２００５年

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苦汁（にがり）について．．．２００５年１２月２７日

　２週間ほど前ですが当ホームページの掲示板において、塩の話題が出ました。それに対する亀吉さんの書き込みがありましたが、今回さらなる情報を亀吉さんからメールでいただきました。とても有益な情報だと思うので、ここで紹介したいと思います。
　まず１９６５番の亀吉さんの書き込みから一部抜粋します。

・・・＜掲示板１９６５番の抜粋開始＞・・・

joyさんへ　
むかし製塩工場で働いていました。
塩（Nacl）は海水の成分中の最大のものです。
昔は塩田法といって海水を砂浜に撒いて天日で乾燥濃縮させて燃費を稼いで製塩していました。
今日では国内産はほとんどがイオン交換膜法など工業的な方法で作られています。（原料も海水とは限りません）
精製塩というのはむかし専売公社が「食料用の塩」と「工業原料の塩」とを区別していた頃の名残です。
塩は国際価格では1トン￥２０００以下です。原料塩は５０年以上も前から輸入１本です。
上手な商品名をつけて�`￥８００とか￥１０００位で販売されているものを見かけますと私は？？？です。趣味の製塩でしょう。
苦汁（にがり）に至っては何おかいわん・・毒薬以外の何者でもありません。（近くの内科医に聞いて下さい）
もっとも、薬と毒との区別は大変むつかしいのですが・・。

・・・＜抜粋終了＞・・・

　苦汁（にがり）の話題が出たので、私がホームページの「食べ物の話」で紹介している浅井敏雄さんの会社グローバル・クリーン社が販売している真性塩について書き込みしました（１９６７番）。浅井さんの勉強会で聞いた、真性塩からさらににがり成分を取り除く方法を紹介したものです。
　これに対し亀吉さんがメールで指摘された部分を紹介します。

・・・＜亀吉さんのメールより抜粋＞・・・

食塩の結晶は正面体つまりサイコロ状のものがほとんどです。
塩田法など旧来の製塩法で作られた精製塩（一般の食用食塩）はこの結晶が不規則であるため苦汁成分を遠心分離機で完全に除去することが困難です。
従って、通常の食塩を室内に置きますと吸湿し、苦汁成分の多いものほど早く液化します。
この現象は、苦汁成分のMgCl2やCaCl2が吸湿能力が高いからです。
（CaCl2は押入れ乾燥剤の主成分です。）
NaClはほとんど吸湿性がありません。
何よりの証拠に試薬としてのNaClは室内でダラリと液化することはありません。
真生塩なるものがどんなものかは存じませんが、

＞その真生塩でもモンゴルなどで採れる理想の岩塩に比べれば、にがり成分はより多いそうです。
それゆえ勉強会では、真生塩を大きな鉄なべに入れて、弱火で３〜４時間ほど煮るとよいと言っていました。
それでさらににがり成分が飛ぶそうです。
（この3行はモトさんの１９６７本文のCopy）

と言うのは私にとっては？？？です。
だって、煮詰めて結晶化させたものが「食塩」で残ったものが「苦汁」ですよ。
鉄なべで焼く（煮るというのは水溶液？）としてもMgCl2の沸点は１４２１℃
NaClは１４４０℃で、ほとんど温度差がありません。
鉄（Fe）の融点でさえ１５３５℃です。苦汁が沸騰する前になべがとろけてしまいませんか？
苦汁の主成分を温度で飛ばすのがいかに大変なことかお解りと思います。

ヒマラヤ山脈は元は海の底ですから岩塩の宝庫です。
自然の冥利で純粋な食塩結晶もまれに採掘されることがありますが
世間に出まわっている物はとてもそんな純度はありません。
試薬ですら９９．９７パーセントです。
もし、９９．９９９くらいの物が手に入れば金の価格の数十倍です。

　・・・（中略）・・・

近年自然濃縮法による食塩が簡単に入手出来なくなりました。
それを待っていたかのように「まがい物のような自然塩」がちまたにあふれ、ノスタルジックに人々を誘っています。
野依博士は炭素化合物の鏡面体（異性体）でノーベル賞の栄誉に輝かれました。
しかし、食塩を構成するNaやClは「１苛の元素」。鏡面体の核にはなり得ません。
しかもNacl は無機化合物です。従って現在の物理化学の理論では異性体はありません。

「食塩や苦汁の見分け方」
�@．苦汁の多い食塩は常温の室内で湿潤します。
　　　よって、湿潤の激しいもの程「苦汁成分」が多いといっていいでしょう。
�A．塩が無くては生きて行けませんが、我国の様に四面海に囲まれた国では
　　　昔から塩蔵という技法が発達しており塩分の取りすぎにこそ留意すべきです。
　　（塩辛・干物・漬物思い出すのに苦はありませんね）
�B．どうしても苦汁・・とおっしゃる方へ。
　　海水濃縮法での食塩精製過程で出来た本物の苦汁は薄い黄褐色をしています。
　　食塩工場も部外者OFFで本物の苦汁の実物を見られなくなっています。
�C．市販されている無色苦汁のほとんどは「塩化マグネシュウムの水溶液」です。
　　これを苦汁といって売っても処罰されないのです。
　　（薬効をうたえば薬事法に触れます。）
�D、重複しますが、純粋な食塩は吸湿性はほとんどありません。
　　ふりかけ用の食塩は吸湿しても固まらないように炭酸カルシュウムをまぶしてあります。
�E．豆腐のエンセキ（塩析）には硫酸マグネシュウムで十分。（価格が安い）
　　　しかもこれが苦汁だと思っている人も多い。
�F．１９６７で、「にがりダイエットなるものが流行っていました」・・・と。
　　成果のあった人の多くは「下痢による副作用の結果」です。
　　他人には恥ずかしくて言えません。（体重が減ったのは事実ですが）

・・・＜抜粋終了＞・・・

　さすがに昔、製塩工場に勤務されていただけあって、そうとうに詳しい内容です。私としては、鉄なべで煮ても、にがり成分を飛ばすのは無理という亀吉さんの指摘を浅井さん本人にぶつけてみたいと思っています。しかし浅井さんは現在、株で儲けることで頭がいっぱいで、かっかしているでしょうから、浅井さんが冷静になった時期を見計らって聞いてみようと思います。

　亀吉さんに、ホームページで紹介することの許可をお願いしたら、返事メールでさらに情報をいただいたので、紹介します。

・・・＜亀吉さんの返事メールより抜粋＞・・・

本物（海水を原料とする）の苦汁は、先のメールで書きました様に地球上のあらゆる元素を含んでいます。
従って化学的な表現をすると大変複雑な複合溶液です。
海水を単純に煮詰めて行きますと通常は
�@．塩化ナトリュウム（食塩）
�A．硫酸カルシュウム（石膏）
�B．塩化マグネシュウム
�C．硫酸マグネシュウム
�D．塩化カルシュウム
の順で析出します。
化学的表現では（結晶として苦汁という潅水の中に沈殿物として出てきます。）となります。
ただし、圧力とかペーハーとかで�B�C�Dの順は気まぐれですし、結晶水の値も複雑怪奇です。

製塩工場での煮沸中の食塩混じりの苦汁は乳白色をしています。
この色の原因は主に硫酸カルシュウム（石膏）が白い事による白濁である事が多く、カルシュウム成分の少ない直火製塩のばあいは食塩での濁り着色で、苦汁全体はあめ色の状況となります。

先のメールで
１・（CaCl2は押入れ乾燥剤の主成分です。）
　　と書きましたが、市販されている乾燥剤はCa(OH)2が主成分でCaCl2やNaOHなどが不純物として多く混在しています。

　・・・（中略）・・・

尚、「食塩の結晶は正面体」　のところも　「正６面体」　と書いた方が解り易いかなあ・・・など
専門家に読まれると不具合なところも多いのですよ。ご承知おき下さい。
塩と苦汁は人類（哺乳類）に共通の永遠のテーマです。
製塩技術は１０万年以上の歴史がある世界なのです。

・・・＜抜粋終了＞・・・


　亀吉さん、情報有難うございます。

　世の中には不正確だったり、全く間違った情報が多く氾濫しているようです。今回紹介した亀吉さんの苦汁の話もそうですが、掲示板で耐震偽装問題で専門家の指摘（１９９４番のＫＰさんの書き込み）があったように、その道のプロの方々の話を聞くと、それがよくわかります。

　さらに私が苦汁の件で思うのは、世の中に「にがりダイエット」なるものが氾濫したとき、医者がなぜ苦汁が毒物であるという警告をしなかったかということです。彼らには、「人々の健康を守るのが医者」という自負はなかったのでしょうか（亀吉さんが指摘されているように、毒と薬の区別は大変難しいということでしょうか）。

　誰かこれに関して、知っている人がいたら教えて下さい。

酒のうらみは・・・．．．２００５年１２月２６日

　１２月２２日の大阪は朝から雪で、風も強く荒れた天気でした。でも夕方には天気も回復し、薄日が差してきました。
　私はその日、大阪の研修の最終日で、その足で東京に帰るところでした。３日間の日程も終わり、ほっとしたところで、新幹線で定番のホタテの貝柱をつまみにビールを飲もうなどと考えながら新大阪駅まで、歩いていました。
　ところが新幹線乗り場の改札口にくると、なにやら騒然としているのです。
　列車の電光掲示板を見ると、名古屋あたりの大雪で新幹線のダイヤが大幅に遅れていると書いてあります。それまでのほっとした気分は吹っ飛んでしまい、あわてて駅員を捕まえて東京までの最新の便を聞きました。するとあと数分で発車するのぞみ２５４号は、「新大阪発なので発車が遅れません」とのことで、ホームまで駆け出すことになりました。
　頭の中で、缶ビールを買う時間があるか計算しながらホームにくると、のぞみ２５４号が発車を待っている状態です。一瞬躊躇しながらも私は売店に入り、缶ビールを掴んでレジに並びました。すると私の前の客が５千円札を取り出したのです（おつりに時間が掛かるということ）。時計を見るともう発車まで１分ちょっとしかありません。駅員は、この列車は時間通りに発車すると言ったので、もう時間がありません。せっかくの缶ビールを急いでケースに戻して、列車に飛び乗りました。頭の中で、「いいや、車内販売でビールを買えば」と思いつつ・・・。

　ところが列車は定刻になっても発車しないのです。車内放送では、発車の信号待ちをしているので車内で待ってくださいと言っています。私はあの駅員は、「嘘を言いやがった」と思い、「それならビール買えばよかった」と後悔の念を抱きつつ、発車を待ちました。
　７、８分ほど遅れてやっと列車は発車し、私の頭はビールでいっぱいで、千秋の思いで車内販売の女性を待ちました。それがいっこうにこないのです。３０分以上待ってやっと私がいる２号車の車内に売り子のお姉さんが現れたのですが、私と同じ状況の客がたくさんいたらしく、売れに売れているようで、全然私の席に近づいてくれません。ビールを待ちわびた多くの客が、直接歩いて売り子さんに買いに行っているのです。私も同じように一瞬買いに行こうと思いましたが、頭の中で、酒ほしさにあまりに浅ましいという言葉が浮かび、ぐっとこらえることにしました。１０分以上待って、やっと私の席にきた売り子さんに、私は念願の「ビール下さい」の一言を言うことが出来ました。すると返ってきたのは、
　「ビールは売り切れてしまいました」
　でした。私はがく然としました。一瞬、浅ましくても席を立ってビールを買いにいけばよかったと思ったのですが、後の祭りでした。仕方がないので、他に何かないかと探すと、素敵なものが一つ残っていました。ワインのミニボトルです。これでいいやと手を伸ばそうとすると、私のとなりの席に座っていたおやじが、さっと手を伸ばして、そのワインを取り上げてしまったのです。

　　　　このおやじぃ〜〜〜〜！

　もう頭にきた！　さんざん待ったのにぃ・・・。

　けっきょく売り子さんの、「ビールを補充してまた参ります」の言葉に、私は力なくうなずくしかありませんでした。隣のおやじの、ワインを実に上手そうにグビグビッと飲んでいる姿を横目にみながら、さらに私は２０分ほどじりじりと待ち続けたのです。

　そしてやっとビールにありつけたのは、新幹線に飛び乗ってから実に１時間２０分も経った後でした。その貴重なビールを大切にちびちびと飲みながら私は、よくもこんな偶然が見事に続いたものだと感心していました。

　俗に、「食い物の恨みは怖い」と言いますが、私にとっては「酒のうらみは怖い」です。この気持ちは、酒飲みにしかわからないと思います。たぶん酒を飲まない（多くの女性の）訪問者の方々は、この文章を読んで、「ばっかじゃないの」と思うでしょう。でもいいのです。酒飲みの方なら、この気持ちは絶対にわかってくれると思うのです・・・。

浅井敏雄さんの株を勧めるメールマガジン．．．２００５年１２月１６日

　当ホームページの「食べ物の話」で紹介している浅井敏雄さんから、驚くべきメールマガジンが来ました。
　まずは、その部分を抜粋して紹介します。

・・・＜メールマガジンから抜粋開始＞・・・

■【地球環境を守るための資産を増やす方法】

　地球環境を守る運動をしていくには資金が必要です。
　悪のエゴに対抗して良い物を地球上に普及して広めていくには莫大な資金がどうしても必要になります。今、最も資産を増やすのには株式投資が良いと言われています。世の中の６〜８％の人しか株をやっていません。
　株をやる人のほとんどは損をしているのが現実だからです。９０％の人が損をして、１０％の人が儲けているのです。

　株で儲かるのは日本が好景気のこれから２〜３年だと言われています。この２〜３年で地球を変えるための資本を蓄えましょう。
　増田俊男さんは日経平均株価が３万円台になると日本の好景気バブルを予想しています。これから日本の株はどんどん上がります。

　株で成功する人と失敗する人、その差は情報の差です。株をやるには能力は要りません。最新の生の情報をいかに手に入れるかで決まります。

　株などと馬鹿にしていた私が株を始めたのはつい３ヶ月前からです。良い情報をくれる仲間の方から紹介されました。携帯電話に株の情報をほぼ毎日送信して頂くのですが、その情報がすごいのです。裏にその配信された情報例が記してあります。株の情報が日経新聞に出るのは翌日です。インターネットの株メールマガジン情報などに出るのも翌日かもう少し遅れて出ます。週刊誌などに出たものや本として出版された 株情報は遅すぎるのです。

　証券会社など株のプロが得た生の情報を日記として朝一番に知ることは株をやる人にとってはどれほどほしい情報か理解できますか。今まで株で負けたことがないという 人の情報です。楽天の三木谷さんやライブドアの堀江さんとも仲がよく、有名証券会社のファンドマネージャーやたくさんの情報源と通じておられる若い社長さんです。来年は 銀行と証券会社を買収し、上場予定だそうです。来年は日本中に名前が知れ渡ると思います。名前はいずれ紹介します。

　インターネットのメールマガジンで９０日で億万長者に、４８時間で億万長者になれる とか、デートレードなどの株情報がたくさん流れていますが、あまり当たらないそうです。下の情報例を見て頂ければ分かりますが、村上ファンドや大手投資ファンド、外資ファンドがこれから株価を自分達で上げるために仕掛けをする予定の最新情報まで入るのです。

　株価はこのような外国の大手投資ファンドや国内の多くのファンドによって意図的に吊り上げられていくのです。それが普通の人は株価が上がってしまってから気づき買うのですが、それでは遅いことが多いのです。この情報にはこのような仕手グループの動きの情報も最新で入ります。

　３０万円を１ヶ月で１０００万円にした女性の方の話も聞きました。元手は３０万でも５０万でも生活に支障をきたさないヘソクリや銀行や郵便局にある利息０に近い貯金をうまく運用してみて下さい。いつの間にか２桁くらい増えるようになると思います。

　最も早く資産を増やすのは株しかありません。最新の朝一番の生情報さえ手に入れば簡単です。主婦でも、学生でもお年寄りの方でも誰でもできます。まずインターネット証券の口座を開設して下さい。申し込んで３週間くらいかかります ので早めに口座開設を申し込んで下さい。たくさんのインターネット証券会社がありますが手数料やサービスの良さなどから楽天証券、Ｅ　トレード証券などが適していると思います。

　月に３万円の情報料が必要ですが月に１０〜３０万円くらいは儲かると思いますので軽く元が取れます。元手の多い人は月に１００万円の儲けも可能でしょう。株はあくまで自己責任ですので 保証はありませんが貯金が少しでもあれば、今、やらないと損をすると思います。

　お金は自分の為に、贅沢をする為に使うのではありません。世の為、地球環境の為の使うのです。食べるのがせい一杯という貧乏では地球のためにボランテイアも余裕で出来ないでしょう。
　お金は地球的大きな目的と夢の実現の為に使うのです。そういう人には金運もついてくると思います。生涯現役で地球環境ビジネスをやって成功して下さい。

　そして余裕で地球環境浄化、美しい地球を取り戻す為に楽しみながら仕事をしていきましょう。

　億万長者になる人がたくさん出てくると思います。億万長者になっても贅沢はせず、健康の為にご飯とわずかのオカズの粗食で済ますのです。ほとんどの億万長者は贅沢な食事をするので病気になり、短命になります。それは夢や目的が小さ過ぎるからです。 地球を意識していないからです。

　関心のある方は私、浅井宛にメールか電話か手紙を下さい。やり方をご案内致します。

・・・＜抜粋終了＞・・・


　これを読まれた方々はどのように感じられたでしょうか。

　私は肌寒くなってきました。

　浅井敏雄さんは、健康問題で色々な提言をしていけばいいのにと思うのですが、なにを血迷ったか、株を買えとメールマガジンで言ってきたのです。
　私もホームページで浅井敏雄さんを紹介しているので、当ホームページを通じて浅井敏雄さんを知った人も（数は少なくても）いると思うのです。そういった人々が、このメールマガジンの内容に乗せられて、安易に相場に手を出さないでほしいと願っているのです。
　株式であれ債権であれ為替であれ、商品であっても相場は戦場なのです。
　売り手と買い手が、お互いに真剣を抜き合って斬り合いをしている戦場です。私には浅井敏雄さんが、そんな戦場に真剣の斬り合いを知らない（相場を知らない）人々を、囃したてて送り込んでいるように見えるのです。結果は見るも無残なものにならないかと心配しているのです。

　言いたいことは山ほどあるのですが、メールマガジンからそれぞれ抜き出して（�@〜�F）コメントしてみます。

�@増田俊男さんは日経平均株価が３万円台になると日本の好景気バブルを予想しています。

　これに関しては次回に書きます。


�Aこれから日本の株はどんどん上がります。

　私も日本株はこれからもしばらくは上昇するとみていますが、「どんどん上がる」というようなことを人に言う勇気はありません。株に関して３ヶ月の経験しかない浅井敏雄さんがなぜこんなにきっぱりと言い切れるのか不思議です。


�B株をやるには能力は要りません。

　これまで株をやった経験が少しでもある人なら、こんなことは絶対に言えないはずです。
　繰り返しますが、相場は戦場です。時としてたいへんな忍耐と、恐怖が襲ってきます。また自己の欲望と戦う必要があるときもあります。また成功した人の体験談などを読むと、情報収集の為に大変な努力をしているのがわかります。そして独自の手腕と哲学がある人が勝利を収めていくというもののようです（それほど努力をしても、運に見放されて去っていく人も大勢いると思います。成功するのは、ほんの一握りのようです）。


�C今まで株で負けたことがないという人の情報です。

　私なら、「株で負けたことがないという人」の言うことなど全く信用しません。なぜならその人は、これまで信じ難いほどの幸運に恵まれ続けたか、さもなくば嘘をついていると思うからです。あるいは特殊なコネがありインサイダー情報が手に入るという人かもしれません。しかしインサイダー情報を使って株の売り買いをすることは犯罪です。

　投資家ジム・ロジャースは「商品の時代」（日本経済新聞社）でこう言っています（P１０２から抜粋）。

「たくさんの助言や懇切丁寧な指導を望むなら、その手のブローカーを探さなければならない。ブローカーやその会社の実績についてはありったけの情報を集めるべきだ。そのブローカーなら絶対に損をすることはないと誰かに言われたら、お金をひっつかんで逃げよう。どんな市場でも、いつも勝ち続けるのは不可能だ。「買い主注意せよ！」である」


�D月に３万円の情報料が必要ですが月に１０〜３０万円くらいは儲かると思いますので軽く元が取れます。

　月３万円を払って情報を提供してもらうということですが、私は不思議でなりません。なぜなら人を億万長者に簡単に出来るほとの情報を提供している人なら、その人自身が、とうの昔に億万長者になって悠々自適の生活をしているはずです。その人がなぜ我々から月３万円という相当な金額の情報料を取るのか理解できません。


�E３０万円を１ヶ月で１０００万円にした女性の方の話も聞きました。

　私は本当に心配です。１ヶ月で３０万円の元手で１０００万円にしたというのは、「信用買い・信用売り」をやらなければ出来るはずがありません。浅井敏雄さんは「信用取引き」の恐ろしさを全く気付いていないとしか思えません。
　「信用取引」で地獄を見たプロの相場師の本があるので、紹介します（以前この欄で紹介したことがあります）。

「修羅場のマネー哲学」（木戸次郎著、幻冬舎アウトロー文庫）

　また安易に金儲けをすると、人間の感覚が麻痺してくるのではないかといらぬ心配をしてしまいます。３０万円で１０００万円稼いだ人間は、次に１０００万円で１億稼ごうとするのではないかと思うのです。あくなき欲望を重ねていくと、いずれ落とし穴にはまるという話はよく聞きます。日本人はバブル崩壊を目の当たりにしているので、よく知っていると思っていたのですが・・・。

�F億万長者になる人がたくさん出てくると思います。

　「世の中に、安易に金儲けが出来る話なんてあるわけがない」
　これは私でなくてもある程度年齢のいった方なら誰でも経験として知っている事実です。浅井敏雄さんは、けっこう年齢のいった方だと思うのですが、こんな基本中の基本も忘れてしまったようです。億万長者になる人がたくさん出てくるなどということは、少し冷静になって考えれば、有り得ない話だと気付くはずです。


　私は、相場は自己責任なので浅井敏雄さんが自分の金を使って相場を張るのはけっこうだと思います。浅井敏雄さんが億万長者になろうが、身包みはがされて自己破産しようが、私にとってはどうでもいいことです。ですが、このメールマガジンを信じて、相場の経験が全くない人々が相場という戦場に引きずり込まれて、ひどい目にあってほしくないと思っているのです。

　私は、相場に入っていくべきではないと言っているのではありません。
　ただ「今まで株で負けたことがないという人」の言うことを鵜呑みにして、相場を張る姿というのは、素人が玄人に喰いものにされる典型的なパターンにしかみえないのです。
　今日本の株はダイナミックな上昇をしているので、３０万円が１０００万円になったという話が吹聴されても、そうだろうと思います。ですが、相場に絶対はありません。最初は少々儲かっても、次に深い落とし穴が待っていると考えるべきなのです。

　�@の増田俊男氏に関しては、次回に書きます。

「弱い女」はいない！？．．．２００５年１２月７日

　先日、買い物に出たところでたまたま入ったラーメン屋で、スポニチなるスポーツ新聞があったので、何気なく開いてみました。
　そこに美輪明宏なる人物が書いたエッセイのようなものが載っていて、なかなか興味のそそられる内容だったので、ここで紹介したいと思います。美輪明宏という名から男性だと思うのですが、奇怪な女性の格好をした人です。前世が江戸時代に島原の乱で有名な天草四郎時貞と自称されており、精神世界の本なども書かれている人のようです。私は美輪氏が生前の三島由紀夫氏と交友のあった人という知識しかありませんでしたが、最近「オーラの泉」という番組を見ているので、エッセイを読んでみる気になりました。

　エッセイのテーマは「世の常識は非常識」ということで、強い男と弱い女という世間一般の常識は実は間違いであるという内容です。


・・・＜スポーツ新聞より抜粋開始＞・・・

世の常識は非常識

　すべての男性が大いなる勘違いをしている！？
　それは「男は強く女は弱い」という常識だ。美輸は「７０年生きてきたけど、強い男と弱い女は一度も見たことがない」と断言。実際はその反対で女はしたたかでしぷとく、男は気が小さくてめめしいものだという。世の常識は実は非常識なのだ。

出産、生理・・・すさまじい「女の一生」

　世間の成分、それは錯誤です。なぜなら常識を規範にしているからです。常識と真理は違います。でも世間は常識も真理も一緒だと丼勘定しています。真理は永久不変のものですが、常識は一夜でひっくり返るものなのです。千数百年続き美徳とされてきた封建主義や軍国主義が昭和２０年８月１５日を境に悪徳と変じ、それまで悪徳とされてきた自由主義、民主主義が美徳に変わったのです。
　もっと分かりやすい例では「男は強く女は弱い」といういにしえからの常識です。私は生まれてこの方「強い男」と「弱い女」というものを見たことがありません。常識でいう「強い男」と「弱い女」とは「腕力」の差だけを基準にした言葉なのです。真理では「女は精神的にも生理的にもあまり強すぎるので神様が腕力を取り上げ、男は心身ともに弱すぎるため腕力を授けたのです」。
　例えば、男は風邪ひとつひいただけで死ぬほど騒ぎ、血を見たら気持ち悪くなる。一方、女は血を見て失神していたら女は務まらない。風邪の頭痛なんぞ生理中の頭痛、腰痛、腹痛に比べたら何のことはない。「女の一生」はすさまじい。小学校高学年から初潮が始まり、月に１度はー週間不快な心身となり、やがて閉経となり「やれうれしや」と思う間もなく更年期障害が死ぬまで続く。でも家事もすれば子育ても仕事もするんです。男には想像もつかない心身の嵐を平然と乗り越え、普段通りに生活しているんです。
　中小企業の社長で倒産たからといって首をつって死ぬのは男の社長だけです。倒産して首つり自殺の女社長など、これまで１人もおりません。女は精神的にも生理的にも開き直りという武器のしたたかさがあり、逆に男はガラス細工のように神経質でデリケートで気が小さく生理的にももろいのです。特に見かけは誰が見ても雄々しいたけだけしい荒くれ男のような男であればあるほど、内情はめめしく気が小さい憶病で自己制御ができない情緒過多症のものが多いのです。

　その大本の原因は劣等感なのです。劣等感が服まとっているのが男なのです。銭湯で大きなチンチンを見て降参し、背の高さ、仕事の腕、腕力、財力、知力ｅｔｃ。男は常にさまざまな不安や自己嫌悪や自己不信を抱いているのです。だから力にあこがれるのです。長嶋茂雄、三船敏郎、高倉健、スポーツマンの英雄たち。だから彼らを応援します。その半面、劣等感を逆なでされると逆上します。暴力に及び、そねみ、ねたみ、ひがみ、恨み、、揚げ旬の果て卑劣な行動に走ります。

　貧乳女は巨乳に「でも頭悪そう」

　一方、女には劣等感はありません。それは女には「でも」と「しかし」という水戸黄門の印籠（いんろう）のような切り札があるからです。貧乳の女は巨乳爆乳の女には「でも頭は悪そう」と切り返し、ブランドずくめの女に「でも売春でもしてるんだ」とつばめ返し。容姿も趣味もよい女には「でも根性は悪そう」と切り捨てる。男と違って決して白旗を揚げることはない。
　以上の理由から、男は劣等感や己の弱さをごまかそうとして見下せる女を探し求め可愛いと言い、見上げる女は煙たく憎らしく「ブス」と言うのです。だから女はブリッコしてバカを装うのです。
　そして男はいつもだまされる、「女はか弱い可愛いと」。故に「弱い女」とは弱い男たちの「かくあらまほし」という願望がつくり出したこの世に実在しない空想の動物だったのです。おあいにくさまですねえ。

・・・＜抜粋終了＞・・・

　私も強い女と弱い女のどちらがいいかと聞かれたら、間違いなく弱い女と答えると思います。

　でも「弱い女」というのは、空想の動物・・・なんだそうです・・・。

赤血球検査．．．２００５年１２月３日

　背骨矯正のオフィス・シマザキに行ったとき、赤血球の検査が簡単に受けられると言われたので、受けてきました。自分の血液かサラサラなのか、ドロドロなのか気になるところで、一度検査してみたいと思っていたのです。
　その顕微鏡写真が上図ですが、検査した人（シマザキ先生ではない）は大変サラサラだと感心していました。
　その人によると、現代人の８割がドロドロなんだそうです。私は素人ながらその話には納得するものがあります。なぜなら現代日本人の肉食過多（かつ栄養過多）の食生活は、相当にひどいと思うからです（これはあくまでも個人的意見です。カロリー摂取の観点から見る栄養士さんは、この意見に目を吊り上げて怒るでしょうけど）。
　面白いことに検査員の人は、私の中性脂肪がとても少ないと言っていました。顕微鏡の映像で中性脂肪がどれか教えてもらったのですが、確かに探すのに苦労するくらい少ないのです。思わず私は言ってしまいました。

　「ほんとですか？　私の腹はビール腹で、中性脂肪の固まりなんですが・・・」

　でも最近そのビール腹が、（原因不明なのですが）徐々に細くなってきたのです。特に食生活を変えたわけでもなく、特に運動するように心がけていたわけでもないのです（本当に不思議です。シマザキ先生の施術を受けたからでしょうか）。

　正直言うと、私は血液サラサラのこの結果に驚きました。
　たぶん平均的日本人か、それより少し良いくらいだろうと思っていたからです。なぜかと言うと、最近は自炊を（再々々々々）挫折してしまって店屋物を食べていたからです。それでも私は、浅井敏雄さんの健康に対する考えを取り入れた食生活を目指しています。それで外食であっても自分なりのルールは敷いていて、以下の点は守っていました。

・外食の際にはなるべくご飯と味噌汁の付いた定食にする（ご飯は主食なので、おかずは残してもご飯は残さず食べる。）

・油物は絶対食べない。

・肉、卵、乳製品は極力控える（極力という控えめな表現にしたのは、外食だと直接の肉料理でなくても、鳥や牛の骨などから出汁を取ることがあるからです）。

・１日に２個の梅干を食べる（グローバル・クリーン社の無農薬梅漬け。値段は３９８０円と少々高いです）。

・１日２食、間食はしない（現代人は栄養過多だという見方からです）。

　しかしながらこの程度のことを実践しただけで、検査員から褒められるほど血液サラサラになるというのは意外でした。大きい原因は梅干ではないかと思うのです。以前テレビで、梅干は血液をサラサラにすると言っていたような記憶があります。

　検査員は、

「何も言うことはないのですが、商売だから何らかのアドバイスをする必要があるので、あえて言うのですが」

　と断わったうえで、レモン型の赤血球があると指摘しました。これも中性脂肪と同じで、本当によく探さないとなかなか見つけられないものでした。レモン型の赤血球は鉄分不足が原因なんだそうです。そこでレバーなどを摂るように勧められました。私は内心笑ってしまいました。言葉にしませんでしたが、
　「レバーなんてものを食べたら、せっかくの血液がドロドロになってしまうでしょ」
　と思いました。

　もちろんこれは私なりの食の考え方です。でも浅井敏雄さんの言うことを多少なりとも取り入れたら、ちゃんと成果が出たなと手ごたえを感じたのでした。

日本の今後について．．．２００５年１１月２６日

　１１月１３日に行われた副島隆彦氏の講演会に行ってきました。
　最近私は副島氏のホームページはちゃんと読んでいるのですが、それでも講演会に行くのは最新の情報が聞けるだろうという期待があったからです。ですが残念ながら今回は、特に目新しいことはありませんでした。それでも多少の情報があったので報告します。

　まず小泉首相以後の次期総裁候補ですが、谷垣禎一氏や中川昭一氏は２年程度かけて潰すだろうと言っていました。例えば谷垣財務大臣の場合は、消費税１５％やサラリーマン大増税などの重い課題を押し付けて失脚を謀ろうとするというのです。では次期総理は誰かと言うと、安倍晋三氏（現官房長官）だといいます。その安部政権で３〜４年をかけて日本を徐々に戦時体制へと誘導して行くといいます。ちょうど９．１１テロを演出してアメリカがアフガニスタンとイラクに戦争を仕掛けたように、日本でも来年あたり、京都あたりで新幹線を使ったテロが起きるだろうと言っていました。
　現在の米ブッシュ政権はまさしく戦時政権であり、ネオコン体制と言われていますが、日本で安倍ネオコン政権をつくろうとすると言うのです。すでに防衛庁は防衛省に格上げが決まっており、いずれ日本に徴兵制を敷いていく道筋だといいます。
　日本でこのことを指摘する評論家、学者などは皆無に近いですが（森田実氏のような例外もいますが）、私はこの副島氏の指摘は慧眼だと思います。今後間違いなく極東で、アメリカと中国の軍事緊張は高まっていくはずです。アメリカの思惑は、その軍事緊張に日本を巻き込むことのようです（副島氏はアメリカ軍が自衛隊を軍事人足として使おうとしていると表現しています）。その兆候は、はっきり現れていて、９．１１選挙において、絶妙なマスコミ操作、国民への洗脳工作で小泉自民党（含む公明党）は、衆議院で３分の２を超える圧倒的多数を得ました。さらに憲法改正論者である前原氏が、野党第一党である民主党の党首に選ばれたのは偶然なはずがありません。いまや憲法改正（九条）の改正は、公然と国会議員が議論する状況になってきました（自民党の試案では、自衛隊でなく自衛軍という言葉が明記されました。憲法が改正されれば、自衛隊が集団安全保障の名のもとにアメリカ軍と伴に極東地域で軍を展開することは目に見えています）。
　その為の国民の洗脳も巧妙に行われているように見えます。小泉首相の靖国参拝を支持する若者が増えているといいます。『マンガ嫌韓流』や『マンガ中国入門』が売れているというのは充分にその成果が上がっている結果という気がします。
　副島氏によると今の日本の状況は１９３０年頃に相当するといいます。１９３０年は昭和５年で、昭和恐慌に襲われた年です。経済政策に失敗し政党政治の支持は急速に失われ、国民の期待を担った軍部が、台頭していくことになります。現在の小泉政権は、国民から圧倒的に支持され、もはや独裁政権の様相を呈しています。当時国民の期待を担った軍部が台頭する姿と奇妙なアナロジーがあるように見えます。
　その後日本は、中国大陸に浸出して泥沼に嵌り、最後は太平洋戦争でとどめを刺されました。歴史的にみても、日本が大陸に進出しても、ろくな目に遭っていません。今日本は巧妙にアメリカに取り込まれ、中国や韓国と対立するように誘導されているようにみえます（小泉首相の徹底した対米従属姿勢に、そう感じる訪問者の方もいると思います）。私も副島氏が言うように、日本はたとえ何があっても同じアジア人同士である韓国や中国と軍事衝突だけは避けるべきだと思うのです。今日本で起こっている大きな流れを、多くの日本人が正確に把握することが急務であると考えます。

　・・・・・

　さて話題は変えませんが、視点をがらりと変えます。
　神秘家のゲリー・ボーネルさんの預言です。副島氏は、現在日本で起こっている戦時体制化への動きを指摘しました。しかし（当然ながら）その結果がどうなるとまでは言っていません。そうなると預言を聞きたくなるところです。１１月７日の個人セッションで、ゲリーさんに短いながらも極東でも動きを聞いてきたので報告します。
　ゲリーさんによると、これから極東でも軍事緊張は高まっていくそうです。ただアメリカと中国が台湾をめぐり大規模な軍事衝突を起こすことはないというニュアンスでした。中国の働きかけで台湾は徐々に中国の影響下に移るという話です。
　しかし朝鮮半島では、かなりの軍事衝突が起きるようです。
　北朝鮮が日本にミサイルを打ち込むそうです。私は驚いて、それが核弾頭を積んだものかどうか確認しました。すると通常の大型爆弾だといいます。それを聞いてほっとしましたが、それでも被害がどの程度になるか気になるところです。しかし被害の大きさまではわからないということでした。
　その日本へのミサイルの打ち込みがきっかけになるのか聞けなかったのですが、韓国とアメリカの合同軍が北朝鮮に侵入するといいます。しかし中国が北朝鮮をバックアップするといいます（以前のゲリーさんの著書では、北朝鮮は中国のバックアップが得られず、米韓合同軍に敗れると言っていました。預言の内容が変わったようです）。
　中国の関与により、北朝鮮の金正日政権は崩壊させられ、朝鮮半島は統一の方向に動いていくといいます。極東では米軍が中国に押される形ですが、そうなるのは、その頃中東で戦火が拡大しており、もはや米軍が極東に戦力を割ける状態ではなくなっているからだといいます（中東での戦争の話も聞いてきましたが、それは別の機会に書きます）。
　最終的に中国は、朝鮮半島を影響下に置くといいます。
　そうなるともはや米軍が韓国に駐留することは出来なくなります。日本でも（沖縄の例のように）米軍基地縮小を国民の多くが望んでおり、全体的な流れはアメリカ軍は東アジアから撤退するということでした。中国の影響が増大し、それに押される形でアメリカは撤退を余儀なくされるというのです。

　・・・・・

　最後に副島氏がブッシュ大統領に対して気になることを言っていたので、付け加えておきます。ブッシュは、あと半年もたないそうです。精神的におかしくなってきているそうです。そういえばイラク戦争を決断した理由として、「神のお告げ」があったと側近にもらしたことが記者にすっぱ抜かれたことがありました。ゲリーさんのブッシュ大統領に起こる「災い」の預言と妙に符号する気がします。

株の話（水素燃料銘柄）．．．２００５年１１月１７日

　オーラリーディングの元永さん、蔵本さんのセッションを受けた結果として、一つだけ間違いないと思ったのは、私は今、新たな仕事を始める時期に来ているということでした。
　蔵本さんは私に、現在の仕事をすっぱり止めて新しい仕事にすぐ就くのか、徐々に移行するかの二者択一ですと言ったくらいです。私はリーディングの後、色々思い巡らせたのですが、ふと今年の春に受けたゲリーさんのメールリーディングのテープを、もう一度聞いてみようと思いました。なぜなら新たな仕事として環境関連を考えていたのですが、ゲリーさんにその質問もしていたからです。
　さらにそのとき投資に関する質問もしていたのですが、ゲリーさんは私に、投資をするなら水素燃料を作っている会社の株を買えと言ってきたのです。これから燃料の主体は環境にクリーンな水素になり、水素燃料を作っている会社の株を買うということは、地球環境へも大きな貢献になると言うのです。しかしながらそのとき私は、このアドバイスに従いませんでした。今までいろいろ投資をしてきましたが、株だけはさっぱりダメだったからです。それまでの経験で、私は株には向いていないと思い、もう株を買うのは止めようと思っていたからです。
　ですが今回ゲリーさんのテープを改めて聞いて、「地球環境への大きい貢献」という言葉にググッときました。そういう大義名分があるなら、株で損しても納得出来るかな、と考えたのです。もちろんゲリーさんの更なるアドバイスである、
「水素燃料を作る会社の株は、将来あなたに大変な利益をもたらすでしょう」
という魅惑的な言葉もさらにググググッと後押ししました。とりあえず小額の資金で株を買おうという気になったのです。
　さっそく情報集めです。
　以下私が集めた水素関連の本です。

・「燃料電池とは何か」（ＮＨＫブックス）
・「燃料電池ビジネスの本命“住宅市場”を狙え！」（Ｂ＆Ｔブックス　日刊工業新聞社）
・「燃料電池のすべてが面白いほどわかる本」（中経出版）
・「燃料電池が世界を変える」（ＮＨＫ出版）
・「幻の水素社会」（光文社）
・「水素経済革命」（新泉社）

　時間がないので、全部を読む暇はありません。各本をパラパラめくって水素燃料を作っている会社が載っていないか探しました。
　そこで見つけた会社が、岩谷産業（８０８８）と東京ガス（９５３１）でした。岩谷産業は、現在日本で水素供給会社の一番手であるということが理由です。東京ガスに注目したのは、現在の技術では、天然ガスから水素を作るのが一番現実性があるようであり、東京ガスはそういった水素ステーションを都内に実験的に作っており、かなり実用段階に近いという感触を持ったからです。

　株を買ったはいいのですが、すぐ急騰するような上手い話があるわけがありません。まだまだ水素が社会で主要燃料として使われるのは先だろうという思いがあったので、期待はしていませんでした。ところが買った直後の１０月末から岩谷産業と東京ガスの株価が急騰し始めました。この動きは、日経平均の動きと連動していないのです。誰かが水素燃料銘柄として、どっと買いに走ったに違いありません。ニュースでは買いの主導権は外国人と言っているので、私と同じ思惑で中東のオイルマネーあたりが流れ込んできたのかもしれません（よくわからないで、いい加減なことを言っていますが）。

　岩谷産業の株価

　東京ガスの株価

　私はこの株に関する記事を、もっと早くホームページに書くつもりでした。ですが私が買った株価が急騰したので、記事を載せられなくなってしまったのです。訪問者の中で、
「よし！、いっちょう、俺（私）も株を買ってみよう」
と思う人が出てこないとも限らないからです。株は不自然な急騰をしたら、必ず調整（下落）が入ります。記事を公開するタイミングを間違ったら、すっ高値でつかむ危険性があったからです。ですが岩谷産業も東京ガスも、急騰後だいぶ下がってきました。私はこれは健全な調整だと思っています。それゆえこの記事を書いてもいいかなと思ったのです（それでも最近はジリジリ上がり始めてきました）。

　再度繰り返しますが、私がホームページに株の銘柄を書いたのは理由があります。ゲリーさんの、

「水素燃料を作っている会社の株を買うということは、地球環境へも大きな貢献になる」

　という言葉があったからです。私はこの記事で、訪問者の方々にお金儲けをしてもらおうとは思っていません。あくまでも地球環境に貢献したいという訪問者の方々に情報提供するのが目的です。株というのは本当に危険なもので、これまで株の経験のない方にはお勧めできません（絶対に止めたほうがいいです）。すでに株式投資を充分になされている方で銘柄選びに悩まれている方がおられましたら、地球環境への貢献という意味で、岩谷産業や東京ガスなどの銘柄の提示してみたということなのです。当然ながら株ですから下がることも充分考えられます。そうなったら地球環境に貢献したと思ってあきらめてもらうしかありません（私は責任取れませんので）。また投資スタンスは当然ながら長期保有です。ゲリーさんはそのうち、経済的混乱が起こって株価が暴落すると言っていました。でもその後は暴騰すると言っています。信用でなく現物にして、暴落したら買い増すくらいの余裕で望めば、経済的混乱も乗り切れるに違いありません（あるいは暴落があったら、そのとき初めて買うという手もあるかもしれません）。

　繰り返しますが、この記事は株の経験が充分にある方へのみ向けたものです（僭越ながら、世の中に安易に金儲けできるものなどありません。株の経験のない方は絶対に手を出さない事を切に望みます）。
　でも株に精通した方は、こう言われるかもしれません。
　「今まで、株でさしたる成果を上げたことないやつ（本山）の勧める銘柄など、買えるものか！」
　その意見は、たぶん正しいと思います。

ゲリーさんの個人セッション．．．２００５年１１月８日

　１１月７日に、ゲリー・ボーネルさんの個人セッションを受けてきました。
　個人セッションという位ですから個人のことを聞くのが目的なので、私は自分のこと以外の質問をする気はありませんでした。なにしろたったの１時間なので、質問の内容を吟味しないとあっという間に時間がなくなります。
　ゲリーさんに質問が多いので、よろしくお願いしますと言ったら、オーケーということで、実に簡潔に私の質問に答えてくれました。おかげで３０分ほどで個人的な質問は、あらかた済んでしまったのです。私は最後に用意していた投資の内容を質問する時間があるなと思い、いろいろ投資に関して聞いてみることにしました。そこから私の個人セッションは、あらぬ方向に行ってしまいました。つまり個人セッションではなく、ゲリーさんに対するインタピューになってしまったのです。インタビューですからゲリーさんはアカシックに入る必要がなくなってしまい、私が聞いた質問に即座に答えてくれます。そしてそこで得られた情報は、（私にとって）驚くべきものでした。

　一つは経済、金融に関する情報です。
　早晩、経済ジャーナリストや金融関係者で言われていることは、世界的な不動産バブルの崩壊などのクラッシュの可能性です。１９２０年代のアメリカで起こったような株価の大暴落と、それに続く経済恐慌のようなものです。ですがゲリーさんは「クラッシュではなく混乱」と言うのです。つまり大暴落のあとに大暴騰が来るらしいのです。この世界的な経済的混乱によって、各国の政治指導者が国民から信頼を失ったり、混乱に巻き込まれて全財産を失う人がたくさん出ると言うのです。そして何より（魅惑的な？）情報は、この経済的変動を上手くつかむと、資産を２０倍にすることも可能だと言うのです。
　私は内心、これは２０倍なんてもんじゃないぞと思いました。おそらくゲリーさんは現物株などを想定して言っているのであって、私ならデリバティブ（金融派生商品）を使って１００倍にすることが出来るという思いが頭を駆け巡りました（これは本当の話です。１ヶ月内外で日経平均が４〜５千円動くことがあったら、２〜３百倍のパフォーマンスが可能なのです。ただし多少の知識が必要ですが）。さらに驚くことにゲリーさんは私に、その混乱が何年何月何日から始まって、いつ終わるかといった詳細なことまで教えてくれたのです。金融関係者だったら、よだれを垂らしそうな内容です（なにしろこの情報が本当なら億万長者になることが出来るのです。ですがこの情報を私は公開しないつもりです。その理由は、アカシックの預言は現時点で一番高い可能性を言っているにすぎないからです。その後の人々の意思、行動によって預言の内容は変化してしまうからです。結果として私が発表した情報を信じて投資した人が、大損をするということが起きてしまうのです。それゆえ個人的に私にメールを送られても、けっして情報は公開しませんでの念の為）。

　次に私が驚いたのは、ブッシュ米大統領に起こる「災い」です。
　その内容に私も絶句しましたが、通訳の大野百合子さんも絶句していました（災難に遭うのはブッシュ大統領一人ではないようです）。
　「災い」と意味深な言い方をしたのは、この情報はゲリーさん自身が公表していないからです（アメリカでは公表出来ないかもしれません）。当然ながら、ゲリーさんのホームページにも書いてありません。それゆえ私も「災い」としか書かないことにします。そしてその「災い」によって、アメリカがどのような行動をするのかも聞きました。そんなことをしたらアメリカ経済が大打撃を受けるのではないかと思うようなことです。時期ですが、ゲリーさんにも正確な時期はわからないそうです。ただブッシュ大統領の任期中に起こるのは間違いありません。ブッシュ大統領の任期はあと２年です。

　さらに中東を中心に起こる第三次世界大戦に関する情報も聞きました。ゲリーさんが以前に書いた、「第三次世界大戦始まる」よりさらに詳細な内容です。中東で炸裂する核爆弾を誰が設置して、誰がスイッチを押すか。そしてその核爆弾を中東諸国がどのように解釈し、その他の地域でどのようなことが起こるか。極東で起こる出来事も含めて、これは機会があったらいずれ書きたいと思います。

　最後に、現在ニュースで報道されているフランスでの暴動に関して、ゲリーさんの預言を紹介します。現在暴動が始まってから２週間ほどが経ちましたが収まる気配もなく、シラク大統領が発言する事態にまでなっています。当然フランス政府は暴動がこれ以上広がらないようにすると言っていますが、ゲリーさんによると、暴動はさらに拡大していくそうです。現在警察や機動隊が治安維持にあたっていますが、最終的にはフランス政府は軍隊を投入することになるというのです。それによって多くの犠牲者が出るという話です。暴動は北アフリカから移民した若者の不満が爆発したと報道されています。ゲリーさんは、この暴動はイスラム圏がアメリカを中心とする勢力に激しく反発する動きと連動しており、これから本格化するであろう中東での戦争と密接に絡み合っていると認識しているようです。

　ゲリーさんへのインタビュー（？）を続けながら不思議に感じたことがあります。それは赤の他人の私に、なぜこれほど重要で詳細な情報をくれるのだろうかということでした。一つはゲリーさんが、未来の世界情勢の話をするのが好きだということがあると思います。なにしろ時間厳守のゲリーさんが、私のセッションの時間をオーバーしても話を止めないのです。私の方が、時間は大丈夫かなと心配する始末でした。ゲリーさんがこういった話は好きですというので、「私も大好きです」と答えるとニコッと笑っていました。
　そして別れ際に私に向かって「このような話は、あなた自身がアカシックに入って自分で見ることになりますよ」と言うのです。そこで疑問が氷解しました。私がアカシックに入るなら、同じ情報が取れるのですから何も隠すことなどないのです。どうやら私は、ゲリーさんにアカシックのお墨付きをもらったようです。

物件探し．．．２００５年１０月２８日

	先週不動産物件をみてきました。 　テレビ東京系列で放送している「月１０万円で豊かに暮らせる町＆村」という番組で取り上げられたことのある山梨県の藤野というところです。 　不動産家さんによると、番組が放送されたおかげで、普段閑散としているところに客が押しかけたそうです。それでも物件価格は上がっていないと言っていました。テレビで放送されたといっても、家なのでそう簡単にバカスカ売れるというものでもないようです。 　私個人の事情なのですが、将来環境関係の研究所（というほどえらそうなものでもないのですが）を作りたいと思っているので、最低でも３００坪、出来れば５００坪くらいの土地を探しています。藤野の不動産屋さんは２つほど物件があると言うのです。そのうちの一つが左図です。
	坪数は５００坪あります。 　バブル全盛の頃に宅地として山の中腹に造成されたそうです。当初家を８軒程建てて売る予定だったといいます。そのため大きめの井戸が設置してありました。当時そういった土地の造成費用だけでも３５００〜４０００万くらいしたそうです。それがバブルが弾けて、家も建たず業者の荷物置き場と化していました。現在の売値は２０００万円です。 　ところが誰も買わないので、売主さんはいくらでもいいから処分してくれと不動産屋さんに言ってきたそうです。私が訪れる前日に、ここで農作物を育てようと考えた人が見に来たといいます。その人が提示した金額は、なんとたったの８００万円（！）だったそうです。 　その後の経過は聞いていませんが、土地の取得代プラス造成費用で５０００千万くらいは軽く掛かっていると思います。売主さんにとっては、８００万円という金額は涙がチョチョギレル額でしょう。 　左は、その土地から遠くの風景を撮った写真です。 　場所的には、のどかでいいところだと思います。ただ日当たりがあまり良くなさそうです。土地内に段差があるので、私は取得する気はなくなりました。とはいえ８００万円で売れたのかどうか気になるところです。
	左の物件は、土地は６００坪で豪華な家付き物件です。 　風呂などは、大きいうえに総檜造りだといいます。会社の社長さんが社員の保養施設を兼ねて造ったといいます。なるほど豪華そのもので、庭なども見事なもので半端な金額は掛かっていないぞ、というのが一目でわかりました。 　売値ですが、それでもたったの４０００千万円です。 　右側が庭の写真です。単に庭に金を掛けただけでなく、その維持費だけでも相当に額が掛かるんじゃないかと思います。この家の駐車場だけでも４０〜５０坪ほどあります。不動産屋さんが、物件を見る前に車１０台は停められると言っていたので、ほんとかいなと思っていたのですが、本当でした。 　ある人は、３５００万円までだったら出すと言ったそうです。ところが売主さんは絶対に４０００千万以下では売らないと突っぱねたそうです。それまでに掛けた金額は４０００千万を遥かに超えるものであることは一目瞭然です。 　私は正直、売主さんが可哀想になってきました。
	左は、普通の家の物件です。 　不動産屋さんが普通の物件も見てみたらどうですかと勧めてきたので、これも勉強と思い見てみました。 　間取りは４ＤＫで、さらに地下に広い車庫（車２台が余裕で入る）があります（作業場としても充分使えます）。それゆえ土台は鉄骨で頑丈に補強されており、普通の家よりずっと付加価値が高そうです。築１６年ながら、家に人が住んでなかった期間があったとのことで実に綺麗でした。バブルの全盛期に建てたもので、当時４５００万円くらいだったそうです。それが売値が１１００万円です。しかも不動産屋さんによると、値切れば１０００万円くらいになるかもしれないとのことでした。「藤野」駅まで４．６キロ、車で１０分の距離です。不動産屋さんの一押しの物件だというのも頷けます。 　正直なところ、私はこの物件に一番心が動かされてしまいました。現在の家賃を計算すると、買った方が得のような気さえしてきました。広い土地を諦めて、取りあえずここで暮らそうかという思いがチラッと頭をかすめたのでした。 　とはいえこの物件を買ってしまうと資金が減ってしまいます。安易に決めると後で後悔するはめになるかもしれません。 　今回感じたことは、がんばって探せば結構良い物件はありそうだということでした。女性探しは失敗しましたが、物件探しは手ごたえを感じました。 　まだまだ歩き回る必要がありそうです。 （２００５年１０月２８日）

北極海の氷、目本列島３個分が消失！．．．２００５年１０月２３日

　再び浅井さんからの情報です。
　地球環境の変化は、いよいよ抜き差しならぬ段階に入ったということでしょうか。

・・・＜抜粋開始＞・・・

　９月２９日付共同通信によれば、夏場に北極海を覆う氷の面積がこの９月、人工衛星による観測が始まった１９７８年以来最小を記録したことが２８日分かったとのこと。米雪氷データセンターや米航空宇宙局(NASA)などの共同グループが発表した。
　氷が減って海が太陽熱を多く吸収することで、氷の縮小に一層拍車をかける悪循環に突入した恐れが大きいという。グループは「この勢いで氷の縮小が進めば、夏場の氷の消失は２１世紀末よりかなり早い時期に起こる」と警告し、地球温暖化も一因との見方を強めている。
　北極海の氷は９月に最小となり、冬に拡大するサイクルを繰り返す。最小を記録したのは今月２１日で、氷の面積は５３２万平方キロ。これは１９７８−２０００年の夏場の平均より約２０％(約１３０万平方キロ)小さく、日本列島ほぼ３個分が消失した計算だ。世界的な異常気象が一層激しくなる可能性は高い。

・・・＜抜粋終了＞・・・

円安は長期トレンドへ？？？．．．２００５年１０月２２日

　経済ジャーナリストの浅井隆さんから為替に関する情報がきました。
　抜粋します。

・・・＜抜粋開始＞・・・

　円安が止まらない。１０月１３日のニューヨーク外国為替市場では、一時１１５円１０銭と遂に１１５円台に突入した。約２年１ヵ月ぶりの水準である。短期的に見れば、この円安の一番の要因は日米の金利差だ。利上げが続く米国に対して、量的金融緩和が取り沙汰されながらも当分ゼロ金利が続くことは間違いない日本とでは、金利差は拡大する。高い金利の通貨で運用したいと考える向きが円を売ってドルを買うわけである。
　この円安ドル高トレンドは、今年３月１８日に行なわれたロイヤル資産クラブ主催の為替講演会で“為替の神様”ともよばれる若林先生が予測された「今がまさに円高トレンドの転換点だと見ている。そして今から逆に円安トレンドが始まるだろう」という言葉のとおりである。あの時点で若林先生は「今年は１０５円〜１２０円ぐらいの動きに落ち着くと見られる」と話されていたが、今のところまさにこのとおりの展開になりそうだ。では、この円安トレンドはそのあたりでおしまいなのであろうか。若林先生はこの講演会で「２００６年〜２００７年にドルは高値に向けて動くことが考えられる。その高値が、１９９８年につけた１４７円を上回っていれば、完全に長期の円高トレンドは終わったと証明されるだろう」とも話されていた。今年に入っての円安トレンドは今年限りのものではなく、来年、再来年は、更に円安に向かう長期トレンドになるだろうというのだ。
　果たしてそのとおりになるのか。円ドル相場からは目が離せない。

・・・＜抜粋終了＞・・・


　私はこのところの円安をみて、今年３月１８日に浅井さん主催で行われた若林さんの講演会での話を思い出していました。若林さんの本を読んでいるにもかかわらず、わざわざ講演会に行くのは、最新の情報を得るためと、講演会でしか言わない（本に書けない）ことを聞けることがあるからです。私が知りたかったのは、若林さんが自分の予測の信憑性をどこで判断するかでした。若林さんは講演でこう言ったのです。

「５月末の時点で１ドル１１０円以上の円安になっていなければ、私の予測は外れたということです」

　では実際はどうなったのでしょうか。５月末で１１０円に届かなかったのです。１０９円までいったことがあったのですが、押し戻されてしまいました。ですが、本人の弁とはいえ、若林さんの予測が完全に外れたものと見做していいのか、私は悩んでいました。多少の振幅があったとはいえ、若林さんの予測する通りになる可能性は高いと感じていたからです。
　果たして現在、円安になってきました。
　慎重な方は、アメリカ政府が特例として２００５年末までに企業が海外で得た利益をアメリカ国内に戻せば、大幅に税を免除するといった影響で、一時的に企業中心にドル買いが起こっていると考えるかもしれません。その影響は大きいと思いますが、戦後１ドル３６０円から始まり今日まで延々と続いた円高のトレンドが、遂に逆転するという若林さんの主張は正しいかもしれないと私は考え始めています。

　若林さんの予想は、現在のドル高傾向は１，２年のうちに終わり、その後ユーロ高がくるというものです。また円でユーロを買うのは来月（１１月）に１ユーロ１２０円台前半があったら、そこで買うのがベストだと言っています。現在１ユーロ１３８円台なので、来月中に、１２０円台前半はちょっとなさそうですが、私はそろそろ円からユーロへの転換を考えています。

（注）
　これらはあくまでも予測の話で、実際にどうなるかわかりません。私は円からユーロへの転換をしますが、そうすることを訪問者の方々に勧めているのではけっしてありません。あくまでも訪問者の方々への情報提供が目的なので、興味のある方は参考にして下さればというものです。

鳥インフルエンザ大発生へ向け、米政府対応急ぐ！．．．２００５年１０月１４日

　経済ジャーナリストの浅井隆さんから気になる情報が送られてきました。
　鳥インフルエンザ大発生へ向け、米政府に大きな動きがあるようです。一部抜粋して紹介します。

・・・（抜粋開始）・・・

　米ホワイトハウスは、以前からアジアを中心に発生している鳥インフルエンザについて、「そう遠くない将来世界的に大流行するのではないか」という懸念を強めている。その証拠にブッシュ大統領は９月１３日に中国の胡錦濤国家主席との首脳会談で、この問題を主要議題に取り上げたほどだ。
　鳥インフルエンザウイルスは１９９７年香港で人間に感染するウイルスとして出現したが、その後全世界で散発的に発生している。世界保健機構（ＷＨＯ）は２００４年１１月、鳥インフルエンザウイルスが人間から人間への感染を引き起こす非常に危険なウイルスに変異する可能性があるとの重大声明を発表している。つまり、これまでは鳥から人間に感染するというケースはあったが、人間から人間に感染した例はまだみつかっていない。かりに、鳥インフルエンザウイルスが突然変異により人間間で感染するタイプに変わった場合、専門家によれば全世界で５００万人から１億５０００万人の死者がでる恐れがあるという。別の専門家は、最悪の場合、全世界の人口６４億人のうち５億から６億が死亡する可能性もあると指摘している。
　米ホワイトハウスの最重要課題はテロ対策だが、鳥インフルエンザウイルスの大流行はテロリストが生物兵器を使って攻撃したと同じくらいのリスクがあるとして、国家安全保障上の重要な問題であるとの認識を持っている。また、米ホワイトハウスが急にこの問題を取り上げた背景には、人間間で感染するウイルスが発生したことを確認したのではないかと推測される。
　もし、鳥インフルエンザウイルスが世界的に大流行した場合、旅客機による人間の移動や貿易などが極端に制限されて、世界経済が混乱し大恐慌に陥る可能性も否定できない。ホワイトハウスはすでにこの事態を警戒しており、患者の強制隔離だけでなく、患者発生国との旅客機、船舶等の運行停止も検討している模様だ。
　さらにブッシュ大統領は１０月４日、最悪事には軍の出動も含めた緊急対策を計画していることを明らかにした。もし、こうした事態が本当に発生するとすれば、アメリカの住宅バブルや中国の急激な経済成長に支えられている世界経済は急激に衰え、世界的な大恐慌に発展するかもしれない。さらに日本の貿易黒字もほとんどなくなり、税収減により急速に国家破産へと向かう可能性もある。いずれにせよ、今後この問題からは目を離すことはできない。

・・・（抜粋終了）・・・

足裏マッサージ．．．２００５年１０月１０日

　私がマッサージを受けることになるなんて、以前は想像もつきませんでした。マッサージのようなものは金持ちの受けるものという固定観念があったからです。
　最初から話が脱線しますが、私は社会に出て初めて中華料理屋で、１品でなく２品注文したとき、大変な贅沢をしたような気分になりました。例えばラーメンと餃子、チャーハンと野菜スープといった具合です。学生時代は、１回の食事で１品というのが当たり前という感覚だったのです。そんな具合だから当時は自分がタクシーに乗るなんて想像もつきませんでした。同年代の知り合いが別れるときに、「じゃ、俺、タクシーで帰るから」と言ったときに、「こいつはなんて贅沢なんだ！」と憤慨したものです。当時は、こんな金の使い方をするやつは、将来きっと貧乏になるに違いないと思ったものです（実際はその知り合いは、現在は今の私より遥かに金持ちになっています）。
　そんな具合だから自分がマッサージを受けるなんて、想像もしなかったのです。
　マッサージを受けることにしたのは、オーラ・リーディングの元永さんのセッションを受けたことがきっかけです。元永さんは私の足元のエネルギーが低くなっていることを指摘したのです。その解決法として、足のマッサージを受けるように勧められたのです。

　東京八王子市に住む私は、車で３０分ほどの近所にある「多摩テック・クワガーデン」に時々行っています。ここは地下から汲み上げた天然温泉が売りで、高台の見晴らしの良いところに露天風呂があり、私のお気に入りの場所です。そこにマッサージ・コーナーがあったので、そのうち試しに受けてみようと思っていました。
　実際に受けてみるとマッサージ師さんが饒舌で、色々なアドバイスが聞けました。私のような症状は、現代人一般にもよくあるとのことで、参考になると思うのでここで紹介したいと思います。
　値段ですが、足裏マッサージの１回２０分の最短コースで２３１０円でした。これならロクでもないＷＳを１回受けたと考えれば１０回行けます。
　まず驚いたのはマッサージを始める前に、マッサージ師さんにいきなり指摘されたことです。
　「足に冷えが感じられます。冷え性ですか？」
　私は思わず、おおっと唸ってしまいました。元永さんに指摘されたこととバッチリ同じです。マッサージ師さんから色々言われたことを箇条書きにしてみます。


・足先が冷え性のように冷たい。だが元々はそうでなかったはず。

・疲れがとれない、足で流れが止まってしまう。

・頭が疲れている。強い度のネガネをかけたり、目を酷使する仕事をしている人は頭に疲れが溜まる（そういったことが足の指でわかるらしいのです）。眠りが浅くなり夜時々目が覚める。夢を良く見る。

・立ったら立ちっぱなし、座ったら座りっぱなしという現代人に多い仕事形態だとこういう足先の冷えをもたらす。

・歩くだけでも違う。ふくらはぎをポンプのように使う運動をする。一番良いのはプールを歩くこと。テニスは左右対称の動きでないから良くない。偏りが背骨の歪みを作る。テニスをするなら逆の腕の運動もするようにする。

　等々。

　私はこのところ忙しく、以前週に１，２回やっていたテニスもすっかり止めてしまっていました。だから唯一のふくらはぎをポンプのように使う運動をしなくなったので、足のエネルギーの流れが悪くなっていたようです。
　マッサージを受ける前は、気持ちよくて眠ってしまうことがあると聞いていましたが、結構痛かったです（悪いところがある分、痛いんだそうです）。マッサージ師さんはベラベラ喋るし、眠るどころではありませんでした。マッサージ後ですが、明らかに膝から下の足がエネルギーを持っていることが感じられました。その部分からエネルギーを放射している感じなのです。それがマッサージ後２時間くらい続きました。

　私は１日中、コンピューターの画面の前に座って仕事をしています。マッサージ師さんが指摘したように、座ったら座りっぱなしの生活です。また店のレジのように、立ったら立ちっぱなしという仕事をされている方も多いと思います。私と同じように、自覚症状なしで同じ症状を持っている方も多いに違いありません。
　心当たりのある方は、一度足裏マッサージを受けてみることをお勧めします。けっこう、はまるかもしれません。

スティーブ・ジョブス氏の祝辞．．．２００５年１０月６日

　以前から何度もこの「よろず屋寸話」に登場している“かろかろ”さんから、アメリカのコンピューターメーカーであるアップル社の創業者の一人、スティーブ・ジョブス氏の記事を紹介していただきました。
　ジョブス氏がスタンフォード大学でこれから社会に旅立とうとする若者に対して、卒業祝賀スピーチを行ったものです（２００５年６月１２日付）。自分が体験してきたことをふまえ、とても示唆に富む内容です。かろかろさんは「涼風のような」と表現されていましたが、読むとその感じが良くわかります。
　このスピーチは若者に対して行われたものですが、私たちが読んでも感じるところがあると思います。
　ぜひご一読下さい。

http://pla-net.org/blog/archives/2005/07/post_87.html

切断された足を再生させた少年．．．２００５年１０月２日

　私は今、ドランヴァロ・メルクゼデク著の「フラワー・オブ・ライフ」（第２巻）を読んでいるのですが、その中で実に興味深い話があったので紹介したいと思います。
　第１５章「愛と癒し」の中で、カナダの人里離れた森の中で、ドランヴァロ氏が妻と催眠療法を学んでいたときの話です。あるとき、ドランヴァロ氏が鋳鉄製の平鍋をコンロに火にかけたままうっかり忘れてしまい、１５分ほどたって平鍋が真っ赤になってしまっていたのです。その平鍋を妻が何気なく手でつかんでしまったのです。妻は痛みのあまり１メートルほど飛び退き、悲鳴を上げ、ショック状態に陥ってしまったのでした。
　ドランヴァロ氏はどうしていいかわからず、ただひどい火傷を負った妻の手を冷たい流水にさらすばかりでした。そこでふと（今ちょうど勉強中の）催眠療法を使ってみようと考えたのです。まず痛みがきれいに消えることを妻に告げたのです。するとその瞬間、痛みが消えたのです。そこでさらに突っ込んでみることにしました。３つ数えると完全な元の手の状態に戻っていると催眠状態の妻に告げたのです。そして３つ目を数えた瞬間、果たして手は元通りになったのです。
　では次に、１１歳の少年に起こった驚くべき話を本から抜粋して紹介します。

・・・＜ｐ２４０から抜粋＞・・・

それを自分自身の目で見て、私は人生が変わりました。その瞬間、「現実」というものについてこれまで両親や社会から教わってきたことが、ことごとく真実ではなかったのを悟ったのです。体は光であり、それは意識に反応していたのです。体は、その人が本気で信じていることに何でも応えるのです。
　その日のあと、私たちはたくさんの実験をして、あらゆる疑念が晴れました。「現実」とは光、つまり光のようなものであり、密で固いものでなく、意識によってその場に保たれているのです。これは私の人生において、癒しに関する最初の重要なレッスンとなりました。そしてその後何年もかけて、妻の手に起こったことは、この「現実」におけるすべての癒しの場に適用できるのを学びました。たとえば病魔に冒されてほとんど破壊されてしまった臓器でさえも、意識の力だけで健康な状態に回復しうるのです。
　私にはダイアナ・ゲージズという友人がいて、彼女は一時ニューヨーク州のテレビで「未来を見つめる」という番組を担当していました。その番組ではあらゆる種類の劇的な治癒を取材しては放映していました。何年も続いたのですが、最終回が近づいたあるとき、彼女は１１歳の少年に起こった実に驚くべき治癒を取材しました(結局放映はされませんでしたが)。彼女はこの少年の経過を一年余りもビデオに記録し続け、番組の中止が決まった時にはほとんど完成していたのです。
　この少年はまだ幼かった頃にサンショウウオを飼っていました。ご存じのようにサンショウウオの手足や尾は切れてもまた新たに生えてきます。少年の両親はそれがサンショウウオだけに特有の性質で、ヒトはそうではないということを教えていませんでした。教えられていなかったために少年は知らず、ヒトも合めたすべての生き物がみんな同じだと信じたのです。その少年は１０歳のとき、片足を膝の上から失いました。それで彼はどうしたと思いますか？　新しい足を生やしてしまったのです。
　その様子はすべてダイアナのビデオに収められています。最後は、少年が足の指を生やしているところでした。少年は１年ほどかけてそこまでやり遂げたのです。一体、何がそれを可能にしたのでしょう？　すべてはあなたの信念パターンによります。あなたが信じている可能性と、設定している限界に基づくのです。

・・・＜抜粋終了＞・・・

　この少年の話は、我々が今まで常識として教わってきた（信じてきた）ことがいかに嘘で固められてきたということが如実にわかる話です。私は精神世界を学んできて、人間の魂と呼ばれているものが、我々の想像を超えるすばらしい存在であることを（少なくとも観念的には）理解しているつもりでした。ですが人間の肉体の持つ無限の可能性に関しては理解していなかったようです。
　それにしても手足が生えるなんてすごい話です。たしか漫画ドラゴン・ボールのピッコロと呼ばれる神様がそんな芸当が出来る設定でした（私はドラゴン・ボールという漫画が少年少女に圧倒的に支持されたのは、あれに近い話が宇宙の中で本当に起きていて、彼らがそれを無意識に知っていたからじゃないかと密かに考えています）。

　それにしてもダイアナ・ゲージズさんが取材したテープをぜひ見てみたいものです（ですがアメリカで放映されなかったので、日本で見ることは不可能に近いだろうと思うのですが・・・）。

[フォトン・ベルト レポート]　第１７号．．．２００５年９月２８日

　渡邊延朗さんからフォトン・ベルト レポート第１７号が配信されてきました。
　このレポートで渡邊さんは、日本が沈没するかもしれないといった空恐ろしいことを言っています。私としても、さすがに「ほんとかな・・・」という思いがありますが、エリザベス・キュブラー・ロス博士の話題など興味深いレポートですので、紹介させていただきます。

・・・＜転載開始＞・・・

　昨年８月惜しまれつつ享年７８歳で亡くなったエリザベス・キュブラー・ロス博士は精神科医で、「死ぬ瞬間」という世界的なベストセラーとなった本の著者です。死と死の瞬間という分野を開拓した功労者であり、彼女は、１９９９年タイム誌が選んだ２０世紀最大の哲学者・思索者１００人のうちの一人でもありました。
　そのエリザベス・キュブラー・ロス博士が残した名著のひとつといわれる、「人生は廻る輪のように」（１９９８年角川書店刊　上野圭一訳）の中に次のような記述があります。

　『学ぶために地球に送られてきたわたしたちが、学びのテストに合格したとき、卒業がゆるされる。未来の蝶をつつんでいるさなぎのように、たましいを閉じこめている肉体をぬぎ捨てることがゆるされ、ときがくると、わたしたちはたましいを解き放つ。そうなったら、痛みも、恐れも、心配もなくなり・・・・・美しい蝶のように自由に飛翔して、神の家に帰っていく・・・・・・そこではけっしてひとりになることはなく、わたしたちは成長をつづけ、歌い、踊る。愛した人たちのそばにいつもいて、想像を絶するほどの大きな愛につつまれて暮らす。
　幸運にめぐまれれば、わたしは、もう地球にもどつてきて学びなおす必要のないレベルに到達するかもしれないが、悲しいことに、とわの別れを告げようとしているこの世界にたいしてだけは不安を感じている。
　地球全体が苦しみにあえいでいる。地球が生まれてからこのかた、いまほど衰弱した時期はない。あまりにも無思慮な搾取によって、地球は長いあいだ虐待されてきた。』

　『間もなく地球がこの悪行を正す時期がくると、わたしは信じている。人類の所業に報いる大地震、洪水、火山の噴火など、かつてない規模の自然災害が起こるだろう。わたしにはそれがみえる。わが亡霊たちからも、聖書に描かれているような規模の大異変が起こると聞いている。それ以外に、人びとが目ざめる方法はないのか？自然をうやまうことを説き、霊性の必要性を説くためにとはいえ、ほかに道はないのか？

　目には未来の光景が映っているが、わたしのこころはあとに残していく人たちに向けられている。どうか、恐れないでほしい。死が存在しないことを想起さえすれば、恐れる理由はなにもない。恐れることなく自己をみつめ、自己について知ってほしい。そして、いのちを、やりがいのある課題だとみなしてほしい。もっとも困難な選択が最高の選択であり、正義と共鳴し、力と神への洞察をもたらす選択なのだ。』

　『人生に起こるすべての苦難、すべての悪夢、神がくだした罰のようにみえるすべての試練は、実際には神からの贈り物である。それらは成長の機会であり、成長こそがいのちのただひとつの目的なのだ。
　まず自分を癒さなければ世界を癒すことはできない。準備がととのい、それを恐れさえしなければ、その人は自力で霊的体験をすることができる。グルやパパに教わる必要はない。わたしが神と呼ぶ、その同じ本源から生まれたわたしたちはだれでも、神性を賦与されている。
　自己の不死性にたいする知識は、その神性から生まれる。自然に死ぬまで生きなければならない。ひとりで死んでいく人はいない。だれもが想像をこえるほど大きなものに愛されている。だれもが祝福され、みちびかれている。

　人は自分がしたいと思うことしかしない。それを知ることが重要だ。たとえ貧しくても、飢えていても、粗末な家に住んでいても、十全に生きることはできる。地球に生まれてきた者の使命さえはたしていれば、この世で最後の日にも、自己の人生を祝福することができる。
　いちばんむずかしいのは無条件の愛を身につけることだ。死は怖くない。死は人生でもっともすばらしい経験にもなりうる。そうなるかどうかは、その人がどう生きたかにかかっている。
　死はこの形態のいのちからの、痛みも悩みもない別の存在形態への移行にすぎない。愛があれば、どんなことにも耐えられる。どうかもっと多くの人に、もっと多くの愛をあたえようとこころがけてほしい。それがわたしの願いだ。永遠に生きるのは愛だけなのだから。』

　今年６月にまとめた緊急リポート「神の計画２０１２」を執筆中には、この本（「人生は廻る輪のように」）の存在を知りませんでした。だが、すでに緊急リポートをお読み頂いた方はお分かりだと思いますが、私が皆さんに伝えようとしたメッセージそのままを、すでに博士は予見し本にまとめていたということに驚きを禁じえません。

　私が予見しているこれから起きる地球のパラダイムシフトにおいて、最終的には地球の自転は間違いなく止まることになる筈なのです。物理学的、科学的にも地球の自転停止の兆候はすでに現れて始めています。さらに、博士が予見した人類の所業に報いる大地震、洪水、火山の噴火などの、かつてない規模の自然災害はすでに起こりつつあります。（「神の計画２０１２」ですでに報告）
　ほんの一部の方たちがこれから起こる事態を薄々感じ始めてはいますが、９９％は地球上の明日は永遠に続くと信じ込んでいます。いわば、脳死状態だといえます。

　私の日課はアメリカで運営されているアースチェンジスTV
（ECTV　http://www.earthchangestv.com/）というインターネットサイトを四六時中チェックすることです。ここで報告される地球上で起きる出来事は、日々驚くことばかりです。

　たとえば、１０日ほど前にECTVで報告されたモンゴルで起きた出来事は、恐怖を感じます。２７度台だった気温が突然一瞬にして低下、ついには−１０度台となりそのために３０名近くが凍死したと報告されています。原因は不明です。
　さらにこのサイトを連日見ていると、地球全体でいかに天変地異が多発しているのかを実感します。特に世界中で、水害による被害が顕著です。
　日本のメディアがアメリカのハリケーン来襲で騒いでいる間にインド洋上で発生したサイクロン（台風）で、バングラディシュとインドで死者３００名、行方不明者１０００名以上という被害が発生しています。
　
　おそらくこれからは、１日で数千万人の命が奪われる事態の発生も予想されます。そこで皆さんに求められるのは、死を恐れないという意思です。これからの死は魂の進化の過程での死ですので、まったく恐れる必要はないのです。是非、エリザベス・キュブラー・ロス博士のメッセージをを深くかみ締めて頂きたいのです。極言すれば、日本列島全体が沈む日も近いと予想されます。
（現在、「日本沈没」という映画が製作中ですが、これが現実となります。一般大衆向けに映画で、近未来に起きる出来事が予告されるのです）
　その大規模カタストロフィは、２００５年秋からスタートします。

※ 「神の計画２０１２　地球はアセンションする」をお読みになりたい方は、メールして下さい。（Address:photon20121222@gmail.com）


日本のマスコミが伝えない、驚くべき報道をひとつご紹介します。

　日本が総選挙で浮き足立っている時に、アメリカのタイム誌が衝撃的内容の記事を掲載しました。その内容とは、JFケネディ・ジュニアの飛行機事故による死はクリントン夫婦とブッシュ親子が直接関与した暗殺である、というものです。このタイム誌のリポートによると、ＪＦＫジュニアは２０００年の大統領選挙の立候補に意欲を燃やしていたが、それに危惧を抱いたクリントン元大統領、ヒラリー、ブッシュ元大統領、現ブッシュ大統領元検事総長ジャネット・レノ、ＦＢＩ長官、ルイ・フリー、故ローレンス・ロックフェラーらが、彼を暗殺するために、ホワイトハウスのオーバルオフィスでこの暗殺について議論をし、モサド（イスラエルの秘密工作機関）の工作員により暗殺が実行されたというもので、詳細な証言インタビューで記事は構成されています。
　ハリケーン騒ぎでアメリカ国内でもこの記事への注目度は低いようですが、いずれ大スキャンダル化する可能性は極めて高いと思われます。


（最近の動向）

＊株高
　原油高でダブついた資金が、日経平均を押し上げています。日本経済が決して良くなったわけではありません。
　世界の中でも比較的安全なマーケットとして、ダブついた資金が日本へと流れて来ているだけです。
　仮に東京直下地震が発生すれば、兜町は一瞬にして大暴落するでしょう。結局、いま世界中で米国を含め安全な投資先などどこにもなく、デリバティブ投資を行っている投資機関がどんどん潰れ始めています。

＊富の不公平
　ゼロ金利政策で３０兆円近い資金が不良債権のため銀行に廻り、預金者には還元されていませんので一般庶民の懐は厳しくなっています。これまでは勝ち組みだったコンビニも、売り上げをドンドン落とし始めています。中国における景気過熱で鉄鋼などの輸出が増えていて、表向きは好景気に見終えますが、景気の回復などは現在のデフレ政策ではあり得ません。自民党圧勝により大増税が行われ、景気の好転は永遠に不可能になりました。

＊まもなく中国では、社会体制に大異変が起きる筈です。中国共産党からの脱退者が激増中で、基盤そのものが弱体化しつつあります。（これも「神の計画２０１２」で書きました）軍事クーデターが起きる可能性もあります。（最近、アメリカ国防総省・極東担当のVIPと偶然お会いしましたが、アメリカは本気で心配しています。それが伺えました）世界中からの進出企業の投資すべてが、一時的には没収される可能性があります。

＊２度にわたるハリケーンでのアメリカ政府の緊急の支出は、概算で２０兆円にものぼります。財政状態は極度に悪化しますので、これらの資金も日本がむしりとられそうです。イラクからも逃げ出すような状態なので、中東の社会情勢がより不安定になります。先日の日曜日はワシントンで、イラクからの撤兵を要求する５０万人規模のデモがありました。ハリケーンは今後も３〜４個程度、米国を直撃することが予測されます。トータルの被害額は、相当な規模になる筈です。しかも、ハリケーンの来襲は来年以降も激増しますので、アメリカの国家基盤を根底から揺るがします。（太陽活動が、ますます異常になってきています。それが大きな原因の一つです）

＊米国地質研究所の専門家たちが、ハリケーンに続く国家的規模のカタストロフィはカリフォルニア地域の巨大地震だと騒ぎ始めています。この巨大地震も、兆候がすでに出ており間もなく発震する可能性があります。その際には高さ数十メートルの津波が日本を直撃し、日本の海岸部に重大な損害をもたらすことになる筈です。

＊９月１日にＮＨＫで放送した地震に関する番組では、今後日本で起きることが予測される地震（東南海ー南海ー東海ー関東で発生する地震）は、必ず複数で起きると結論づけられていました。歴史的、科学的に見てもこの見解は、きわめて正しいといえます。歴史的にみると過去にまず東南海（和歌山沖）が起こり、たいして時間もおかずに南海が起きています。場合によっては、東南海が発生後数時間で南海地震が起こることがあり得ます。この２つの地震がもたらす津波により、まず大阪市全体がニューオーリンズと同じような水害により壊滅します。その場合には、死者は１万人近くにのぼることがすでに日本政府によって予測発表されています。その後続いて東海地震が発生し、それが引き金となって関東大地震（東京直下）が発生するものと予測されます。（２箇所の震源域が、同一プレート上にあるためです）

＊東京直下が発生した際には、最近の調査で関東平野の地下に巨大な窪みがあることが発見されていますので、２３区全体あるいは一部が陥没する可能性があります。そこに東京湾からの海水が流れ込むと、東京の中心部に巨大な湖が出現することになります。悪夢のような出来事となりますが、現実となる可能性が極めて高いと予想されます。（専門家はわかっていながら沈黙しています）

　このような一連の動きは、今年の１０月から２００６年あるいは２００７年に向けて活発化してゆきます。

・・・＜転載終了＞・・・

『フラワー・オブ・ライフ』（第２巻）．．．２００５年９月１９日

　ついに出ました。待望の第２巻です。
　思えばナチュラル・スピリット社のホームページに２００４年１１月発売と書かれているのを見て以来、何度本屋に探しにいったことでしょう。初版発刊が８月２６日となっているので、実に９ヶ月も待たされたことになります。
　最近は『フラワー・オブ・ライフ』の発売を全く忘れてしまっていたのですが、偶然（東京、神田の）本屋でいつものように精神世界の本を物色しているときに、平積みにされているのを発見しました。思わず「おおっ！」と声を上げてしまいました。
　内容は、とにかくすばらしいの一言です。まだ全部読んでいませんが、１８章「次元のシフト」にアセンションに関する（驚くほど具体的な）記述があり、非常に興味深く読みました（これに関しては近いうちに記事を書こうと思っています）。マカバ瞑想に興味がない方でも、精神世界に興味がある方には、ぜひ読んでほしい本です。

『911 ボーイングを捜せ』．．．２００５年９月１９日

　当ホームページの掲示板（１６１６番）に八咫烏さんが、『911 ボーイングを捜せ』のビデオ（ＤＶＤ）を紹介されています。
　私もさっそく注文してみました。昨日送られてきたのでさっそく見てみました。

　９．１１のアメリカの同時多発テロが起こったときの私の記事（「時事問題２００１年〜２００２年」の下の方の部分）を見てもらえばわかるのですが、私はテロが起こった当初からアメリカ政府及び世界中のマスコミが発表するオサマ・ビンラディンとかアルカイーダというテロ組織の犯行だという説に疑問を呈してきました（はっきり言えばアメリカ政府の自作自演だと言いたかったのです）。しかしながら当時は、あくまでも状況証拠しかなく、具体的な証拠がなかったのです。そして私は、いずれ間違いなく具体的証拠が出てくるだろうと確信していました。

　この『911 ボーイングを捜せ』は、その有力な証拠の一つだと思います。
　事のきっかけはアメリカの「Ｔｈｅ　Ｐｏｗｅｒ　Ｈｏｕｒ］という小さなラジオ局のキャスタ−をしているデイヴ・ヴォンクライスという人が、フランス人の運営するサイトでペンタゴンに突っ込んだのは民間旅客機ではなかったという意見に反論しようと調査を始めたことです。ところが調査をしてみるとフランス人の言うことが間違っていないどころか、アメリカ政府の公式発表と明らかに矛盾する証拠や証言が集まってきたのです。そういった情報や証言を集めたのが、この『911 ボーイングを捜せ』ビデオ（ＤＶＤ）です。このホームページを訪問される方で、政府やマスコミが発表する９．１１テロはイスラム過激テロ組織の犯行だという説に、（多少なりとも）疑問を抱いている方々にぜひ見ていただきたいと思います。

　八咫烏さんが紹介されている申し込み方法をここに転載します。

　・・・＜転載開始＞・・・

http://www.wa3w.com/911/
日本語版、遂に完成！
『911 ボーイングを捜せ』のビデオが完成しました。
お申し込みは下記の通りです。
郵便振替：００１８０−７−６６６３１８　ハーモニクスプロダクション
＊通信欄に『９１１　ボーイングを捜せ』とお書きください。
ビデオかDVDか、本数も忘れずにお書き添え下さい。

１本につき2,500円のカンパをお願いしています。
ガイドブック（840円）とのセットは3,000円です。「911セット（ビデオまたはDVD）」
と書いてお申し込み下さい。

日本語の個人による解説サイト「消えたボーイング旅客機」
http://helicopt.hp.infoseek.co.jp/pentagon04.html

　・・・＜転載終了＞・・・

　上記に紹介されているサイトで大まかなことはわかりますが、やはりビデオを見ていただきたいと私は思います。２機のボーイング型飛行機がワールド・トレードセンタービルに突っ込む直前に謎の閃光を発するのですが、これがビデオだと克明に再現されていて非常によくわかります（この飛行機がアメリカン・エアラインのような民間旅客機でなかったことの明白な証拠です。ビルに突っ込む直前に内部燃料に点火する発火装置が作動したものと思われます）。

　ビデオの冒頭で紹介される、一文を掲載します。


　・・・＜掲載開始＞・・・

「これからお見せする情報は、大変重要なものです。私達は結論を出しませんが、証拠だけをお見せして、後は見た方の判断に委ねます。
　これからお見せする映像は、２００１年９月１１日に起こった出来事を報道したアメリカの大手テレビ局のものであることをお断りしておきます。これらの映像の使用許可を得るため、私達はテレビ局と交渉しました。しかしほとんどの場合、その使用許可を得ることが出来ませんでした。それでこのドキュメンタリーの公開をいったん躊躇しましたが、慎重に熟慮した結果、アメリカだけでなく全世界の安全保障の為にもこの情報をアメリカ国民と世界中の人々に隠してはおけないと考えました。」

　・・・＜掲載終了＞・・・

　このビデオの日本語訳の話を進められたのは、きくちゆみさんです。
　以前当ホームページでデニス・クシニッチ氏という民主党の大統領候補の本を紹介したことがあったのですが、きくちさんはその著者です。たいへん良い仕事をされている方のようです。

Amazonの怪しげな行動．．．２００５年９月１６日、２０日

　以前から情報をいただいているraoyaさんから、以下のような気になるメールがきたので紹介したいと思います。
　私が郵政民営化問題に関連して紹介した関岡英之氏の著書『拒否できない日本』（文春新書）という本に対し、ネットによる書籍販売の大手Amazonが妙な対応をしているようです。朝日新聞の書籍ランキングにベストセラーになったにもかかわらず、漫画という理由で掲載されなかった『マンガ嫌韓流』を思い出させます（朝日新聞は、『マンガ嫌韓流』の広告の掲載を拒否したという話もあります）。

　・・・＜メール転載開始＞・・・

　本山さん、こんにちは。以前＊＊＊というところの話をメールさせていただいたraoyaです。


　先日、サイトで、関岡英之『拒否できない日本』について触れていらっしゃいましたね。この本のことで、ちょっと気づいたことがありましたので、ネタの一つにでもなればと思いお知らせします。

　・・・（略）・・・

　巷では「せどり」なる呼び方をされていますが、古書店で安く仕入れた本や手持ちの本などをネット上（具体的にはAmazonのマーケットプレイスという制度を利用）で売ってサヤを抜くという行為が広まっており、私もそれを半ば趣味でやっています。
　やっているうちに、実は、古書だけでなく、新刊本であってもAmazonで在庫切れになっている本は高く売れる可能性があることに気づきました。

　その「在庫切れで高く売れる本」の中にこの「拒否できない日本」が当てはまります。
　この本は、都心の丸善・三省堂のような大手書店では必ず在庫があり買えるのですが、Amazonではずっと在庫を持っていません。ためしに私が一冊マーケットプレイスに出品したところ、なんと定価の３倍の値段をつけたにもかかわらず売れました。その後も私はこの本をこの方法で一ヶ月くらいの間に４冊売りました。

　このことで、おかしなことが２つあります。
　まず、Amazonがこの本を仕入れないことです。Amazonはマーケットプレイスでの売上実績データを掌握しているはずなので、仕入れれば売れる確度が高いことはわかるはずなのに、仕入れる気配がありません。

　次に、定価の３倍でも買う人が何人もいるということです。このことは、それだけ興味をそそる本であるというのもあると思いますが、置いてある書店がやはり限られているということが確かにあるのだと思います。卸の一部にこの本を止めているところでもあるのでしょうか。（ちなみに、購入者は必ずしも地方の方ばかりではありませんでした）

　なんか、陰謀めいていませんか？

　・・・（略）・・・

　・・・＜メール転載終了＞・・・

　−−＜追加記事＞−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

　前回紹介したraoyaさんからさらに追加情報がきたので、紹介します（２通分を編集してあります）。

　・・・＜メール転載開始＞・・・

　本山さん、こんにちは。raoyaです。

　ホームページで紹介していただいたのを拝見しました。
　で、まことにタイミングが悪かったのですが、掲載いただいたのと前後してAmazonもようやく思い腰を上げて自社で在庫を持ち取り扱い始めたようです。まさか衆議院選の結果が出て晴れて解禁となり（本業の利潤のために）あわてて仕入れた、なんていうことはないでしょうかね…。

　売り上げランキングも先のメールと比較していただければ驚きですが、先ほどアクセスしたらなんと「18位」ですよ。いかにAmazonが在庫を持たないということにより結果として意図的にランキング操作をしていたかがわかります。

　そのおかげか、発送可能時期の表示が最初は「通常2〜3日以内に発送します。」となっていたのが先ほどアクセスしたら「通常4〜6週間以内に発送します。」に変わっていました。それだけ関心をもたれている本だということがわかります。

　でも、今更これを読んで先日の投票行動を悔やんでも後の祭り。さすがアメリカ、官民一体となって国策で日本を絡めとっていますね。

　＊　＊　＊　＊　＊

　raoyaです。早速のご返信ありがとうございます。
　「タイミングが…」というのは、もうちょっと早くお伝えしていれば本山さんの紹介記事を読まれた方がご自身で「意図的な品切れ状態」を確認できただろうにな、という方の意味で書きました。
　先週になってAmazonが在庫を入れたという事実は大変興味深いと思いますので、またとりあげていただいてかまいません。

　Amazonもさすがにランキングが１０位以内に入ってくると（嫌韓流のランキング一位を一時期隠した）asahi.comなどで紹介されて話題になってしまう恐れがあるので、再度隠蔽にかかっているのかもしれませんね。今後の動向も要チェックであると考えています。

　・・・＜メール転載終了＞・・・

　私がよく訪問する副島隆彦氏の掲示板でも『拒否できない日本』に対するAmazonの妙な対応についての話が（副島氏の弟子さん達によって）書き込まれています。
　上記メールにあるように、Amazonは明らかに対応を変えてきたわけですが、今日ある方から面白い話を聞きました。
　その方は、たまたまその方の友人がAmazonにいるというので、妙な対応の理由を友人にメールで聞いてみたそうです。するとなんとAmazon自身が、後日その理由を発表するという返信メールが返ってきたそうです。

　どんな発表をするのでしょうか？

　まさか９月１１日の衆議院選挙の前に、『拒否できない日本』が国民に広く読まれたら自民党の票が減る可能性があるので仕入れませんでした、などとは口が裂けても言えないはずです。おそらく何かの手違い（事務的ミス）で仕入れに支障がでたとでも発表するのではないかと思います。

選挙結果．．．２００５年９月１２日

今度の衆議院選挙の結果は、私の想像を超えていました。
　確かに事前に与党が圧倒的に有利という報道が多くされていましたが、当のマスコミ自身がこれほどの結果を予想していなかったようです。私が常々述べてきた郵政民営化の真の狙いという話を知らなくても、増税の話はこれまで随分マスコミを賑わせてきました。まさしく与党は増税路線をひた走っており、今度予想（予定）されている増税は年収７００万円のサラリーマン家庭で、あらたに年４０万円もの増額になります。さらに消費税も２桁はもちろんのこと、段階的に１９％まで上げるといった議論がなされています。ちなみに消費税が１９％になると４人家族で年間１０９万７６００円の新たな増税となります（詳しい話は『重税国家　日本の奈落』（副島隆彦著、祥伝社）を読んで下さい）。普通に考えるなら、これほどの増税路線を突っ走っている政権を、国民が圧倒的に支持するということは（少なくとも私には）信じられないことです（日本国民は大増税を受け入れる気になったということでしょうか？）。

　テレビ各局が選挙速報を報道している１１日の夜、自民党の圧倒的勝利の感想を聞かれた亀井静香氏は、憤懣やるかたない表情で、「国民は完全にマスコミにマインドコントロールされてしまった」と声を荒げて言っていました。それを聞いていた番組の司会者やコメンテーターが一様に黙りこくってしまったのが印象的でした。確かに今回の小泉政権の選挙戦術は見事なものでした。ＩＱの低い層をターゲットにして、政策の中身を問わず「改革に賛成か反対か」といったワンフレーズで訴える作戦でした。圧倒的多数の日本人は、郵政民営化の内容や意味を深く考えることもなく、“改革を推進している雰囲気”の自民党にどっと流れていってしまったようです。増田俊男氏は自身のホームページで以下のように述べています。

「事実を知れば国民の誰しも構造改革にも郵政民営化にも反対するはずです。」

　私もそうだと思います。しかしながら大多数の国民は事実を知ろうとする努力をしなかったのです。そしてそれが結局のところ民意なのだと思います。少なくとも日本の行政は、アメリカの大統領選挙のように、票箱を海に捨てたり、電子投票にして票数の書き換えを行うような悪質な行為はしていないと思います。だとすれば良かれ悪しかれ、国民の判断は郵政民営化を圧倒的に支持したということになります。間違いなく数年以内（もう少し早いかもしれませんが）国民が、「こんなはずじゃなかった！」と思う事態が起こってくると思います。しかしそのときはもう遅いのです（我々が政治に参加できるのは選挙しかないからです）。自公に衆議院の３分の２を超える票を与えてしまった以上、参議院の歯止めはなくなりました。政府与党は衆議院の３分の２の議席を占めたことで参議院の存在を全く気にせず、法案の成立が可能となったからです。これから与党は思う存分、増税はもちろんのこと、郵貯・簡保の解体と売り渡しを行うことでしょう。

　選挙前、私は民主党が勝ったら、その後の日本がどうなるかと考えていたのですが、さっぱり読めませんでした。ですが自公が圧倒的勝利を収めたことで、今後日本で何が起きるか、ある程度見通しがつけられる気がします。私にこれから出来ることは、今後襲ってくる受難を多少なりとも予測して情報提供することかな、という気がしています。

選挙．．．２００５年９月９日

　衆議院解散直後の世論調査では、小泉内閣が高い支持率を得ていると各大手新聞が一斉に報道しましたが、このところさすがにその勢いにも陰りが出てきたようです。
　ニュースの解説員が、「解散直後の熱狂が冷めて、無党派層が具体的な政策に目を向け始めた証し」と説明していましたが、年金問題に焦点を当てた民主党の訴えが人々に届きはじめたということでしょうか。とはいえ民主党が少々盛り返したといっても、（新聞報道によれば）自民・公明で安定多数を越す勢いであり（あるメディアは自公あわせて３００議席に近いと言っているくらいです）、圧倒的に与党有利の状況は変わっていないようです。
　ここで念のために断わっておきたいのですが、私は民主党支持というわけではありません。岡田党首の中国べったりの国会答弁を聞いていて、げんなりした一人です。個人的には（自民・公明が進めている現在の）郵政民営化法案に反対の立場なので、反対議員が結成した新党日本や国民新党を応援しようと考えています。あるいは小泉首相の選挙区である神奈川１１区から立候補した天木直人氏（『さらば外務省！』（講談社）を読んで私は、すっかりこの人のファンになってしまいました）を応援したいと思っていました。天木氏は、外務省（駐レバノン大使）にいながらイラクへの自衛隊派遣に反対して、ただ一人小泉首相に自分の信念を綴った意見具申を行い、それが原因で外務省を首になったという気骨のある人物です。外務省のような特権階級にいる場合、これまで築いてきた地位を失うことを恐れて、目の前の不正を見逃すというのが一般的な行動パターンだと思います。ですが（伏魔殿といわれた外務省において）天木氏のように、自分の職を投げ捨ててでも信念の主張をする人物がいるというのは新鮮な驚きでした。

　とはいえ天木氏はもちろんのこと、私の選挙区には新党の立候補者がいません。結局消去法で民主党にいれれことになるかな、と考えています。

　さて前述したように、以前何度か私は郵政民営化の真の狙いは、郵貯・簡保の資金をアメリカ（国際金融資本）に差し出すことだという記事を書いてきました。
　その具体的証拠としてアメリカ政府の公文書として発表されている「年次改革要望書」の存在を挙げてきました。この「年次改革要望書」は関岡英之氏の『拒否できない日本』（文春新書）で（ごく一部の国民に）知られるようになったのですが、当然ながら大手のマスコミは「年次改革要望書」の存在すら一切国民に知らせようとしません（私がこれまで何度も日本のマスコミは悪質だと言ってきたのは、こういう点です。刺客だのホリエモンなどといった実に下らない話題を垂れ流してきたのは、国民に真実を悟られないための目くらましと言われてもしかたがないと思います）。
　その関岡英之氏が今回の郵政民営化に関して書いた文章があります。森田実氏のホームページに掲載されたものです。非常に参考になるので、紹介します。

2005年森田実政治日誌［309］

　この「年次改革要望書」を国会で始めて取り上げたのは共産党の大門美紀史（だいもんみきし）議員です。次にアメリカが郵貯・簡保の資金をどのように使いたいかを国会で取り上げたのは民主党の五十嵐文彦議員です。
　今国民が政府に改革を一番望んでいるのは年金の問題だということですが、五十嵐議員によると、なんとアメリカの年金問題を解決するために郵貯・簡保の資金の使おうとしているのではないかというのです。これが事実だとすると、なんとも皮肉な話です。日本国民は年金問題の解決を願い、小泉政権はアメリカの年金問題を解決するために郵政民営化を強行していることになります。
　それ以外にもアメリカが郵貯・簡保の資金を狙うのは、アジアの銀行を買い占める資金にするという憶測もあるし、日本国債を売り叩いて恐慌を起こして、優良な日本企業を買い占めるためということも考えられます。どちらにしても郵貯・簡保が民営化され外資が株の５１％以上を握るという事態が生じたら、日本は地獄を見ることになるだろうと思います。

　次に紹介するのは、経済評論家の吉永兼一氏の文章です。
　この文章はアメリカの年金制度の抱える問題について書かれたものです。これを読むと五十嵐議員の国会質問の内容が、実にリアルなものとして写ってきます。


・・・＜引用開始＞・・・

福祉も年金の自己責任で？

　最近の日経新聞で元大蔵官僚の森信茂樹氏がブッシュの進める「オーナーシップ社会」の建設をわかりやすく説明している。ひとことでいえば「近代国家が自らの仕事として取り込んできた年金・医療などについて、国家の関与を最小限にとどめ、個人のイニシアチブと自己責任に委ねる方向で制度を再設計するということ」であるという。国が社会保障を手厚くすれば「依存心や負担を高め、社会の活力を失ってしまう」（森信氏）というような危機感が米国には健在だということだ。
　同氏の指摘や米国の統計によれば、米国の公的年金は、７６００万人に上るベビーブーマーの給付が始まる２０１０年ごろから悪化し、２０２０年には給付額が社会保障税収額を上回って赤字に転落、積立金が尽きる２０５０年からは全額給付ができなくなるというのが米国の議会予算局（ＣＢＯ）の予測である、という。これはボストン大学経済学部長のコトリコフ教授らの世代会計の研究が進み、政府に警告している点が大きいが、日本ではまだ同氏の訳本がやっと出たくらいで世代会計は学問的にも相当な遅れをとっている。
　年金制度が破たんに直面している日本でも同じだが、米国のように世代間の所得移転（若者から老人へ）をベースとする短期的な「賦課方式」から、その人自身が年金などの貯えを子供ように大切に育ててゆく「積み立て方式」へのシステムの移行と切り替えには、深刻な問題点がある。それは、森信氏がいっているように「移行期の勤労世代（現在３０−５０代の勤労層が代表的）が賦課方式で高齢者世代の負担を負いつつ、自らの積み立ても行うという二重の負担が生じることである」ということである。つまり、現役勤労者や若者が自分の分も現在の老人の分も両方とも負担するということだ。これは全世界的に言えることで、ブッシュは果敢にもこれをすべて公債（日本や将来の米国の世代がツケを払わされそうだが）で資金調達する計画があるということだ。

米国の年金のツケまで日本が負担？

　そんな記事を目にしたあと、私は６月３日の郵政民営化に関する特別委員会の議事録を見てがく然とした。民主党の五十嵐文彦議員が「ブッシュ政権は今、オーナーシップ社会というのをつくろうとしているんですが、お人好しにも日本がそのお金を出そうとしていないですか」という大胆な質問を閣僚にぶつけたのだ。
　同議員はこう追及している。「オーナーシップ社会は年金の民営化です。つまり、賦課方式から積立方式に一部個人勘定というのを導入して、これを積立制度に変えようとしているわけです。今の賦課制度から積立制度に変える移行期になりますと、賦課方式の負担と自分の今後の積立分と、二重の負担が生じます。したがって、かなり負担が重くなるということで、これを米政府は全額国債で賄う方針を打ち出しています。その額は２００９年度から１５年度で１兆ドル、大変な額になっているんですね。実は、このファイナンスをジャパン・マネーでしようとしているんじゃないか。これが私に見えてきた姿なんですよ」
　アメリカの国債は、私の試算によると約７４兆円だと思いますけれども、これも全然減らないまま塩漬けにされている。こんなバカをことをやっているのは日本だけです。ドルをそのままアメリカ国債を買うというという形にして塩漬けにしているのは我が国だけじゃないですか」
　「アメリカは、２００３，４，５年の年次改革要望書でわが国の郵政民営化を求め続けております。２００４年の９月２１日の日米首脳会談では、ブッシュ大統領が『郵政民営化の進展はどうなっていますか』と異例の発言をされております」−−
　このように次々と畳み掛けて、中途半端な郵政改革を急ぐ一方で、親分の米国からまた金を引き出されはしないか。もう一度、大きなマネー敗戦を迎えるリスクはないかを突いているのだ。

・・・＜引用終了＞・・・

　他にも郵政民営化の本質をしっかり見抜いている（と私が思っている）西尾幹二という知識人がいます。
　この記事も参考になるので、紹介します。

http://nishio.main.jp/blog/archives/2005/09/post_215.html

ニューオリンズの悲劇．．．２００５年９月４日

　当掲示板の（１５９１番）で、八咫烏さんが紹介されている「暗いニュース」を読んでいて、『「自己責任論」の背後にうごめく人種差別』という記事に、さすがにこれはひどいな、という思いがあり紹介します。この記事はアメリカ史上最大の被害をもたらしたハリケーン・カトリーナに襲われたルイジアナ州ニューオリンズ市の被害に対して書かれたものです。
　その前に、まず９月３日の日経新聞の記事、「死者数なぜ拡大？　車ない貧困層取り残される」を紹介します。

・・・＜抜粋開始＞・・・

　同市の人口は約５０万人で「そのうち３分の２が黒人、４分の１以上は貧困層」（ニューヨーク・タイムズ紙）。貧困層の比率（３人家族の場合で年間所得約１万５千ドル未満）は全米平均の１２．７％（２００４年）に比べて高い水準にある。
　市長は２７日には避難準備勧告を出していた。しかし、自家用車を持たない貧困層の市民にとって「車にガソリンを入れておくこと」といった勧告自体が無意味。堤防決壊後まで現地に残った日本の総領事館職員の情報によると「市当局は少なくとも３１日まで退避を呼びかけていた」とされるが、最終的には１０万人程度の市民が取り残される結果となった。

・・・＜抜粋終了＞・・・

　このように車を持たない貧困層にとって、避難勧告自体が無意味なのです。電車のような公共の交通機関がくまなく発達している日本の都市と違い、アメリカでは自家用車以外で郊外に逃れるすべはないからです。
　ここで「暗いニュース」の記事を紹介します。

・・・＜抜粋開始＞・・・

「自己責任論」の背後にうごめく人種差別

　被災地の救援対応を担当する米連邦緊急事態管理局（FEMA）のマイケル・ブラウン長官は、「避難命令は出したんだから、（自分の意思で）残った住民は自己責任を自覚すべきだ」とCNNテレビで発言した。

・・・＜抜粋終了＞・・・

　この記事は、ニューオリンズ市の３分の２が黒人であり、こういった発言の背後に人種差別があると指摘したものです。ですが、米連邦緊急事態管理局（FEMA）は政府の行政機関であり、白人であれ黒人であれ、市民を救助するのに全力を尽くすべき立場にあることに変わりはないはずです。マイケル・ブラウン長官の発言は、黒人層（貧困層）見捨てた行政側の責任を追及されることを意識したものに違いありません。
　以前日本の男女３人がイラクで武装組織に捕まったとき、「自己責任論」が日本政府から出てきたことがありました。あのときはイラクに行くことは命の危険があることは誰でも知っており、（色々な政治的思惑があっても）自己責任を政府が言い出しても仕方のない一面がありました。しかし今回のニューオリンズ市のケースでは、全く事情が違います。自家用車を持もたず非難できない市民に、「自己責任」など存在しません。そこにあるのは、行政側の怠慢と、悲劇が起こったあとの保身のための行政側の見苦しい言い訳でしかありません。
　よく日本の行政（役人）のひどさが話題になりますが、アメリカの行政の腐敗ぶりは日本の比ではないのではないかという気がしてきました。

　＊　＊　＊　＊　＊

　「暗いニュース」に「金持ち天国アメリカ：企業CEOの平均年収は一般労働者の431倍」という記事も出ていますが、アメリカの大きな病巣は、極端な貧富の格差です。富める者はますます富んで、貧しい者はますます貧しくなるという現象は、今後ますますアメリカでは進んでいくものと思われます。
　話は変わるのですが、今回のニューオリンズ市を見ていて、貧富の格差がこれほど進んでいなければ、このような（人災ともいえる）悲劇は起こらなかったのではないかと思うのです。
　思えば日本は中流意識が８割に達したほどの健全な時期がありました。その日本で、今は急速に貧富の差が拡大しているようです。この日本の中産階級が中心の社会構造を、外圧によって無理やりに弱肉強食の社会に作り変えようとした動きがありました。９０年代の橋本政権から始まった金融自由化（ビッグバン）とかグローバリズムといった自由化の動きです。橋本政権は、アメリカからの強烈なプレッシャーに押し切られたという側面がありますが、現小泉政権は、積極的に日本をアメリカ型競争社会に造り替えようとする意図があります。具体的には竹中大臣が中心となって、日本の企業群をアメリカの企業群の支配下に入るような法律の整備をしてきましたが、今回は郵貯・簡保の資金をアメリカのコントロール下に置こうと画策しています。
　来週の衆議院選挙で新聞が報道しているように自民、公明で安定多数を得れば、この流れは決定的なものになると思います。私としては、このことを日本人が充分に理解して投票してほしいと願うのみです。

ダイエットなんか、簡単．．．２００５年８月２２日

　以前入っていた地元のテニスクラブに、“姫”とあだ名された美しい女性がいました。
　背は女性にしてはすらりと高く、体型は痩せ型で、ちょっと華奢な感じの女性でした。私が驚いたのは、テニスの後の飲み会で、出された料理を目の前にして、その“姫”がつぶやいた一言でした。

「ダイエットしなきゃいけないんだけどなあ・・・」

　びっくりした私は、

「逆でしょう〜。そんなに痩せているんだから、もっと太るべきなんじゃないの〜」

　と思わず言ったのでした。この私の意見は、“姫”を取り囲んでいた男性全員が同意した表情で聞いていました。すると“姫”は、「外からは見えないけど、この辺に余分な肉が付いているの」と言って、自分のわき腹あたりを指差したのでした。
　こういった女性の感覚は、男の理解を超えているところがある気がします。女性の体重に対する関心（というか執着心）は男の目からみて異常なものがあると思うのです。今までの私のつたない経験から言っても、女性と体重の話題をする場合は、極めて慎重にする必要があると感じます。私は、久々に会った女性に「少し太ったね」などとは（実際にそう思っても）絶対に言わないようにしています。どうしても言いたくなったときは、「ちょっとたくましくなったね」と言おうと思っていました。でもある女性に聞いたら、「たくましくなった」と言われてもちっとも嬉しくないどころが、けっこうそれで傷つくそうです。それを聞いて「ふくよかになった」と言い換えようかと思いますが、それも言わないほうがいいような気がしています。

　これも体重を気にするある女性との会話ですが、私がテニスをしなくなって体重が２Ｋｇほど増えたと言ったときです。その女性は、

「２Ｋなんて体重計の誤差の範囲よ。誤差！、誤差！」

と言い張るのです。その女性は２，３Ｋｇ体重が増えた場合は、体重計の誤差だと決めているようです。ですが、もし仮に２，３Ｋｇ減ったときは、その女性は絶対に「よっしゃあ〜！」と叫んで、ガッツポーズを取るに違いないのです。

　＊　＊　＊　＊　＊

　私は身長は１８０ｃｍ程度ですが、体重は２、３ヶ月前は６４Ｋｇ程度でした。世間の一般常識から言えば痩せすぎですが、私的には自分のベスト体重は５４〜５６Ｋｇ程度と思っています。１０代後半からずっとその体重だったからです。その後ビールを飲むようになったせいか、腹の周りだけが膨らんできて６０Ｋを超えるようになってしまいました（要するにビール腹というやつです）。さらに最近は、忙しくて運動もしなくなったせいか、６４Ｋという私の人生で最大の体重になってしまいました。とはいえダイエットすべき体重でもないので何もする気もなかったのですが、腹の周りに付いた中性脂肪は取りたいなと思っていました。
　３ヶ月ほど前でしょうか、このホームページで不食が話題になったことがありました。その際私は、ジャスムヒーンさんの言葉や、現代人の体の不調の主な原因の一つは食べ過ぎにあるという説に納得したので、自分の食を減らそうと考えました。１日３食の食事を２食に減らしてみました。また２回となった食事も食べ過ぎないように注意していましたが、ちょうど夏ばての季節で、食事の量を減らすという試みは順調に推移していきました。
　すると見事に体重がスルスルと減ってきたのです。この２，３ヶ月で４Ｋほど減って、いまでは５９Ｋ台から６０Ｋというあたりです。腹の周りも随分スリムになった気がして、測ってみたら、なんと５ｃｍもウェストが細くなっていました。ダイエットしようという気はなかったのに、結果的にダイエットになってしまっていたのです。
　世の中には、ダイエットに関する情報があふれていますが、私にはなぜそんなにダイエットに夢中になるのか理解できないところがあります。結局のところ、食事によって体に入ったエネルギーと、運動等で消費するエネルギーのバランスの問題に尽きると思うのです。消費する以上に食べてしまうから、余分な分が体に蓄積されるだけで、ダイエットと称して怪しげな物を食べたり、いかがわしい薬を飲む必要なんて全くないと思うのです。

　こんなこと（ダイエットは簡単だなんてこと）を書いたら女性から総スカンをくうかもしれませんが、私はもう、うらぶれおじさんだから別にいいです。ですが、体重を減らしたい方で、多少私の体験に興味を持たれた方は、３食の食事を２食に減らしてみることをお勧めします。もちろん残りの２食で減った分を取り戻そうと、より多く食べてしまうのは意味がありませんので。
　１食減らしたのですが、始めて２〜３日は、その時間になると腹が減ったという感覚があります。ですが、ずっと続けていると不思議なものでその時間になっても空腹感がなくなるのです。体がそういうものだと思い込んでしまうようで、２食にすると２食に対応した体になってしまうようです。
　高価なダイエット食品を買ったりするよりはずっと簡単で手軽な方法だと思うのですが・・・

郵政民営化（３）．．．２００５年８月１８日

　掲示板（１５３４番）でAkiraさんが船橋さんに質問されたことは、今回の郵政民営化騒動の本質を見事に突いていると思います。

　完全に政府の御用宣伝機関と化した大手マスコミ（ＮＨＫを除く）が、絶対に国民に知られてほしくないことは、小泉首相と竹中大臣が進める郵政民営化の“真の狙い”です。官から民へとか、小さな政府、無駄な公共事業削減といったことは、真の目的を国民に悟られない為の目くらましでしかありません。真の目的は、戦後の日本の繁栄を築いてきた人達が、額に汗してコツコツ貯めた郵貯・簡保の３３０兆円もの最後のタネ銭をアメリカ（というより世界を牛耳る金融資本）に差し出すことです。
　だからこそ分社化が必要なのです。
　郵政三事業を４つの会社（窓口会社、郵便会社の特殊会社と、郵便貯金銀行と郵便保険会社の２つの商法会社）に分社化するというのは、切り分けてアメリカがほしい郵貯銀行と簡保銀行だけを差し出すという意味です。過疎地や山間僻地でもサービスを提供している郵便局の窓口業務は、民営化された後で経営が負担になることは目に見えています。また政府の後ろ盾を失った郵便会社は、クロネコヤマトやペリカン便などの民間宅配業者と今後厳しい競争を強いられるのも明らかです。つまりアメリカは、窓口会社や郵便会社など不要なものは要らないのです。分社化はアメリカによる日本への指導書である「年次改革要望書」にはっきり書かれています。

　次に副島氏が提案している郵貯・簡保の金を外資に乗っ取られないようにする為の２点の法案修正条項です。

�@　外資（外国会社）による『郵便貯金銀行』の株式の保有は、２０％以下しか出来ない。
�A　持ち株会社（ホールディング・カンパニー）である『日本郵政株式会社』は、外国債券（外債、つまり米国債のこと）を保有資産の２０％を超えて購入し保有してはならない。

　この修正条項は、郵貯・簡保の資金を日本の為に使うことになるので、私自身もこの２点が盛り込まれるなら郵政民営化に賛成です。ですがこの２点の条項があると小泉首相と竹中大臣の真の狙いである郵貯・簡保資金の外資乗っ取りが実現しません。だからこそ小泉首相と竹中大臣は国会審議中に、「法案の修正には一切応じない」と頑迷に言い続けたのです。彼らの真意、ここに極まれりといったところです。
　おそらくこの２点の修正が行われていたら、郵政民営化法案は衆議院はもちろんのこと、参議院でもあっさり通過したことでしょう。郵政民営化に反対した議員達は、小泉首相と竹中大臣の真意など、とうの昔に見抜いています。大手マスコミはこういった肝心な点を報道すると、国民が本当の事を知ってしまうので、小泉首相の政治手法に対する反発とか私怨などと、悪質なすり替え行って報道することにしたのでしょう。

　今回の法案では、郵便貯金銀行と郵便保険会社の株式を郵政持ち株会社が売却後買戻しできる「政府による株の買戻し特約」はつけているようです。ですがここまでが竹中大臣が妥協できるぎりぎりの線だったのでしょう。つまり買戻しができると言っても何％か明記していないのです。乗っ取られないためには、５１％以上買い戻せなければなりません。外資に５１％を握らせて乗っ取らせるためには、法案にその由明記してはならなかったのでしょう。

　さて９．１１の選挙ですが、私は（現時点では）自公で過半数取って勝つ可能性は高いと思っています。衆議院の過半数は２４１人。解散前の自民党と公明党は合わせて２８３人で、自民党の造反議員の３７人を引いても２４６人で、すでに過半数を超えているのです。小泉首相は、「自公で過半数をとれば勝利」と言いましたが、随分低いハードルを設定したものです。さらにアメリカから巨額の金が、大手広告会社の電通に流れたという情報もあります。これから電通の企画による郵政民営化推進の大キャンペーンがマスコミを通じて行われるでしょう。
　先日知り合いと郵政民営化で話し合う機会があったのですが、見事なまでに新聞論調と同じことを言っていました。洗脳報道の怖さを感じました。大手マスコミがすべて、郵政民営化に賛成して、同じ論調で宣伝していることに薄気味悪さを感じないのでしょうか。戦前戦中の軍国主義一辺倒のマスコミ論調と非常に似ていると指摘する人もいます。日本国民のほとんどは、小泉首相と竹中大臣の“真の狙い”を知らないし、知る機会も与えられていないのです。

　自公で過半数を取った場合ですが、小泉首相は、ほとんど修正しない郵政民営化法案を再度提出してくるでしょう。参議院議員に対し、「国民の信託を受けた法案だから通すべきだ！」と恫喝するに違いありません。恫喝や懐柔に屈する参議院議員が出て、法案が可決成立する可能性は充分にあると思います。

　日本人が、一体どのような選択をするのか、大いに注目したいと思います。

　（蛇足）
　では仮に郵政民営化法案が可決したらどうなるのか。私は新生銀行のときと同じパターンが繰り返されると思っています。当時長銀は、マスコミから不良債権問題で徹底的に叩かれていました。リップルウッド・ホールディングスが長銀を買った値段は１０億円（１０億ドルではありません！　さらに長銀には公的資金８兆円という我々の税金が投じられたのです）という信じ難い値段でした。その出資者のティモシー・コリンズ氏とクリストファー・フラワーズ氏の両名は、それぞれ１００億円の増資で、新生銀行の株式上場時の売却益で、１２００億円もの利益を手にした言われています（彼らは莫大な利益を得たにもかかわらず、税金を日本政府に、びた一文払っていません！）。そのあまりの安さに当時、「これはアメリカに差し出した上納金」と囁かれていました。
　郵政民営化法案が可決したら、郵貯・簡保の不良債権ぶりが連日、大見出しで報道されるでしょう。なにしろ財政投融資での焦げ付きは、すごいものがあるようです。マスコミに徹底的に叩かれて、（国内組はひるんでしまい）外資に５兆円の過半を握られて乗っ取られるのではないかと想像します（谷垣財務大臣が株式総額は５兆円程度と述べていますが、１０兆円〜１５兆円という説もあります）。
　ではその後、日本で何が起きるのか。想像するだけでも空恐ろしいことが起きるでしょう。それについては次の機会に・・・

掲示板の船橋さんへの返事．．．２００５年８月１０日

（管理人注）
　当ホームページの掲示板１５０７番に、シリコンバレー在住の船橋さんが書き込みをされました。これに返事を書いたのですが、１０００文字をオーバーしてしまい書き込めませんでした。この返事は船橋さんだけでなく、訪問者の方々にも読んでいただきたいと思い、管理人の特権を生かし、この「よろず屋寸話」で紹介することにしました。

　＊　＊　＊　＊　＊

　船橋さん、お久しぶりです。
　シリコンバレーで、元気に活躍されておられることと思います。

　アメリカでは郵政民営化は、アメリカから日本への圧力だという事実は、当然のように受け取られているとのことですが、日本では全く事情が違います。日本ではこのことを知っているのはネットを見ている人間だけで、多くの人々は全く知らされていないのです。
　朝日、毎日、読売、産経、日経、東京新聞全社とも郵政民営化賛成なのです。信じ難いことですが、反対は１社もありません。大手の新聞は、完全に政府の御用新聞となってしまいました。当然ながらこれらの新聞には「年次改革要望書」など一言も出てきません。賛成論者には、極めて具合が悪いからです。（日本の）民主党議員が国会で質問したことも、産経新聞が「年次改革要望書」という単語を出さずに小さなベタ記事にしただけです。恐るべき洗脳報道がまかり通っています。
　私は小泉首相に、衆議院解散を吹き込んだ勢力は、彼らなりに勝算があるのではないかと思っています。日経新聞は解散が発表された８月９日の朝刊に「否決「残念」５９．３％　経営者アンケート」という記事を一面で報道しました（郵政民営化の賛成意見だけ載せて、４０％いるはずの反対意見は一言も載せていません。日経新聞の最近の偏向ぶりは、ひどいものがあります）。彼らは、大手の新聞マスコミは完全にコントロール下においたから、９月１１日の選挙で勝てるとふんでいるのかもしれません。

　果たして小泉首相が言ったように自公で過半数とれるのでしょうか。

　これからマスコミで郵政民営化賛成の一大キャンペーンが始まるはずです。アメリカにもこれは伝わると思うので、ぜひ注視していただきたいとと思います。政府の御用学者の言い分は次のようなものです。郵政民営化が、

・改革か、改革しないかの選択
・大きな政府か小さな政府か（官から民への流れ）の選択
・無駄な公共事業を止められるかどうかの選択

　というふうに本心を決して言わず、議論のすり替えを行い、郵政民営化が善で、反対が悪だという刷り込みを、マスコミを通じてこれから執拗に始めるはずです。

　こういった洗脳報道で国民の意識はどのように変わるのか、私は今度の選挙に重大な関心を持って見守りたいと思います。

　船橋さんは、郵貯簡保の資金がアメリカの住宅バブルを救ったり、バブルがはじけても、そこで発生する破産者を救ったりすることが出来ると期待されています。私はそれを否定しません。それは事実だと思うからです。ですが、今のアメリカ政府は、日本から流れ込んできた金を、果たしてアメリカ国民の為に使うかどうかに対し、私は非常に懐疑的です。最悪は中東や極東で新たに発生する戦争の戦費にしようと考えているかもしれません。基本的にはアメリカの為に使う金は、アメリカで集めた資金で賄うべきだと思うのです。日本人がせっせと貯めた貯蓄を、騙し取るような今回のやり方に、私は賛成出来ないのです。

郵政民営化問題（２）．．．２００５年８月９日

　当ホームページの掲示板に、なぜ小泉首相や竹中大臣が日本国民の資産をアメリカに提供しようとするのか不思議だと、単純素朴な疑問がありました。

　そこで私なりに、ネットその他の情報を繋ぎ合わせてその答えに挑んでみようと思います。
　まず森田実氏の記事から抜粋します。

・・・＜森田氏の記事の抜粋開始＞・・・

　1990年代半ば以後、米国政府は、日本国民数千万人のマーケットである郵政省の簡易保険に狙いを定め、郵政民営化を強く日本政府に要求するようになった。米国政府は早くも1996年の「米国政府の日本政府に対する年次改革要望書」において、次のように要求している。

《簡易保険（簡保）　民間の保険会社が現在提供している商品分野において政府の簡易保険が役割を拡大していることは、日本が目標とする自由（フリー）で、公平（フェアー）な世界規模（グローバル）の金融市場をめざす規制撤廃という目的にはそぐわないものである。こうした保険制度は、保険業法の領域から外れるものであり、金融監督庁や公正取引委員会の監督下にないものである。そのため、米国は日本に対し、民間保険会社が提供している商品と競合する簡易保険（簡保）を含む政府および準公共保険制度を拡大する考えをすべて中止し、現存の制度を削減または廃止すべきかどうか検討することを強く求める。》

・・・＜抜粋終了＞・・・

　アメリカから日本に提示される「年次改革要望書」は“要望書”ではなく“指令書”と解釈されるべきでしょう。なぜなら日本政府はこれまで、この「年次改革要望書」の内容を忠実に実行してきたからです。
　森田氏の記事にあるように、アメリカは１９９０年代半ばから郵政民営化を強く日本政府に要求するようになったようです。
　小泉首相は、旧大蔵省（現財務省）の出身で、莫大な金を集める旧郵政省（現総務称）に心穏やかならぬものを持っていたという話を聞いています。また大蔵省と郵政省の間に、省庁間の確執があったという話もあります。元々小泉首相は、郵政省の解体論者で、今回の郵政民営化は、その悲願の達成であったのでしょう。
　小泉氏が首相になることをアメリカが認めたのは、そういう背景があったものと思われます。いまではブッシュ大統領は小泉首相を、“親友”とまで持ち上げています。郵貯・簡保合わせて３３０兆円もの資金をアメリカに提供するよう日々努力している小泉首相に対する賛辞は、“親友”という言葉では足りないかもしれません。
　アメリカの戦略としては、郵政民営化をライフワークにしている小泉氏を首相にして、実働部隊の長として竹中氏を起用したというところでしょう。
　竹中氏の経歴に関しては、増田俊男氏の記事から抜粋します。

・・・＜増田氏の記事の抜粋開始＞・・・

　竹中氏はブッシュ政権第1期CEA（大統領経済諮問委員会）委員長のロバート・ハバード氏とハーバード大留学中からの親友（竹中氏が国会で苦境に立たされたとき来日し「アメリカは竹中氏を支持する」と救った）、また同委員のランダル・クロスナー氏とも大学教授（客員）時代の友人である。さらにアメリカ財務省ジョン・テーラー財務次官、1980年代邦銀が世界ランキング1位から10位を占めたとき、邦銀つぶし戦略を竹中氏と共に研究した国際経済研究所のフレッド・バークステン所長、ホワイトハウス国際経済担当ギャリー・エドソン大統領補佐官、NSC（国家安全保障会議）のグッドマン氏等と親しい仲である。さらに竹中氏がいかに多くの米系大手証券会社（ゴールドマン・サックス等）の経営幹部との人脈を持っているかは、すでに『週刊東洋経済』（2002年11月9日号）で明らかだから省略する。

・・・＜抜粋終了＞・・・

　増田氏の記事を見ても明らかなように、竹中大臣はアメリカの対日工作員の超エリートだと言えると思います。経済オンチの小泉首相では実務が出来ないので、竹中大臣のような、その道のプロが必要だったということだと思います。
　では、最初の疑問に戻って、なぜ小泉、竹中両氏はアメリカに奉仕しようとするのかですが、両氏とも素朴に外資の導入（別の言葉でいうと外資による日本乗っ取り）が日本の為と思い込んでいる面もあると思います（特に小泉首相はそうかもしれません）。ですが、そういった表の部分だけでなく、闇の部分があるかもしれません。
　これから紹介する話は、あくまでも仮説の話です。可能性の範囲として聞いて下さい。
　国際評論家小野寺光一氏の記事から抜粋します。

・・・＜小野寺氏の記事の抜粋開始＞・・・

　実はこの「民営化」という罠で、日本より先にアルゼンチン、ロシア、イギリスなど世界各国でユダヤ外資が、その国家資産を強奪することに成功している。それに協力した政府高官には、その国家資産の資産価格の１０パーセントがスイス銀行にある口座に秘密裏に振り込まれる仕組みである。

　この仕組みについては、ジョセフ・ステイグリッツ教授が、世界銀行、IMFの内部にいて直接経験したため、「民営化」の裏側の仕組みを著書で暴露している。「世界を不幸にしたグローバリズムの正体」徳間書店に詳しく書いてある。

＜アルゼンチンの財務金融大臣の行動はヘーゾーそっくりだった＞

　アルゼンチンは国家破産してしまったが、そのときの財政金融大臣は、竹中そっくりの政策行動をした売国奴であった。
　彼は、不況のときに、財政支出を節約するという行動に出た。飛行機がおちかけているときにエンジンを切るような愚挙である。他にも数々の政策がタケナカとそっくりである。

・・・＜抜粋終了＞・・・

　「世界を不幸にしたグローバリズムの正体」は現在、本屋に注文中で、来たらさっそく読んでみようと思っています。世界銀行、ＩＭＦの内部に実際にいた人の話ということで、そうとうに信憑性が高いと期待しています。
　資産価格の１０％となると３３兆円という途方もない金額となり、ちょっと有り得ない数字に思えます。ですが、こういった話が事実だとすると、“ある程度”のコミッション（手数料）は、入ってくるものかもしれません。

　小泉・竹中両氏へのコミッションの話は、繰り返しますがあくまでも仮説です。ですが、世界的にこれが行われてきたこと、さらに彼らの郵政民営化に血眼になって走る様をみていると、動機付けとしては、あながちない話ではないと思えてきます（実はこのコミッションの話を最初に聞いたのは増田俊男氏の講演会でした。増田氏は今回の小泉・竹中両氏への働きに対し、一例として１００億という金額をあげていました。この１００億という数字が妙にリアリティーがあったのを覚えています）。

　８日午後の参院本会議で、懸案の郵政民営化法案は賛成１０８、反対１２５で否決されました。これを受けて小泉首相は、ただちに衆議院を解散しました。そして記者会見で、今度の選挙は郵政民営化が争点だと明言しました。国民の関心は年金や財政、景気の問題が主で、郵政民営化は優先順位が最低という事実を考えれば、この小泉首相の執念は常軌を逸している感があります。コミッションの話は仮説ですが、これまで小泉・竹中両氏がやってきたことは、そう疑われても仕方がないほどのものだったのです。

郵政民営化問題．．．２００５年８月６日

　最近政治の話題をしていませんが、今マスコミは郵政民営化問題で持ちっきりです。
　参議院での否決で衆議院の解散となれば、自民党が政権の座から滑り落ちる可能性があり、私としても重大な関心があります（小泉首相は解散を脅しに使っているだけで、否決されても解散はないという意見もあるようですが）。
　先日、兄と久々に飲む機会があったのですが、兄は突然私にこう聞いてきました。

「お前は、郵政民営化法案、どうなると思う？」

　正直なところ私にはわからないので、わからないと答えると、

「なんだ、ホームページをやっているくせに、わからないのか」

　と言われました（別にホームページをやっていても、わからないものはわからないと答えるしかないのですが、最近私はこういう言われ方をされるようになったようです）。
　新聞やテレビ、雑誌などの一般に公開されている情報しか見ていないのですが、それらのほとんどは、結局最後は「予断を許さない」といった決り文句で締めてあって、やはり判断がつきかねているようです。以前は経済ジャーナリストの浅井隆氏から、極秘（？）情報が送られてくることがあって、結果を事前に知ることが出来たこともあったのですが、今回はそれがありません。浅井さんは霞ヶ関（中央官庁）に知り合いがいて、マスコミも知らないような情報を得ることが出来るようなのですが、今回はそんな“事情通”でさえも判断がつきかねているのかもしれません。
　兄の判断は、郵政民営化案の可決です。その理由は、結局最後は反対派の議員も政権を失うことを恐れ、賛成に寝返るだろうというものです。自民党議員は、法案が国民の為になるかどうかといった是々非々よりも、自分達の保身のために行動するだろうという読みです。たしかに今の国会議員が、国民の利益よりも自分達の利益を優先するというのは、大いにありそうですが、今回はそんな単純な話ではないような気がするのです。
　「株式日記」に掲載された森田実氏の記事『竹中大臣は「年次改革要望書」を「見たこともありません」と言った』を少し長いですが、紹介します。

・・・＜抜粋開始＞・・・

　８月２日、秋田市にいたとき、友人から電話が入った。国会中継の状況を伝えてくれたのだ。
　「いま、民主党の櫻井議員が『年次改革要望書』について質問している。櫻井氏は『年次改革要望書』の中身を紹介した上で、『民営化というのは米国の意向を受けた改正なのか分からなくなってくる』と発言。これに対して竹中郵政担当大臣は『見たこともありません』と答えた。小泉首相は『それは櫻井さんね、思い過ごし』と答えた。小泉、竹中両氏とも白々しい答弁をしている」。
　「年次改革要望書」とは「米国政府の日本政府に対する年次改革要望書」のことである。1993年夏の日米首脳会談（宮沢首相とクリントン大統領）で決まったもので、1994年から毎年一回交換されている。以来、2004年まで、「日本政府の米国政府への年次改革要望書」と「米国政府の日本政府に対する年次改革要望書」が11回交換されてきた。
　日本政府の要望書が米国政府によってどう扱われているかについての情報はない。私は、米国政府によって“参考文献”程度の扱いを受けているのではないかと思っている。
　しかし、「米政府の日本政府に対する年次改革要望書」は、90年代後半期から今日までの日本の“構造改革”の指針書として扱われている超重要文書である。米国政府の「年次改革要望書」に記されたことのほとんどを、日本政府は実現している。
　「郵政民営化」も米国政府の日本政府に対する要求である。このことは「年次改革要望書」を見れば明らかである。
　日本政府は、最近までこの「年次改革要望書」をひた隠しに隠してきたが、情報公開の国である米国の政府は公表している。米国大使館のホームページで見ることができる。
　繰り返す。「米国政府の日本政府に対する年次改革要望書」は、日本の構造改革の指導文書である。橋本内閣以後の構造改革は、この「年次改革要望書」に従って行われてきた。小泉首相は、この最も熱心な実行者である。小泉構造改革のバイブルは、「米国政府の日本政府に対する年次改革要望書」なのである。（関岡英之著『拒否できない日本』、文春新書、参照）
　竹中大臣が８月２日の国会で「年次改革要望書」について「見たこともありません」と答えたのは、驚くべきことであり、小泉首相が櫻井議員に「思い過ごし」と答えたことも、驚くべき白々しい答弁である。「年次改革要望書」に書かれた米国の要求と郵政民営化法案は大変に似ており、共通している。どう見ても、米国側の要求に従って作成されたものと考えざるを得ないものである。

・・・＜抜粋終了＞・・・

　出来れば、この記事の下に掲載されている『大新聞は櫻井議員の質問と「年次改革要望書」を無視した』という記事もあわせて読んでほしいと思います。「年次改革要望書」は国会で質問されたにも拘わらず、大新聞は一斉に無視したのです。逆に言うと、大新聞が一言も触れられないような超重要文書だということです。

　「年次改革要望書」はアメリカの日本への属国支配の明白な証拠と言えます。

　私が驚いたのは、７月３１日放送のサンデープロジュエクトでの平沼赳夫議員がこの「年次改革要望書」の存在を口にしたことです。平沼議員は７月初旬のサミットに間に合わせるかのように小泉首相が郵政法案の衆議院での成立を急いだことに対し、「私は小泉首相が郵政民営化案成立を、ブッシュ大統領に約束していたのではないかという疑いを持っています」とまで言ったのです。私は正直驚きました。現職の自民党議員が、テレビでここまで本当のことを言って大丈夫なのかと思ったのです。アメリカの意に反して日本の国益を優先した田中角栄元首相は、ロッキード事件を仕掛けられ悲惨な潰され方をされました。それ以来、震え上がった日本の国会議員は、アメリカに公然とたて突くことが出来なくなったと聞いていたからです。
　戦後６０年続いたアメリカの日本支配に対し、少数ながらも公然と反旗を翻す勢力が現れたと言ってよいと思います。郵政民営化法案を巡る確執は、その象徴的な出来事だと思うのです。先に私が述べた「そんな単純な話ではない」というのは、郵政民営化法案にこういった背景があるからです。
　日本は今、歴史的な転換点を迎えているように感じます。法案の参議院での採決は週明けの８日だという話ですが、重大な関心を持って見守りたいと思います。

掲示板の仕様変更のお知らせ．．．２００５年８月３日

　ついに当ホームページの掲示板にも、“荒らし”が来てしまったようです。
　逆に今までなかったのが不思議だったのかもしれません。他のホームページを訪問すると“荒らし”に対し神経質に警告するものがあったりして、ホームページを運営する側としては大変な問題だろうという程度のことはわかっていました。
　しかし当ホームページでは、ヒット件数が３０万件を超えても、“荒らし”が来なかったので、ひょっとするとこのホームページは大丈夫なのかもしれないと甘い見通しを持っていました。
　いやはや、世の中、甘くないようです。

　実際に“荒らし”が残していった文章が東海アマさんの禁止リストとか、副島隆彦氏の重たい掲示板に載っていて読んだことがあります。
　東海アマさんの場合は、当ホームページより桁違いにヒット件数も多いので、“荒らし”件数も相当に多いようです。東海アマ地震予知情報のページには、“荒らし”との格闘の記録が生々しく残っています。
　副島氏の掲示板に残してあった（こういう人物が世の中にいるということを知らせるために、当時わざと消さないで残してあったもので、現在はありません）“荒らし”は、黒川君と実名が公表されました。上智大学の英語系の大学院に通っていたというのですから、知的エリートだったのかもしれません。逆にそういう人ほど、“荒らし”になりやすいのかもしれません。副島氏によると有名人なら１人に１０人程度のストーカーのような存在がいるそうです。副島氏はそれほど有名でないから、まだ１人で済んでいるとのことです。黒川君は、副島氏の掲示板に（誹謗・中傷というよりは）低劣な文章を書き込んで副島氏を挑発するといったことを、なんと５年間も続けているそうです。ちなみに副島氏と黒川君は、全く面識はなく、副島氏の想像では、副島氏の英語辞書に関する著書の内容が（当時の学説を破ったものだったので）本人のプライドを傷つけたのではないかと言っていました。

　それにしても、当ホームページも有名になってしまったということでしょうか（笑）。
　あるいは世の中には偶然はないという意見もあって、ちょうどホームページの運営に飽和感を持っていた私に、良い潮時と教えてくれたのかもしれません。
　当初、掲示板そのものを無くしてしまおうと思ったのですが、今まで多くの人が残していった財産のようなものですから、見ることは出来るようにしておこうと思い直しました。
　新たな書き込みは可能ですが、“荒らし”が自由に入れないように事前に私（管理人）の方で内容をチェックするようにします。それゆえ書き込んでもすぐには表示されず、最大１日程度のタイムラグが生じることになってしまいます。非常に使い勝手が悪くなるので、もうこの掲示板が賑わうことはないでしょう。当然ながら私がチェックするのは“荒らし”かどうかだけです。それゆえ今までのように書き込みたいと思われる方は、どんどん書き込んでいただいて結構です。

　それにしても“荒らし”をするのはどんな人物なのでしょう。どういう思いでやっているのでしょう。個人的には、そのパーソナリティやメンタリティを一度見てみたいという気がします（もちろん一度だけで充分ですが）。

（続）ロシアの透視能力少女．．．２００５年７月３１日

　掲示板に「アンビリーバボー」の実験に立ち会った山本弘氏のコメント記事の紹介がありました。
　大変興味深く、撮影（実験）当日の様子がリアルにわかります。

http://homepage3.nifty.com/hirorin/natasha.htm

　放送された番組は、「ナターシャ　ＶＳ　３人の懐疑論者」という構図を設け、ナターシャさんが見事に透視実験を成功させて３人の懐疑論者を封じ込めたという印象を与えるようなものでした。実験の最後では３人の懐疑論者と立ち会った医師が、全員でナターシャさんを称えて拍手するという具合でした。
　それゆえ私は３人の懐疑論者は実験の結果に（心ならずも）納得したものと考え、ナターシャさんの能力を本物だと思ったのです。ですが山本氏の記事を読むと、実際は透視実験の成功失敗の線引きもされていなかったようで、これでは判定のしようがないわけです。
　結局、実験は謎を深めただけで成功したものではないということがわかりました。

　記事の最後の方にある山本氏のコメントを抜粋します。

・・・＜抜粋開始＞・・

　みなさんにお願いする。証拠もないのに「ヤラセだ」「インチキだ」と非難するのはやめてほしい。
　同様に､やはり確証もないのに「本物の超能力者に違いない」と決めつけるのもやめてほしい。
　肯定論も否定論も、ビリーバーという点では共通している。自分の信念や願望を、事実に先行させる人たちである。それは間違っている。何を事実と信じるかは､証拠が出揃った時点で決定すべきである。充分な証拠がない場合は「分からない」と言うのが正しい態度である。

・・・＜抜粋終了＞・・

　これは全く正当な意見だと思います。
　私はナターシャさんの能力を、「透視能力である可能性が高い」と表現しなおすことにしたいと思います。充分な証拠がないとわかった以上、山本氏が言うように断定すべきではないからです。

　撮影では様々な言動が飛び交っても、製作サイドの思惑によって編集の段階で意図的にカットすることが出来ます。それによって、現場の雰囲気と全く違ったように作り変えることすら出来るというのがわかります。山本弘氏が娘さんに「パパ、ヒーローをいじめてる悪役みたい」と言われて、本当はこうだったんだよと説明すると、娘さんは、「テレビってこわいね！」と言ったそうです。
　確かにテレビは怖いですが、新聞でも雑誌でも同じで、すべての情報メディアは怖いものを内包しているのだろうと思います。

ロシアの透視能力少女．．．２００５年７月３０日

　７月２８日放送の「奇跡体験　アンビリーバボー」（フジ系列）は興味深いものでした。番組を観ていなかった人もおられると思うので少し紹介します。
　ロシアのナターシャ・デムキナさん（１８才）は、人（もちろん服を着たまま）を眺めるだけで人体の悪い個所を言い当てるという透視能力を持っています。その能力を聞きつけた人が、彼女に体の悪い個所を聞きに来るそうです。そういった人がこれまで５千人を超えるというのです。
　以前一度この少女を日本に呼んで実験をした番組が放映されたのですが、今回はその番組を見た３人の懐疑論者が彼女に新たに挑戦するという企画です。その３人とは、

�@作家：西風（ならい）隆介氏．．．以前Ｍｒ．マリックのマジックを見破ったことで有名
�Aセラピスト：石井裕之氏．．．ナターシャさんがコールド・リーディングという対人テクニックを使っていると主張
�BＳＦ作家：山本弘氏．．．「と学会」会長。ナターシャさんが被験者が出す無意識のサインを受け取っていると主張

　この３人の主張は、ナターシャさんはコールド・リーディングと呼ばれる被験者の微妙な表情の変化や、体の動きや体型の微妙な変化を読み取るようなテクニックを使っているのであって、透視能力を使っているのではないというものです。そこでそういったテニックが使えないように、被験者を黒魔術の衣装みたいに、黒いマントですっぽり覆ってリーディングをさせてみたのでした（体だけでなく顔も全部覆っています。これでは性別も分かりません。ナターシャさんが分かるのは背の高さだけです）。
　結果は３人の懐疑論者を感嘆させるものでした。ナターシャさんは、前述したテクニックが全く使えない状況で的確に被験者の悪い患部を言い当てていったのです。結果として３人とも、ナターシャさんは彼らの主張するテクニックを使っていないことを認めざるを得なかったのです。
　私は当初、３人の主張は幼稚な言い掛かりに等しいものと感じていました。ただ�@の西風氏は、番組スタッフから事前にナターシャさんに情報が漏れていた可能性があると指摘したのですが、これは充分にありそうな話です。実際テクニック云々などほとんど説得力のない話で、「アンビリーバボー」の番組スタッフが、番組を盛り上げるために事前にナターシャさんに、被験者の情報を教えていたということこそ一番疑ってかかるべきところだと思うのです。そこで今回は、懐疑論者３人が被験者の選定や条件などをすべて行い、番組スタッフは一切関わりませんでした。それゆえ３人の懐疑論者は、結果を受け入れざるを得なかったのです。

　私としては（欲を言えばですが）出来れば専門家に立ち会ってもらったらよかったと思うのです。３人の懐疑論者は素人ではないのですが、はやりその道の専門家ではないからです。実験場に現役の医者が立ち会っていましたが、大学で超心理学を研究しているような専門家を呼んでほしかったという気がします。大槻教授をつまらない討論番組に出すより、こういった実験場のスタッフとして、絶対にインチキを暴いてみせるといった役どころで呼べば面白かったと思うのです（超常現象の真贋を問う番組は、テレビ朝日系列で何回か放送されたことがあります。あれはひどい番組で、超常現象を面白おかしい討論バラエティーの材料に使っただけのものでした。テレビは視聴率が取れればいいので、仕方ないのかもしれません。その点「アンビリーバボー」は、こういった問題を真面目に取り上げるので、私としては好感を持っています）。

　今回の実験で思い出されるのは、明治時代の千里眼の御船千鶴子さんの話です。この人は映画「リング」の元となった女性だそうです。ネットでその話のダイジェスト版を見付けました。

http://www.ntv.co.jp/shitteru/next_oa/000514.html

　ところで上記で紹介した�@の西風隆介さんですが、Ｍｒ．マリックのトリックを見破ったことで有名だという話ですが、Ｍｒ．マリックが当時超能力者と思われていたことに私は意外な感じを持ちました。当時の番組司会者が超能力と囃し立てるのは、番組を盛り上げる演出だと思っていたからです。マリック氏自身も自分の演技を“ショー”と言っていたわけで、みんな巧妙なマジックだとわかってみているのだと思っていました。人というのは、簡単に騙されるのだなということが改めてわかります。

　その能力が本物か偽物か見分けるのは、そんなに難しいことではないと（私は勝手に）思っています。ナターシャさんの場合は、その能力が人の役に立つことなので、自然に人が頼って寄ってきます。ナターシャさんが頼んで来てもらっているわけではないのです。そういう人が５千人もいる（彼女はまだ１８才です）というのは本物だという何よりの証拠だと思うのです。要するに、本物は周りが放っておいてくれないのです。それがトリックであれば、時間の経過とともに必ず化けの皮が剥がれていきます。

　それともう一つ真贋を見分ける簡単な方法は、本物は金銭を要求しないことです（要求するとすれば、必要経費くらい）。法外な金を要求したら、その瞬間化けの皮が剥がれたと思っていいというのが私の見解です。

　番組の最後に、タレントの関根勤さんが言った言葉が印象的でした。紹介します。

・・・＜関根さんの言葉＞・・・

　僕もね、けっこうね、色々なものに懐疑的なんですけどね。なぜ僕がナターシャさんを信じているかというと、あのー、顔が嘘つきの顔じゃないんですよ。いままで色々な人がいたんですけども、みんな嘘つきの顔なんですけども、（ナターシャさんは）嘘つきの顔じゃないし、今日会ってね、彼女の雰囲気でね、本物ですね。

・・・＜関根さんの言葉終了＞・・・

　この意見は貴重だと思うのです。
　ある人は、私にこう言うかもしれません。
　「お前は、人を顔で判断するのか？　ナターシャさんが可愛いから特にそう思ったのだろう」
　答えは「イエス」です。男の顔は履歴書という言い方をしますが、男だろうが女だろうが顔は履歴書だと思うのです。その人の内面から滲み出てきたものが顔に出ます。親から受け継いだ遺伝としての顔の造りは、あくまでも基本形で、その人間の考え方や生き方、生活習慣が顔を造っていくのだと私は思うのです（そうでなければ、同じＤＮＡで同じ環境で育ったはずの兄弟姉妹でも、体型の違いのみならず顔がかなり違うといった例が数多くあることの説明がつきません）。
　ナターシャさんは、自分に備わった人の役に立つ能力を生かす為、医学の勉強を始めたといいます。そういう誠実な人柄が、（可愛いか可愛くないかは別にして）よく顔に出ていると思うのです。真贋を見分ける最良の方法は、その人から発せられるオーラによる全体的な雰囲気を感じることと、内面から滲み出る顔を観るということかもしれません。

２万６千年周期．．．２００５年７月２７日

　以前この「お知らせ｣欄で紹介した渡邊延朗氏の「神の計画２０１２」のＣＤですが、購入された方もおられると思います。
　私には前々から渡邊氏の本を読むたびに気になっていたことがあるのですが、渡邊氏は太陽系は銀河の中心を回っているのではなく、プレアデス星団の恒星アルシオーネを回っていると主張しています。
　「神の計画２０１２」のＣＤの２０ページと３８ページに以下の記述があったので抜粋します。

＜２０ページから抜粋＞

　太陽系が天の河銀河の軌道を１周するには、２万６０００年もの時間を要します。この周期のことを、インド文化ではユーガ（大年）と呼んでいます。この２万６０００年周期の前半、地球は、光の源であるブラック・サンのほうへ近づいていきます。逆に後半の１万３０００年間は、そこから遠ざかってゆくのです。


＜３８ページから抜粋＞

　われわれの太陽系は、銀河系の中心を約２億４千万年周期で公転しながら、またプレアデス星団の恒星アルシオーネを中心とした宇宙暦を構成する約２万６０００年周期の公転軌道を描いています。


　私がインターネットで銀河系の周期を調べた限りでは、太陽系が銀河を１周する期間として２億数千万年という記述が多いようです。ですので２０ページの記述である太陽系が２万６千年かけて銀河を１周するという記述は、誤植に近い間違いだと思います。問題は３８ページの記述で太陽系がプレアデス星団の恒星アルシオーネの周りを２万６千年かけて公転しているという記述です。
　果たして、そんな学説があるのでしょうか。
　インターネットで調べた限りでは、太陽系は銀河系の周りを回るというものしか見つけられませんでした。
　気になったので理化学辞典で調べてみました。
　関連する項目を抜粋してみます。

＜太陽運動＞

　太陽（したがって太陽系全体）が、ほぼ一定の方向にむかって行なう空間運動。運動の方向を示す天球上の点を太陽向点という。
　・・・（中略）・・・
　−−、ハロの球状星団系から求めた太陽運動の速度は２５０〜３００ｋｍ／ｓ、太陽向点は赤径２１ｈ２０ｍ、赤緯＋６０°である。この運動は銀河回転を与えるものと考えられる。

＜銀河回転＞

　銀河系の中心を通り銀河面に垂直な軸のまわりで銀河系が回転する運動。太陽付近における運動は星間物質の観測や太陽運動からきめられ、その大きさは２５０〜３００ｋｍ／ｓ程度、回転の向きは銀河面の北極からみて反時計まわりであることが知られている。回転運動の大きさは銀河系の中心からの距離によっていちじるしく変化する。


　理化学辞典に、太陽系は銀河の中心を回っていると書いてあるわけではないのですが、この記述を素直に読む限り、太陽系は銀河の中心を回っていると理解する以外にないと思います。

　では一体２万６千年周期とは、なんなのでしょうか。
　我が家にだいぶ古いのですが、東京天文台編纂の理科年表があったので２万６千年周期に関連したなにかが載っていないか探したのですが、見つけられませんでした。
　ただこの２万６千年周期というのは精神世界では有名な話なので、その話をとりあえず書きます。
　「フラワー・オブ・ライフ」（ドランヴァロ・メルキゼデク著、ナチュラルスピリット）からの情報です。
　地球は太陽の公転軌道面から現在２３°傾いていますが、この地軸が２３°近辺で傾いたままでその中心線の周りを１周する期間が２万５９２０年です。これは地軸のゆらぎとか歳差運動とか呼ばれています。地軸が銀河の中心方向に一番近づいたときから半分の１万３千円間が眠り（下降）につく期間で、地軸が銀河の中心方向から一番遠い点に達すると今度は目覚めの１万３千年間が始まります。現在は目覚め（上昇）の期間に出発した直後にあたります。
　チベット仏教やヒンズー教では、これらの期間を、歳月という意味の「ユガ」と呼んでいるそうです。列記すると、

　サティア・ユガ（その中心時期に地軸が銀河の中心に一番近づく）
　トレタ・ユガ
　ドォワパラ・ユガ
　カリ・ユガ（その中心時期に地軸が銀河の中心に一番遠ざかる）
　ドォワパラ・ユガ（現在この地点にいる）
　サティア・ユガ

　前半は眠り（下降）の１万３千年の期間で、後半が目覚め（上昇）の１万３千年の期間です。前回ゲリーさんのシフトのことを書きましたが、ゲリーさんが主張する人類の集合意識が分離していた１万３千年から、合一の１万３千年に向かいつつあるという話に適合しそうです。

　このように私には、２万６千年周期とは地球の歳差運動というふうにしか理解できないのですが、渡邊さんは違うようです。
　これに関してどなたかご存じでしたら、教えていただけないでしょうか。

ウォークインの大統領？．．．２００５年７月２３日

　当ホームページの「これから起こること」の２００３年１０月５日の記事で、『来るべき世界』で触れられているウォークインの大統領を紹介しました。（ウォークインとは、それまで肉体を支配していた意識（魂）が去り、全く違った別人格の意識（魂）が、その肉体に入ることを意味します。それゆえ外見は同じですが、中身は全く違った存在となります）
　その後、記事を読んだ（と思われる）訪問者の方から民主党のデニス・クシニッチ氏のことを知らされ、私はこの人物こそウォークインの大統領ではないかと思った経緯があります。デニス・クシニッチ氏の主張こそ、来るべき新しい世界を導くに相応しいものという感触があったからです。私は当初２００４年の米大統領選でも民主党候補としてクシニッチ氏が出てくるのではないかと期待していました。結果はブッシュ氏の再選でしたが、２００８年の選挙こそクシニッチ氏に出てきてほしいと秘かに願っているところでした。
　ところがです。「Ｓｔａｒ Ｐｅｏｐｌｅ」（ナチュラルスピリット）という雑誌の第１５号を読んでいて仰天しました。あのゲリー・ボーネル氏がウォークインの大統領についてコメントしていたのです。その部分を抜粋します。

・・・＜抜粋開始＞・・・

−−　ルースモンゴメリーが書いた『来るべき世界』（ナチュラルスピリット刊）には、アメリカ合衆国にウォーク・インの大統領が誕生すると書いてありましたが、その可能性はあるのでしょうか？

ゲリー）はい。そういう人が実際に現れると思います。まだ入り込んでいませんが、これから肉体に入ろうと計画している魂がいて、その器としての肉体はすでに政治の世界にいます。それは、ヒラリー・クリントンです。

−−　それでは、シフトはアメリカ合衆国から始まるのですか？

ゲリー）いいえ、いわいる集合的に大衆がシフトするのは、アジアの文化からでしょう。なぜかというと、ほとんどの地殻大変動はアジアの地域で起きるからです。これを言うとあまり人気がないのだけど（笑）。その大変動によって、そこに住んでいる人々は、葛藤を手放そうとするでしょう。でも。そういった形でシフトが起きないといいですね。ただ、そういう災害を体験して生き残った人たちは、災害を通して自分のなかに持っている、もっとも素晴らしい部分が表面化してくるでしょう。

・・・＜抜粋終了＞・・・

　ヒラリー・クリントン氏といえば、私は夫のビル・クリントン氏が大統領の時代に米国の保険制度を改革しようとしたが、頓挫したという知識しか持っていません。ですがウォークインなのですから、以前の人格や業績などは全く関係なくなることになります。

　私が『来るべき世界』からデニス・クシニッチ氏という男性を連想した背景には、以下の記述がありました。『来るべき世界』から抜粋します。

・・・＜抜粋開始＞・・・

　ガイドたちはずっと前から、「ウォークインが大統領になり、その存在は、地球を激変させるシフトへの準備をわたしたちにととのえさせる際に、はかり知れないほど貴重な存在となるだろう」と予言していました。１９９２年にビル・クリントンとジョージ・ブッシュ（管理人注：現大統領の父親）が大政党の指名を受けた時、さらにロス・ペローが無党派での立候補を宣言した時、ガイドたちは「この３人の中には歴史上で非常に重要な役割を果たす者はいない」と断言し、「その人物が男性であることは確かだ。さらにいえば、ずっと昔に君に教えた通り、２０世紀には米国で女性が大統領になることはない」と続けました。

・・・＜抜粋終了＞・・・

　つまり『来るべき世界』で語られたウォークインの大統領は「男性」と限定されていたのです。これはウォークインの存在を誰にも悟られることがないように、あえてカモフラージュしたということでしょうか。そういえばルースモンゴメリー女史がガイド達にウォークインの大統領の名前を何度聞いても、けっして明かされることはなかったという話です。

　神秘家以外で、次の米大統領をヒラリー・クリントンと予測している人は、私が知る限り国際ジャーナリストの増田俊男氏だけです。ブッシュ氏が再選されてまだ半年しか経っていないので、次の大統領の話題は早すぎますが、この情報は頭の中に入れておきたいところです。

（注）『来るべき世界』で語られているシフトと、ゲリー氏が言うシフトは意味合いが違います。『来るべき世界』のシフトはポールシフトで地軸が変化することをいい、これは人類が生き残れるかどうかという大地殻変動を意味します。ゲリー氏が言うシフトは、１万３千年ぶりに、分離から合一へ人々の集合意識が変化することです。

タバコは健康に良い？？？．．．２００５年７月１７日

　本来この記事は掲示板に書く予定だったものですが、長くなりそうなのでこの「お知らせ」欄に載せます（管理人の特権！？）。
　タバコの害に関しては、だいぶ前に読んだスイス人コンタクティーであるビリー・マイヤー氏の著書のプレアデス人のセムヤーゼとの会見録が印象的でした。その会見録を読んだ当時もそうでしたが、タバコは健康に悪いというのが一般的な常識でした。セムヤーゼが言うには、タバコは地球人が言うほどには健康に悪くないというのです。むしろビリー氏のように、思索を好む人間には精神的なプラスの効果が大きいというのです。この会見録が私の頭の中に残り、私はタバコは健康に悪いという一般的な常識をそのまま鵜呑みにしてはいけないと考えるようになっていました。
　ただしタバコを長年吸い続けた人は、吸わない人と比べて肺ガンの発症確率が高くなるという医学データがあるという話は聞いていました。それゆえタバコは健康には（現代医学が思っているほど悪くはないが）、やはり多少は悪いのだろう。しかしタバコを吸うことによるストレスの解消や精神の安定性などの人々にもたらす恩恵は数値データとして残せませんが、大きなものがあるのではないかと考えるようになっていました。
　私の知り合いですが、タバコを吸っていなかった人が急に吸い始めたので、理由を聞いてみると、「いやあ、（会社で）ストレス溜まっちゃってねえ。吸わないとやりやりきれないんだよね」とのことです。私はタバコを吸わないので推測でしか言えないのですが、上司からガミガミ言われて、カッとなって爆発しそうなところを、すっと席をはずしてタバコを一服すると気持ちも落ち着き、冷静さを取り戻すということがあるのかもしれません。これによってひょっとすると世間で起きるトラブルのうち数パーセントが未然に防げているということがあるのかもしれません。
　また私の高校の教師の話ですが、人と仕事で面談するときだけタバコを吸うと言っていました。会話していると、ふっと話が途切れて沈黙があり、場に（気まずい？）微妙な空気が流れる瞬間があります。そんなとき、やおらタバコを出して吸うと、その動作に間に次にどんな会話をするか考えるゆとりが生まれると言うのです。これは意外で印象的な話だったので覚えていました。
　とはいえタバコが精神にもたらす安定性のようなプラスの効果だけでなく、タバコの火の不始末で世間でどれだけ火事が起こっているかという問題もあります（これは数値として残っているはずです）。物事にはプラスの効果もあるがマイナスの効果もあるという両面を見ていかなければならないのでしょう。
　掲示板で、Akiraさんが浅井敏雄著の「環境ホルモンの元凶は除草剤だった」を紹介していますが、私もその部分を読んでみました。その情報を少し紹介します。
　浅井氏が行った波動測定（おそらくフーチーセンサーによるもの）によると、全米で肺ガンになった人のうちタバコが直接の原因は８％で、そのうちの９９％がタバコに残留していた除草剤が原因だったそうです。ほかにはニコチンが０．７％で、タールが０．２％だったといいます（念の為に繰り返しますが、これは医学データではありません。あくまでも浅井氏が独自の方法で行った測定です）。
　まだ浅井氏は世界各地の長寿村でタバコをよく吸っているという事実も紹介しています。ロシアのコーカサスや南米のビルカバンバなどの長寿村では、人々はほとんど一生タバコを吸い続けているそうです。この点は私がタバコについて考えてときに、一番注目したことです。人類のこれまでの長い歴史の中で、タバコが健康に悪いだけのものなら生き残ってこなかったはずで、必ず淘汰されたはずです。私の認識は、タバコは確かに健康に悪いが、精神面にそれ以上のプラスの効果があるのではないかというものとなりました。

　このように私の認識は、タバコは健康には良くないが、プラスの面もあるというものですが、浅井氏は「タバコは健康に良い！」と言っているという話です。これは本人に聞いてみたいところです。掲示板をご覧の方はご存じですが、そんなわけで私は浅井氏に質問をしてみました。質問したのは、以下の２点です。

１）タバコは健康に悪いというこれまでの医学データを、浅井さんはどのように評価しますか

２）浅井さんがタバコは健康に良いと判断した根拠を教えて下さい

　私はこれまで何度も浅井氏に質問をしてきましたが、返事は早ければその日に、遅くとも次の日には必ず来ていました。ですが今回はそれを過ぎても来ないので、返事はないだろうと書きました。

　大変失礼しました、みなさん！　返事が来ました。
　浅井氏からの解答メールを転載します。

　・・・＜転載開始＞・・・

本山様

メールありがとうございました。
タバコの害についてはアメリカの弁護士と嫌煙グループのデータ捏造によるものです。
無理やりに作成した医学的データです。理由はOリングテストによるものです。
ご自分で試して下さい。誰がやっても同じです。

�潟Oローバルクリーン

　・・・＜転載終了＞・・・

　この解答をどのように解釈するかは、人によって違うと思います。
　私は医学データの捏造の可能性は充分にあると思っているので、この解答に驚いてはいません。ですが仮に私自身がＯリングテストでタバコが健康に良いとでても、タバコを吸おうとは思いません。Ｏリングテスト自体も１００％の結果が出ると保障されたものではないようです。浅井氏と似ている主張をされている『はっぴいの惚れ惚れ＊＊＊物語』の管理人さんは、Ｏリングテストで違う結果が出る場合があると指摘しているようです。
　また光虔（こうけん）さんのような神秘家の間では、タバコは大変評判が悪いようです。以前記事に書きましたが、光虔さんはタバコを吸うと指が黄ばむようにオーラが黄ばんでくるとまで言っています。ちなみにゲリー・ボーネルさんもタバコが大嫌いなようです。私もタバコの煙が苦手で、食事中などにタバコの煙が流れてくるとうんざりしてしまいます。sky walkerさんのハイヤーセルフさんによると、タバコを吸う吸わないは個人の選択とのことですが、私は今後も吸わないだろうと思います。

新しいページの構想．．．２００５年７月１３日

　当ホームページの掲示板の書き込みが、最近多くなってきました。
　この掲示板の過去のログは７００件までで、それを超えると自動的に削除されてしまいます。そうでなくても古くなったログをわざわざ見に行く訪問者の方は、少ないと思います。私としては情報として残しておきたいものがあり、最近当ホームページを初めて訪問された方の目に一度も触れる機会もなく削除されてしまうのは惜しいと思うのです。
　私がそう思うようになったきっかけは、しばらく前に掲示板で話題になった精神世界の本についてです。単に書名を並べるのなく、読んだ方の書評も入っており、情報として残しておきたいと考えています。
　そこで当ホームページ内に、新しいページを（「訪問者のページ」といった題名などで）開設し、そこにジャンル分けして掲示板の書き込み記事を掲載しようと考えています（どの書き込みを掲載するかは私の判断になってしまいますが）。
　そこで以前掲示板に書き込みをされた方で、掲載を望まない方や、当時の書き込みと今は意見が違っているので掲載されると困るという方は私にメールを送ってもらえるでしょうか（数日以内を希望）。それと掲載文の中でジャンルと関係ない部分は「・・・（略）・・・」という形で削除しようと思っています。これも気に入らない方はメール下さい。

　それとそのページ専用に記事を書きたいという方の掲載も行っていこうと思います。それだったら自分でホームページを立ち上げればいいじゃないかという話になりますが、そこまでやるのは面倒という方もおられると思います。それと自分でホームページを立ち上げると、更新のプレッシャーが常につきまといます。私は４年半やったので、その辛さはよくわかります（更新のプレッシャーがないというのは素敵ですよ！）。
　当然ですが、すべての記事を無条件に掲載したりはしません。それも私の判断になってしまいますが、以下の基本路線を考えています。

（１）　個人の体験談で、それが興味深く、他の人が読んで感銘や共感（笑いも可）を与えられるもの。

（２）　情報として第三者が読んで有益と思われるもの。

　私個人の見方や考え方があって、どうしてもそれに影響されると思います。ですが私の考え方と違った場合でも、第三者が読んで有益と思われるなら、出来るだけ掲載していこうと考えています。
　この掲示板は１回の書き込みで１０００文字以内という制限があり、それを超える場合は、数回に分けて書き込むことになります。気合を入れて書いて１０００文字を超えてしまった場合や、自分の書いた記事を（いずれは消える掲示板ではなく）残しておきたいと思われる方は記事メールを私に送っていただけるでしょうか（何度も言いますが採用かボツかは私の判断になってしまいますが）。

「渡邊さんの緊急レポート」報告（地震）．．．２００５年７月１０日

　渡邊延朗さんの緊急レポート「神の計画２０１２」が我が家に送られてきました。
　申し込んで２日後には届いたのですから、渡邊さんの意気込みが伝わってこようというものです。
　このレポートの副題は、「アセンションする地球」で内容の大枠は、フォトンベルト等の影響で地球がポールシフト（極移動）を起こすと共に、地上の生命体のＤＮＡの変化が始まり、地球及び人類の五次元へのアセンションが起こるというものです。渡邊さんの意図を端的に伝えようとすると、第４章の「アセンションする地球」の、その経過を要約した部分をここに掲載すればいいのでしょうが、レポートに「無断転載を禁じます」とあるので、止めておくことにします。
　当ホームページではこれまで、地震の予知、預言の話題をしてきましたので、渡邊さんの緊急レポートの、その部分をまず紹介したいと思います。
　以下は、日本で近未来に巨大地震の発生が予測される３つの地域に対し、政府の地震調査委員会が行なった今後３０年以内の予想発生確率です。

・南海地域（Ｍ８．４前後）．．．５０パーセント
・東南海地域（Ｍ８．１前後）．．６０パーセント
・東海地域（Ｍ８程度）．．．．．８６パーセント

　これは政府が発表する値にしては随分大きな数字だなあという気がします。というのは行政機関としては、大きな危険を発表すればするほど、それに対する備えや人員や予算をつけなければならないうえに、行政側の責任も増すからです。それでも発表するというのは、はやり相当に危険な状態になっていると言っていいのだと思います。
　この３つの地域は巨大地震の巣といわれる南海トラフ上にあり、２００５年５月に名古屋大学の平原和朗教授が、スーパーコンピューターを使ってシュミレーションした結果、まず東南海地震が起きてから拡大する形で東海地震が連動して発生する可能性が高いそうです。そうなると受ける被害は甚大なものとなっていくそうです。政府は東海地震での死亡者数を数万人と予想しているそうでですが、アメリカ政府の内部資料では、最大２０００万人という数字になっているといいます。この違いはアメリカは、静岡県の浜岡原発が断層上に建設されており、地震により放射能漏れを起こす危険性があり、その際に首都圏全体が放射能に汚染される可能性を含んでいるからだといいます。確かに渡邊さんが言うように、政府の予測は控えめ過ぎるかもしれません。

　次に気になる首都圏直下の巨大地震の可能性です。
　２００５年６月１日、東京、神奈川で、東京湾を震源とする震度３程度が都合５回、そのうち３回はわずか３時間の間に発生したそうです。震源は羽田空港から房総半島に向かって３キロの地点で空白域でした。この場所こそ１５０年前の安政江戸地震（Ｍ７）の震源地であり、ユーラシア、フィリピン、太平洋プレートの他に第４のプレートの存在の存在が疑われる場所でもあったといいます。これほどの短時間の間に計５回も地震が起きたことは過去前例がなく、ある専門家は「１０年分の地震がきわめて短時間のうちに一編に起きた」と言い、大変注目されたそうです。ですが不思議なことに、この羽田沖の地震を記事にした新聞はわずか２〜３紙で、ＮＨＫをはじめテレビ各局も地震報道をほとんど流さなかったそうです（５月下旬から６月初旬にかけて、在京のテレビ各局は、東京直下地震に対し特別警戒体制にあったというのにです）。それゆえ多くの人が不自然さを感じたといいます。
　さて渡邊さんの地震予測です。
　７月２日、テレビ朝日系列で放送された「草野仁の緊急検証シリーズ　巨大地震は必ず来る２」で取り上げられ過去３０回以上の予知に成功した専門家を紹介しています。この番組は私も観ましたが、訪問者の方も観られた人は多いと思います。この専門家は巨大地震（Ｍ８以上）が発生する可能性が高いのは関東地区で東京を直撃すると言っていました。渡邊さんが今年秋に首都圏直下の巨大地震を言っているのは、この専門家の意見を参考にしたのかもしれません。専門家の名は忘れてしまったのですが、たしか大学の研究室を退職して独自に研究を続けている人で、地震雲で地震を予測する手法だったかと思います。気象庁は、地震雲による予測を否定しているらしいのですが、この専門家の的中確率は相当に高かったと記憶しています。その専門家の予測時期が「今後数ヶ月から半年後」です。番組制作が５〜６月だったとなると、ちょうど地震の予測発生時期は、秋頃になります。

　以前この欄で紹介したゲリーさんの預言では、首都圏直下の地震は、８月と１２月に小さな地震が発生するというものでした（小さいとっても震度５は充分にいくだろうと個人的には思っていますが）。８月というと来月です。どちらにしても今年あたり首都圏を地震が襲う危険性は、そうとうに高いようです。



・渡邊延朗さんの緊急レポート「神の計画２０１２」のＣＤを購入したい人は以下のメールアドレスに�@名前�A住所を書いて送って下さい。値段は２０００円＋（銀行への振込み手数料）です（渡邊さん、宣伝しておきましたので）。

andy0606@mx1.ttcn.ne.jp

・このＣＤには、地震の他にも色々な話題があり、当ホームページにそれに対する記事を書いていくかもしれません。

ＥＭ菌．．．２００５年７月２日

　ＥＭ菌に関して調べてみようと思い、アマゾンで本を適当に数冊買い込んだのですが、その中に比嘉照夫氏以外の本がありました。田中茂（この人は医者でありながら、一時期に埼玉県和光市の市長をしていたという変り種です）という人の「ＥＭ−Ｘが生命を救う」（サンマーク出版）という本です。
　その中に末期ガンの患者が、ＥＭ−Ｘ（ＸというのはＥＭ菌そのものではなく、ＥＭ菌によって作られた抗酸化物質を飲用にしたもの）によって劇的に治るという例が多数載っています。田中氏は現役の医者であり、実際にＥＭ−Ｘを処方した結果が残されているわけで臨床例として貴重だと思います。それを読む限り、“すっげえ〜、ＥＭ−Ｘは魔法の薬じゃん！”となります（普及を目指す比嘉教授の意向によりＥＭ−Ｘは薬としては登録していないそうです）。しかしながら私は不思議に思いました。末期ガンが完治するような夢のような薬（実際は清涼飲料水）なら、なぜ世間で大騒ぎしないだろうということです。経済ジャーナリストの浅井隆さんが１０年前に、ＥＭ菌はまだまだ実用段階でないと言っていたことが思い出されます。
　すると本の中に、こんな記述を見つけました。抜粋します。

・・・＜本からの抜粋開始＞・・・

　ただ、ＥＭ−Ｘはあらゆる人に同じような効果を発揮するとはかぎりません。人間は固体ごとに差があり、こういう症状の人にこれだけＥＭ−Ｘを使えばこういう結果が出る、と一律に決めるわけにはいかないのです。
　私自身、期待してＥＭ−Ｘを投与した末期ガンの患者さんで、効きが悪くてよい結果が得られなかったことも再三ありました。
　・・・（中略）・・・
これから本人の体の状態、気力、覇気、つらさの度合いや不快感、視力、聴力など五感にかかわる自覚症状と、患者さんの心の状態をよく見極めて投与していくことも大切なことです。

・・・＜本からの抜粋終了＞・・・

　確かに末期ガンの患者がすべて治るなら、この世からガンが撲滅されているわけで、世間で大騒ぎが起きているはずです。それが起きていないということは、田中医師の告白のように、相当に個体差があって劇的に効く人と、全く効かない人がいるということのようです。ＥＭ菌は、最初は土壌改良用として注目されていました。「東海アマ」さんのホームページの記述にあるように、汚水処理として劇的な効果をあげた例もあります。私は土壌改良用としてのＥＭ菌の評価はどのようなものだろうか気になりました。そこで、浅井敏雄さんにメールを書いて聞いてみることにしました。
　以下に、浅井敏雄さんから返ってきたメールを転載します。

・・・＜メール転載開始＞・・・

本山様

　メールありがとうございました。
　ＥＭ菌の実力は土壌改良用でも完全ではなく失敗も多くあり、あまり評判がよくないのが現場の農家の方の談です。又、EM-Xなどの飲み物については玄米の糠の酵素を利用していますので寿命が短くなります。
　また能力もそれほどではありません。こちらの乳酸菌生産物質の方がはるかに優れています。

�潟Oローバルクリーン

・・・＜メール転載終了＞・・・

　さりげなくグローバルクリーン社の商品を宣伝しているところがなんとも言えませんが、ＥＭ菌の評価がけっして高くないことがわかりました。

　ＥＭとは英語の「有用」（Effective）と「微生物」（Micro-organisms）を組み合わせた比嘉教授の造語で「有用微生物群」の略だといいます。私にはこの世に微生物が、どのくらいの種類がいるかわかりませんが、おそらくたいへんな数だと思います。また土壌の質や、人間の体質も多種多様だということを考えれば、“すべてに劇的に効く”ことを期待するのは無理だろうとも思えます。ただしはまれば劇的に効くというのは事実です。田中氏の本に載っていた例を一つだけ紹介します。
　２０００年９月に、夏風邪の咳が止まらないので、ある病院で調べてもらったところ、肺ガンの一種である小細胞ガンの末期だと診断された男性（４８歳）がいました。診察した医者は無情にも「手術をしても助かる見込みはほとんどない」と言ったそうです。田中医師のところにその患者がきたのが１１月１０日で、ＥＭ−Ｘ５０ｃｃを１日３回飲むように処方したそうです。そうしたらなんと１ヶ月後に検査したところガンが消えてしまったそうです（ＥＭ−Ｘは肺ガン系に良く効くと田中医師は言います）。
　世の中には運命の不思議があるなあとつくづく思うのは、もしこの男性が末期ガンでなく、そこそこに進行したガンだったら、最初に検査した病院で手術を受けたに違いありません。そうなれば、この男性は数年の命だったかもしれません（私が以前聞いた話では、ガンの切除手術をした人は、２，３年後にあの世にいく例が多いそうです）。
　こういった例があるように、私は浅井敏雄さんの言うようにＥＭ菌が“ダメ”だとは評価しないようにしようと思っています。まだまだ研究段階のようですが、すごい可能性を秘めているという気がするのです。

　（おまけ）

　ある訪問者の方から、健康に関する興味深いホームページを教えていただきました。

『はっぴいの惚れ惚れ＊＊＊物語』（＊＊＊の部分は、食事中の方もおられると思い私（本山）が隠しました。興味のある方は＊＊＊を確認して下さい）

　私はこれまで浅井敏雄さんのような健康に対する見解を持っている人を見掛けたことがありません。ですが、恐ろしく似た主張をされています。さっそく私は、

・惚れ惚れ＊＊＊の素
・カワイ株

　を注文してみました。
　内容が内容なので、試した結果を書きづらいのですが、本当に効果があったらホームページに載せたいと思います。

ＥＭ菌、不食に関するメール．．．２００５年６月２７日

　訪問者のmoonさんという方からＥＭ菌、不食に関するメールをいただきました。
　とても参考になる情報なので、ご本人にホームページへの掲載をお願いしたところ、快く許可していただきました。
　ＥＭ菌や不食に興味のある方は、参考にしていただければと思います。

・・・＜転載開始＞・・・

初めまして。
＊＊県＊＊市在住のmoonと申します。

精神世界に救いを求めるうちに本山さんのサイトにたどり着きました。
未熟すぎる私には難しい事のほうが多いのですが、楽しく拝見しております。

さて。
「お知らせ!」にEMや不食の事が書かれておりましたので参考になればと思います。
が、多大なネットワークをお持ちの本山さんには、すでに御存知のことかもしれません。
重複していたら、ごめんなさい。

「EM」
取り扱っている店舗(Web上)では↓ここが一番、丁寧のような気がします。

http://www.binchoutan.com/emx.html

EMは土壌改良剤と記載されていますが、JAS規格です。
利用されている方々の中には、飲用されたり歯磨きに使ったりしているようです。
なお、EM原液は善玉菌が休眠状態にあるため、活性液を作って飲用やエネマ、家庭用洗剤に使っている方もいます。

また、ここ↓はEMX、バランス?を取り扱っている店舗ですが(東海アマさんもご推薦)

http://www.em-life.jp/index.html

EMとは違います。
EMXは高波動・抗酸化商品です。抗酸化作用・免疫強化などに毎日微量飲用するほかに、炎症・傷などにも直接散布する方法もあるみたいです。
そういえば、どこのサイトで読んだか思い出せずにうろ覚えで申し訳ないのですが、国内のどこかの外科医の先生が、がん手術後の傷口にEMセラミックスパウダーを大量に置いて、化膿や感染を防ぎつつ自己免疫力で傷を完治させる方法を採用していると読んだ覚えがあります。
私の母は2種類のがんに侵され、西洋医療で何とか持ちこたえてきました。が、私には、その体を切り刻む方法しか採用しない医療方針(←そんなに単純ではありませんが)に、少なからず疑問を持っています。それでEMとゲルソン療法の情報にあいました。
母に紹介するには、遅かったようですが…。


「光で生きる〜ジャスムヒーン〜」
不食のことも少し触れていましたので。
私の個人的な印象でいうなら、山田氏の本にはあまりピンときませんでした。
でも、食べない事で体調が良い、さらに精神的な部分でも上向きになれるという点では私も納得しました。
私も少量の食事だけで過ごした期間は、カラダもココロも爽快だったからです。
ただ、一度普通食(以上の量)に入ってしまい、なかなか毒が吐けずに鬱気分になっています(苦笑)。
ジャスムヒーンさんも「光で生きる」本を出版されていますが、今年初めのセミナーでは本を書いている頃と今の方法はだいぶ変わってきているとおっしゃっていたようです(根本的な部分、つまり、光で生きるようになるというコンセプトは変わっていないと思いますが)。

私が読んだサイトでは下記のように書いてありました。

★引用　始め★
体重の固定を何度も言っていました。
体重が減っていくようではダメだと。
内なる神とつながり、親指と他の指(どの指でも可)でムードらを作って、コマンド(命令)するそうです。
Perfect weight now.
体重が減り続ける様ならば、光で生きるまでの進行を遅くした方がいいそうです。
体重も自分の意図（このコマンド）でコントロールできなければいけません。
体重が減り続ける人は死ぬそうです。
彼女はある時、内なる神に聞いて、痩せすぎていると言われ、何も食べずに8キロ増やしたそうです。

彼女はもう21日間プログラムを推薦しないと言っていました。
あの本を書いた頃には、誰にでもできると思っていたそうですが、実際は、そうではなかったそうです。
ドイツ人などがやっている5年間プロジェクトを推薦していました。
まず、1日3食の人は2食に。
2食の人は1食に。
1食の人はベジタリアンに。
ベジタリアンの人はヴィーガンに（厳格なベジタリアン。卵や乳製品や魚も食べない）
ヴィーガンの人はフルータリアンに（フルーツのみ）
フルータリアンの人はリキッダリアンに（液体のみ）
という手順で体を浄化しながらプラーナのみの食事に移るとのことです。
急いではいけないと言っていました。
ゆっくり、時間をかけて移行しなさいとの事でした。
つまり、その人の発する周波数が高くないとプラーナのみでは生きられないという事が分かったという事らしいです。
酒を飲んだり、肉を食べると周波数が下がるらしいです。
それから、都会では他からの周波数の影響を受けないというテクニックも必要だといっていました。（この瞑想は初日にやりました）
体を光で生きるようにプログラミングし直す事も必要だそうです。
それは、二日目にやりました。
10年以上、光で生きていて、あの本を書いたときより、随分考え方が変わったといっていました。
★引用　終わり★

この部分をコピーして保存していたので、サイトがどこに在るのか探したのですが、判りませんでした。ごめんなさい。


初めてなのに、駄文の長文ですが、参考にしてもらえれば良いと思いました。
他意はございません。

　　　・・・＜後略＞・・・

・・・＜転載終了＞・・・

“.....”のリンク．．．２００５年６月２４日

　以前「東海アマ地震予知情報」のサイトを紹介したことがありましたが、仕事場のある方（富士電機の小○さん）からこの東海アマさんの別の側面を紹介していただきました。
　東海アマさんによると、このサイトの１日のヒット件数は１０万件に達するといいます（余談ですが、私にはこの数字は信じ難いものがあります。比較的名のしれた「副島氏のサイト」でも１日せいぜい３０００件程度ですし、毎日最新の政治経済情報を流している「株式日記」でもそのくらいです。実際にサイトを運営している者として、１日１０万件というのは想像を絶する数字です）。東海アマさんのサイトを訪れる多くの人は、（私も含めて）その日の地震予知を見るのが目的だと思います。それゆえ私は、東海アマさんが地震以外のことを書いていることを全く知りませんでした。
　小○さんから、

http://www1.odn.ne.jp/~cam22440/
↑ＬＩＮＫはこのページの一番下の“.....”で入れます。

　というメールをもらって怪訝に思いました。“.....”って何？　というところです。実際に“.....”をクリックすると、なんとその“.”の一つ一つにリンクが貼られているのです。さすがに東海アマさんらしいなあと感心してしまいました。一般の人は気付かなくても、読むべき人にだけに読んでほしいということでしょうか。
　その最初の２つの“..”に東海アマさんが名古屋から岐阜県の蛭川村というところに、友人を連れて移住したときの様々な体験談が載っています。街から遠く離れた山奥の過疎の村で自給自足を目指して色々な生活インフラに取り組んだ奮闘記です。この体験談がメチャメチャ面白くて、夢中で読んでしまいました。東海アマさんのサイトを訪れている人は多いと思いますが、私のようにこのリンクをを知らなかった人もいると思います。私の場合は東海アマさんと同じように山奥に移住しようと思っているので、特に面白く感じるとは思いますが、物作りに凝るような（あるいは少年の冒険心を残しているような）人にとってはたまらないものがあります。
　念のためリンクを貼っておきます。

蛭川村移住記

蛭川村風土記

　小○さんもそうですが、これを読むとＥＭ菌が非常に気になります。
　もう１０年以上前になりますが、経済ジャーナリストの浅井隆さんが、当時注目されていたＥＭ菌は、まだまだ実用段階でないと言っていたので、私もノーマークでした。これを機会に、少し調べてみようかと思います。

渡邊延朗さんからのメール．．．２００５年６月２１日

　フォトン・ベルトの一連の著作で知られる渡邊延朗さんから、前回のゲリーさんの地震預言に対するメールを頂きました。
　内容はずばり「ゲリーさんの予言どおりにならない」です。
　渡邊さんならではの独自の情報網があるようです。訪問者の方々にもお知らせしたと思い、ご本人にお願いしたら、快く掲載を許可して下さいました。


・・・＜転載開始＞・・・

本山功二様

ゲーリーボーネルの予言について拝見しました。

おそらく彼の予言どおりにならないと思います。（一部南アジアとインド付近の予言はその通りだとはおもいますが．．．．）

　とういうのは、いま世界中の数百の海底火山が噴火を始めているとのことです。世界各国の海軍はこの事実を把握しているといわれます。

　巨大地震については、まずスマトラ島かカリフォルニア付近で発生すると思われます。（場合によってはM９クラス）

　特に、太平洋沿岸は要注意です。北米、南米の太平洋沿岸が危険です。

　最近は北米のカリフォルニア付近で中規模地震が頻発しています。（バンクーバー沖では、この一年間で約３０００回に近い群発地震が起きています）時期は、今年の9月から１０月にかけての頃が危険だと思います。（場合によっては7月から8月）

　その後、日本に巨大地震が襲う可能性があると予測しています。

　これから起きる巨大地震の被害者（死者）は、おそらく数千万人規模にのぼると思われます。

　ただ、地球を壊滅させるような地震は２００６年以降になってからだと考えています。２０１２年に向かってこの傾向は一段と増してゆく筈です。

　この地球の現状は、ボーネル氏が予言するような楽観できる状況にはないと思っています。

渡邊延朗

・・・＜転載終了＞・・・

ゲリーさんの最新地震預言．．．２００５年６月１９日

　ＡＴＳＵＴＡさんからゲリーさんの今年（２００５年）後半の預言を送っていただきました。これらはＡＴＳＵＴＡさんらが寄稿しているＰＯＮ超常現象研究所にいずれ翻訳されて載ると思いますが、日本の地震に関する預言が以前と変化しているので、ここで取り急ぎ紹介したいと思います。
　以前この欄で紹介したゲリーさんの預言ですが、５月〜６月にかけて東京が巨大地震に襲われるというものでした。最新の預言では以下のようになっています。

・東京と北海道で、巨大地震ではありませんが、小さな地震が８月に起こり、続いて再び１２月にも起こるでしょう。

・小さな地震が２つの地域（東京と北海道）に集中する代わりに日本中で起こるでしょう。

　その理由として、地震の強度を少なくすることに取り組んできた日本のあるグループが、奇跡的な仕事をしたからだそうです。

　ついでに世界の地震についての預言を紹介します。

・２００５年８月に東南アジアと南インドで巨大地震が起こるでしょう。

・環太平洋火山帯の地震は、２００５年の８月の終りに起こり始め、２００７年５月の始めにも起こるでしょう。ただしその被害は限定的です。カリフォルニア、オレゴン、ワシントン、アラスカでは火山活動による小さな地震が発生するでしょう。

・ニューヨークは長年なかった微動を初めて感じるでしょう。これは２００８年１１月に襲ってくる巨大地震の先駆けです。

　とはいえ地震活動は、ゲリーさんが以前直感したよりそれほど劇的ではなくなったようです。

　ゲリーさんの預言には地震以外にも実に様々な預言が書かれていますが、一つ非常に気になったものを紹介します。

・北朝鮮が今年の夏の終わりに核を爆発させるでしょう。それに対しアメリカは不快感を表明するだけで何も行動しないでしょう。

　これは北朝鮮による地下核実験のことだと思われます。北朝鮮の核実験は単に核の脅威だけでなく、実験によって飛び散った核物質が偏西風に乗って日本に到達する危険性があります。そうなると日本でパニックが起きることも考えられます。
　非常に憂慮すべきことで、今後の動向に注目です。

超素食．．．２００５年６月１５日

　以前「不食」を話題をお知らせしました。今回は食事はするけれども、（超？）素食の話です。当ホームページの「食べ物の話」で取り上げている浅井敏雄さんから届いたメールマガジンを転載します。
　以前浅井敏雄さんの勉強会に出席したときですが、浅井さんは２ヶ月間白い御飯だけ（味噌汁もお漬物ない全くの白米だけ）で暮らしてみたが、健康に全く問題がないだけでなく快調そのものだったと言っていました。私は、「すげぇー人だなあ」とは思ったのですが、自分もやってみようとまでは思いませんでした。まだまだ私も食べる楽しみを失いたくないと思っていて、浅井さんは「食べる喜びなどは次元が低い」と言うのですが、「別にいいや、次元が低くても」という思いもあって、実践するまでには到っていません。
　今回のメールマガジンで印象的なのは、内科医の現役のお医者さんや、多くの実践者の声があることです。世の中には、嬉々として御飯と味噌汁以外は１／８のおかずという素食を実践している人がいるんだなあと関心してしまいます。現役のお医者さんが納得して実践しているということは、これまでの栄養学という分野は、どうなってしまうのだろうと思います。
　我々日本人の食生活が豊かになったのは江戸時代からだと言われています。元禄時代に庶民は玄米食から精製した白米食になったそうです。それ以前の時代は、庶民は米すら食べられなくて、稗（ひえ）や粟（あわ）といった雑穀が主食だったといいます。例えば戦国時代の頃は白米というと贅沢食で、戦にいったら白米が腹いっぱい食えるというのが特典だったという記録があるそうです。つまり人類のほとんどの時代は、現在の我々がいう“素食”をしてきたわけで、１日に２０種以上の栄養素を摂ったほうがよいという栄養学は異常に見えてきます。
　「気候変動の文明史」ではないですが、豊かな生活を求めた結果、人類は森林を破壊し、海洋を汚染し環境を痛めつけてきました。そしていずれ近いうちにそのつけを払うときが来ると指摘されています。豊かな生活の最たるものが現代の食生活だと言えます（今の日本人の食事は毎日山海の珍味が食卓に並び、昔の王侯貴族並だと言われています）。浅井さんのような人が出てきたことは、こういった２０世紀型の大規模環境破壊型の豊かな生活の追求への反省かもしれません。


・・・＜メールマガジン転載開始＞・・・


■【　ご飯中心の素食の実行が全ての病気を防ぐ世界最高の食事法　】

　先日の大阪での講演会でお話しして下さった内科医師の高瀬先生と後でお話しした時ご飯と塩、味噌、醤油の素食を実行してから身体がとても軽くなり、走っても疲れなくなり以前よりずっと健康な身体になっていくのを実感していると話して下さいまし た。今まで多くの食養法を学んできたがこの食事法が最高だと実感すると話しておられました。そして主食のご飯と小麦から作ったパンやうどんとは主食のレベルがまるで違うという話しでした。高瀬医師は昼も夜も白いご飯の塩ムスビを持参しておられました。

　パンの好きな方、うどん、麺類の好きな方も多いと思いますが多くて一日に一回のパン、麺類はいいと思います。できたらたまに食べるようにして下さい。それくらいご飯の主食としての質がこの地球上で最高だからです。パン、うどん、ソバなどよりご飯の方が５０％くらい身体に対して良い主食と言えます。同じエネルギーを摂るならご飯の方がはるかに良いことが分ります。改めてご飯の良さを見直しましょう。

　フジテレビのアンビリバボーでこんな特集がありました。有名な番組なのでご覧になられた方も多いと思います。

　ヨーロッパのある少年が4歳のときから15歳になるまでの11年間、朝昼晩をジャムパン 以外、何も食べなかったそうです。どんなにおいしい食べ物があっても食べず、 いつも ジャムサンドイッチのみ食べ続けたのです。栄養失調になるのではないかと心配した両親が健康診断をしてもらった所、普通の食事をしている他の少年と何ら変化がなかったというのです。栄養学者はいずれ栄養不足になるのではと言っていましたが、11年間何ともないのです。おそらく一生続けても栄養失調にならないばかりか、大人になり老人になった時、他の同級生はどんどん成人病や癌などの病気に悩まされると思いますが、この少年だけが、元気で長生きすると思います。食事の内容は主食の小麦のパンとイチゴジャムの中の砂糖くらいです。パンとジャムの中に多少の塩分が入っているだけの粗食です。

　コーカサス、グルジアの山岳長寿民族の食事が365日何十年もナン（パン）とお茶だけ という超粗食で100歳を超えても畑仕事をやっている元気さを思うと主食だけあれば人間は十分に健康長寿になれることがよくわかります。

　この番組で何も食べない婦人のことも紹介されていました。診断した医師の話しでは、 おそらく空気中より水分や栄養を摂っていたのではないかと話していました。以前紹介した光と空気だけで生きている女性や65年間何も食べないでも生きている女性ヨガの人、3年前から不食を宣言して実行し続けている人など、数多くの体験者がいます。ここで、改めて主食と塩だけの素食が基本の長寿食であることを知ってください。あと一切れの野菜と海藻で最高の長寿食となります。

　オカズが病気を作っているのです。一切れ以外は全て過剰になるのです。栄養を摂るのではなく、栄養を摂らない、食べない、健康法です。

■素食を実行した人の体験談です。

【ご飯中心でオカズを最小限にしたら体調の変化する人、続出！】

■　（　岐阜市　H．Tさん　男性.47歳　）　

　ご飯に味噌とキムチを作るつもりで作った、にんにくに塩と唐辛子を加えたものだけでほとんど毎日過ごしています。１日２食です。体の調子はすごくよいです。今までたんぱく質、ビタミン、ミネラルをきちんと取らなければいけないと思っていた ことが、実は体に負担をかけていたのですね。特に腰痛。普段は痛くなくても、重いものを持ったり腰をかがめる作業をするとつらかったのが徐々になくなってきています。このまま行けば腰の痛みの感覚を経験することがなくなりそうです。いったいどんな世界が開けるのかすごく楽しみです。今でも意識の鮮明さ、疲労感がなくなってきていることに満足しています。こんなに簡単なのに、大切なことを教えていただきありがとうごさいます。

■【本を読まれたＳ さんの体験メール】 Sent: Saturday　 March 05, 2005

　書店で見つけた『　自然塩、ニガリで死ぬ！』の本を読み、愕然としました。今までの自分のやってきた玄米、自然食が何だったのか、頭をガーンと打たれた思いでした。さっそく浅井先生の提唱されている白いご飯に切り替え、オカズを少なくしてみました。オカズの量は、はじめは1/3、1/5と少なくしていき、1/8くらいの少ないオカズに近づきつつあります。驚いたことにオカズを少なくするほど身体の軽さ、快調さがよくなっていくのが実感できたのです。今まで無農薬でミネラルの多いものにこだわってきたことが間違いだったことがよく理解できました。こんな体験は人生で初めてです。先生の本に出会えて本当に良かったです。食費は安く済み、健康になれると思うと楽しいです。お昼は塩ムスビにのり巻きだけです。ありがとうございました。

■【　Ｋ　Ｙ　さんの体験　】　FAXで体験を寄せられました。

　浅井敏雄先生のニガリ等について、色々書いた本を読みまして大変参考になりました。私も種々有りまして、体の調子が悪く、種々食材を沢山買ってきて料理を山ほど作って食べていましたが、全く改善どころか風邪を引いてもなかなか治りませんでした。先生の本を読んで早速、主食と副食の割合を８：１にしました処１０日ほどで 食欲も出てきました。ぜひニガリの害の無い食事にして益々元気になるように頑張りたいと思います。ニガリの害のない塩、味噌、醤油等についてのカタログありましたら送って下さい。　（　大阪府　　Ｋ　Ｙ　さん　）

■【 Ｔ、Ｍさんの体験　】　Sent: Thursday　 March 10, 2005

　たまたまネットで自然塩の検索していて先生のサイトを知りました。それは大きなショックでした。まさに目からウロコの内容でした。早速、塩、味噌、醤油を変えました。先生の言われる白米ご飯とオカズを極力少なくした食事にして１０日程になります。今までの胃の具合が悪いのが治り、疲れ易い体質、アレルギーも良くなり、何よりも周りから肌がキレイになったとほめられました。わずか１０日ばかりの体験です。今までたくさんの健康食品や自然食、ダイエット食品、整体などを試してきましたが変わりませんでした。こんな簡単な方法で身体も気分も爽快になるとは夢みたいです。 本物の健康法は本当に単純なのですね。今、シンプルライフを楽しんでいます。このサイトとの出会いに何か偶然ではない導きを感じます。先生ありがとうございました。


　オカズを少なくしたり、1/8のオカズにすることで体調が良くなっている方の体験が続々 と寄せられています。こちらが驚くほど多くの方が、白いご飯と少オカズ健康法を体験 されています。今までの人生で経験したことのない快調な健康状態を体感されているの です。それでも信じられない方は、試しに１０日間ほどご飯と1/８ほどのオカズにしてみて下さい。塩ムスビだけに切り替えてもいいですよ。温かいご飯に醤油だけかけて食べ てみて下さい。ご飯を食べるのにオカズが足りない時は味噌、醤油をかけて食べて下さ い。奇跡的な絶好体調が体験できますよ。こんな簡単な素食が最も健康長寿になる秘訣なのです。

　栄養不足、栄養失調、ミネラル不足、バランスの良い食事などの言葉は、西欧で人間の頭、机上で考えられた長寿の実証のない空論、現代栄養学の作り出した意味のない言葉です。アフリカなど世界の難民の子供たちの骨と皮のようなヤセた身体を何度もテレビで見られたことでしょう。医者は栄養失調だと報道していますが、間違いです。

　ご飯と塩が十分にあれば、絶対に栄養失調などなりません。栄養剤も薬も要りません。十分なご飯だけ与えてあげればいいのです。

　たまにおいしい外食をしたり、グルメ旅行もいいでしょう。しかし、普段の食事はご飯中心の素食にしましょう。お昼は「のり巻き塩むすび」が最高です。素食で健康になり地球や世界の為に奉仕しましょう。食べる楽しみ以上の夢と喜びと目的を明確に持ちましょう。食べる喜びなどは次元の低いものに感じるまで。

・・・＜メールマガジン転載終了＞・・・

韓国で話題の予言書．．．２００５年６月１０日

　訪問者の方から興味深い情報をいただいたので紹介します。
　鬼怒愛落（きどあいらく）というブログに今韓国で話題の予言の話が載っているというのです。韓国で、１９世紀半ばに生きた松下老人が朝鮮王朝の滅亡から始まって約１２０年間の未来像を漢文で書いた「松下秘訣」という予言書が話題になっているそうです。予言といえばノストラダムスが有名でしたが、難解な４行詩で、訳者によっていかようにも解釈出来るという難点がありました。この「松下秘訣」も漢文で書かれているので、訳が難しいという点はあるようですが、ノストラダムスよりはるかに、時間的なものや記述が正確なようです。
　これまでに９．１１のアメリカの同時多発テロや盧武鉉氏の大統領選勝利などを当てているようです。その予言書には、これからの朝鮮半島や日本について驚くべき記述があるようで、少し抜粋してみます。

＜２００４年＞
　総選挙でのウリ党勝利、韓半島が兵乱または経済不況に見舞われ、米大統領がテロで死亡し、葬儀の際に大規模なテロが起こる。

＜２００５年＞
　忠清・湖南地域で民衆が蜂起し民衆革命が起こり、日本を経済危機が襲い、米国が北 朝鮮を攻撃する。

＜２００６年＞
　南は社会が安定し和解ムードが漂うが、北で災難が起こり休戦ライン崩壊で住民がソウルに押し寄せる。北が米国に攻撃を加え、伝染病で多くの人命が奪われる。

＜２００７年＞
　北朝鮮指導部が亀裂を見せ始め、在韓米軍が撤退し、核爆弾が投下される。北の指導部が権威を失い、米国が攻撃すると北は崩壊し半島が統一される。


　日本ではこの間、経済危機や天変地異が起こり、２００６年から２００８年まで天変地異のため難民が生まれ、２００９年にはより大きな天変地異で数千人の援助を受けると予言されているそうです。

　米大統領の暗殺ですが２００４年となっていますが、これはもちろんはずれです。ですが気になるのはゲリーさんの預言にブッシュ大統領は執務中に暗殺とありました。またこの「お知らせ」欄の２００５年１月６日号で、チュニジアの占星術師ハサン・シャーリニー氏が「来年（２００５年）後半にブッシュ大統領が暗殺される」と預言したことを紹介しました。韓国の人々は、多少時期がずれただけと思っているのかもしれません。

　２００７年に北朝鮮の指導部が権力を失うなんて、いかにもありそうな話なので、少々誰かが松下老人という人物を創作し予言書なるものを捏造したんじゃないかと疑ってしまいます。ですがこの予言書の訳者の黄という人は、ドイツのベルリン大で博士号を取り、現在は統一研究院の専任研究員というから、学者とか研究者という立場の人です。そうなると詐欺とは考えにくく、やはり本物と考えるのが妥当なようです。
　興味ある方はブログをどうぞ。

数秘術．．．２００５年５月３１日

　訪問者の方々は数秘術というものをご存じでしょうか。
　自分の誕生日から、その人のオーラの基本色がわかるというものらしいです（「オーラ・パワー獲得法」（ジョー・Ｈ・スレイト著、心交社）。著者らは実験でオーラの基本色と被験者の誕生数を調べてみてところ、強い関連性があり、かなり一致したというのです。
　そこで興味のある方の為に、ご自分のオーラの基本色の求め方の紹介をしたいと思います。

　　　　　　　　早見表

　例ですが本に載っていたものを引用します。例えば１９７５年９月１６日生まれの場合、上の早見表を使って、

　　　　　　　　　　例

　１＋５＋７＋２＋５＋４＋２＋５＋９＋１＋６＋１＋９＋７＋５＝６９となります。これら数字の十の位と一の位を足して一桁の数字になるまで計算します。６＋９＝１５なので１＋５＝６となります。
　この６が誕生数となります。下図は誕生数とオーラの基本色との関係です。

　　　　　　　　誕生数とオーラの基本色の関係

　どうでしょうか。ご自身の傾向と一致している部分はあるでしょうか。
　ちなみに私の誕生数は９でした。

不食．．．２００５年５月２６日

　ちょっと前ですが、フォトン・ベルトの一連の著書で有名な渡邊延朗氏から不食（読んで字のごとくで、食事をしないことです）に関する情報メールをいただきました。
　私自身も不食に関しては興味があって、山田鷹夫氏の「人は食べなくても生きられる」（三五館）は読んだのですが、ジャスムヒーン女史の「リヴィング・オン・ライト」はまだ読んでいません（ちなみに山田さんは、最近「断眠」という本まで出しています）。これに関してはまだまだ調べることがいっぱいあって、記事にするには相当先になりそうです。
　しかしそれだと旬（しゅん）な話題である不食を訪問者の方に紹介できません。そこで渡邊さんからの情報メールをそのまま紹介しようと思います。渡邊さんとしても私にメールを送るということは、このホームページで紹介されることを想定された上でのことだと思います。

・・・＜転載開始＞・・・

　NASAが不食の研究を始めるようですが、フォトンを体に取り入れることで不食が可能になると考えられます。先日フジテレビのアンビリバボーでもロシアの女性を紹介していました。専門家は太陽のエネルギーを取り入れているので不食が可能と見解をのべていました。　渡邊延朗

2005年5月5日放送

アンビリバボーな食生活

　彼女の名前はジナイダ・バラノワさん（68歳）。なんと彼女は食事を全くしないのだ。飲み物も口にしない。彼女の名前はロシア中に知れ渡るほどだ。
　家の中には飲食物は全くなく、友人が来た時のために調理器具も冷蔵庫もあるのだが、彼女が食事をしないことがわかり誰も来なくなったという。
　彼女が食事をしなくなったことには、悲しい過去があった。12年前、最愛の息子ウラジミールさんを交通事故で失ったバラノワさん。彼女が40歳の時にできた待望の子供だっただけに、悲しみは計り知れないほど大きなものだった。その1年前には夫、2年前に両親を相次いで亡くしており、周囲は彼女の体を心配したが、食事を摂ることさえままならないほどの状態が続いた。
　食べたい気がまったく起こらず、草を煎じた汁を1杯飲むだけという日が続いた。栄養が足りない日々が続き、体に変化が起こった。体力が低下し、口が乾き、さらには皮膚がむけるような感覚さえしたという。
　しかし、食べたい気は起こらず汁さえ飲めなくなり、2000年からは飲食を全くしなくなった。だが、そんな彼女の体内にはある異変が起こっていた。あんなに辛かった症状が和らぎ、気分が良くなって来た。信じられないことに食事を摂らなくても健康でいられる体を手に入れたのだ。同時に息子の死という悲しみも受け入れられたという。
　地元のテレビ局が話を聞きつけ取材をし、ロシア中に名を知られるようになった。ではなぜバラノワさんはまったく飲食をせずに健康でいられるのか。
　通常、絶食状態を続けると一週間で栄養失調状態に陥り歩行が困難になる。2003年、モスクワ民族友好大学の医学部のチームが1ヶ月間バラノワさんに密着し、本格的な調査を行った。体内組織の機能の検査が行われ、彼女からは病気といえる症状や異常は一切見つからなかったどころか、細胞レベルでの体内器官の状態が30歳の女性と同じだったというのだ。
　にわかには信じられないことだが、こんなことで予想がつく。食べたものがエネルギーになるのは、体内で酸素と結びつくことによってであるが、酸素の2％は細胞を傷つけ様々な病気のもととなる活性酸素となってしまう。食べるたびに活性酸素は蓄積していく。
　さらに以前当番組で取り上げたように、老いたマウスの食事を低カロリーのものにしたところ、老化が抑えられ寿命が二倍になったのだ。これは、栄養の高い食事をするよりも、食べることによる害を抑えた方が効果があるということなのではないか。
　この究極の方法が、全く飲食をしないバラノワさんの例なのではないか。彼女は、いつも太陽からパワーをもらっている気がすると話す。彼女を調査したチジョフ教授の見解でも太陽が関係する。日光によって皮膚の下にあるコレステロールの一種からビタミンDが生成されることが確認されているのだが、バラノワさんの場合はビタミンD以外にも生成されているのではないかという。
　次に、彼女の右の肺は普通だが、左は大きく膨らんでいたという事実だ。彼女は空気中から水分を吸収するように発達したと考えられる。さらには特殊な能力を持った腸内細菌が育った可能性があるという。
　チジョフ教授は、これらは仮説にすぎないが、一つ言えるのはバラノワさんが人間が持つ潜在的な可能性の扉を開いた、ということだと話す。
　今もなお進化し続ける人体。我々は、その一部をかいま見たに過ぎないのだ。


太陽を食べる男 NASAが研究へ

【AFP】8年間、水分と日光だけで生きていると主張するインドのヒラ・ラタン・マネク氏(64・写真)がこの度NASAに招待され、彼がどのようにしてそれを成し遂げているかを紹介することになったとのこと。氏はケララ南部に在住する機械エンジニアで、1992年から断食を開始し、1995年にヒマラヤに巡礼に出かけた帰り道から断食をスタートしたという。彼の妻Vimlaさんは「彼は毎朝必ず太陽をまばたきせずに一時間ほど凝視するの。それが彼の主食なのよ。たまにコーヒー、お茶とか水分を取りながらね。」と話している。そして昨年6月、米科学者らは氏が確かに130日間日光と水分だけで生きていることを確認し、科学者らはこの現象を氏の名前にちなんで"HRM現象"と名づけている。NASAは氏のもつ特異な才能が宇宙探索における食料保存の問題に何かしらヒントを与えるのではと期待しているという。

【追記】日光研究者にしてと機械エンジニアのヒラ・ラタン・マネク氏（66）が411日間に渡る完全な断食を成功させ、科学者らを驚かせている。氏は1995年から96年にかけ、211日間を水のみで過ごし、その後2000年から翌年にかけてはインド医療協会（IMA）の21人の医師らによる24時間監視体制の下で411日間、そして2001年には氏の能力に興味を示したアメリカ航空宇宙局（NASA）からの招聘を受けて米国に赴き、科学者らの前で130日間の断食に成功しているのである。

　マネク氏によれば、氏は本来人間が食物から得るべきエネルギーは、全て日光から得ているという。そして現在、氏のこうした能力は科学者らによって"HRM現象"と名づけられ、研究が行われている。

　「マネク氏の脳を活性化させた状態でスキャンを行いましたが、脳神経は非常に活発で、通常50歳代の男性に見られるような松果体の収縮が見られませんでした。また通常、その年代の松果体の平均的な大きさは6mm x 6mm程ですが、マネク氏の場合は8mm x 11mm程もあったんです。」氏を研究している科学者はそう語っている。

　マネク氏によれば、日光から得られるエネルギーが氏から心身の疾病を遠ざけ、幸福と活力を与えているとし、この方法においては人は決して意識的な断食を行うのではなく、日光エネルギーによって空腹が遠ざけられるため、むしろ結果的に断食を行う形になる、と説明している。

　「この方法は人間が本来持っている力を目覚めさせ、脳を快活にさせます。実際、歴史上には多くの不食の人々がいます。また実際に英国の王立医学院は日光が人間に理想的なエネルギーを提供するということを発表したこともあります。また実際の断食に当たっては、ジャイナ教、そしてヒンドゥー教の古い聖典を参考にしています。今日、我々は日光の悪影響ばかりに注目し、それをあたかも敵であるかのように避けようとしています。しかし、実際のところ人間の様々な困難は日光エネルギーの不足によるものが多いんです。太陽からエネルギーを得るのは簡単です。太陽をしっかりと凝視して、そのエネルギーを脳に直接送り込むんです。目はいわばエネルギーを得る口となるわけです。」マネク氏は語った。

　そして現在、氏はさらにそうした手法を洗練させ、今では地球に吸収された日光のエネルギーを地面からも得ているという。「裸足で外を歩くことが、目から日光を得ることの助けになります。これはまた体内の諸所の内分泌活動と、特に松果体、言われるところの「第三の目」の活動を助ける役目を果たします。それから日光を見ることは早朝、そして夕方がよろしいでしょう。夜明け、そして夕暮れのそれぞれ一時間前くらいが丁度いいと思いますね。それに日光をただ見るだけでも人間はビタミンＡとDを得ることが出来ます。」

　マネク氏によれば、現在世界中には3000人程の日光を食べる人々が存在するという。「彼らは世界中にいますが、これはかつて、遠い昔に失われた科学の再生です。食物を必要としない、新たな食事です。本来この手法はかつて精神的な修行の一部として行われていましたが、これは全く科学的な手法なんです。誰にだって行うことが出来るものです。」

　そして彼はその言に違うことなく、米国のジェファーソン大学、そしてNASAの科学者らの前で見事にその手法を実践してみせたのである。現在、世界には65億とも言われる人口がひしめき、食料の枯渇は深刻化するばかりである。

「太陽を食べること」 - それは人類を救う究極の手段となりえるのだろうか。

4年間、太陽と水だけで生きる科学者 ドイツ

【Ananova/bild】この度、ドイツにて、4年間に渡り何も食べていないという科学者を、同僚の科学者らが研究しはじめたとのこと。癌研究者のミハエル・ヴェルナー氏(写真)はここ4年間、主に太陽からエネルギーを得ており、それ以外には水とフルーツジュースを混ぜ合わせたものだけで生活しているという。

　ヴェルナー氏は以前、自身の不食についてまとめた「Living through the Energy of Light（光のエネルギーで生きる）」という本を記しているが、氏はその中で不食生活を始めた際、体重を増やすことさえ出来た、などとその体験を語り、次のように記している。

　"科学的なレベルでは、私の体に起こっていることが、一体何なのか私自身説明ができない。ただおそらく、この不食に必要なのはちょっとした意志を持つこと、それだけなのではないだろうか。"

　ヴェルナー氏の同僚である科学者らは、太陽からエネルギーを得ることが出来るのは植物だけであり、一体いかにして、ヴェルナー氏がエネルギーを得ているのか全く見当がつかない、と首をかしげている。

　またドイツの栄養学研究所所長のヘルムート・オベリッター氏は次のように語っている。

　「フルーツジュースだけで人が生きることは全く不可能です。それだけでは必要な栄養分をきちんと得ることが出来ないからです。彼の症状を解き明かすには、さらなる調査が必要でしょう。」

・・・＜転載終了＞・・・

地震予測の追記．．．２００５年５月２６日

　このところこの欄に首都圏を襲う巨大地震の話題を取り上げてきました。
　神秘家のゲリーさんは５〜６月頃と言い、アマチュア地震観察家の串田さんは５月２７日±４日と言い、科学者の木村政明助教授は１〜２年と言っていることを紹介してきました。私自身も巨大地震が迫っているのではないかという感触があり、こういった記事を紹介してきましたが、時期はあくまでも目安であり、誰も正確にはわからないことを再度強調したいと思います。
　＊月＊日がＸデーだと書くと、センセーショナルであり人々の注目を集めるのですが、あくまでも可能性の範囲内だと言うことです。危惧するのは、例えば串田さんが警告している６月１日を過ぎたとき、「なーんだ、何も起こらないじゃん」と言って、もう地震が起きないように安心してしまうことです。私がここで地震の話題を取り上げるのは、我々に出来る範囲の準備をしましょうということです。例えば寝床に重い物が落ちてこないようにするだけで、大怪我をするはずが軽症ですむことは十分有り得ることです。またお風呂に水を貯めておくだけで、震災後の生活にどれほど役に立つかわかりません。
　巨大地震は５、６月でなく、秋頃だと考えておられる方々もいるようです。いずれにしても首都圏を襲う巨大地震のエネルギーは溜まっているのであり、それが放出されるのはそう遠くない将来だというのは間違いないようです。
　以前ここで紹介した渡邊延朗氏の「フォトン・ベルトレポート１３号」に、地震のような災害が起きても「心やさしき人」は大丈夫だという記述がありました。ゲリーさんからも地震で死ぬ人は、自らそういった人生を選んできた魂だという話を聞いたことがあります。そうかもしれませんが、それは大枠の話であり、地震で生き延びる人生を選んだ人でも、心がけによって大怪我をするか、無傷ですむか分かれると思うのです。
　震災で家が焼けてしまったら仕方ないのですが、食糧や水の確保、家族での避難場所の確認などちょっとした心がけがその後に大きく影響を及ぼすと思うのです。

串田さんの地震予測．．．２００５年５月２３日

　掲示板１２４６番の「柴ねこ」さんの書き込みにＦＭ波による地震予知で有名な串田さんが南関東圏での大規模な地震発生について警告されていることが紹介されています。
　これは会員専用といった情報ではなく、一般に広く公開されている情報ですので当ホームページでも紹介したいと思います。

「ＥＰＩＯ」八ヶ岳南麓天文台　地震前兆観測研究センター

　の「一般公開情報」の「Ｎｏ．１３９１」「Ｎｏ．１３９４」です。
　それによると、

推定領域．．．関東圏（南関東圏の可能性有り）。（参考：房総半島付近含む周辺付近の可能性が考えやすい）

推定規模．．．Ｍ７．２±０．５

推定時期．．．５月２７日±４日（５月２３〜６月１日　期間内の可能性大）

　となっています。

　私は串田さんというＦＭ波を使ったユニークな地震予知を行っている人の存在を、富士電機の小○さんという方から教えてもらいました。その小○さんによると、串田さんは前回、岐阜地震を外してしまったので、ここしばらくはこういった地震予測はしていなかったそうです。それが今回行ったということは、満を持してということで、かえって可能性は高いのではないかと言われていました。そうかもしれません。

　「Ｎｏ．１３９４」の地図の危険地域を見ると、東京湾が中央にあります。１９２３年の関東大震災の震源地は、相模湾北西部で相模トラフ上でした。以前ここで紹介した神秘家のゲリーさんの預言は、震源地は関東大震災と同じで、時期は５月〜６月でした。１９２３年は今から８２年前であり、すでに地震のエネルギーは放出されているという意見もあるようです。相模トラフを延長した房総半島の東南の沖合いは、前回の地震が１７０３年（江戸の元禄時代）で、ここに巨大地震のエネルギーが溜まっているという見方もあるようです。元禄大地震の規模は、なんとＭ８．２でした。
　いずれにしても串田さんの指摘した危険地域内（南関東）にあるようです。このように科学者、アマチュア観察家、神秘家などいろいろな人々が言っている時期、規模、震源地が収斂していっているように見えます。これは本当に危ないんじゃないかと思うのは私だけでしょうか。

第２の関東大地震．．．２００５年５月２２日

　以前紹介した「東海アマ地震予知情報」ですが、５月２１日の更新では「非常事態！」となっています。２３日までに関東周辺でＭ７級発生の疑いが非常に強まっているという話です。
　私はこの東海アマ地震予知情報がこれまでに、どれほどの実績を積み上げてきたのか知らないのですが、どうもこのページの情報は気になるのです。そこで今年２月に発売された週刊誌に載った情報ですが、第２の関東大地震に関する専門家の意見を紹介したいと思います。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　


　図で点線で囲んであるところが地震の空白域です。巨大地震というとまず東海地震を思い浮かべますが、今回は首都圏を直撃する大地震について紹介します。まず地震の当たり屋と言われている琉球大学助教授の木村政明氏です。木村氏がまずあげるのが図中Ａの銚子近辺です。木村氏はここを「ドーナツ・アイ」と呼んで、Ｍ６〜７クラス、時期はここ１〜２年と予測しています。
　次に科学ジャーナリストの大山輝氏ですが、去年１１月３０日に三宅島が２年ぶりに噴火したこと。１２月に入ってからも噴火が続いていることから、同島を中心に南関東の沖合いに発散されていないエネルギーが滞留していると考えられ、この空白域が危険と言っています（図Ｂ）。
　木村氏もこの地域が危険との認識は一致していて、次のように言っています。

「この地域で地震が発生するとすれば、震源は浅く３０ｋｍ程度でしょう。Ｍ７程度を予測しますが、それ以上になる可能性も十分にある。銚子と同じく、この１〜２年が危ないと見ています」

　この週刊誌の記事は今年の２月１６日に起こった茨城県南部、深さ４５ｋｍで起こったＭ５．４の地震が第２の関東大地震の予兆ではないかということで書かれたものです。この主張にリアル感があるのは、１９２３年に起きた関東大震災の発生前に、茨城県一帯で地震が頻発していた事実があるからです。不気味なことにこの付近で８０年以降にＭ５以上の地震が計２３回も起きていることです。昨年１０月にＭ５．７が起きており、２月１６日同日には、千葉県北西部にＭ４．１が起きているそうです。１〜２年と幅をもたせている木村氏ですが、「明日起きても不思議はない」とも言っています。

　銚子や三宅島を震源としたＭ７クラスの地震が起きたら、どのほどの被害になるか昨年１２月、内閣府中央防災会議が作成したシュミレーションがあるようです。それによると地震の発生時間や風速によって違いがあるようですが最悪の場合、都内で６５万戸が全壊、死者１万１０００人と算定しているようです。

　実際に何時地震が起こるか誰にもわからないのですが、科学者や専門家が「明日起きても不思議はない」と言っているのですから地震対策だけは取っておきたいと思うのです。

ゲリーさんのメールリーディング．．．２００５年５月２２日

　ゲリー・ボーネルさんのアカシックのメールリーディングの結果がようやく手元にきました。
　申し込んでから実に３ヶ月と１週間後のことです（ただこんなに時間が掛かるのは特殊なケースのようで、通常は約１ヶ月のようです）。
　１週間ほど前に掲示板に書きましたが、私がゲリーさんにリーディングを頼んだのは、光虔さんのリーディングを頼んだとき、ゲートマスター（注）からの許可が出ないので出来ないと言われたためです。
　光虔さんからゲートマスターが許可しない理由として以下の２点があると言われました。繰り返しになりますが紹介します。

（１）本人に人生のおける重大な転換期が間近に迫っている。

（２）本人が精神世界の公開してはならない情報を世間に公表している。

　（１）、（２）のどちらの理由にしろ聞き捨てならないものがあります。特に（２）の場合は、このホームページや止めるか、止めないまでも精神世界の記述を全部削除せざるを得ないことになります。そこでアカシックの権威であるゲリーさんに質問してみたいと思ったのです。ゲリーさんならゲートマスターが許可しないから見れないということがあったとしても、（１）か（２）かどちらの理由なのか教えてくれるかもしれないと思ったのです。
　個人的な感想ですが（２）ではないだろうと思っていました。なぜなら私には霊能力などの特殊な能力はなく、公開してはならない情報など手に入れようがないからです。精神世界のワークショップには随分参加して、その内容をこのホームページで紹介してきましたが、それらはすべて公開された情報です。唯一の例外はマカバ瞑想のワークショップですが、これは情報を公開しないという誓約書まで書きました。間違った情報を伝えてしまうと、それを実践した人間に深刻な障害が起きるとのことです。それゆえその情報は一切、公開していません。

　さてゲリーさんのリーディングの結果ですが、答えは（１）でした。ただし人生における重大な出来事が近いというわけではなく、人生における重大な決断をしようとしているからだったそうです。確かにその頃私は、家を買おうと探していた時期で、その家を何処に買うかで職業をどうするか決めなくてはいけないという状況にありました。家は一般庶民にとって、人生最大の買い物と言われるし、職業でその後の人生が大きく左右されるので、まあ確かに重大な決断ということでしょう。まだ家を買ってはいませんが、その後いろいろ考えて大体の方向性は決めたつもりです。ゲリーさんは私のアカシックレコードにアクセス出来たのですから、ゲートマスターが許可するのかどうか、もう一度光虔さんにトライしてもらおうかと思っています。
　そんなわけで、このホームページも今までと同じ形で、もうしばらく続けることになりそうです。

　質問したかったのは一つなので、３つ出来る質問のうちあと２つどうしようかと考えました。そこで普段から興味のある経済について聞いてみました。その中で注目すべき発言があったので紹介します。
　２００７年１０月頃に、世界規模で景気後退があるというのです。投資している場合は注意したほうがよいとのことでした。ご参考までに。

（注）ゲートマスターという言葉は初耳でした。アカシックレコードの番人ということでしょうか。
　ゲリーさんは私の質問書にあったゲートマスターという言葉をすんなりと受け入れていたので、知っている人は知っているということなのでしょう。ゲリーさんの講座で、アカシックに入るのは自分一人だが、その入り口で迎え入れてくれる人が現れる場合があるという話がありました。そこで現れる人は、自分と深い魂の結びつきのある人なんだそうです（おおっ、よく来たなと迎えてくれるそうです）。それはアカシックの番人ではないと思われるので、ゲートマスターという存在が別にいるのでしょう。
　ちなみにマカバ瞑想の近藤さんから聞いた話ですが、時空を超えようとする場合には、「時の番人」という存在の許可がいるそうです。時を超えるというのは大変大きな影響を歴史に与えてしまう可能性があるからだそうです。映画「バック・ツー・ザ・フューチャー」みたいなことが起こるのでしょう。それゆえその人間が時を超える資格があるのかどうか厳しく審査されるのだという話です。アカシックも、その情報を使えば大変な影響を社会に与えることが出来るので、番人がいるというのは当然かもしれません。

パソコン復帰．．．２００５年５月２０日

　修理に出していたパソコンがやっと戻ってきました。
　大型のゴールデン・ウィークを挟んだので３週間も掛かってしまいました。この掲示板に症状からみてマザー・ボードの不調ではないかという書き込みがありましたが、まさしくその通りで、マザーボードが交換されていました。
　修理メモに「お客様のご要望で、ハードディスクには触れていませんが、ウイルスに感染しています」とあり、ワクチンソフトであるウイルスバスターをインストールしてみると「トロイの木馬」なるウイルスがシステムにくっ付いていました。ハードディスク内全部を調べてみると、受信メールにもう１つウイルスがありました。以前使っていたワクチンソフトは使用期限切れだったのですが、メールソフトとしてニフティ・マネージャーを使っていたので楽観していました。ニフティ・マネージャーはメールをプレビューする機能がなく（最近のは知りませんが）、ウイルスメールそうなアドレスや題名の怪しげなものは事前に削除するようにしていたからです。そんなわけで、少しでもあぶなそうなメールは片っ端から削除していました。お陰で貰うべきメールを削除してしまい、あとでトラブルになったことが何件かあります。また訪問者の方々からのメールも、誤って消してしまったことが多々あると思います。この場をかりてお詫び申し上げます（私にメールする場合は題名を日本語で書いていただくようお願いします。英語の場合は、怪しいと判断し大抵は削除します）。
　メールソフトとしてOutlook Expressを使うようになったのですが、このOutlookのデフォルト設定では、プレビュー機能が付いています。詳しいメカニズムはわかりませんが、メールの中身を誰かが見なければプレビューすることは出来ないのですから、ワクチンソフトか何かが中身を見ているはずです。これって危なくないかなあ、と思うのです。ワクチンも新手のウイルスが世に出て初めて、作られるわけです。その前に自分のところにウイルスが送られてしまったら感染を防ぎようがありません。プレビュー機能をオフにすれば大丈夫なのでしょうか。誰か知っている人がいたら教えて下さい。

　不安になるのは、パソコンで作業している最中にOutlookを開いていると、ウイルスメールが来て、駆除しましたというメッセージが日に何度も現れることです。ネットワークウイルスからの攻撃を防いだというメッセージなどは数分毎に現れます。いやはや、すごいものです。
　しかし、何はともあれハードディスクが無事だったのがなによりでした。
　掲示板で色々アドバイスしていただき有難うございました。まずは外付けのハードディスクに毎日こま目にバックアップを取っていこうと思います。

　ところで自宅のパソコンが治ったと思ったのも束の間で、会社で使っているパソコンの液晶ディスプレイが突然壊れました。こう立て続けに起こると、精神世界の本に書いてあるアセンションが近づいた人は、身の回りの電化製品が壊れるようになるという記述を思い出いだしてしまいます。私はアセンションに関しては半信半疑で、自分がアセンションすると言われても「はぁ・・・そうすか？」といった感じです。まさかパソコンが壊れたのが自分が原因ではないと思いますが、そうだと困る事情もあるのです。というのはパソコンは私の商売道具で、これが使えなかったら失業なのです。この際いい機会だからすっぱり、業界から足を洗うということもありかもしれませんが、この年で失業したらあとはホームレスという可能性がリアルに感じられます。まあホームレスもいいのですが、やるとしても、もう少し先と考えています。

カレント・サウンド雑考．．．２００５年５月１３日

　当ホームページの掲示板に、ちーちさん、Lalaさんがカレント・サウンドに関して書き込みをされています。
　カレント・サウンドに関しては「よろず屋瓦版」（２００３年までの記事、２００４年以降は「よろず屋瓦版　２００４〜」です）。の「アセンション」「アセンション（２）」に記事を書きました。最近の訪問者の方々は、１年半前の記事なので読んでおられないと思いますのでカレント・サウンドについて簡単に説明します。
　私が初めてカレント・サウンドなる言葉を聞いたのはゲリー・ボーネルさんのＷＳ（ワークショップ）でした。人間の意識が上昇すると、物質界からエーテル界に入るそうですが、その境い目にカレント・サウンドなる音が聞こえる層があるそうです。
　その音の聞こえ方は人によって千差万別で、ライオンの唸るような音だったり、たくさんの蝉が鳴いているような音だったり、キーンという金属音だったり、時には雷が轟くような音だったりするそうです。ゲリーさんはライオンの唸り声のように聞こえるそうですが、ゲリーさん自身、この音が好きではないそうです。ゲリーさんが行うアカシックへの誘導瞑想に、階段を登ったところにライオンの雄、雌の門番がいて、ライオンが警戒して低い唸り声をあげて自分に寄ってくるのですが、無事受け入れてくれるというシーンがあります。これは意識が上昇し、カレント・サウンドの層を通過するという意味であることは間違いないと思います。蛇足ですがアカシックにアクセスするには、さらに意識を上昇させる必要があります。脳波でいうと?（シータ）波のレベルなんだそうです（通常は?波で、能力を発揮しているときが?波、?波はさらにその上になります）。カレント・サウンドの層は、あくまでも通過点にすぎないようです。

　「アセンション」の記事にも書きましたが、私は７，８年ほど前から耳鳴りがするようになり、ひょっとするとこれはカレント・サウンドではないかと（自分に都合よく）思うようになりました。Lalaさんも書かれていますが、健忘症もだんだんひどくなっています。そう思ったのは、「ライトボディの目覚め」（ナチュラルスピリット刊）の第８レベルの症状と見事に一致しているのがその理由でした。私は４０代の中年ですので、老人が罹るような耳鳴りや健忘症の症状が出てくるのはちょっと早いと思ったのです。
　ですが、（これも以前記事に書きましたが）若月佑輝朗さんのＷＳで私の耳鳴りのことを聞いたら、それはカレント・サウンドではないと明確に否定されました。音がキーンと高すぎるというのです。首筋の緊張が耳鳴りの原因だと言われました。若月さんがカレント・サウンドの音を口で実演してくれたのですが、それはまさにライオンの唸り声のようでした。そして私に、「大丈夫、次第に耳鳴りはなくなっていくよ」、と言われました。ですが結果はどうなったかというと、若月さんの言うことは全く外れて、耳鳴りはなくなるどころか、ますますひどくなる一方でした。

　私の場合だけなら日々の不摂生や無理がたたって早めの老化現象が起きたと決め込んでもいいのですが、これが私だけでなく他の方々にも起きているとなると、そう単純でもないように思います。若月さんの指摘は外れてしまったわけですし、やはりゲリーさんの言うようにライオンの唸り声だけでなく、人によって様々な聞こえ方をすると考えてもいいのではないかと思います。
　もちろん耳鳴りがすべて、カレント・サウンドと思い込むのはいけないだろうと思います。でも私の耳鳴りがカレント・サウンドだとすると、ゲリーさんと一つだけ共通点があります。それはその音が嫌いということです。四六時中キーンという金属音というか、蝉が鳴いているような音には、まいりました。７，８年前はほんとに小さな音だったのですが、年々着実に大きくなってゆきます。この耳鳴りが老化現象なら仕方ないのですが、カレント・サウンドだとしたら、上でも下でも、どっちでもいいから早く抜けてくれといった心境です。

中国政府のよる反日デモ弾圧．．．２００５年５月８日

　ゴールデンウィークが始まる前に私の方に、ある方から中国に関する情報がきました。
　あの有名な長谷川慶太郎氏が、中国の崩壊が確実になったとし、メーデーや５月４日の抗日記念日のデモが反日から反政府運動に発展し、暴動化する可能性があるというものでした。

http://www.yamagatashoken.co.jp/hasegawa/2005-0415.html
http://www.asyura2.com/0505/asia1/msg/298.html

　長谷川氏は、昨年のアジアカップのサッカーの決勝戦で、中国人１万人サポーターが暴れたのに対し、４万７千人もの警官が動員されたにもかかわらず治安を維持できなかったのを見て、もはや中国の警察当局に社会秩序を維持する能力が無いと断じたのです。それゆえ反日デモは一過性のものではなく、いずれ反政府運動となっていき、中国共産党政権の崩壊へと続くと主張したわけです。
　では実際はどうなったかというと、デモは中国警察によって見事に封じ込められました。長谷川氏には申し訳ないのですが、氏の見方は完全に外れたとしか言いようがありません。

　そもそも私は、中国の反日デモに対し一般の人々と違った見方をしていました。
　日本のジャーナリストや政治家、知識人と呼ばれる人々の多くが、今回の中国の反日デモの裏に中国政府の煽動があると見ていました。貧富の格差や役人の汚職に対する人民の不満を、反日にすり替えてガス抜きしているというわけです。
　実は私は、そんな単純な話ではないと思っています。
　中国政府がこれまで反日教育を徹底し、政府に対する人民の不満を巧みに日本に転化してきたことは事実ですが、今回のデモの背後に別の策動があるとみていました。
　そもそも今回の反日デモを最初に呼びかけたのはアメリカにあるＮＧＯです。これはニュースで報道されました。さらに副島隆彦氏の「気軽にではなく重たい気持ちで書く掲示板」に日本で報道された中国の反日デモの映像にアメリカのＮＧＯがいたことを証言した書き込みがありました。
　日本と中国が不仲になって一番喜ぶのは誰かと考えれば、答えは簡単です。アメリカは帝国です。帝国は周辺諸国を「分割して統治する」のは歴史が証明しています。日本や中国、韓国が一体となってアメリカに対峙することはアメリカにとって悪夢以外の何ものでもありません。出来るだけ日本と中国や韓国がいがみ合っていることがアメリカの国益そのものです。増田俊男氏は、アメリカは中国そのものを分割しようとしているとまで言っています。

　これは私の考えですが、中国政府の中枢部では反日デモの背後にアメリカの隠微な策動があることは充分に見抜いていたと思います。ですがこれまで政府自ら反日を煽ってきた手前、反日という大義名分を掲げたデモを強権的に弾圧できなかったのではないかとみています。
　ところが事態は中国政府の許容力を超えたようです。それは政府が、反日デモが反政府運動に変わっていく危険性を感じた証拠でもあります。以下のページは副島氏の掲示板に、副島氏自ら紹介したものです。中国政府が反日デモを弾圧するために、血の粛清を行ったようです。

http://www.epochtimes.jp/jp/2005/05/html/d48972.html

　長谷川慶太郎氏は、この記事を複雑な思いで読んだことでしょう。

　私は副島氏が言うように「アジア人どうし戦わず」という意見に賛成です。領土問題など様々な問題があっても、けっしてアジアの国どうしで戦争だけはしてはいけないと考えています。それゆえ中国で反日デモが起こったとき、日本のマスコミに登場するジャーナリストや知識人と言われる人々の多くが、裏で中国政府が焚きつけているような論調になったことに危惧を感じました。それを見た日本の多くの人々が、中国に対して強い不快感を持つのは必定だからです。私は、マスコミがまた悪質な洗脳報道を始めたのかなと思ってしまいました。

フォトン・ベルトに関する船井氏の見解．．．２００５年５月４日

　以前このホームページで、太陽系が２０１２年１２月２３日にフォトン・ベルトと呼ばれる光の帯に突入するという話題を取り上げたことがあります。
　フォトン・ベルトとは、プレアデス星団の中心星、アルシオネを取り巻いているドーナツ状の光の帯で、１９６１年にドイツ人天文学者、ポール・オット・ヘッセが発見したとなっています。そして１９９６年、ハッブル宇宙望遠鏡が、このフォトン・ベルトの撮影に成功し、その後このドーナツ状の光の帯を「フォトン・ベルト」、または「黄金星雲（ゴールデン・ネビュラ）」と呼ぶようになったそうです。太陽系は、このアルシオネの周りを２万６０００年かけて一周し、１万３０００年ごとにフォトン・ベルトに突入し、２０１２年から２０００年間をかけて、このフォトン・ベルトの中を通過すると言われています。
　私はこの説明に、（私が物理を専攻したせいかもしれませんが）２つ納得できないものがありました。１つはフォトン（光子）に関してです。光を粒子性から光子と呼び、波動性から電磁波と呼びますが、地球上では秒速３０万キロメートルの速度で観測されることが多いようです（蛇足ですが、私はアインシュタインの相対性原理の元となった光速度不変は、事実ではないと思っています。常に光の速度は振動数掛ける波長で、可変だと考えています）。
　光子は直進性を持ちますが、重力場で曲げられることは事実です。ですがブラック・ホールならいざ知らず、アルシオネ星の周りに光を閉じ込めておくほどの強烈な重力場があるという説明を聞いたことがありません。つまり光子が宇宙空間でドーナツ状の形状に、ぷかりぷかり浮かんでいるようなことは物理学上ありえないのではないかということです。
　もう一つの疑問は、太陽系がアルシオネの周りを２万６０００年の周期で回っているという説明です。私の理解では、太陽系は直径１０万光年の大きさを持つ銀河系の中心から２万８０００光年離れた軌道上を２億数千万年の周期で回っているというものです。太陽系は、銀河の中心を回っているのであって、アルシオネという特定の星の周りを回っているのではないというものです。

　そういった疑問はあってもフォトン・ベルトが発見され、それがハッブル宇宙望遠鏡で撮影されたというのは事実でしょうから、認めざるを得ないというところでした。ところが「世の中、大激変　いま一番知ってほしい大切なこと」（船井幸雄著、徳間書店）に、フォトン・ベルトに関する船井氏の見解があり、大変興味深かったので紹介します。
　現代科学では、宇宙には「重力」「電磁力」「強い力」「弱い力」の４つの力があると考えています。ところが最近この４つの力のほかに力を仮定しないと説明できない事態が起こっているというのです。著書の１５１ページから抜粋します。

　・・・＜引用開始＞・・・

　さらに最近、この四つの力のほかに第五、第六の力の存在を想定しないと説明できない現象のあることがわかってきました。この第五の力、第六の力を媒介する物質は「思念子（セイマトロン）」、「生命子（天子）」と呼ばれています。
　思念子とは、想念を伝達する物質で、生命力や精神力、人間が放出するエネルギーとされています。そして生命子とは、万物創生の力や直感（情報）力と考えられています。
　私はいま、ハッブル宇宙望遠鏡が撮影したのは、この思念子や生命子のベルトだったのではないかと考えています。肉眼でみえないものでもカメラに写ることがあるのは「たまゆら」などの実例でよく知られていることです。

　・・・（中略）・・・

　坂本さんは以前、モンロー研究所でスターラインズという宇宙を探索するプログラムに参加したとき、「宇宙のあらゆる存在は生命エネルギーの表出であり、宇宙には生命エネルギーが満ちあふれている」ことを感じたといいます。そして、クラスター・カウンシルという高次の意識存在から次のように告げられたそうです。

　「２０１２年をピークとして、生命エネルギー、無条件の愛が地球生命系に注ぎ込む。それはすでに始まっている。生命エネルギーが注ぎ込むことによって、地球生命系と人類に一大変化が起こる」。

　・・・＜引用終了＞・・・

　どうやらわが太陽系は、非常に高いエネルギー帯に入りつつあるようです。それは我々がフォトン（光子）と呼ぶ帯ではなく、まだ現代科学が解明できていない未知のものかも知れません。

迫りくる東京大地震．．．２００５年４月２９日

　４月２４日号で地震の話題に触れましたが、私の個人的願望で５月以降に巨大地震の可能性が高いのは、中国内陸部かサンフランシスコではないかと書きました。こう考えた背景の一つはアカシック・リーダーである光虔さんがＷＳで、今年は関東で地震が起きても震度５までで、比較的安全と言っていたことでした。

　ATSUTAさんがゲリー・ボーネルさんに地震について質問したところ、東京は「今のところ安全」という答えが返ってきたことも紹介しました。ですがゲリーさんは５月初旬に東京を離れます。ゲリーさんの個人セッションを受けられた方で、最新のゲリーさんの地震に関する予言を私にメールで教えて下さった方がいます。
　ご本人の許可を得られましたので、その部分を紹介します。

・・・＜転載開始＞・・・

今日、ゲリー・ボーネルさんのリーディングに行ってきました。
東京大地震がいつ起きるかを私も聞いてみました。
ご本人曰く、自分が被災する訳ではないので、正確な日にちというのは分からない、噂で今年の冬か来年という話があるが、と聞いたところ、そんなに遠い未来ではないと言っていました。今年の５月か６月、時間は明け方、関東大震災と同じ震源地だそうです。
私を見てもらったら、右の太ももを折るそうです。でも、これは改変可能な未来なので、私の部屋にある、心当たりのある重い品物を捨てようと思います。

・・・＜転載終了＞・・・

　メールをいただいたのは４月２６日です（偶然にも私のパソコンがとんだ日でした）。
　どうやらゲリーさんには、東京大地震のリアルな映像が見えているようです。
　大地震は早朝に起きるということですので、寝室には上から落ちるような重いものは置かないようした方が良さそうです。
　私は前回の自分の見解を変えようと思います。「東海アマ地震予知情報」にもあるように、地電流観測システムに深刻な異常が出たことは事実ですので、やはりいっそうの警戒が必要だと思うようになりました。
　東京に巨大地震が迫っている・・・ようです。

ひでぇ〜めに遭った！．．．２００５年４月２８日

　最近は精神世界の話題が多く、訪問者の方もそれに興味ある方が多いと思います。ですが今回は恐縮ですが、私の個人的な話題です。

　世の中には、想像も及ばないことが起きるものです。

　家のパソコンがとびました。２６日は夕方まで家で仕事をして、買い物に出かけるためにパソコンの電源を落としたのですが、その後何度電源オンしても二度と立ち上がらなくなってしまったのです。原因はもちろん不明です。
　その日のパソコンは、いつもと違い冷却用のファンの音が異常に高く、嫌な予感がしていました。私のパソコンには、何年もかかって集めた経済データや、現在の仕事のデータなどの大切なデータがあるので、「今日、一括してＣＤに保存しよう」と思ったちょうどその直前という絶妙なタイミングでした。

　血の気が引きました。

　私はもう２０年以上のパソコンを使ってきましたが、何も悪いことをしていないのに、自然に壊れるなんていう経験は初めてです。しかも今のパソコンは買って１年も経っていない新しいモデルです。その時は、正直に呪われていると思いました。データのバックアップは当然行っていますが、月単位であり、ここ１ヶ月のデータが失われる可能性があります。１年以内なので無償で修理できますが、修理屋さんに（こんなことを言っても仕方ないと思いつつ）、
　「本体はどうなってもいいですから、お願いですからハードディスクのデータだけは復元して下さい！」
　と言わずにはおれませんでした。どうなるでしょうか。

　さて、これからどうすべきか・・・

　なかなか眠れない夜に、いろいろ考えました。結局、結論はパソコン２台体制で行こうというものでした。バックアップをこまめに取るだけでは、今回のようにバックアップ直前にパソコンが死ぬということがあるので万全ではありません。そこで大切なデータは同じ環境の２台のパソコンで共有して保存することを考えたのです。手間も２倍ですが、データの大切さを考えればやむを得ません（何しろ私は、それで飯を食っているのですから）。
　そんなわけで２６日の夕方からインターネットも出来ないし、メールも見れなくなりました。そもそもこのホームページそのもののデータに触れることが出来ないのです。じゃあ何故、今ここで更新できたかと疑問に思われる方もいると思います。
　答えですが、まず２台目のパソコンを買いました（八王子のヨドバシカメラでノート型を１７万円で買いました、痛い出費です！）。パソコンの環境を整えて、プロバイダーのホームページサーバーにアクセスし、このホームページのデータを全部ダウンロードしたのです。
　またメールは今まではニフティ・マネージャーを使っていましたが、何故か新しいパソコンではニフティ・マネージャーが使えず、アウトルック・エクスプレスになりました。世の中のほとんどの人はアウトルックを使っていると思いますが、私は初めてです。そんなわけで、やっとメールが見れるようになった次第です。返事を書かなければならない人には大変迷惑を掛けました。やっとパソコンの環境を整える作業も終ったので、これからほそぼそと返事を書きます。それにしても激動の２日間でした、疲れた〜〜。

　精神世界では、「これから予想も出来ないような、とんでもない事が起きる」などと言う人がいます。今回の件もそれに入るのかなあ、などと考えました。今回のような絶妙なタイミングで起こる不幸が、このところ２回もありました。これを呪われていると捕らえることも出来ますし、次に起こる大変な災難に備えるための訓練をされていると捕らえることも出来そうです。あるいは単なる偶然かもしれません。でも今は、どちらでもいいです。幸い明日からはゴールデンウィークです。泥のように眠りたいと思います。

地震について．．．２００５年４月２６日

　前回、渡邊延朗氏の「フォトン・ベルト レポート」第１３号を掲載しましたが、このところ渡邊氏ご本人とメールのやりとりをする機会があり、２つほど情報をいただきました。それは、

（１）地震に関するもの
（２）中国に歴史的な転換期が迫っているというもの

　ですが、（２）はご本人も取材中であろうということもあり、また発表は慎重にと言われましたので、今回（１）の地震に関するものをまとめたいと思います。

　当ホームページの「これから起こること」に載せたゲリー・ボーネルさんの地震に関する預言ですが、以下のようなものでした。

・東京が巨大地震に見舞われる。被害死者数は神戸の３倍くらいに達する。アカシックでの時期のシンボルは「今」を示しているが、正確な時期はわからない。

・中国内陸部で巨大な地震が起きる。これにより３つの川にかかわる巨大ダム（三峡ダム）の建設が頓挫する。時期は２００５年５月くらい。

・アメリカのサンフランシスコで巨大な地震が起こる。時期は中国と同じく２００５年５月くらい。その後ニューヨークでも地震が起きるが、規模は東京より小さいにもかかわらず被害は東京より大きい。


　これらは「人類アカシャ全史」（ＶＯＩＣＥ）に載っていたものですが、この本は３年前に発売されたものです。ゲリーさんのサイトがあって、そこに会員専用ページ（英文）があるそうです。そこにゲリーさんの、その後の預言が出ているようです。以下のサイトにATSUTAさんが、その会員専用のページを和訳されて掲載されています。

「ＰＯＮ超常現象研究所」

　実はこのサイトはATSUTAさん、ご自身から教えていただきました（今回縁があってご本人とメールのやり取りをしました）。
　その和訳によると東京大地震は２００５年５月が注意を要すると書いてあります。ところがATSUTAさんがゲリーさんに地震について質問したところ、東京は今のところ全く安全だという返事が来たようです。実際ゲリーさんは、今日本に来ていて、今週末にＷＳを開催く予定です。少なくともゲリーさんは、東京は“今のところ”安全と考えているようです。
　ゲリーさんは、「日本のあるグループがその地震の威力を減少させるべくすばらしい努力をしている」と言っていますが、全く同じことを光虔さんのＷＳで聞いたことがあります。関東周辺で巨大地震が起きると大変な被害が出るので、これまでは、あるグループが祈りの力で地震の発生を押さえてきたと言っていました。ただしそれでも光虔さんは、２００５年予測で日本で今年開放される地震のエネルギーは昨年の４倍にも達すると言いましたし、今後日本国内で安全なところなどないと言っていました。渡邊さんは、「フォトンベルト・レポート」で、その人為的に押さえられていたエネルギーが夏までに解除されていくと述べていました。

　さて渡邊さんに教えてもらったのは、「東海アマ地震予知情報」のサイトです。
　ここに４月２０日付けで、東海大学地電流観測システムに深刻な異常がキャッチされたことが示されています（当ホームページの掲示板で八咫烏（やたがらす）さんが同じく指摘されています）。
　昨年１１月に同様の異常が観測され、その後スマトラ沖地震が発生したそうなので、これはかなり説得力があります。また福岡もこれから別の断層が動き中心部が壊滅状態になると予測されており、これに関しては、地元の西日本新聞も報道したそうです。

　以上が現在私が把握している地震に関する情報です。
　私の願望を含めた個人的感想を言わせてもらえば、５月以降に一番危ないのはサンフランシスコか中国内陸部ではないかという気がします。また「東海アマ地震予知情報」では、
「東京Ｍ８が発生した場合、被災死者数はスマトラとは桁違い、数百万人に上ると予想できる」
　とあります。これもゲリーさんの言うように、阪神淡路大震災の３倍程度に収まってほしいと願わずにはおれません。
　東京から非難しろと言われても、ほとんどの人はどうしようもないと思います。我々に出来ることは防災の準備をするくらいです。

「フォトン・ベルト レポート」　第１３号．．．２００５/４/１８

　フォトンベルトの一連の著作で知られている渡邊延朗氏のメルマガに、興味深い内容が載っていたので紹介したいと思います。渡邊延朗氏のメルマガを取っている人は多いと思いますが、取っていない人もいるかもしれないと思った次第です。
　私はこのレポートを読んで、「これがほんとだったら、今まで、それほど善いことをしきたわけじゃないし、やばいぞ・・・」と思ってしまいました。もちろん、このレポートに書かれたような極端なことが起きるかどうかは未知数です。ですが今後、地震や集中豪雨、火山の噴火などの自然災害は、どんどん大規模化し被害はこれまでにないようなものになることは充分に考えられます。そういった天災に対する心構えとして読むには、いいかなとも思います。ただ本当にこのレポートにあるようなハルマゲドンのようなことが起こったら、どこに逃げても、また相当な災害対策をしていても無駄だと思います。その場合は、どうなるものでもないし、なるようになれ、と開き直るしかないかなと思います。
　訪問者の方々は、どのように感じられるでしょうか。

・・・＜転載開始＞・・・

２００５年のカタストロフィー（大破壊）　　　　　　　　　　　　　　　　２００５年４月



　北米大陸のオレゴン沖では異常な大深度群発地震が発生しています。この１年で約３８００回を超える地震が発生したと報告されています。他でも大深度地震が発生して無気味な兆しがあります。
　また、アメリカ中部でも頻繁に地震が発生するようになってきています。また、カムチャッカでは火山が３カ所同時に噴火したのを始め世界各地で火山が活動しています。オーストラリア、ギリシャ、ニュージランドなどでも多くの海底火山が同時に噴火しています。最近では４月６日グアム島に近いマリアナ諸島のアナタハン島で突然火山が噴火し、噴煙は成層圏に達するほどでした。ほぼ同時期、アメリカ西海岸のセントヘレナ火山も噴火、メキシコ、フィリピンでも火山の噴火が起きています。
　昨年末のスマトラ沖での巨大地震の発生以後、福岡市西方地震さらには２度目のスマトラ沖地震に象徴されるようにきわめて深刻な状態が続いています。ところがそれ以上の深刻な事態が昨年の１２月２７日に起きていました。１２月２７日はアジア各地に巨大な被害をもたらしたスマトラ島沖地震が発生した翌日にあたりますが、ではその日に何が起きたのでしょうか。約２か月後の２月２０日、朝日新聞が宇宙史上かつてなかった驚愕すべき事実を次のような見出しで伝えました。

”太陽エネルギー１５万年分を放出　銀河系で巨大「爆発」”

　太陽エネルギーの１５万年分を一瞬で放出する爆発現象が昨年末、銀河系内の特殊な中性子星で起きていたことが分かった。米航空宇宙局（ＮＡＳＡ）は１８日、欧米の複数の人工衛星や電波望遠鏡が「爆発」を観測していた事実を公表した。過去に太陽系外で観測された天文現象では最も明るく、地球の電離層も一時的に乱されたという。

　この時放出されたエネルギーが宇宙全体あるいは地球全体にどのような影響を与えたかはいまのところわかりませんが、イギリスのＢＢＣ放送は地震（Ｅａｒｔｈｑｕａｋｅ）ならぬスペースクエーク（Ｓｐａｃｅｑｕａｋｅ）だと報道したといいます。しかしいずれにしても前代未聞の出来事が起きたということは明白です。

　あるサイトでインドの科学者たちが本気になって心配しているのが２０１２年頃に起きると思われる磁場逆転だ、という情報を最近見つけました
（http://www.indiadaily.com/editorial/1753.asp）。
　インドの地球物理学者と宇宙物理学者の集団と一緒に働いて居るコンピュータ技術者によると、地球と太陽は２０１２年に磁極逆転の過程を通るというのです。磁極逆転は、前回は恐竜が絶滅した数百万年前に起きたといわれています。磁極逆転は、南北極が逆転するという現象です。このインドの技術者が科学者らの情報をもとにシュミレーションを行ったところ、この磁極逆転は２０１２年頃に起こる可能性が高いというのです。さらに、この磁極逆転によって地震、地滑りが増えることも予測されています。
　なぜこのような磁極逆転の懸念が引き起こされるかというと、年々この地球の磁場が減少しているからです。　２０００年前には４０ガウスあった磁場が、いまでは平均で０．４ガウスまでに減少していて、その磁気減少も年々続いているのです。

磁極逆転のメカニズムと天変地異の多発

　地球内部は科学者によると、内外の核、下層と上層のマントルから成る。桃の内部の様な層に成っている。中心の「穴」は「核」と呼ばれる。ほとんどが鉄、一部はニッケルで出来ていて、約１０〜１５パーセントは比重の軽い物質−おそらくシリコン、あるいは酸素か硫黄である。核自体は２つの同心部分、固体の「内核」と液体の「外核」で出来ている。桃の果肉に対応する大層は「マントル」呼ばれる。地球の内核と他の層の相互作用は地球の電磁的特性を引き起す。どかんらん石、輝石、クオーツ、ペリクレースなどの岩石質の鉱物から成り立っている。
　地球の内外核における極端の乱れを示す現象は、最近の火山と地震の多発との関連性を示すコンピュータモデルがある。それを裏づけるように世界的にも巨大地震が発生が続いている。過去の２００年記録されたことのないような大型地震がこれまで３回起きている。さらに海底火山の噴火と地震の発生は、過去３年間で８８パーセントも増加しているのが現状である。


　磁場の減少は磁極逆転をも引き起こす引き金ともなりますが、そのほか様々に地球に深刻な事態をもたらします。たとえば磁場が減少すると、地上ではガン患者が増加します。これは地球の磁気圏が減少することで、太陽から大量に放射される有害宇宙線の量が増加することが原因となります。有害宇宙線の増加は、地球上のあらゆる生命体の免疫力を大幅に低下させるのです。
　結論からいうとインドの研究者たちは、地球の磁場減少によって２０１２年迄にこの地球に生物が生存できなく可能性があることを懸念しているのです。さらに地球の磁場が減少すると、宇宙空間を漂う小惑星が引き寄せられてという現象も起きています。小惑星が地球に激突する現実を数年前にハリウッドが映画化したので、その恐怖の実態を皆さんも理解できると思います。
　仮にいまの地球の磁場がゼロになった場合、どのような現象が起きるのでしょうか。最も現実的なシナリオは、地球の自転がリバース（逆回転）し始めることだといいます。つまり、いままで太陽が東から昇っていたのが自転のリバース現象で、太陽が西から昇りはじめる可能性があるのです。



　最近、あるサイトで次のような投稿がありました。

『最近頻繁に予知夢を見るようになった友人が、以下のようなことを言ってましたので紹介しておきます。彼はスマトラ沖地震も何度か夢で見ていたそうです。

　それによると、今年の夏までにカリフォルニアで大きな地震が起こる可能性が高いそうです。するとこれがきっかけとなり、秋から冬にかけて日本や地中海沿岸、年明けにはアメリカ東海岸などで大きな地震が連続して起こるようになるそうです。

そして来年中には世界中の火山が一斉に噴火し、地形が変わってしまうところが沢山出てくるし、海岸沿いのいくつかの大都市は３年後には沈んでしまうそうです。こうしたことは多少のずれがあってもみな起こるし、これから多くの方が自分と同じような予知夢を見るようになるだろう、と言っていました。

カリフォルニアの地震は１０〜２０ｍの断層が地表にはっきりと現れる規模になるそうです。時期は今年の５月、６月ごろの可能性が最も高く、仮にずれたとしてもせいぜい１年ぐらいではないかということでした。地震は繰り返し起こりカリフォルニアは次第に変形していくそうです。

それから時期は不明ですがカリフォルニアの地震の後には太陽が一旦活動を停止し、その時地球の自転が今とは正反対になり太陽が西から昇るようになるそうです。

これ以後人間は内面から大きく変化し２年後にはスーパーマンみたいな方が大勢出てくるそうです。

一方カリフォルニアの地震を契機に世界の政治や経済は大混乱に突入し、聖書などで予言されてきたような艱難辛苦の時代が始まり旧来の価値観は一掃されていくそうです。

混乱が始まってしばらくするとふたつめの太陽が忽然と姿を現すそうです。ふたつめの太陽は青紫がかった色をしていてこの光を浴びるとどんな人でも心が洗われ、徐々にやさしい人に変化していくのだそうです。

うまく表現できませんが青紫の太陽は人類の魂を救済する一種の救世主のような役割を演ずるようです。ですが青紫の太陽が出現するまでの混乱によって多くの人が地上から消えている可能性が高くこの光の恩恵を受けられる人は限られるようです。

それから日本に関してですが、ここ３年ほど天の計画により地震等が人為的に抑えられてきたが、それがこの夏までに解除されるそうです。夏まではたいしたことは起こらないがそれ以降はいつ大きいのが起こっても不思議ではない状態に戻るそうです。

ですからもしやりたいことがあったらこの夏までに済ましておいたほうが良いかもしれません。

混乱が始まってわずか３年ほどの間に世界の人口は三分の一ぐらいになっている可能性があるそうです。

原因は自然災害・飢餓・疫病・戦争など色々あるそうですが、これからは本人の悪想念による自滅というパターンが急増するそうです。

どういうことかと言うと、この夏を契機に人類の悪想念が一斉に開放されるようになると、その開放された悪想念がその人のオーラ内に滞留して短期間のうちに当人の生命維持機能を片っ端から破壊してしまうことが起きるのだそうです。

特に長年にわたり他人の批判ばかりしてきた方やいつも怒っていた方、あるいは執拗にねたんだり恨んだりいじめたりしてきた方がそうなりやすいんだそうです。

簡単に言えば自業自得ですが、この夏を境にこれまで自分が放ったすべての悪想念が今度は一転して自分自身を攻撃したり傷つけたりするようになるわけです。

かなりの苦痛を伴うようですから、心当たりのある方は今のうちに是正されたほうが良いかもしれません。

混乱は一旦始まると間断なく４年〜５年ほど続くそうです。混乱は人類が有史以来いまだかつて経験したことがないくらいの規模になるそうです。

この間実に多くのヒトやモノやコトが淘汰されていくそうです。第三者によって間引かれるというよりも自らが内在させている要因によって自ら進んで消滅していくパターンが多いので、淘汰というよりも自滅あるいは自壊といった表現のほうがより正確かもしれません。

自滅や自壊は混乱が収束した後も続き地上にはある一定の基準をクリアーしたものだけが残っていくようになるそうです。

その一定の基準とは一言で言うとやさしさだそうです。

早ければこの夏あたりから地球に凛とした強烈なエネルギーが数万年ぶりに降りそそぐようになるそうです。そしてこのエネルギーを準備の整った方が受け取るといろんなことに気づくのだそうです。

例えばどんなことかというと、人間の実体は目に見える肉体ではなく目に見えない意識体でありその性質は最上の善であり永久に不滅であること、あるいは自分の人生は生まれる前に地球で体験したいことを自分で筋書きを書きそれに基づいて自分で演じてきたものであること、またこの世には自分が放射した想念が正確に自分のところに戻ってくる循環システムが存在していてこのシステムは寸分の狂いもない完璧なものであること、などだそうです。

いつどこそこで地震が起きるとか起きないとか人それぞれさまざまなご意見があるようですが、この夏以降ある時点をすぎると爆発的な勢いで地震が連続して起こるそうです。

それも世界中のいたるところでうんざりするくらい起こるそうです。スマトラ沖地震などこれから起こるものに比べればまだまだ小さいほうの部類に入るそうです。

そうなる原因は何かというと人間が長年にわたってため込んだ膨大な量の悪想念だそうです。この夏からその悪想念が順番に開放されることによって地震や噴火が連続するのだそうです。

大勢の心やさしき方がこうしたことを少しでも軽減しようと善行や祈りを通して日々努力を重ねてこられたそうですが、何分にも借金が多すぎていかんともしがたいのが現状なのだそうです。

どんなバランスになっているのかと言うと、仮に収入すなわち善行や祈りが１００万円ぐらいだとすると、借金すなわち悪想念の蓄積はおよそ一兆円ほどあるそうです。

破綻寸前のわが国の財政事情がかわいく思えるほどの最悪のバランスですが、この膨大な量の悪想念がひとつ残らず開放され尽くすまで地震は連続して起こるのだそうです。

地震や津波も怖いですがもっと怖い思いをするものがあるそうです。それは世界中の火山が一斉に噴火した後に始まる何ヶ月も続く猛烈な嵐だそうです。

来る日も来る日も吹き荒れる暴風は樹木や家屋をなぎ倒し農作物を全滅させ、降り続く豪雨は堤防を決壊させて家々を押し流し、荒れ狂う高波は臨海部を総なめにし、雷鳴は連日とどまるところを知らず、時にはソフトボール大の雹が雨あられと振ってくるそうです。

でもどんな災難がやってきたとしても心やさしき人だけは大丈夫なんだそうです。不思議なことに災難のほうからその人のところだけは避けていくんだそうです。まるで観音経の一節そのものです。


一旦混乱が始まると資本主義は３年ともたないかもしれないそうです。

今度は１９２９年の大恐慌の時とは違い資本主義の根幹をなす信用構造が総崩れを起こしてしまい、預金や国債・保険や年金などのあらゆる金融商品が、年を追うごとに限りなくゼロに近づいていく可能性が高いのだそうです。

どうしてそうなるのかと言うと、混乱が始まると同時に皆さんが取り付けに行かれることと世界中の沿岸都市が水没することによって産業インフラがごっそり消失してしまい経済活動が急激に落ち込んだまま元に戻らなくなるからだそうです。

現金だけが生き残るそうですが、それもインフレで次第に御利益がなくなっていくそうです。最後まで頼りになるのは食料品と生活必需品それとゴールドぐらいのようです。


今は聖書に書いてあるキリストが再臨して最後の審判を下す時であり、またお経に書いてある弥勒が下生する末法の時代そのものなのだそうです。

キリストと弥勒はずっと以前から人間として転生を繰り返しながら地道に菩薩行をなさっていたそうで、天国におられたわけではないそうです。

おふた方は混乱が始まるころに再び覚醒され、今がどんな時代でありこれから何が起こるのかを人類に対してお話されるそうです。

これがヨハネの黙示録の二人の証人ということなのだそうです。


未来は過去と違って何も確定していないなどとよく言われますが、実際のところは未来はあらかじめ計画された一定の幅の中を推移しているのであって、決してなんでもありというわけではないそうです。

例えばもし仮に何かとんでもないようなことが立て続けに起きたとしても、その起きたことすべてはそのあらかじめ計画された幅の中にちゃんと収まっていて、それを逸脱するようなことが起こったわけではないということです。

そして現在はそうした一定の幅がある一点にむかって急激に集約されていくまさに一歩手前に位置していて、その急激に集約されていく過程で生ずるさまざまな摩擦のことを、人は終末あるいはカタストロフィーと言うのだそうです。

その急激に集約されていく過程を道路に喩えると、その道路にはこれまで何千何万という膨大な数の車線が設けられていて各人が自分の好きな車線をどれでも自由気ままに走ることができたが、これがあとほんの数年でたった一つの車線に集約されてしまい、その車線もしばらくすると終点で行き止まりになってしまうということです。

その一つだけ残る車線の路面には「善きことをした人専用」という文字が書かれており、また予定では今から７年後に到達する終点には「天国」という光り輝く看板がかかっているそうです。

そしてその集約された車線が気に入らずあくまで自分の好きな車線を走りたいという方は、その車線がこの地球では完全に消滅してしまうので、地球を去って自分のお気に入りの車線があるどこかよその星で当の本人がいやになるまで好きなだけドライブを続けることになるそうです。

それらの星には、怒り・恨み・批判・争い・貪欲等に関して膨大な数の車線があるので地球同様選ぶのに全く不自由しないそうです。

今回で最後ですので要点だけもう一度まとめてみると

１　混乱は早ければ今年の夏、仮にずれ込んだとしても来年の夏までの間にスタートし、その際にはカリフォルニアの地震が先陣を切る可能性がある。

２　混乱が一旦始まってしまうと４年〜５年続き、この間地球とその上に住まう生命体にとってやさしくないヒト・モノ・コトは全て一掃される。

３　今から７年後の地球は天国のようになり、自分の本質が最上の善であることを思い出した心やさしき人だけが残っている。

といった感じになるかと思いますが、何分にも夢なので実際にどうなるかはわかりません。


　このような予知夢を見る人々が、いま全世界的に急増しているといいます。しかも、この予知夢が現実化するような事態が全宇宙レベルで起きています。
　２００５年の今年、これから起きてくるカタストロフィーはおそらく人類史を塗り替えるものになるような気がします。


２００５年から２００６年（注）年頭にかけて、たとえ日本列島を巨大な天変地異が襲ったとしても。その事態を慌てることなく、決してパニックにならず受け止めていきましょう。皆さんの目の前にはいますでに５次元の扉があり、間もなくその扉が開こうとしているのかもしれないのですから。

・・・＜転載終了＞・・・

（注）原本では２００４年から２００５年となっていますが、２００５年から２００６年の間違いと思い訂正しました。

沖縄！．．．２００５年４月１０日

　以前知り合いとの飲み会で沖縄の話が出ました。
　私はこれまで一度も沖縄を訪れたことがなかったのですが、知り合いは旅行で訪れた沖縄がいたく気に入ったらしく絶賛状態でした。自然環境が素晴らしいとのことで、特に透き通る海には感動するそうです。こりゃあ、一度は行く必要があるなと思うようになりました。
　現在花粉症の季節ですが、４月に入っても全然花粉は減りません。天気予報では相変わらず「明日も花粉は非常に多く飛ぶでしょう」と言っています。そんな花粉症の人が、週末などを利用して沖縄に行くのが流行っているとテレビのニュースで言っていました。沖縄は杉が少ないとのことで、花粉症の症状が出ないんだそうです。これは行くしかないなあ、さらに強く思うようになりました。また私は現在田舎の物件を探している最中で、沖縄に定年後に移住する人が増えてきたという話もあり、物件を決める前に行くべきかなあとも考えていました。
　でも請負の仕事をしている私の仕事は最近減っており、収入は厳しい状況になっています。時間はあるのだからどこか旅行でも行きたいのですが、稼ぎの少なさから東京近郊の１泊の温泉旅行がせいぜいかなあ、などと考えていました（物件購入を考えているのですから、無駄使いはできません）。
　そんなおり税理士をしている兄から、突然私に以下のようなメールがきました。


沖縄に１＊日ごろ代わりに行きません？
航空運賃、レンタカー、宿泊費、飲み代
すべて持ちます。
登記所に書類を提出するだけです。
　　　　　　　　　　　　　　　本山会計


　信じられますか、みなさん！
　あまりにも出来すぎた話なので、本当かという確認のメールを書いたくらいです。兄によると沖縄の会社の経理の仕事をしているのだが、忙しいので行く暇がないから代わりに行ってほしいというのです。
　精神世界の本の中には偶然はないということが書かれていますが、これは絶対に偶然じゃないぞと思いました（これで飛行機が落ちたらシャレになりませんが）。
　ポストに書類を入れるだけで沖縄にただで行けるなんて、世の中にこんなおいしい話があることがいまだに信じられない心境です。
　そんなわけで今週沖縄に行ってきます。首里城や透き通る海などを観てこようと思っています。デジカメを持っていくので良い写真がとれたら、ここで紹介したいと思います。

「お父さん」と呼ぶ日．．．２００５年４月６日

　私は民放のテレビドラマというものを全くと言っていいほど見ない人間です。
　ＮＨＫの大河ドラマを除けば以前見たドラマは、１０１回目のプロポーズという大昔に流行ったものです。それも知り合いがあまりに話題にするので、再放送で見たぐらいです。逆にノンフィクションものは大好きです。誰かが頭の中で考えたストーリーより、現実に起こったものの方がはるかに面白いと感じるのです。
　そんな私が楽しみにしているのが、日曜の午後２時にフジテレビで放送される、その名もずばり「ザ・ノンフィクション」という番組です。特に前回（３月２７日）と今回（４月３日）と２回にわたって放送された“「お父さん」と呼ぶ日”は、ひさびさに感動しました。
　北海道の美利河（ぴりか）という村は過疎化対策のために、町ぐるみで都会の小学生を年単位で留学させる山村留学制度をとっています。都会の子供達が、北海道の里親の家庭に泊まりこんで、大自然を感じながら生活するというものです。カメラは宮越家（みやこしけ）にお世話になった小篠恵奈（こしのえな）ちゃんを１年追いました。他に都会の小学校の優等生の男の子が牛の世話や友達関係で悪戦苦闘する話や、喘息持ちの男の子がスキー１級に挑戦する話などが紹介されています。ですがなんといっても恵奈ちゃんの話には引き込まれるものがあります。
　恵奈ちゃん（東京に住む当時小学校五年生の女の子）が生まれる前に両親が離婚したため、恵奈ちゃんは父親という存在を意識せずに育ちました。母親は１人で子供を育てながら、看護士の資格を取るために勉強しており、恵奈ちゃんは一人部屋にこもって漫画を書くという孤独な毎日でした。そんな恵奈ちゃんが山村留学を決意した理由は、北海道へ行けば勉強しなくてすむと思ったからといいます。１年間の約束で北海道の美利河にきた恵奈ちゃんを待っていたのは、宮越さんという当時６９歳のしつけに厳しい頑固親父でした。初対面で恵奈ちゃんは、緊張なのか反発なのか「よろしくお願いします」という一言の挨拶さえ出来なかったのです。またその間中ずっとガムを噛んでいるという態度の悪さでした。宮越さんは、「これからはお父さん、お母さんと呼ぶように」と言いますが、父親の存在を意識したことのない恵奈ちゃんが、いきなりお父さんと呼べるはずもありません。
　その後も恵奈ちゃんは決して里親に心を開くことなく、学校から帰っても頑固親父の宮越さんの小言に、部屋に黙って入り込むといった具合でした。番組のナレーションでは、恵奈ちゃんが都会では夜更かししていたのが、宮越家では朝５時半に起きるという生活の変化にしばらくはついていけなかったこと、また嫌なことや辛いことを避けてばかりいたとも言っていました。
　番組では宮越さんが一向に態度が改まらない恵奈ちゃんに苛立って「そんなとろくさいなら（この家には）置いておけないんだよ」と言うシーンが出てきます。おそらく期限が設けてあり、あまりに手におえない子供は里親が断わることが出来るようになっているのだと思います。私は番組を見ていて、この娘は本当に東京に返されてしまうんじゃないかと思いました。この「ザ・ノンフィクション」という番組はドラマと違い、ハッピーエンドで終わるという代物ではないからです。
　そんな恵奈ちゃんに試練がやってきます。マラソンが一番苦手な恵奈ちゃんに学校行事のマラソン大会がやってきたのです。けっして心を開こうとしない恵奈ちゃんに宮越さんがここで奮起します。走ることの苦手な恵奈ちゃんを朝むりやり起こして早朝のマラソントレーニングに駆りだしたのです。そして宮越さん自ら走り始めたのです。６９歳の宮越さんが走り始めたものだから、恵奈ちゃんが歩くわけにはいきません。宮越家では早朝マラソンが日課となりました。早朝練習で自信満々となった恵奈ちゃんですが、マラソン大会の前日は緊張して一睡も出来ませんでした。スタートの号令と伴に勢い良く飛び出したのですが、途中でお腹が痛くなり結果は２２人中１７位と惨敗でした。８位以内を目標にがんばったのに惨敗したことと、お腹の痛みで恵奈ちゃんはゴールした後に、大粒の涙を流して泣いたのです。側には号泣する恵奈ちゃんに語りかける宮越さんがいました。
　私は子供がいないので想像でしか言えませんが、恵奈ちゃんはこの時、父親の存在というものを感じたのだと思います。このマラソン大会を期に、恵奈ちゃんは次第に宮越さんに心を開くようになっていくのです。そして父の日に、さりげなく「はい、お父さん」と言って宮越さんにプレゼントを渡すのです。あの恵奈ちゃんが「お父さん」と呼んだことに新鮮な感動を覚えます。子供というものは、親の態度によって、これほど変わるものかと思ってしまいます。
　カメラは笑顔を見せるようになった恵奈ちゃんと宮越さんの心の繋がりを追っていきます。北海道に初めてきたときの恵奈ちゃんとは、まるで別人のように元気になり、人間として成長するようすがわかります。精神世界の言葉で言えば、魂が輝きだすというところでしょうか。
　当然ながら恵奈ちゃんはもう１年北海道に居たいと願います。学校の担任の先生も恵奈ちゃんの変わりように、もう１年北海道にいれば恵奈ちゃんの今後の人生がだいぶ違ってくると感じます。ですが母親が働きながら資格を目指すという母子家庭では、月４万円の恵奈ちゃんの留学費が重い負担となっていたのです。こうして別れがやってきます。
　宮越さんとの別れのときに、涙を必死にこらえてきた恵奈ちゃんが、耐え切れず泣き出すシーンは、誰でもきっともらい泣きするに違いありません。ひさびさの感動でした。


＊訪問者プレゼント

　この『「お父さん」と呼ぶ日』のＶＨＳビデオをご希望の方若干名にプレゼントします。
　テレビを見逃した方で、観てみたいと思われる方はメール下さい。３倍速のくたびれたテープを使っているので画質は相当に悪いですが、内容はわかります。まさかメールが殺到することはないと思うので、ご希望の方はどうぞ。

勘の話．．．２００５年３月３１日

　１９９８年（前々回）のサッカー・ワールドカップで日本が予選を突破できるか知り合いと賭けをしたことがありました。賭けといっても飲み代を一回もつという他愛のないものですが、当事者はけっこう真剣です。きっかけはその前の飲み会で、知り合いが日本は予選を突破できると言い張ったからです。私はこう見えても高校時代はサッカー部で、テレビで試合を見れば、そのチームのだいたいの実力はわかるつもりです。
　私の目から見て当時の日本代表チームが予選を突破できる（４チームで上位２位以内なら決勝トーナメントに出場できる）力はないと判断したのです。だから予選突破は無理と主張したのですが、知り合いはガンとして出来ると言い張るのです。こうなれば売り言葉に買い言葉で、「よーし、じゃあ賭けよう」となったわけです。結果は私の勝ちで、まんまと飲み代をゲットしました（知り合いのトミさん、ごっそさんです！）。彼はその後、けっして賭けようという私の挑発にのらなくなりました。どうやら学習機能のある人のようです。
　先週末（２５日）ですが、会社の飲み会があって当然ながらその日に行われるイラン戦の話題がでました。ＦＩＦＡのランキングで日本１８位、イラン２０位と互角ですが、私は以前見たイランの戦いぶりからみて実力は拮抗しているがイランがやや上と見ていました。さらに１０万人収容の大スタジアムで行われるアウェーのゲームです。こういった点を考慮して１−２でイランの勝ちと予測しました。ところが職場の人は日本が勝つと主張するのです。そこで「よーし、じゃあ賭けよう」となりました。結果はみなさんご存じのとおりで、私は戦利品のジュース１本をゲットしました（宇○○さん、ごっそさんです）。
　イラン勝利を予測したのはいいけれど、１−２というスコアまで当たってしまったことが私は気になりました。まぐれにしても当たりすぎです。そこで昨日行われたバーレーン戦も予測してみました（賭ける相手がいなかったので賭けはしていませんが）。前回のバーレーンとの試合で、日本代表が４−３で勝っていることも知っていました。野球と違いサッカーで合計７点も入るというのは、相当な点の取り合いです。ですが頭の中に浮かんできたのは１−０というスコアでした。日本が勝つというのは疑いようもないことだったので、私は１−０で日本の勝ちと予測しました。オウンゴール（自殺点）というのは予想外のことでしたが、結果はどんぴしゃりでした。
　ここまでくるとさすがに私は変だぞと感じ始めてきました。
　いくらなんでも当たりすぎです。ただのうらぶれおじさんとは思えない業（わざ）です。理由を考えるとどうみてもゲリー・ボーネルさんから伝授された呼吸法しかありません。ゲリーさんは、その呼吸法は意識を拡大をするためのものだと言っていましたが、同時に勘が鋭くなってくると言っていたのです。私はこの呼吸法を伝授された昨年５月以来、ずっと毎日続けてきたのです。
　しかしこれが本当の原因なのか自信がありません。ゲリーさんが日本で行ったＷＳの参加者の数ですが、ゲリー式呼吸法を伝授された日本人は数百人にのぼると思います。そのうちどれだけの人が実践しているかわかりませんが、日本全国ではけっこうな数いると思うのです。そうした人がこのホームページを見ていたら、勘が鋭くなったがぜひ教えて下さい。

薬の話．．．２００５年３月３０日

　先日テレビの某番組で、医者が「薬で病気を治す」というフレーズを言っていました。
　当然ながらこの言葉の根底には、病気を治すのは薬という考えがあります。私は誰もが多くの人が信じ込んでいるこの考えそのものに疑問があります。私は病気を治すのは薬ではなく、人間が持つ自然の治癒能力だと思うからです。薬は人間の治癒能力を促進（あるいはときには妨害）したり、病気によって引き起こされる発熱や痛みなどの症状を緩和するだけのものであると思うのです。もちろんこの考えは現代社会の中で少数ですが、徐々に人々に広がりつつあるように感じます。以前この考えを持ったグローバル・クリーン社の浅井敏雄さんを紹介しましたが、浅井さんは発熱や咳などによって体の毒素を外に排泄しようとしているのだから、薬を飲むのは逆効果だと言っています。
　私は年季がはいっていて、この考え方を１０年以上続けています。それゆえ風邪を引いたときはもちろん、お腹が痛いときでもけっして薬を飲むことはありません（というか薬自体を持っていません）。つまりここ１０年間はほとんど薬を飲んでいないのです。この”ほとんど”という表現をしたのは、歯の有害金属を除去した際に、歯医者さんから体内に溜まった有害金属を除去するためにプリオキレートという飲み薬を処方されたことがあったからです。また私は花粉症がひどく、どうしても鼻水じゅるじゅるだとまずいときがあり、鼻炎カプセルを飲まざるを得ないときがあったからです。
　光虔さんのＷＳ（ワークショップ：研究会）のアカシックのリーディング講座は、どうしても鼻水じゅるじゅるではまずい事情がありました。鼻を使った特殊な呼吸法を行うために鼻の穴がスースー通っている必要があったのです。またシーンと静まりかえってみんなが集中しているときに、ヘークションと大きなくしゃみをするわけにはいかなかったのです。覚悟を決めた私は、花粉症用に飲み薬の鼻炎カプセル、目薬、点鼻薬を買いました。用意万端でＷＳに望んだ私ですが、その薬の効果は抜群でした。例年の３０倍という花粉が舞っているなか、私はしばし花粉症を忘れ、普通の人間のように振舞えたのです！
　特に感激したのは目薬です。目が痒くて、目ん玉を取り出して洗いたいと思わせるような酷い痒さが、目薬をしたとたんスーッと魔法のように消えてなくなったのです。また点鼻薬によって２，３分で普通に鼻で呼吸出来るのになったのです。数週間ぶりの鼻呼吸でした。
　その後人に聞いたのですが、当初は効果のある目薬も点鼻薬も、使っているうちにだんだん効きが悪くなるそうです。私の場合は１０年以上薬をほとんど使っていなかったため、最初は人以上に劇的に効いたのだと思います。さすがにＷＳ以来飲み薬の鼻炎カプセルは使っていませんが、目薬と点鼻薬は密かに使っています。目の痒みがスーッと引いていく快感と、鼻がスースーする快感に、ついふらふらと使ってしまうのです。まるで麻薬みたいで、こうやって人は薬に溺れていくのかなあと考えたりしています。

カガヤ　ギャラリー．．．２００５年３月２７日

　　　おすすめホームページ

　訪問者の方から神秘的で綺麗な絵のホームページを紹介していただきました。
　「カガヤ　ギャラリー」ですが、光の表現の仕方がラッセンを彷彿とさせます。ラッセンは独特の光を表現するために海の中や朝日や夕日を舞台としました。「カガヤ」さんの場合は宇宙が舞台となっています。幻想的で思わず引き込まれてしまいます。
　月ごとに壁紙の提供も行っているようです。さっそく私も壁紙にダウンロードしました。
　個人的に「星天日和」の「ルナ・ガーデン」の後ろ姿の犬の構図が大変気に入りました。「カガヤ」さんの作品を買おうかと考えています。

「生きがいの創造�U」．．．２００５年３月２３日

推薦図書

　「生きがいの創造�U」（飯田史彦著、ＰＨＰ研究所）

　私は以前から福島大学の飯田助教授のファンで、出された著書はだいたい目を通してきました。それでも最近は、著書は購入するのですが読まないで積んでおくようになっていました。生意気言うと、飯田助教授の生まれ変わりの話は私のとって常識になってしまって、それ以上のことが知りたいと色々な本に手を出している状態だからです。
　立ち寄った本屋で「生きがいの創造�U」を見つけたときは、（読む読まないは別にして）取りあえず買っておきました。連休の我が家で、何気なくこの本のプロローグを読んでみたのですが、いつもと違う内容の本だと気付きました。それでさっそく読んでみました。
　訪問者の方々は「シックス・センス」という映画を見たことがあるでしょうか。
　驚くべきことに飯田助教授は映画「シックス・センス」に出てくる霊能力を持った少年と同じだったのです。私自身は飯田助教授に勝手にあるイメージを持っていました。それは学者として“あの世”の研究をするのではなく、学者の立場から一般人にわかりやすく“あの世”の仕組みを解説する役目を負って生まれてきた人というものです。例えば私のような、ただのうらぶれおじさんが言っても一般の人は一笑に附すだけでしょうが、国立大学に勤務する学者の言うことなら人々は聞くかもしれません。しかし実際の飯田助教授の姿は、そのイメージを大きく超えるものでした。
　「生きがいの創造�U」は飯田助教授の自らの体験談です。
　国立大学の謹厳実直な学者のイメージを持っていた私は、たいへんな霊能力を持った実際の飯田助教授の姿に驚きました。また飯田助教授のホームページである、

http://homepage2.nifty.com/fumi-rin/sub16.htm

　の「小さなドラマティック・ストーリー」の第２話の「病院から逃げてきた少女」の話を読まれた方にお知らせです。その続編がこの本に載っています。その結末は、映画「シックス・センス」同様に、ラストにあっと驚くどんでん返しがあります。お楽しみに・・・

ホリエモンの考え方．．．２００５年３月２１日

　今マスコミは、ホリエモンことライブドアの堀江貴文社長のニッポン放送、フジテレビの買収の話で持ち切りです。
　私自身は個別ケースの企業買収の話なので特に関心もなかったし、テレビに写る堀江社長にも興味を覚えなかったのでこのホームページで取り上げることもしませんでした。そんなおり、為替相場の情報収集の為に水野隆徳氏の「通貨大動乱」（ビジネス社）という本を読んでいたら、そのホリエモンの話が載っていたのです。
　まずその部分を抜粋して紹介します。文中で私というのは水野氏のことです。


　・・・（略）・・・
　それにしても、彼の著書のタイトル『稼ぐが勝ち』が良くも悪くも、彼の本質を表しているように思われる。いずれにしても、新幹線の中で目次に目を通しただけで、堀江貴文という男について私なりの判断ができた。団塊の世代で真面目にコツコツと働いてきたがカネに縁がなかった自分の父親について「要するにうちのオヤジは馬鹿をみているのではないか」と綴っている彼の人生観は、「世の中カネ次第」なのである。
　「カネ」「カネ」「カネ」。何をするにもカネが必要で、自分たち若い世代がカネを動かすことが必要だと説いている。そして「一番カネをもっている老人は若者にカネをまわせ」というのである。会社についての考え方はきわめて独善的である。
　「会社とは人を使うための道具です。会社とは他人の力を利用するための仕組みです。そして、他人の力を利用した人間が金持ちになるわけです。僕にとって会社とは、人を使うためのツールにすぎません」
　「人は利用した方がいいのです」
　会社は搾取の道具だから他人の会社に使われるのは嫌だが、自分は人を使うという自分勝手な男だ。次の文章に至るとアダルトサイトを手がける人間の本質が躍如としている。
　「女はオカネについてきます。ビジネスに成功して大金を手に入れた瞬間、『とうてい口説けないだろうな』と思っていた女を口説くことができたりする。そのあとはイモヅル式です。要するに、その女の話を聞いた女の子たちが集まってくるわけです。金を持つだけで、自分の精神的な考え方も高みに上がります」
　もっと驚いたのは、少年時代を振り返った、「家で出されるメシがまずくて、よく大人はこんなにまずいものを食べているなぁとずっと思ってました」との一節だった。
　・・・（略）・・・


　私は他人の人生観、生き様、哲学といったものに一切善悪の判断をしないと決めています。それゆえここで垣間見えた堀江氏の考え方に、良い悪いと言うつもりはありません。
　ただ感想を述べると、今の時代というのは、本当にタブーがなくなってきたなあと思うのです。私が社会に出た頃でも堀江氏の考え方と同じように、「世の中カネ次第」「女はカネについてくる」といった考え方をしていた若者はたくさんいたと思います。ただ当時は、心の奥底でこういった拝金主義を気恥ずかしく思う感性があったように思うのです。それゆえ友人同士では「世の中ゼニや」と言えても、本のように一般に広く公表されるものにはそういったことを堂々と書けなかったと思うのです。
　それが今では本屋に行けば、堀江氏の本が目立つところに山積みされています。おそらくどの本にも似たようなことが書いてあるのでしょう。そして山積みされているということは、若い人を中心に大いに売れているということでしょう。何でもタブーでなくなり自由に発言出来るというのは進歩と言えるかもしれません。ですが拝金主義が多くの日本人の共感を得るようになったということは、日本人の優秀な部分が失われていっている気がするのです。
　フジテレビの日枝会長が当初堀江氏を、「彼はカネで何でも出来ると言っている」と述べていた理由が私にもわかりました。そしてニッポン放送の社員が声明を出して、堀江氏のニッポン放送の支配にノーと言ったことや、全国のフジ系列の放送局もノーと言ったことも人情として理解できるような気がします。社員の考え方が拝金主義であろうとなかろうと、「会社は人を使うための道具」で「人を利用した方が勝ち」と思っている経営者の下で働きたいと思う社員はほとんどいないだろうと思うからです。

　ライブドア系列の全体の売上高が３００億円なのに、８００億円もの大金をアメリカの投資会社リーマン・ブラザースが貸したものだから、色々憶測を呼んだようです。それについて副島隆彦氏がリーマンの背後に大物投資家のジム・ロジャース氏、リップルウッド（新生銀行の持ち株会社）の在日代表のティモシー・コリンズ氏、さらにマイクロソフトのビル・ゲイツ氏などそうそうたる顔ぶれが控えているという情報をつかんだようです。浅井隆氏の「なぜライブドアはフジテレビを乗っ取ろうしたか！？」（第二海援隊）によるとブッシュ大統領の第二期の大統領就任式の前日、ワシントンで前夜祭のパーティが催されたとき、日本、韓国、台湾のＭ＆Ａの会社数社が招待されたそうです（日本の大企業ではなくＭ＆Ａの会社だけ招待されたのです）。これは、これからのアメリカの日本を含めアジア各国へ対する経済戦略の一端を示すものかもしれません。
　副島氏は、近々入手した情報を会員のページに書くと言っているので、面白い話があったら報告します。

中国の火薬庫．．．２００５年３月１５日

　マスコミはあまり報道しませんが、中国の農村で頻発する暴動は１０万人規模に膨れ上がってきたようです。民衆暴動など無縁の日本の平和そのものの現状では、なかなか想像しにくいところですが、中国で起こっていることは相当に危険水域に達していると思えます。中国当局が日本悪玉論を大々的にキャンペーンし、民衆の不満の捌け口としていることは日本人にとって不快なことですが、そうせざるを得ない中国の抜き差しならない現状があるようです。
　経済誌「選択」１月号の記事からの情報です。
　２００４年１０月末に起きた四川省雅安市漢源県で起きた暴動は「建国以来最も深刻な農民暴動」（香港紙「太陽報」）とまで言われたもので、７０歳の老人が決死隊を組織し、「私を殴り殺せ。ここで死んだら立ち退かなくてもいい」と叫んだと報道されたそうです。原因はダム建設による農地の強制収用に関わった役人への不満です。２００４年前半だけでも土地収用がらみの苦情は４０００件を超えて前年を上回り、住民と治安当局が衝突したケースは半年で８７件にのぼったそうです。
　我々は、中国沿海部と内陸の農村部の貧富の差が暴動の原因と思っていますが、もう一つ見逃せないのは役人の汚職です。中国は共産党の一党独裁の国であり、行政権のみならず司法権も共産党の一括管理です。野党や公正な議会もありません。当然役人の不正を正す司法機関も新聞のようなマスコミもありません。要するに役人はし放題なわけです。先日、中国政府が農民税の撤廃を当初予定していた５年から３年に前倒しすると発表しましたが、政府も農民の不満がもはや臨界点に達していることを認識しているようです。
　ところが火薬庫は農村部だけでなく都市部にもあります。
　昨年１１月中旬、広東省掲陽市で、オートバイに乗った女性が橋を通ろうとしたとき橋の通行料２元（２６円）を請求されて文句をいったところ、料金所職員に殴られるという事件が起きました。事件を知った住民が「橋を通るのに通行料を取られるのはおかしい」と千人あまりが料金所を焼き払うという暴動となりました。最後は数万人に膨れ上がったそうです。
　１２月には、広西チワン族自治区欽州市で、道端で大道芸を披露していた身体障害者に市職員が暴力を振るったとして千人にのぼる群衆が騒いで、駆けつけた警官隊と衝突したそうです。こういった暴動の背景には役人の横暴と汚職に対する人々の不満があります。昨年夏のアジアカップ・サッカーで起きた反日ブーイングは、単なる日本への反感だけでなく、生活上の不満や役人に対する反感が根底にあったと言われているそうです。反日ブーイングに王市長が、北京五輪で同じような騒ぎが起こる困ると市民に苦言を呈したところ、逆に市民の方から「汚職し放題の役人の方が問題じゃないか」「役人が市民の民度を問題視できるほど、まともなのか」という声が沸き上がったといいます。
　さらに都市部でも貧富の差が拡大しているといいます。
　都市部では党・政府幹部、ビジネスマン、専門職の人間らが法律や制度、権限、人脈を巧みに使ってどんどん豊かになり、高級マンションに住み、高級車を乗り回しているといいます。中国誌「世界経理人周刊」によると、資産百万ドル（１億円）以上の人は３０万人、１千万ドル（１０億円）以上の人は１万人いるそうです。一方で労働者は北京でも３元（３９円）の食事ですませ、バラックに住んでいるそうです（特に農村からの出稼ぎ組は農民工と言われ差別されているといいます）。
　中国政府は、今後も年平均７％の成長を維持し、２０００年のＧＤＰを１０年後に２倍、２０年後に４倍とする計画を発表しているそうです。逆に言うと、農村部の潜在失業率がすでに１億人を超えている現状から、７％の成長を維持できなければ雇用の創出が不可能になり、民衆の不満が爆発するという見方もあるようです。そうなると農村部で暴動が起きるだけでなく、都市部に大挙してなだれ込み、都市部の労働者が加わって、暴動が大規模化する可能性があるといいます。日本のバブル崩壊は、経済面の衝撃だけでしたが、中国がバブル崩壊となれば経済面だけでなく、暴動などによる治安の崩壊が伴う危険性があります。
　以前当ホームページで、北京オリンピックの特需が開催２年前に切れることから中国バブル崩壊の可能性を言いましたが、具体的目安として年７％成長が切れたときが危ないということのようです。

住まい探し大作戦．．．２００５年３月１０日

　マカバ瞑想のドランヴァロ・メルキゼデク氏が若い頃に住んだ家ですが、カナダのクーティニー湖のほとりの小さな家で、なんと一番近い道からでも６キロ半も歩かなければならない辺境地だったそうです。その生活はすばらしく、金銭をまったく所有する必要がなかったといいます。１日３時間ほどの労働で、あとは１日中お休みだったそうです。自然に順応し、楽器を奏でたりして充実した生活だっといいます。そんな辺境地にもかかわらずたくさんの友達が訪れてきたそうです。
　私は自給自足を目指そうという気はないのですが、このドランヴァロさんの生活ぶりには魅了されました。こんな森の中の誰もいない一軒家に住んでみたいと思うのです。常々そういう思いを持っていた私は、先日実際に探しに行ってみました。ただし今後も東京で行われる講演会やワークショップに参加したいと思うので、新宿駅に２〜３時間で行ける範囲という条件を付けました。片道３時間を越えると日帰りがきつくなるからです。
　まず職場のＪＲ中央線の豊田駅の近くからあたってみようと、高尾山のある高尾駅の不動産屋に行きました。すると「そんな物件は、このあたりは無理です」と言われてしまいました。それじゃあと、次に峠を一つ越えた相模湖駅の不動産屋に行ってみました。すると「ないですねえ」の返事です。じゃあどの辺に行けばありそうかと聞くと、「大月あたりまで行ったらあるかもしれません」と言うので、大月駅まで行ってみました（大月の先はもう甲府です）。
　最初の不動産屋では、「最近ねえ、田舎暮らししたいって言うお客さんが多いんですよ。でもなかなか物件が出ないんですよねえ」と言います。仕方がなくもう一軒の不動産屋に行ってみると、５３０坪の物件があるというのです。大月あたりでは物件がないと諦めていたので私は喜びました。行ってみると確かに土地は広く、周りに民家も少なく緑も多いのです。それに最寄の鳥沢駅まで歩いて１５分の近さだというのです。でも値段を聞いてがっかりでした。坪１０万だというのです。５３０坪だから土地だけで５３００万円です。相当な予算オーバーです。田舎だから安いだろうと期待していたのですが、意外と高いことを知りました。

　最近は首都圏の土地が安くなったおかげで、高層マンションなどの都市開発が進み、都心回帰の傾向があると言います。田舎で暮らしていたお年寄りが、医療機関その他の利便性から都心に移り住んできているとテレビで特集しています。そういう状況だから、田舎の家探しは簡単だろうと思っていたら、とんでもありませんでした。
　私としては「交通の便の悪いところ」という条件だから、物件はすぐに見つかるだろうと思っていました。しかし不動産屋が言うには、そういう物件自体が市場に出てこないんだそうです。
　このホームページをご覧の方の中で、そんな物件をご存じの方がおられましたら、教えて頂けると有り難いのですが。

キャッシュカード犯罪．．．２００５年３月５日

　先日ニュースで、最近はやりの銀行のキャッシュカード犯罪を特集していました。最初の手口は、ゴルフに行ったとき貴重品をゴルフ場のロッカーに預けていたのを開けられて、キャッシュカードがスキミングされてお金を下ろされてしまったというものでした。そのロッカーの暗証番号をキャッシュカードと同じものを使っていたために被害にあったというのです。これはゴルフ場のマネージャーが窃盗団とグルになっていたため起こったとのことです。
　これであれば、ゴルフ場などの施設に、キャッシュカードを預けなければ巻き込まれないし、暗証番号を変えればいいわけで、私は余裕をもって見ていました。ところが次に紹介されたものは究極の手口とも言えるもので、私は俄かに緊張しました。
　銀行のオンライン回線に、盗聴器のようなものを仕掛けてキャッシュカードの情報を盗んでしまうのです。そこで盗んだ情報を別のキャッシュカードにコピーしてお金を下ろしてしまうのです。この手口の恐ろしいところは、盗まれた本人にはまったく落ち度がないのに、ある日忽然と自分の口座の金がなくなってしまうことです。この手口で２００万円を盗まれた男性が銀行の窓口に行くと、行員から「お気の毒です」と言われただけだったそうです。キャッシュカードの契約に、カードと暗証番号が合っていれば、銀行側に落ち度はないという条項があるらしく、銀行側は一切保証してくれないんだそうです。
　私は絶句してしまいました。
　さらに恐ろしいことに専門家によると、その銀行回線から情報を盗む機器が爆発的に売れているんだそうです。もうすでに大量に仕掛けられている可能性があるそうです。そうなると近い将来、この手口が氾濫することは充分考えられます。これはもう他人事ではなく“今そこにある危機”です。私としても（普通の人から見たら、微々たる額であっても）対策をとった方がよいと感じました。
　まず思いついたのは貸し金庫にお金を入れるという安易な方法ですが、いちいち貸し金庫にお金を出し入れするのは実に面倒臭く、実用的でないと気付きました。次に考えたのは窃盗団のターゲットであるキャッシュカードそのものをなくしてしまうことでした。つまり通帳だけでキャッシュカードを使えないように手続きしてしまうのです。私はＴ京Ｍ菱銀行を使っていますが、今使っている口座の他に、たまたま昔開設して今は使ってない口座があったので、その口座のキャッシュカードを廃棄する手続きをしました。そして（わずかな額ではありますが）そこに預金を移し、キャッシュカードが使える普段使っている口座には、当面暮らしていける程度の額を残したのです。この額だったら盗まれても、「運が悪かったね」で済ませられそうです。
　まとまった買い物がしたい場合は、通帳とハンコを銀行の窓口に持っていくという昔ながらのスタイルに戻ってしまいました。キャッシュカード犯罪が下火になるまで、このスタイルでいこうと思っています（逆にこの方法だと無駄使いしなくて、かえっていいという気もします）。
　現代社会は便利さを追及してきたわけですが、その便利さと引き換えにリスクを背負うということかもしれません。

中国の不動産バブル．．．２００５年３月２日

　昨年東京で行われた講演会で、相場師ジム・ロジャース氏は中国のバブル崩壊が、今年（２００５年）にも起こる可能性があると言っていました。
　崩壊が起これば必ずハードランディングになるそうで、ソフトランディングは有り得ないという話です。ロジャース氏によると、その理由は簡単で、「過去の歴史において、ソフトランディングに成功した例はない」からだそうです。なるほどです。ついでに言っておくと、投資家へのアドバイスとして、「新聞で中国バブルの崩壊の文字が踊り、株価暴落のニュースを見たら、即座に証券会社へ連絡して中国株を買って下さい」と言っていました（私は買う気はありませんが）。

　これまでこのホームページで円安の若林栄四氏の説と円高の副島隆彦氏の説を紹介してきました。円高（ドル安）説の副島氏の言うとおりになるなら、中国への外資流入がストップし中国のバブル崩壊のきっかけになる可能性を言いました。今回はそういった外部要因でなく、内部要因による中国バブル崩壊の危険性を指摘します。情報は少し古いですが、昨年の経済誌「選択」７月号からのものです。
　まず我々は中国バブルと言いますが、中国政府はバブルと認めていません。
　その理由は高度経済成長にもかかわらず、物価上昇が起こっていないからです。むしろ大卒初任給は下がっているといいます。ただこれは中国ならではの特殊事情があるからと思えます。中国内陸部には、１０億とも言われる潜在的労働市場が眠っており、賃金が上がりにくい土壌があるからです。物価インフレは起きていませんが、明らかに不動産バブルは起きています。２００３年の中国の不動産価格は全国平均４．９％の上昇でした。これは全国平均だからこの数字ですが、経済成長が著しい沿海部では事情が全く違ってきます。１１にのぼる省、市で上昇率は５０％を超え、中には７０％を超える地域まで出て来たと言います。
　この背景には、不動産業者だけでなく、資金力のある大型国有企業までが不動産事業に乗り出している実態があります。例えば中国を代表する医薬品メーカーの「三九企業集団」、中国一のパソコンメーカーの「聯想」などです。そして恐ろしいことにすでに中国の全銀行の不動産関係の不良債権比率は３０〜５０％に達しているとう情報もあるそうです。この銀行の不良債権を減らすためには、国有企業は本業の建て直しをはからなければならないのに、不動産転がしで経営危機をしのごうとしている実態があるそうです。そんな状態で不動産の価格が下落に転じれば、何が起きるかということはバブル崩壊を体験した日本人には火を見るより明らかです。
　中国の業者さえ、不動産バブルがはじけることを感じているといいます。それでも彼らは、「私たちは日本の教訓に学んでいます」と言うそうです。それを聞いた日本の企業関係者は「本当かな」と苦笑いをしているそうです。
　ではそれがいつかということですが、中国の慎重な企業経営者の中では「２００６年危機説」がささやかれているそうです。北京五輪の施設を２００８年までに完成させるには２００６年までに契約をすませ工事に着工しないと間に合わないそうです。逆に言えば２００６年に新規契約がぱったりストップすることになります。オリンピック特需が突然消えてなくなるわけです。そのときバブル崩壊は現実になるのではないかというのです。
　この情報も頭に入れておいた方がよさそうです。

本物（ほんもの）な人達．．．２００５年２月２５日

　副島隆彦氏の講演会に行くとわかりますが、時として興奮して口から泡を吹いて吼える気性の荒さがあります。書籍も舌鋒鋭く、これはと思った相手には、真剣で切り刻むほどの迫力で論破します。読者としては、一刀両断で相手をばっさり切る様は痛快でもあるのですが、時としてそこまで言うかと感じることもあります。
　そういう副島氏のイメージが私の中にあったものですから「日本壊死（副島隆彦、船井幸雄共著、ビジネス社）」を読んだときは意外な感じを受けました。副島氏は船井氏に心酔してしまったらしく、猛獣が借りてきた猫のようになってしまっていたからです（副島氏がこの文章を見たら怒るでしょうが、副島氏がこのホームページを見ることはまずないと思うので書いちゃいましょう）。
　言っちゃ悪いですが、副島氏が相手の論客に敬語を使うこともあるんだと妙に感心してしまいました。「日本壊死」の「まえがき」から副島氏の文章を紹介しましょう。

　・・・（略）・・・
　自分で言うのも何なのですが、私は日本の言論業界で“ケンカ副島”といわれて多くの同業者から敬遠されています。
　・・・（中略）・・・
　こういうけんかい（注：かたく主義を守りとおすこと）な性格のために私は、書店に置かれている本以外では日本社会に受け入れられないままです。そうやって２０年が過ぎました。
　船井先生がそういう私の頑固、牢固な態度を一瞬にして溶解してくださった。この日を限りに私はこれからは言論活動においても、もっと他者に対して思いやりのある穏やかな人間になろうと決めました。
　・・・（中略）・・・
　私のような生来、気性の激しい人間を大きく受け入れて胸を貸し、自由に話をさせてくれる船井幸雄という超能力者に、本当の人間の大きさを感じました。私も早く修行を積んで、船井先生のようにすべての人を優しく受け入れ包み込める人間になりたいと思います。
　・・・（略）・・・

　副島氏のこれまでの言動を知っている人なら、この文章を読んで思わず「副島さん、どうしちゃったのかな。体の具合でも悪いのかな」と言うかもしれません。

　船井幸雄氏は自身の著書でよく「本物（ほんもの）」という言葉をよく使いますが、副島氏も本物で、さらに器の大きい本物の船井氏に出会って心酔したということなのでしょう。副島氏の論が痛快に感じるられるのは、本当の事が書かれているからです。私の見解ですが、マスコミ等で副島氏が敬遠されるのは、あまりにも本当のことを言ってしまうからではないかと思うのです。真実が出るとまずいと思う人が世の中にはいるようです。特に政府当局にとって一般の人々に知ってほしくないことがあります。それを副島氏がずけずけ言うものだから露骨な言論弾圧を加えたりすることもあるようです。
　「学問道場」の「今日のぼやき」を見て下さい。
　税務署が突然副島氏に数千万円払えと言ってきたそうです。内容は訪問者に実際に読んで判断してほしいと思うのですが、私は税務署がこれほど悪質なことをするのかと驚いてしまいました。副島氏は『預金封鎖』『老人税』などの著作で、政府当局が、いかに国民の財産を没収しようとしているか書いてきましたが、それが真実であることを当局自らが認めてしまった結果とも言えます。そうでなければ政府当局が、なりふり構わず副島氏を潰そうとするはずがないからです。

　ところで「日本壊死」ですが、私が感心したことがもう一つあります。
　それは副島氏の日本や世界経済の予測と船井氏の予測がぴったり合ったことです。もう何度も書いてきたことなので、訪問者の方々はご存じだと思いますが、副島氏はアメリカ経済の衰退によるドル暴落（１ドル６０円の超円高）を予測しています。驚いたことに船井氏は、そのタイムテーブルまで予測しているというのです（船井氏によると、このタイムテーブルはまだ完全には出来上がっていないということで未発表です）。私は１ドル１６１円の円安を予測する若林栄四氏と、円高を予測する副島氏の予測に重大な関心を寄せています。政府当局が副島氏を弾圧するという形で、副島氏の主張を事実だと認めたとなると、どうも副島氏の予測に軍配が上がるのではないかと感じはじめています。

クラーラ女史の予知．．．２００５年２月２３日

　もう１０年以上前だったと思いますが、テレビでヨーロッパの霊能力を持つ女性の（名前は忘れましたが）未来予知をする番組がありました。季節は今ごろで、まだプロ野球のペナントレースが始まっていない時期に、その年のセリーグのペナントレースの予想をしていました。
　当時、野村克也氏がヤクルトの監督をしていた時代で、その女性はヤクルトが優勝すると予知したのです。巨人はどうだと聞かれて、その女性は他球団から選手が来て大活躍するが、優勝は出来ないと言っていました。私はペナントレースが終わった時期に、ふとこの番組を思い出して絶句したのです。その年はヤクルトが優勝したからです。そして巨人にやってきた選手は、西武ライオンズから移籍したデーブ大久保選手でした。ペナントレースの前半は、大久保選手が大活躍して巨人を引っ張っていったのですが、後半失速して巨人は優勝出来なかったのです。世の中には、すごい人がいるもんだと感心しました。
　こういったことがあったので一週間ほど前の新聞のテレビ欄に「９２％当たる？大予言」という文字が躍った番組を見つけたときは、これは絶対見なければと思いました。未来予知をする女性はハンガリーのバラート・クラーラという人です。クラーラ女史の行った今年のプロ野球のペナントレースの予知を紹介します。（）内はクラーラ女史のコメントです。

＜セリーグ＞

１位　巨人．．．（今年のチームは若返り。向上する力を感じる）
２位　阪神
３位　広島
４〜６位　中日・ヤクルト・横浜

＜パリーグ＞

１位　ホークス．．．（（王監督の写真を見て）強い力で選手を引っ張る強いエネルギーを感じる）
２位　ロッテ
３位　日ハム
４位　楽天　．．．（チームの力は悪くないが、まだこのチームは経験が足りない）
５位　西武　
６位　オリックス

　クラーラ女史は、日本のプロ野球を全く知らないそうですから、このコメントだけでもすごいなという気がします。日本シリ−ズではホークスが優勝するそうです。
　ちなみに今予選を戦っているワールドカップサッカーですが、クラーラ女史によると、予選突破という表現をしませんでしたが、日本チームは「いっぱい勝つ」そうです。１位通過といかないが、予選リーグＢ組で２位通過というようなニュアンスでした。１位イラン、２位日本ということでしょうか。
　みなさん、結果が当たったら大いに驚きましょう。

ＮＨＫ受信料の不払い運動．．．２００５年２月１５日

　先週末、知り合いの合気道の練習を見学しに行ったのですが、そこでＮＨＫの話を小耳にはさみました。
　ＮＨＫで仕事をしている弁護士の方の雑談を聞いてしまったのですが、今はとにかくＮＨＫの受信料の支払い拒否がすごいんだそうです。ＮＨＫ内部では、本当に危機感を抱いているという話でした。雑談ついでに出た話ですが、一番受信料の支払い率が良いのは、富山県で９５％だそうです。一番悪いのは大阪府で唯一５０％を切っているんだそうです。これは大阪府の経済状態の悪さもあるでしょうが、大阪人の気質もあるような気もします（大阪の人はＮＨＫの受信料さえ値切りそうなイメージがあります）。
　たまたまその日の夜、ＮＨＫ受信料の徴収人の人が我が家に来ました。こちらが聞いてもいないのに、「ＮＨＫの不祥事で、いく先々の方からお叱りいただいてます」と言いだすのです。どうやら相当に人々から小言を言われているようです。多くの人は、徴収する人がＮＨＫの人間だと思い込んでいるようですが、彼らはＮＨＫから受信料の徴収を委託された会社の人間で、さらに成功報酬的な給与体系だと聞いたことがあります。ＮＨＫの人間でないのに、行く先々でＮＨＫへの非難を言われ続けるなんて、なんて気の毒な職業だと同情してしまいます。思わず私は、「ＮＨＫを応援しているから、頑張ってください」と心にもないことを言ってしまいました。

　人々のＮＨＫに対する怒りが、元プロデューサーの横領なら仕方ないと思いますが、朝日新聞との確執なら、非は明らかに朝日新聞側にあります。ＮＨＫ受信料の不払い運動が起きているのに、朝日新聞の不買運動が起きていないのが不思議なところです。

若林栄四氏の言うとおり？？？．．．２００５年２月８日

　為替相場ですが、実に興味深い動きをしています。
　これまで日本の多くの専門家と称する人々は円高を予想してきました。１ドル１００円突破は時間の問題と言う人は多かったという印象があります。逆に悲観論者と言われる人は、１６０円だ、２００円だと相当な円安を主張しています。私としても、今回ばかりはどうもよくわからないと「よろず屋瓦版」に「わからない為替相場」という記事を書きました。

　２月５日、ロンドンで開かれるＧ７（財務相・中央銀行総裁会議）でユーロ高の是正と元切り上げがテーマになるということでアジア通貨高の思惑が広がり、円は１月末に１０２円台になり、瞬間的には１０１円台後半まで買い進まれました。おそらく関係者すべてがいよいよ１００円突破も視野に入ったと思ったに違いありません。私もどうなることかと、固唾を飲んで見ていました。ところがその後じりじりと円は売られ、今日（８日）には、ファンド筋の投機的な売りがあったという話で、１ドル１０５円３８銭まで下げました。

　こうなってくると私は若林氏の「黄金の相場学」（講談社）を思い出さざるをえません。若林氏はちょうどバレンタインデーにあたる２月１４日頃に、円高が終わると予測していました。その頃に１０２円〜１０５円でドルを仕込むとよいという話です。まだ１４日まで１週間ほどあるのでこれから円高に進むこともあるかもしれませんが、どうも流れは若林氏の言ったとおりになってきているように見えます。２月始めにＧ７が開かれたため、２月１４日前後に起こるはずの直近の円高が、１月末の１０２円台に現れたと考えることが出来るからです。

　慎重な人は、まだ結論を出すのは早いと思われるかもしれません。私も、もう少し様子を見ていこうと思いますが、参考までに若林氏の予測を紹介します。

・２００６年に１ドルは１６１円。

・１ユーロは１．１５ドル台を底に２０１０年には１．７５ドルに暴騰する。

・２００５年１１月頃に、１ユーロが１２０円〜１２５円の水準をつけ、その後ユーロ高となる（現在１ユーロは１３５円前後）。

　金投資をされている方には常識ですが、金はドルの為替相場と密接な関係があります。
　安全な投資先として知られる金ですが、ドルがユーロに対して安くなると避難先として金が買われます。逆にドルがユーロに対して高くなると金は売られます。つまり金はドル相場と完全な逆相関の関係にあります。去年の暮れにドルがユーロに対して一貫して安くなる流れが変わりました。去年の暮れ、ドルがユーロに対して高くなると、それまで１オンス４５０ドル台だった金は一気に４１０ドル台まで下落しました。同様に円ベースで１ｇ１５２０円台だった金は１３９０円台まで一気に１００円以上下がりました。
　若林氏の言うことが当たるなら、直近で絶好の金の買い場が訪れるかもしれません。１ユーロ１．１５ドル（現在は１．２８ドル前後）までユーロが下落するというのですから、その時が金がドルベースが直近で一番安くなっているときだと考えられます。当然ながらドル高ですから円安となるので、円ベースでは金は安くなる流れと高くなる流れがぶつかり、あまり動いていないかもしれません。
　ですが私は、その時が金を買うタイミングと予測し、虎視眈々と（ハイエナのように）狙おうと考えています。

オーラ（？）写真体験記．．．２００５年２月５日

　２月４日にオーラ写真なるものを撮ってきました。
　もちろん前回の「お知らせ」欄に書いたように、精神世界で語られるオーラではなく、フォト・モンタージュと言われたものだと思います。写真を撮る際に両手を電極に付けて撮ったので、皮膚抵抗の測定によって、オーラのような模様を作り上げたものだと思います。

　これを詐欺という言い方も出来るでしょうが、私自身はそう決め付けないほうがいいのではないかと思います。オーラ自体が現在研究途上の分野で、科学的な厳密な定義が出来ていない状況です。それゆえオーラではないと科学的に断定するのが難しいからです。こういったオーラ写真を撮る側の人も、本当のオーラではないと知っていてもオーラという言葉を使わないと人々の注目を集められないので仕方なく使っているのだと思います。

　ではその結果ですが、実に興味深いものでした。
　皮膚抵抗は感情によって左右されるということですが、私のフォトモンタージュは見事に現在の私を表現していたのです。私の色は赤で、現在新しい分野を開拓中で、もがいて苦しんでいる状態が表されていました。生真面目な性格で休むことをしないため、体にストレスと疲労が溜まっていると指摘されましたが、まさしくそのとおりでした。フォトモンタージュだけでなくチャクラの状態も示されましたが（本当にチャクラがどうかは別にして）、第１，２，３（特に第３）のチャクラの状態が良くないと言われました。これはスポーツを止めてしまったため、体力が落ちていることと、疲労の蓄積で内臓系統が弱くなっていることを見事に示していました。あるいは前日の酒の量が多すぎたのが表現されたのかもしれません。

　結局のところ、フォトモンタージュはなかなか使えるという印象でした。
　私が訪れたヒムカ・コーポレーションは１０年もやっているということで、単なる詐欺ならとうの昔に消えてなくなっていたでしょう。芸能人もよく訪れるという話でしたが、なかなか的確に現在の自分の状態がわかるので、結構重宝している人もいるかもしれません。
　以前紹介したように４０００円、８０００円、１３０００円コースがありますが、今回私が受けたのは８０００円コースです（これだと（本物のチャクラかどうかは別にして）チャクラ云々という話が聞けます）。オーラ写真ではなく、フォトモンタージュであると割り切れば、街で３０００円で手相占いを受けるよりはお勧めかな、と思った次第です。

詐欺が横行するオーラ写真．．．２００５年１月３１日

　前回の「お知らせ」欄に書いたオーラ写真ですが、訪問者の方（この方は、私が参加したゲリーさんや光虔さんのＷＳに一緒に参加された方だそうです）がオーラ写真には、詐欺が横行しているという情報をメールして下さいました。
　以下、その部分を抜粋させていただきます。


　オーラ・カメラと言われているもののほとんどには、オーラのイルージョンを創造するため、フォト・モンタージュというトリックが使用されています。

　このようなカメラは中に光源があり、フィルムを直接照射しています。カメラの中の光は皮膚抵抗の簡単な測定によってコントロールされています。我々の皮膚抵抗は感情の状態と関係していますが、（皮膚抵抗の測定による嘘発見器は６０年以上使われてきました。）オーラのバイブレーションとは関連がありません。

　残念なことにほとんどの詐欺師はそれをキルリアン写真と言っていますが、そのような写真はキルリアン効果とは何も関係がないのです。（Ｔｏｍ　Ｊ．Ｃｈａｌｋｏ　　メルボルン大学）

　普通のオーラ・カメラでは、電極に指をふれると、カメラの前に座らず、カメラを黒いスクリーンに向けて撮影しても、オーラが映るそうなのです。オーラは身体の周りにあるはずなのになんだかおかしいですよね。

　オーラの一部を見ることが出来るのは、現在ではキルリアン・テクノロジーのみだそうです。

　でも、そのキルリアン写真でさえも、オーラの本当の色を写すことができないのだそう・・・３色のフィルム（ＲＧＢ−３原色、又はＣＭＹＫ−シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック、青緑色、赤紫色、黄色、黒色）は光のスペクトラムの情報を記録できないのだそうです。

情報元はこちらです。
http://plaza.rakuten.co.jp/wonderlandoz/diary/200408260000/


　前回紹介したヒムカコーポレーションから送られてきたオーラ写真のサンプルには、色が写っていたので、どうも詐欺っぽいようです。
　だからといって私が止めるかというと、止めないです。
　詐欺なら詐欺であることを、これで確認できるなら安いものだと思っています。

オーラ写真．．．２００５年１月２８日

月刊誌アネモネの２月号にオーラが特集されています。
　その２１ページにオーラ写真を撮ってくれて、解析してくれる会社が載っています。
　料金は、

・オーラ写真と解析書２ページコース．．．４０００円
・オーラ写真と解析書４ページコース．．．８０００円
・オーラ写真と解析書１５ページコース．．１３０００円

　とお手頃です。さっそく申し込んだら写真と解析書のサンプルが送られてきました。肖像権の問題があると思うので、ここではお見せできませんが、見事にオーラ（らしきもの）が写っています。これは楽しみです。
　雑誌に宣伝が載ったために混んでいるらしく、私の診断は１週間程先になりました。面白い結果が出たら、報告します。
　訪問者の方で興味のある方もおられるかもしれないので連絡先を記します。

　ヒムカコーポレーション
　東京都世田谷区瀬田　１−２３−７−２０１
　Ｔｅｌ：０３−３７０７−９７３７　　Ｆａｘ：０３−３７０７−９７３８

http://www.himuka.tv/index.html

ガセネタ！．．．２００５年１月２６日

　１月１７日付けの「お知らせ」欄に書いた、「聞いてないよお〜」の記事ですが、ガセネタだったようです。
　１月２５日付け、日経ネット版の記事です。


米戦費、800億ドル追加へ・イラク負担一段と鮮明に

　【ワシントン＝森安健】ブッシュ米大統領は早ければ25日にも、イラク・アフガニスタン両国での軍事展開を維持するため800億ドル（約8兆2000億円）規模の補正予算を連邦議会に要求する。一方、米陸軍幹部は24日、イラク駐留米軍の大部分を占める陸軍を今後2年間は現行の12万人から縮小しない見通しを明らかにした。イラクの負担が資金、人材両面で改めて鮮明になった。


　私がよく引用させていただく副島隆彦さんは、このまま米軍はイラクから撤退すると言っています。それとは逆に増田俊男さんは、これからさらに米軍は中東で戦争を拡大し、中東の石油の支配と石油のドル決済を磐石なものにしようとするだろうと言っています。
　ブッシュの大統領就任演説にみられたように、今後もアメリカはイランや北朝鮮などをターゲットに戦火を拡大することを仄めかしています。私の見方は増田さんと同じく、アメリカは中東でさらに戦争を起こすと見ていますが、結果が増田さんと異なり、けっしてアメリカの思惑通りに事は運ばないだろうと思っているわけです。
　そしてアメリカが中東で戦争を引き越すのは、今年（２００５年）中ではなく、来年か再来年になるだろうと思っていました。それゆえいったん米軍がイラクから撤退する可能性もあると見ていました。そこである筋から、米軍撤退の可能性があるという情報が入ったので、ここで紹介したわけです。
　ですが、上記のニュースが示すように、イラクの総選挙後に米軍が半年から１年の早期の撤退を発表することはないことがはっきりしました。

　イラク戦争開始時に米軍は兵士２０万人規模で攻撃を開始しました。現時点で１５万人規模がイラク国内に展開しています。今後２年間は陸軍だけで１２万人規模を維持するということですから、米軍はいつでもイランやシリアを攻撃できる体制を維持することになります。

増田俊男氏の講演会から２００５年１月２４日

　１月２２日、東京九段下で行われた増田俊男さんの講演会へ行ってきました。
　本来ならその講演内容を記事として紹介しようと思っていたのですが、増田さんの最新刊の本の内容を越える情報はなかったので止めることにします。本に書いてない最新の情報があるかもしれないと期待するから、わざわざ足を運んで講演会に出席するわけで、今回はがっかりでした。
　それでもここでは、私が講演会で印象に残った中国に関する話を一つ紹介したいと思います。現在の中国の最高権力者は胡錦濤（こきんとう）ですが、完全に権力を握っているわけではないそうです。肝心の軍部を掌握していないからです。軍部は前の最高権力者である江沢民（こうたくみん）の傘下にあり、江沢民の子飼いが軍を掌握しているそうです。
　中国は権力国家です。
　ソ連もそうだったし、北朝鮮もそうですが共産主義国家の宿命でしょうか、権力は権力闘争に勝ったものが掌握し、必ず独裁国家になってきました。権力闘争を勝ち上がったものはその権力を１００％完全なものにしようとします。胡錦濤は必ず軍部を掌握しようとするというのです。軍部を掌握するには戦争を起こすのが一番いいわけで、そのための手段こそ中台戦争だというのです。
　実はここが大事なところですが、中国は日本の国会にあたる人民大会議で、台湾併合を決議しているそうです。その内容は驚くべきもので、台湾を併合するのに武力を用いることも容認されており、時期こそ明記していませんが「そう遠くない将来」とわざわざ但し書きまで付いているそうです。中国は台湾を国として認めていませんから、宣戦布告になりませんが、これが国同士なら明らかな宣戦布告です。アメリカでは大統領が署名していませんが、議会で武力侵略があった場合、台湾を守る法律が成立しています。それゆえ、中国軍が台湾を攻撃する事態になったら台湾海峡を挟んで中国軍と台湾とアメリカの連合軍との激突が起こるのは必定です。
　さてその時期ですが、増田さんは２０１０年の上海万博の後の中国バブルの崩壊がきっかけになると言っています。それゆえ２０１２年頃だと読んでいるのですが、果たしてそうなるでしょうか。日本の多くの経済ジャーナリストやアナリストと称する人々は、中国バブルの崩壊を言いますが、ほとんど全部といっていいくらい２００８年の北京オリンピックの後や、上海万博の後だと言っています。オリンピックや万博による特需が、バブル崩壊を先延ばしにするとみているわけです。
　私はこの意見は相当に怪しいと睨んでいます。
　私が尊敬する投資家ジム・ロジャースさんは中国バブルの崩壊を、ずばり今年（２００５年）ではないかと言っています。評論家や学者の机上の空論ではなく、現役の凄腕の相場師である人の意見は重要だと思うのです。バブル崩壊が中台紛争の引き金になることは、充分に考えられます。
　朝鮮半島だけでなく、こちらも注意する必要がありそうです。

裏が表に出る年．．．．．．２００５年１月２０日

　このところ、安倍晋三幹事長代理と中川昭一経済産業相が４年前のＮＨＫの番組に政治的な圧力をかけたのか、かけなかったのかというニュースがさかんに報道されています。
　私の単純な感想は、朝日新聞のあまりの稚拙ぶりに呆れているというところです。
　政治家をスキャンダルで失脚させようという意図はよくわかりますが、やり方が見え見えで、誰が見てもバレバレです。人を罠に嵌めるなら、もう少しきちんと下調べをしてボロがでないように工作すべきなのに、本当に頭が悪いとしかいいようがありません。記事が出てすぐに、中川議員が問題のＮＨＫの番組が放映される前にＮＨＫ幹部と会っていないことが判明してしまいました。これで番組改変の政治的圧力などという主張は、霧散霧消してしまいました。あっという間に馬脚を表してしまったわけです。
　朝日系列は、マスコミの中でも特に悪質ですが、おそらく昔はもう少し巧妙で、ばれないように上手く煙幕を張っていたと思います。朝日新聞の幹部は猛省が必要でしょう。さらに醜悪なのは、真実が明るみに出ても決してそれを認めない傲慢な態度です。横田めぐみさんの遺骨問題で、偽物と判定されたにもかかわらず、それを認めないばかりか逆に日本に脅しをかけてきた北朝鮮の態度とそっくりです。北朝鮮と朝日新聞は同じ体質のようです。

　ただこういうふうに裏に隠れていたものが表に現れてくるというのが時代の方向性だという意見もあります。アカシック・リーダーの光虔（こうけん）さんのＷＳ（ワークショップ）に参加したのですが、２００５年は、臭いものに蓋をする時代の終わりの始まりの年だと言っていました。裏に隠していたものが表に出てきて、良いものは良い、悪いものは悪いという当たり前のことがやっと始まるのだそうです。
　光虔さんによると今年は、実像と虚像があるような政治家や有名人のスキャンダルがたくさん表に出てくるそうです。そしてこれまで裏に隠されていたことが、きちんと批判されるようになるそうです。そうだとすると今回の朝日新聞の醜悪さの露呈は、この始まりの象徴と考えれば合点がいきます。

聞いてないよお〜．．．２００５年１月１７日

　情報源は明かせませんが、ちょっと驚くような情報が入ったのでお知らせします。
　１月下旬か２月上旬にイラクで選挙が行われる予定ですが、仮に選挙が実施され、正式なイラク政府が樹立されたのちに、アメリカ軍が電撃的に撤退を宣言する可能性があるそうです。
　ブッシュがイラク駐留のアメリカ軍を今後半年、あるいは１年以内に撤退を完了すると、突然発表する事態になったら、真っ青になる国があります。日本です。先月、野党や国民世論の反対を押し切る形で、小泉政権は自衛隊のイラク駐留を１年延長しました。かりにそうなったら小泉首相は、なんと弁明するでしょうか。コメディアンのように、
　「聞いてないよお〜」
　と人前で言うはずもありませんが、内心そう叫ぶでしょう。注目です。

　もちろんこれは可能性にすぎませんが、私はありうる話だと思っています。
　「よろず屋瓦版」の「わからない為替相場」に書いたように、アメリカがイラクを侵略した背景には、ドルとユーロの通貨戦争があったという増田俊男氏の意見に賛成だからです。アメリカがイラクの石油をドル決済で行うように、イラク政府を陰でコントロールできれば、イラク国内の治安などアメリカの知ったことではないからです。それゆえアメリカ軍がイラクから撤退したからといって、アメリカが中東に関与しなくなると考えてはいません。来年か再来年かはわかりませんが、中東で戦乱が起こる可能性は高いと考えています。

キッシンジャー博士、２００５年予測．．．２００５年１月１０日

　１月９日、テレビ東京の「日高義樹ワシントン・リポート」という番組でアメリカの元国務長官ヘンリー・キッシンジャー氏のインタビューが放送されました。この企画は毎年恒例になっていて、その年の始めにキッシンジャー氏が１０の予測を披露するというものです。私はこの年に一回のキッシンジャー氏の予測を大変楽しみにしています。というのも恐ろしいほどの確率で当たってきたからです。
　キッシンジャー氏の予測を「予測」ではなくて「予定」だと言う人もいます。私はその理由を私なりに持っていますが、その話はさておきキッシンジャー氏が、現在でもアメリカの政策立案に多大な影響力を持っていることは知る人ぞ知る話です。
　では番組で紹介された１０の予測です。

１）イラクの政府がつくられ、ゲリラの戦いが減るが、最終的な解決には至らない。

２）イランに対するアメリカの軍事侵攻はない。

３）北朝鮮の核兵器問題は解決に向かって大きく進む。

４）中国は経済的に拡大を続け、政治的にも安定する。

５）プーチン大統領は厳しい批判にさらされる。

６）ドルは危機が起きないかたちで新しいレベルで安定するだろう。

７）アメリカとヨーロッパの関係は修復される。

８）日本経済は今年も順調だろう。

９）日本はアメリカと同盟体制をとりながら軍事的な独立に向かう。

１０）世界には今年、多くの変化があるが、私は楽観している。

　注意しなければならないことは、これらはあくまでも２００５年の予測だということです。たとえば２）は少なくとも今年中に、アメリカがイランに軍事侵攻する予定はないと言っているだけです。２００６年以降の話ではないのです。３）も同様です。
　６）に関しては補足説明が必要です。
　番組では、キッシンジャー氏はドルは徐々に下落してある一定のレベルで落ち着くだろうと言っています。それゆえドルの大暴落のような危機は起きないと言っているだけで、ドルは下落すると言っているのです。原因はアメリカの膨大な財政と経常赤字によると言っています。この辺は経済エコノミストの説明と同じですが、注意しなければならないのは、どの通貨に対して下落すると言っていないのです。おそらくユーロを想定しての発言であり、円ではないことに注目したいと思っています。
　実は今私の最大の関心事は、今年の為替相場の動向です。
　２００４年まではドルは独歩安でした。相場は常に一方方向だけに流れるものでなく、かならず揺り返しがあります。今年もアメリカ経済は順調な回復基調にあり、一時的なドルの戻しがあるのではないかとみています。ですが全体の基調は、ドル安に変わりはなく、ドルの戻しも一時的でユーロ高は変わらないとみています。ただし問題は円ドル相場です。私はこれまで、ドル安はこれからも続くとみて円高と言ってきました。ただ長期的スパンでは、ドルの下落と供に円も下落し、円ドル相場では円安の可能性もあるかもしれないと思い始めています。
　為替相場は、資産運用の面で多大な影響があるので、これからも情報が入ってきたら紹介したいと思います。

ハサン・シャーリニー氏の預言．．．２００５年１月６日

　ネットで偶然、齊藤力二朗という人がチュニジアの占星術師ハサン・シャーリニー氏の２００５年の預言を紹介しているページを見付けました。

http://www.asyura2.com/0411/war64/msg/995.html

　このハサン・シャーリニーという人は有名な人らしく、ダイアナ妃やアラファト議長の死亡、９．１１なども預言した人なんだそうです。
　以前このホームページでゲリー・ボーネルさんのブッシュ米大統領が執務中に暗殺されるという預言を紹介しましたが、全く同じなのでちょっと驚きました。
　以下、その内容を紹介します。

１）来年後半にブッシュ大統領が暗殺される。
２）パレスチナ自治政府の議長選挙で、当選確実とされるアッバースＰＬＯ議長が暗殺される。
３）ラビン・イスラエル首相が退陣する。
４）サダム・フセイン、前イラク大統領は裁判前に死去する。
５）ローマ法王ヨハネ・パウロ二世が死去する。
６）英国で、特にロンドンを狙った事件が起こる。
７）アメリカのある都市で一大テロ事件が起きる。

　気になるのは３）です。「ラビン・イスラエル首相が退陣する。」とありますが、現在のイスラエル首相はシャロンという人物です。ラビンは元イスラエル首相で１９９５年に暗殺されています。齊藤力二朗氏のミスなのかハサン・シャーリニー氏のミスなのかわかりませんが、こういった基本的な間違いを見ると預言の内容も疑わしく思えてきます。
　ご参考までに。

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