勝てないのは当然だという気がします。ニュースでは、最近の株価の高騰で、今まで株も買ったこともない人がこぞって株式市場に参加していると伝えています。私は、儲かりそうだと安易に株に手を出すのは危険だと再度強調したいと思います。

（余談）
　その増田俊男氏ですが、その事情通のアメリカ人の情報によると、これから原油急騰が始まり、ＮＹダウは暴落すると言います。それにつられて日本の株式市場も暴落するとのことです。面白い情報です。お手並み拝見というところでしょうか。
　ちなみに私も少々の株式を持っていますが、売る気は全くありません。目先の動きに翻弄される気がないからです。最初から２〜３年はじっくり持ち続ける方針なのです。当然ながらこれは現物買いだから出来ることで、信用買いしている人は、この情報に多少不安を感じるに違いありません。

「２２を超えてゆけ」続編、発売！．．．２００６年１月２２日

　１月２１日、東京大田区で行われた「２２を超えてゆけ」の著者、辻麻里子さんのＷＳ（ワークショップ）に参加してきました（当日は大雪で、電車が遅れて大変でした）。そこで「２２を超えてゆけ」の続編である「太陽の国へ」が、ＷＳに参加した人にだけ特別に販売されており、当然ながら私も買いました。ナチュラル・スピリット社のＨＰによると２７日には書店に並ぶようです。
　当ホームページの訪問者の方で「２２を超えてゆけ」に魅了された方は多いと思います。そんな方に辻さん本人の宣伝文句をお知らせします。

「主人公マヤが水の国、火の国へと旅して最後のたどり着く国は何の国でしょう。それは本を読んでのお楽しみ」

　だそうです。
　私まだ読んでいませんが、楽しみです。

　そのＷＳで興味深い話を聞いたので紹介します。
　「２２を超えてゆけ」は小説風に書かれていますが、それが辻さん本人の体験を元にしたことはご存じだと思います。１９８７年８月１７日に辻さんは不思議な夢を見ますが、その詳しい状況を聞きました。本のあとがきにそのくだりが書いてありますが、まずそれを抜粋します。

・・・＜抜粋開始＞・・・

　１９８７年８月１７日、私はとても印象的な夢を見ました。１９８７年から２０１２年までの２５年間と、２０１３年から２０３７年までのビジョンを宇宙船のなかで見せられたのです。「このミッションに参加するつもりはあるか？」と、臨死体験にて出会った長老に聞かれたものの、ビジョンの内容に圧倒された私は丁重にお断りをしました。しかし、「２３歳はある星の成人式にあたるから、これからは宇宙の民として責任のある仕事をっしなさい」とのこと。帰り際に、数字や記号が書かれた暗号文を託され、
（９＋１３）＋１
という計算式の意味を解いて、その答えを発信するようにといわれたのです。
　もし、この夢が事実に即しているのであれば、私は２００３年に宇宙図書館にまつわる本を出すことになり、その内容は人類の集合意識に眠っている、あるパターンを打ち鳴らすのですが・・・。

・・・＜抜粋終了＞・・・

　もちろんこうして出版されたのが「２２を超えてゆけ」だったわけです。
　では辻さんから聞いた話を付加します。

　辻さんはそれまで何度もＵＦＯに乗る夢を見てきたそうですが、１９８７年８月１７日（この日は辻さんの２３歳の誕生日）に乗せられたＵＦＯは、たいへん巨大な母船だったそうです。そこで大きな会議室に連れていかれ、そこに１２人の長老がいたそうです。そこで１９８７年から２０１２年までの２５年間と、２０１３年から２０３７年までの２５年間のビジョンを見せられるのですが、大半は辻さん個人に関わるものだったようです。しかし地球の将来も見せられ、辻さんはそれに大きなショックを受けたそうです。ＷＳに参加した私達は、それについて（簡単に一言）聞いたのですが私はそれをここに書くのは好ましくないと思い書かないことにします。あえて言えば、地球は大変貌を遂げるようです。そして２０３７年の時点で、辻さんは地球に残って生きているそうです。
　その巨大な母船ですが、辻さんを乗せてピラミッド、アンコールワット、ティオティアカンと地球の遺跡を回ったそうです。ピラミッドの上空にきたときに、地上からラセン状に昇ってくる人々の祈りの声が聞こえてたそうです。後日確認したら、１９８７年８月１７日に実際にエジプトのピラミッドで大々的な催しがあり、多くの人々が祈りを捧げていたそうです。
　マヤのピラミッドの上空にきたとき辻さんは、同行した長老にこの夢が本当にことであるか証拠を残したいと頼みます。そのため辻さんが身に着けていたブルートパーズの宝石をマヤのピラミッドのある場所に埋めます。この話が本当なら、夢から覚めて３次元的にその場所を掘り返したら、辻さんのブルートパーズの宝石が出てくるはずです。
　さて夢を見た２週間後に、辻さんはあらゆるこの世のしがらみを振り切って、実際に飛行機に乗ってマヤのピラミッドに出掛けます。本当にその場所に、辻さんの宝石があるか確かめるためです。そして夢で埋めた場所を掘り返します。すると本当に辻さんの宝石が出てきたのです！
　その瞬間、辻さんは号泣したと言います。
　私は、この話を聞いていて、てっきり辻さんが感動して泣いたのだと思いました。ですが違うのです。辻さんはあまりの悲しみに号泣したのです。つまり長老達が参加するようにうながしたミッションは辻さんにとって、それほど過酷なものに映ったということでした。辻さん曰く、
　「２３歳といえば、これから人生を楽しむ本当に良い時で、とてもそんなことをやろうという気にはならなかった」
　そうです。
　それでも本では長老の申し出に「丁重にお断りしました」と書いていますが、実際は「やる気になったらやります」とアバウトは答え方をしたんだそうです。

　辻さんが長老達から参加を促されたミッションとは何かを辻さんは語りません。おそらく今は口外してはいけないのでしょう。しかし辻さんは、断ったと言いながら、着実にそのミッションに参加しているのではないかという気がします。

信用取引の恐さ．．．２００６年１月２０日

　１６日夕方に行われたライブドアへの東京地検特捜部の強制捜査による株式市場への影響は、絶大なるものがありました。
　強制捜査の翌日である１７日の日経平均の終値は、前日の１６２６８円から１５８０５円と４６３円もの下落となり、翌１８日にも下落は止まらず４６４円安の１５３４１円でひけました。特に１８日はザラバで一時期、前日比７４６円もの大幅な下落となり１５０００円を割る寸前までいきました。この２日間で９００円を超える暴落となったわけです。影響は日本に留まらずロンドンやフランクフルトの株式市場の下落を誘ったとニュースが伝えています。

　私は株式相場よりも、商品相場を主にチェックしていているのですが、１８日の金（ゴールド）相場も異様な動きをしていました。
　国際商品である金（キン）の相場を左右する力は圧倒的にＮＹ市場であり、東京市場はＮＹ市場に合わせて動きます。それゆえ東京市場の金価格は、円ドル為替相場に大きく影響を受けます。ドルに対して円高になると東京市場の金価格は下落し、円安になると上昇します。１７日のＮＹでは金は１トロイオンス（３１．１０３５ｇ）あたり２．７ドル下落しました。しかし１８日は１円ほどの円安となった為、金価格の上昇要因となります。私の経験からいって、この程度の動きならば相殺され東京市場の金価格は、あまり動かないはずでした。
　ところがです。
　１ｇ２１１６円で始まった金は、その後じりじりと値を下げ続けたのです。最終的には２０４９円と６７円もの大きな下げとなりました。これまでの私の経験では、金価格はＮＹ市場で決めるのが当たり前という感覚だったので、一方的に下げ続ける東京市場の動きは異様なものに映りました。
　こうなると大幅に下落している株式市場の影響を考えないわけにはいきません。どんどん下落する株式市場で、信用担保の目減りから、なりふり構わず金を売って現金化する必要に迫られたとしか思えない動きなのです。この私の疑問に答える新聞記事がありました。１８日の夜に始まったＮＹの金市場の動きです。
　１９日付けの日経ネットの記事から抜粋します。

　・・・＜日経ネットから抜粋開始＞・・・

　１８日のニューヨーク金先物相場は続落。ニューヨーク商品取引所（ＣＯＭＥＸ）で取引の中心である２月物は前日比９．８ドル安の１トロイオンス５４４．５ドルで取引を終えた。株式相場急落を受け、日本の投資家が持ち高を現金化したとみられ、金相場は夜間取引時間中に大きく下落した。

　・・・＜抜粋終了＞・・・

　やはりそうだったようです。
　株式での信用取引の担保余力を確保するために、パニック的に金を売ったということのようです。こういったことは現物取引をしている限り関係ありませんが、信用取引をしていれば大きな関心事です。

　昨今、その日に買ったり売ったりを頻繁に繰り返すディ・トレーダーと呼ばれる個人投資家が、大量に株式市場に参入しているといいます。今回の騒動の主役であるライブドア株ですが、ニュースによれば、新興市場である東証マザーズの主力銘柄ということで、そういった投資家の人気を集めていたといいます。彼らの多くが信用取引で、自分も持ち金以上の取引をしているといいます。あるニュースのコメンテーターによると、昔は証券会社も大金持ちしか信用取引をさせなかったそうですが、今は１００万円程度の証拠金で、どんどん信用取引をさせるそうです。これがこのところの株式市場を活況に導いた原動力になったことは間違いないと思われます。私もニュースを聞いて驚いたのですが、１日の株式の売り買い額のシェアは、外国人投資家を抜いて個人投資家が今や一番となっているそうです。

　個人投資家が急増しているということで、当ホームページの訪問者の中にもライブドア株の買いポジションを取られていた方もいるかもしれません。そういった方は、ここ２，３日は眠れない夜を過ごされたのではないでしょうか。
　ライブドア株の値動きです（終値）。

（１６日）．．．６９６円
（１７日）．．．５９６円（値幅制限いっぱいのストップ安で約定）
（１８日）．．．売り気配もまま、値がつかず
（１９日）．．．４１６円（値幅制限いっぱいのストップ安で約定）

　１６日からの３日間で、２８０円安と４０％もの大暴落となりました。この記事を書いているのは２０日の午後ですが、今日もいまのところライブドア株は売り気配のまま値がついていません。信用取引でライブドア株を買っている方は多いと思いますが、この売るに売れない状況に、奈落の底に突き落とされる思いを味あわれていることと思います。

　さてこの信用取引の担保余力ですが、今回は２つの悪いニュースが重なり、信用取引をしている市場参加者の狼狽売りを誘ったようです。
　一つは、１７日にマネックス証券がライブドアの株式の担保余力をゼロにすると発表したことです。担保余力がなくなれば追加の追証（おいしょう）を求められ、それに応じなければ強制的に反対取引きでポジションが解消されてしまいます。今回のような下落相場でそれが起きると、大きな損失が確定することになります。だから信用取引をしている人は、この発表に異常な反応を示したのです。さらに他の証券会社がマネックス証券に追随して、ライブドア株の担保価値をゼロにするんじゃないかとの思惑で、大慌てで持ち株の売り注文を出したようです。これによってさらに株は下落します。これは売りが売りを呼ぶ展開で、まさにパニックだったと言えるでしょう。
　さらに悪いニュースが発表されました。
　東証が処理能力の限界から、取引き時間を短縮することもあると発表したのです。
　取引き時間が切り上げられてしまうと、売りたい株が売れなくなるわけで、これでパニックに拍車がかかった模様です。サラバで１８日だけで７００円もの大幅な下落に至ったのは、こういったことが重なった結果だと思います（それでもライブドア株に買い手がついて値段が付けば、市場参加者も落ち着いたのでしょうが、終日売り気配のまま、とうとう値段が付きませんでした）。

　信用取引は、儲けも大きいが損も大きくなります。
　少しでも多く儲けたいという人々の欲望は理解できますが、当然ながら大きく儲けるチャンスがあるということは、大きく損するリスクがあるということです。今ライブドア株の売り注文を出している方は、恐怖を味わっていると思いますが、今回の出来事は信用取引の恐ろしい面を示した好例と言っていいと思います。
　株価は、人々の予想を超えて乱降下するときがあります。現物買いなら下落しても、いずれ戻ってくるとじっと我慢することが出来ます。しかし信用買いなら、ある一定限度（担保余力の範囲）以上下落したら、ジ・エンドです。株式に投入した金額が、まるまるなくなるという最悪なことも起こります。
　ここで実際に起こった例を紹介します。（以前に推薦図書として紹介した）木戸次郎著「修羅場のマネー哲学」（幻冬舎アウトロー文庫）です。

　株式コンサルタントをしていた木戸氏は、１９９０年２月東邦銀行に仕手筋が入ったという情報を得ます。それまでの経験で仕手筋が入って噂になった銘柄は、その後、必ず高騰していたといいます。そこで木戸氏は、ここぞ稼ぎ時だとばかり手持ちの金をすべて注ぎ込んで（自分の持ち金だけでなく１億９２００万円もの借金までして）買えるだけの株を買うとともに、それを担保にさらに信用取引でも枠いっぱいに東邦銀行株を買ったのです。


　　　　　　　　　　　　　　


　上図を見て下さい。
　チャートの左上、２５００の数字の下に○がありますが、これが木戸氏が東邦銀行株を買った時期です。その後も買い増しして、４月３日には３８万９０００株まで膨れ上がったといいます。さらに仕手株であった極洋、合成ゴムも同時に買っていました。
　そして４月３日に衝撃のニュースが流れます。
　「東邦銀行を大量に買っていた仕手筋が、資金ショートを起こし、受け渡し不能になった」
　その翌日、東邦銀行株は１８５０円の売り気配のまま、取引が成立しません。ちょうど今のライブドア株と同じことが起こったのです。さらに極洋、合成ゴムもストップ安のまま値がつきません。この突然の暴落で担保割れとなり、証券会社は木戸氏に追加の追証を求めます。しかし目いっぱい借金してまで買っていた木戸氏に、そんな余裕があるはずがありません。結局この３銘柄は強制決済となり、木戸氏はすべての株を手放すはめになります（上図の長い黒棒の下に灰色の●がありますが、それが強制決済のタイミングです）。
　こうして木戸氏は４月３日、４日のわずか２日間で、７億１５６０万円もの大金を失うことになったのです。その後、木戸氏は莫大な借金を抱え、どん底の人生を歩むことになります。
　当然ながらこれは信用取引だから起こったことです。もし現物取引ならば、こんな大暴落の憂き目にあっても、「仕方ない、いずれ値が戻ることもあるだろう。それまで寝かしておこう」と“何もしない”という選択肢があります。しかし信用取引であったため、強制決済となり、損失が確定してしまうのです。上図を見てください。わずか３ヶ月後の７月２０日には東邦銀行株は２２５０円まで戻しています。現物取引であれば、ここで損切りすることは可能で、そうすれば損失は軽くすんだのです。ですが、信用取引だったために地獄に突き落とされることになったわけです。
　現在、信用取引を行っている人や、これから行おうと思っている人はたくさんいると思います。私は、そういう人達にこの「修羅場のマネー哲学」を、ぜひ読んでほしいと願っています。


　余談ですが、健康食品やグッズを扱うグローバル・クリーン社代表の浅井敏雄さんから、１月６日に届いたメール・マガジンに以下の記述がありました。

　・・・＜浅井敏雄さんからのメール・マガジンから抜粋開始＞・・・

　前回の地球環境を守るための資産を増やす方法の案内に対してたくさんの方から問い合わせがありました。この株情報を基に私も株の売買をやりました。初心者の私ですが12月末一銘柄のみの売買で1500万円の元手で450万円の利益がありました。 株は情報次第で決まるということを心から実感しました。

　昨年は株価が４０％も上がり日経平均１６０００円台になりました。今年は更に株価が上がると言われています。

　２００６年を予想する竹村 健一さんが『日本の黄金時代が始まる』という本を出し、『６０年代、７０年代の高度成長時代のようになりますよ』と、『世界中が金余りでそのお金が日本に集まる』と言っておられます。こんなに上がったのもバブル以来。とのことです。

　このような世の中の仕組みや流れを利用して、地球や世界のために使う予定のない世の資金を回収して地球に返す運動をしようと考えています。良い情報さえあれば間違いなく大きな資金回収ができるのが今の日本の株式市場です。今まで株は博打でやるものではないと考えていた自分ですが、地球環境を変えていくには莫大な資金が必要と考え、今回出会った最高の株情報でこれなら出来ると決断しました。

　今年は日本の歴史上で二度とない最も株で資金を作るチャンスの時です。
　こんなチャンス到来の【時】を逃がさないようにして下さい。

　・・・＜抜粋終了＞・・・


　大儲けしようという浅井さんの意気込みと、短期間に４５０万円もの利益を上げたということから、浅井さんが信用取引をやっているのは間違いないと思われます（ただ浅井さんの株に対する異常な入れ込みようと比較して、１５００万円を元手に４５０万円という利益は意外と少ないような気もするのですが）。
　浅井さんは１銘柄の取引だけだと言っていますが、それがライブドア株でないことを願わざるをえません。もし浅井さんが、ライブドア株に勝負を掛けて信用取引をしていたら、木戸氏と同じ運命をたどることでしょう。
　地球環境を変えるのに、莫大な資金がいるのかどうか私にはわかりません。ただ金儲けをするなら自分一人で黙ってやればいいのであって、今回の浅井さんのように、多くの人を甘い言葉で誘い入れるようなやり方には納得いきません。さらに願わくば、株に熱中してないで、味噌や醤油など、本当に良い製品を扱っているグローバル・クリーン社の本業に精を出してほしいと思うのです。

食品添加物の害（？）．．．２００６年１月１５日

　かろかろさんが掲示板（２０４２番）で紹介された櫻井よしこさんの記事を読みました。
　話を簡単に紹介します。
　真田町の大塚教育長が、荒れた学校では朝礼で子供がバタバタと倒れるので、調べてみると貧血で、原因は空腹だったことがわかりました。そこで早朝コンビニの前に立って調査すると、コンビニの弁当を多食していた子どもたちと、校内で問題を起こしていた子どもたちがほぼ一致するというがわかったのです。そこで学校として朝食は無理でも、昼食でもと改善を図ったのです。地元の米と地元の穫れたての野菜や卵、果物を使いボリュームたっぷりで、栄養バランスのとれたおいしい昼食を子供達に提供する努力をしました。すると真田町では、この３年間子供達の非行がゼロになるだけでなく、真田町の子供達の平均学力は、全国規模の学力テストで抜群に高くなったというのです。

　私はこのエピソードを読んで感じたことがあります。
　真田町の子供達の最大の問題は空腹であったとしても、コンビニ弁当に含まれている怪しげな大量の食品添加物も原因の一つではないかと思うのです。経済ジャーナリストの浅井隆氏の勉強会で（料理研究家を講師として呼んだときだと思うのですが）、浅井氏は、コンビニ弁当は大量の有害な食品添加物を使っているので、絶対に食べてはいけないと力説していました。そう言われなくてもコンビニ弁当の表示には、得体の知れない怪しげな化合物が色々と列記してあって、それを見ただけで食欲を削ぎます。
　これは私の経験なのですが、職場近くのある定食屋で食べると、不思議と食後に気持ち悪くなるということが起きるのです。食べていたのは焼き魚定食（それ以外は全部肉料理）で、一見健康的に見えるものです。魚は秋刀魚（サンマ）か鯖（サバ）を焼いたもので、湯豆腐の小鉢とお漬物、それにご飯、味噌汁といったごく平凡なものです。気持ち悪くなるのはこの定食屋だけで、職場のレストランの定食を食べても、気持ち悪くはならないのです。最初はその理由はわかりませんでしたが、後でメニューの問題ではなく、食品添加物の問題ではないかと思うようになりました。もちろんその定食屋が特に多くの食品添加物を添加した食材を使っているという証拠はありません。また店員に、そんなことを聞くわけにもいきませんので、これはあくまでも私の想像です（営業妨害になるので、店名は書きません）。ただそれ以外に思いつく理由がないので、私は勝手にそう思い込み、以来その定食屋には行かないことにしました。

　この私の経験が、真田町の子供達の話を読んだときに、湧き上がってきたのです。
　お母さんが朝食をちゃんと作らない家庭では、当然ながら朝家族がテーブルにそろって、「いただきます」と手を合わせて朝食を食べるという習慣は少ないものと思われます。母親が子供のテーブルに、コンビニの弁当かおにぎりを置いておいて、後は勝手に食べなさいというふうにしている家庭が多いと思います。そうすると子供は食欲がないと、あまり食べないことになると思うのです。
　食欲が湧くのに一番大きい要素は、それが美味しいか美味しくないかだと思います。お母さんの作った手作りの食べ物は、年がら年中、一年中食べても美味しいと感じるのに、コンビニ弁当は同じ味を食べ続けると飽きたといいます。そこに私が指摘する食品添加物（あるいは有害物質を含んだ食材）の問題があるのではないかと思うのです。大人と違い敏感な子供達は、本能的に危険なものとわかるのではないかと思うのです。それによって空腹という問題が生じます。それでも長年食べ続けると、有害物質によってホルモンのバランスが崩れ、健全な体の発育が損なわれるということになるのではと想像します。

　余談ですが、「フラワー・オブ・ライフ（第２巻）」（ドランヴァロ・メルキゼデク著）の中に書かれていた記述ですが、アメリカにハンバーガーやフライドチキンのようなファースト・フードを食べても平気な遺伝子を持った子供がいるというのです（インディゴ・チルドレンと呼ばれているそうです）。ファースト・フードは有害な食品添加物を含んだという意味では、チャンピオンの地位を占めるものです。現代の子供は、そういったジャンク・フードのような有害な食品を大量に摂らされる劣悪な環境にいるわけですが、その環境に適応するように、ＤＮＡが“進化”したというのです。
　その部分を抜粋します。

・・・＜抜粋開始＞・・・

　では、それらの子供たちは、どこがどう違っているのでしょうか。科学的にはまだこの新しい人種にどんなＤＮＡの変化が起きているのか、正確には特定されていませんが、明らかに何かが変化しているのです。まず第一に、そうした子供たちは私たちとは違う肝臓をもっています。ということは、すでにＤＮＡが変化しているのです。この肝臓の変化は、摂取している新しい食べ物に対する自然な反応の結果です。新しい肝臓は、どんなものから作られたジャンク・フードにも適応できるようになっているのです。
　冗談だと思いますか。なぜ？　もしも人類がこのままこういう種類の食物を長期にわたって摂り続けていれば、みんなどんどん不健康になり、死んでしまうかもしれません。たとえばゴキブリに毒餌を与えると最初は衰弱して死にます。ところがその後、突然変異を起こします。つまり自分たちのＤＮＡを変化させ、最終的には人間が与える毒餌を好むようになってしまうのです。ゴキブリは次々と毒に順応してしまうため、毒の種類を頻繁に変えなければならなくなります。ゴキブリと人間は違うと思いますか？　人類は子供たちに有毒なジャンク・フードを与え続けています。したがって子供たちは生き残るための適応を余儀なくされているのです。

・・・＜抜粋終了＞・・・


　この話が本当だとすると、真田町の子供達はＤＮＡがまだ進化していない普通の子供達で、そういう子供にはちゃんとした食事が必要なのだということだと思います。

キッシンジャー博士の２００６年予測．．．２００６年１月１２日

　毎年、年頭にテレビ東京系列で放送されているキッシンジャー博士（元米国務長官）の年次予測ですが、今年は１月８日に放送されました。
　よく言われることですが、キッシンジャー氏の予測は、“予測”でなく“予定”だといいます。つまりアメリカのその年の基本政策を言っているのだというのです。私もキッシンジャー氏が国務長官退任後に、肩書きは一般の民間人にもかかわらず大統領執務室に自由に出入りし、政府高官（そのなかには現職の大統領もいた）に細かい政策を指示している姿を見たという、まことしやかな噂を聞いたことがあります。
　副島隆彦氏によると、現在世界皇帝と言われるデイヴィッド・ロックフェラーが９０歳と高齢のため、ロックフェラー本家出身で同家の次期当主であるジョン・ダヴィッドソン・ロックフェラー４世（通称‘ジェイ’・ロックフェラー、ウェスト・ヴァージニア州選出上院議員）に権力が移行しつつあり、デイヴィッド・ロックフェラーの子飼いであるキッシンジャー氏は米政権内で力を失いつつあるそうです。しかし昨年の中国の人民元切り上げにおいて、キッシンジャー氏は事前に中国に飛んで中国首脳と会談し、２％という数字で話をつけたと言われています。力を失いつつも、いまだに米政権内で隠然たる地位を占めていると思われます。
　そのキッシンジャー氏が語った、２００６年予測です。


１）中国の人民元は切り上げられる。

２）ＵＳ＄は強含みを維持。

３）アメリカ経済は強い。世界の人々はアメリカの資産を求めている。

４）中国経済の成長率は、少なくとも９％はいく。

５）日本経済には楽観している。日本経済は角を曲がって、めざましい成長期に入っている。

６）北朝鮮の金正日が追放される可能性はないわけではないが、圧力は高まっている。

７）ブッシュ米大統領の人気は、一貫したイラク政策を取り、その結果が出るのを米国民が見れば、上がってくる。

８）イラクは、我々（米国）が過度に神経質にならない限り、新しい憲法と政府ができて、めざましい発展をする。

９）アメリカと中国の関係は、双方に改善に向けて努力する人々がおり、良い方向にむかう。

１０）日本と中国、韓国、北朝鮮の関係は良い方向へむかう。


　総じて２００６年はイラクだけでなく、朝鮮動乱や台湾での戦争はなく、日本、アメリカ、中国の経済は大きく伸びるというものでした。
　私がキッシンジャー氏へのインタビューで感じたことは、アメリカは中国と台湾海峡を挟んで本格的に戦争することは、（少なくとも２００６年内には）望んでおらず、北朝鮮への攻撃も２００６年内には予定していないということでした。そしてやはりアメリカにとって今年は、イラクからいかにスムーズに撤退するかが焦点だという印象でした。この点に関し私は、皮肉ですがハサン・シャリニー氏の預言を思い出しました。
　その部分を抜粋します。

６）　来年（２００６年）後半にイラクでイラク抵抗勢力による大規模作戦が起き、米海兵隊員数百人が刈り取られる（殺害）。その結果、イラクとアラブ湾岸諸国での米国の政策に本質的な変化が起きる。

　こういった事態はアメリカがイラク撤退に関し、一番避けたいことだと思います。
　さらに１月１日付けの記事で紹介しましたが、ゲリーさんの中東での核戦争の預言も大いに気になるところです。ただゲリーさんは、その時期を言っていませんでした。私の個人的な見方ですが、今年の年末から２００７年いっぱいが危険な時期だと考えています。その理由は、現在のネオコン政権でなければアメリカが中東紛争に本格的に軍事介入するのは難しいのではないかと思えるからです。２００８年１月には次期大統領が決まります。私は、次期大統領は民主党のヒラリー・クリントン女史だと読んでいるので、戦争に介入するのはなおさら難しいと思えるのです（女性だからという意味ではありません。フォークランド紛争を果敢に戦った鉄の女と言われたサッチャー女史のような人もいるからです。あくまでも共和党で、かつネオコンである現ブッシュ政権だからという意味です）。

　次に注目されるのが、日本、アメリカ、中国の経済は大きく伸びるというキッシンジャー氏の予測（予定）です。中国に関しては、バブル崩壊どころか中国は内部分裂するとまで言う人もいます。アメリカに関しては、住宅バブルがすでに崩壊し始めていいて、深刻なリセッションに入ると言う人もいます。その余波で中国やアメリカへの輸出で景気が浮揚してきた日本経済は深刻な打撃を蒙ると言う人もいます。こういった悲観論と全く逆のキッシンジャー氏の予測には、新鮮なものを感じます。不詳私も、キッシンジャー氏と同じ見方をしていて、中国のバブル崩壊やアメリカの住宅バブル崩壊は、少なくとも今年はなく、日本経済は順調に伸びていくと見ています（ただ、だからといって日本の株価が一本調子で上げていくとは思っていません。これまで急激に上がったことから、どこかで調整が入ると見ています）。
　次に私が一番関心の高い為替ですが、キッシンジャー氏の「ＵＳ＄は強含みを維持」という予測には、賛否両論あると思います。為替に関しては長くなるので次の機会にしようと思います。

ネットの可能性．．．２００６年１月８日

　世にネットが普及し始めたとき、私は一般の国民の間で真実の情報伝達が行われ、これまでマスコミによって巧妙になされてきた世論工作が上手くいかなくなるのではないかと期待しました。この思いは私だけでなく、多くの方も抱いたのではないかと思います。
　ですが、昨年（２００５年）９月１１日に行われた衆議院選挙は、そんな淡い思いを打ち砕くには充分の衝撃でした。ネットでは多くのサイトで、郵政民営化の真の狙いは何かといったことが語られていたといいます。不詳私も微力ながら、郵政民営化に潜む恐ろしい狙いを訴えたつもりでした。しかし結果は、無残なものでした。与党である自民党と公明党は、衆議院の議席の３分の２を占めるという歴史的大勝利を収めました。
　国民の関心は年金や景気の問題の方が高かったにもかかわらず、選挙の争点を郵政民営化一本だと主張し、国民に改革をしますか、しませんかと迫まる戦略は、確かに有効なものでした。改革するか、しないかと聞かれたら、あまり深く考えない人は、雰囲気で「する」と答えるはずだらかです。しかしながら私が驚くのは、こんな次元の低い世論誘導に、多くの選挙民がやすやすと乗せられたということです。結局のところ多くの選挙民は、政治のことなどほとんど関心がないということだと思います。政治に関心がなく、自分の頭で考えようとしないから、マスコミの言う通りに従順な犬のように従うしかないのでしょう。

　だとすれば、世論形成に微力なネットでは、現在のマスコミに対抗するすべはないということでしょうか。
　以前、副島隆彦氏の講演会で副島氏はこんなことを言っていました。副島氏もネットが普及し始めた当初は、新たな世論の形成が起こなわれるのではないかと期待したそうです。ですが、逆に人々の堕落に拍車を掛けるだけの結果になってしまったといいます。男性はピンクサイトに嵌り、数十万円の法外な請求を受けている人が大勢いて、そんなことは恥ずかしく人に言えないだけだといいます。また２チャンネルというのは、好き勝手なことを書き散らかす肥溜めのようなものだといいます。結局、ネットを社会に導入した人間達の思惑通りになったと嘆いていました（誰が導入したかという事は言っていませんでしたが）。
　私は、この話を聞いたときは、「まだそう結論するのは早いのではないか」と思いましたが、昨年の衆議院選挙の結果はこの思いを打ち砕くのには充分なものでした。

　ですが、ネットの持つ本来の可能性を感じさせる出来事がありました。
　以前、当ホームページで紹介した「きっこの日記」ですが、耐震強度偽装問題で活躍は素晴らしいものでした。１月５日の夕刊フジに載った、きっこさんのブログを紹介する記事からその部分を抜粋してみます。

・・・＜１月５日の夕刊フジから抜粋＞・・・

　耐震強度偽装事件で、あるブログが注目されている。「３０代前半、独身、高卒のヘアメーク」を自称する「きっこ」さんが書く「きっこの日記」だ。内河健・総合経営研究所所長（７３）を、いち早く黒幕と“スクープ”。民主党の馬淵澄夫衆議院議員事務所（４５）と連携したり、メールを通じて小嶋進ヒューザー社長（５２）の証人喚問実施を訴えたりと八面六臂の活躍で、事件の“闇”を暴いている。

　・・・（中略）・・・

　きっこさんは、「芸能人の裏情報を得るため、ヘアメイクの仲間やテレビ局、芸能人が利用するお店など、アンテナを張り巡らせている」とか。
　きっこさんの元には、国土交通委員会の証人喚問で名を馳せた馬淵氏の事務所からコンタクトがあったほか、民間確認機関「イーホームズ」の藤田東吾社長（４４）からも「事件の背景には大きなプロットがある」として、最初に偽装を見抜いたとされる渡辺明幸設計士の“ウソ”を告発する仰天メールも届いた。

・・・＜抜粋終了＞・・・

　当ホームページの掲示板の１９８０番にベラさんから書き込みがあったので、ご存じの方も多いと思いますが、「メールを通じて小嶋進ヒューザー社長（５２）の証人喚問実施を訴えた」とはどのようなことかを説明します。

　１２月１４日に行われた国会での証人喚問で、ことの本質を覆い隠したい自民党、公明党の（自分達に火の粉が降りかかるのをなんとか避けたい）与党の政治家は、おざなりの質問で、さっさと幕引きしたいという魂胆をきっこさんは感じとります。そして案の定、与党はこれ以上の証人喚問は必要ないという態度に出ます。そこできっこさんは、マスコミを動かし、政治家にこれ以上の国会での証人喚問が必要あるのか、ないのかというアンケートを取るように働きかけたのです。そのアンケートは実名公表を前提にしたものでした。そのマスコミを動かすために、我々一般人にマスコミに政治家へのアンケートを希望するメールを書くよう呼びかけたのです。この呼びかけは（本人曰く）成功したようで、２〜３万通が送られた可能性があるようです。
　そしてそれに答えて即効で「みのもんたの朝ズバッ！」で実際に政治家への緊急アンケートが行われたというのです。こういった動きが効を奏したようで、与党は年末にさらなる小嶋進ヒューザー社長の国会への証人喚問へと動き出しました。


　きっこさんのブログへの１日のアクセス件数は１２月末時点で８万件にも達するといいます。それゆえきっこさんの呼びかけに応じて２〜３万通がマスコミに送られたというのは、納得できる数字です。そして一度に国民から同じ要望の大量のメールが番組製作者に送られれば、それはある世論を形成しているとして番組内容に影響を与えないわけがありません。それが番組内である程度の発言力を持つ、みのもんた氏や古舘伊知郎氏の言動に現れて来るのは当然だと思います。それがひいては政治に影響を与えることになります。最近は政治家もネットでの言動に敏感になってきているといいます。
　ここで１月４日のサンケイスポーツの記事から抜粋します。

・・・＜１月４日のサンケイスポーツから抜粋＞・・・

　最も注目なのは「きっこの日記」である。「きっこ」さんはヘアメイクを職業とする３０代、独身らしいのだが、実態は不明。いつもは身辺雑記風だが、耐震偽装問題ではすごかった。早い段階から問題人物を何人も名指しで指摘、疑惑の構造を描き出した。
　そこで民主党の馬淵澄夫氏が「きっこ」さんと連携、国会の証人喚問で極秘資料を突き付けるなどして名を上げた。
　馬淵氏は自身のブログで「ネットで匿名情報が先行、国会審議でこれを取り上げることで事件を公にし、既存のメディアが追うというかつてない展開」としている。
　「きっこ」さんはストレス発散のための趣味の日記。政治や経済はわからないので、いろいろ調べる。普通の視線から見ておかしいと感じたことを素直に書いているだけ」と言うが、情報収集度は大したものだ。察するに、その威力を信頼して関係者から内部告発が相次ぎ、高度な取材調査が可能になったということらしい。
　これはネット時代を象徴する「事件」といえるのではないか。「きっこの日記」が政治を変えるパワーを持つかもしれない。

・・・＜抜粋終了＞・・・


　このように、きっこさんのブログの耐震偽装問題の情報源の一つは、民主党の馬淵議員のスタッフであったわけですが、注目すべきことは政治家の方からもネットを活用する動きが出始めたことです。

　民主主義は数（かず）の多数の意見を取り入れた政策が実行されるというのが基本ですが、これまでは金の力で数を手に入れることが出来たというのが事実だと思います。昨年の衆議院選挙で言えば、アメリカから資金が電通に流れ、電通が企画したとおりに（大手の）マスコミを操り、それで世論を誘導していったわけです。誰かが「票は金で買える」と言ったと記憶していますが、国民が政治に関心を示さない以上、マスコミを通じて意図的な世論を形成することは十分可能です。ただしこれには莫大な資金が必要です。
　しかし今回のきっこさんの例のように、世論形成は金の力だけではなく、ネットを通じて行うことが可能になったことを示していると思うのです。これまでは、ある番組に個人の意見を反映させようと思えば、葉書なり手紙を書いて番組宛に投書するという方法が取られてきました。これだと文章を書く手間と、郵送代、手紙をポストに投函する手間がかかります。要するに金と手間がかかったのです。ですからかなり不満がたまらないと普通の人は、こんなことをしなかったと思います。ですが、ネットで文章を送るのは、ただですし、キーボードをちょこちょこと叩いて文章を作るのは、慣れれば非常に簡単です。そして「送信」ボタンをクリックすれば送信できてしまうわけです。つまり金いらず、手間もほとんどいらずで個人の意見を反映させることが可能になったわけです。
　副島隆彦氏には申し訳ないですが、ネットには、大きな可能性があることを示していると思うのです。

新年、明けましておめでとうございます．．．２００６年１月１日

　明けましておめでとうございます。
　いよいよ２００６年がスタートしました。昨年（２００５年）はハリケーン・カトリーナに代表される異常気象をはじめ、パキスタン北部地震やロンドンの同時多発テロなど、さまざまな出来事がありました。しかし私個人の感想を言うと、思ったよりも平穏だったような気がします。
　当ホームページでもこれまで、色々な予測、預言等を紹介してきました。
　少し例をあげるとラビ・バトラ教授が２００５年に起こると預言していた世界恐慌は起こりませんでした。経済面を見るとアメリカ経済は好調で、ＮＹダウは１万１千ドルに近い水準まで上昇しました。日本経済も多くの悲観的な人々の予測を尻目に、景気の踊り場を脱したかのごとく、日経平均は大幅な上昇をしました。２００５年１月４日に１１４５８円で寄り付き、１２月３０日の終値は１６１１１円でした。実に４０％もの大幅な上昇を見せたのです。テレビ等で年の始めに経済ジャーナリストと称する人々が、その年の予想、予測を行うことが恒例ですが、こんな水準を言い当てた人はいなかったように思います。悲観論が多い中、日本経済は好調に推移したと言えます。

　当ホームページで２００５年１月６日に、チュニジアの占星術師ハサン・シャーリニー氏の２００５年の預言を紹介しました。ローマ法王ヨハネ・パウロ二世の死去やイギリスのロンドンを狙ったテロ事件などは当たりましたが、ブッシュ大統領の暗殺は当たりませんでした。それでもダイアナ妃やアラファト議長の死亡、９．１１などを当ててきた実績があるので、注目したいところです。シャーリニー氏の２００６年の預言を読みたい方は下のＵＲＬをクリックして下さい。

http://blog.goo.ne.jp/harumi-s_2005/e/54f708519e84bcb383c0e09e2803b404

　それによるとブッシュ大統領の暗殺は今年（２００６年）に延期されたと言っています。
　私が特にブッシュ大統領に関する預言に注目するのは、そういったことが中東動乱の引き金になる可能性があるからです。もちろんブッシュ大統領に関係なく、動乱は起こるのかもしれません。昨年末にアメリカ議会で、米軍のイラクからの撤退の議論が起きましたが、米兵がイラクから撤退するときが一番危険なときかもしれません。
　私は今年（２００６年）後半から２００７年いっぱいにかけてが、中東動乱の危険な時期ではないかと考えています。ここで昨年紹介しなかったゲリー・ボーネルさんの中東での戦火の預言を紹介したいと思います（ゲリーさんは、この戦火に世界中の国々が関わることから第三次世界大戦と呼んでいます）。
　それは制限された核戦争だと言います。
　まず最初にイラクの首都バグダッドで核が爆発するそうです。その核弾頭はもうすでにバグダッド市内に運び込まれているそうです。それは北朝鮮製の核弾頭ですが、実際に爆発させるのはイスラム過激派だと言います。しかしながらこれは巧妙にアメリカが爆発させたと宣伝され、世界中にそのように伝わるそうです。この核爆発をきっかけにして、中東各地で戦火が勃発するといいます。戦争に参加するのはシリア、イラン、ヨルダン、リビア等だそうです。アメリカも参戦し、アメリカの核がシリア、イラン、サウジアラビアで炸裂するといいます。使われる核は、通常のものより小さいそうです。しかしそうなった場合、実際の戦争で核が使われるという事態に、世界は震撼とするに違いありません。
　中東で戦火が勃発した場合、日本を含む極東アジアにも重大な影響を及ぼすことになります。極東でのゲリーさんの預言はすでに紹介しました（「よろず屋寸話録２００５年〜「日本の今後について」）。もうすでにアメリカ軍は韓国や沖縄から兵を撤退させる動きを見せていますが、極東に展開するアメリカ軍が中東に移動した場合、一時的に軍事的な空白が生じ、極めて危険な状態となります。ゲリーさんは北朝鮮から日本にミサイルが飛んでくると預言しましたが、私はそんな時期ではないかと心配しています。

　当ホームページでは、地震などの自然災害に関しても紹介してきました。
　昨年はテレビでも地震をテーマにした番組が多くみられました。多くの人が地震に対して大きな関心を寄せるなかで、大規模な地震は（昨年は）起きませんでした。一番極端な意見だったのがフォトン・ベルトで有名な渡邊延朗さんで、秋頃から世界的規模で自然の大災害が頻発すると言っていましたが、結局起きませんでした。それに関しては、渡邊さんなりの意見があるようで、１２月３０日に渡邊さんから「データ便」なるものが送られてきました。最新リポートだという話で、５０ページを超えるけっこうな量で読み応えがありました。このレポートはメールマガジンのように一般に無料で公開するのか、あるいは有料なのかわかりません。もしかしたら以前のＣＤのように、有料になるのかもしれません。そうだとしたら、いずれ皆さんにも連絡がいくと思います（もういっているかもしれませんが）。


　思えばこのホームページも開設して５年が経ちました。今年で６年目に突入です。
　その間３回ほど本気で止めようと思ったことがあります。当初始めたときは、せっかくだから３年続けてみようと思いましたが、１年で挫折するかもしれないと思っていました。それが５年も続いたのですから、不思議なものです。
　どんなホームページでも個人で運営する以上、限界があります。このホームページもいずれ終わりますが、それは私に何らかの人生の転機が訪れたときかもしれません。そして終わるときは、「終わります」と事前に言うことはしません。言うと、訪問者から「止めるな」というメールが来るからです。それゆえこのページに突然アクセス出来なくなったら、「ああ、とうとう止めたんだなあ」と思っていただければ幸いです。

　５年前に始めたときと大きく違うことが一つあります。それは、多くの訪問者が当ホームページにアクセスするようになったことです。メールや掲示板で多くの方々から意見や有益な情報をいただくようになりました。
　今回もそんな事がありました。
　「訪問者のページ」や「訪問者のメール」に登場した「かろかろ」さんから、あるページを教えてもらいました。なかなか面白いです。皆さんもぜひご覧下さい。

http://www.peta.org/feat/meatrix/

［トップページ］　このページの先頭へ